JP2516935B2 - 硬質砥粒砥石のツル−イング方法 - Google Patents

硬質砥粒砥石のツル−イング方法

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、結合剤を主体とするマトリックスと、マト
リックス中に分散された立方晶窒化ホウ素などの硬質砥
粒とで形成された硬質砥粒層をもつ硬質砥粒砥石のツル
ーイング方法に関する。
[従来の技術] 従来、硬質砥粒砥石の研削使用面をツルーイングする
場合、研削加工の対象となる被加工物の材質に見合う方
法でツルーイングしている。
例えば、研削加工面に研削焼けを発生しやすい材質で
ある鋼等を研削加工対象とした場合、硬質砥粒砥石の研
削使用面が粗くなるようにトラバース速度を速くしたツ
ルーイング方法が用いられる。又、研削加工面が粗くな
りやすい鋳鉄等を研削加工対象とした場合、硬質砥粒砥
石の研削使用面が細かくなるようトラバース速度を遅く
したツルーイング方法が用いられる。
ここにおいて1つの硬質砥粒砥石によりそれぞれ互い
に材質を異にする鋼あるいは鋳鉄等の2種類の研削加工
対象物を研削加工するような場合でも、硬質砥粒砥石を
前記いずれか一方の研削加工対象物の材質に合せたツル
ーイング方法でツルーイングを行っている。
[発明が解決しようとする問題点] このため従来のツルーイング方法では、硬質砥粒砥石
の研削使用面を鋼の研削に適するようにツルーイングし
た後、鋳鉄を研削加工した場合、鋳鉄の研削加工面が粗
くなる不具合が発生する。又、硬質砥粒砥石の研削使用
面を鋳鉄の研削に適するようにツルーイングした後、鋼
を研削加工した場合、研削抵抗が大きくなり鋼の研削加
工面に研削焼けを発生する。
本発明によれば、1つの硬質砥粒砥石を用いて鋼ある
いは鋳鉄等のように材質の異なる研削加工対象物を交互
にあるいは不規則な順序で研削加工するような場合であ
っても、前記従来のような不具合を発生することがない
硬質砥粒砥石のツルーイング方法を提供することを目的
とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明の硬質砥粒砥石ツルーイング方法は、多数の結
合剤で結合した硬質砥粒砥石を回転させ、該硬質砥粒砥
石の研削使用面に該硬質砥粒砥石とほぼ同一の硬さのツ
ルーイング工具を回転させながら押し当て、 該硬質砥粒の表出面形状を粗く形成すると共に該硬質
砥粒の表出面および該結合剤の表出面とがほぼ同一の高
さとなるように該硬質砥粒砥石の研削使用面をツルーイ
ングする第1工程と、 該第1工程でツルーイングした該硬質砥粒砥石の研削
使用面に砥粒を摩滅させる鋼材質のダミーワークを回転
させながら押し当てて該ダミーワークを研削することに
より、該硬質砥粒表出面を平坦な形状とすると同時に研
削くずによって結合剤を削りとり結合剤の表出面を該硬
質砥粒表出面より低くなるようにツルーイングする第2
工程とからなることを特徴とするものである。
本発明の硬質砥粒砥石のツルーイング方法によって得
た硬質砥粒砥石は、研削使用面における結合剤の表出面
が硬質砥粒表出面より低く、又、硬質砥粒表出面が平坦
な形状にツルーイングされているので、砥粒を摩滅させ
る鋼あるいは砥粒を破砕する鋳鉄のように材質の異なる
研削加工対象物を加工した場合であっても前記従来のよ
うな研削焼け、表面あらさ不良を発生させない。
[発明の作用および効果] 本発明の硬質砥粒砥石のツルーイング方法によれば、
第1工程で回転する硬質砥粒砥石の研削使用面に、硬質
砥粒砥石とほぼ同一の硬さのツルーイング工具が回転し
ながら押し当てられ、ツルーイングする。この場合、ツ
ルーイング部材は硬質砥粒砥石の回転軸に対し直交する
方向の回転軸に保持され、硬質砥粒砥石の回転方向と同
方向に回転しつつ、所定の切り込み速度で押し当てられ
る。かつツルーイング工具は回転する硬質砥粒砥石の研
削使用面と平行にトラバース移動させられ、前記研削使
用面の全面をツルーイングする。これによって硬質砥粒
砥石の研削使用面上の硬質砥粒の表出面形状が粗く形成
される。かつ硬質砥粒の表出面および結合剤の表出面と
はほぼ同一の高さとなる。
更に又第2工程では、上記第1工程でツルーイングさ
れた硬質砥粒砥石の研削使用面に鋼材質のダミーワーク
が回転しながら押し当てられツルーイングする。この場
合、ダミーワークは硬質砥粒砥石の回転軸と平行な位置
で回転駆動する回転軸に保持され、硬質砥粒砥石の回転
方向と同方向に回転しつつ、所定の切り込み速度で研削
使用面に垂直方向に押しあてられる。これによって硬質
砥粒砥石の硬質砥粒表出面は平坦な形状となる。又、こ
の場合、結合剤が前記ダミーワークから出た削りくずに
よって削りとられ、結合剤の表出面は前記硬質砥粒表出
面より低い位置に形成される。
このような形状の研削使用面を備えた硬質砥粒砥石を
用いて砥粒を摩滅させる鋼材質の研削加工対象物を研削
加工した場合には、結合剤の表出面が硬質砥粒表出面よ
り低くなった分、研削面の研削抵抗が少なくなり、研削
焼けの発生を防止することができる。更に又、砥粒を破
砕する鋳鉄を研削加工対象物として加工する場合には、
前記第2工程で砥粒表出面の形状が平坦になっているの
で、被研削面を必要以上に粗く加工することがなく、か
つきめの細かい研削状態が得られる。
従って本発明の硬質砥粒砥石のツルーイング方法によ
れば、硬質砥粒砥石の研削使用面を、ツルーイング工具
と鋼材質のダミーワークによってツルーイングすること
によって、1つの硬質砥粒砥石で材質の異なる2つの研
削加工対象物を交互にあるいは不規則な順序で研削した
場合に、従来のような鋼に対する研削焼け、および鋳鉄
に対する表面粗さの不良等の不具合を解決することがで
きる。
[実施例] 本発明の硬質砥粒砥石のツルーイング方法の実施例を
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図、第6図に基
づいて説明する。
本実施例の硬質砥粒砥石のツルーイング方法は第1工
程と第2工程とからなる。
第1工程では、結合剤を主体とするマトリックス100
と、マトリックス100中に分散された硬質砥粒200とで形
成された硬質砥粒層10をもつ硬質砥粒砥石1を第1図左
側から見て時計方向(矢印61で示す方向)に回転させ
る。かつ回転する状態の硬質砥粒砥石1の両側で一方の
側および他方の側の研削使用面11、11にツルーイングが
施される。本実施例では第1図中右側の研削使用面11を
ツールイングする場合を説明する。この場合には硬質砥
粒1とほぼ同一の硬さの砥粒を結合剤で結合したツルー
イング工具3を第1図下側から見て時計方向(矢印71で
示す方向)に回転させながら押し当て、第4図で示すよ
うに硬質砥粒200の表出面201形状を粗く形成するととも
に硬質砥粒200の表出面201および結合剤の表出面101と
がほぼ同一の高さ形状となるように硬質砥粒砥石1の研
削使用面11をツルーイングする。
なお結合剤を主体とするマトリックス100としてはビ
トリファイドボンドを用いている。又、硬質砥粒として
は立方晶窒化ホウ素(CBN)砥粒を用いることができ
る。又、上記第1工程では硬質砥粒砥石1は回転駆動軸
6に装着され一定の周速度で回転させられる。これとと
もに硬質砥粒砥石200とほぼ同一の硬さ砥粒、例えばWA
砥粒を持つツルーイング工具3は前記硬質砥粒砥石1の
研削使用面11に対して直交する方向に配設された回転駆
動軸7に回転させられる。この場合にはツルーイング工
具3を回転しつつ硬質砥粒砥石1の研削使用面11に当接
させ、かかる状態でツルーイング工具3を使用面11と平
行にトラバースさせてツルーイングを行う。このときツ
ルーイング工具3は鋼の材質のワークに研削焼けが発生
しない研削使用面11になるように所定のトラバース速度
で移動される。これによって硬質砥粒砥石1の研削使用
面11は第4図に示されるように硬質砥粒200の表出面201
形状が粗く形成される。かつ硬質砥粒200の表出面201お
よび結合剤の表出面101がほぼ同一の高さ形状となる。
第2工程では、第1工程でツルーイングされた硬質砥
粒砥石1を第1工程の場合と同じ方向(矢印61)に回転
させ、その研削使用面11に、硬質砥粒砥石1と同じ方向
(矢印81)に回転させた砥粒を摩滅させる鋼材質のツル
ーイング工具5を押し当て硬質砥粒200の表出面201を摩
滅させて平坦な形状とするとともに結合剤の表出面101
を硬質砥粒200の表出面201より低くなるようにツルーイ
ングする。
又、第2工程では第2図に示すように前記硬質砥粒砥
石1の回転駆動軸6に対し平行に配設され回転駆動する
回転駆動軸8に砥粒を摩滅させる鋼材質のダミーワーク
5が装着されている。これとともに先に述べた第1工程
を終えた硬質砥粒砥石1を第2図の矢印で示す方向に回
転させる。ダミーワーク5は硬質砥粒砥石1の回転方向
と同じ方向に回転させられ、研削使用面11に押し当てら
れる。これによって硬質砥粒砥石1の研削使用面11は第
5図で示すように硬質砥粒200の表出面201を摩滅させて
平坦な形状に研削する。かつこの平坦な形状に研削する
に際して鋼材質のダミーワーク5より発生した切屑が硬
質砥粒200と硬質砥粒200間の結合剤を砥粒層10の厚み方
向Lに削り取り、結合剤の表出面101の位置H1を硬質砥
粒200の表出面21の位置H2より低く形成する。
以上のような第1工程および第2工程で得た硬質砥粒
砥石1は第6図で示すように研削盤9の回転駆動体90の
回転駆動軸901に装着され、回転保持された研削加工対
象物としてクランク軸92の端面921を研削加工する。こ
の場合クランク軸92が砥粒を摩滅させる鋼材質のものあ
るいは砥粒を破砕する鋳鉄材質のものであっても極めて
良好に研削することができる。
即ち、本発明の実施例による硬質砥粒砥石のツルーイ
ング方法で得た硬質砥粒砥石を使用することによって、
砥粒を摩滅させる鋼材質の研削加工対象物を研削加工す
る場合には焼けが発生せず、逆に、砥粒を破砕する鋳鉄
材質の研削加工対象物を研削する場合には研削加工表面
の粗度が密に加工される等の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の第1工程の要部を説明する部分
縦断面図である。第2図は同じく本発明実施例の第2工
程の要部を説明する部分縦断面図である。第3図は本発
明の実施例に用いた硬質砥粒砥石の斜視図である。第4
図は第1工程によって得られた硬質砥粒砥石の表出面の
状態を拡大して示す部分拡大縦断面図である。第5図は
同じく第2工程によって得られた硬質砥粒砥石の表面の
状態を拡大して示す部分拡大縦断面図である。第6図は
本発明の実施例で得た硬質砥粒砥石の使用例を示す平面
図である。 1……硬質砥粒砥石、11……研削使用面 10……硬質砥粒層、100……マトリックス 200……硬質砥粒、201……表出面 3……ツルーイング工具 5……ダミーワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝田 守 刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工機株 式会社内 (72)発明者 宮崎 正敏 豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動車株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−103293(JP,A) 特開 昭52−50088(JP,A) 特開 昭53−101793(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の硬質砥粒を結合剤で結合した硬質砥
    粒砥石を回転させ、該硬質砥粒砥石の研削使用面に該硬
    質砥粒砥石とほぼ同一の硬さの材質のツルーイング工具
    を回転させながら押し当て、 該硬質砥粒の表出面形状を粗く形成すると共に該硬質砥
    粒の表出面および該結合剤の表出面とがほぼ同一の高さ
    となるように該硬質砥粒砥石の研削使用面をツルーイン
    グする第1工程と、 該第1工程でツルーイングした該硬質砥粒砥石の研削使
    用面に砥粒を摩滅させる鋼材質のダミーワークを回転さ
    せながら押し当てて該ダミーワークを研削することによ
    り、該硬質砥粒表出面を平坦な形状とすると同時に、研
    削くずによって結合剤を削りとり結合剤の表出面を該硬
    質砥粒表出面より低くなるようにツルーイングする第2
    工程とからなる硬質砥粒砥石のツルーイング方法。
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JP2613112B2 (ja) * 1990-02-14 1997-05-21 株式会社小松製作所 砥粒電着工具の加工方法
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CN110181347B (zh) * 2019-06-03 2021-04-09 四川飞亚动力科技股份有限公司 一种再制造自动数控曲轴磨床

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