JPH11104914A - 帯鋸盤 - Google Patents

帯鋸盤

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JPH11104914A
JPH11104914A JP27018197A JP27018197A JPH11104914A JP H11104914 A JPH11104914 A JP H11104914A JP 27018197 A JP27018197 A JP 27018197A JP 27018197 A JP27018197 A JP 27018197A JP H11104914 A JPH11104914 A JP H11104914A
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JP
Japan
Prior art keywords
vibration
band saw
saw blade
work
band
Prior art date
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Pending
Application number
JP27018197A
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English (en)
Inventor
Hisao Kumazawa
久雄 熊沢
Hiroshi Ichihashi
博司 市橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11104914A publication Critical patent/JPH11104914A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯鋸刃の振動を防止することにより騒音の
防止を図ることのできる帯鋸盤を提供する。 【解決手段】 カッティングヘッド5をワークWに対
して相対的に接近させることにより回転走行する帯鋸刃
BSでワークWを切断する際に、防振装置33により前
記帯鋸刃BSの胴部BSDを挟んで帯鋸刃BSの振動を
防止する。すなわち、振動吸収性材料からなる一対の防
振ローラ53、69は付勢手段59により互いに押合う
ように付勢されており、帯鋸刃BSの胴部BSDを挟ん
で振動を吸収する。これに伴い、帯鋸刃BSのびびりを
なくすことができるので、切断速度を早くすることがで
きる。ワークWの切断中に防振ローラ53、69がワー
クWに当接した場合に、防振ローラ53、69は帯鋸刃
BSから外れて退避するので、作業の安全性を確保する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は帯鋸盤に係り、さ
らに詳しくは、帯鋸刃の騒音・振動防止装置を備えた帯
鋸盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、帯鋸盤では、モータにより回
転駆動される駆動ホイールと回転自在に支持されている
従動ホイールに巻回されて回転走行する帯鋸刃を、ワー
クに押付けてワークの切断を行うものである。このワー
クを切断する際に帯鋸刃が振動すると、高精度の切断加
工を行うことができなくなるだけでなく、騒音や振動を
発生して作業環境を悪化させる。
【0003】そこで、図5に示されているように、ガイ
ドブラケット101にガイドバー103が昇降自在に設
けてあり、このガイドバー103の先端にバックアップ
チップ105を設け、このバックアップチップ105を
帯鋸刃BSの鋸背BSSに押付けることにより騒音およ
び振動の防止を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の技術にあっては、前記バックアップチップ10
5が帯鋸刃BSの鋸背BSSに当接して振動を抑えてい
るため、帯鋸刃BSの胴部BSDから発生する騒音およ
び振動を十分に抑えることができないという問題があ
る。
【0005】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、帯鋸刃の振動を防止
することにより騒音の防止を図ることのできる帯鋸盤を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明の帯鋸盤は、カッティングヘ
ッドに設けられた駆動ホイールと従動ホイールに巻回さ
れた帯鋸刃を回転走行させながら前記カッティングヘッ
ドをワークに対して相対的に移動させてワークの切断を
行う帯鋸盤であって、回転走行する前記帯鋸刃の胴部を
挟んで帯鋸刃の振動を抑える防振装置を設けてなるこ
と、を特徴とするものである。
【0007】従って、カッティングヘッドをワークに対
して相対的に接近させることにより回転走行する帯鋸刃
でワークを切断する際に、防振装置により前記帯鋸刃の
胴部を挟んで帯鋸刃の振動を防止する。
【0008】請求項2による発明の帯鋸盤は、請求項1
記載の帯鋸盤において前記防振装置が、前記帯鋸刃の胴
部を挟む一対の防振ローラを回転自在に備えているこ
と、を特徴とするものである。
【0009】従って、一対の防振ローラにより帯鋸刃の
胴部を両側から挟んで、帯鋸刃の振動を防止する。
【0010】請求項3による発明の帯鋸盤は、請求項2
記載の帯鋸盤において前記防振ローラが、帯鋸刃から退
避自在に支持されていること、を特徴とするものであ
る。
【0011】従って、ワークの切断中に防振ローラがワ
ークに当接したら、防振ローラは帯鋸刃から外れて退避
する。
【0012】請求項4による発明の帯鋸盤は、請求項2
または3記載の帯鋸盤において前記一対の防振ローラを
互いに押し合う方向に付勢する付勢手段を備えてなるこ
と、を特徴とするものである。
【0013】従って、一対の防振ローラは付勢手段によ
り互いに押合うように付勢され、帯鋸刃を両側から挟
む。
【0014】請求項5による発明の帯鋸盤は、請求項2
または3記載の帯鋸盤において前記一対の防振ローラの
一方を基準側防振ローラとし、他方を可動側防振ローラ
として前記基準側防振ローラに対してヒンジピンを中心
として付勢手段により押付けられること、を特徴とする
ものである。
【0015】従って、基準位置において回転自在の基準
側防振ローラに対して、ヒンジピンを中心として付勢手
段により可動側防振ローラを押付けて帯鋸刃を両側から
挟む。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0017】図4には、ごく一般的な帯鋸盤1の全体が
示されている。このような帯鋸盤1は従来よりよく知ら
れているものなので、詳細な説明は省略することとして
概略のみ説明する。
【0018】図4を参照するに、帯鋸盤1は箱状のベー
ス3とカッティングヘッド5より構成されている。カッ
ティングヘッド5は、ヒンジピン7を介してベース3の
上に上下方向へ揺動自在に支持されており、油圧シリン
ダ9により上下に揺動する。ベース3の上には、切断す
べきワークWを載置するワークテーブル11が備えられ
ており、このワークテーブル11にはワークWを挟持す
る固定バイスジョー13Fと可動バイスジョー13Mを
備えたバイス装置13が設けられている。
【0019】前記カッティングヘッド5は駆動ハウジン
グ15および従動ハウジング17を備えており、この駆
動ハウジング15と従動ハウジング17はビーム部材1
9により一体的に連結されている。このビーム部材19
にはコントロールボックス21が設けられている。
【0020】前記駆動ハウジング15の内部には駆動ホ
イール23が図示省略のモータにより駆動され、また前
記従動ホイール25の内部には従動ホイール25が回転
自在に設けられている。この駆動ホイール23と従動ホ
イール25にはエンドレス状の帯鋸刃BSが巻回されて
いる。また、駆動ホイール23と従動ホイール25を接
近・離反させるためのハンドル27が設けられている。
【0021】前記駆動ホイール23と従動ホイール25
の間には、前記ビーム部材19に固定された固定ガイド
アーム29Fと、この固定ガイドアーム29Fに接近離
反自在の可動ガイドアーム29Mが設けられている。前
記固定ガイドアーム29Fおよび可動ガイドアーム29
Mの先端には帯鋸刃BSの刃先を垂直下方に向けるべく
鋸刃案内装置31が設けられている。
【0022】上記構成により、図示省略のモータが駆動
ホイール23を回転駆動させることにより帯鋸刃BSを
回転走行せしめ、鋸刃案内装置31が帯鋸刃BSの刃先
を鉛直下方に向け、油圧シリンダ9によりカッティング
ヘッド5を下降させてバイス装置13に固定されている
ワークWの切断を行う。
【0023】図1および図2には帯鋸刃BSの防振装置
33の全体が示されている。この防振装置33では、前
述の可動ガイドアーム29Mの中央部分に設けられた支
持ブラケット35と、この支持ブラケット35の先端に
設けられているガイドブロック37に沿って昇降自在に
支持されている一対のスライドバー39が設けられてい
る。
【0024】図3を参照するに、この一対のスライドバ
ー39の下端部にはベースプレート41が一体的に連結
されており、このベースプレート41の下側には取付け
ブロック43が設けられている。
【0025】この取付けブロック43の図3中左側面に
は、基準側回転軸45を下向きに有する基準側支持ブロ
ック47が帯鋸刃BSに対して直交方向に向くように
(図1参照)ボルト49により取付けられている。ま
た、基準側回転軸45には複数のベアリング51を介し
て基準側防振ローラ53が基準位置において回転自在に
設けられている。従って、基準側防振ローラ53は帯鋸
刃BSの走行方向に回転するようになっている。
【0026】一方、前記取付けブロック43の図3中右
側面内部には凹部55が設けられており、この凹部55
には調整ネジ57により反発力が調整される付勢手段と
しての例えばローラ押付バネ59が水平方向右向きに反
発力を付勢する状態で設けられている。また、前記取付
けブロック43の図3中右側には僅かな間隔をおいて、
可動側回転軸61を下向きに有する可動側支持ブロック
63がヒンジピン65により回転自在に設けられてお
り、可動側回転軸61の下端部には自動調心ベアリング
67を介して可動側防振ローラ69が回転自在に設けら
れている。
【0027】この可動側支持ブロック63の上端部は、
調整ネジ57により前記ローラ押付バネ59の右側先端
部に取付けられている。従って、可動側防振ローラ69
はローラ押付バネ59の作用によりヒンジピン65を支
点として図3において時計方向回りに回動して基準側防
振ローラ53に押付けられることになる。
【0028】また、前記取付けブロック43の下面中央
には従来同様のバックアップチップ71が設けられてお
り、帯鋸刃BSの鋸背を下方に押付けると共に防振を図
っている。
【0029】以上の結果から、可動側防振ローラ69を
基準側防振ローラ53に押付けることにより帯鋸刃BS
の胴部BSDの振動を抑えることができるので、帯鋸刃
BSの振動により発生する騒音を防止することができ
る。
【0030】また、特にH型鋼切断時にウェブWB部分
から発生するびびり音を防止するのに効果があり、帯鋸
刃BSの振動が防止される結果切削スピードが5割以上
も向上させることができる。
【0031】また、防振装置33は昇降自在となってお
り、切断時に防振ローラ53、69がワークWに当接し
た場合には帯鋸刃BSから外れて上方へ退避するので、
切断加工の邪魔になるのを回避することができる。
【0032】なお、この発明は前述の実施の形態に限定
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。すなわち、防振ローラ
53、69を別個に設けるのではなく、鋸刃案内装置3
1に設けるようにしてもよい。
【0033】また、ローラ押付バネ59に代わって油圧
シリンダを設けて可動側防振ローラ69を基準側防振ロ
ーラ53に押付けるようにしてもよい。
【0034】また、前述の実施の形態においては、横型
の帯鋸盤1について説明したが、竪型の帯鋸盤について
も同様に適用することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よる帯鋸盤では、カッティングヘッドをワークに対して
相対的に接近させることにより回転走行する帯鋸刃でワ
ークを切断する際に、防振装置により前記帯鋸刃の胴部
を挟んで帯鋸刃の振動を防止するので、騒音を防止する
ことができる。また、帯鋸刃のびびりをなくすことがで
きるので、切断速度を早くすることができる。
【0036】請求項2の発明による帯鋸盤では、振動吸
収性材料からなる一対の防振ローラにより帯鋸刃の胴部
を挟んで振動を吸収するので、帯鋸刃の振動を防止して
騒音の発生を防止することができる。
【0037】請求項3の発明による帯鋸盤では、ワーク
の切断中に防振ローラがワークに当接した場合に、防振
ローラは帯鋸刃から外れて退避するので、作業の安全性
を確保することができる。
【0038】請求項4の発明による帯鋸盤では、一対の
防振ローラは付勢手段により互いに押合うように付勢さ
れ、帯鋸刃を両側から挟むので、帯鋸刃の振動を抑える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる帯鋸盤の要部を示す正面図で
ある。
【図2】図1中II方向から見た防振装置の側面図であ
る。
【図3】図2中III矢視部の拡大図である。
【図4】帯鋸盤の全体を示す正面図である。
【図5】従来の帯鋸盤における防振装置を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1 帯鋸盤 5 カッティングヘッド 23 駆動ホイール 25 従動ホイール 33 防振装置 53 基準側防振ローラ(防振ローラ) 59 ローラ押付バネ(付勢手段) 69 可動側防振ローラ(防振ローラ) W ワーク BSD 胴部 BS 帯鋸刃

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カッティングヘッドに設けられた駆動ホ
    イールと従動ホイールに巻回された帯鋸刃を回転走行さ
    せながら前記カッティングヘッドをワークに対して相対
    的に移動させてワークの切断を行う帯鋸盤であって、回
    転走行する前記帯鋸刃の胴部を挟んで帯鋸刃の振動を抑
    える防振装置を設けてなること、を特徴とする帯鋸盤。
  2. 【請求項2】 前記防振装置が、前記帯鋸刃の胴部を挟
    む一対の防振ローラを回転自在に備えていること、を特
    徴とする請求項1記載の帯鋸盤。
  3. 【請求項3】 前記防振ローラが、帯鋸刃から退避自在
    に支持されていること、を特徴とする請求項2記載の帯
    鋸盤。
  4. 【請求項4】 前記一対の防振ローラを互いに押し合う
    方向に付勢する付勢手段を備えてなること、を特徴とす
    る請求項2または3記載の帯鋸盤。
  5. 【請求項5】 前記一対の防振ローラの一方を基準側防
    振ローラとし、他方を可動側防振ローラとして前記基準
    側防振ローラに対してヒンジピンを中心として付勢手段
    により押付けられること、を特徴とする請求項2または
    3記載の帯鋸盤。
JP27018197A 1997-10-02 1997-10-02 帯鋸盤 Pending JPH11104914A (ja)

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JP (1) JPH11104914A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008062326A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Hitachi Plant Technologies Ltd バンドソー式配管切断装置と、配管の切断方法
JP2016005852A (ja) * 2014-06-20 2016-01-14 株式会社アマダホールディングス 帯鋸盤における帯鋸刃の振動抑制装置
US10363618B2 (en) 2014-06-19 2019-07-30 Amada Holdings Co., Ltd. Anti-vibration method of band saw blade in band saw machine and anti-vibration arrangement

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