JP2889658B2 - 溝研削方法 - Google Patents
溝研削方法Info
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- JP2889658B2 JP2889658B2 JP13843290A JP13843290A JP2889658B2 JP 2889658 B2 JP2889658 B2 JP 2889658B2 JP 13843290 A JP13843290 A JP 13843290A JP 13843290 A JP13843290 A JP 13843290A JP 2889658 B2 JP2889658 B2 JP 2889658B2
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- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、ワークの溝を砥石によって研削する方法に
関するものである。
関するものである。
<従来の技術> ワークの溝を研削する砥石は第6図及び第7図で示す
ように、円板状の金属コア本体1の外周にワークWに形
成されている加工前の溝5の幅Aより大きい幅Bの板厚
よりなるコア1aの外周面から両側端面に渡って前記溝5
の両側の研削取り代Dに相当する粒径Cのダイヤモンド
やCBN等の砥粒3をNiメッキ4により電着した構造であ
り、この砥石を回転させながら前記溝5の形成方向に沿
ってワーク側に移動させることにより切り込んでいき、
溝5の両側面6を前記研削取り代Dで研削除去してい
た。
ように、円板状の金属コア本体1の外周にワークWに形
成されている加工前の溝5の幅Aより大きい幅Bの板厚
よりなるコア1aの外周面から両側端面に渡って前記溝5
の両側の研削取り代Dに相当する粒径Cのダイヤモンド
やCBN等の砥粒3をNiメッキ4により電着した構造であ
り、この砥石を回転させながら前記溝5の形成方向に沿
ってワーク側に移動させることにより切り込んでいき、
溝5の両側面6を前記研削取り代Dで研削除去してい
た。
<発明が解決しようとする課題> 上記従来の溝研削砥石では、前記溝5の両側6の研削
取り代Dを研削除去するために作用する砥粒3は、コア
1aの外周面から両側端面に渡って電着された一層の砥粒
層であり、これが研削による摩耗やツルーイングによる
摩耗で砥石寿命が短かった。
取り代Dを研削除去するために作用する砥粒3は、コア
1aの外周面から両側端面に渡って電着された一層の砥粒
層であり、これが研削による摩耗やツルーイングによる
摩耗で砥石寿命が短かった。
<課題を解決するための手段> 本発明は、砥石寿命を長命とする溝研削方法を提供す
るものであり、その要旨は、ワークの加工前溝幅より小
幅の円板状コアの両側端面に前記溝側面の研削取り代よ
り大きな一定粒径の砥粒を前記円板状コアの半径方向に
複数縦配列してボンドにより付着した砥石で溝研削加工
し、前記縦配列した最先端の砥粒をコア外周面とともに
ツルーイング除去して後読する新砥粒を最先端に現出す
ることを特徴とするものである。
るものであり、その要旨は、ワークの加工前溝幅より小
幅の円板状コアの両側端面に前記溝側面の研削取り代よ
り大きな一定粒径の砥粒を前記円板状コアの半径方向に
複数縦配列してボンドにより付着した砥石で溝研削加工
し、前記縦配列した最先端の砥粒をコア外周面とともに
ツルーイング除去して後読する新砥粒を最先端に現出す
ることを特徴とするものである。
<作 用> 上記本発明によれば、溝研削加工の切り込み作用する
砥粒はコアの半径方向に複数縦配列した最先端の砥粒が
受け持ち、この砥粒の粒径にて溝側面の所定の研削取り
代を除去する。
砥粒はコアの半径方向に複数縦配列した最先端の砥粒が
受け持ち、この砥粒の粒径にて溝側面の所定の研削取り
代を除去する。
また、研削後のツルーイングにより前記研削作用した
最先端の砥粒をコア外周面とともに除去することによ
り、常に新たな砥粒を最先端に出現させ、砥石寿命を前
記縦配列した砥粒数のよって延長させることが可能とな
る。
最先端の砥粒をコア外周面とともに除去することによ
り、常に新たな砥粒を最先端に出現させ、砥石寿命を前
記縦配列した砥粒数のよって延長させることが可能とな
る。
<実施例> 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図においては、1は円板状の金属コア本体であり、その
外周にワークWに形成されている加工前の溝5の幅Aよ
り小幅Bの板厚よりなるコア1aを有している。このコア
1aの両側面に前記溝5の両側の研削取り代Dより大きな
粒径CのダイヤモンドやCBN等の砥粒3をコア1aの半径
方向に縦配列並びに周方向に整列してNiメッキ(ボン
ド)4により電着した砥石で前記溝5を研削加工する。
図においては、1は円板状の金属コア本体であり、その
外周にワークWに形成されている加工前の溝5の幅Aよ
り小幅Bの板厚よりなるコア1aを有している。このコア
1aの両側面に前記溝5の両側の研削取り代Dより大きな
粒径CのダイヤモンドやCBN等の砥粒3をコア1aの半径
方向に縦配列並びに周方向に整列してNiメッキ(ボン
ド)4により電着した砥石で前記溝5を研削加工する。
尚、他の変型例として、Niメッキ(ボンド)4を無電
解メッキでもってコア1aの両側面に付着させ、Niメッキ
4で砥粒3を保持するようにしてもよい。ボンド4はNi
メッキに限らず、砥粒3を保持できるものであればよ
い。この場合、砥石を回転させ、砥石を溝5の形成方向
に沿ってワークW側へ移動させることによって、前記溝
5の両側面6に前記縦整列した最先端の砥粒3が切り込
まれ、研削取り代Dを除去するものである。
解メッキでもってコア1aの両側面に付着させ、Niメッキ
4で砥粒3を保持するようにしてもよい。ボンド4はNi
メッキに限らず、砥粒3を保持できるものであればよ
い。この場合、砥石を回転させ、砥石を溝5の形成方向
に沿ってワークW側へ移動させることによって、前記溝
5の両側面6に前記縦整列した最先端の砥粒3が切り込
まれ、研削取り代Dを除去するものである。
この最先端の砥粒3が研削によって摩耗したら、第2
図で示すように、砥石を回転させ、ツルア8を砥石側へ
移動させることによって前記最先端の砥粒3をコア1aの
外周面とともにツルーイングし、後読する新たな砥粒3
を最先端に出現させ、再び溝研削加工を行うものであ
る。
図で示すように、砥石を回転させ、ツルア8を砥石側へ
移動させることによって前記最先端の砥粒3をコア1aの
外周面とともにツルーイングし、後読する新たな砥粒3
を最先端に出現させ、再び溝研削加工を行うものであ
る。
本発明の方法は、前述の通り砥粒3の粒径Cは研削取
り代Dよりも大きな寸法であることが必須の要件の一つ
である。前記研削取り代Dの寸法が単一の砥粒3の粒径
Cよりも小さい場合は問題はないが、砥粒3の粒径Cに
は限界があり、研削取り代Dより大きな粒径Cの単一砥
粒3がない場合がある。また、粒径Cを均一に揃えるこ
とも要求される。
り代Dよりも大きな寸法であることが必須の要件の一つ
である。前記研削取り代Dの寸法が単一の砥粒3の粒径
Cよりも小さい場合は問題はないが、砥粒3の粒径Cに
は限界があり、研削取り代Dより大きな粒径Cの単一砥
粒3がない場合がある。また、粒径Cを均一に揃えるこ
とも要求される。
このような場合第3図で示すように、複数個の小粒の
砥粒3bをガラス等の結合剤7によって結合し、所要の粒
径Cの砥粒3aに造粒し、これを第4図で示すように、前
記第1図と同様にコア1aの両側面に前記コア1aの半径方
向並びに周方向に縦配列してNiメッキ4等により電着
し、ワークWの溝5を研削加工する。
砥粒3bをガラス等の結合剤7によって結合し、所要の粒
径Cの砥粒3aに造粒し、これを第4図で示すように、前
記第1図と同様にコア1aの両側面に前記コア1aの半径方
向並びに周方向に縦配列してNiメッキ4等により電着
し、ワークWの溝5を研削加工する。
この場合も、最先端の砥粒3aが研削で摩耗したときに
は第5図で示すように、ツルアー8によって最先端の砥
粒3aをコア1aの外周面とともにツルーイングすることに
より、後読する新たな砥粒3aが最先端に現出させて再び
溝加工を行うものである。
は第5図で示すように、ツルアー8によって最先端の砥
粒3aをコア1aの外周面とともにツルーイングすることに
より、後読する新たな砥粒3aが最先端に現出させて再び
溝加工を行うものである。
<発明の効果> 以上のように本発明は、ワークの加工前溝幅より小幅
の円板状コアの両側端面に前記溝側面の研削取り代より
大きな一定粒径の砥粒を前記円板状コアの半径方向に複
数縦配列してボンドにより付着した砥石で溝研削加工
し、前記縦配列した最先端の砥粒をコア外周面とともに
ツルーイング除去して後読する新砥粒を最先端に現出す
るようにした溝研削方法であるから、溝研削に作用する
砥粒は主として縦配列した最先端の砥粒が受け持つこと
になり、これが研削で摩耗したときには、この最先端の
砥粒をコアの外周面とともにツルーイングして後読する
砥粒を最先端に現出させることにより、砥石は砥粒の縦
配列個数分だけ使用可能となり、砥石寿命の延長が図ら
れる。
の円板状コアの両側端面に前記溝側面の研削取り代より
大きな一定粒径の砥粒を前記円板状コアの半径方向に複
数縦配列してボンドにより付着した砥石で溝研削加工
し、前記縦配列した最先端の砥粒をコア外周面とともに
ツルーイング除去して後読する新砥粒を最先端に現出す
るようにした溝研削方法であるから、溝研削に作用する
砥粒は主として縦配列した最先端の砥粒が受け持つこと
になり、これが研削で摩耗したときには、この最先端の
砥粒をコアの外周面とともにツルーイングして後読する
砥粒を最先端に現出させることにより、砥石は砥粒の縦
配列個数分だけ使用可能となり、砥石寿命の延長が図ら
れる。
図面は本発明方法の実施例を示し、第1図は溝研削加工
状態を示す砥石とワークの断面図、第2図は砥石のツル
ーイングを示す断面図、第3図は造粒砥粒の断面図、第
4図は造粒砥粒による砥石とワーク断面図、第5図は造
粒砥粒砥石のツルーイングを示す断面図、第6図は従来
の溝研削用砥石の断面図、第7図は同溝研削加工状態を
示す断面図である。 1……コア本体、1a……コア、3、3a……砥粒、4……
Niメッキ、5……加工前の溝、A……溝幅、B……コア
幅、C……粒径、D……研削取り代。
状態を示す砥石とワークの断面図、第2図は砥石のツル
ーイングを示す断面図、第3図は造粒砥粒の断面図、第
4図は造粒砥粒による砥石とワーク断面図、第5図は造
粒砥粒砥石のツルーイングを示す断面図、第6図は従来
の溝研削用砥石の断面図、第7図は同溝研削加工状態を
示す断面図である。 1……コア本体、1a……コア、3、3a……砥粒、4……
Niメッキ、5……加工前の溝、A……溝幅、B……コア
幅、C……粒径、D……研削取り代。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西 幸二 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田 工機株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B24B 19/02 B24D 7/18
Claims (1)
- 【請求項1】ワークの加工前溝幅より小幅の円板状コア
の両側端面に前記溝側面の研削取り代より大きな一定粒
径の砥粒を前記円板状コアの半径方向に複数縦配列して
ボンドにより付着した砥石で溝研削加工し、前記縦配列
した最先端の砥粒をコア外周面とともにツルーイング除
去して後読する新砥粒を最先端に現出することを特徴と
する溝研削方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13843290A JP2889658B2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | 溝研削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13843290A JP2889658B2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | 溝研削方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0435859A JPH0435859A (ja) | 1992-02-06 |
JP2889658B2 true JP2889658B2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=15221839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13843290A Expired - Fee Related JP2889658B2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | 溝研削方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2889658B2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-30 JP JP13843290A patent/JP2889658B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0435859A (ja) | 1992-02-06 |
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