JPH0239852Y2 - - Google Patents

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JPH0239852Y2
JPH0239852Y2 JP18372083U JP18372083U JPH0239852Y2 JP H0239852 Y2 JPH0239852 Y2 JP H0239852Y2 JP 18372083 U JP18372083 U JP 18372083U JP 18372083 U JP18372083 U JP 18372083U JP H0239852 Y2 JPH0239852 Y2 JP H0239852Y2
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JP
Japan
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radiator
wind
engine
cooling
running
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JP18372083U
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JPS6091517U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案は、自動車の機関の冷却装置の改良に
係り、特に運転状態に応じて走行風の流れを調整
し、調整した走行風を利用して自動車の機関の適
当な冷却を図ることのできる自動車の機関の冷却
装置に関する。
[考案の技術的背景] 内燃機関においては、その運転中、シリンダ内
では間断なくガスの爆発が行なわれ、爆発ガスの
温度は1500〜2000℃にも達するから、もしこれを
そのまま放置するならば、もちろんエンジンはた
ちまち焼け付いてしまう。そこでエンジンを適当
に冷却するための装置として冷却装置がある。現
在、自動車に用いられているエンジンの冷却装置
には空冷式と水冷式の2種類がある。
このうち水冷式は、シリンダの外周にウオータ
ジヤケツトを形成し、またエンジン前面にラジエ
ータを設け、これに水を絶えず循環させてエンジ
ンを冷却するものである。即ち、エンジンを冷却
して熱せられたウオータジヤケツト内の冷却水
は、ウオータポンプによつてラジエータ上部へ送
られ、ラジエータの冷却管を通つて下部に至まで
に、冷却フアンによつて吸い込まれる走行風のた
めに冷やされ、再びウオータジヤケツトに至つて
エンジンを冷却するのである。
[背景技術の問題点] 前述の如く、エンジンを冷却して熱せられた冷
却水は、ラジエータの冷却管を通つて下部に至る
までに、冷却フアンによつて吸い込まれる走行風
のために冷やされるが、アイドリング時や低速時
のように走行風が少ない場合には、熱せられた冷
却水を充分に冷却することができない不都合があ
つた。また、アイドリング時や低速時では第4図
に示す如く、熱風bの巻き込み現象を生じる場合
があり、これによつても熱せられた冷却水を充分
に冷却することができない不都合があつた。
上述のような不都合を除去する手段として、第
5図に示すように、ラジエータの周囲に集積板1
02を形成すればよいが、集積板を形成するとエ
ンジンルーム内に走行風が充分に入らないことに
なり、高速時にエンジンルーム内の温度が上昇し
た場合、エンジンルーム内の温度を下げることが
できないという新たな不都合を生じる欠点があつ
た。
[考案の目的] そこでこの考案の目的は、上記欠点を除去し、
アイドリング時や低速時のように走行風が少ない
場合には積極的に走行風をラジエータに取り入れ
ることができ、しかも熱風の巻き込み現象を防止
し、さらに、高速時にはエンジンルーム内に走行
風を取り入れ、エンジンルーム内の温度上昇を防
止することのできる自動車の機関の冷却装置を実
現するにある。
[考案の構成] この目的を達成するためにこの考案は、自動車
のフロントグリル孔の最遠部と該最遠部の内側で
且つその後方に配置されたラジエータの縁部との
間に亘つて所定風圧以上で開動する集積板を前方
に向つて末広がり状に傾斜して設けたことを特徴
とする。
[考案の実施例] 以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細且
つ具体的に説明する。
2は自動車のボデーであつて、該ボデー2の前
面には複数個のフロントグリル孔4が並列して形
成されている。これらのフロントグリル孔4はエ
ンジンを収納したエンジンルーム6内に走行風を
取り入れるための孔である。そしてフロントグリ
ル孔4の直ぐ後方のエンジンルーム6内には、並
列して形成されたフロントグリル孔4の最遠部で
ある両端の内側にラジエータ8が配置されてい
る。このラジエータ8はエンジンルーム6内の前
部に配置された格子状の水そうで、水冷式の冷却
装置の一部を構成するものであり、エンジンを冷
却して熱せられた冷却水を冷やす機能を果すもの
である。即ち、走行中にフロントグリル孔4から
流入する走行風を利用して熱せられた冷却水を冷
やすのである。この為、ラジエータ8は空気との
接触面積が増すような種々の形状のものがある。
10はラジエータ8の直ぐ後方に配置された2〜
6枚の羽根をもつ冷却フアンで、該冷却フアン1
0は走行風の吸い込み効果を高めてラジエータ8
を通る空気の流れを良くし、冷却効果を高める機
能を果すものである。12は上記並列したフロン
トグリル孔4の最遠部である両端とラジエータ8
の縁部である両側間に各々開動可能に取付けられ
た集積板で、該集積板12はフロントグリル孔4
の両端からその後方のラジエータ8の両側に向か
つて各々傾斜して取付けられており、またこの集
積板12は例えば第2図に示すようにフロントグ
リル孔4の両端の取付部を中心に開動したり、あ
るいは第3図に示すようにラジエータ8の両側の
取付部を中心に開動したりするように取付けられ
ている。即ち、集積板12の開動は、フロントグ
リル孔4から流入する走行風が或る値以上の風速
を有するとき、その走行風により開動するように
なつている。一方、走行風が或る値以下のときに
は、走行風は後方に向つて傾斜して取付けられて
いる集積板12で反射され、集積板12の斜め後
方に位置するラジエータ8に集積される。なお、
14はラジエータカバーである。
この考案は上述の如く構成されているので以下
の如く作用する。
運転状態がアイドリング時や低速時にあつて
は、フロントグリル孔4から流入した走行風は、
直接ラジエータ8に流入するか、あるいはラジエ
ータ8の両側に傾斜して取付けられた集積板12
で反射されてラジエータ8に流入する。このよう
に、通常、ラジエータ8に流入しない走行風をも
集積板12を利用することにより、積極的にラジ
エータ8に取り入れることができ、走行風の少な
い低速時等であつてもラジエータ8の冷却効果を
高めることが可能となる。
一方、運転状態が高速時にあつては、フロント
グリル孔4から流入した走行風は、直接ラジエー
タ8に流入するものと、集積板12に当接するも
のとがある。このうち、集積板12に当接した走
行風は、風速が或る値を超えているのでその風圧
により集積板12を開動させる。この為、走行風
は開動した集積板12の横を通つて、エンジンル
ーム6内に流入することができ、この走行風によ
つてエンジンルーム6内の温度を下げることが可
能となる。また、直接ラジエータ8に流入した走
行風は低速時等に比し多いので、ラジエータ8内
を流れる冷却水を充分に冷却することができる。
[考案の効果] 以上詳細な説明から明らかなように、この考案
の構成によれば、アイドリング時や低速時のよう
に走行風が少ない場合には、ラジエータの周囲に
形成した集積板によつて積極的に走行風をラジエ
ータに取り入れることができ、又熱風の巻き込み
現象を防止し得て、これによりラジエータの冷却
管を通る熱せられた冷却水を充分に冷やすことが
可能となる。しかも、高速時には、強風となる走
行風がエンジンルーム内への走行風の流入を妨げ
る集積板を開動させることができるので、走行風
はエンジンルーム内に流入することが可能とな
り、エンジンルーム内の温度が上昇するのを確実
に防止することができる。このように、運転状態
に応じて自動車の機関の冷却を果すことのできる
実用的有益な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの考案の自動車の機関の冷
却装置の実施例を示し、第1図は概略斜視図、第
2図は要部平面図、第3図は他の実施例の一部省
略した要部平面図である。第4図及び第5図は従
来の説明図である。 図中、2はボデー、4はフロントグリル孔、6
はエンジンルーム、8はラジエータ、10は冷却
フアン、12は集積板、14はラジエータカバ
ー、aは走行風、102は従来の集積板、bは熱
風である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車のフロントグリル孔の最遠部と該最遠部
    の内側で且つその後方に配置されたラジエータの
    縁部との間に亘つて所定風圧以上で開動する集積
    板を前方に向つて末広がり状に傾斜して設けたこ
    とを特徴とする自動車の機関の冷却装置。
JP18372083U 1983-11-30 1983-11-30 自動車の機関の冷却装置 Granted JPS6091517U (ja)

Priority Applications (1)

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JP18372083U JPS6091517U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 自動車の機関の冷却装置

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JP18372083U JPS6091517U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 自動車の機関の冷却装置

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Publication Number Publication Date
JPS6091517U JPS6091517U (ja) 1985-06-22
JPH0239852Y2 true JPH0239852Y2 (ja) 1990-10-25

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19858481A1 (de) * 1997-12-22 1999-07-01 Suzuki Motor Co Kühlerhalterung bei Brennkraftmaschinen

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JP5417350B2 (ja) * 2011-01-25 2014-02-12 本田技研工業株式会社 車体前部構造
JP6376202B2 (ja) * 2016-10-20 2018-08-22 マツダ株式会社 車両の前部構造

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JPS6091517U (ja) 1985-06-22

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