JPH0752043A - アンギュラー研削砥石成形用ロータリードレッサー - Google Patents
アンギュラー研削砥石成形用ロータリードレッサーInfo
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- JPH0752043A JPH0752043A JP19643393A JP19643393A JPH0752043A JP H0752043 A JPH0752043 A JP H0752043A JP 19643393 A JP19643393 A JP 19643393A JP 19643393 A JP19643393 A JP 19643393A JP H0752043 A JPH0752043 A JP H0752043A
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- angular
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形回数が増加したときでもダイヤモンド柱
状片に欠損を生じることがなく、成形回数を大幅に増大
することが可能であるアンギュラー研削砥石成形用ロー
タリードレッサーを提供する。 【構成】 円盤状基体12の外周部分で多数保持される
ダイヤモンド柱状片13の一端13a側が円筒面研削部
成形部15で露出すると共に他端13b側が端面研削部
成形部16で露出する向きにしてボンド14により保持
し、ダイヤモンド柱状片13の一端13a側とボンド1
4とで円筒面研削部成形部15を形成すると共にダイヤ
モンド柱状片13の他端13b側とボンド14とで端面
研削部成形部16を形成したアンギュラー研削砥石成形
用ロータリードレッサー11。
状片に欠損を生じることがなく、成形回数を大幅に増大
することが可能であるアンギュラー研削砥石成形用ロー
タリードレッサーを提供する。 【構成】 円盤状基体12の外周部分で多数保持される
ダイヤモンド柱状片13の一端13a側が円筒面研削部
成形部15で露出すると共に他端13b側が端面研削部
成形部16で露出する向きにしてボンド14により保持
し、ダイヤモンド柱状片13の一端13a側とボンド1
4とで円筒面研削部成形部15を形成すると共にダイヤ
モンド柱状片13の他端13b側とボンド14とで端面
研削部成形部16を形成したアンギュラー研削砥石成形
用ロータリードレッサー11。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立方晶窒化ホウ素(C
BN)等の硬質砥粒を用いて円筒面研削部と端面研削部
とを設けたアンギュラー研削砥石を成形(ツルーイン
グ;Truing)するのに利用されるアンギュラー研
削砥石成形用ロータリードレッサーに関するものであ
る。
BN)等の硬質砥粒を用いて円筒面研削部と端面研削部
とを設けたアンギュラー研削砥石を成形(ツルーイン
グ;Truing)するのに利用されるアンギュラー研
削砥石成形用ロータリードレッサーに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】アンギュラー研削砥石を成形するのに用
いられるアンギュラー研削砥石成形用ロータリードレッ
サーとしては、例えば、図6に示す構造を有するものが
ある。
いられるアンギュラー研削砥石成形用ロータリードレッ
サーとしては、例えば、図6に示す構造を有するものが
ある。
【0003】図6に示す従来のアンギュラー研削砥石成
形用ロータリードレッサー31は、円盤状基体32の外
周部分で多数のダイヤモンド柱状片33をこれらダイヤ
モンド柱状片33の軸線方向が放射方向となる向きにし
てメタルボンド34により埋設保持し、ダイヤモンド柱
状片33を間にした一方側の傾斜面をアンギュラー研削
砥石の円筒面研削部を成形するための円筒面研削部成形
部35に形成すると共に他方側の傾斜面を同アンギュラ
ー研削砥石の端面研削部を成形するための端面研削部成
形部36に形成し、円筒面研削部成形部35と端面研削
部成形部36とが交差する部分をエッヂ37に形成した
構造を有するものである。
形用ロータリードレッサー31は、円盤状基体32の外
周部分で多数のダイヤモンド柱状片33をこれらダイヤ
モンド柱状片33の軸線方向が放射方向となる向きにし
てメタルボンド34により埋設保持し、ダイヤモンド柱
状片33を間にした一方側の傾斜面をアンギュラー研削
砥石の円筒面研削部を成形するための円筒面研削部成形
部35に形成すると共に他方側の傾斜面を同アンギュラ
ー研削砥石の端面研削部を成形するための端面研削部成
形部36に形成し、円筒面研削部成形部35と端面研削
部成形部36とが交差する部分をエッヂ37に形成した
構造を有するものである。
【0004】また、図7は、図1の矢視A方向からみた
ときにおいてダイヤモンド柱状片33の露呈状態を示し
たものであって、ダイヤモンド柱状片33は放射方向に
向く状態で円盤状基体32の円周方向に多数設けられて
メタルボンド34により埋設保持されている。
ときにおいてダイヤモンド柱状片33の露呈状態を示し
たものであって、ダイヤモンド柱状片33は放射方向に
向く状態で円盤状基体32の円周方向に多数設けられて
メタルボンド34により埋設保持されている。
【0005】図8は、図6に示したアンギュラー研削砥
石成形用ロータリードレッサー31を用いてアンギュラ
ー研削砥石1を成形する様子を示すものであって、この
アンギュラー研削砥石1は、円筒面研削部5を有してい
ると共に、端面研削部6を有しており、回転中心CWを
中心として回転する。
石成形用ロータリードレッサー31を用いてアンギュラ
ー研削砥石1を成形する様子を示すものであって、この
アンギュラー研削砥石1は、円筒面研削部5を有してい
ると共に、端面研削部6を有しており、回転中心CWを
中心として回転する。
【0006】そして、アンギュラー研削砥石1は、回転
中心CDを中心として回転するアンギュラー研削砥石成
形用ロータリードレッサー31を所定の切り込み量を与
えて矢印(a)方向に移動することにより、円筒面研削
部成形部35によって円筒面研削部5が成形され、ま
た、矢印(b)方向に移動することにより、端面研削部
成形部36によって端面研削部6が成形される。
中心CDを中心として回転するアンギュラー研削砥石成
形用ロータリードレッサー31を所定の切り込み量を与
えて矢印(a)方向に移動することにより、円筒面研削
部成形部35によって円筒面研削部5が成形され、ま
た、矢印(b)方向に移動することにより、端面研削部
成形部36によって端面研削部6が成形される。
【0007】なお、このようなドレッサーを用いた研削
部の成形に関しては、例えば、『機械工学便覧』昭和6
3年5月15日 新版2刷発行 社団法人 日本機械学
会発行 B2−138頁〜B2−151頁 「第6章
砥粒加工」にも記載がある。
部の成形に関しては、例えば、『機械工学便覧』昭和6
3年5月15日 新版2刷発行 社団法人 日本機械学
会発行 B2−138頁〜B2−151頁 「第6章
砥粒加工」にも記載がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のアンギュラー研削砥石成形用ロータリードレ
ッサー31にあっては、ダイヤモンド柱状片33におい
て円筒面研削部成形部35と端面研削部成形部36とが
交差する部分がエッヂ37となった鋭角形状をなすもの
となっていたため、成形回数の増加に伴って、このエッ
ヂ37の部分で欠損が進行することがあり、例えば、図
9に示すような欠損状態にまで至ることがあって、成形
を継続することができなくなることがあるという問題点
があったことから、このような問題点を解決することが
課題としてあった。
うな従来のアンギュラー研削砥石成形用ロータリードレ
ッサー31にあっては、ダイヤモンド柱状片33におい
て円筒面研削部成形部35と端面研削部成形部36とが
交差する部分がエッヂ37となった鋭角形状をなすもの
となっていたため、成形回数の増加に伴って、このエッ
ヂ37の部分で欠損が進行することがあり、例えば、図
9に示すような欠損状態にまで至ることがあって、成形
を継続することができなくなることがあるという問題点
があったことから、このような問題点を解決することが
課題としてあった。
【0009】
【発明の目的】本発明は、このような従来の課題にかん
がみてなれたものであって、成形回数が増加したときで
もダイヤモンド柱状片に欠損を生じるようなことがな
く、したがって、成形回数を大幅に増大することが可能
であって成形コストの低減をはかることが可能であるア
ンギュラー研削砥石成形用ロータリードレッサーを提供
することを目的としている。
がみてなれたものであって、成形回数が増加したときで
もダイヤモンド柱状片に欠損を生じるようなことがな
く、したがって、成形回数を大幅に増大することが可能
であって成形コストの低減をはかることが可能であるア
ンギュラー研削砥石成形用ロータリードレッサーを提供
することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、円盤状基体の
外周部分で多数のダイヤモンド柱状片をボンドにより保
持し、アンギュラー研削砥石の円筒面研削部を成形する
円筒面研削部成形部と同アンギュラー研削砥石の端面研
削部を成形する端面研削部成形部をそなえたアンギュラ
ー研削砥石成形用ロータリードレッサーにおいて、円盤
状基体の外周部分で多数保持されるダイヤモンド柱状片
の一端側が前記円筒面研削部成形部で露出すると共に他
端側が前記端面研削部成形部で露出する向きにしてボン
ドにより保持し、前記ダイヤモンド柱状片の一端側とボ
ンドとで円筒面研削部成形部を形成すると共に前記ダイ
ヤモンド柱状片の他端側とボンドとで端面研削部成形部
を形成した構成としたり、あるいは円盤状基体の外周部
分で多数保持されるダイヤモンド柱状片を二方向に向け
てボンドにより保持し、一方側の方向に向くダイヤモン
ド柱状片の一端側とボンドとで円筒面研削部成形部を形
成すると共に他方側の方向に向くダイヤモンド柱状片の
一端側とボンドとで端面研削部成形部を形成した構成と
したことを特徴としており、上記したアンギュラー研削
砥石成形用ロータリードレッサーに係わる発明の構成を
もって前述した従来の課題を解決するための手段として
いる。
外周部分で多数のダイヤモンド柱状片をボンドにより保
持し、アンギュラー研削砥石の円筒面研削部を成形する
円筒面研削部成形部と同アンギュラー研削砥石の端面研
削部を成形する端面研削部成形部をそなえたアンギュラ
ー研削砥石成形用ロータリードレッサーにおいて、円盤
状基体の外周部分で多数保持されるダイヤモンド柱状片
の一端側が前記円筒面研削部成形部で露出すると共に他
端側が前記端面研削部成形部で露出する向きにしてボン
ドにより保持し、前記ダイヤモンド柱状片の一端側とボ
ンドとで円筒面研削部成形部を形成すると共に前記ダイ
ヤモンド柱状片の他端側とボンドとで端面研削部成形部
を形成した構成としたり、あるいは円盤状基体の外周部
分で多数保持されるダイヤモンド柱状片を二方向に向け
てボンドにより保持し、一方側の方向に向くダイヤモン
ド柱状片の一端側とボンドとで円筒面研削部成形部を形
成すると共に他方側の方向に向くダイヤモンド柱状片の
一端側とボンドとで端面研削部成形部を形成した構成と
したことを特徴としており、上記したアンギュラー研削
砥石成形用ロータリードレッサーに係わる発明の構成を
もって前述した従来の課題を解決するための手段として
いる。
【0011】
【発明の目的】本発明に係わるアンギュラー研削砥石成
形用ロータリードレッサーでは、上述した構成としてい
ることから、従来のようにダイヤモンド柱状片の一端側
で円筒面研削部成形部と端面研削部成形部とが鋭角状の
エッヂを介して形成されないものとなっており、ダイヤ
モンド柱状片よりなるエッヂが形成されないものとなっ
ていて、本発明に係わるロータリードレッサーでは、ダ
イヤモンド柱状片の一端側とボンドとで円筒面研削部成
形部を形成すると共に前記ダイヤモンド柱状片の他端側
とボンドとで端面研削部成形部を形成した構成とした
り、一方側の方向に向くダイヤモンド柱状片の一端側と
ボンドとで円筒面研削部成形部を形成すると共に他方側
の方向に向くダイヤモンド柱状片の一端側とボンドとで
端面研削部成形部を形成した構成としたりしているの
で、アンギュラー研削砥石に対する成形回数が増加した
ときでもダイヤモンド柱状片にはエッド部分がないため
欠損を生じがたいものとなり、ロータリードレッサー1
個あたりのアンギュラー研削砥石に対する成形回数が大
幅に増大することとなる。
形用ロータリードレッサーでは、上述した構成としてい
ることから、従来のようにダイヤモンド柱状片の一端側
で円筒面研削部成形部と端面研削部成形部とが鋭角状の
エッヂを介して形成されないものとなっており、ダイヤ
モンド柱状片よりなるエッヂが形成されないものとなっ
ていて、本発明に係わるロータリードレッサーでは、ダ
イヤモンド柱状片の一端側とボンドとで円筒面研削部成
形部を形成すると共に前記ダイヤモンド柱状片の他端側
とボンドとで端面研削部成形部を形成した構成とした
り、一方側の方向に向くダイヤモンド柱状片の一端側と
ボンドとで円筒面研削部成形部を形成すると共に他方側
の方向に向くダイヤモンド柱状片の一端側とボンドとで
端面研削部成形部を形成した構成としたりしているの
で、アンギュラー研削砥石に対する成形回数が増加した
ときでもダイヤモンド柱状片にはエッド部分がないため
欠損を生じがたいものとなり、ロータリードレッサー1
個あたりのアンギュラー研削砥石に対する成形回数が大
幅に増大することとなる。
【0012】
【実施例】図1は本発明に係わるアンギュラー研削砥石
成形用ロータリードレッサーの一実施例を示すものであ
って、このアンギュラー研削砥石成形用ロータリードレ
ッサー11は円盤状基体12の外周部分で円周方向に間
隔をおいて多数保持されるダイヤモンド柱状片13の一
端13a側が円筒面研削部成形部15で露出すると共に
他端13b側が端面研削部成形部16で露出する向きに
してボンド、例えばメタルボンド14により保持され、
ダイヤモンド柱状片13の一端13a側とメタルボンド
14とで円筒面研削部成形部15を形成すると共にダイ
ヤモンド柱状片13の他端13b側とメタルボンド14
とで端面研削部成形部16を形成した構造をなすもので
ある。
成形用ロータリードレッサーの一実施例を示すものであ
って、このアンギュラー研削砥石成形用ロータリードレ
ッサー11は円盤状基体12の外周部分で円周方向に間
隔をおいて多数保持されるダイヤモンド柱状片13の一
端13a側が円筒面研削部成形部15で露出すると共に
他端13b側が端面研削部成形部16で露出する向きに
してボンド、例えばメタルボンド14により保持され、
ダイヤモンド柱状片13の一端13a側とメタルボンド
14とで円筒面研削部成形部15を形成すると共にダイ
ヤモンド柱状片13の他端13b側とメタルボンド14
とで端面研削部成形部16を形成した構造をなすもので
ある。
【0013】そこで、このような構造をなすアンギュラ
ー研削砥石成形用ロータリードレッサー11を用いて、
図2に示すようなアンギュラー研削砥石1を成形する場
合について説明する。この場合、アンギュラー研削砥石
1は、円筒面研削部5を有していると共に端面研削部6
を有しており、回転中心CWを中心として回転する。
ー研削砥石成形用ロータリードレッサー11を用いて、
図2に示すようなアンギュラー研削砥石1を成形する場
合について説明する。この場合、アンギュラー研削砥石
1は、円筒面研削部5を有していると共に端面研削部6
を有しており、回転中心CWを中心として回転する。
【0014】そこで、アンギュラー研削砥石1の円筒面
研削部5を成形するに際しては、図2に示すように、回
転中心CDを中心として回転するアンギュラー研削砥石
成形用ロータリードレッサー11を所定の切り込み量を
与えてロータリードレッサー11の円筒面研削部成形部
15とアンギュラー研削砥石1の円筒面研削部5とを接
触させた状態にして矢印(a)方向に移動させて行う。
研削部5を成形するに際しては、図2に示すように、回
転中心CDを中心として回転するアンギュラー研削砥石
成形用ロータリードレッサー11を所定の切り込み量を
与えてロータリードレッサー11の円筒面研削部成形部
15とアンギュラー研削砥石1の円筒面研削部5とを接
触させた状態にして矢印(a)方向に移動させて行う。
【0015】また、アンギュラー研削砥石1の端面研削
部6を成形するに際しては、図3に示すように、回転中
心CDを中心として回転するアンギュラー研削砥石成形
用ロータリードレッサー11を所定の切り込み量を与え
てロータリードレッサー11の端面研削部成形部16と
アンギュラー研削砥石1の端面研削部6とを接触させた
状態にして矢印(b)方向に移動させて行う。
部6を成形するに際しては、図3に示すように、回転中
心CDを中心として回転するアンギュラー研削砥石成形
用ロータリードレッサー11を所定の切り込み量を与え
てロータリードレッサー11の端面研削部成形部16と
アンギュラー研削砥石1の端面研削部6とを接触させた
状態にして矢印(b)方向に移動させて行う。
【0016】したがって、ダイモンド柱状片13にはエ
ッヂが形成されていないことから、成形回数が増加した
ときでもダイヤモンド柱状片13に欠損を生じるおそれ
がないので、ロータリードレッサー11の耐用回数が大
幅に向上すると共に、アンギュラー研削砥石1の円筒面
研削部5と端面研削部6に対して良好な切れ味を安定的
に与えることが可能となる。
ッヂが形成されていないことから、成形回数が増加した
ときでもダイヤモンド柱状片13に欠損を生じるおそれ
がないので、ロータリードレッサー11の耐用回数が大
幅に向上すると共に、アンギュラー研削砥石1の円筒面
研削部5と端面研削部6に対して良好な切れ味を安定的
に与えることが可能となる。
【0017】図4は本発明に係わるアンギュラー研削砥
石成形用ロータリードレッサーの他の実施例を示すもの
であって、このアンギュラー研削砥石成形用ロータリー
ドレッサー21は、円盤状基体22の外周部分で円周方
向に間隔をおいて多数保持される二方向のダイヤモンド
柱状片23,28をボンド、例えばメタルボンド24に
より保持させ、一方側の方向に向くダイヤモンド柱状片
23の一端側とメタルボンド24とで円筒面研削部成形
部25を形成すると共に他方側の方向に向くダイヤモン
ド柱状片28の一端側とメタルボンド24とで端面研削
部成形部26を形成した構造をなすものである。
石成形用ロータリードレッサーの他の実施例を示すもの
であって、このアンギュラー研削砥石成形用ロータリー
ドレッサー21は、円盤状基体22の外周部分で円周方
向に間隔をおいて多数保持される二方向のダイヤモンド
柱状片23,28をボンド、例えばメタルボンド24に
より保持させ、一方側の方向に向くダイヤモンド柱状片
23の一端側とメタルボンド24とで円筒面研削部成形
部25を形成すると共に他方側の方向に向くダイヤモン
ド柱状片28の一端側とメタルボンド24とで端面研削
部成形部26を形成した構造をなすものである。
【0018】そして、このような構造をなすアンギュラ
ー研削砥石成形用ロータリードレッサー21を用いて円
筒面研削部5と端面研削部6を有したアンギュラー研削
砥石1を成形するにあたり、円筒面研削部5を成形する
に際しては、図4に示すように、回転中心CDを中心と
して回転するアンギュラー研削砥石成形用ロータリード
レッサー21を所定の切り込み量を与えてロータリード
レッサー21の円筒面研削部成形部25とアンギュラー
研削砥石1の円筒面研削部5とを接触させた状態にして
矢印(a)方向に移動させて行う。
ー研削砥石成形用ロータリードレッサー21を用いて円
筒面研削部5と端面研削部6を有したアンギュラー研削
砥石1を成形するにあたり、円筒面研削部5を成形する
に際しては、図4に示すように、回転中心CDを中心と
して回転するアンギュラー研削砥石成形用ロータリード
レッサー21を所定の切り込み量を与えてロータリード
レッサー21の円筒面研削部成形部25とアンギュラー
研削砥石1の円筒面研削部5とを接触させた状態にして
矢印(a)方向に移動させて行う。
【0019】また、アンギュラー研削砥石1の端面研削
部6を成形するに際しては、回転中心CDを中心として
回転するアンギュラー研削砥石成形用ロータリードレッ
サー21を所定の切り込み量を与えてロータリードレッ
サー21の端面研削部成形部26とアンギュラー研削砥
石1の端面研削部6とを接触させた状態にして矢印
(b)方向に移動させて行う。
部6を成形するに際しては、回転中心CDを中心として
回転するアンギュラー研削砥石成形用ロータリードレッ
サー21を所定の切り込み量を与えてロータリードレッ
サー21の端面研削部成形部26とアンギュラー研削砥
石1の端面研削部6とを接触させた状態にして矢印
(b)方向に移動させて行う。
【0020】図5は本発明に係わるアンギュラー研削砥
石成形用ロータリードレッサーのさらに他の実施例を示
すものであって、図1に示したアンギュラー研削砥石成
形用ロータリードレッサー11において、円盤状基体1
2の側面にメタルボンドダイヤモンド砥粒層18を設
け、このメタルボンドダイヤモンド砥粒層18とアンギ
ュラー研削砥石1の外周先端の隅アール研削部8とを接
触させた状態にして、円盤状基体12を矢印(c)方向
に沿って移動させることにより、アンギュラー研削砥石
1の円筒面研削部5および端面研削部6の成形に加え
て、隅アール研削部8の成形をも行うことが可能とな
る。
石成形用ロータリードレッサーのさらに他の実施例を示
すものであって、図1に示したアンギュラー研削砥石成
形用ロータリードレッサー11において、円盤状基体1
2の側面にメタルボンドダイヤモンド砥粒層18を設
け、このメタルボンドダイヤモンド砥粒層18とアンギ
ュラー研削砥石1の外周先端の隅アール研削部8とを接
触させた状態にして、円盤状基体12を矢印(c)方向
に沿って移動させることにより、アンギュラー研削砥石
1の円筒面研削部5および端面研削部6の成形に加え
て、隅アール研削部8の成形をも行うことが可能とな
る。
【0021】
【発明の効果】本発明に係わるアンギュラー研削砥石成
形用ロータリードレッサーによれば、ダイヤモンド柱状
片においてドレッサーとして使用する部分にエッヂが形
成されない構成としているので、ダイヤモンド柱状片の
欠損を発生しがたくなり、アンギュラー研削砥石に対す
る成形可能回数が著しく増大して成形コストの大幅な低
減を可能にすると共に、アンギュラー研削砥石の円筒面
研削部および端面研削部に対して良好な切れ味を安定的
に与えることが可能であり、加工面の仕上げ粗さや残留
応力などの表面品質のばらつきを小さなものにすること
が可能であるという著しく優れた効果がもたらされる。
形用ロータリードレッサーによれば、ダイヤモンド柱状
片においてドレッサーとして使用する部分にエッヂが形
成されない構成としているので、ダイヤモンド柱状片の
欠損を発生しがたくなり、アンギュラー研削砥石に対す
る成形可能回数が著しく増大して成形コストの大幅な低
減を可能にすると共に、アンギュラー研削砥石の円筒面
研削部および端面研削部に対して良好な切れ味を安定的
に与えることが可能であり、加工面の仕上げ粗さや残留
応力などの表面品質のばらつきを小さなものにすること
が可能であるという著しく優れた効果がもたらされる。
【図1】本発明の一実施例によるアンギュラー研削砥石
成形用ロータリードレッサーの回転中心CWから半分を
示す要部拡大断面図である。
成形用ロータリードレッサーの回転中心CWから半分を
示す要部拡大断面図である。
【図2】図1のアンギュラー研削砥石成形用ロータリー
ドレッサーを用いてアンギュラー研削砥石の円筒面研削
部の成形を行う様子を示す断面説明図である。
ドレッサーを用いてアンギュラー研削砥石の円筒面研削
部の成形を行う様子を示す断面説明図である。
【図3】図1のアンギュラー研削砥石成形用ロータリー
ドレッサーを用いてアンギュラー研削砥石の端面研削部
の成形を行う様子を示す断面説明図である。
ドレッサーを用いてアンギュラー研削砥石の端面研削部
の成形を行う様子を示す断面説明図である。
【図4】本発明の他の実施例によるアンギュラー研削砥
石成形用ロータリードレッサーを用いてアンギュラー研
削砥石の円筒面研削部の成形を行う様子を示す断面説明
図である。
石成形用ロータリードレッサーを用いてアンギュラー研
削砥石の円筒面研削部の成形を行う様子を示す断面説明
図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例によるアンギュラー
研削砥石成形用ロータリードレッサーを用いてアンギュ
ラー研削砥石の円筒面研削部,端面研削部の成形に加え
て隅アール研削部の成形を行う様子を示す断面説明図で
ある。
研削砥石成形用ロータリードレッサーを用いてアンギュ
ラー研削砥石の円筒面研削部,端面研削部の成形に加え
て隅アール研削部の成形を行う様子を示す断面説明図で
ある。
【図6】従来例によるアンギュラー研削砥石成形用ロー
タリードレッサーの断面説明図である。
タリードレッサーの断面説明図である。
【図7】図6の矢印A方向からみた平面説明図である。
【図8】図6に示すアンギュラー研削砥石成形用ロータ
リードレッサーを用いてアンギュラー研削砥石の円筒面
研削部の成形を行う様子を示す断面説明図である。
リードレッサーを用いてアンギュラー研削砥石の円筒面
研削部の成形を行う様子を示す断面説明図である。
【図9】図6に示すアンギュラー研削砥石成形用ロータ
リードレッサーにおいてダイヤモンド柱状片に欠損を生
じた状況を示す断面説明図である。
リードレッサーにおいてダイヤモンド柱状片に欠損を生
じた状況を示す断面説明図である。
1 アンギュラー研削砥石 5 アンギュラー研削砥石の円筒面研削部 6 アンギュラー研削砥石の端面研削部 8 アンギュラー研削砥石の隅アール研削部 11 アンギュラー研削砥石成形用ロータリードレッサ
ー 12 円盤状基体 13 ダイヤモンド柱状片 13a ダイヤモンド柱状片の一端 13b ダイヤモンド柱状片の他端 14 ボンド 15 円筒面研削部成形部 16 端面研削部成形部 18 メタルボンドダイモンド砥粒層 21 アンギュラー研削砥石成形用ロータリードレッサ
ー 22 円盤状基体 23 ダイヤモンド柱状片 24 ボンド 25 円筒面研削部成形部 26 端面研削部成形部 28 ダイヤモンド柱状片
ー 12 円盤状基体 13 ダイヤモンド柱状片 13a ダイヤモンド柱状片の一端 13b ダイヤモンド柱状片の他端 14 ボンド 15 円筒面研削部成形部 16 端面研削部成形部 18 メタルボンドダイモンド砥粒層 21 アンギュラー研削砥石成形用ロータリードレッサ
ー 22 円盤状基体 23 ダイヤモンド柱状片 24 ボンド 25 円筒面研削部成形部 26 端面研削部成形部 28 ダイヤモンド柱状片
Claims (2)
- 【請求項1】 円盤状基体の外周部分で多数のダイヤモ
ンド柱状片をボンドにより保持し、アンギュラー研削砥
石の円筒面研削部を成形する円筒面研削部成形部と同ア
ンギュラー研削砥石の端面研削部を成形する端面研削部
成形部をそなえたアンギュラー研削砥石成形用ロータリ
ードレッサーにおいて、円盤状基体の外周部分で多数保
持されるダイヤモンド柱状片の一端側が前記円筒面研削
部成形部で露出すると共に他端側が前記端面研削部成形
部で露出する向きにしてボンドにより保持し、前記ダイ
ヤモンド柱状片の一端側とボンドとで円筒面研削部成形
部を形成すると共に前記ダイヤモンド柱状片の他端側と
ボンドとで端面研削部成形部を形成したことを特徴とす
るアンギュラー研削砥石成形用ロータリードレッサー。 - 【請求項2】 円盤状基体の外周部分で多数のダイヤモ
ンド柱状片をボンドにより保持し、アンギュラー研削砥
石の円筒面研削部を成形する円筒面研削部成形部と同ア
ンギュラー研削砥石の端面研削部を成形する端面研削部
成形部をそなえたアンギュラー研削砥石成形用ロータリ
ードレッサーにおいて、円盤状基体の外周部分で多数保
持されるダイヤモンド柱状片を二方向に向けてボンドに
より保持し、一方側の方向に向くダイヤモンド柱状片の
一端側とボンドとで円筒面研削部成形部を形成すると共
に他方側の方向に向くダイヤモンド柱状片の一端側とボ
ンドとで端面研削部成形部を形成したことを特徴とする
アンギュラー研削砥石成形用ロータリードレッサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19643393A JPH0752043A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | アンギュラー研削砥石成形用ロータリードレッサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19643393A JPH0752043A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | アンギュラー研削砥石成形用ロータリードレッサー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0752043A true JPH0752043A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16357753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19643393A Pending JPH0752043A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | アンギュラー研削砥石成形用ロータリードレッサー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0752043A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007000959A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-01-11 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 単結晶ダイヤモンド切れ刃の2面加工用鋳鉄板、加工装置及び加工方法 |
JP2007237379A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-20 | Seiko Epson Corp | ツルーイング砥石、これを備えたツルーイング装置およびツルーイング方法、並びに溝加工装置 |
JP2010042506A (ja) * | 2009-11-24 | 2010-02-25 | Seiko Instruments Inc | ドレッサ |
-
1993
- 1993-08-06 JP JP19643393A patent/JPH0752043A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007000959A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-01-11 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 単結晶ダイヤモンド切れ刃の2面加工用鋳鉄板、加工装置及び加工方法 |
JP4649592B2 (ja) * | 2005-06-22 | 2011-03-09 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 単結晶ダイヤモンド切れ刃の2面加工装置及び加工方法 |
JP2007237379A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-20 | Seiko Epson Corp | ツルーイング砥石、これを備えたツルーイング装置およびツルーイング方法、並びに溝加工装置 |
JP2010042506A (ja) * | 2009-11-24 | 2010-02-25 | Seiko Instruments Inc | ドレッサ |
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