JP2522282Y2 - 田植機のロ−リング制御装置 - Google Patents

田植機のロ−リング制御装置

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JP2522282Y2
JP2522282Y2 JP1986111292U JP11129286U JP2522282Y2 JP 2522282 Y2 JP2522282 Y2 JP 2522282Y2 JP 1986111292 U JP1986111292 U JP 1986111292U JP 11129286 U JP11129286 U JP 11129286U JP 2522282 Y2 JP2522282 Y2 JP 2522282Y2
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正夫 品川
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は走行車にリンク機構を介して支持フレームを
連結させ、その支持フレームに植付部を左右方向に揺動
自在に設けると共に、植付部の左右傾斜を検出するセン
サフロートと、植付部を左右に傾斜させるローリング修
正部材とを備え、植付田面に対し植付部を略水平に支持
させて田植作業を行う田植機のローリング制御装置に関
する。
「従来の技術」 従来、特開昭60-130305号公報に示す如く、植付部の
左右傾斜を左右フロートで検出する技術であった。
「考案が解決しようとする課題」 前記従来技術は、後端側を支点に前部が昇降するフロ
ートを用い、左右傾斜を検出していたから、枕地で方向
転換するときにフロート前部が低く下向きに支持され、
畦などにフロートが突入して損傷し易いと共に、植付け
田面を均平にするフロートを兼用して左右傾斜検出を行
うから、検出感度など制御機能を容易に向上させ得ない
等の問題があった。また、昇降バルブの操作により植付
部を昇降させて接地させる植付用均平フロートと、左右
傾斜を検出するセンサフロート前部支持部とが、それぞ
れ独立した調節構造となっているものでは、昇降バルブ
の操作により植付部を昇降させて接地させる植付用均平
フロートによる植付深さ調節の度に、センサフロートの
補正調節を適切に実施しなければならない等の問題があ
った。
「課題を解決するための手段」 然るに、本考案は、走行車にリンク機構を介して支持
フレームを連結させ、該支持フレームに植付部を左右方
向に揺動自在に設けると共に、該植付部に設けられた植
付ケースの下方中央に植付用中央均平フロートおよび植
付ケースの下方左右に植付用左右均平フロートを、植付
部左右方向に横架させた植付深さ調節軸にて植付深さ調
節リンクを介して各々支持するよう構成し、該植付深さ
調節軸に植付深さ調節レバーを連結し、植付部の左右傾
斜を検出する左右一対のセンサフロートを前記植付用左
右均平フロートの外側方に備えた田植機のローリング制
御装置において、前記植付用左右均平フロートの外側方
で植付部の両側部に、機体支点を介して支点ブラケット
を回転自在に設け、前記センサフロートの前部を支点ブ
ラケットに支点軸を介して回転自在に設け、前記センサ
フロートの上下動と連動させて植付部の左右傾斜による
上下変位量を検出すべく、前記センサフロートと前記支
点ブラケットが前記支点軸を中心としてなす角度を検出
するセンサを設け、前記センサフロートの前部を支持す
る支点ブラケットを、前記植付深さ調節レバーを連結さ
せた前記植付深さ調節軸の側端部に連動リンクを介し
て、前記植付用中央均平フロートおよび前記植付用左右
均平フロートを上下調節したときに、同時に前記センサ
フロートの支点軸をも上下調節するように、連動連結さ
せたことを特徴とするものである。
「作用」 従って、昇降バルブの操作により植付部を下降させて
接地させる植付用中央均平フロートの支持部と植付部の
左右傾斜を検出するセンサフロート前部支持部とを、同
時に一定の割合で上下調節ができるものであり、昇降バ
ルブの操作により植付部を下降させて接地させる植付用
中央均平フロートの上下接地高さ変更に応じて、植付用
左右均平フロートの外側方で植付部の両側部のセンサフ
ロートの検知基準も上下補正調節を行なうことができる
ものであり、また、植付深さ調節レバーを連結させた軸
体を該植付深さ調節レバーで調節して、昇降バルブの操
作により植付部を昇降させて接地させる植付用中央均平
フロートの植付深さによる上下接地高さ変更に応じて、
植付用左右均平フロートの外側方で植付部の両側部のセ
ンサフロートの検知基準も、同時に一定の割合で上下補
正調節を行なうことができるものである。さらに、セン
サフロート前部を支点ブラケットに支点軸を介して回転
自在に取付けることにより、枕地の方向転換などでセン
サフロートが下降支持されても、センサフロートが畦な
どに突入することがなく、従来よりも安全に取扱い得る
と共に、植付け田面を均平にする機能をもたらせるもの
ではないから、左右傾斜検出感度など制御機能を従来よ
りも容易に向上させ得、また支点ブラケットを設けるこ
とによって連動リンクとセンサフロートの連結構造の簡
略化などを容易に行えるものである。
「考案の効果」 以上実施例から明らかなように本考案は、走行車にリ
ンク機構を介して支持フレームを連結させ、該支持フレ
ームに植付部を左右方向に揺動自在に設けると共に、該
植付部に設けられた植付ケースの下方中央に植付用中央
均平フロートおよび植付ケースの下方左右に植付用左右
均平フロートを、植付部左右方向に横架させた植付深さ
調節軸にて植付深さ調節リンクを介して各々支持するよ
う構成し、該植付深さ調節軸に植付深さ調節レバーを連
結し、植付部の左右傾斜を検出する左右一対のセンサフ
ロートを前記植付用左右均平フロートの外側方に備えた
田植機のローリング制御装置において、前記植付用左右
均平フロートの外側方で植付部の両側部に、機体支点を
介して支点ブラケットを回転自在に設け、前記センサフ
ロートの前部を支点ブラケットに支点軸を介して回転自
在に設け、前記センサフロートの上下動と連動させて植
付部の左右傾斜による上下変位量を検出すべく、前記セ
ンサフロートと前記支点ブラケットが前記支点軸を中心
としてなす角度を検出するセンサを設け、前記センサフ
ロートの前部を支持する支点ブラケットを、前記植付深
さ調節レバーを連結させた前記植付深さ調節軸の側端部
に連動リンクを介して、前記植付用中央均平フロートお
よび前記植付用左右均平フロートを上下調節したとき
に、同時に前記センサフロートの支点軸をも上下調節す
るように、連動連結させたから、 昇降バルブの操作により植付部を下降させて接地させ
る植付用中央均平フロートの支持部と植付部の左右傾斜
を検出するセンサフロート前部支持部とを、同時に一定
の割合で上下調節ができるものであり、昇降バルブの操
作により植付部を下降させて接地させる植付用中央均平
フロートの上下接地高さ変更に応じて、植付用左右均平
フロートの外側方で植付部の両側部のセンサフロートの
検知基準も上下補正調節を行なうことができるものであ
り、また、植付深さ調節レバーを連結させた軸体を該植
付深さ調節レバーで調節して、昇降バルブの操作により
植付部を昇降させて接地させる植付用中央均平フロート
の植付深さによる上下接地高さ変更に応じて、植付用左
右均平フロートの外側方で植付部の両側部のセンサフロ
ートの検知基準も、同時に一定の割合で上下補正調節を
行なうことができ、植付深さ調節をおこなっても、植付
用中央均平フロートならびに植付用左右均平フロートに
よって、植付部の安定した支持ができるものである。
また、センサフロートの上下動と連動させて植付部の
左右傾斜による上下変位量を検出させるよう構成すると
ともに、植付用左右均平フロートの外側方で植付部の両
側部にセンサフロート前部を支点ブラケットを介して回
転自在に取付けることにより、植付部の左右傾斜による
上下変位量の検出時に、植付用左右均平フロートの外側
方における植付用左右均平フロートによる植付部の安定
した支持により、圃場面の変化による影響を受けること
がすくなく、枕地の方向転換などでセンサフロートが下
降支持されても、センサフロートが畦などに突入するこ
とがなく、従来よりも安全に取扱え正確な検出を行なう
ことができる。
植付ケースの下方左右に植付用左右均平フロートをそ
のまま左右傾斜検出に利用するもののように、植付け位
置の前方の田面を均平にする機能をもたせるものではな
いから、左右傾斜検出感度など制御機能を従来よりも容
易に向上させ得、また支点ブラケットを設けることによ
って連動リンクとセンサフロートの連結構造の簡略化な
どを容易に行える優れた特徴を有するものである。
「実施例」 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。第1
図は要部の側面図、第2図は乗用田植機の側面図、第3
図は同平面図を示し、図中(1)は作業者が搭乗する走
行車であり、エンジン(2)を搭載する車体フレーム
(3)後端をミッションケース(4)に連設させ、前記
ミッションケース(4)の前部両側にアクスルケース
(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持させると共
に、前記ミッションケース(4)の後部両側に伝動ケー
ス(7)を連設し、前記伝動ケース(7)後端部に水田
走行用後輪(8)を支持させる。そして前記エンジン
(2)等を覆うボンネット(9)両側に予備苗載台(1
0)を取付けると共に、ステップ(11)を形成する車体
カバー(12)によって前記伝動ケース(7)等を覆い、
前記車体カバー(12)上部に運転席(13)を取付け、其
の運転席(13)の前方で前記ボンネット(9)後部に操
向ハンドル(14)を設ける。
また、図中(15)は多条植え用の苗載台(16)並びに
複数の植付爪(17)などを具備する植付部であり、前高
後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(16)を下部レール
(18)及びガイドレール(19)を介して植付ケース(2
0)に左右往復摺動自在に支持させると共に、クランク
運動させる植付アーム(21)並びに植付爪駆動軸(22)
を介して植付ケース(20)に前記植付爪(17)を取付け
る。そして前記植付ケース(20)の下方に植付用左右均
平フロート(23)、植付用左右均平フロート(24)(2
4)を、植付深さ調節リンク(25)を介して支持すると
共に、前記各植付ケース(20)…を植付ミッションケー
ス(27)に連設し、トップリンク(28)及びロワーリン
ク(29)を含む三点リンク機構(30)を用いて前記走行
車(1)後側にこの植付ミッションケース(27)を介し
て植付部(15)を連結させ、植付部(15)を昇降させる
油圧シリンダ(31)を前記ミッションケース(4)後部
とトップリンク(28)との間に介設させ、前記油圧シリ
ンダ(31)の伸縮動作で植付部(15)を昇降させる一
方、前記植付部(15)を降下させて各フロート(23)
(24)を着地させ、左右に往復移動させる苗載台(16)
から一株分の苗を植付爪(17)によって順次取出して植
付けるように構成している。また図中(32)は走行変速
レバー、(33)は植付昇降レバー、(34)は植付深さ感
度調節レバー、(35)は走行クラッチペダル、(36)
(36)は左右ブレーキペダルである。
第1図、第4図乃至第6図に示す如く、苗載台(16)
傾斜下端を臨ませる苗取出板(37)を植付ケース(20)
上面側に固設し、苗取出板(37)の苗取出口(38)を植
付爪(17)に対向させて開設すると共に、植付深さ調節
リンク(25)を連結する軸体である植付深さ調節軸(3
9)を植付ケース(20)下面側に軸支させ、植付ミッシ
ョンケース(27)左側にレバーガイド(40)を介して設
ける植付深さ調節レバー(41)を前記調節軸(39)に連
結させ、前記レバー(41)操作により植付ケース(20)
とフロート(23)(24)の間隔を変更して植付深さを調
節する一方、前記レバー(41)と反対側のミッションケ
ース(27)右側にレバーガイド(42)を介して苗縦取り
調節レバー(43)を取付けている。
さらに左右外側の植付ケース(20)(21)の前部外側
面に基板(44)を固設し、ガイドレール(19)を介して
苗載台(16)を支える支柱(45)基端を前記基板(44)
に一体連結させると共に、前記基板(44)に一体連結す
るパルプフレーム(46)を機外側方に略水平に延設し、
未植側田面に植付走行軌跡を形成する筋引マーカ(47)
を前記パイプフレーム(46)に起伏自在に支持させる。
また前記苗取出板(37)の端部外側を囲む機体支点で
あるサイドバンパ(48)をL形に折曲げて前記基板(4
4)に一体連結し、サイドバンパ(48)の前後延設部中
間と前記パイプフレーム(46)機外側端とを連結固定す
ると共に、前記サイドバンパ(48)の左右延設部中間に
支点ブラケット(49)をこれに一体形成した軸受筒(49
a)を介して回転自在に軸支させ、植付部(15)外側の
左右均平フロート(24)(24)の機外側に左右センサフ
ロート(50)(50)を隣接させて設け、前記ブラケット
(49)にフロート支点である支点軸(51)を介して前記
センサフロート(50)を上下動自在に支持させるもの
で、前記フロート(50)の上限位置より上方に支点軸
(51)を設け、接地圧変化によりフロート(50)後部が
上下動すると共に、そのフロート(50)の上下動と連動
させてこの上下変位量を検出させるポテンショメータ型
フロートセンサ(52a)(52b)を前記ブラケット(50)
に取付け、左右センサフロート(50)(50)の上下変位
量を前記の左右のフロートセンサ(52a)(52b)の直線
(リニヤ)出力に変換するように構成している。さらに
前記植付深さ調節軸(39)に連動アーム(39a)を介し
て連動リンク(53)の一端を連結させ、その連動リンク
(53)他端を前記ブラケット(49)に連結させ、植付深
さ調節レバー(41)操作による植付爪(17)の苗植付深
さ調節と連動してブラケット(49)を揺動させ、前記支
点軸(51)を上下動させてフロート(50)の検出ゾーン
を上下させると共に、前記センサ(52a)(52b)のセン
サアーム(54)を前記フロート(50)のシャフト(50
a)に当接支持するバネ(55)を設け、フロート(50)
とセンサ(52a)(52b)間の連結遊動をなくし、振動な
どによるセンサ(52a)(52b)の誤検出を防止するよう
に構成している。
上記から明らかなように、植付部(15)の左右傾斜を
検出する左右一対のセンサフロート(50)を備えると共
に、植付深さ調節レバー(41)に連結させる軸体である
調節軸(39)を植付部(15)左右方向に横架させる田植
機のローリング制御装置において、植付部(15)両側部
に機体支点であるバンパ(48)を介して支点ブラケット
(49)を回転自在に設け、支点ブラケット(49)に支点
軸(51)を介してセンサフロート(50)前部を回転自在
に設け、支点ブラケット(49)を前記調節軸(39)側端
部に連動リンク(53)を介して連結させている。
また前記センサフロート(50)の後部上面にフロート
ガイド(56)を固設し、そのガイド(56)中間にブラケ
ット(56a)及びピン(56b)を介して規制具である規制
リンク(57)下端を連結させると共に、前記パイプフレ
ーム(46)に固設するガイドピン(46a)を前記リンク
(57)の長孔(57a)に挿通させ、前記長孔(57a)の長
さによりセンサフロート(50)の上下ストロークを設定
するもので、平面視において植付部(15)最外側のサイ
ドバンパ(48)より内方側にセンサフロート(50)を配
置させ、前記規制リンク(55)の案内によりセンサフロ
ート(50)を一定範囲内で上下動させるように構成して
いる。次いで、第7図乃至第9図に示す如く、前記トッ
プリング(28)及びロアリンク(29)の後端にピン(5
8)(59)を介してヒッチプレート(60)を連結すると
共に、前記ヒッチプレート(60)に上下ヒッチピン(6
1)(62)を介して支持フレームであるローリング支点
プレート(63)を着脱自在に係止させ、その支点プレー
ト(63)にローリング支点軸(64)を介して植付ミッシ
ョンケース(27)を連結支持し、前記支点軸(64)を中
心に植付部(15)を左右に揺動自在に支持するもので、
前記支点軸(64)を中心に左右対称に左右センサフロー
ト(50)(50)を配置している。
そして前記支点プレート(63)上端に門形枠フレーム
(65)を一体連結し、このフレーム(65)上端にブラケ
ット(66)及び支軸(67)を介してアクチュエータであ
るローリングシリンダ(68)を支持し、植付部(15)を
左右方向に傾動させる前記シリンダ(68)を前記支点プ
レート(63)の上端近傍に連結させると共に、前記植付
ミッションケース(27)に設けてガイドレール(19)を
介して苗載台(16)を支持する支柱(69)を備え、この
支柱(69)上端部の固定軸(70)にボールジョイント
(71)を介して前記シリンダ(68)のピストンロッド
(72)を連結させるもので、走行車(1)に対する植付
部(15)の左右傾斜を検出するポテンショメータ型対本
機センサ(73)を前記支点プレート(63)に設けると共
に、前記植付ミッションケース(27)の前面でこの右側
に植付入力軸(74)を、またその左側にブラケット(7
5)を介して水平センサ(76)を夫々配設させ、植付田
面に対する植付部(15)の左右傾斜を前記水平センサ
(76)により検出するように構成している。
次いで、第10図に示す如く、前輪(6)(6)を操向
作動させるタイロッド(79)(80)にパワーステアリン
グシリンダ(81)を連結し、操向ハンドル(14)と連動
するピットマンアーム(82)により切換えるパワーステ
アリングバルブ(83)を介して前記シリンダ(81)に油
圧ポンプ(84)を接続させると共に、植付部(15)を昇
降させる油圧シリンダ(31)に昇降バルブ(85)及び前
記パワーステアリングバルブ(83)を介して油圧ポンプ
(84)を接続させ、油圧ポンプ(84)に対し分流バルブ
(86)の絞り弁(87)を介して前記各バルブ(83)(8
5)を直列に設ける。
また左傾及び右傾ソレノイド(88)(89)を有するロ
ーリングバルブ(90)を備え、そのバルブ(90)により
複動型ローリングシリンダ(68)を作動制御すると共
に、前記分流バルブ(86)の絞り弁(91)を介して油圧
ポンプ(84)にローリングバルブ(90)を接続させ、可
変絞りバルブ(92)を有する遅動回路(93)並びに短絡
回路(94)のいずれかを介してローリングバルブ(90)
と前記絞り弁(91)を接続する変速バルブ(95)を設
け、変速ソレノイド(96)を有する前記バルブ(95)の
切換によりローリングシリンダ(68)を作動速度を変更
する一方、前記分流バルブ(86)の絞り弁(91)の減圧
作用により、エンジン(2)の回転数変化に関係なく、
油圧ポンプ(84)からの高圧油を常に略一定圧力で変速
バルブ(95)に印加させ、単位時間あたりの植付部(1
5)の左右傾斜修正量をエンジン(2)の回転数に係わ
らず略一定に保ち、エンジン(2)回転数が変化しても
常に設定速度でローリングシリンダ(68)を作動可能に
構成している。
さらに第11図に示す如く、マイクロコンピュータで構
成する水平制御回路(97)を備え、前記各センサ(52
a)(52b)(73)(76)並びに前記各ソレノイド(88)
(89)(96)を前記制御回路(97)に接続させると共
に、点灯により自動制御状態を表示する自動ランプ(9
8)と、前記フロートセンサ(52a)(52b)の検出範囲
(D)外の出力に基づいて点灯により異常検出状態を警
報する異常警報ランプ(99)と、固定及び自動及び畦際
モード端子(100a)(100b)(100c)を有する自動切換
スイッチ(100)と、左上げ及び右上げ端子(101a)(1
01b)を有する手動スイッチ(101)と、低速及び中速及
び高速端子(102a)(102b)(102c)を有して各ソレノ
イド(88)(89)(96)を駆動するパルスのデューティ
比を変更する制御速度切換スイッチ(102)と、設定ダ
イヤル(103)操作により走行車(1)に対する植付部
(15)の基準傾斜値を設定する傾斜設定器(104)と、
フロートセンサ(52a)(52b)出力並びに水平センサ
(76)出力を選択する検出切換スイッチ(105)と、走
行変速レバー(32)又は走行クラッチペダル(35)操作
と運動して主クラッチ(図示省略)「切」動作を検出す
る主クラッチスイッチ(106)とを備え、前記各スイッ
チ(77)(78)(100)(101)(102)(105)(106)
並びに前記各ランプ(98)(99)並びに設定器(104)
を前記制御回路(97)に接続している。
本実施例は上記の如く構成しており、第12図乃至第16
図のフローチャートに示す如く、前記手動スイッチ(10
1)の切換操作を行うことにより、第13図のように前記
スイッチ(101)の左上げ又は右上げ入力に基づいて左
上げ又は右上げ制御を行い、左傾及び右傾ソレノイド
(88)(89)を励磁してローリングバルブ(90)を切換
え、ローリングシリンダ(68)を作動させてローリング
支点軸(64)を中心に植付部(15)を左右方向に傾斜さ
せ、一定時間経過する迄この状態を維持した後で前記手
動制御が解除される。
また手動スイッチ(101)入力がなく、自動切換スイ
ッチ(100)が固定モード端子(100a)に位置し、固定
モードが入力されているとき、第14図のように設定ダイ
ヤル(103)操作による傾斜設定器(104)の基準傾斜値
を入力すると共に、対本機センサ(73)値を入力し、そ
の基準傾斜値にセンサ(73)値が一致するように左上げ
又は右上げ制御を行い、基準傾斜値に対応した傾斜角度
で植付部(15)を固定支持する。
一方、自動切換スイッチ(100)を固定モード以外の
位置に切換えているとき、植付昇降レバー(33)操作に
より植付部(15)を上昇させ、非作業スイッチ(78)が
オンになることにより、第15図のように制御速度高速切
換によって変速ソレノイド(96)が励磁し、変速バルブ
(95)を切換えて短絡回路(94)を介してローリングバ
ルブ(90)を油圧ポンプ(84)に接続させ、対本機セン
サ(73)入力により走行車(1)に対し植付部(15)が
略水平になるようにローリングシリンダ(68)を作動さ
せ、植付部(15)が上昇完了する前に植付部(15)を本
機に対し水平に支持し、車体カバー(12)後側のリヤフ
ェンダ部などに植付部(15)が接触するのを防止してい
る。
さらに前記昇降レバー(33)操作により植付部(15)
を下降させることにより、作業スイッチ(77)がオンに
なり、一定時間経過するまで制御を休止させ、前記レバ
ー(33)を下降位置から植付位置に切換るのに必要な時
間が経過するまで待機させ、制御動作初期での誤動作を
防いで浮苗発生などを阻止する。
そして植付部(15)降下から一定時間経過したとき、
検出切換スイッチ(105)操作により水平センサ(76)
から入力させることにより、対本機センサ(73)入力に
基づき植付部(15)の左右傾斜が制御範囲内であるか否
かを検出し、植付部(15)が本機に対し制御範囲よりも
大きく傾斜しているときは異常警報ランプ(99)を点灯
させて作業者に知らせる一方、植付部(15)の傾斜が制
御範囲内のとき、水平センサ(76)入力に基づいてロー
リングシリンダ(68)を作動制御し、左上げ制御及び右
上げ制御により植付田面に対して植付部(15)を略水平
に支持させ、一定時間経過する迄その状態を保って水平
センサ(76)に基づくローリング制御を繰返し行う。ま
た前記検出切換スイッチ(105)操作によりフロートセ
ンサ(52a)(52b)から入力させたとき、左右フロート
センサ(52a)(52b)入力が検出範囲内であるか否かを
夫々確認し、検出範囲外のときは異常警報ランプ(99)
を点灯させてセンサフロート(50)(50)の異常上下動
を作業者に知らせる。一方、前記センサ(52a)(52b)
入力が検出範囲のとき、自動切換スイッチ(100)が畦
際モードであるか否かを確認し、畦際モードでないと
き、走行変速レバー(32)又は走行クラッチペダル(3
5)の主クラッチ切操作により主クラッチスイッチ(10
6)がオンになって水平制御が中止されると共に、前記
スイッチ(106)がオフで主クラッチ入のときは対本機
センサ(73)から入力される。また畦際モードのときは
設定ダイヤル(103)操作による基準傾斜値が傾斜設定
器(104)から入力され、対本機センサ(73)入力の対
本機水平点をその基準傾斜値により補正し、走行車
(1)の左右傾斜に係わらず植付部(15)が植付田面に
対し水平である位置を対本機センサ(73)入力の中立位
置とすると共に、左右フロートセンサ(52a)(52b)出
力差を前記設定器(104)の基準傾斜値により補正し、
植付田面に対する実際の植付部(15)の傾斜を算出させ
るものである。
そして対本機センサ(73)入力又はこのセンサ(73)
入力補正値に基づき、左右フロートセンサ(52a)(52
b)入力が大であるか否かを判断し、植付田面に対し植
付部(15)が大きく傾いているとき、制御速度高速切換
により変速ソレノイド(96)を励磁させ、変速バルブ
(95)を切換えて短絡回路(94)を介して油圧ポンプ
(84)の作動油をローリングバルブ(90)に印加させ、
ローリングシリンダ(68)の作動を高速で行わせる一
方、植付田面に対する植付部(15)の傾きが小さいと
き、制御変速低速切換によりローリングバルブ(90)に
変速バルブ(95)を遅動回路(93)を介して接続させ、
ローリングシリンダ(68)の作動を低速で行わせる。
また左右フロートセンサ(52a)(52b)の出力差に基
づき植付田面に対する植付部(15)の左右方向の傾斜角
を演算し、左傾又は右傾を判断してローリングシリンダ
(68)を前記の設定速度で作動させ、各センサ(52a)
(52b)の出力差をなくすように左上げ及び右上げ制御
を行い、植付田面に対して植付部(15)を略水平に支持
するもので、畦際モードにおいては傾斜設定器(104)
の基準傾斜値を中心に左右フロートセンサ(52a)(52
b)の出力差に基づいて植付部(15)の傾斜角を演算
し、各センサ(52a)(52b)の出力差と設定器(104)
の基準傾斜値とを一致させるように前記シリンダ(68)
によるローリング制御を行う。
なお、上記のローリング制御において、手動スイッチ
(101)操作によりその制御が中断すると共に、昇降レ
バー(33)の植付部(15)上昇操作によりこれと同時に
ローリング制御は停止し、また畦際モードでのローリン
グ制御は変速レバー(32)及びクラッチペダル(35)の
クラッチ切操作に係わらず行われ、例えば畦際において
田植作業を一時的に中断して畦際モードに必要な傾斜設
定器(104)操作を行えるものである。
昇降バルブの操作により植付部を下降させて接地させ
る植付用中央均平フロートの支持部と植付部の左右傾斜
を検出するセンサフロート前部支持部とを、同時に一定
の割合で上下調節ができるものであり、昇降バルブの操
作により植付部を下降させて接地させる植付用中央均平
フロートの上下接地高さ変更に応じて、植付用左右均平
フロートの外側方で植付部の両側部のセンサフロートの
検知基準も上下補正調節を行なうことができるものであ
り、また、植付深さ調節レバーを連結させた軸体を該植
付深さ調節レバーで調節して、昇降バルブの操作により
植付部を昇降させて接地させる植付用中央均平フロート
の植付深さによる上下接地高さ変更に応じて、植付用左
右均平フロートの外側方で植付部の両側部のセンサフロ
ートの検知基準も、同時に一定の割合で上下補正調節を
行なうことができるものである。さらに、センサフロー
ト前部を支点ブラケットに支点軸を介して回転自在に取
付けることにより、枕地の方向転換などでセンサフロー
トが下降支持されても、センサフロートが畦などに突入
することがなく、従来よりも安全に取扱い得ると共に、
植付け田面を均平にする機能をもたせるものではないか
ら、左右傾斜検出感度など制御機能を従来よりも容易に
向上させ得、また支点ブラケットを設けることによって
連動リンクとセンサフロートの連結構造の簡略化などを
容易に行えるものである。
本考案は、走行車にリンク機構を介して支持フレーム
を連結させ、該支持フレームに植付部を左右方向に揺動
自在に設けると共に、該植付部に設けられた植付ケース
の下方中央に植付用中央均平フロートおよび植付ケース
の下方左右に植付用左右均平フロートを、植付部左右方
向に横架させた植付深さ調節軸にて植付深さ調節リンク
を介して各々支持するよう構成し、該植付深さ調節軸に
植付深さ調節レバーを連結し、植付部の左右傾斜を検出
する左右一対のセンサフロートを前記植付用左右均平フ
ロートの外側方に備えた田植機のローリング制御装置に
おいて、前記植付用左右均平フロートの外側方で植付部
の両側部に、機体支点を介して支点ブラケットを回転自
在に設け、前記センサフロートの前部を支点ブラケット
に支点軸を介して回転自在に設け、前記サンセフロート
の上下動と連動させて植付部の左右傾斜による上下変位
量を検出すべく、前記センサフロートと前記支点ブラケ
ットが前記支点軸を中心としてなす角度を検出するセン
サを設け、前記センサフロートの前部を支持する支点ブ
ラケットを、前記植付深さ調節レバーを連結させた前記
植付深さ調節軸の側端部に連動リンクを介して、前記植
付用中央均平フロートおよび前記植付用左右均平フロー
トを上下調節したときに、同時に前記センサフロートの
支点軸をも上下調節するように、連動連結させたもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す植付部の側面図、第2
図は全体の側面図、第3図は同平面図、第4図は植付部
の側面図、第5図は同平面図、第6図はセンサフロート
部の平面図、第7図はローリングシリンダ部の側面図、
第8図は同正面図、第9図は同部分図、第10図は油圧回
路図、第11図はローリング制御回路図、第12図乃至第16
図はフローチャートである。 (15)……植付部 (39)……植付深さ調節軸(軸体) (41)……植付深さ調節レバー (48)……サイドバンパ(機体支点) (49)……支点ブラケット (50)……センサフロート (51)……支点軸 (53)……連動リンク
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−130305(JP,A) 特開 昭60−75205(JP,A) 特開 昭57−79805(JP,A) 特開 昭59−192012(JP,A) 特開 昭56−154903(JP,A) 実開 昭54−27022(JP,U) 実開 昭58−189723(JP,U) 実公 昭57−3219(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行車にリンク機構を介して支持フレーム
    を連結させ、該支持フレームに植付部を左右方向に揺動
    自在に設けると共に、該植付部に設けられた植付ケース
    の下方中央に植付用中央均平フロートおよび植付ケース
    の下方左右に植付用左右均平フロートを、植付部左右方
    向に横架させた植付深さ調節軸にて植付深さ調節リンク
    を介して各々支持するよう構成し、該植付深さ調節軸に
    植付深さ調節レバーを連結し、植付部の左右傾斜を検出
    する左右一対のセンサフロートを前記植付用左右均平フ
    ロートの外側方に備えた田植機のローリング制御装置に
    おいて、前記植付用左右均平フロートの外側方で植付部
    の両側部に、機体支点を介して支点ブラケットを回転自
    在に設け、前記センサフロートの前部を支点ブラケット
    に支点軸を介して回転自在に設け、前記センサフロート
    の上下動と連動させて植付部の左右傾斜による上下変位
    量を検出すべく、前記センサフロートと前記支点ブラケ
    ットが前記支点軸を中心としてなす角度を検出するセン
    サを設け、前記センサフロートの前部を支持する支点ブ
    ラケットを、前記植付深さ調節レバーを連結させた前記
    植付深さ調節軸の側端部に連動リンクを介して、前記植
    付用中央均平フロートおよび前記植付用左右均平フロー
    トを上下調節したときに、同時に前記センサフロートの
    支点軸をも上下調節するように、連動連結させたことを
    特徴とする田植機のローリング制御装置。
JP1986111292U 1986-07-18 1986-07-18 田植機のロ−リング制御装置 Expired - Lifetime JP2522282Y2 (ja)

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JPS5427022U (ja) * 1977-07-26 1979-02-22
JPS573219U (ja) * 1980-06-06 1982-01-08
JPS60130305A (ja) * 1983-12-15 1985-07-11 ヤンマー農機株式会社 乗用田植機の植付制御装置

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