JP3719780B2 - 超砥粒砥石のツルーイング方法 - Google Patents

超砥粒砥石のツルーイング方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超砥粒砥石のツルーイング(振れ取り、形状修正等を目的とする砥石修正)方法およびツルーイング工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
研削における工作物材料の難削化、ならびに加工精度および加工能率の向上に対する要求から、砥粒としてダイヤモンド、CBN(Cubic Boron Nitride) 等を含有するいわゆる超砥粒砥石を使用する頻度が急速に高まっている。
【0003】
このような超砥粒砥石のツルーイングにおいては、短時間に振れ取りおよび/または形状修正が可能であること、作業性がよく安価であること、種々の研削盤に対応可能であること、および、インプロセスで処理が行え、かつ、ドレッシングが同時に行えること等を満足することが理想的である。
【0004】
従来、超砥粒砥石の一般的なツルーイング方法として、(1).単石ドレッサー、インプリドレッサー、ブロックドレッサー等のダイヤモンド固定工具を使用する方法、(2).GC(SiC) 、WA(Al2O3) 等の砥石ブロックや回転砥石による方法、および(3).軟鋼研削法が適用されている。
【0005】
しかしながら、上記(1).の方法では、砥石表面上の突出した砥粒を磨滅させながらツルーイングするため、砥粒の先端がフラットとなるとともに砥粒の突出がなくなり砥石としての切れ味を失う結果、ツルーイング処理後に長時間のドレッシング(目立て)処理が必要となり、作業性の悪化および精度の不安定化を招く。さらに本方法においては、ドレッサーの磨耗が激しいので工具寿命が短かくなり、ツルーイングコストが著しく高くなる等の問題点もある。
【0006】
他方、上記(2).および(3).の方法においては、ツルーイング能力が極めて低く、ツルーイング作業に長時間を要するため作業効率が悪い。
【0007】
上述の方法の他、(4).ロータリードレッサー、ダイヤモンドホイール等の回転工具を使用したブレーキツルアー方式による方法、(5).遊離砥粒を用いたラッピング方法、(6).円筒形状の金属を回転させながら砥石に押し付けるクラッシュロール法、および、(7).上記機械的方法のような接触方式とは異なり放電を利用した非接触方式である電気的方法等が用いられる場合もあるが、いずれの方法も適用範囲に限界があり、特に超砥粒砥石を対象とする場合にはツルーイング能率が極めて低くなるので、種々の形状の研削盤全般(両頭研削盤やその他特殊な目的の専用機等を包含する)および/または結合様式の異なる(すなわち、配合される結合剤が異なる)種々の超砥粒砥石に広く適用されるものではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するものであり、その目的とするところは、高効率に超砥粒砥石のツルーイングを達成し得るツルーイング方法およびツルーイング工具を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者は従来技法である上記軟鋼研削法に注目し、当該方法におけるツルーイングメカニズムを鋭意検討した。その結果、超砥粒砥石の結合剤を効率的に除去し高能率のツルーイングを達成するためにはツルーイング工具としての被削材と砥石に含まれる結合剤との間において、固相−固相拡散反応(例えば、まてりあ、第35巻第3号(1996)、220−224頁を参照)または何らかの化学反応を起こすことが重要であることを想到した。そして、元素周期表における5A族に属する金属(すなわちバナジウム (V)、ニオブ(Nb)、タンタル (Ta))または当該金属をツルーイングのための有効成分として含有する合金が、超砥粒砥石に対して極めて高いツルーイング効果を発揮することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
本発明においては、上記課題を解決するために、元素周期表における5A族に属する金属または有効成分として当該金属を含有して成る合金を砥石の回転中において該砥石の砥石作業面に接触させることを特徴とする、砥石のツルーイング方法(以下、本発明のツルーイング方法という。)を提供する。
【0011】
本発明のツルーイング方法においては上記金属または有効成分として当該金属を含む合金を回転作動中の砥石における砥石作業面(すなわち、表層に多数の砥粒(切れ刃)を有している面)に接触させることによって、上記金属または合金の切り粉が砥石に含まれる結合剤を機械的に除去すると同時に、当該接触部位において高温の摩擦熱を発生させて当該金属または合金と当該砥石における結合剤との間で固相−固相拡散反応および/または何らかの化学反応が起こり、その結果、上記結合剤本来の靱性を欠いた脆弱な化合物を生じさせ得る。
【0012】
従って、本発明のツルーイング方法によれば上記化合物の生成によって上記結合剤の磨耗および砥石作業面からの排出が促進されるため、従来のツルーイング方法(例えばダイヤモンドドレッサーによる方法)におけるような砥粒の機械的破壊磨耗によって砥石の切れ味を損なうことなく、種々の超砥粒砥石を包含する砥石のツルーイングが達成される。
【0013】
本明細書において「結合剤」とは、砥石において研磨材(砥粒)を結合させるための配合物の総称であり、特別に限定した薬剤を意味しない。例えば、ダイヤモンド砥石等において一般的に用いられる所謂メタルボンド、レジンボンド、ビトリファイドボンド等は上記結合剤に包含される。
【0015】
本発明のツルーイング方法の好ましい一態様は、超砥粒砥石を備える研削盤の工作物保持部に取り付けられた上記金属または合金を当該超砥粒砥石における砥石作業面で研削することによって当該金属または合金と当該砥石作業面との接触が実現されることを特徴とする。本態様のツルーイング方法によれば、種々の研削盤において通常の被研削物を研削するのと同様の操作により簡便に超砥粒砥石のツルーイングを実施することができる。なお、本明細書において「工作物保持部」とは、各種研削盤における工作物(被研削物)取付け部分の総称であり、種々の研削盤におけるセンタ、テーブル、チャック等を包含する用語である。
【0016】
上記従来の課題を解決するための本発明の他の態様は、砥石のツルーイング工具であって、元素周期表における4A族、5A族または6A族のいずれかに属する金属または有効成分として該金属を含有する合金を有する接触部材を備えることを特徴とするツルーイング工具(以下、本発明のツルーイング工具という。)を提供することである。本発明のツルーイング工具によれば当該接触部材を回転中の超砥粒砥石の砥石作業面に接触させることによって上述の超砥粒砥石の迅速なツルーイングが実現される。本発明のツルーイング工具によって本発明のツルーイング方法を好適に実施することができる。
【0017】
本発明のツルーイング工具の好ましい一態様は、上記接触部材を研削盤に装着させるための取付け部材をさらに備えていることを特徴とする。本態様のツルーイング工具によれば、当該取付け部材によって研削盤の工作物保持部に上記接触部材を容易に装着することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明は、典型的には以下に示すような形態で実施され得る。
【0019】
本発明は超砥粒砥石を装備した種々のタイプの研削盤に広く適用され得るものである。本発明のツルーイング方法においては、元素周期表における5A族に属する金属または当該金属を有効成分として含有する合金(以下、これらを単に「本金属または合金」という。)と上記砥石作業面とを接触させることを達成すればよく、その他の一般的なツルーイング処理工程は従来技法に準じて行ない得る。例えば、一般的な軟鋼の代わりに5A族に属する金属の単体または当該金属の1種類若しくは2種類以上の組み合わせを主成分として含有する合金を用いて従来の軟鋼研削法に準じた処理を行なうことによって本発明のツルーイング方法が好適に実施され得る。
【0020】
本発明の実施にあたって本金属または合金と超砥粒砥石の被ツルーイング面(すなわち砥石作業面)との接触の態様は、適用される研削装置の型式、ツルーイング工具の形状およびツルーイングを施す砥石の形状等に応じて適宜変更され得るが、典型的には、超砥粒砥石で本金属または合金を研削するやり方によるものが、上記拡散反応および/または何らかの化学反応を容易に発生させ得るために好適である。
【0021】
上記の場合においては、ツルーイング工具(研削材として本金属または合金を含む)は研削盤の型式に応じて予め被研削物(ワーク)と同形状に成形しておき、当該研削盤において被研削物と同様にツルーイング用研削材として本金属または合金を研削すればよい。
【0022】
本発明のツルーイング工具に用いられる本金属または合金としては、5A族に属する金属の単体、あるいは当該金属をツルーイングのための有効成分として含むもの(例えば、上記金属の1種類若しくは2種類以上の組み合わせを主成分として含有する合金)であればよく特に限定されないが、5A族のバナジウム(V)、ニオブ(Nb)および/またはタンタル(Ta)を含むツルーイング工具が上記拡散反応および化学反応を容易に発生させ得るために特に好適である。例えば、本発明のツルーイング工具としてバナジウム(V)、ニオブ(Nb)および/またはタンタル(Ta)またはそれらを有効成分として含有する合金を有する接触部材を備えたものは、上記結合剤としてブロンズ(銅と錫との合金;Cu-Sn合金)のような上記各金属元素と化合物を生成し得る元素(例えばSn、Ga、Si、Al等)を含む結合剤を有する超砥粒砥石を上記(1).の態様でツルーイングする場合に特に好適である。
【0023】
例えば、結合剤としてブロンズを含む超砥粒砥石に対して接触部材にNbを含む本態様のツルーイング工具を適用した場合、本ツルーイング工具と超砥粒砥石の被ツルーイング面との接触部において、本接触部材に含有されるNbとブロンズ中のSnとが700℃前後の高温研削熱によって上記拡散およびそれに関連する化学反応を引き起し、被ツルーイング面の結合剤表面に金属間化合物「Nb3Sn 」が形成される。そして、当該金属間化合物はその靱性を欠き極めて脆弱な性質によってNbと接触して直ちに脱落もしくは磨耗して除去され得るため、上記超砥粒砥石における結合剤はNbを研削する工程中に速やかに磨滅し、砥粒の適度な突出が達成されるからである。
【0024】
本発明のツルーイング工具は、超砥粒砥石の被ツルーイング面に接触させるための接触部材として本金属または合金を有する部材を備えておればよく、特に限定した形状を要求されない。
【0025】
例えば、本発明のツルーイング工具においては上記接触部材として、5A族の金属からなる単体構造、あるいは1または複数種類の当該金属を有効成分とする合金からなる単体構造のものが好適に使用されるがこれに限定されるものではなく、図4に示すような、本金属または合金1とGC(SiC)、WA(Al2O3) 等の砥石材料、セラミック材料等の粒子若しくは他の金属(軟鋼等)またはそれらの合金(以下、これらを総称して一般砥石類その他金属類という)2とを分散して含む微視的複合構造を有するものであってもよい。
【0026】
あるいは、図5および後述の図6〜図12に示すような、本金属または合金部分3と、一般砥石類その他金属類部分4とを組み合わせて成る巨視的複合構造を有するものであってもよい。このような巨視的構造の成形手段は当該分野における周知技術である。
【0027】
本発明のツルーイング工具の形状は研削盤への取付け手段に対応して(1).磁力によって吸引固定されるタイプ、および(2).チャック、ネジ止め、はめ込み等によって機械的に固定されるタイプに概ね大別されるが特に限定されるものではなく、適用される研削装置の形状に応じて種々変更され得る。そしてこのこと自体は当業者の自明な設計事項に過ぎず、本願特許請求の範囲を逸脱するものではない。以下、本発明のツルーイング工具における好適な種々の形状を例示する。
【0028】
一般的な平面研削盤に用いられる形状のツルーイング工具としては例えば図6、図7および図8に示すような角形ブロック形状の上記巨視的構造を有するもの(すなわち、本金属または合金部分5と一般砥石類その他金属類部分6とからなるもの)が好適である。ここで本金属または合金部分5と一般砥石類その他金属類部分6とは、例えばロー付け、ネジ止め、はめ込み、溶接、接着剤等の一般的接着方法によって接合し得る。本形状においては一般砥石類その他金属類部分6は本発明のツルーイング工具の上記取付け部材としても機能し得るものであり、一般砥石類その他金属類部分6を鉄鋼等の強磁性材料で構成することにより磁力によって研削盤に固定装着することができる。さらに、図4および図5に示すような構造の接触部材を有するツルーイング工具であって当該接触部材自体が強磁性を有するツルーイング工具においては、別途取付け部材を必要とせずに上記研削盤に磁力で固定装着され得る。
【0029】
円筒研削盤や心無し研削盤用のツルーイング工具としては例えば図9に示すような円柱形状の上記巨視的構造を有するものが好適である。本形状においては一般砥石類その他金属類部分6は本発明のツルーイング工具の上記取付け部材としても機能し得るものであり一般的には鋼材等で構成され得るが特に限定されず、非磁性体のものあるいは本金属または合金部分5と同一材質のものでもよい。本形状のツルーイング工具の上記研削盤への装着は当該取付け部材の機械的チャッキングによって容易に行なうことができる。
【0030】
また、両頭研削盤用のツルーイング工具としては例えば図10に示すような本金属または合金部分5と一般砥石類その他金属類部分6とからなる板形状を有するものが好ましい。さらにまた、薄型砥石を使用する切断機やプロファイル(成形)研削盤用として用いられるツルーイング工具としては例えば図11および図12に示されるような円盤形状あるいはカップ形状を有するものが好ましい。
【0031】
これら例示の形状の他、従来の種々のドレッサー(インプリドレッサー、ロータリードレッサー等)形状のものであって、本金属または合金を有する接触部材を備えたものも本発明のツルーイング工具として好ましい。例えば、従来のブレーキツルアーの砥石の代わりに本発明のツルーイング工具を使用する場合には当該砥石と同形状の円盤状のもの、また、従来のダイヤモンドドレッサー(単石ドレッサー、インプリドレッサーを含む)の代わりに本発明のツルーイング工具を使用する場合には棒(丸棒もしくは角棒)形状の取付け部材および接触部材からなるツルーイング工具が好適に使用される。
【0032】
例えば、ダイヤモンドドレッサーの代用として本発明のツルーイング工具を適用する場合には、上記接触部材として図11に示すような本金属または合金部分5と板形状の一般砥石類その他金属類部分6とを嵌合した円盤形状のもの、あるいは、図13に示すようなパイプ状一般砥石類その他金属類部分6に本金属または合金部分5をはめ込んだ円柱形状のもの等が好適である。これらは例えば鋼製のドレッサー治具にセットした状態で研削盤マグネットチャックに吸着させて使用され得る。
【0034】
【実施例】
以下の各実施例は特別に条件を記載したものを除きいずれも超砥粒砥石を備えるCNC平面研削盤において各種の金属をプランジ研削することによって当該砥石をツルーイングした結果を示すものである。使用した砥石は外径200mm、巾10mmのストレート砥石である。研削条件は周速1700m/分、切り込み2μm/パスとし、被削材は巾5mm、長さ50mm、総切り込み量は2.0mmとした。そして、次式:
ツルーイング比:X=砥石磨耗量 (mm 3 ) /被削材除去量 (mm 3 )
に基づいて計測したツルーイング比を指標にして本発明におけるツルーイングと従来のツルーイングとを比較した。なお、砥石磨耗量(mm3) は被削材を研削後の砥石形状をカーボン製の板材に転写して測定した。
【0035】
実施例1
レジンボンド超砥粒砥石CBN400を使用して元素周期表における4A族、5A族、6A族に属する9種の金属およびそれらの合金(計37種)を上記条件に従って研削した。比較例として従来の軟鋼材およびWA砥石についても同様に研削した。これらの研削結果を以下の表1および表2に示す。なお、表2中の工具材質(合金)の数値は重量%を示す。
【0036】
【表1】
Figure 0003719780
【0037】
【表2】
Figure 0003719780
【0038】
表1および表2に記載のツルーイング比値から明らかなように本金属または合金を研削した場合、従来のWA砥石や軟鋼を研削した場合と比較して少なくとも2〜4倍の高いツルーイング比を示した。特に、5A族に属する金属(すなわち、V、Nb、Ta)およびこれらを含む合金を研削した場合のツルーイング効果が顕著であり、従来の軟鋼およびWA砥石に対してVの場合はそれぞれ約6倍および約22倍、Taの場合はそれぞれ約18倍および約64倍、そしてNbの場合はそれぞれ23倍および78倍の高いツルーイング比を示した(表1)。また、表2に示した各種合金を用いたツルーイング結果から明らかなように、これら金属は、鉄(Fe)、コバルト(Co)等の5A族以外の金属を含有する合金の構成部分としてツルーイングに適用された場合にも極めて有効である。
【0039】
以上のとおり、本発明の実施によれば、従来得られなかった高効率の超砥粒砥石ツルーイングを達成することができる。
【0040】
実施例2
レジンボンド超砥粒砥石SDC170を使用してNbおよびNb(50%)とTi(50%)との合金(50Nb-50Ti) を上記条件に従って研削した。比較例として従来の軟鋼についても同様に研削した。これらの研削結果を以下の表3に示す。
【0041】
【表3】
Figure 0003719780
【0042】
表3に記載のツルーイング比値から明らかなように、Nbおよび50Nb−50Ti合金を研削した場合、従来の軟鋼を研削した場合と比較してそれぞれ約69倍および約22倍もの高いツルーイング比が認められた。以上のとおり、本発明の実施によればダイヤモンド超砥粒砥石においても高効率のツルーイングを達成することができる。
【0043】
実施例3
粒度が異なる複数の超砥粒砥石(レジンボンドCBN)および集中度が異なる複数の超砥粒砥石(レジンボンドCBN400)を用い、上記条件に従ってNbを研削して当該砥石のツルーイングに及ぼす砥粒の粒度および集中度の影響を調べた。結果を粒度については図1、集中度については図2に示す。
【0044】
砥粒粒度170番、270番および400番の3種の砥石を用いた結果、何れの粒度を有する砥石においても高いツルーイング効果が認められた。さらに図1から明らかなように、粒度400番におけるツルーイング比は粒度270番のツルーイング比の約2.3倍そして粒度170番のツルーイング比の約3.5倍であった。このことから本発明の実施においては粒度が細かいほどツルーイング効果が高まることが認められた。
【0045】
他方、集中度に関し、一般的な集中度として70、100および125の砥石を用いた結果、何れの集中度を有する砥石においても高いツルーイング効果が認められた。さらに図2から明らかなように、集中度75におけるツルーイング比は集中度100のツルーイング比の約1.3倍そして集中度125のツルーイング比の約1.5倍であり、本発明の実施においては集中度が低いほどツルーイング効果が高まることが認められた。
【0046】
実施例4
異なる結合剤(レジンボンド、ビトリファイドボンド、メタルボンド)を含有する砥粒粒度400のCBN砥石(CBN400)3種を用い、上記条件に従ってNbを研削してツルーイング比を測定した。結果を図3に示す。
【0047】
図3から明らかなように、Nbを研削した場合のツルーイング比は従来の軟鋼を研削した場合のツルーイング比と比較してレジンボンドCBN400では約23倍、ビトリファイドボンドCBN400では約20倍、そしてメタルボンドCBN400では約55倍もの高いツルーイング効果が認められた。このことから本発明の実施においてはいずれの結合剤を含有する超砥粒砥石においても高効率のツルーイングを達成することができる。
【0048】
実施例5
Nbの単体構造物またはNbと軟鋼とから成る複合構造物(図6参照)を接触部材として有する本発明のツルーイング工具によってレジンボンド超砥粒砥石(CBN400)をツルーイングし、当該砥石のツルーイング後の切れ味(研削能力)を一般的なダイヤモンドドレッサー(♯60、電着ブロックドレッサー)によってツルーイングした同砥石の切れ味と比較した。
【0049】
本実施例におけるツルーイング条件は、上記ダイヤモンドドレッサーを用いる場合、砥石の周速1700m/分、前後送り速度500mm/分にて、切り込み2μm/往復、さらにツルーイング後にドレッシングを行なう場合にはWAスティックで30秒間手作業にて処理した。他方、本発明のツルーイング工具を用いる場合は、砥石回転数2700rpm、左右送り速度14m/分、切り込み2μm/往復、および前後送り速度400mm/分とした。切れ味の比較は、特殊鋼被削材として厚さ4.7mm×長さ50mmの高速度工具鋼SKH51の熱処理品(HRC63)を用い、当該被削材を回転数2700rpm、左右送り速度12m/分、切り込み2μmの条件下でプランジ研削を行なった。そして、当該研削に伴って変化する砥石モーターの負荷電流値を測定し、上記各条件によるツルーイング後の砥石の切れ味を比較した。結果を表4に示す。
【0050】
【表4】
Figure 0003719780
【0051】
表4から明らかなように、ダイヤモンドドレッサーによってツルーイングしたままの状態の砥石では研削初期より砥石モーターの負荷が大きく、僅か0.02mm程度を研削した時点でアンメータが振り切れて研削加工不能となった。この結果はダイヤモンドドレッサーによるツルーイングでは砥石砥粒の目が磨滅し、かつ、砥粒の突出がなくなることによって砥石の切れ味が失われることを示すものである。一般的に砥石はダイヤモンドドレッサーでツルーイングしたままでは研削できないので、通常、ツルーイング後にWA砥石等で研削しドレッシングを行なう。しかしながら、本研削結果から明らかなように、ダイヤモンドドレッサーによるツルーイング後にWAスティックでドレッシング処理した場合(表4中の区分2参照)であっても、ドレッシング直後の砥石モーター負荷電流は5.0Aと高く、切り込みを続けても2.5Aを下回ることはなかった。
【0052】
他方、本発明のツルーイング工具を用いてツルーイングを行なった場合の砥石は切れ味がよく、ツルーイング直後の研削初期においても砥石モーターの負荷電流値は極めて低く、接触部材としてNb単体構造を使用した場合で2.3A、Nb+軟鋼複合構造を使用した場合では2.0Aにすぎなかった。そして、別途ドレッシング処理を行なっていないにもかかわらず研削工程中良好な切れ味を保持していた(表4中の区分3および4参照)。さらに上記被削材を2mm研削加工した時点の当該被削材表面粗さを表面粗さ計によって測定した(表4中の右端カラムの各データ参照)。一般に砥石の切れ味が良い場合は、被削材の表面粗さは粗くなるため、本結果からも本発明のツルーイング工具によってツルーイングした後の砥石の切れ味のよいことが支持された。
【0053】
以上の本実施例の結果は、Nbを用いた本発明のツルーイング方法においてはNbが砥石の結合剤と反応して速やかにそれを砥石作業面から脱落させる一方、砥石砥粒をほとんど損傷させることがないので、結果、ツルーイング工程中に砥粒が常に適度に砥石作業面に突出した状態に保たれること、すなわち、ツルーイングと同時にドレッシングが達成されることを示すものである。
【0054】
また、本実施例では特に本発明のツルーイング工具の接触部材としてNb+軟鋼複合構造を使用した場合において、研削初期から砥石の切れ味が安定して良好であった(表4中の区分4参照)。このことは、Nb等の元素周期表における5A族に属する金属単体のみでなく当該金属を有効成分として含有する合金も本発明のツルーイング工具の接触部材として特に有効であることを示すものである。
【0055】
以上の各実施例から明らかなように、本発明のツルーイング方法は結合剤の種類を問わずいかなるタイプの砥石に対しても極めて有効なツルーイングを施すことができる。以下の表5は、従来の各ツルーイングおよびドレッシング方法と本発明のツルーイング方法を種々の観点から比較したものである。
【0056】
【表5】
Figure 0003719780
【0057】
表5から明らかなように、本発明のツルーイング方法および工具は、従来のツルーイングおよびドレッシング手段に関する欠点であった多工程、砥石適用範囲の限定、低能率、コスト高、粉塵問題等の環境面を含む作業性の悪さ等を改善し、研削加工生産性の向上に貢献することができる。
【0058】
【発明の効果】
本発明によって研削盤全般に広く適用することができ、さらにツルーイング後の目立てを要することなく高効率に超砥粒砥石のツルーイングを達成することができるツルーイング方法およびツルーイング工具が提供される。
【0059】
本発明のツルーイング方法によれば、上記結合剤の磨耗および砥石作業面からの脱落が容易となるため、別途ドレッシングを行うことなく超砥粒砥石砥粒の切れ味を保持することができる。
【0060】
本発明のツルーイング工具によれば、本金属または合金を含む上記接触部材を被研削物(ワーク)と同形状に作製できるため、種々の研削盤において上記優れた効果を有する本発明のツルーイング方法を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レジンボンドCBN砥石の粒度別ツルーイング比を示したグラフである。
【図2】レジンボンドCBN砥石の集中度別ツルーイング比を示したグラフである。
【図3】CBN砥石における結合剤別ツルーイング比を示したグラフである。
【図4】本発明のツルーイング工具における微視的複合構造の一例を示した模式図である。
【図5】本発明のツルーイング工具における巨視的複合構造の一例を示した模式図である。
【図6】本発明のツルーイング工具の好適な一形状を示した模式図である。
【図7】本発明のツルーイング工具の好適な一形状を示した模式図である。
【図8】本発明のツルーイング工具の好適な一形状を示した模式図である。
【図9】本発明のツルーイング工具の好適な一形状を示した模式図である。
【図10】本発明のツルーイング工具の好適な一形状を示した模式図である。
【図11】本発明のツルーイング工具の好適な一形状を示した模式図である。
【図12】本発明のツルーイング工具の好適な一形状を示した模式図である。
【図13】本発明のツルーイング工具の好適な一形状を示した模式図である。
【符号の説明】
1 本金属または合金
2 一般砥石類その他金属類
3、5 本金属または合金からなる部分
4、6 一般砥石類その他金属類からなる部分

Claims (1)

  1. 超砥粒砥石を備える研削盤の工作物保持部に取り付けられた元素周期表における5A族に属する金属または該金属を有効成分として含有する合金を該超砥粒砥石における砥石作業面で研削することにより、
    前記金属または前記金属を有効成分とする合金と前記研削作業面との接触を実現し、前記金属または前記金属を有効成分として含有する合金の切り粉が前記超砥粒砥石に含まれる結合剤を機械的に除去すると同時に、当該接触部位において摩擦熱を発生させて前記金属または前記金属を有効成分とする合金と前記超砥粒砥石における結合剤との間で化学反応が起こることを特徴とする超砥粒砥石のツルーイング方法。
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