JP2896088B2 - 作業車 - Google Patents

作業車

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JP2896088B2
JP2896088B2 JP23459794A JP23459794A JP2896088B2 JP 2896088 B2 JP2896088 B2 JP 2896088B2 JP 23459794 A JP23459794 A JP 23459794A JP 23459794 A JP23459794 A JP 23459794A JP 2896088 B2 JP2896088 B2 JP 2896088B2
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cooling fan
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宏樹 永井
良造 今西
信行 山下
章 箕浦
勝彦 上村
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用芝刈機やトラクタ
などの作業車におけるエンジン冷却構造に関し、詳しく
は、ワラ屑などが比較的少ない操縦部からエンジン冷却
風を吸引して機体前方に吹き出す作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の乗用芝刈機は、特開平4‐637
23号公報に示されるように、ボンネットにより覆われ
たエンジンルームに、上部に冷却ファンを備えた縦軸型
のエンジンを配置するとともに、エンジンより前方の下
部にマフラーを配置し、エンジンルームの後部壁を形成
する操縦パネルに吸気口を形成し、前記操縦パネルに形
成した吸気口よりエンジン冷却風を吸引して、ファンカ
バーでエンジン冷却風を下方に案内して、エンジン、マ
フラーを冷却した後、エンジンボンネット前面の排気口
並びにマフラーカバーに形成の排気口より機外に吹き出
すようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エンジン上部に設けら
れたエンジン冷却ファンは、機体後部の操縦パネルの吸
気口からのエンジン冷却風のみならず、マフラーからの
吹き返し風も吸引してしまうので、操縦パネルの吸気口
から吸引されたエンジン冷却風がマフラー側の暖かいエ
ンジン冷却風と混ざり合って、エンジン冷却効率が低下
する不都合があった。
【0004】本発明の主たる目的は、簡単な構造改良に
よってエンジン冷却効率の向上をはかる点にあり、ま
た、本発明の他の目的は、エンジン冷却風案内構造の組
付け性能を高める点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は以下のような構成をとる。すなわち、請求項1
に係る発明の特徴構成は、ボンネットにより覆われたエ
ンジンルームに、上部に冷却ファンを備えた縦軸型のエ
ンジンを配置するとともに、エンジンより前方の下部に
マフラーを配置し、エンジンルームの後部壁を形成する
操縦パネルに形成の吸気口よりエンジン冷却風を吸引し
てエンジンボンネット前面の排気口より機外に吹き出す
乗用芝刈機であって、エンジンルームに、エンジン冷却
後のエンジン冷却風が再度エンジン冷却ファンによって
吸引されることを阻止する隔壁を設けるとともに、その
隔壁を、操縦パネルの吸気口から吸引のエンジン冷却風
をエンジン上部の冷却ファンに案内すべく操縦パネルの
下端部からエンジン上部の冷却ファンに亘って前傾姿勢
に配設した点にある。
【0006】また、請求項2に係る発明の特徴構成は、
上記請求項1に係る発明において、前記隔壁を、左右に
分割された傾斜隔壁部材と、前記エンジン冷却ファンの
ファンカバーの上部に配設された上部隔壁部材とから構
成して、各傾斜隔壁部材を、前記エンジンに側方から嵌
め付け装着するよう構成してある点にある。
【0007】
【作用】請求項1に係る発明の特徴構成によると、操縦
パネルに形成の吸気口より吸引されたエンジン冷却風
は、前傾姿勢の隔壁に案内されてエンジン冷却ファンに
至り、ファンカバーで下方に案内されて、エンジン、マ
フラーを冷却した後、エンジンボンネット前面の排気口
より機外に吹き出されることとなる。
【0008】斯かる場合、エンジンやマフラーを冷却し
た後のマフラーからの吹き返し風は、隔壁によって、再
度、エンジン冷却ファンによって吸引されることが阻止
されることとなる。
【0009】請求項2に係る発明の特徴構成によると、
上記隔壁を構成する左右の傾斜隔壁部材をそれぞれエン
ジン側方から嵌め付けて装着するので、エンジンに近接
して付属装置類が先付けされれていても、これらに邪魔
されること少なく隔壁を取付けることができる。因み
に、上記隔壁全体を一体構造にすると、エンジンに対す
る組付け方向が規制されて、付属装置類を取付ける前に
隔壁の取付けを行う、等の組付け手順に制約を受けるこ
とが多くなるが、分割された左右の傾斜隔壁部材は比較
的小さい部品となるので、組付け方向の融通も大きくな
って組付け手順の制約を受け難くなる。
【0010】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る発明によ
ると、隔壁によって、エンジンやマフラーを冷却した後
の暖かいエンジン冷却風が、再度、エンジン冷却ファン
によって吸引されることがなく、エンジン冷却効率の低
下が抑制される。
【0011】そして、前記隔壁を前傾姿勢で配設するこ
とによって、操縦パネルの吸気口から吸引されたエンジ
ン冷却風は隔壁に沿って整流化されてエンジン冷却ファ
ンに至ることによって、スムースな吸引が行われ、延い
ては、給排がうまく行えてエンジン冷却効率が更に向上
することとなる。
【0012】また、請求項2に係る発明によると、前記
隔壁の組付け手順に制約を受け難くなって、エンジン冷
却風案内構造の組付け性能を高めることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を乗用芝刈機に付いて
説明する。
【0014】図1に示すように、この乗用芝刈機は、機
体前部のエンジンボンネット1内に、上部に冷却ファン
2を備えた空冷式の縦軸型エンジン3を配備し、エンジ
ン3から上・下のベルト伝動装置4a,4bを介して機
体後部の走行ミッションケース5と、前・後輪6a,6
bの間に装備したモーア7に動力を伝達し、中央に操縦
ハンドル8、後部に運転座席9を配備してある。
【0015】エンジン3より前方の下部に横置き型のマ
フラー10を配置し、エンジンルーム1Aの後部壁を形
成する操縦パネル11に形成の吸気口11aよりエンジ
ン冷却風を吸引して、ファンカバー2aでエンジン冷却
風を下方に案内して、エンジン3、マフラー10を冷却
した後、エンジンボンネット1前面の排気口1a並びに
マフラーカバー12の排気口12aより機外に吹き出す
ようになっている。
【0016】エンジンルーム1Aを前後に区画する状態
で、操縦パネル11の下端部からエンジン3上部の冷却
ファン2に亘って前傾姿勢の隔壁13を設けてあり、、
エンジン3、マフラー10を冷却した後の暖かいエンジ
ン冷却風が、再度、エンジン冷却ファン2によって吸引
されて、ボンネット1A内で循環することがないように
してある。
【0017】図2及び図3に示すように、前記隔壁13
は、エンジン3とファンカバー2aとを一体的に左右両
側から挾み付けるように嵌め付け装着される左右一対の
傾斜隔壁部材13A,13Aと、ファンカバー2aの上
部に配設された上部隔壁部材13Bとからなり、これら
3者は相互にビス止め連結されて機体に固定されてい
る。そして、左右一対の傾斜隔壁部材13A,13Aの
周縁並びに上部隔壁部材13Bの外周縁には夫々シール
材としてのトリム13a,13a,13bが装着されて
いる。
【0018】図1に示すように、この乗用芝刈機におい
ては、前記運転座席9が、操縦ステップ14aと左右後
輪フェンダー14bとが一体的に形成されたステップ・
フェンダープレート14に装着されており、そして、前
記運転座席9を装備したステップ・フェンダープレート
14は、その前部が、車体フレーム1Fに対して横軸芯
Pまわりに回動自在に枢支され、後部が、左右一対のサ
スペンション機構15,15を介して弾性支持され、機
体の振動を吸収できるようになっている。そして、前記
左右一対のサスペンション機構15,15は、図4に示
すように、車体フレーム1Fとステップ・フェンダープ
レート14に対してボルト16を介して着脱可能に連結
されており、サスペンション機構15修理時の取外が容
易に行なえるようになっている。
【0019】〔別実施例〕作業車としては、トラクタで
あってもよい。
【0020】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用芝刈機全体の側面図
【図2】ボンネット内の平面図
【図3】隔壁の斜視図
【図4】ステップ・フェンダープレートの支持構造を示
す背面図
【符号の説明】
1 エンジンボンネット 1a 排気口 1A エンジンルーム 2 エンジン冷却ファン 3 エンジン 10 マフラー 11 操縦パネル 11a 吸気口 13 隔壁 13A 傾斜隔壁部材 13B 上部隔壁部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 箕浦 章 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 上村 勝彦 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 平4−63723(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 11/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボンネット(1)により覆われたエンジ
    ンルーム(1A)に、上部に冷却ファン(2)を備えた
    縦軸型のエンジン(3)を配置するとともに、エンジン
    (3)より前方の下部にマフラー(10)を配置し、エ
    ンジンルーム(1A)の後部壁を形成する操縦パネル
    (11)に形成の吸気口(11a)よりエンジン冷却風
    を吸引してエンジンボンネット(1)前面の排気口(1
    a)より機外に吹き出す作業車であって、エンジンルー
    ム(1A)に、エンジン冷却後のエンジン冷却風が再度
    エンジン冷却ファン(2)によって吸引されることを阻
    止する隔壁(13)を設けるとともに、その隔壁(1
    3)を、操縦パネル(11)の吸気口(11a)から吸
    引のエンジン冷却風をエンジン(3)上部の冷却ファン
    (2)に案内すべく操縦パネル(11)の下端部からエ
    ンジン(3)上部の冷却ファン(2)に亘って前傾姿勢
    に配設してある作業車。
  2. 【請求項2】 前記隔壁(13)を、左右に分割された
    傾斜隔壁部材(13A),(13A)と、前記エンジン
    冷却ファン(2)のファンカバー(2a)の上部に配設
    された上部隔壁部材(13B)とから構成して、各傾斜
    隔壁部材(13A),(13A)を、前記エンジン
    (3)に側方から嵌め付け装着するよう構成してある請
    求項1記載の作業車。
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