JP2518079Y2 - 自動車用マッドフラップ - Google Patents

自動車用マッドフラップ

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JP2518079Y2
JP2518079Y2 JP1990007366U JP736690U JP2518079Y2 JP 2518079 Y2 JP2518079 Y2 JP 2518079Y2 JP 1990007366 U JP1990007366 U JP 1990007366U JP 736690 U JP736690 U JP 736690U JP 2518079 Y2 JP2518079 Y2 JP 2518079Y2
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JP
Japan
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mud
vehicle body
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splash prevention
plastic
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JP1990007366U
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JPH0398187U (ja
Inventor
道治 川崎
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大協株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用マッドフラップの改良に関するもの
である。
(従来の技術) 自動車の車輪後側には、泥跳ねを防止する目的でマッ
ドフラップを取り付けることが行われている。これは標
準使用として自動車メーカーにより取り付けられる場合
もあるし、標準車には取り付けられておらず、ディラー
で準備されたアクセサリーパーツをユーザーの好みで取
り付けられる場合もある。
後者の場合、取り付けられる前後で車両ボディの外観
が著しく異なることからファッショナブルな取り付けを
選択するユーザーも少なくない。
このような観点から、最近では空気力学的意義も多少
あるが、大形のマッドフラップが好まれるに至ってい
る。
(考案が解決しようとする課題) ところで、大形のマッドフラップを構成する場合、泥
跳ね防止部分とそれに連続し、車体外板表面より所定寸
法の膨らみで形成される本体部からなるが、軽量プラス
チックで全体を構成しようとすると、周辺部で車体外板
に締着しようとしても本体部中央部の剛性が不足する。
さらに、泥跳ね防止部分を石跳ねなどを配慮して軟質に
したいという要求に答えると、なおさら、上記剛性が低
下することになる。
そのため、成形体の板厚を増大すると、重量、コスト
がアップし、それに代え、リブ等を形成して剛性の向上
を図ろうとするとリブ付け部の外表面にヒケが発生し、
外観、商品価値を損なうという問題がある。
そこで、本考案は大形のマッドフラップを軽量化形成
しても剛性不足となることのないマッドフラップ構造を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は泥跳ね防止部分とそれに連続し、車体外板表
面より所定寸法の膨らみで形成される本体部を軽量プラ
スチックで形成してもその膨らみ部分にプラスチック発
泡体により裏張り部分とそこから車体外板に至る格子状
の脚部を一体的に形成すれば、表面外観を損なうことな
く剛性補強を達成することができることを見い出して完
成したもので、泥跳ね防止部分とそれと連続し、車体外
板表面より所定の寸法の膨らみで形成される本体部から
なるマッドフラップにおいて、 上記泥跳ね防止部分とそれに連続する本体部とをプラ
スチック成形体で構成し、そのプラスチック成形体の本
体部内面の裏張り部と上記車体外板表面に至る格子状脚
部をプラスチック発泡体で一体的に構成し、該発泡体と
車体外板表面で包囲される密閉空間の空気圧と該発泡体
自体の弾性によりプラスチック成形体本体部全体を上記
車体外板から弾性的に支持するようにしたことを要旨と
する自動車用マッドフラップにある。
ここで、泥跳ね防止部分とは車輪後側に配設されるフ
ラップ形状部分をいい、本体部とはそれに連続し、車体
外板表面を覆う部分をいう。
本考案は上記本体部から膨らみを有するマッドフラッ
プを対象とするが、任意のデザインが採用されてよい。
また、格子状脚部とはプラスチック成形体の本体部内
面に形成された裏張り部分から車体外板表面に向かって
延びる脚部が格子状態に複数本互いに連結する構造を意
味する。
(作用効果) 本考案によれば、軽量プラスチックで表皮のみからな
る本体部は剛性不足となりがちであるが、その本体部の
膨らみをプラスチック発泡体により裏張りし、そこから
格子状脚部により支持するので、剛性を補強できるだけ
でなく、発泡体による弾性的支持と発泡体により包囲さ
れる空間の空気圧により二重に支持できるので、軽量プ
ラスチックの膨出部分の支持構造に適する。しかも、そ
の脚部先端を接着により車体外板に固着すれば、格子状
脚部を介してマッドフラップを形成する成形体が車体に
固着され、強度大なる接合が得られる。
以下、本考案を添付図面に示す具体例に基づき、詳細
に説明することにする。
(実施例) 第1図は本考案にかかるマッドフラップの取り付け状
態を示し、車体2の車輪3の後側に泥跳ね防止部分11と
それに連続し、車体外板表面より所定寸法の膨らみで形
成される本体部12からなるマッドフラップ1が締結され
る。
このマッドフラップ1の泥跳ね防止部分11は車輪3の
後側に垂下して伸び、それに連続する本体部12は車体下
方外板を覆うように外方に膨出し、後方に伸び、車体2
との一体性が持たれている。
このマッドフラップの本体部12は、泥跳ね防止部分11
と連続する本体部表皮部材12aと、該本体部表皮表皮部
材12aと車体外板表面2aとがなす空所に形成されたプラ
スチック発泡体の格子状脚部4から一体的に構成されて
おり、本体部表皮部材12aを支持している。即ち、本体
部表皮部材12aの内表面全体にはプラスチック発泡体が
裏張りされて薄肉部41を形成し、剛性の向上を図ると同
時に振動音のダンピングを図っている。しかも内表面全
体の周囲を取り巻く脚42、42′と横長手方向に伸びる脚
43とこの脚43と一定間隔で交差する複数の脚44を突設
し、互いに連結して全体として格子状脚部4を形成して
いるので、発泡体によって包囲された空間Sが形成され
る。本体部表皮部材12aの上端部は、上記プラスチック
発泡体の上方脚42先端を両面テープ5などにより車体外
板表面2aに接着して固定する一方、下端部はボルトBに
て車体外板端部2aに固定する(第3図および第4図参
照)。この場合、通常、下方脚42は接着せず、中央脚43
の先端とは1〜2mmの空隙を車体外板表面2aとの間隔を
設けるのがよい。これにより、石跳ね、接触等の大変形
に対する剛性を付与すると同時に表皮部材12aのベコツ
キを防止しているが、必要に応じて脚部先端を接着して
も支障はない。
上記構造のマッドフラップは次のようにして製造され
る。
EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)の射出成形によ
り泥跳ね防止部分41と本体部42とからなる板厚2.0〜3.0
のプラスチック成形体(表皮部材)を成形する。これを
第5図に示すように、上型6と下型7からなる型内にイ
ンサートし、空所にウレタン発泡体を注入して発泡させ
て製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るマッドフラップの取り付け状態を
示す概略側面図、第2図は本考案に係るマッドフラップ
の正面図、第3図は第2図のA−A線断面図、第4図は
第2図のB−B線断面図、第5図は本考案に係るマッド
フラップの成形状態を示す断面説明図である。 1……マッドフラップ、11……泥跳ね防止部分、12……
本体部、12a……表皮部材、2……車体、2a……車体外
板、3……車輪、4……格子状脚部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】泥跳ね防止部分とそれと連続し、車体外板
    表面より所定の寸法の膨らみで形成される本体部からな
    るマッドフラップにおいて、 上記泥跳ね防止部分とそれに連続する本体部とをプラス
    チック成形体で構成し、そのプラスチック成形体の本体
    部内面の裏張り部と上記車体外板表面に至る格子状脚部
    をプラスチック発泡体で一体的に構成し、該発泡体と車
    体外板表面で包囲される空間の空気圧と該発泡体自体の
    弾性によりプラスチック成形体本体部全体を上記車体外
    板から弾性的に支持するようにしたことを特徴とする自
    動車用マッドフラップ。
JP1990007366U 1990-01-29 1990-01-29 自動車用マッドフラップ Expired - Lifetime JP2518079Y2 (ja)

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JPH0398187U JPH0398187U (ja) 1991-10-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NO143139C (no) * 1978-01-17 1981-01-07 Odd Havre Fremgangsmaate til overfoering av et fluidum fra en stasjon paa havbunnen til et fartoey, eller omvendt, og en anordning for utfoerelse av fremgangsmaaten
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JPS61203174U (ja) * 1985-06-10 1986-12-20
JPS62149485U (ja) * 1986-03-14 1987-09-21

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