JP4588863B2 - 板ガラスの端縁部研磨方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、板ガラスの端縁部研磨方法に関し、特に液晶ディスプレイ用板ガラス等の平面ディスプレイ用板ガラスに好適な端縁部研磨方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般的なディスプレイ用板ガラス(ガラス基板)の面取り方法は、ベルト面取り方法または研削砥石(面取りホイール)によるホイール面取り方法が一般的であった。
前記ベルト面取り方法とは、無端ベルト状の研磨紙(エメリーペーパー)を2本の軸間に張設し、ベルト運動させたものに板ガラスの端縁部を押し当てる加工方法であり、装置が簡便である長所があるが、自動化が難しい短所もある。
【0003】
ホイール面取り方法とは、略円盤状の研削砥石(研削ホイール)を回転させ、該研削砥石の端面または円盤面を板ガラスの端縁部に押し当てる加工方法であり、装置コストが比較的高いが、生産性が高く自動化が容易である長所がある。以下、該ホイール面取り方法について説明する。
【0004】
略円盤状研削砥石の端面を板ガラス1の端縁部(図9(a)参照)に押し当てる加工方法では、研削砥石の端面を糸巻き状にして板ガラス1の端縁部の稜部のみを除去する、または円筒状ストレート砥石を傾けて板ガラス1の端縁部の稜部のみを除去する、いわゆるC面加工(図9(b)参照)、または、研削砥石の端面を円弧状にして、板ガラス1の端縁部を研削砥石の形状に倣って除去する、いわゆるR面加工または総形加工(図9(c)参照)がある。
【0005】
図9は、従来の板ガラスの端縁部の加工フローを説明する概念図であり、面取り加工を二次加工まで行った場合の板ガラス端縁部の断面図である。すなわち、(a)は加工前の状態を、(b)はいわゆるC面加工が施された状態を、(c)はいわゆるR面加工または総形加工が施された状態を、(d)は鏡面加工が施された状態をそれぞれ示す。なお、一般的には、(b)のC面加工、(c)のR面加工は、いずれか一方が施されることも多く、また、(d)の鏡面加工は省略されることが多い。
【0006】
図10は、従来のいわゆるR面加工または総形加工での加工方法を説明する概念図(平面視)であり、図11は、図10の(a)、(b)、(c)それぞれの状態のBB線断面図である。図10、図11において、符号1は板ガラスを、3はダイヤモンドホイールを示す。また、図10、図11において、(a)、(b)、(c)順で工程が進行する。図10(b)中の矢印は、板ガラス1とダイヤモンドホイール3との相対移動方向を示す。
【0007】
前記のC面加工、R面加工のいずれの加工方法でも、生産性、仕上がり品質の点より、研削砥石にはメタルボンドタイプのダイヤモンドホイールが使用されることが多い。通常は、加工速度と加工後のガラス基板強度の関係から、メッシュサイズで#325〜#600のダイヤモンド粒子を用いたものが一般的である。このような研削砥石で加工した板ガラス端縁部の表面粗さは、平均粗さRaで0.5〜1.0μmが一般的である。上記の面取り加工を一次加工と称する(図9(c)、図10、図11参照)。
【0008】
なお、一般に、メタルボンドタイプのダイヤモンドホイールにおいては、ダイヤモンドのメタルボンド層は高価であるので、アルミニウム製または鋼製のホイールベース(一般にはドーナツ状の円盤)の外周部に所定厚さだけ形成(一般には蝋付けで接着)される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の一次加工のままでは、板ガラス端縁部の表面粗さが大きく、平面ディスプレイの製造工程で各種の不具合をもたらす。すなわち、板ガラス端縁部に付着した汚れが洗浄工程で洗浄液を汚染したり、板ガラス端縁部に付着した汚れまたは板ガラス端縁部から剥離するガラス微粉が製造工程中で発塵したり、表面粗さが大きい板ガラス端縁部のヤスリ作用により、製造装置の位置決めピンが磨耗し、該磨耗による位置決め不良が発生する等の不具合となる。
【0010】
そのため、面取りされた板ガラス端縁部の表面粗さを小さくするニーズがある。その手段として、前記一次加工の後に高番手(メッシュサイズで#1000〜#2000)のダイヤモンド粒子を用い、かつ断面形状が一次加工用の研削砥石(ホイール)と同じ形状に成形された仕上げ加工用の研削砥石(ホイール)を使用した加工が行われている。なお、上記の面取り加工を二次加工と称する(図9(d)参照)。
【0011】
しかし、このような二次加工を行うことは、生産性が低下し、また、研削砥石により板ガラスを研削する板ガラスの除去厚さがわずかであることより、面取り機自体の機械精度も向上させることが必要となる。したがって、装置コストも上昇し、現実的ではない。
【0012】
これ以外に、酸化セリウムを用いる研磨や高分子繊維に研磨砥粒を付着させた研磨布やホイールでの加工が試みられたが、いずれも砥石の寿命が短かったり、最適研磨状態のコントロールが困難である等の不具合、生産性の低下等をきたす。また、大幅なコストアップにもなり実用化されていない。
【0013】
また、最近、主にドーナツ状のガラス基板(磁気ディスクのサブストレート)の加工において、ダイヤモンドホイールをガラス基板の平面に対して所定の傾斜角度をもって当接させ、面取り加工を行う方法が提案されている(特開2000−167753)。この方法によれば、一次加工のみで(二次加工を要せずに)品質(表面粗さ)の向上、生産性の大幅な向上が達成できるとある。
【0014】
しかし、ダイヤモンドホイールを使用することより、前記の二次加工と同様の課題がある。すなわち、一段の加工で品質(表面粗さ)の向上を図るには、少なくともメッシュサイズで#600〜#800程度の高番手のダイヤモンド粒子を用いる必要があるが、高番手のダイヤモンド粒子ゆえに加工速度には限界があり、ダイヤモンドホイールの目詰まり、未面取り(ダイヤモンドホイールがワークに接触せず、未加工部を生じること)、焼け等の不具合が懸念される。また、砥石の消耗も大きい。さらに、ダイヤモンド粒子ゆえに砥石の成形精度および加工装置の機械精度、制御精度の高度なことが不可欠であり、生産性、装置コスト等の点で平面ディスプレイ用板ガラスへの適用は現実的ではない。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、外形が略円盤状でかつ円盤の周縁部が断面凹状に形成された繊維構成体の、繊維間が樹脂で充填されてなる面取りホイール、または、外形が略円盤状でかつ円盤の周縁部が断面凹状に形成された樹脂構成体であって、該樹脂構成体内に研磨砥粒が配されてなる面取りホイールを回転させながら該面取りホイールの周縁部を板ガラスの端縁部に当接させて、該面取りホイールを板ガラスの端縁部に沿って相対移動させて板ガラスの端縁部を研磨する板ガラスの端縁部研磨方法であって、板ガラスは、無アルカリガラスの平面ディスプレイ用であり、前記面取りホイールの回転軸は、板ガラス表面に立てた垂線に対し、板ガラスと面取りホイールとの相対移動方向に15〜25°の角度傾斜し、板ガラスの各辺の端縁部を研磨する際、研磨開始時には前記面取りホイールが板ガラスの端辺に対し略垂直方向に移動して接触し、研磨終了時には前記面取りホイールが板ガラスの端辺に対し略垂直方向に移動して離れ、前記面取りホイールに、自己ドレス性があり、前記面取りホイールによる板ガラスの端縁部研磨は、前記板ガラスの端縁部をダイヤモンドホイールによって総形加工したのち、前記端縁部の表面粗さがRaで0.1μmとなるように行われることを特徴とする板ガラスの端縁部研磨方法を提供する。
【0017】
これらの端縁部研磨方法を採用すれば、生産性が高くかつ加工面の表面粗さの良好な面取り加工が実現できる。
本発明において、板ガラスの各辺の端縁部を研磨する際、研磨開始時には前記面取りホイールが板ガラスの端辺に対し略垂直方向に移動して接触し、研磨終了時には前記面取りホイールが板ガラスの端辺に対し略垂直方向に移動して離れることが好ましい。
【0018】
本発明に使用する面取りホイールは、樹脂または繊維構成体と樹脂を主体として構成されるので、ホイールベースが金属であるダイヤモンドホイールに比べて縦弾性係数が小さい。したがって、スルーフィード加工(ワークと砥石とに1方向の相対運動を与えて加工する加工方法)を行った場合、切込み深さを大きく設定できるが、加工スタート時と終了時に板ガラスの辺の端部に欠けを生じやすい。この場合、面取りホイールが板ガラスの辺に対し略垂直方向に移動して接触したり離れたりすれば、スルーフィード加工による欠けは避けられる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の板ガラスの端縁部研磨方法を含む板ガラス端縁部の加工のフローを説明する概念図(平面視)であり、図2は、図1の(a)、(b)、(c)、(d)、(e)それぞれの状態のAA線断面図である。図1(b)(d)中の矢印Yは、板ガラス1とダイヤモンドホイール3、面取りホイール2との相対移動方向を示す。図1、図2の(b)では、従来法と同様にダイヤモンドホイール3による総形加工が行われ、板ガラス1の端縁部の形状が創生される。図1、図2の(d)では、本発明の板ガラス1の端縁部研磨方法が実施されており、面取りホイール2により仕上げ加工が行われる。
【0020】
本発明の好ましい実施例に使用される面取りホイール2は、外形が略円盤状でかつ円盤の周縁部が断面凹状に形成された繊維構成体の、繊維内または繊維間に研磨砥粒が配され、該繊維間がウレタン樹脂で充填されてなる。
【0021】
繊維構成体は、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維等の化学繊維を不織布状に加工したもの、所定長さのポリアミド繊維等の化学繊維をランダムに積み重ね押し固めた(プレスした)もの、羊毛等の天然繊維を使用したもの等が挙げられる。このうち、化学繊維が強度の点で好ましく、なかでもポリアミド繊維が特に好ましい。
【0022】
繊維構成体に使用される繊維の太さは、5〜20デニールが好ましく、12〜14デニールが特に好ましい。5デニール未満では繊維内に研磨砥粒を保持し難いのみならず、面取りホイール2の剛性が低く不具合となり、一方20デニール超では繊維間に研磨砥粒が保持しにくく不適である。
【0023】
繊維内または繊維間に配される研磨砥粒には、ダイヤモンド、炭化ケイ素、アルミナ等が使用できる。このうち、板ガラスの研磨品質(表面粗さ)、加工速度、砥粒コスト等を総合して評価するとアルミナが特に好ましい。研磨砥粒の粒径は、メッシュサイズで#500〜#2000が使用できるが、板ガラスの研磨品質(表面粗さ)、加工速度の点で#700〜#1500が好ましい。
【0024】
図3は、研磨砥粒が繊維内または繊維間に配された繊維構成体5の概念図であり、(a)は繊維構成体全体の斜視図を、(b)は(a)の繊維構成体の部分(円内)拡大図を、(c)は(b)の繊維の部分(円内)拡大図をそれぞれ示す。
図3(b)において、繊維6、6…同士が接着剤7により部分的に接着され三次元の構成体を形成している。研磨砥粒4、4…が繊維6の表面および接着剤7の表面に付着している。また、図3(c)に示されるように、研磨砥粒4は繊維6の内部にも配されている。
【0025】
図3に示される繊維構成体5の繊維6、6…間にウレタン樹脂の原料が充填され、その後ウレタン樹脂が形成されることで面取りホイール2が完成する。なお、充填されるウレタン樹脂中に研磨砥粒4をあらかじめ分散させておき、繊維6、6…間のウレタン樹脂中にも研磨砥粒4を配する構成でもよい。
【0026】
面取りホイール2が完成した状態での硬度は、テクロック社製のGS701型(ボール型)硬度計によるCスケール値で45〜90の範囲が好ましく、70〜90の範囲がより好ましい。Cスケール値が45未満では研磨速度が遅く不具合となり、Cスケール値が90超では加工されたワークの表面粗さが大きく不具合となる。
【0027】
面取りホイール2には、上記の構成以外にも、繊維構成体の繊維間に樹脂で充填されているが研磨砥粒を含まないもの、または、樹脂内に研磨砥粒が配されてなるもの(繊維構成体がないもの)等がある。これらの面取りホイールを使用しても、後述する本発明の板ガラスの端縁部研磨方法であれば所定の効果が得られる。したがって、従来の板ガラスの端縁部研磨方法に比べメリットは大きい。ただし、上記の構成の面取りホイール2に比べ、板ガラスの研磨品質(表面粗さ)、加工速度等の点では多少劣る。
【0028】
本発明に使用される面取りホイール2は、ダイヤモンドホイールに比べて硬度が低く、また研削比も低い。したがって、ダイヤモンドホイールを用いた通常の加工方法(図1(b)、図2(b)の状態)では、面取りホイール2の板ガラスとの接触部分の磨耗が多く、すぐにホイール寿命が尽きる。以下に、その概略について説明する。
【0029】
図4は、本発明に使用される面取りホイール2を用いて通常の加工方法(図1(b)、図2(b)の状態)で板ガラス1の端縁部加工を行った状態での面取りホイール2の磨耗を説明する概念図である。図4の上段は斜視図であり、下段は上段に対応する平面図である。回転する円盤状の面取りホイール2に板ガラス1が押当てられた状態での(a)の初期状態から、面取りホイール2の磨耗が進むにつれ(b)(c)の状態へと移行する。このように、面取りホイール2の一部しか使用されない。
【0030】
一方、ダイヤモンドホイールと異なり、本発明に使用される面取りホイール2は以下の点で有利である。すなわち、本発明に使用される面取りホイール2は、ホイールベースが金属製であるダイヤモンドホイールに比べて縦弾性係数が小さいことより容易に変形し、面取りホイール2の断面形状が板ガラス1の断面形状と異なっている場合でも板ガラス1の断面形状に倣うことである。これにより、面取りホイール2の製造時の断面形状が板ガラス1の断面形状と異なっていても、面取りホイール2の納入後にそのまま使用できる。
【0031】
また、本発明に使用される面取りホイール2の磨耗が多いことは、逆に言えば、板ガラス1の断面形状に倣うということである。したがって、面取りホイール2の製造時の断面形状が板ガラス1の断面形状と異なっていても、また、面取りホイール2取付け時の調整が多少ずれていても、使用中に面取りホイール2の磨耗により最適な状態になじんでくる。また、このように板ガラス1の断面形状の設計値に左右されにくいので、板ガラス1の断面形状毎に専用の面取りホイールを作成する必要がない。
【0032】
さらに、本発明に使用される面取りホイール2の磨耗が多いことは、いわゆる自己ドレス性があることでもある。ダイヤモンドホイールの場合には、使用するにつれダイヤモンド砥粒の先端が磨滅して研削負荷が上昇していく現象が一般的に見られ、所定時間毎にドレッシング等の処置が必要であり、そのため生産が中断されることを避け得ない。一方、本発明に使用される面取りホイール2では、面取りホイール2の磨耗につれて常に新たな研磨砥粒が露出してくるので、研削負荷が上昇していく現象は見られず、所定時間毎のドレッシングが不要となる。すなわち、ワークの加工と同時にドレッシングが行われるいわゆる自己ドレス状態となる。
【0033】
面取りホイール2の形状は、板ガラス1のサイズ(平面サイズ、板厚)によっても異なり特に限定されないが、たとえば、外径が150〜250mmで厚さが20〜40mmの円盤状が使用できる。ダイヤモンドホイールの場合には、使用するダイヤモンド砥粒が高価なことより、ホイール外周の所定幅、所定厚さ部分のみにしか砥粒の層が形成されないことが多いが、面取りホイール2は安価な材料を使用できるため、このような懸念がなく、ホイール中心の所定部分以外は全て砥粒の層で形成できる。
【0034】
本発明に使用される面取りホイール2は、ダイヤモンドホイール(通常、金属製のベースで作成される)と比べて剛性が低いので、ホイール厚さは、所定以上の厚さがあるのが製造、取扱いに便利である。また、本発明の、面取りホイール2の回転軸を板ガラス表面に立てた垂線に対し所定の角度傾斜させる研磨方法を採る際にも、ホイールの厚さ部分の全てが研磨加工に寄与できるので(この関係は、後述する)所定以上の厚さがあることが好ましい。
【0035】
本発明に使用される面取りホイール2としては、たとえば、住友スリーエム社製のウレタンアルミナバフホイール(型番:MG−SF、外径250mm、内径127mm、厚さ30mm)、または角田ブラシ社製のウレタンアルミナバフホイール(型番:GF−H #1000、外径250mm、内径127mm、厚さ30mm)等が使用できる。
【0036】
面取りホイール2の回転軸を、板ガラス1の表面に立てた垂線に対し板ガラスと面取りホイール2との相対移動方向に所定の角度傾斜させる研磨方法において、板ガラス1と面取りホイール2との位置関係は、図1(d)、図2(d)に示される。図5は、上記位置関係を詳細に説明する概念図であり、(a)は斜視図を、(b)は平面図を、(c)は正面図をそれぞれ示す。
【0037】
図5中の矢印Rは面取りホイール2の回転方向、矢印Yは板ガラス1と面取りホイール2との相対移動方向、をそれぞれ示す。また、(c)において、9は板ガラス1の表面に立てた垂線を、10は面取りホイールの2の回転軸をそれぞれ示す。
【0038】
次に、面取りホイール2を傾斜させる角度と面取りホイール2の周縁部の最適断面形状について説明する。図6は、外径が250mm(図中で250φと表示)、厚さが30mm(図中で30tと表示)の面取りホイール2に、板ガラス1の真直な一辺を、傾斜させる角度を変えて当接させた場合、面取りホイール2の周縁部が板ガラス1の辺に隙間なく接している状態になるホイール断面形状を示す。図中の下端の数字は面取りホイール2を傾斜させる角度を示す。すなわち、傾斜角0°、5°、10°、20°、30°の状態が図示されている。なお、板厚0.7mmの板ガラスを想定しているが、面取りホイール2の厚さ(30mm)に対し板ガラス1の厚さが小さいので、傾斜角0°以外の場合は板ガラス1の厚さを0mmとして作図した。
【0039】
図6において、傾斜角0°の場合には、ホイール厚さ方向の中央部の0.7mm幅の部分(実際の縮尺より大きい)のみに板ガラスの辺が接している状態となる。傾斜角5°の場合には、ホイール厚さ方向の約73%の部分のみに板ガラスの辺が接している状態となる。傾斜角7〜45°の範囲では(図示は一部省略)、ホイール厚さ方向の全ての部分に板ガラスの辺が接している状態となるが、傾斜角に応じてホイール周縁部の凹形状深さが異なる。なお、図中の点線は、面取りホイール2の磨耗していく状態を示したものである。
【0040】
図7は、図6のうち、傾斜角10°、20°、30°の状態の面取りホイール2と板ガラス1との位置関係および板ガラス1の加工状態を示した図である。このうち(a)は、面取りホイール2と板ガラス1との位置関係を示す斜視図であり、(b)、(c)、(d)は、それぞれ傾斜角10°、20°、30°の状態の面取りホイール2と板ガラス1との位置関係および板ガラス1の加工状態を示した図である。
【0041】
図7の(b)、(c)、(d)には、(a)の状態でのAの円内またはBの円内の面取りホイール2と板ガラス1との位置関係が断面図で示されている。各図中、矢印は板ガラス1と面取りホイール2との相対移動方向を示す。また、(b)、(c)、(d)には、各状態で加工された板ガラス1の端縁部の状態を示す斜視図が併せて示されている。それぞれの斜視図において、8は板ガラス1の被研磨部分を示す。
【0042】
傾斜角10°の状態(a)では、面取りホイール2の凹形状が深く彫りこまれ、板ガラス1の端縁部以外の表面の一部も研磨される。また、面取りホイール2の凹形状の先端が薄くなり、該部分の破損のおそれも生じる。一方、傾斜角30°の状態(c)では、面取りホイール2の凹形状の彫れ方が浅く、板ガラス1の端縁部の一部が研磨されない状態となる。傾斜角20°の状態(b)では、(a)、(c)のような不具合はない。
【0043】
これらを総合評価すると、傾斜角が7〜15°の浅い角度では、板ガラス1でホイール凹形状が必要以上深く彫りこまれホイール寿命が短く、また板ガラスの端縁部以外の平面が傷つけられるおそれがある。一方、傾斜角が25〜45°では、ホイールの凹形状が浅くなり、板ガラス端縁部の先端部分しか研磨できない状態となる。これを補って板ガラス端縁部の全面を均一に研磨するには、板ガラス1と面取りホイール2との接触圧を高くし、面取りホイール2の接触部分を弾性変形させる必要があるが、これにより研磨抵抗が高くなった場合には、厚さ1mm以下の板ガラスでは割れる確率が高い。
【0044】
以上より、本発明における傾斜角は、面取りホイール2の外径や厚さにより異なるが15〜25°に設定する。上記傾斜角の範囲では、面取りホイール2はガラス1の端縁部に均一に当接しており、ホイール端面部はほぼ一定の凹形状のまま摩耗して行く。したがって、ホイールが磨耗していき、ホイール径が小さくなっても、安定した研磨速度を維持できる。なお、ホイールの端面部形状はホイール径と傾斜角から一義的に決まる凹曲線形状である。ちなみに、傾斜角が45°以上では板ガラス1の研磨面が片面側に偏り、本発明による利益は少ない。
【0045】
本発明によれば、従来の方法と比較して、面取りホイールの全体を効率的に使用できるうえ、高精度な面取りホイールまたは板ガラスの位置制御を必要としない。したがって、面取りホイールのコストが低く、面取り機の高精度化・高精度制御化等の必要がないため装置コストも低く、従来方法と比較してコストダウンとなる。
【0046】
本発明において、板ガラス1の各辺の端縁部を研磨する際、研磨開始時には面取りホイール2が板ガラス1の端辺に対し略垂直方向に移動して接触し、研磨終了時には面取りホイール2が板ガラス1の端辺に対し略垂直方向に移動して離れることが好ましい。
【0047】
図8は、上記関係を図示している。図中、研磨前には面取りホイール2は(a)の位置にあり、回転させてある。研磨スタート時には面取りホイール2は(b)の位置に移動し、所定深さだけ板ガラス1に切り込む。次に、面取りホイール2は、所定深さだけ板ガラス1に切り込んだ状態で(c)の位置まで所定速度で移動する(なお、板ガラス1が静止し、面取りホイール2が移動する構成でも、面取りホイール2が静止し、板ガラス1が移動する構成でもよい)。研磨終了時には面取りホイール2は(c)の位置から退避し、(d)の位置に移動する。
【0048】
本発明に使用する面取りホイール2はダイヤモンドホイールに比べて縦弾性係数が小さく、切込み深さを大きく設定できるが、板ガラス1の辺の端部(コーナー部)からスルーフィード加工を行った場合、加工切込み時と終了時に板ガラス1の辺の端部に欠けを生じやすい。この場合、図8に示されるように、面取りホイール2が板ガラス1の辺に対し略垂直方向に移動して接触したり、離れたりすれば、上記スルーフィード加工による板ガラス1の欠けは避けられる。
【0049】
なお、面取りホイール2の研磨方式は、面取りホイール2が板ガラス1に所定の力で押し当てられる定圧切込み方式でも、面取りホイール2が板ガラス1に所定寸法だけ切込み、所定長さを加工するたび面取りホイール2の磨耗量に相当する所定寸法だけさらに切込み設定される定寸切込み方式でもよい。
【0050】
本発明は、液晶ディスプレイ用板ガラスのみならず、板厚の大きいプラズマディスプレイ用板ガラス等にも適用できる。また、平面ディスプレイ用板ガラスのみならず、たとえば自動車用の板ガラスにも適用できる。自動車用のサイド窓の板ガラスは、枠に入れられずにむき出しの状態で使用される場合が多く、端縁部を鏡面化できる利点がある。その他、各種の板ガラスの加工に広く適用できる。
【0051】
【実施例】
あらかじめ端面を設計した曲率に加工した面取りホイール(角田ブラシ社製のウレタンアルミナバフホイール、商品名:GFバフ、型番:GF−H #1000、外径250mm、内径127mm、厚さ30mm)を用いて、周速が1600m/分、面取りホイールの傾斜角度が19°、切り込み量が5μm、面取りホイールの送り速度が6m/分の条件で板ガラスの端縁部の研磨加工を行った。なお、クーラント(冷却液)には水道水を使用した。
【0052】
板ガラスには、無アルカリガラス(旭硝子社製、商品名:AN)で矩形でサイズが500×400mm、板厚0.7mmのものを使用した。板ガラスの端縁部は一次加工(図9(c)参照)してあり、表面粗さはRaで0.5μm(触針式表面粗さ計:東京精密社製サーフコム1500による)であった。
【0053】
加工中に面取りホイールの端縁部の修正をせずに、連続して約9000枚の板ガラスの端縁部研磨加工を行ったが、不具合(板ガラスの割れ、欠け、等)は生ぜず、被加工部の研磨品質(表面粗さ)も安定しており、Raで0.1μm(触針式表面粗さ計:東京精密社製サーフコム1500による)であった。
【0054】
(参考例)
また、同様の条件でプラズマディスプレイ用板ガラス(旭硝子社製、商品名:PD−200)で矩形でサイズが900×600mm、板厚2.5mmのものの端縁部研磨加工を行ったが、上記と略同様の結果が得られた。
【0055】
また、繊維構成体の繊維間に樹脂で充填されているが研磨砥粒を含まない面取りホイール、および、樹脂構成体内に研磨砥粒が配されてなる面取りホイール(繊維構成体がないもの)を使用して上記と同様の端縁部研磨加工を行ったところ、上記と略同様の結果が得られた。
【0056】
【発明の効果】
本発明により、生産性が高くかつ加工面の表面粗さを向上させた面取り加工が可能となる。すなわち、本発明の面取りホイールを使用することで、加工面の表面粗さを向上させ得る。また、面取りホイールの研磨能力が安定しておりドレス処理が不要で、かつ面取りホイールの寿命も長い。さらに、ワークの面取り形状毎に高精度に端縁形状加工したホイールを必要とせず、高精度の機械を要せず、安定した長時間の加工ができる。また、加工開始点および加工終了点での板ガラスの割れ、欠けも防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の板ガラスの端縁部研磨方法を含む板ガラス端縁部の加工のフローを説明する概念図(平面視)である。
【図2】図1の(a)、(b)、(c)、(d)、(e)それぞれの状態のAA線断面図である。
【図3】研磨砥粒が繊維内または繊維間に配された繊維構成体の概念図である。
【図4】本発明に使用される面取りホイールを用いて通常の加工方法で板ガラスの端縁部加工を行った状態での面取りホイールの磨耗を説明する概念図である。
【図5】板ガラスと面取りホイールとの位置関係を説明する概念図である。
【図6】面取りホイールに、板ガラスの傾斜角度変えて当接させた場合のホイール断面形状を示す図である。
【図7】傾斜角10°、20°、30°の状態の面取りホイールと板ガラスとの位置関係および板ガラスの加工状態を示した図である。
【図8】本発明において、板ガラスの端縁部を研磨する際の面取りホイールの動きを説明する概念図である。
【図9】面取り加工を二次加工まで行った場合の板ガラス端縁部の断面図である。
【図10】従来のいわゆるR面加工または総形加工での加工方法を説明する概念図(平面視)である。
【図11】図10の(a)、(b)、(c)それぞれの状態のBB線断面図である。
【符号の説明】
1:板ガラス
2:面取りホイール
3:ダイヤモンドホイール
4:研磨砥粒
5:繊維構成体
6:繊維
7:接着剤
8:板ガラスの被研磨部分
9:板ガラスの表面に立てた垂線
10:面取りホイールの回転軸

Claims (6)

  1. 外形が略円盤状でかつ円盤の周縁部が断面凹状に形成された繊維構成体の、繊維間が樹脂で充填されてなる面取りホイール、または、外形が略円盤状でかつ円盤の周縁部が断面凹状に形成された樹脂構成体であって、該樹脂構成体内に研磨砥粒が配されてなる面取りホイールを回転させながら該面取りホイールの周縁部を板ガラスの端縁部に当接させて、該面取りホイールを板ガラスの端縁部に沿って相対移動させて板ガラスの端縁部を研磨する板ガラスの端縁部研磨方法であって、
    板ガラスは、無アルカリガラスの平面ディスプレイ用であり、
    前記面取りホイールの回転軸は、板ガラス表面に立てた垂線に対し、板ガラスと面取りホイールとの相対移動方向に15〜25°の角度傾斜し、
    板ガラスの各辺の端縁部を研磨する際、研磨開始時には前記面取りホイールが板ガラスの端辺に対し略垂直方向に移動して接触し、研磨終了時には前記面取りホイールが板ガラスの端辺に対し略垂直方向に移動して離れ、前記面取りホイールに、自己ドレス性があり、
    前記面取りホイールによる板ガラスの端縁部研磨は、前記板ガラスの端縁部をダイヤモンドホイールによって総形加工したのち、前記端縁部の表面粗さがRaで0.1μmとなるように行われることを特徴とする板ガラスの端縁部研磨方法。
  2. 前記面取りホイールの厚さが30mmであり、前記板ガラスの厚さが0.7mmである請求項1に記載の板ガラスの端縁部研磨方法。
  3. 前記面取りホイールの厚さ方向の全ての部分に板ガラスの辺が接している請求項1または2に記載の板ガラスの端縁部研磨方法。
  4. 前記研磨砥粒の粒径は、メッシュサイズで#700〜#1500である請求項1〜3のいずれか1項に記載の板ガラスの端縁部研磨方法。
  5. クーラントに水道水を使用する請求項1〜4のいずれか1項に記載の板ガラスの端縁部研磨方法。
  6. 面取り加工の前に一次加工を行う請求項1〜5のいずれか1項に記載の板ガラスの端縁部研磨方法。
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