JPH072279Y2 - トラクタのエンジン部構造 - Google Patents

トラクタのエンジン部構造

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JPH072279Y2
JPH072279Y2 JP1988094186U JP9418688U JPH072279Y2 JP H072279 Y2 JPH072279 Y2 JP H072279Y2 JP 1988094186 U JP1988094186 U JP 1988094186U JP 9418688 U JP9418688 U JP 9418688U JP H072279 Y2 JPH072279 Y2 JP H072279Y2
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JP
Japan
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engine
exhaust port
battery
air cleaner
air
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JP1988094186U
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JPH0215515U (ja
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哲昭 林
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Kubota Corp
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    • Y02E60/12

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車体前部にエンジンを搭載し、このエンジン
の前方下部にバッテリーを、後方にラジエータを配置
し、運転部付近から吸い込んだ冷却風をエンジンボンネ
ット内を通して前方の排気口から排出するように構成し
てあるトラクタのエンジン部構造に関する。
〔従来の技術〕
冒記のエンジン部構造を持つトラクタでは、機体の後部
に対地作業装置を装着すると重心が後方に偏るため、エ
ンジンの前方に位置するエンジンボンネット内の前部に
バッテリーを配置し、機体の重心を少しでも前部にくる
ようにしてある。また、比較的清浄な外気を取り入れる
ため、エンジンの後方にラジエータを配置し、運転部付
近の外気をエンジンボンネット内に取り入れて前方の排
気口から排出するようにしてある。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかし、上述のエンジン部構造では、吸気した外気がラ
ジエータのみならず、エンジンや他のエンジン関連機器
の冷却にも寄与することになり、排気口から排出される
冷却風は相当高温になる。そして、高温になった冷却風
の一部がエンジンから排気口へ向かう際に、エンジンの
前下方に回り込んでバッテリーに吹きつけていた。その
ためバッテリーが加熱され、バッテリー液の早期蒸発や
出力不足を招くなどの難点があった。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであって、そ
の目的は、エンジン部の簡単かつ合理的な改造によって
バッテリーの加熱を防止できるようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案にかかるトラクタのエンジン部構造は、上記目的
を達成するため、車体前部にエンジンを搭載し、このエ
ンジンの前方下部にバッテリーを、後方にラジエータを
配置し、運転部付近から吸い込んだ冷却風をエンジンボ
ンネット内を通して前方の排気口から排出するように構
成してあるトラクタのエンジン部構造において、エンジ
ンの前面に近接し、かつバッテリーの上方で前記排気口
より下方に相当する位置にエアークリーナを配備すると
ともに、該エアークリーナと前記排気口との間に、前記
冷却風を前記排気口へ導く遮蔽板を配設してある。
かかる特徴構成による作用及び効果は次の通りである。
〔作用〕
すなわち、エンジンの前下方に回り込んでくる冷却風を
エアークリーナ及び遮蔽板で遮ることになるので、その
冷却風がバッテリーに直接吹きつけないようになってい
るとともに、冷却風はエアークリーナ及び遮蔽板で排気
口に円滑に案内されることになる。
〔考案の効果〕
従って、エアークリーナ及び遮蔽板によって冷却風がバ
ッテリーに吹き付けることが抑制されるので、バッテリ
ーの加熱が抑えられてバッテリー液の蒸発量が減少する
ことになり、よって、バッテリーの寿命を延ばすことが
可能になった。しかも、エンジン関連機器の一つである
エアークリーナを合理的に利用するので、特別な遮熱板
を新たに設けたり、大きな遮熱板を設けたりする必要が
なく、経済的に構成できる等の利点がある。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図にトラクタのエンジン部が示されている。運転部
(1)の前方に位置する機体フレーム(2)上にエンジ
ン(E)を搭載してあり、このエンジン(E)の前方下
部にバッテリー(BT)を、後方に冷却ファン(3)とラ
ジエータ(4)を配置してある。また、これらを覆うエ
ンジンボンネット(5)の後方には吸気口(6)を、前
面には排気口(7)を配備してある。冷却ファン(3)
によって吸気口(6)からエンジンボンネット(5)内
に取り入れた外気を、ラジエータ(4)とエンジン
(E)の周囲を通して前方へ送り、排気口(7)のスリ
ット(7a)を通して排出していく空冷構造になってい
る。
前記エンジン(E)に近接し、かつ、バッテリー(BT)
の上方に相当する位置には、エアークリーナ(8)を配
備してある。更に、排気口(7)の下縁部にゴムプレー
ト等の可撓性の遮断板(9)を設け、この遮蔽板(9)
の後部をエアークリーナ(8)の上部に載せてある。そ
れによって、エンジン(E)の上方を通って前方に流れ
て行く冷却風がエアークリーナ(8)と遮蔽板(9)に
よってスムーズに排気口(7)の方に達するようにして
ある。従って、加熱された冷却風がバッテリー(BT)に
直接吹きつけることが抑制され、バッテリー(BT)の温
度上昇を抑制できるものになっている。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にするために符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るトラクタのエンジン部構造の縦断側
面図である。 (1)……運転部、(4)……ラジエータ、(5)……
エンジンボンネット、(7)……排気口、(8)……エ
アークリーナ、(E)……エンジン、(BT)……バッテ
リー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体前部にエンジン(E)を搭載し、この
    エンジン(E)の前方下部にバッテリー(BT)を、後方
    にラジエータ(4)を配置し、運転部(1)付近から吸
    い込んだ冷却風をエンジンボンネット(5)内を通して
    前方の排気口(7)から排出するように構成してあるト
    ラクタのエンジン部構造であって、エンジン(E)の前
    面に近接し、かつバッテリー(BT)の上方で前記排気口
    (7)より下方に相当する位置にエアークリーナ(8)
    を配備するとともに、該エアークリーナ(8)と前記排
    気口(7)との間に、前記冷却風を前記排気口(7)へ
    導く遮蔽板(9)を配設してあるトラクタのエンジン部
    構造。
JP1988094186U 1988-07-15 1988-07-15 トラクタのエンジン部構造 Expired - Lifetime JPH072279Y2 (ja)

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JPH0215515U JPH0215515U (ja) 1990-01-31
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008068866A (ja) * 2007-11-06 2008-03-27 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 田植機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58122642U (ja) * 1982-02-16 1983-08-20 株式会社クボタ トラクタのバツテリ断熱構造
JPS59102428U (ja) * 1982-12-23 1984-07-10 株式会社クボタ 草刈用トラクタ

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