JP2516625B2 - L−スレオニンの製造法 - Google Patents

L−スレオニンの製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、L−スレオニンの製造法に関するものであ
る。
本発明によればL−もしくはDL−ホモセリンから、更
にはD−もしくはDL−ホモセリンから効率よくL−スレ
オニンを製造することができる。
L−スレオニンは、必須アミノ酸として人間および動
物の栄養上重要な役割をするアミノ酸であり、医療、食
品、飼料強化剤としてその需要が近年急激に増加しつつ
ある。
先行技術 L−スレオニンの工業的製造法としては、他のアミノ
酸の場合と同様に立体異性体が存在する為、化学合成で
はL体のみの製造は困難であり、主に発酵法により生産
が行われている。発酵法により製造する方法としてはア
ミノ酸要求株を用いる方法(特公昭46-3319号、同46-34
193号、同46-34194号公報等)、また前駆体発酵法によ
る製造法としては、ホモセリンを前駆体とする製造法
(特公昭36-2896号、同38-6590号、同43-8715号公報
等)等が挙げられる。
また、発酵法よりも固定費等が安く、生産管理がより
容易な酵素法による製造法には、グリシンとアセトアル
デヒドを前駆体とする方法(特開昭56-121491号、同58-
116681号各公報等)などが提案されているが、これらは
アロ体のスレオニンの副生があり実用的な方法とはなつ
ていない。
この他にも酵素法による製造法には、各種の微生物菌
体を用いてDL−ホモセリンを存在させた反応液にて、L
−スレオニンを生成させることが報告されている。(Am
ino Acids、第1号、P71〜74(1959))。しかしなが
ら、これら公知の方法では、L−スレオニンの生成量は
未だ十分ではない状況にあつた。
一方、DL−ホモセリンを前駆体とする実用上の研究は
それ以後殆んど報告されていない。この理由としては、
ホモセリンはDL体として化学合成で比較的安価に合成さ
れるものの、L−スレオニンの生成はL−ホモセリンか
らのみでD−ホモセリンからは認められない(Amino Ac
ids、第1号、P71〜74(1959))ことから製造費がきわ
めて割高となることが挙げられる。
発明の要旨 本発明者らは、上記課題を解決すべくL−又はDL−ホ
モセリン、更にはD−又はDL−ホモセリンを主原料と
し、酵素的製法によるL−スレオニンの製造法につき鋭
意検討を行い本発明を完成した。
即ち、本発明は、微生物菌体の存在下、L−又はDL−
ホモセリンを水溶液中で酵素反応させ、該溶液中にL−
スレオニンを生成せしめ、これからL−スレオニンを採
取する方法において、微生物菌体がビオチン要求性のブ
レビバクテリウム(Brevibacterium)属に属するもので
あることを特徴とするL−スレオニンの製造法を提供す
るものである。
発明の効果 本発明の方法によれば、L−スレオニンが高収量で製
造できる。又、エタノール及び/又はグルコースを含む
完全合成培地を酵素反応の水溶液として使用した場合に
は、L−スレオニンがさらに高収量に製造でき、発酵法
の様な培地の滅菌等の煩雑な操作が必要でなく、生産管
理が極めて容易となる。
更に、D−又はDL−ホモセリンをラセミ化酵素の存在
下でラセミ化させて得られるL−又はDL−ホモセリン
を、そのまま本発明の方法に用いた場合には、ビオチン
要求性のブレビバクテリウム属に属する微生物菌体と、
ラセミ化酵酸とが相互に全く悪影響を及ぼさないで、ま
た目的物であるL−スレオニンに対しても全く悪影響を
与えることなく、工業的に安価に入手可能なDL−ホモセ
リン又はD−ホモセリンから極めて高い生産性で効率よ
くL−スレオニンが製造できる。
発明の具体的説明 本発明に使用されるビオチン要求性のブレビバクテリ
ウム(Brevibacterium)属に属する微生物菌体として
は、以下の様なものがあり、L−スレオニン生産菌が含
まれる。
エタノール資化性のもの、例えばブレビバクテリウム
・フラバム(Brevibacterium flavum)MJ-233(FERM BP
-1497)、ブレビバクテリウム・フラバム(Brevibacter
ium flavum)MJ-233-AB-41(FERM BP-1498)、ブレビバ
クテリウム・フラバム(Brevibacterium flavum)MJ-23
3-ABT-11(FERM BP-1500)及びブレビバクテリウム・フ
ラバム(Brevibacterium flavum)MJ-233-ABD-21(FERM
BP-1499)等がある。これらの他にもブレビバクテリウ
ム・アンモニアゲネス(Brevibacterium ammoniagene
s)ATCC 6871、同13745、同13746、ブレビバクテリウム
・デバリカタム(Brevibacterium divaricatum)ATCC 1
4020等が例示できる。
これらの微生物菌体の中でもエタノール資化性のもの
が好ましく、特にブレビバクテリウム・フラバム MJ-23
3、ブレビバクテリウム・フラバム MJ-233-AB-41、ブレ
ビバクテリウム・フラバム MJ-233-ABT-11、ブレビバク
テリウム・フラバム MJ-233-ABD-21が好ましい。
なお、上記の(FERM BP-1498)は(FERM BP-1497)を
親株としてDL−α−アミノ酪酸耐性を積極的に付与され
たエタノール資化性微生物である(特公昭59-28398号公
報3〜4欄参照)。(FERM BP-1500)は、(FERM BP-14
97)を親株としたL−α−アミノ酪酸トランスアミナー
ゼ高活性変異株である(特願昭60-190609号明細書3〜
5頁参照)。また、(FERM BP-1499)は(FERM BP-149
7、特公昭57-26755号公報参照)を親株としたD−α−
アミノ酪酸デアミナーゼ高活性変異株である(特開昭61
-176607号公報参照)。
本発明における上記「微生物菌体」には、その固定化
物を含むものとする。ここで「固定化」は、該微生物菌
体を公知の固定化法、例えばアクリルアミド、アルギン
酸塩、カラギーナン等による包括法、DEAE−セフアデツ
クス、DEAE−セルロース等によるイオン結合法などから
適宜選択して行える。
本発明の方法は、水溶液中で行われる。この水溶液と
しては、水あるいはリン酸又はトリス塩酸等の緩衝液が
用いられるが、更に好ましくは炭素源としてエタノール
及び/又はグルコースを含む完全合成培地が用いられ
る。
この完全合成培地は、窒素源、無機塩等を主成分とし
て含有する公知のものが用いられる。ここで窒素源とし
ては、アンモニア、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウ
ム、硝酸アンモニウム、尿素等が例示でき、無機塩とし
ては、リン酸−水素カリウム、リン酸二水素カリウム、
硫酸マグネシウム、硫酸鉄、硫酸マンガン等が例示でき
る。
上記完全合成培地に添加されるエタノール及び/又は
グルコースの濃度は、エタノールでは1〜20容量%グル
コースでは0.5〜2.0重量%であり、エタノールとグルコ
ース併用の場合は前記範囲内でそれぞれ用いられる。
L−又はDL−ホモセリンの反応時の濃度は、一般には
0.1〜20%(wt/vol)の濃度範囲で使用するのが適当で
ある。又、該菌体の使用量も特に制限されるものではな
いが、一般に1〜50%(wt/vol)の濃度で使用すること
が出来る。
酵素反応は、約20〜50℃、好ましくは約30〜約40℃の
温度で、通常約10〜約72時間行われる。
本発明の方法においては、工業的に安価に供給可能な
DL−ホモセリン又は、酵素反応で未反応物として残るD
−ホモセリン又はD−ホモセリンが高含量であるDL−ホ
モセリンを、L−スレオニンを基質とせずD−ホモセリ
ンをラセミ化する能力を有する微生物、その処理物又は
それらの固定化物の存在下にラセミ化したものを使用す
るのが有利であり、好ましいものである。
このL−スレオニンを基質とせずD−ホモセリンをラ
セミ化する能力を有する微生物としては、例えばシュー
ドモナス・プチダ(Pseudomonas Putida)IFO12996等が
ある。
上記D−ホモセリンをラセミ化する能力を有する微生
物等は、本発明における酵素反応系に初めから添加され
ていてもよいが、酵素反応の途中に添加することも、又
該酵素反応系とは別の反応系でラセミ化反応をさせるの
に用いることもできる。
この様なD−ホモセリンをラセミ化する能力を有する
微生物、その処理物又はそれらの固定化物の使用量は、
0.1〜5.0重量%、好ましくは1〜30重量%程度である。
上記のような反応方法によつて得られる反応液中に生
成したL−スレオニンの分離・精製は、イオン交換樹脂
処理法あるいは、沈澱法等により容易に行うことができ
る。
本発明に用いられる2種の微生物、即ち、ホモセリン
からL−スレオニンを生成する能力を有する微生物、お
よびL−スレオニンを基質とせずD−ホモセリンのみを
ラセミ化する能力を有する微生物の調整法を以下に述べ
る。
炭素源としては例えばグルコース、エタノール、メタ
ノール、廃糖蜜等が、窒素源としてはアンモニア、硫酸
アンモニウム、塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム、
尿素等がそれぞれ単独もしくは混合して用いることが出
来る。
無機塩としては、リン酸−水素カリウム、リン酸二水
素カリウム、硫酸マグネシウム等が用いられる。この他
にペプトン、肉エキス、酵母エキス、コーンステイープ
リカー、カザミノ酸、ビオチン等の各種ビタミン等の栄
養素を培地に添加して用いることが出来る。
培養は通気攪拌、振とう等の好気的条件下で行ない、
培養温度は20〜40℃、好ましくは25〜35℃で行なう。培
養途中のpHは5〜10、好ましくは7〜8付近にて行な
い、培養中のpHの調整には酸、アルカリを添加して行な
うことができる。
培養開始時のエタノール濃度は、好ましくは1〜5容
量%、更に好ましくは2〜3容量%である。培養期間は
2〜9日間、最適期間は4〜7日間である。
この様にして得られた培養物から菌体を集めて、水又
は適当な緩衝液で洗浄し、その洗浄菌体を本発明の酵素
反応に使用する。
実験例 以下の実施例において、L−スレオニンの定性は、ペ
ーパークロマトグラフのRf値、電気泳動法の移動度、微
生物定量法による生物活性値により確認した。定量はロ
イコノストツク・メセンテロイデス(Leuconostoc mese
nteroides)ATCC8042を用いるマイクロバイオアツセイ
法と高速液体クロマトグラフイー(島津LC-5A)とを併
用して行つた。また、下記の実施例において%と表した
のは重量%を意味する。
実施例1 培地(尿素0.4%、硫酸アンモニウム1.4%、KH2PO40.
5%、K2HPO40.05%、MgSO4・7H2O0.05%、CaCl2・2H2
O2ppm、FeSO4・7H2O2ppm、MnSO4・4〜6H2O2ppm、ZnS
O4・7H2O2ppm、NaCl2ppm、ビオチン200μg/l、チアミ
ン・HCl 100μg/l、カザミノ酸0.1%、酵母エキス0.1
%)100mlを500ml容三角フラスコに分注、滅菌(滅菌後
pH7.0)した後ブレビバクテリウム・フラバム(Breviba
cterium flavum)MJ-233(FERM BP-1497)を植菌し、無
菌的にエタノールを2ml加え、30℃にて2日間振盪培養
を行つた。
次に、本培養培地(硫酸アンモニウム2.3%、KH2PO
40.05%、K2HPO40.05%、MgSO4・7H2O0.05%、FeSO4
7H2O20ppm、MnSO4・nH2O20ppm、ビオチン200μg/l、
チアミン・HCl 100μg/l、カザミノ酸0.3%、酵母エキ
ス0.3%)の1000mlを2l容通気攪拌槽に仕込み、滅菌(1
20℃、20分間)後、エタノールの20mlと前記前培養物の
20mlを添加して、回転数1000rpm、通気量1vvm、温度33
℃pH7.6にて48時間培養を行つた。
尚、エタノールは、培養中培地の濃度が2容量%を越
えないように、約1〜2時間ごと断続的に添加した。
培養終了後、培養物300mlから遠心分離にて集菌後、
脱塩蒸留水にて2度洗浄した菌体を反応液〔(NH4)2S
O4、2g/l:KH2PO4、0.5g/l:KH2PO4、0.5g/l:MgSO4・7H2
O、0.5g/l:FeSO4・7H2O、20ppm:MnSO4・4〜6H2O、20
ppm:Thiamine-HCl 100μg、DL−ホモセリン2g/l(pH7.
6)〕の1000mlに懸濁後、該懸濁液を2l容通気攪拌槽に
仕込み、エタノール20mlを添加して、回転数300rpm、通
気量0.1vvm、温度37℃、pH7.0にて10時間反応を行つ
た。
反応終了後、遠心分離(4000rpm、15分間、4℃)に
て除菌した上清液中のL−スレオニンを定量した。ま
た、反応終了後の培養液500mlを、強酸性陽イオン交換
樹脂(H+型)のカラムに通してL−スレオニンを吸着さ
せ、水洗後、0.5Nアンモニア水で溶出させたのち、L−
スレオニン画分を濃縮し、冷エタノールでL−スレオニ
ンの結晶を析出させた。結果を後に掲げる第1表に示し
た。
尚、反応液にビオチンを200μg/lの濃度で添加して反
応に用いた以外は、上記と同様に実験を行つたところ、
L−スレオニンの生成量は、180mg/lであつた。
実施例2 実施例1と同様の条件にてブレビバクテリウム・フラ
バム(Brevibacterium flavum)MJ-233-AB-41(FERM BP
-1498)を培養し、また実施例1と同様の条件にて反応
させた後上清液中のL−スレオニンを定着した。また、
実施例1と同様にしてL−スレオニンの結晶を析出させ
た。結果は第2表に示した。
実施例3 実施例1と同様の条件にてブレビバクテリウム・フラ
バム(Brevibacterium flavum)MJ-233-ABT-11(FERM B
P-1500)を培養し、また実施例1と同様の条件にて反応
させた後上清液中のL−スレオニンを定量した。また、
実施例1と同様にしてL−スレオニンの結晶を析出させ
た。結果は第3表に示した。
実施例4 実施例1と同様の条件にてブレビバクテリウム・フラ
バム(Brevibacterium flavum)MJ-233-ABD-21(FERM B
P-1499)を培養し、また実施例1と同様の条件にて反応
させた後上清液中のL−スレオニンを定量した。また、
実施例1と同様にしてL−スレオニンの結晶を析出させ
た。結果は第4表に示した。
実施例5 実施例1で反応時に添加するエタノールをグルコース
に変えた以外は実施例1と同様の操作を実施した。尚、
グルコース濃度は、2重量%とした。反応終了後の上清
液中のL−スレオニン生成量および精製量を第5表に示
した。
尚、反応液にビオチンを200μg/lの濃度で添加して反
応に用いた以外は、上記と同様に実験を行つたところ、
L−スレオニンの生成量は185mg/lであつた。
参考例1(D−ホモセリンラセミ化酵素の調製) 下記培地組成Aの培地100mlを500ml容三角フラスコに
分注して120℃、15分間滅菌処理したものに、シュード
モナス・ブチダIFO12996を一白金耳量接種し、30℃にて
24時間振とう培養(前培養とする)後、上記と同じ培地
組成Aの培地1を5l容三角フラスコに分注し、120℃
で15分間滅菌処理したものに上記前培養物の20mlを接種
したものを更に30℃にて24時間振とう培養した。
培養終了後1を遠心分離し菌体を集め、これを純水
に懸濁せしめて20mlとし、これに4.2gのアクリルアミ
ド、0.28gのN,N′−メチレン−ビス−アクリルアミド、
4%β−(ジメチルアミノ)−プロピオニトリル3mlお
よび2%過塩素酸カリウム2mlを加えて、室温にて15分
間静置して反応させて菌体を保有する重合物を得た。次
いでこの重合物である反応生成物を粉砕し、純水で洗浄
することにより固定化菌体30gを得、これをD−ホモセ
リンラセミ化酵素源とした。なお、菌体の固定化操作は
すべて無菌操作で実施した。
培地組成A 肉エキス1% ペプトン1% NaCl0.5% pH7.2 実施例6 尿素0.4%、硫酸アンモニウム1.4%、KH2PO40.05%、
K2HPO40.05%、MgSO4・7H2O0.05%、CaCl・2H2O2pp
m、FeSO4・7H2O2ppm、MnSO4・4〜6H2O2ppm、ZnSO4
7H2O2ppm、NaCl2ppm、ビオチン200μg/l、チアミン・H
Cl 100μg/l、カザミノ酸0.1%、酵母エキス0.1%から
なる培地50mlを500ml容三角フラスコに分注し、滅菌
(滅菌後pH7.0)した後、ブレビバクテリウム・フラバ
ムMJ-233(FERM BP-1497)を植菌し、無菌的にエタノー
ルを1.5ml加え、30℃にて3日間振とう培養を行なつ
た。培養終了後、4000rpm、15分間の遠心分離により菌
体を回収し、ホモセリンからのL−スレオニン生成の酵
素源とした。
反応液(DL−ホモセリン1mg、ピリドキサールリン酸
5μgリン酸緩衝液100μmoles、エタノール10mg、pH7.
0を反応液1ml中に含有)100mlにこの菌体5gおよび参考
例1で調整した固定化菌体20gを加え、37℃にて16時間
反応を行なつたところL−スレオニンの総生成量は60mg
であつた。
反応液から菌体その他不純物を除いたろ液を、強酸性
陽イオン交換樹脂(H+型)のカラムに通して、L−スレ
オニンを吸着させ、水洗後、0.5Nアンモニア水で溶出し
たのち、L−スレオニン画分を凝縮し、冷エタノールで
L−スレオニンの結晶を析出させて36mgの粗結晶を得
た。なお、参考例1で調製した固定化菌体を添加しない
場合には、L−スレオニンの総生成量は28mgであつた。
実施例7 実施例1の酵素反応に使用した反応液のDL−ホモセリ
ンをD−ホモセリン2g/lに変えて使用し、この反応系に
さらに参考例1で調製した固定化菌体10gを添加した以
外は、実施例1と同様に酵素反応を行つた。
反応終了後、実施例1と同様に除菌して上清液中のL
−スレオニンを定量したところ、42mg/lであつた。
尚、D−ホモセリンをラセミ化する能力を有する参考
例1で調製した固定化菌体を添加しないこと以外は、上
記と同様の酵素反応を行つた場合には、上清液中のL−
スレオニンは1mg/l以下であつた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:13) C12R 1:13) (72)発明者 島津 光伸 茨城県稲敷郡阿見町中央8丁目3番1号 三菱油化株式会社中央研究所内 (72)発明者 湯川 英明 茨城県稲敷郡阿見町中央8丁目3番1号 三菱油化株式会社中央研究所内

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】微生物菌体の存在下、L−又はDL−ホモセ
    リンを水溶液中で酵素反応させ、該溶液中にL−スレオ
    ニンを生成せしめ、これからL−スレオニンを採取する
    方法において、微生物菌体がビオチン要求性のブレビバ
    クテリウム(Brevibacterium)属に属するものであるこ
    とを特徴とするL−スレオニンの製造法。
  2. 【請求項2】水溶液が炭素源としてエタノール及び/又
    はグルコースを含む完全合成培地である特許請求の範囲
    第1項記載の製造法。
  3. 【請求項3】ビオチン要求性のブレビバクテリウム(Br
    evibacterium)属に属する微生物菌体がエタノール資化
    性のものである特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
    製造法。
  4. 【請求項4】ビオチン要求性のブレビバクテリウム・フ
    ラバム(Brevibacterium flavum)MJ-233、ブレビバク
    テリウム・フラバムMJ-233-AB-41、ブレビバクテリウム
    ・フラバムMJ-233-ABT-11、ブレビバクテリウム・フラ
    バムMJ-233-ABD-21から選ばれるものである特許請求の
    範囲第1項又は第2項記載の製造法。
  5. 【請求項5】L−又はDL−ホモセリンがD−ホモセリン
    をラセミ化する酵素の存在下にD−又はDL−ホモセリン
    をラセミ化したものである特許請求の範囲第1〜4項の
    いずれかに記載の製造法。
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