JPH0655426A - 研磨装置 - Google Patents

研磨装置

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Publication number
JPH0655426A
JPH0655426A JP21506492A JP21506492A JPH0655426A JP H0655426 A JPH0655426 A JP H0655426A JP 21506492 A JP21506492 A JP 21506492A JP 21506492 A JP21506492 A JP 21506492A JP H0655426 A JPH0655426 A JP H0655426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
glass substrate
plate
polished
grindstone
Prior art date
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Pending
Application number
JP21506492A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Tomioka
博昭 冨岡
Kazuyuki Tamura
和之 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH0655426A publication Critical patent/JPH0655426A/ja
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ガラス基板1の端部を研磨する。円盤状の砥
石8が回転可能に設けられる。砥石8の外周面には研磨
加工形状の溝10が形成される。ガラス基板1が砥石8
の外周面に端部を沿わせて接線方向に移動可能に設けら
れている。 【効果】 砥石8はガラス基板1の移動方向に対して平
行に回転するため、ガラス基板1の欠けや割れを防止
し、歩留まりの向上を図ることができる。また、ガラス
基板1の端部を複数の傾斜面に一度に面取りすることが
できるので、工数の低減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被研磨板の端部を研磨
する研磨装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネルの製造プロセスにおいて
は、カット時に生じたバリ除去等のためにガラス基板の
端部を研磨加工することが行われる。この時の研磨は、
図5に示すように、ガラス基板40の端部が、端面4
1、表角面42及び裏角面43となるように面取りされ
る。
【0003】このようなガラス基板40の端部の研磨を
行う従来の研磨装置には、図6に示すように、研磨材と
して研磨ベルト51を使用したものがある。この研磨ベ
ルト51は、ダイヤ又は酸化アルミ等の硬質物質をレジ
ン等の媒体を用いて混合した研磨剤をベルトに付着させ
たものからなっている。このタイプの研磨装置にてガラ
ス基板40の端部における例えば端面41を研磨加工す
るときは、研磨ベルト51をガラス基板40の挿入方向
に対して90度の傾斜角度とした後、モータ52にて研
磨ベルト51を回転させながら、ガラス基板40を研磨
ベルト51に接触させて研磨を行う。また、ガラス基板
40における表角面42及び裏角面43の研磨加工をす
るときには、研磨ベルト51をガラス基板40の挿入方
向に対してそれぞれの傾斜角度となるように傾斜させた
後、同様に、ガラス基板40を挿入し、ガラス基板40
を研磨ベルト51に接触させて研磨を行う。
【0004】一方、ガラス基板40の端部の研磨を行う
他のタイプの研磨装置には、図7に示すように、研磨材
として円盤からなる砥石61を有するものがある。この
タイプの研磨装置にて、ガラス基板40の端部を研磨加
工するときは、モータ62にて砥石61を回転させなが
ら砥石61の外周面にガラス基板40の端部を接触さ
せ、ガラス基板40を砥石61の回転方向と垂直に移動
させることにより研磨加工するようになっている。そし
て、ガラス基板40における各面41・42・43を研
磨するときは、砥石61とガラス基板40との高さ関係
を変えることにより行うことができるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の研磨装置において、ガラス基板40の端部における
それぞれの部分を面取りすべく研磨するためには、両タ
イプのいずれも、各面41・42・43に対して順に研
磨加工しなければならず、一度に加工することができな
いので、工数が増加するという問題点を有している。
【0006】また、円盤からなる砥石61を使用するタ
イプの研磨装置では、砥石61の回転方向がガラス基板
40の移動方向に対して垂直になっているため、ガラス
基板40に欠けや割れが生じがちであるという問題点を
有している。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、被研磨板の欠けや割れを
防止して歩留まりの向上を図ると共に、工数の低減を図
り得る研磨装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の研磨装置は、上
記課題を解決するために、被研磨板の端部を研磨する研
磨装置において、円盤状の研磨材が回転可能に設けら
れ、かつ、研磨材の外周面には研磨加工形状の溝が形成
される一方、被研磨板が研磨材の外周面に端部を沿わせ
て接線方向に移動可能に設けられていることを特徴とし
ている。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、円盤状の研磨材が回転可
能に設けられ、かつ、研磨材の外周面には研磨加工形状
の溝が形成され、被研磨板が研磨材の外周面に端部を沿
わせて接線方向に移動するので、被研磨板の端部におけ
る研磨加工の形状がこの溝と同一形状となる。この結
果、被研磨板の一度の接線方向への移動によって、被研
磨板の端部に対して、被研磨板の例えば側端部、表角部
及び裏角部等の各傾斜面の研磨を同時に行うことが可能
となる。また、研磨の際、研磨材は被研磨板の移動方向
に対して平行に回転するため、すなわち、研磨材の回転
方向が被研磨板の移動方向に逆らわないため、被研磨板
に欠けや割れが発生するのを防止することができる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図4に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0011】本実施例の研磨装置は、板状体からなる被
研磨板としての例えばガラス基板の端部を研磨するため
に使用される。
【0012】すなわち、液晶表示パネルの製造プロセス
においては、静電気による液晶表示素子の破壊を抑える
ために、ガラス基板の端部に導電体を設け、各液晶表示
素子に電位差が生じないようにしている。そして、ドラ
イバを接続する直前にガラス基板の端部を研磨して、上
記導電体を取り除くようになっている。
【0013】上記の他、ガラス基板における端部の研磨
は、液晶表示パネルのモジュール化の際のカレット発生
の防止、ドライバの保護、ガラスのカット時に生じたバ
リの除去、及びガラス基板の端部の強度の向上等の観点
から行われるものであり、通常、図4に示すように、ガ
ラス基板1の端部が端面2、表角面3及び裏角面4のよ
うに面取りすべく研磨が行われる。
【0014】このようなガラス基板1の端部の研磨を行
う研磨装置5は、図1に示すように、モータ6の回転軸
7に取り付けられた円盤状の研磨材としての砥石8を有
している。
【0015】上記の砥石8は、図2(a)(b)に示す
ように、例えば直径200mmの円盤からなっている。
また、図3に示すように、円盤における例えば厚さ10
mmの外周面9には、上記ガラス基板1の研磨加工形状
の溝10・10・10が3個形成されており、これら溝
10・10・10は、上端及び下端からそれぞれ1mm
隔てた位置から長さ1.8mmのものがそれぞれ1.3
mmの間隔を置いて形成されている。なお、これら溝1
0・10・10は、必ずしも3個である必要はなく1個
とすることも可能である。
【0016】上記の溝10は、図4に示すように、厚さ
が例えば1mmのガラス基板1の研磨を対象として形成
されており、上部側が傾斜角45度に形成される一方、
下部側が傾斜角60度に形成されている。また、溝10
の最奥部は、垂直面が0.43mmの長さを有して形成
されている。これらの傾斜角の設定は、ガラス基板1の
ストレスを小さくするためには傾斜角を小さくした方が
良く、また、ガラス基板1の厚さのばらつきによる研磨
量の変化を小さくするためには傾斜角を大きくした方が
良いことを考慮して、上述したそれぞれの傾斜角に設定
されているものである。
【0017】上記の構成を有する研磨装置5の研磨加工
の動作について説明する。まず、図1に示すように、研
磨装置5の砥石8がモータ6により矢印A方向に回転す
る。次いで、ガラス基板1が砥石8の外周面に端部を沿
わせて接線方向(矢印B方向)に移動する。このときガ
ラス基板1の端部は、砥石8に形成された溝10・10
・10のうち、例えば、最も上側の溝10に摺接してい
る。
【0018】そして、ガラス基板1が先端から後端まで
B方向に移動し終わったときには、図4に示すように、
側端部2aが端部から内側に向かって約1.0mm、表
角部3aが表面から裏側に向かって約0.4mm、裏角
部4aが裏面から表面に向かって約0.1mmだけ研磨
加工され、これによって、面取りされた加工面が端面
1、表角面3及び裏角面4となる。
【0019】このように、本実施例の研磨装置5は、円
盤状の砥石8が回転可能に設けられ、かつ、砥石8の外
周面には研磨加工形状の溝10が形成され、ガラス基板
1が砥石8の外周面に端部を沿わせて接線方向(矢印B
方向)に移動するので、ガラス基板1の端部における研
磨加工の形状がこの溝10と同一形状となる。この結
果、ガラス基板1の一度の接線方向への移動によって、
ガラス基板1の端部に対して、側端部2a、表角部3a
及び裏角部4a等の各傾斜面の研磨を同時に行うことが
可能となり、これによって処理能力が向上し、ひいて
は、工数の低減を図ることができる。
【0020】また、研磨の際、砥石8はガラス基板1の
移動方向に対して平行に回転するため、すなわち、砥石
8の回転方向(矢印A方向)がガラス基板1の移動方向
に逆らわないため、ガラス基板1に欠けや割れが発生す
るのを防止することができ、ひいては歩留まりの向上を
図ることができる。
【0021】また、本実施例の研磨装置5は、従来のよ
うな研磨ベルトを使用したものでないため、装置の省ス
ペース化を図ることが可能となる。
【0022】さらに、砥石8の溝10の形状を変化させ
ることによって、ガラス基板1の端部を種々の面取りの
形状に変化させることが可能となる。
【0023】
【発明の効果】本発明の研磨装置は、以上のように、円
盤状の研磨材が回転可能に設けられ、かつ、研磨材の外
周面には研磨加工形状の溝が形成される一方、被研磨板
が研磨材の外周面に端部を沿わせて接線方向に移動可能
に設けられている構成である。
【0024】これにより、被研磨板の端部における研磨
加工の形状がこの溝と同一形状となるので、被研磨板の
一度の接線方向への移動によって、被研磨板の端部に対
して、被研磨板の例えば側端部、表角部及び裏角部等の
各傾斜面の研磨を同時に行うことが可能となり、ひいて
は工数の低減を図ることができる。
【0025】また、研磨の際、研磨材は被研磨板の移動
方向に対して平行に回転するため、すなわち、研磨材の
回転方向が被研磨板の移動方向に逆らわないため、被研
磨板に欠けや割れが発生するのを防止することができ、
ひいては歩留まりの向上を図ることができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における研磨装置の構造を示
す斜視図である。
【図2】上記研磨装置の砥石の構造を示すものであり、
(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図3】上記砥石の外周部に形成された溝の構造を拡大
して示す要部正面図である。
【図4】上記研磨装置の砥石の溝にガラス基板が摺接し
て研磨される状態を示す要部正面図である。
【図5】従来例を示すものであり、ガラス基板の端部に
形成されるべき研磨加工面の形状を示す要部正面図であ
る。
【図6】上記ガラス基板を研磨するための研磨装置の構
造及び研磨動作を示す説明図である。
【図7】他の従来例を示すものであり、ガラス基板を研
磨するための研磨装置の構造及び研磨動作を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 ガラス基板(被研磨板) 2 端面 2a 側端部 3 表角面 3a 表角部 4 裏角面 4a 裏角部 5 研磨装置 6 モータ 7 回転軸 8 砥石(研磨材) 10 溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被研磨板の端部を研磨する研磨装置におい
    て、 円盤状の研磨材が回転可能に設けられ、かつ、研磨材の
    外周面には研磨加工形状の溝が形成される一方、被研磨
    板が研磨材の外周面に端部を沿わせて接線方向に移動可
    能に設けられていることを特徴とする研磨装置。
JP21506492A 1992-08-12 1992-08-12 研磨装置 Pending JPH0655426A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21506492A JPH0655426A (ja) 1992-08-12 1992-08-12 研磨装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21506492A JPH0655426A (ja) 1992-08-12 1992-08-12 研磨装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0655426A true JPH0655426A (ja) 1994-03-01

Family

ID=16666159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21506492A Pending JPH0655426A (ja) 1992-08-12 1992-08-12 研磨装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0655426A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100476501B1 (ko) * 1999-09-01 2005-03-17 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정 셀 연마장치 및 그 장치에 따른 액정 셀 연마방법

Cited By (1)

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KR100476501B1 (ko) * 1999-09-01 2005-03-17 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정 셀 연마장치 및 그 장치에 따른 액정 셀 연마방법

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