JPH0466328A

JPH0466328A - 作業車のエンジンルーム構造

Info

Publication number: JPH0466328A
Application number: JP17920290A
Authority: JP
Inventors: Masatake Murakawa; 正剛村川
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1990-07-05
Filing date: 1990-07-05
Publication date: 1992-03-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はトラクタ、芝刈機、等の作業車に係り、詳しく
は機体前部に配置されたエンジンルーム内に縦軸型のエ
ンジンを装備し、このエンジンの上部に配置の冷却ファ
ンに対する空気流入部をエンジンルーム後部に設け、前
記冷却ファンによって生起されるエンジン冷却排気風を
エンジンルームの前部下刃位置から機外に排出するよう
に構成してある作業車のエンジンルーム構造に関する。

〔従来の技術〕

この種の作業車のエンジンルーム構造としては、従来、
実開昭６２−１２１１２５号公報で示されたものか知ら
れている。これに係れはエンジンの直ぐ後にエアクリー
ナや燃料タンク等の補益類を配置していた。

〔発明か解決しようとする課題〕

前記従来技術によれは、補益類を冷却ファンによる冷却
風の上手側に位置させることにより、取り込まれた外気
の流れによる排熱作用によって、エンジンの輻射熱を浴
びる二とな（補器類のエンジンに近接しての配置を実現
させていた。

しかしなから、エンジンの型式を変更したり、排気量を
増大させる等の変更を行った場合にはエンジンの輻射熱
か増大し、前述したエンジンルーム内の配置構成を踏襲
しただけでは補語類か規定以上に熱くなったり、冷却フ
ァンの上手側である取り込み外気が該冷却ファンに達す
るまでに熱くなってエンジンかヒート気味になるといっ
た不都合か生じるようになり、改善の余地か残されてい
た。

本発明は上記不都合を解消する点に目的を有するもので
ある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は冒頭に記載した作業車のエンジンルーム構造に
おいて、前記エンジンの直後位置に該エンジンによる輻
射熱かエンジンルーム後方へ及ぶのを規制する遮熱板を
該エンジンルーム底部より立設配置し、前記冷却ファン
への流入空気か前記遮熱板の上方を通過する状態に構成
してあることを特徴とする。

〔作　用〕

前記構成によれば、■遮熱板によってエンジンの輻射熱
の後方への伝達を阻止できるのでエンジン後部に配置の
補語類か熱くなるのを抑制できるとともに、◎補語類の
間を通って流れる取り込み外気にもエンジンの輻射熱か
及はなくなり、冷却ファンに到達する以前に取り込み外
気の温度か大きく上昇してしまうこともない。

また、Ｏ遮熱板によって、冷却風の流れの通路を形成す
るようになるので、取り込み外気か直接前方へ移動して
エンジン部へ逃げてしまうことかなくなり、冷却効率も
実質的に向上するようになる。■それにより、取り込み
外気による冷却風の流れによって補語類に対する冷却作
用も向上する。

〔発明の効果〕

従って、■の作用によりエンジン直後に配置の補語類か
熱くなるのを防止でき、がっ、◎。

θの作用によって冷却効率を向上し得たので、もって、
遮熱板を付設する比較的簡単な工夫によって、不都合な
く排気量の増大とか型式変更といったエンジンの仕様変
更を行うことかできた。

また、＠の作用により、レフティファイヤ等良好な放熱
作用を必要とする部品をエンジン直後位置に配置するこ
ともてきるので、補益の配置レイアウトの自由度か増大
する利点もある。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を図面に基ついて説明する。

第４図に示すように、機体の前部に縦軸型のエンジン（
Ｅ）を備え、機体後部に操縦部（１）を備えるとともに
、エンジン（Ｅ）の動力を第１伝動ベルト（２）で機体
後部のトランスミッション（３）に、かつ、第２伝動ベ
ルト（４）で機体下腹部に配設されたモーア（Ｎ（）に
夫々伝達するようにし、前記機体を操向前輪（５）と駆
動後輪（６）とで走行可能にして作業車の一例であるロ
ーントラクタか構成されている。

第１図に示すように、エンジン（Ｅ）は液冷ディーゼル
エンジンであり、そのシリンダ（７）およびシリンダヘ
ッド部（８）を前側に水平状態で配置し、その下方にマ
フラー（９）を備えであるとともに、エンジン（Ｅ）の
上部に配置の冷却ファン（１０）に対する空気流入部（
１１）をエンジンルーム（Ｒ）後部に設けである。冷却
ファン（１０）によって生起される冷却風の排風は、エ
ンジンルーム（Ｆ？）の前部下方位置からマフラー（９
）を冷却する状態で機外へ排出されて行く。

前記シリンダヘッド部（８）の上側にはオイルクーラー
（１２）を後倒れ状態に傾斜配置してあり、冷却ファン
（１０）による冷却風かエンジン全体を覆うエンジンカ
バー（１３）に沿ってシリンダ（７）、シリンダヘッド
部（８）へ流れるとともにオイルクーラー（１２）にも
流れるように構成してあり、またエンジン（Ｅ）はフレ
ーム（１４）に対して防振支持されている。

第１図、第２図に示すように、エンジン（Ｅ）の直後位
置に遮熱板（１５）をエンジンルーム（Ｒ）底部より立
設配置するとともに、エンジンカバ−（１３）の上面に
設けた空気吸い込み口（１６）に対応する開口（１７）
を備えた隔壁（１８）を前記遮熱板（１５）の直前位置
に立設した縦ブラケット板（１９）の上端に連設して水
平面状に配置し、その前端を上方へ折り曲げ、かつ、そ
の先端にシール部材（２０）を取り付けである。つまり
エンジンルーム（Ｒ）は遮熱板（１５）と隔壁（１８）
とによって前後にほぼ密閉状に仕切られているのであり
、後部エンジンルーム（２１）での取り入れ空気は、後
述するレフティファイヤ（２９）やエアクリーナ（３０
）等の補益類（Ｈ）の横を通って隔壁（１８）上方から
冷却ファン（１０）に取り入れられるように流れる。

第３図に示すように後部エンジンルーム（２１）の下部
にはステアリング操作機構（２２）か配置してあり、そ
の受台（２３）を跨ぐ状態で背面視下向きコ字状の台枠
（２４）を配置して遮熱板（１５）とボルト連結してあ
り、台枠（２４）の上面を後方に延設して上方へ折り曲
げることにより、その後面にリレーＢ　ＯＸ　（２５）
をボルト止めしてある。

台枠（２４）の上側にはバッテリー（２６）を搭載して
あり、２本の鉤状ロッド（２７）、　（２７）とＬ字枠
（２８）とてもって遮熱板（１５）に押しつけてバッテ
リー（２６）を固定してある。台枠（２４）の右脚部（
２４ａ）にはレフティファイヤ（２９）をボルト止めし
て配置してある。

バッテリー（２６）の右側方にはエアクリーナ（３０）
か遮熱板（１５）にボルト止めされたブラケッ）　（３
１）で支持されて配置してあり、インテークパイプ（３
２）か遮熱板（１５）を貫通して前部エンジンルーム（
３３）へ延設してある。

尚、オイルクーラ（１２）の前面にシリンダヘッド部（
８）を囲む状態の導風カバー（３４）を設けであるとと
もに、この導風カバー（３４）内面に吸音材（３５）を
貼着してある。また、燃料タンク（Ｔ）は後部フェンダ
−（３６）の下方位置に搭載してある。

〔別実施例〕

縦ブラケット板（１９）と遮熱板（１５）との間にスポ
ンジ等の吸音材を挿入しても良い。

また、縦ブラケット板（１９）とエンジンカバー（１３
）との間に吸音材を入れ込むようにしても良い。

本発明を運搬車や農用トラクタ等に適用するも良い。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すか、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る作業車のエンジンルーム構造の実施
例を示し、第１図は該構造を示す側面図、第２図は該構
造を示す平面図、第３図はバッテリーの取付部付近の背
面図、第４図はローントラクタの全体側面図である。（１０）・・・・・・冷却ファン、（１５）・・・・・
・遮熱板、（Ｅ）・・・・・・エンジン。

Claims

【特許請求の範囲】

　機体前部に配置されたエンジンルーム内に縦軸型のエ
ンジン（Ｅ）を装備し、このエンジン（Ｅ）の上部に配
置の冷却ファン（１０）に対する空気流入部をエンジン
ルーム後部に設け、前記冷却ファン（１０）によって生
起されるエンジン冷却排気風をエンジンルームの前部下
方位置から機外へ排出するように構成してある作業車の
エンジンルーム構造であって、前記エンジン（Ｅ）の直
後位置に該エンジン（Ｅ）による輻射熱がエンジンルー
ム後方へ及ぶのを規制する遮熱板（１５）を該エンジン
ルーム底部より立設配置し、前記冷却ファン（１０）へ
の流入空気が前記遮熱板（１５）の上方を通過する状態
に構成してある作業車のエンジンルーム構造。