JPH0724161Y2 - 倣い旋削加工装置 - Google Patents
倣い旋削加工装置Info
- Publication number
- JPH0724161Y2 JPH0724161Y2 JP11349989U JP11349989U JPH0724161Y2 JP H0724161 Y2 JPH0724161 Y2 JP H0724161Y2 JP 11349989 U JP11349989 U JP 11349989U JP 11349989 U JP11349989 U JP 11349989U JP H0724161 Y2 JPH0724161 Y2 JP H0724161Y2
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- Japan
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- fixed
- swivel
- moving
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Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、バイトをマスターカムに倣って移動させワー
クを旋削する倣い旋削加工装置に関するものである。
クを旋削する倣い旋削加工装置に関するものである。
〈従来の技術〉 主軸にワーク把持装置とマスターカムを備え、前記マス
ターカムに接触する倣いローラとワークを旋削するバイ
トを備えた倣い装置を有する倣い旋削加工装置は公知で
ある。
ターカムに接触する倣いローラとワークを旋削するバイ
トを備えた倣い装置を有する倣い旋削加工装置は公知で
ある。
上記従来の倣い旋削加工装置は、倣い装置のコラムに固
定され、主軸台はコラムに上下移動可能に設けられ、倣
い装置の倣いローラに対して主軸に設けられている複数
のマスターカムの一つが対応するよう主軸台をボールネ
ジ機構によって上下作動する構成であった。
定され、主軸台はコラムに上下移動可能に設けられ、倣
い装置の倣いローラに対して主軸に設けられている複数
のマスターカムの一つが対応するよう主軸台をボールネ
ジ機構によって上下作動する構成であった。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記従来装置では、主軸台を上下方向に移動するため、
固定の軸受に軸承されたプーリと主軸とを滑りキーで動
力を伝えて主軸台の上下移動を許容する必要がある。
固定の軸受に軸承されたプーリと主軸とを滑りキーで動
力を伝えて主軸台の上下移動を許容する必要がある。
また、コラムに対する主軸台のスライド面が摩耗する
と、前記プーリの軸と主軸の芯ずれが発生し、回転精度
に悪影響を与え加工精度を悪くする。これを防止するに
は常に芯ずれの管理を必要とし、芯出し作業に精度が要
求される。
と、前記プーリの軸と主軸の芯ずれが発生し、回転精度
に悪影響を与え加工精度を悪くする。これを防止するに
は常に芯ずれの管理を必要とし、芯出し作業に精度が要
求される。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記従来の問題点を解決するために、一端に
ワーク把持装置と複数のマスターカムとを有する主軸を
回転駆動可能に軸承した主軸台を固定台に固設し、 前記固定台の主軸の一端側に移動台を前記主軸の軸線方
向と平行な方向に摺動可能に設け、 前記移動台に前記主軸の軸線と直交する軸線回りで旋回
する旋回台を設け、この旋回台に揺動台を旋回台の旋回
軸線と直交する軸線回りに揺動可能に軸支し、この揺動
台に前記マスターカムと接触する倣いローラを設け、 前記固定台に前記移動台を移動して倣いローラを複数の
マスタカムの一つに対応させる移動装置を備え、移動台
には固定台に対して移動台をクランプする移動台クラン
プ装置と、前記旋回台を旋回動する旋回台作動装置とを
備えて成るものである。
ワーク把持装置と複数のマスターカムとを有する主軸を
回転駆動可能に軸承した主軸台を固定台に固設し、 前記固定台の主軸の一端側に移動台を前記主軸の軸線方
向と平行な方向に摺動可能に設け、 前記移動台に前記主軸の軸線と直交する軸線回りで旋回
する旋回台を設け、この旋回台に揺動台を旋回台の旋回
軸線と直交する軸線回りに揺動可能に軸支し、この揺動
台に前記マスターカムと接触する倣いローラを設け、 前記固定台に前記移動台を移動して倣いローラを複数の
マスタカムの一つに対応させる移動装置を備え、移動台
には固定台に対して移動台をクランプする移動台クラン
プ装置と、前記旋回台を旋回動する旋回台作動装置とを
備えて成るものである。
〈作用〉 上記の構成により、固定台に固定された主軸台の主軸に
設けられているマスターカムに対し、倣い装置の移動台
が移動して倣いローラを複数のマスターカムの一つに接
触させる。この場合、移動台のスライド面が摩耗しても
主軸台のプーリ軸の芯ずれのような加工精度上の影響は
ない。
設けられているマスターカムに対し、倣い装置の移動台
が移動して倣いローラを複数のマスターカムの一つに接
触させる。この場合、移動台のスライド面が摩耗しても
主軸台のプーリ軸の芯ずれのような加工精度上の影響は
ない。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第１図
において、１は主軸台であり、３は前記主軸台１に回転
自在に軸承されている主軸である。この主軸台１は固定
台２（コラム）に主軸３の軸線を鉛直方向に向けて固定
されている。
において、１は主軸台であり、３は前記主軸台１に回転
自在に軸承されている主軸である。この主軸台１は固定
台２（コラム）に主軸３の軸線を鉛直方向に向けて固定
されている。
主軸３の下端には第４図でも示すように、ワークの種類
に応じた複数個のマスターカム５が軸線方向に並べて取
付けられ、上端にはモータの回転がベルトを介して伝え
られるプーリ10が固定キーにて取付けられている。ま
た、主軸３の軸内には外部の駆動装置によって上下動す
るラム６が縦貫され、主軸３の下端部で主軸３と同心で
ワークＷを把持するコレット４とワークＷの端面に当接
して位置決めする当金とを保持している。８はワークＷ
の把持方向にコレット４を押圧付勢するスプリングであ
り、９はワークＷの把持を解除する方向にコレット４を
押動するドローバーである。このドローバー９は前記ラ
ム６の軸心に上下方向に軸移動可能に貫通され、外部の
駆動装置によって作動される。
に応じた複数個のマスターカム５が軸線方向に並べて取
付けられ、上端にはモータの回転がベルトを介して伝え
られるプーリ10が固定キーにて取付けられている。ま
た、主軸３の軸内には外部の駆動装置によって上下動す
るラム６が縦貫され、主軸３の下端部で主軸３と同心で
ワークＷを把持するコレット４とワークＷの端面に当接
して位置決めする当金とを保持している。８はワークＷ
の把持方向にコレット４を押圧付勢するスプリングであ
り、９はワークＷの把持を解除する方向にコレット４を
押動するドローバーである。このドローバー９は前記ラ
ム６の軸心に上下方向に軸移動可能に貫通され、外部の
駆動装置によって作動される。
20は倣い装置である。この倣い装置20は前記固定台２に
固定されている主軸台１の主軸３の下端部側で主軸３の
軸線と平行して上下動するよう固定台２の鉛直面に案内
されている。この倣い装置の具体的な構成を第１図乃至
第３図に基づいて以下説明する。
固定されている主軸台１の主軸３の下端部側で主軸３の
軸線と平行して上下動するよう固定台２の鉛直面に案内
されている。この倣い装置の具体的な構成を第１図乃至
第３図に基づいて以下説明する。
21は移動台であり、固定台２に上下方向に摺動可能に案
内されている。28は移動台上下用シリンダ装置であり、
固定台２に固設され、この移動台上下用シリンダ装置28
と移動台21とは屈伸リンク29によって連結されている。
内されている。28は移動台上下用シリンダ装置であり、
固定台２に固設され、この移動台上下用シリンダ装置28
と移動台21とは屈伸リンク29によって連結されている。
前記移動台21には旋回台22が移動台21の移動方向に対し
て直交する軸線回り、すなわち主軸３の軸線と直交する
軸線回りで旋回可能に設けられている。この旋回台22の
旋回作動装置は、移動台21の側方にモータ34を固設し、
このモータ34によって回転するボールネジ35と、ボール
ネジ35に螺合してボールネジ35の回転で移動する可動台
36と、この可動台36に設けられたラック37と、旋回台22
に設けられ前記ラック37と噛合するピニオン38とによっ
て構成されている。
て直交する軸線回り、すなわち主軸３の軸線と直交する
軸線回りで旋回可能に設けられている。この旋回台22の
旋回作動装置は、移動台21の側方にモータ34を固設し、
このモータ34によって回転するボールネジ35と、ボール
ネジ35に螺合してボールネジ35の回転で移動する可動台
36と、この可動台36に設けられたラック37と、旋回台22
に設けられ前記ラック37と噛合するピニオン38とによっ
て構成されている。
前記旋回台22には揺動台23が支軸27によって旋回台22の
旋回軸線と直交する軸線回りに揺動可能に軸支されてい
る。この揺動台23にはマスターカムと接触する倣いロー
ラ24が揺動台23の揺動軸線と平行な軸線回りで回転自在
に軸支され、また、ワークＷを加工するバイト25が取付
けられている。
旋回軸線と直交する軸線回りに揺動可能に軸支されてい
る。この揺動台23にはマスターカムと接触する倣いロー
ラ24が揺動台23の揺動軸線と平行な軸線回りで回転自在
に軸支され、また、ワークＷを加工するバイト25が取付
けられている。
前記旋回台22、揺動台23、倣いローラ24は主軸３の軸心
線を挾んで左右一対で構成して、一方のバイト25を中仕
上用とし、他方のバイト25aを仕上用とすることも可能
である。26は揺動台23を介して倣いローラ24をマスター
カム５に押付ける皿バネと倣いローラ24とバイト25をマ
スターカム５から離す送り機構とを内蔵した部材であ
る。
線を挾んで左右一対で構成して、一方のバイト25を中仕
上用とし、他方のバイト25aを仕上用とすることも可能
である。26は揺動台23を介して倣いローラ24をマスター
カム５に押付ける皿バネと倣いローラ24とバイト25をマ
スターカム５から離す送り機構とを内蔵した部材であ
る。
第３図において、30は移動台21のクランプ用シリンダ装
置である。このクランプ用シリンダ装置30は移動台21の
側方に固設されており、ピストン31、ピストンロッド3
2、皿バネ33で構成され、皿バネ33によりピストンロッ
ド32を固定台２に押圧してクランプし、油圧によってア
ンクランプされるようになっている。
置である。このクランプ用シリンダ装置30は移動台21の
側方に固設されており、ピストン31、ピストンロッド3
2、皿バネ33で構成され、皿バネ33によりピストンロッ
ド32を固定台２に押圧してクランプし、油圧によってア
ンクランプされるようになっている。
本考案は上記の通りの構造であるから、固定台２に固定
されている主軸台１に対し倣い装置20の移動台21が上下
動して主軸３の複数個のマスターカム５内のこれから加
工しようとするワークＷに対応したマスターカム５に倣
いローラ24を対応接触させ、クランプ用シリンダ装置30
により移動台21を固定台２にクランプして位置決めす
る。また、旋回台23を旋回動し、これによりバイト25、
25aを原位置、あるいはバイト25を中仕上位置、バイト2
5aを原位置に、さらにバイト25aを仕上位置、バイト25
を原位置に位置決めする。
されている主軸台１に対し倣い装置20の移動台21が上下
動して主軸３の複数個のマスターカム５内のこれから加
工しようとするワークＷに対応したマスターカム５に倣
いローラ24を対応接触させ、クランプ用シリンダ装置30
により移動台21を固定台２にクランプして位置決めす
る。また、旋回台23を旋回動し、これによりバイト25、
25aを原位置、あるいはバイト25を中仕上位置、バイト2
5aを原位置に、さらにバイト25aを仕上位置、バイト25
を原位置に位置決めする。
このようにして、主軸３を回転駆動することによりバイ
ト25、25aはマスターカム５のカムプロフィルに基づい
て揺動し、コレット４に把持されているワークＷをラム
６を軸動させながら旋削加工するのである。
ト25、25aはマスターカム５のカムプロフィルに基づい
て揺動し、コレット４に把持されているワークＷをラム
６を軸動させながら旋削加工するのである。
尚、図例では主軸３の軸線を鉛直方向に向けて主軸台１
を固定台２に固定し、倣い装置20を前記主軸３の軸線と
平行して上下動するよう固定台２に案内した竪型式で説
明したが、主軸３の軸線を水平方向に向けて主軸台１を
固定台２（この場合ベッド）に固定し、倣い装置20を固
定台２上で主軸３の軸線と平行する水平移動するよう案
内した横型式とすることも可能である。
を固定台２に固定し、倣い装置20を前記主軸３の軸線と
平行して上下動するよう固定台２に案内した竪型式で説
明したが、主軸３の軸線を水平方向に向けて主軸台１を
固定台２（この場合ベッド）に固定し、倣い装置20を固
定台２上で主軸３の軸線と平行する水平移動するよう案
内した横型式とすることも可能である。
〈考案の効果〉 以上のように本考案によると、固定台に主軸台を固定
し、旋回台、揺動台、倣いローラ及びバイトを備えた倣
い装置を主軸台の主軸軸線と平行な方向に移動可能に案
内した構成であるから、主軸と主軸に回転動力を伝達す
るプーリとを滑りキーにて結合する必要がなくなり、主
軸台のスライド面の摩耗によってプーリ軸と主軸との芯
ずれによる回転精度の悪影響が解消される。
し、旋回台、揺動台、倣いローラ及びバイトを備えた倣
い装置を主軸台の主軸軸線と平行な方向に移動可能に案
内した構成であるから、主軸と主軸に回転動力を伝達す
るプーリとを滑りキーにて結合する必要がなくなり、主
軸台のスライド面の摩耗によってプーリ軸と主軸との芯
ずれによる回転精度の悪影響が解消される。
図面は本考案の実施例を示し、第１図は正面図、第２図
は第１図II-II線断面図、第３図は平面図、第４図は主
軸台の縦断面図である。 １……主軸台、２……固定台、３……主軸、５……マス
ターカム、10……プーリ、20……倣い装置、21……移動
台、22……旋回台、23……移動台、24……倣いローラ、
25……バイト、28……移動台上下用シリンダ装置、30…
…クランプ用シリンダ装置、34……モータ。
は第１図II-II線断面図、第３図は平面図、第４図は主
軸台の縦断面図である。 １……主軸台、２……固定台、３……主軸、５……マス
ターカム、10……プーリ、20……倣い装置、21……移動
台、22……旋回台、23……移動台、24……倣いローラ、
25……バイト、28……移動台上下用シリンダ装置、30…
…クランプ用シリンダ装置、34……モータ。
Claims (1)
- 【請求項１】一端にワーク把持装置と複数のマスターカ
ムとを有する主軸を回転駆動可能に軸承した主軸台を固
定台に固設し、 前記固定台の主軸の一端側に移動台を前記主軸の軸線方
向と平行な方向に摺動可能に設け、 前記移動台に前記主軸の軸線と直交する軸線回りで旋回
する旋回台を設け、この旋回台に揺動台を旋回台の旋回
軸線と直交する軸線回りに揺動可能に軸支し、この揺動
台に前記マスターカムと接触する倣いローラを設け、 前記固定台に前記移動台を移動して倣いローラを複数の
マスターカムの一つに対応させる移動装置を備え、移動
台には固定台に対して移動台をクランプする移動台クラ
ンプ装置と、前記旋回台を旋回動する旋回台作動装置と
を備えて成る倣い旋削加工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11349989U JPH0724161Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 倣い旋削加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11349989U JPH0724161Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 倣い旋削加工装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0355101U JPH0355101U (ja) | 1991-05-28 |
| JPH0724161Y2 true JPH0724161Y2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=31661911
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11349989U Expired - Lifetime JPH0724161Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 倣い旋削加工装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0724161Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006326814A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Nomura Seiki Kk | Ｎｃ自動旋盤 |
-
1989
- 1989-09-29 JP JP11349989U patent/JPH0724161Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0355101U (ja) | 1991-05-28 |
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