JP2568283B2 - 外壁パネルの取付構造 - Google Patents

外壁パネルの取付構造

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JP2568283B2 JP1333446A JP33344689A JP2568283B2 JP 2568283 B2 JP2568283 B2 JP 2568283B2 JP 1333446 A JP1333446 A JP 1333446A JP 33344689 A JP33344689 A JP 33344689A JP 2568283 B2 JP2568283 B2 JP 2568283B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、住宅建築やその他の鉄骨骨組構造物におい
てALC(軽量気泡コンクリート)板等の外壁パネルを建
物の梁や柱等の躯体に取付ける構造に関する。
〔背景技術〕
従来より、工業化住宅等の外壁材としてALC板等の外
壁パネルが利用されている。この外壁パネルは、建物の
躯体に直接固定されず、第6図に示すような第1のアン
グル材62および第2のアングル材63を介して躯体に取付
けられる。
すなわち、外壁パネル60の下部を建物の躯体であるH
型梁64に取付けるにあたっては、H型梁64に断面L字形
の第1のアングル材62をボルト止し、この第1のアング
ル材62を、外壁パネル60に埋設されたナット66およびボ
ルト67でパネル60の裏面に固定された挟み金物68と外壁
パネル60とで挟持してさらに適宜溶接していた。
一方、外壁パネル60の上部をH型梁64に取付けるにあ
たっては、H型梁64に断面L字形の第2のアングル材63
をボルト止めし、このアングル材63を外壁パネル60の裏
面にボルト止めされた挟み金物70と外壁パネル60とで挟
持していた。
従って、外壁パネル60は、各アングル材62,63を介し
てH型梁64に取付けられる構造となっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、建物の大きさが変わると構造耐力の関係か
らH型梁64の高さ寸法が変わるため、H型梁64に対する
外壁パネル60の取付高さ位置を変える必要があった。
しかしながら、前述の取付構造では、H型梁64に対す
る外壁パネル60の取付け高さ位置が変わった場合に容易
に対応できないという問題があった。
すなわち、H型梁64に対する外壁パネル60の取付高さ
位置が変わった場合には、その高さ位置に応じた高さ寸
法の各アングル材62,63を用いるか、あるいは外壁パネ
ル60のナット66の埋設位置を変える必要があるが、寸法
の異なる複数種類のアングル材62,63を準備すること
は、部品点数が多くなってその生産コスト等が高くなる
とともに、各高さ寸法に応じて各部材を選択する手間が
増えて作業が煩雑になるという問題がある。
また、ナット66の埋設位置を変える場合にも、ナット
66の埋設位置が異なる複数種類の外壁パネル60を準備す
る必要があり、複数種類のアングル材62,63を準備する
場合と同様に生産コスト等が高くなりかつ作業も煩雑と
なるという問題がある。
さらに、建物の柱等に外壁パネルを取付ける際に、躯
体に対する外壁パネルの水平方向の取付位置が変わった
場合にも同様の問題がある。
本発明の目的は、建物の躯体に対する外壁パネルの取
付位置が異なる種々の納まりにおいても、躯体に外壁パ
ネルを容易かつ確実に取付けることができ、コストも低
い外壁パネルの取付構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の外壁パネルの取付構造は、建物の躯体に固定
された取付部材を介して前記躯体に取付けられる外壁パ
ネルの取付構造であって、前記外壁パネルの裏面に固定
されかつ長尺とされたフレームと、このフレーム内に設
けられかつフレームに沿って移動可能とされた連結部材
と、この連結部材に前記取付部材およびフレームを介し
て螺合されて取付部材およびフレームを圧着するボルト
とを備えるとともに、このボルトの先端は前記フレーム
に対してフレームの長手方向に沿った複数の箇所に係止
可能に構成され、前記フレームの前記取付部材の位置に
応じた箇所に係止されていることを特徴とする。
〔作用〕
本発明では、外壁パネルの裏面にフレームを固定し、
このフレームに沿って移動される連結部材およびこの連
結部材に螺合されるボルトで、前記フレームと躯体に固
定された取付部材とを圧着して外壁パネルを躯体に取付
けているため、躯体に対する外壁パネルの取付位置が変
化しても、外壁パネルは連結部材を移動させることで躯
体に取付けられる。
このため、躯体に対する外壁パネルの取付位置の変化
に応じて複数種類の取付部材等を準備する必要がないた
めコストが低減され、また、取付部材を選択する作業等
も不要となって取付作業が容易となる。
また、ボルトの先端は、前記フレームの長手方向に沿
った複数の箇所に係止可能に構成されて前記取付部材の
位置に応じた箇所で前記フレームに係止されているた
め、外壁パネルの取付位置が変化してもボルトの先端は
フレームに確実に係止され、取付部材とフレームとの圧
着位置がずれることがなく、外壁パネルは躯体に対して
所定位置に確実に取付けられる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、建物の躯体であるH型梁1の上
下両フランジには、第1のアングル材4および第2のア
ングル材6がそれぞれボルト止めされている。この各ア
ングル材4,6により取付部材が構成される。
一方、第2図にも示すように、外壁パネル10の裏面の
10Aには、上下方向に長尺とされた断面C字形の2本の
フレーム11が、外壁パネル10に予め埋設されたナット12
およびボルト13により互いに平行となるように固定され
ている。
この各フレーム11の内面には、第3図に示すように、
ボルト13が挿通される孔14がフレーム11の上下両端部に
それぞれ形成されるとともに、かかり穴15が上下方向に
所定間隔をおいて複数形成されている。
フレーム11内には、第4図にも示すように、フレーム
11に沿って上下方向に移動可能とされた連結部材20が設
けられている。この連結部材20は、雌ねじ21が形成され
た本体部20Aと、本体部20Aの両端に連続しかつH型梁1
に向かって傾斜するように折曲された傾斜部20Bと、傾
斜部20Bに連続しかつ本体部20Aに平行となるように折曲
されてフレーム11のH型梁1側の内面に圧着する圧着部
20Cとを備えている。
この連結部材20の雌ねじ21には、第1図および第5図
にも示すように、各アングル材4,6側からアングル材4,6
に設けられた孔22を挿通されたボルト23が螺合される。
従って、ボルト23を締付けることで、各アングル材4,6
とフレーム11とはは連結部材20およびボルト23で挟持さ
れて圧着され、このフレーム11、アングル材4,6を介し
て外壁パネル10はH型梁1に取付けられる。
また、ボルト23の先端には円錐状の突起24が形成され
ており、この突起24はフレーム11のかかり穴15内に嵌挿
されて、圧着位置がずれないように係止されている。
次に、このような構成の本実施例における外壁パネル
10の取付手順について説明する。
まず、H型梁1にアングル材4,6をボルト止めする。
一方、外壁パネル10には、工場等で予めフレーム11をボ
ルト止めしておく。
次いで、外壁パネル10を所定の高さ位置に設置し、ア
ングル4,6の孔22の位置に合わせて連結部材20を移動
し、この連結部材20の雌ねじ21にアングル材4,6の孔22
を介してボルト23を螺合して締付ける。このボルト23の
締付けによりフレーム11とアングル材4,6が圧着されて
外壁パネル10はH型梁1に取付けられる。
また、ボルト23の先端の突起24が、フレーム11にその
長手方向に沿って複数形成されたかかり穴15のうちのア
ングル材4の位置に応じたかかり穴15に係止され、外壁
パネル10はH型梁1に対して位置ずれすることなく確実
に取付けられる。
このような構成の本実施例によれば、次のような効果
がある。
すなわち、外壁パネル10の裏面10Aに固定されたフレ
ーム11とアングル材4,6とを、フレーム11に沿って移動
可能な連結部材20およびこの連結部材20に螺合されるボ
ルト23を用いて圧着することで外壁パネル10をH型梁1
に取付けているので、H型梁1に対する外壁パネル10の
取付高さ位置が変化しても連結部材20を適宜移動させる
ことで容易かつ確実に外壁パネル10を取付けることがで
きる。
また、ボルト23の突起24がフレーム11に形成されたか
かり穴15に係止されるため、アングル材4,6に対してフ
レーム11の位置がずれることがなく、よってH型梁1に
対する外壁パネル10の取付けを位置ずれすることなく確
実に行うことができる。特に、H型梁1の高さ寸法は数
種類に規格化されており、外壁パネル10の取付高さ位置
も通常は一定寸法で変化するため、かかり穴15をフレー
ム11の長手方向に沿って所定間隔で複数形成しておけ
ば、外壁パネル10の取付高さ位置が変化してもボルト23
の突起24を確実にかかり穴15に係止できて外壁パネル10
の位置ずれを防止することができる。
さらに、外壁パネル10はフレーム11を介してアングル
材4,6に圧着されるため、フレーム11を固定するための
ナット12の埋設位置をH型梁1に対する外壁パネル10の
取付高さ位置に応じて変更する必要がなく、ナット12の
埋設位置が規格化された外壁パネル10を利用できるた
め、その生産コストを低減できる。
また、H型梁1に対する外壁パネル10の取付高さ位置
が変化しても、アングル材4,6は同一のものを使用して
いるので、その生産コストを低減できる。
さらに、連結部材20は、本体部20Aと圧着部20Cとを傾
斜部20Bで接続した形状とされており、ボルト13を締付
けた際に各部間の折曲部分等に生じる弾性力によりフレ
ーム11およびアングル材4,6をより強固に圧着すること
ができ、外壁パネル10の取付けをより確実に行える。
なお、本発明は前記実施例の構成等に限らず、本発明
の目的を達成できる範囲の変形は本発明に含まれるもの
である。
例えば、前記実施例では、フレーム11を上下方向に配
置してH型梁1に対する外壁パネル10の取付高さ位置の
変化に対応していたが、柱に外壁パネル10を取付ける際
などに、フレーム11の水平方向に配置して躯体に対する
外壁パネル10の水平方向の取付位置の変化に対応可能と
してもよい。
また、前記実施例では、ボルト23の突起24をフレーム
11のかかり穴15に係止させて外壁パネル10の位置ずれを
防止していたが、ボルト23の突起24は円錐状とされてい
るので、突起24をフレーム11に直接圧接することでもボ
ルト23を係止することができる。さらに、ボルト23を係
止する構成としては、フレーム11にボルト23を係止する
係止部材を設けてもよい。要するに、ボルト23を係止す
る構成は、ボルト23の先端をフレーム11の長手方向に沿
った複数箇所でフレーム11に係止可能なものであればよ
く、その構成は実施にあたって適宜設定すればよい。
さらに、連結部材20としては、前記実施例のものに限
らず、平板状のものやナットを用いたものでもよい。但
し、前記実施例の連結部材20を用いれば、前述したよう
に弾性力によりフレーム11とアングル材4,6との圧着を
より強固にできるという利点がある。
また、外壁パネル10が取付けられる躯体としては、H
型梁1に限らずC型梁等でもよく、さらには柱等でもよ
い。また、外壁パネル10を躯体に取付ける取付部材とし
ては、アングル材4,6で構成されるものに限らず、断面
L字形かつ短尺とされたファスナー等の様々な形状のも
のが利用できる。
〔発明の効果〕
前述のような本発明によれば、建物の躯体に対する外
壁パネルの取付位置が異なる種々の納まりにおいても、
躯体に外壁パネルを容易かつ確実に取付けることがで
き、コストも低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の一実施例を示す図で、第1図
は全体構成を示す縦断面図、第2図は外壁パネルおよび
フレームを示す斜視図、第3図はフレームを示す正面
図、第4図はフレームおよびアングル材の取付構造を示
す分解斜視図、第5図は第1図のV−V線に沿った平断
面図、第6図は従来例を示す縦断面図である。 1……躯体であるH型梁、4……第1のアングル材、6
……第2のアングル材、10……外壁パネル、11……フレ
ーム、15……かかり穴、20……連結部材、21…雌ねじ、
23……ボルト、24……突起。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の躯体に固定された取付部材を介して
    前記躯体に取付けられる外壁パネルの取付構造であっ
    て、 前記外壁パネルの裏面に固定されかつ長尺とされたフレ
    ームと、このフレーム内に設けられかつフレームに沿っ
    て移動可能とされた連結部材と、この連結部材に前記取
    付部材およびフレームを介して螺合されて取付部材およ
    びフレームを圧着するボルトとを備えるとともに、この
    ボルトの先端は前記フレームに対してフレームの長手方
    向に沿った複数箇所に係止可能に構成され、前記フレー
    ムの前記取付部材の位置に応じた箇所に係止されている
    ことを特徴とする外壁パネルの取付構造。
JP1333446A 1989-12-22 1989-12-22 外壁パネルの取付構造 Expired - Lifetime JP2568283B2 (ja)

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