JP2517367Y2 - 農作業機のエンジン排気構造 - Google Patents

農作業機のエンジン排気構造

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JP2517367Y2
JP2517367Y2 JP1990038363U JP3836390U JP2517367Y2 JP 2517367 Y2 JP2517367 Y2 JP 2517367Y2 JP 1990038363 U JP1990038363 U JP 1990038363U JP 3836390 U JP3836390 U JP 3836390U JP 2517367 Y2 JP2517367 Y2 JP 2517367Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンバインなどの農作業機に利用するエン
ジン排気構造に関する。
〔従来の技術〕
コンバインのエンジン排気構造の一例として、例えば
実開昭61-49017号公報に示されるように、マフラー本体
から排出される排ガスを、機体の前後方向に沿って機体
下部に配備した導管の前端に導くとともに、この導管の
前端から外気をエゼクタ作用で導管内に吸入して排ガス
と混合し、外気で希釈されて温度の下がった排ガスを導
管の後端から排出するよう構成したものがある。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の排気構造は、マフラー本体からの高温の排
ガスを吸入外気で希釈し、長い導管を介して機体の下部
後方に導いて機外に放出することによって、放出ガスの
低温化及び排気騒音の低減化を図ったものであるが、外
気の吸入部がエンジン本体に近い箇所に形成されていた
ために、マフラー本体からの輻射熱で温められた外気を
吸入することになり、排ガスの温度低下効果が必ずしも
充分ではなかった。
本考案は、このような点に着目してなされたものであ
って、より低温の外気で排ガスを希釈して導管後端から
放出されるガスの一層の低温化を可能にすることを目的
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案特徴構成は、マフラ
ー本体から下方に延出した排気管の後端を後向きに屈曲
し、機体前後方向に沿って機体下部に配設した導管の前
向き前端に前記排気管の後端を間隙をもって挿入し、前
記間隙より外気が導管内に吸入されて排気管からの排ガ
スが希釈されるよう構成するとともに、前記導管前端の
やや前方に相当する前記前後方向に沿う排気管部分に、
正面視にて前記間隙を隠蔽するフランジを備え、前記間
隙の周りを上方側から覆う庇部を前記フランジの上端に
連設し、前記間隙の周りの下方側に、その間隙と連通す
る開放空間を形成してある点にあり、その作用及び効果
は次のようである。
〔作用〕
上記特徴構成によると、 〔イ〕導管前端の外気吸入用の間隙はマフラー本体から
離れた低位置となり、マフラー本体からの輻射熱を受け
ることが比較的少く、この間隙からは充分低温の外気が
吸入されて導管内に導かれる。
〔ロ〕通常の田面を前進走行する場合はもちろんのこ
と、たとえ強湿田において機体が大きく沈下した状態で
前進走行する場合であっても、排気管に備えたフランジ
によって、前記間隙から導管内に泥や雑草などが侵入す
るのを阻止することができる。
〔ハ〕例えば導管の後端が泥内に沈下して排ガスの放出
抵抗が大きくなり、導管の前端において前記間隙から高
温の排ガスが前向きに吹出たような場合に、フランジ
と、このフランジの上端の庇部とによって排ガスを前記
間隙周りの下方の開放空間側に跳ね返して、高温の排ガ
スが前方の諸装置にふりかかるのを防止することができ
る。
〔ニ〕ゴミ等の異物が上方側から前記間隙に落下侵入す
るのを、前記フランジの上端の庇部によって阻止でき
る。
〔考案の効果〕
従って本考案によれば、前記作用〔イ〕,〔ロ〕,
〔ハ〕,〔ニ〕により、導管内に泥や雑草やゴミなどが
侵入するという不具合や、導管の後端が泥内に沈下した
ことに起因して逆噴射した高温の排ガスが前方の諸装置
にふりかかるという不具合を防止した状態で、マフラー
本体の影響を受けることの少い低位置に設定した導管前
端の間隙から冷外気を導管内に吸入でき、排ガスの希釈
効果を一層高めて放出ガスの温度低下を図ることができ
るようになった。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第10図及び第11図に農作業車の一例であるコンバイン
前部の側面が、又第4図及び第5図に原動部の側面及び
正面が夫々示されている。このコンバインは、クローラ
走行装置(1)を備えた走行機体(2)の前部に刈取前
処理部(3)が支点(P)を中心に上下揺動調節可能に
連結されるとともに、走行機体(2)上に脱穀装置
(4)、穀粒回収部(5)、エンジン(6)、及び操縦
部(7)が設けられたものとして構成されている。
前記エンジン(6)は箱形のボンネット(8)で外囲
されており、かつ、このボンネット(8)内にラジエー
タ(9)、マフラー本体(10)等のエンジン付属機器が
収納されている。
第4図に示すように、前記マフラー本体(10)はボン
ネット(8)内の後寄り箇所に立姿勢で配設され、その
上端入口がエンジン(6)のエキゾーストマニホールド
(11)に連通接続されるとともに、マフラー本体(10)
の下端から排気管(12)が突設されている。この排気管
(12)はその後端が後方に向かうよう屈曲され、この後
向き後端部が機体前後方向に向かう機体フレーム(13)
に沿わせて配備した導管(14)の前向き前端部に挿入さ
れている。
第1図に示すように、導管(14)は排気管(12)より
やや大径の管が使用されるとともに、その前端部が更に
大径に構成され、もって、導管(14)の前端部と排気管
(12)の後端部との間に環状の間隙(15)が形成されて
いる。
この間隙(15)は排気管(12)から排ガスが導管(1
4)が流入する際のエゼクタ作用で外気を導管(14)内
に吸入するためのものであって、吸入した外気によって
排ガスが希釈されて温度の低下が図られる。
又、前記排気管(12)の後端部には、前記間隙(15)
のやや前方箇所においてこの間隙(15)を前方から略遮
蔽する角形のフランジ(16)が取付けられている。この
フランジ(16)は、上側フランジ板(16a)と下側フラ
ンジ板(16b)の二分割構造となっており、夫々に備え
たバンド部(17a),(17b)を排気管(12)に外嵌して
締上げ連結することで、フランジ(16)を排気管(12)
に固定するようになっている。
前記バンド(17a),(17b)はその一部のみが上側フ
ランジ板(16a)及び下側フランジ板(16a)に溶接固定
され、かつ、上側フランジ板(16a)の下縁が下側フラ
ンジ板(16b)よりも突出され、上方からふりかかるゴ
ミが下側フランジ板(16b)の上縁に引掛かることがな
いように構成されている。又、上側フランジ板(16a)
の上端には、前記間隙(15)の周りを上方側から覆って
ゴミが外気吸入部位にふりかかるのを防止する庇部(1
8)が連設されるとともに、外側方からゴミが多い外気
が吸入されるのを抑制する遮蔽板(19)が下側フランジ
板(16b)に取付けられ、前記間隙(15)の周りの下方
側には、その間隙(15)と連通する開放空間(S)が形
成されている。
前記フランジ(16)と庇部(18)とは、例えば導管
(14)の後端が泥内に沈下して排ガスの放出抵抗が大き
くなり、導管(14)の前端において前記間隙(15)から
高温の排ガスが前向きに吹出たような場合に、排ガスを
前記間隙(15)周りの下方の開放空間(S)側に跳ね返
して、高温の排ガスが前方の諸装置にふりかかるのを防
止する機能も発揮する。
尚、第5図に示すように、前記ボンネット(8)の機
体横外側には、防塵吸気口(21)を備えた吸気ダクト
(22)が連設されており、このダクト(22)を通った清
浄な外気がラジエータ(9)に冷却風として供給され
る。又、前記吸気ダクト(22)はボンネット(8)の横
外側に位置するダクト本体(22a)と、これの上部に付
設突設される延長ダクト(22b)とからなり、延長ダク
ト(22b)の下部内面に取付けたリブ(23)をダクト本
体(22a)の上縁にその全長にわたって接当させること
によって、延長ダクト(22b)接続部での強度アップ
と、この接続部でのシール性を高めている。
又、第6図に前記刈取前処理部(3)の揺動支点部が
示されている。図示のように、刈取前処理部(3)のフ
レーム(3a)の基端が、機体フレーム(13)の前部上に
備えた作動油タンク(24)の上面にブラケット(25)を
介して枢支され、この作動油タンク(24)上にワラ屑等
が直接ふりかかるのを阻止するゴムタレ(26)が、脱穀
装置(4)の入口プレート(27)の下側箇所に吊下げ支
持されている。そして、このゴムタレ(26)に、刈取前
処理部(3)に備えた電気機器と走行機体側に備えた電
気機器とを接続するハーネス(28)が貫通され、刈取前
処理部(3)の上下動に伴うハーネス(28)の変形によ
ってゴムタレ(26)が動かされて、これにふりつもった
ワラ屑等が滑落してゆくように構成されている。
又、第8図に前記クローラ走行装置(1)への動力伝
達部が示されている。図において、(30)は走行用のミ
ッションケースであって、その上部入力部に静油圧式無
段変速装置(31)が連結されている。この無段変速装置
(31)とミッションケース(30)との接続部が第9図に
示されている。図から明らかなように、無段変速装置
(31)の出力軸(32)がミッションケース(30)内に突
入されるとともに、この出力軸(32)にスプライン外嵌
した出力ギヤ(33)のボス部が一対のベアリング(34)
を介してミッションケース(30)に支承されている。そ
して、外側のベアリング(34)がミッションケース(3
0)から少し突出され、この突出部分が無段変速装置(3
1)の出力孔(35)に内嵌されて芯出しに利用されてい
る。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はエンジン排気構
造部の一部切欠き側面図、第2図は要部の縦断後面図、
第3図は要部構成部品の分解斜視図、第4図は原動部の
側面図である。又、第5図はエンジン搭載部の縦断正面
図、第6図は刈取前処理部の基部の側面図、第7図は防
塵用ゴムタレの正面図、第8図は走行部の正面図、第9
図はミッションケース入力部の拡大断面図、第10図はコ
ンバイン前部の右側面図、第11図はコンバイン前部の左
側面図である。 (10)……マフラー本体、(12)……排気管、(14)…
…導管、(15)……間隙、(16)……フランジ、(S)
……開放空間。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マフラー本体(10)から下方に延出した排
    気管(12)の後端を後向きに屈曲し、機体前後方向に沿
    って機体下部に配設した導管(14)の前向き前端に前記
    排気管(12)の後端を間隙(15)をもって挿入し、前記
    間隙(15)より外気が導管(14)内に吸入されて排気管
    (12)からの排ガスが希釈されるよう構成するととも
    に、前記導管(14)前端のやや前方に相当する前記前後
    方向に沿う排気管(12)部分に、正面視にて前記間隙
    (15)を隠蔽するフランジ(16)を備え、前記間隙(1
    5)の周りを上方側から覆う庇部(18)を前記フランジ
    (16)の上端に連設し、前記間隙(15)の周りの下方側
    に、その間隙(15)と連通する開放空間(S)を形成し
    てある農作業機のエンジン排気構造。
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