JP2557571B2 - ローントラクタの燃料コック取付構造 - Google Patents

ローントラクタの燃料コック取付構造

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JP2557571B2 JP7770091A JP7770091A JP2557571B2 JP 2557571 B2 JP2557571 B2 JP 2557571B2 JP 7770091 A JP7770091 A JP 7770091A JP 7770091 A JP7770091 A JP 7770091A JP 2557571 B2 JP2557571 B2 JP 2557571B2
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一明 黒原
政治 久礼
正剛 村川
三喜雄 結城
正継 刀祢
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンボンネット内
に燃料タンクや燃料コックを備えてあるローントラクタ
の燃料コック取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のローントラクタでは、一般には
実開平2−74277号公報で示されたもののように、
エンジンボンネットの内部前方にエンジンを配設し、後
部に燃料タンクを配置してある。そして、燃料コックは
その使用頻度の少なさからエンジンボンネット内部にし
まい込んだ状態に設けてあり、ボンネットを開けてコッ
ク操作するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、通
常、温度上昇を嫌う燃料タンクの配置されるボンネット
後部に冷却風の取入口を設け、ボンネットの前部下方に
向けて冷却排風を排出させる構造が採られる。そして、
熱い冷却排風がボンネット後部へ回り込まないようにし
て冷却効率を上げるには、エンジンボンネット内を燃料
タンク等の温度上昇を好まない部品類が配置されるボン
ネット後部の吸風側空間と、冷却ファンの下手側となる
排風側空間とに仕切って冷却風の流路を形成する手段が
採られるが、仕様変更により、ボンネットはそのままで
エンジン排気量を増大するとか出力を増すといった改造
を行う場合、熱的条件が厳しくなることが予測されるの
で、前記仕切りの仕切り精度を上げて冷却風の流路をよ
り明確に形成する等、冷却効率をより向上させる工夫が
必要になる。本発明の目的は、燃料コックに着目し、こ
れを上記冷却効率の向上に寄与し得るように配設させる
点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的のために本発明
は、エンジンボンネット内に装備される燃料コックを、
エンジンボンネットのボンネット側面よりも外側に出な
い範囲でボンネット側面に近づけて取付けるとともに、
燃料コックのコック本体を、ボンネット側面に形成され
たコック操作用の開口に対して傾斜して臨設し、この開
口を介して外冷気をエンジンボンネット内に導入可能に
構成してあることを特徴構成とする。
【0005】
【作用】つまり、燃料コックの操作をボンネットの開閉
操作を伴わない状態で行えるようにして、頻度は多くな
いもののその操作を簡単化することと、そのコック操作
用のために設けることになる開口を冷却風の取入口に兼
用させる考えである。燃料コックはボンネット側面より
も突出しないので、誤って足で引っ掛けて操作するとか
他物に接当して操作される等の誤操作のおそれが少ない
とともに、ボンネット側面に極力近づけることで操作性
も不足のないものにすることが可能である。そして、コ
ック本体を開口に対して傾けてあるので、操作し易いよ
うにボンネット側面に燃料コックを十分近づけながら、
開口とコック本体との隙間を広く採ることができ、該開
口に冷却風の取入口の機能を持たせることが可能にな
る。
【0006】
【発明の効果】従って、燃料コックの配置及び取付の工
夫により、該燃料コックの不測の操作なく、かつ、操作
し易くさせながらもエンジン排気量増大等の仕様変更の
実現に繋がる冷却風量の増大に寄与させることができ、
もって、多機能化された合理的なローントラクタの燃料
コック取付構造が提供できた。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1、図2に示すように、エンジンE、燃料タ
ンク1を内装するエンジンボンネット2を前部に備え、
操縦部3や走行用のミッション4等を後部に備えた機体
5を操向前輪6と駆動後輪7とで走行可能に、また、機
体下腹部にモーアMを昇降可能に吊設したミッドマウン
ト型のローントラクタが構成されている。エンジンEの
縦向きの出力軸8の下部には、ミッション4に動力をベ
ルト伝動するプーリ10と、電磁クラッチブレーキ9を
介してモーアMに動力をベルト伝動するプーリ11とが
取付けてある。エンジンEと燃料タンク1との間には、
キャブレター16に接続する負圧式の燃料ポンプ15が
配置され、その下側位置に燃料コック17が配設してあ
る。次に燃料コック17の取付構造を説明する。
【0008】図3乃至5図に示すように、燃料コック1
7は、燃料タンク1と燃料ポンプ15とを接続する供給
ホース18を接続したコック本体17Aと、操作ノブ1
7Bとで該供給ホース18を断続切換自在に構成してあ
り、操縦ハンドルHを支持するパネルフレーム14の左
側面下部の内面に固着したステー19に取付けてあると
ともに、その操作ノブを人為操作するための開口20を
パネルフレーム14に形成してある。そして、操作ノブ
17Bは、ボンネット2の側面2Sの外面に一致するパ
ネルフレーム14の外面よりも外に出ない範囲内で極力
その外面ラインに近づけてあるとともに、図4に示すよ
うにコック本体17Aを操作ノブ17Bが前側を向くよ
うに後側に傾斜させて開口20に臨設してある。また、
図2に示すように、燃料コック17は燃料タンク1の取
出し口1aよりも下位となるフロア面21の直上位置に
配置され、燃料ポンプ15は取り出し口1a及びキャブ
レター16よりも上位で、かつ、燃料タンク1の給油口
1bよりは下位となる高さ位置に配置してある。尚、パ
ネルフレーム14の側面はボンネット側面2Sでもあ
り、また、燃料コック17の傾斜方向は上や前方向でも
良い。
【0009】エンジンボンネット2はその前部に設けた
横軸心P周りで揺動開閉自在であり、ボンネット後部を
パネルフレーム14に乗せ付けて閉じ状態を現出させる
ものであるが、図7、図8に示すように、そのボンネッ
ト後端縁2aにクッションゴム22を介装してあり、パ
ネルフレーム14上面との当たり具合を良好なものにし
てある。図12に示すように、樹脂製の燃料タンク1は
その上下略中央位置の周位に取付用のフランジ1Aを一
体成形してあり、このフランジ1Aを右側2箇所、左側
1箇所でもってパネルフレーム14の左右ブラケット2
3,23にボルト止めしてあるとともに、左側のボルト
止め箇所の前でフランジ1Aを一段上にあげてあり、そ
こに給油口1bからのこぼれ油を一旦受け止めるトレイ
24が形成してある。トレイ24に接続された排出パイ
プ25は、図9に示すようにフロアフレーム26と前フ
レーム27等で囲まれる僅かな面積の空間Sを通して床
下部分に配策してあり、こぼれ油は機外へ排出されるよ
うにしてある。
【0010】図13に示すように、冷却ファン12に対
するボンネット2の吸い込み口はパネルフレーム14側
に設けてある。すなわち、操縦部3に臨むパネルフレー
ム14の後面を開放して形成した大開口14Aにパンチ
ングメタル製の吸気ネット28を取付けるとともに、パ
ネルフレーム14の左側面の下方2箇所に形成の小開口
14aに網付の吸気口29を設けてある。図11に示す
ように、エンジンEは強制空冷型であり、その上側に冷
却ファン12とそのファンカバー13とを配置するとと
もに、クランクケースEaの側面に補助ファンケース1
3aを取付けてある。そして、冷却風の通路を作成する
ために多数のカバーCが取付けてある。すなわち、図9
乃至図11に示すように、シリンダヘッド部のカバーC
1,C2,C3、前フレーム27の左右を連結する前車
軸フレーム30の傾斜上面30a、マフラー31の下面
側を覆うとともに冷却排風の出口32が4箇所形成され
た下マフラーカバーC4、シリンダヘッド部からマフラ
ー31の上側を覆う上マフラーカバーC5、この上マフ
ラーカバーC5の左右後部に連続する左右側面カバーC
6,C7、及びエンジンEの下方に配置されるガイドカ
バーC8等を設けてある。また、左遮蔽板39と右遮蔽
板40とファンカバー13上に乗る横遮蔽板36、およ
びこれら遮蔽板39,40,36に跨がって装備される
ゴム製の仕切り部材37とを設けることによって、エン
ジンボンネット2の内部空間を、冷却ファン12の吸い
込み側となる比較的温度の低い後ルーム33Rと、冷却
ファン12の排出側となる比較的温度の高い前ルーム3
3Fとに仕切ってある。
【0011】そして、冷却風の流れは次のようになる。
すなわち、吸気ネット28と2箇所の吸気口29,29
とから吸われた外冷気は、燃料タンク1や燃料ポンプ1
5の周囲をそれらに冷却作用を与えながらファンカバー
13に向かって行くのであるが、燃料コック17操作用
の開口20も外冷気の吸入口として機能し、燃料コック
17にも冷却作用が与えられるようになる。つまり、温
度上昇を嫌う燃料系統の部品類を極力後ルーム33Rに
配置してある。そして、エンジンEを通過した冷却排風
を前述した多数のカバーCによって、極力前ルーム33
Fに漏れ出ないように、かつ、エンジンEやマフラー3
1を効率良く冷却した後、図6に示すように、下マフラ
ーカバーC5の複数箇所の出口32から前方下方に排出
されるとともに、一部の排風はガイドカバーC8の左右
後部の出口34から機体下方後方に排出されるようにな
る。ガイドカバーC8は丁度電磁クラッチブレーキ9を
跨ぐ恰好に構成されており、その電磁クラッチブレーキ
9に熱い冷却排風が当たらないように形状を配慮してあ
る。また、ファンカバー13の後部付近から漏れ出る排
風が外冷気の吸入経路35に混入させないためのゴム垂
れ38を、燃料ポンプ15とファンカバー13との間に
挟持される状態で共締め固定してある。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ローントラクタの全体側面図
【図2】エンジンボンネットの内部構造を示す側面図
【図3】燃料コックの取付構造を示す要部の側面図
【図4】燃料コックの取付構造を示す要部の平面図
【図5】燃料コックの取付構造を示す要部の正面図
【図6】冷却排風の排出状態を示す平面図
【図7】パネルフレーム上部付近の平面図
【図8】パネルフレーム上部とエンジンボンネット後部
との接続構造を示す側面図
【図9】各種カバー類の配置構造を示す分解斜視図
【図10】エンジンボンネット内の仕切り構造を示す分
解斜視図
【図11】冷却ファン類の取付け構造を示す分解斜視図
【図12】燃料タンクの取付け構造を示す分解斜視図
【図13】パネルフレーム部の構造を示す分解斜視図
【符号の説明】
2 エンジンボンネット 2S ボンネット側面 17 燃料コック 17A コック本体 20 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒原 一明 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 久礼 政治 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 村川 正剛 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 結城 三喜雄 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 刀祢 正継 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンボンネット(2)内に装備され
    る燃料コック(17)を、前記エンジンボンネット
    (2)のボンネット側面(2S)よりも外側に出ない範
    囲で該ボンネット側面(2S)に近づけて取付けるとと
    もに、前記燃料コック(17)のコック本体(17A)
    を、前記ボンネット側面(2S)に形成されたコック操
    作用の開口(20)に対して傾斜して臨設し、この開口
    (20)を介して外冷気を前記エンジンボンネット
    (2)内に導入可能に構成してあるローントラクタの燃
    料コック取付構造。
JP7770091A 1991-04-10 1991-04-10 ローントラクタの燃料コック取付構造 Expired - Lifetime JP2557571B2 (ja)

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US5678649A (en) * 1993-09-28 1997-10-21 Kubota Corporation Steering console for a working vehicle
US5782312A (en) * 1993-09-30 1998-07-21 Kubota Corporation Engine hood

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