JP2523104Y2 - 帯鋸刃案内装置 - Google Patents

帯鋸刃案内装置

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JP2523104Y2
JP2523104Y2 JP1993043571U JP4357193U JP2523104Y2 JP 2523104 Y2 JP2523104 Y2 JP 2523104Y2 JP 1993043571 U JP1993043571 U JP 1993043571U JP 4357193 U JP4357193 U JP 4357193U JP 2523104 Y2 JP2523104 Y2 JP 2523104Y2
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guide
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建次 大西
五十巳 鷲尾
孝治 中野
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Amada Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は帯鋸盤における帯鋸刃を
垂直姿勢の状態で案内すると共に帯鋸刃の振動を防止す
るための挟持する力を調整可能にした帯鋸刃案内装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、帯鋸盤に使用される帯鋸刃は、弾
性のある薄い多刃工具であるために、振動が発生しやす
く、特にステンレス鋼などの難削材の切断中には、高い
振動音をともなうことがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記の切削
騒音を防ぐために、帯鋸盤本体の鋼性アップあるいは制
振材を使用したり、また、部分的な防音、吸音カバーを
取り付けたり、さらには不等ピッチ鋸刃の使用や振動切
削などの不連続負荷切削を行なうなどして対策を講じて
いる。しかしながら、依然として切削騒音、特に中、高
周波の騒音を防ぐ対策が講じられず課題として顕在して
いる。
【0004】なお、本考案に係る先行例として、例えば
実開昭59−136224号があるが、先行例において
は、帯鋸刃を挾持する挾持力の調整を行なうことができ
ないという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、本考案は、帯鋸盤において切削領域の両側方
に位置する各ガイドアームに、帯鋸刃の一側面に接触し
て帯鋸刃の垂直姿勢保持作用を行う第1のガイド部材と
帯鋸刃の一側面に接触して振動防止作用を行う第2のガ
イド部材とを帯鋸刃の走行方向に離隔して設け、上記第
1のガイド部材の方向へ帯鋸刃を押圧挟持自在の第3の
ガイド部材を設けると共に前記第2のガイド部材の方向
へ帯鋸刃を押圧挟持自在の第4のガイド部材を偏心軸を
介して設け、上記第3のガイド部材を押圧作動するため
の流体圧シリンダと前記偏心軸を回動せしめて前記第4
のガイド部材を押圧作動するための流体圧シリンダとを
同時に作動するように共通の供給弁に接続してなるもの
である。
【0006】
【作用】前記構成により、帯鋸刃が垂直姿勢を保持する
ように第1、第3のガイド部材によって帯鋸刃を挟持案
内することにより垂直姿勢に保持され、かつ第2、第4
のガイド部材によって垂直姿勢の帯鋸刃を挟持すること
により、帯鋸刃の振動を効果的に抑制することができる
ものである。
【0007】また、前記構成によれば、第1、第3のガ
イド部材による帯鋸刃の挟持力と第2、第4のガイド部
材による帯鋸刃の挟持力を同時に調節することが可能で
ある。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0009】図1を参照するに、例示した横型帯鋸盤1
は箱状のベース3とカッティングヘッド5とより構成し
てあり、カッティングヘッド5は水平なヒンジピン7を
介してベース3に昇降自在に枢支されている。
【0010】前記したベース3の上部には被切削材Wを
載置自在のワークテーブル9が備えられており、このワ
ークテーブル9には被切削材Wを挟持固定自在の固定ジ
ョー11f と可動ジョー11m とを備えてなるバイス装
置11が設けられている。
【0011】前記カッティングヘッド5は両側に離隔し
てハウジング部13,15を備えており、各ハウジング
部13,15は上部にコントロールボックス19を備え
たビーム部材17によって連結されている。
【0012】カッティングヘッド5の上記ハウジング部
13,15には駆動ホイール21,従動ホイール23が
それぞれ軸25,27を介して内装されており、駆動ホ
イール21と従動ホイール23にはカッティングブレー
ドとしてのエンドレス状の帯鋸刃29が掛回してある。
【0013】したがって駆動ホイール21の駆動によっ
て帯鋸刃29は被切削材Wを切削すべく走行駆動される
ものである。
【0014】前記帯鋸刃29は、帯鋸刃29が被切削材
Wを切削する切削領域において、対をなす固定ガイドア
ーム31と可動ガイドアーム33の下端部に設けたそれ
ぞれの帯鋸刃案内装置35,37の部分において歯先部
が垂直下方に向くように挟持案内支持されている。
【0015】上記固定ガイドアーム31および可動ガイ
ドアーム33は前記ビーム部材17に固定した案内部材
39に装着してある。
【0016】上記固定ガイドアーム31は案内部材39
に固定的に取付けてあり、可動ガイドアーム33は被切
削材Wの大きさに対応すべく位置調節自在に取りつけて
ある。
【0017】また前記カッティングヘッド5は、ピスト
ンロッド43を備えた昇降用シリンダ41によってヒン
ジピン7を中心として昇降回動するように構成してあ
り、この昇降用シリンダ41の作用によって被切削材W
に対する帯鋸刃29の切り込みや上昇離反を制御し得る
ものである。
【0018】すなわち、上記構成のごとき公知の横型帯
鋸盤1(切断装置)においては、昇降用シリンダ41の
ピストン側の室へ圧油を供給してピストンロッド43を
延長作動することにより、カッティングヘッド5を上昇
する。
【0019】そして昇降用シリンダ41のピストン側の
室内の圧油を排出することにより、カッティングヘッド
5を自重により下降するものである。
【0020】したがって昇降用シリンダ41のピストン
側の室に接続した排出路に適宜な制御バルブを配置し、
この制御バルブを適宣に調節することで、被切削材Wに
対する帯鋸刃29(カッティングブレード)の切込みを
適宜に制御できるものである。
【0021】前記帯鋸刃案内装置35,37の種々な具
体的構成について説明するが、固定ガイドアーム31、
可動ガイドアーム33の下端部に設けた帯鋸刃案内装置
35,37は対称形の構成であるので可動ガイドアーム
33の下端部に設けた帯鋸刃案内装置37について説明
する。なお、以後各実施例において、同一部品には同一
符号を用いて説明する。
【0022】まず、帯鋸刃案内装置37の第1参考例に
ついて説明する。図2および図3に示されているよう
に、帯鋸刃案内装置37の第1基体45と第2基体47
とは可動ガイドアーム33の下端の一側壁を挟むように
2本のボルト49,51で固定されている。ボルト49
とボルト51との中間でボルト49側寄りに前記可動ガ
イドアーム33、第1基体45および第2基体47のそ
れぞれに設けた空隙部にスフェリカルレバー53が装着
され、軸受凹球面リング55に嵌合する球面部53Aで
保持されている。
【0023】前記第2基体47の前方(図2において下
方)にはガイド部材としての大径の第1ローラ57を前
記帯鋸刃29に一定の力で押し付けるためのローラ軸5
9が図2、図3および図4に示す如く設けてある。その
ローラ軸59は第2基体47に対してボルト61によっ
て支承されており、特に図4に明らかなように、ローラ
軸59の上下端はボルト61の軸心を中心にして図4に
おいて左右方向に揺動可能となっている。
【0024】前記ローラ軸59の上部には、押しねじ6
3がねじ穴65に螺着されており、押しねじ63が回動
することで、図4に示すローラ軸59から左方向に突出
調整自在で、その先端部は前記スフェリカルレバー53
の一端球面部、例えば図2および図4に示す如く左端球
面部53Lに当接してあり、ロックねじ67で固定され
ている。
【0025】前記第1ローラ57は図4に示す如く自動
調芯のごときベアリング69を介して前記ローラ軸59
に回転自在に支承されている。
【0026】前記第1基体45の上部には、図5に示さ
れているように、遊動体71が左右方向へ移動自在に装
着されており、その遊動体71の中央穴73に前記スフ
ェリカルレバー53の他端部球面部、例えば図2および
図3に示す如く右端球面部53Rが係合している。
【0027】前記第1基体45のヨーク状部分の下端に
は、図5に示す如く、一方例えば図5において右側に一
方のガイド部材としての固定ガイドブロック77がボル
ト79で固定されており、帯鋸刃29を中にして対応す
る部分に他方のガイド部材としての可動ガイドブロック
81が設けてある。その可動ガイドブロック81は前記
第1基体45に固定された2本の水平な突起ピン83に
保持され、固定ガイドブロック77との間に帯鋸刃29
を挟持し案内するものであって、固定ガイドブロック7
7に対して接近離反する方向へ移動自在である。
【0028】前記第1基体45のヨーク状部分に設けら
れた空隙部には、図5に示す如く、帯鋸刃29の背面を
案内するガイドローラ85が収容され、ボルト87で前
記第1基体45に回動自在に支承されている。
【0029】図2、図3および図5に明らかなように、
前記第1基体45に設けた溝部89(図2参照)内に
は、水平な軸ピン91を介して調整装置としてのクラン
プレバー93を備えたカム部材95が回動自在に支承さ
れており、このカム部材95によって連動杆体としての
クランプバネ97の中央部付近が押圧されるように当接
している。クランプバネ97の上端は、前記遊動体71
の突起部71T(図2、図5参照)に支承されており、
クランプバネ97の下端は前記可動ガイドブロック81
を固定ガイドブロック77に対して接近離反の方向へ調
節すべく当接されている。
【0030】上記の構成により、クランプレバー93を
図5の実線の位置に回動すれば、カム部材95は連動杆
体としてのクランプバネ97の中央部を押圧して可動ガ
イドブロック81を固定ガイドブロック77に対して押
しつけて、帯鋸刃29を実線で示されているように垂直
姿勢で案内することになる。
【0031】一方、連動杆体としてのクランプバネ97
が遊動体71を図2において上方向、図5において右方
向に押し込む作用を持ち、この作用はスフェリカルレバ
ー53によって押しねじ63を図2において下方向、図
4において右方向に押す作用となる。図4において押し
ねじ63が右方に押されると、ボルト61の軸心を中心
としてローラ軸59が右方に揺動し、第1ローラ57が
左方に押されて自動調芯ベアリング69により帯鋸刃2
9を強く均等に圧接する作用となる。
【0032】また、図5に示す如く、カム部材95をも
ってクランプバネ97の中央部付近を押圧した状態にお
いて、帯鋸刃29の揺動などにより、図5における可動
ガイドブロック81が固定ガイドブロック77から離反
する傾向すなわち緩む傾向になると、クランプバネ97
はカム部材95による押圧部を支点として時計方向回り
に回動する傾向となり、第1ローラ57による押圧力が
自動調芯ベアリング69により均等により強力となる。
【0033】逆に、第1ローラ57が緩む傾向になる
と、可動ガイドブロック81による押圧力がより強力に
なる。したがって、可動ガイドブロック81と第1ロー
ラ57とが相俟って帯鋸刃29の振動を効果的に防止す
ることができる。而して、帯鋸刃29による切削時に発
生する騒音、特に中・高周波の騒音を低減することがで
きる。特に難削材の切削および帯鋸刃の摩耗が進むにつ
れて効果が顕著で騒音レベルにして例えば10〜20d
B低減することができる。
【0034】逆にクランプレバー93を図5において2
点鎖線で示した位置に回動すれば、カム部材95による
クランプバネ97の押圧作用が解除されるから、帯鋸刃
29の反力で帯鋸刃29を垂直姿勢に保つための可動ガ
イドブロック81は固定ガイドブロック77から離れ
る。また、遊動体71も図2において上方へ押圧される
作用がなくなるから、帯鋸刃29の反力でローラ軸59
の上端が図4において左方向に移動し、下端では第1ロ
ーラ57が帯鋸刃29から離れる。
【0035】而して、帯鋸刃29の着脱にあっては、1
つのクランプレバー93の操作によりワンタッチで、帯
鋸刃29の垂直姿勢保持作用と、振動防止用の第1ロー
ラ57が帯鋸刃29に圧接する作用を行なうことができ
る。
【0036】しかも、従来第1ローラの対向部に設けて
いた第2ローラを用いていないので、構造が簡素化され
る。
【0037】帯鋸刃案内装置37の第2参考例を図6〜
図9に基づき説明する。
【0038】図6、図7および図8に示されているよう
に、帯鋸刃案内装置37の第1基体45は可動ガイドア
ーム33の下端の一側壁に複数例えば2本のボルト4
9,51で高さ方向へ調節自在に固定されている。
【0039】第1基体45の前方、図6において下方左
側には、可動自在な第1ローラ57を前記帯鋸刃29に
一定の力で押し付けるためのローラ軸59が図6、図7
および図8に示す如く設けてある。そのローラ軸59は
L字形状の支持ブロック99の一端に支承されており、
その支持ブロック99は枢支ピン101で前記第1基体
45に図6において上下方向へ回動自在に枢支されてい
る。
【0040】前記第1ローラ57は図8に示す如くベア
リング69を介して前記ローラ軸59に回転自在に支承
されている。
【0041】第1ローラ57の対向部には帯鋸刃29を
挟んで例えば小径の回転自在なガイド部材としての第2
ローラ103がベアリングを介して前記第1基体45に
例えばボルト105で固定されている。
【0042】したがって、第1ローラ57は固定の第2
ローラ103に対してローラ軸59を介して支承された
支持ブロック99の枢支ピン101を支点とした揺動に
より接近離反自在となっている。
【0043】前記第1基体45のヨーク状部分の下端に
は、図9に示す如く、一方例えば右側に固定ガイドブロ
ック77がボルト79で固定されており、帯鋸刃29を
中にして対応する部分に可動ガイドブロック81が設け
てある。その可動ブロック81は前記第1基体45に対
して移動自在にピン107で保持され、固定ガイドブロ
ック77との間に帯鋸刃29を挾持し案内するものであ
って、固定ガイドブロック77に対して接近離反する方
向へ移動自在である。
【0044】前記第1基体45のヨーク部分に設けられ
た空隙部には、図9に示す如く、帯鋸刃29の背面を案
内するガイドローラ85が収容され、ボルト87で前記
第1基体45に回動自在に支承されている。
【0045】前記支持ブロック99の前側、図6におい
て下側、図9において左側に油圧シリンダ109が複数
のボルト111で固定されている。その油圧シリンダ1
09にはジョイント113を介してパイプ115が取付
けられている。しかも、油圧シリンダ109内にはピス
トンロッド117が図9において左右方向へ移動自在に
設けてあり、前記ピン107を押圧すべく作用するもの
である。
【0046】上記の構成により、パイプ115に図示省
略の圧油駆動源より圧油を供給することによって、油圧
シリンダ109のピストンロッド117が第6図におい
て上方へ、図9において右方へ移動する。ピストンロッ
ド117の移動によりピン107を介して可動ガイドブ
ロック81を固定ガイドブロック77に対して押しつけ
て、帯鋸刃29を実線で示されているように垂直姿勢で
案内することになる。一方、油圧シリンダ109のピス
トンロッド117が図6において上方へ移動し可動ガイ
ドブロック81を押圧すると共に、その反力で連動杆体
としての支持ブロック99が下方へ枢支ピン101をヒ
ンジとして揺動して、ローラ軸59を介して第1ローラ
57が図6において上方へ固定の第2ローラ103に対
して押圧されて帯鋸刃29を強く圧接する作用となる。
【0047】また、図9に示す如く、ピストンロッド1
17でピン107を介して可動ガイドブロック81を固
定ガイドブロック77に対して押圧した状態において、
帯鋸刃29が振動するような場合でも油圧を調節するこ
とによりクランプ力を調節することができる。したがっ
て、振動に対する騒音も第1実施例と同様に低減され
る。
【0048】而して、圧油力の操作によって、ワンタッ
チで帯鋸刃29の垂直姿勢保持作用と振動防止用の第1
ローラ59が帯鋸刃29に圧接する作用を行なうことが
できる。
【0049】なお、上述の参考例において、可動の第1
ローラ57と固定の第2ローラ103の大小は同一でも
逆でも対応可能であり、また、固定の第2ローラ103
はなくても対応可能である。
【0050】さらに、本参考例では油圧によりクランプ
しているためクランプ力が安定していると共に調整が容
易で、しかも構成部品点数が少なくて済む。
【0051】第1ローラ57が故障した場合でも、可動
ガイドブロック81の帯鋸刃29に対するクランプ力に
は影響しない。第1ローラ57に自動調芯ベアリングを
使用しなくても支持ブロック99が水平に回動するため
帯鋸刃29に均一に押圧力を付与することができる。
【0052】帯鋸刃案内装置37の第3参考例を図10
〜図14に基づき説明する。
【0053】図10、図11および図12に示されてい
るように、帯鋸刃案内装置37の第1基体45は可動ガ
イドアーム33の下端の一側壁に複数例えば2本のボル
ト49,51で高さ方向へ調節自在に固定されている。
【0054】第1基体45の前方(図10において下方
左側)には、可動自在な第1ローラ57を前記帯鋸刃2
9に一定の力で押し付けるためのローラ軸59が図1
0、図11および図12に示す如く設けてある。そのロ
ーラ軸59は長方形状の支持ブロック99の一端側に装
着されている。その支持ブロック99の他端側には枢支
ピン101で前記第1基体45に図10において上下方
向へ回動自在に枢支されている。
【0055】前記支持ブロック99の前方(図10にお
いて下方)には、可動の板ばね119がピン121で止
められており、かつ支持ブロック99の図10において
左端部でボルト123で固定されている。前記板ばね1
19の図10において右端部は後述するカム部材95に
当接されている。
【0056】前記第1ローラ57は図12に示す如くベ
アリング69を介して前記ローラ軸59に回転自在に支
承されている。
【0057】第1ローラ57の対向部には帯鋸刃29を
挟んで例えば小径の回転自在な第2ローラ103がベア
リングを介して前記第1基体45に例えばボルト105
で固定されている。
【0058】したがって、第1ローラ57は固定の第2
ローラ103に対してローラ軸59を介して支承された
支持ブロック99の枢支ピン101を支点とした揺動に
より接近離反自在となっている。支持ブロック99の揺
動は板ばね119の後述する作用で行なわれる。
【0059】前記第1基体45のヨーク状部分の下端に
は、図13に示す如く、一方例えば右側に固定ガイドブ
ロック77がボルト79で固定されており、帯鋸刃29
を中にして対応する部分に可動ガイドブロック81が設
けてある。その可動ブロック81は前記第1基体45に
固定された2本の水平な突起ピン83に保持され、固定
ガイドブロック77との間に帯鋸刃29を支持するもの
であって、固定ガイドブロックに対して接近離反する方
向へ移動自在である。
【0060】前記第1基体45のヨーク部分に設けられ
た空隙部には、図13に示す如く、帯鋸刃29の背面を
案内するガイドローラ85が収容され、ボルト87で前
記第1基体45に回動自在に支承されている。
【0061】図10、図11および図13に明らかなよ
うに、前記第1基体45に設けた溝部89(図10参
照)内には、水平な軸ピン91を介してクランプレバー
93を備えたカム部材95が回動自在に支承されてお
り、さらにそのカム部材95上には、他のカム部材12
5が設けられている。前記カム部材95によってクラン
プバネ97の中央部付近が押圧されるように当接してい
る。
【0062】クランプバネ97の上端は、前記第1基体
45に螺着された遊動体71の突起部71T(図10、
図13および図14の(A)図参照)に支承されてお
り、クランプバネ97の下端は前記可動ガイドブロック
81を固定ガイドブロック77に対して接近離反の方向
へ調節すべく当接されている。
【0063】前記可動の板ばね119は図10および図
14の(A)図に示す如く、前記カム部材125に当接
している。クランプレバー93を図13に示す如く2点
鎖線の位置に回動せしめることによってクランプレバー
93は図14の(A)から図14の(B)の如き状態と
なり、カム部材95はクランプバネ97から離れ、他の
カム部材125は前記第1基体45に固定されたストッ
パー127に当接すると共に前記板ばね119を緩め
る。
【0064】上記の構成によって、クランプレバー93
を図13において実線の位置、図14の(A)の如く回
動すれば、カム部材95はクランプバネ97の中央部を
押圧して可動ガイドブロック81を固定ガイドブロック
77に対して押しつけて、帯鋸刃29を垂直姿勢で案内
することになる。
【0065】一方、クランプレバー93の回動により、
他のカム部材125が図10において下方へ図14の
(A)において右方へ板ばね119の一端を押圧する。
その結果、板ばね119の他端は支持ブロック99を図
10において上方へ枢支ピン101を支点として時計方
向回りに回動して第1ローラ57は上方へ押される。し
たがって、第1ローラ57は帯鋸刃29を第2ローラ1
03に対して強く圧接する。
【0066】逆にクランプレバー93を図13において
2点鎖線の位置、図14の(B)の状態に回動すれば、
カム部材95のクランプバネ97に対する押圧作用が解
消するから、帯鋸刃29の反力で帯鋸刃を垂直姿勢に保
つ固定、可動ガイドブロック77,81は離れる。それ
と同時に、他のカム部材125は板ばね119の押圧作
用を解消し第1ローラ57は帯鋸刃29から離れる。
【0067】而して、帯鋸刃29の着脱にあたって、1
つのクランプレバー93の操作により、ワンタッチで帯
鋸刃29の垂直姿勢保持作用と、振動防止用の第1ロー
ラ57が帯鋸刃29に圧接する作用を行なうことができ
る。
【0068】しかも、カム部材95と他のカム部材12
5により、帯鋸刃29の垂直姿勢保持作用と振動防止用
圧接作用の力を単独に設定することができるので、一方
が弱まっても他方に影響しないという利点を有してい
る。
【0069】なお、第1ローラ57と第2ローラ103
の大小は同一でも逆でも対応可能である。
【0070】次に、本考案に係る帯鋸刃案内装置37の
第1実施例を図15〜図18に基づき説明する。
【0071】第1実施例は油圧シリンダ109を直接第
1基体45に複数のボルト111で固定したものであ
る。
【0072】図17に示されているように、前記第1基
体45に形成された溝129内にスライドピース131
が設けられており、そのスライドピース131はローラ
軸59に一体化されて取付けられている。しかもスライ
ドピース131に穿設された長穴133にはピン135
が貫通している。したがってスライドピース131は長
穴133の範囲内でピン135に対して図17において
左右方向に移動し得るようになっている。
【0073】油圧シリンダ137が図16に示す如く複
数のボルト139で取付けられており、その油圧シリン
ダ137にはジョイント141を介してパイプ143が
取付けられている。しかも、油圧シリンダ137内には
ピストンロッド145が図17において左右方向へ移動
自在に設けてあり、ピストンロッド145の一端は前記
スライドピース131にピン147を介して連結されて
いる。
【0074】上記の構成により、パイプ115に図示省
略の圧油駆動源より圧油を供給することによって、油圧
シリンダ109のピストンロッド117が図15におい
て上方へ、図18において右方へ移動する。ピストンロ
ッド117の移動によりピン107を介して一方のガイ
ド部材としての可動ガイドブロック81を他方のガイド
部材としての固定ガイドブロック77に対して押しつけ
て、帯鋸刃29を挟持して垂直姿勢で案内することにな
る。
【0075】一方、パイプ143に図示省略の圧油駆動
源より圧油を供給することによって、油圧シリンダ13
7のピストンロッド145が図15において上方へ、図
17において左方へ移動する。ピストンロッド145の
移動により、スライドピース131もピストンロッド1
45と同方向へ移動しガイド部材としての第1ローラ5
7はローラ軸59を介してスライドピース131に一体
化されているので第1ローラ57が図15において上方
へ、図17において左方へ移動し、ガイド部材としての
第2ローラ103に対して押圧されて帯鋸刃29を強く
圧接する作用となる。
【0076】帯鋸刃29に振動が生じた場合には、振動
に対する騒音を低減することができる。
【0077】パイプ115とパイプ143に供給する圧
油の供給弁は共通にしてあり、可動ガイドブロック81
と第1ローラ57は同時に作動し、帯鋸刃29の垂直姿
勢保持作用と振動防止用圧接作用とを同時に行なうこと
ができる。
【0078】なお、両油圧シリンダ109,137へ供
給する作動油の圧力を個別に制御することによっては、
夫々の挟持力を個別に制御できるものである。
【0079】なお、上述の実施例において可動の第1ロ
ーラ57と固定の第2ローラ103の大小は同一でも逆
でも対応可能であり、また、固定の第2ローラ103は
なくても対応可能である。
【0080】帯鋸刃案内装置37の第2実施例を図19
〜図22に基づき説明する。
【0081】第2実施例の帯鋸刃の垂直姿勢保持作用の
構成はほぼ第1実施例と同じであるから説明を省略す
る。
【0082】図19および図21に示されているよう
に、ローラ軸59に偏心軸149が一体化されており、
その偏心軸149には戻しばね151を介してカム部材
153が取付けられている。前記第1基体45には、図
21において左側に油圧シリンダ155が複数のボルト
157で固定されている。その油圧シリンダ155には
ジョイント159を介してパイプ161が取付けられて
いる。しかも油圧シリンダ155内にはピストンロッド
163が図21において左右方向へ移動自在に設けてあ
り、ピストンロッド163の一端は前記カム部材153
を押圧し偏心軸149が回転するように作用をなすもの
である。
【0083】上記の構成により、パイプ115が図示省
略の圧油駆動源より圧油を供給することによって、油圧
シリンダ109のピストンロッド117が図19におい
て上方へ、図22において右方へ移動する。ピストンロ
ッド117の移動によりピン107を介してガイド部材
としての可動ガイドブロック81をガイド部材としての
固定ガイドブロック77に対して押しつけて、帯鋸刃2
9を挟持して垂直姿勢で案内することになる。
【0084】一方、パイプ161に図示省略の圧油駆動
源より圧油を供給することによって、油圧シリンダ15
5のピストンロッド163が図19において下方へ、図
21において右方へ移動する。ピストンロッド163が
移動することによってカム部材153を介して偏心軸1
49が図19において時計方向回りに回転する。偏心軸
149が回転することによってガイド部材としての第1
ローラ57が図19において上方へ移動し、ガイド部材
としての第2ローラ103に対して押圧されて帯鋸刃2
9を強く圧接する作用となる。
【0085】帯鋸刃29に振動が生じた場合には、振動
に対する騒音を低減することができる。
【0086】パイプ161から圧油を抜くことにより、
戻しばね151の作用でピストンロッド163、カム部
材153が元に戻ると共に偏心軸149が反時計方向回
りに回転して第1ローラ57は図19において下方に移
動して元に戻る。
【0087】なお、圧油以外にばねなどで偏心軸149
を回すことで対応できると共に、戻しばね151を用い
ずにピストンロッド163と偏心軸149を連結し、圧
油シリンダ155内に設けたリターンスプリング165
(図19参照)で偏心軸149を回し第1ローラ57を
戻すことも可能である。
【0088】パイプ115とパイプ161に供給する圧
油の供給弁は共通にしてあるので、可動ガイドブロック
81と第1ローラ57が同時に作動し、帯鋸刃29の垂
直姿勢保持作用と振動防止用圧接作用とを同時に行なう
ことができる。
【0089】なお、両油圧シリンダ109,155へ供
給する作動油の圧力を個別に制御することによっては、
夫々の挟持力を個別に制御できるものである。
【0090】なお、上述の実施例において可動の第1ロ
ーラ57と固定の第2ローラ103の大小は同一でも逆
でも対応可能であり、また、固定の第2ローラ103は
なくても対応可能である。
【0091】帯鋸刃案内装置37の第4参考例を図23
〜図25に基づき説明する。
【0092】図23、図24および図25に示されてい
るように、ローラ軸59は自動調芯のベアリング69を
介して第1ローラ57を回転自在に支承し、そのローラ
軸59の他端には板ばね165の一端が複数のボルト1
67で取付けられている。板ばね165の他端は図2
3、図24に示す如く複数のボルト169で前記可動ガ
イドブロック81に取付けられている。
【0093】可動ガイドブロック81のボルダとしての
圧油シリンダ109は基体45に取付けてあり、可動ガ
イドブロック81は、複数の支持ピン171を介して移
動自在に支持されている。油圧シリンダ109にはジョ
イント113を介してパイプ115が取付けられてい
る。しかも油圧シリンダ109内のほぼ中央部にはスプ
リング173を介設してピストンロッド117が第23
図において上下方向に移動し得るようになっている。
【0094】上記の構成により、パイプ115に図示省
略の圧油駆動源により圧油を供給することによって、油
圧シリンダ109のピストンロッド117がスプリング
173の付勢力に抗して図23において上方へ移動して
可動ガイドブロック81と第1ローラ57とが共に動
き、第1ローラ57が帯鋸刃29に先に当たり、可動ガ
イドブロック81が帯鋸刃29に当たる位置まで板ばね
165が変形して第1ローラ57を帯鋸刃29に押しつ
けることになる。その結果、帯鋸刃29の垂直姿勢保持
作用と振動防止用圧接作用が働くことになる。
【0095】圧油を抜くことにより、ピストンロッド1
17はスプリング173の付勢力で図23において下方
へ戻り、第1ローラ57および可動ガイドブロック81
も下方に戻ることになる。
【0096】帯鋸刃案内装置37の第5参考例を図26
に基づき説明する。
【0097】第5参考例は第4参考例とほぼ同一の構成
をとっているが、図26に示す如く、第4参考例の板ば
ね165の他端は、複数の支持ピン171に装着されて
おり、ピストンロッド117の移動により、板ばね16
5を介して可動ガイドブロック81を押圧するようにな
っている。
【0098】それ以外の構成は第4参考例とほぼ同じで
あり、また、作用および効果も同じであるから詳細な説
明を省略する。
【0099】第4,5参考例において、第1ローラ57
は板ばね165の弾性で帯鋸刃29に当てられるため、
寸法精度はシビアでなくて対応でき、必ず第1ローラ5
7と可動ガイドブロック81の両方が帯鋸刃29に当た
る。
【0100】また、ピストンロッド117は可動ガイド
ブロック81のほぼ真中を押圧しているので第1ローラ
57が破損した場合でも帯鋸刃29の保持作用の機能は
損なわれない。
【0101】第1ローラ57と可動ガイドブロック81
の各々の押圧力が最適に設定できるよう、単独に調整で
きる。
【0102】帯鋸刃案内装置37の第3実施例を図27
〜図29に基づき説明する。この第3実施例の、前記第
1実施例と異なる主な点は、可動ガイドブロック等から
成る帯鋸刃垂直姿勢保持部と、可動第1ローラ等から成
る帯鋸刃振動防止部とが帯鋸刃に向って左右逆に設けら
れている点、並びに、油圧シリンダからの押圧力を、梃
子を介して前記可動ガイドブロック及び可動第1ローラ
に伝達するようにしている点である。
【0103】すなわち、図27〜図29に示されるよう
に、ガイドアーム33に固定された第1基体45の右手
前方(図27において右手下方)に軸45a が設けら
れ、この軸45a に、ガイド部材としての第1ローラ5
7を支承するための梃子部材45b が軸支されている。
そして前記第1基体の正面前方には、前記梃子部材45
b を、図27において反時計回りに回動させるために、
ピストンロッドを備えた油圧シリンダ45c が設けられ
ている。また、前記梃子部材45b とガイド部材として
の第2ローラ103側の第1基体45の間には、前記梃
子部材45b を時計回りに回動せしめるべく付勢するバ
ネ45d が弾装されている。
【0104】したがって、前記油圧シリンダ45c へ図
示省略の圧油駆動源から圧油を供給することによって、
バネ45d の弾性力に抗して前記梃子部材45b を、図
27において反時計回りに回動せしめ、第1ローラ57
を帯鋸刃29、第2ローラ103の方へ接近せしめ、第
1ローラ57と第2ローラ103とで帯鋸刃29を狭持
せしめることができる。
【0105】また、前記圧油を油圧シリンダ45c から
排出した際には、前記バネ45d の弾性力により、梃子
部材45b を、図27において時計回りに回動せしめ、
第1ローラ57を帯鋸刃29及び第2ローラ103から
離反させ、前記狭持を解除することができる。
【0106】他方、図29に示されるように、前記第1
基体45の左手前方には、軸45eが設けられ、この軸
45e に、ピン107を介してガイド部材としての可動
ガイドブロック81を押圧するための梃子部材45g が
支承されている。そして、前記第1基体45の左手上方
には、前記梃子部材45g を、図29において反時計回
りに回動させるためにピストンロッドを備えた油圧シリ
ンダ45h が、ピストンロッドの先端部が前記梃子部材
45g の上端後面部に当接するように設けられている。
また、前記梃子部材45g の下端後部と、これが対向す
る第1基体45の間には、梃子部材45g を、図29に
おいて時計回りに回動すべく付勢するためのバネ45i
が設けられている。
【0107】したがって、前記油圧シリンダ45h へ図
示省略の圧油駆動源から圧油を供給することによって、
バネ45i の弾性力に抗して梃子部材45g を、図29
において反時計回りに回動せしめ、ピン107を介して
可動ガイドブロック81を帯鋸刃29・ガイド部材とし
ての固定ガイドブロック77側へ移動せしめ、帯鋸刃2
9を可動ガイドブロック81と固定ガイドブロック77
との間で狭持せしめ、帯鋸刃の姿勢を垂直状態に保持す
ることができる。
【0108】また、油圧シリンダ45h から圧油を排出
した際には、前記バネ45i の弾性力により、図29に
おいて梃子部材45g を時計回りに回動せしめ、可動ガ
イドブロック81を帯鋸刃29・固定ガイドブロック7
7から離反せしめ、帯鋸刃の狭持を解除することができ
る。
【0109】
【考案の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、要するに本考案は、帯鋸盤において切削領域
の両側方に位置する各ガイドアームに、帯鋸刃(29)
の一側面に接触して帯鋸刃(29)の垂直姿勢保持作用
を行う第1のガイド部材(77)と帯鋸刃(29)の一
側面に接触して振動防止作用を行う第2のガイド部材
(103)とを帯鋸刃(29)の走行方向に離隔して設
け、上記第1のガイド部材(77)の方向へ帯鋸刃(2
9)を押圧挟持自在の第3のガイド部材(81)を設け
ると共に前記第2のガイド部材(103)の方向へ帯鋸
刃(29)を押圧挟持自在の第4のガイド部材(57)
を偏心軸(149)を介して設け、上記第3のガイド部
材(81)を押圧作動するための流体圧シリンダと前記
偏心軸(149)を回動せしめて前記第4のガイド部材
を押圧作動するための流体圧シリンダとを同時に作動す
るように共通の供給弁に接続してなるものである。
【0110】上記構成より明らかなように、本考案にお
いては、帯鋸刃29の垂直姿勢保持作用を行うための第
1,第3のガイド部材77,81が設けられていると共
に、帯鋸刃29の振動防止作用を行うための第2,第4
のガイド部材103,57が設けられている。
【0111】したがって本考案によれば、第1,第3の
ガイド部材77,81によって帯鋸刃29を挟持するこ
とにより、帯鋸刃29の姿勢を垂直に保持し案内するこ
とができ、また、第2,第4のガイド部材103,57
によって垂直姿勢の帯鋸刃29を挟持することにより、
帯鋸刃29の振動を効果的に防止することができるもの
である。また、第4のガイド部材57は偏心軸149を
介して設けてあり、この偏心軸149を回動することに
よって帯鋸刃29を押圧するものであるから、押圧力が
倍増される態様となる。したがって、偏心軸149を回
動するための流体圧シリンダの小型化を図ることがで
き、引いては帯鋸刃案内装置を小型化できることにな
る。
【0112】さらに、本考案においては、前記第3,第
4のガイド部材を押圧作動するための各流体圧シリンダ
は、同時に作動するように共通の供給弁に接続してある
から、第1,第3;第2,第4の各ガイド部材による帯
鋸刃29の挟持,解放は同時に行われるものであり、各
ガイド部材の間に対する帯鋸刃29の着脱を容易に行う
ことができるものである。
【0113】また、各流体圧シリンダが共通の供給弁に
接続してあることにより、各流体圧シリンダへの流体圧
の圧力を、作動中であっても等しく調節することがで
き、かつ帯鋸刃29の垂直保持と振動防止とを効果的に
行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の帯鋸刃案内装置を備えた横型帯鋸盤の
正面図。
【図2】図1におけるII−II線に沿った矢視図。
【図3】図2における一部断面をしたIII 矢視方向から
みた矢視図。
【図4】図2におけるIV−IV線に沿った断面図。
【図5】図2におけるV −V 線に沿った断面図。
【図6】図2に相当する参考例図。
【図7】図6における一部断面をしたVII 矢視方向から
みた矢視図。
【図8】図6におけるVIII−VIII線に沿った断面図。
【図9】図6におけるIX−IX線に沿った断面図。
【図10】図2に相当する参考例図。
【図11】図10における一部断面をしたXI矢視方向か
らみた矢視図。
【図12】図10におけるXII −XII 線に沿った断面
図。
【図13】図10におけるXIII−XIII線に沿った断面
図。
【図14】図11におけるXIV −XIV 線に沿った断面
図。
【図15】図2に相当する第1実施例図。
【図16】図15における一部断面をしたXVI 矢視方向
からみた矢視図。
【図17】図15におけるXVII−XVII線に沿った断面
図。
【図18】図15におけるXVIII −XVIII 線に沿った断
面図。
【図19】図2に相当する第2実施例図。
【図20】図19における一部断面をしたXX矢視からみ
た矢視図。
【図21】図19におけるXXI −XXI 線に沿った断面
図。
【図22】図19におけるXXII−XXII線に沿った断面
図。
【図23】図2に相当する参考例図。
【図24】図23におけるXXIV矢視からみた矢視図。
【図25】図23におけるXXV −XXV 線に沿った断面
図。
【図26】図2に相当する参考例図。
【図27】第3実施例図。
【図28】図27におけるXXVIII−XXVIII線に沿った断
面図。
【図29】図27におけるXXIX−XXIX線に沿った断面図
である。
【符号の説明】
1…横型帯鋸盤 29…帯鋸刃 35,37…帯鋸刃案内装置 45…第1基体 47…第2基体 77…固定ガイドブロック 109…油圧シリンダ 117…ピストンロッド 137…油圧シリンダ 145…ピストンロッド 149…偏心軸 155…油圧シリンダ 163…ピストンロッド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯鋸盤において切削領域の両側方に位置
    する各ガイドアームに、帯鋸刃(29)の一側面に接触
    して帯鋸刃(29)の垂直姿勢保持作用を行う第1のガ
    イド部材(77)と帯鋸刃(29)の一側面に接触して
    振動防止作用を行う第2のガイド部材(103)とを帯
    鋸刃(29)の走行方向に離隔して設け、上記第1のガ
    イド部材(77)の方向へ帯鋸刃(29)を押圧挟持自
    在の第3のガイド部材(81)を設けると共に前記第2
    のガイド部材(103)の方向へ帯鋸刃(29)を押圧
    挟持自在の第4のガイド部材(57)を偏心軸(14
    9)を介して設け、上記第3のガイド部材(81)を押
    圧作動するための流体圧シリンダと前記偏心軸(14
    9)を回動せしめて前記第4のガイド部材を押圧作動す
    るための流体圧シリンダとを同時に作動するように共通
    の供給弁に接続してなることを特徴とする帯鋸刃案内装
    置。
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