JP2515988Y2 - 雑音制御型放送装置 - Google Patents
雑音制御型放送装置Info
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- JP2515988Y2 JP2515988Y2 JP1991011706U JP1170691U JP2515988Y2 JP 2515988 Y2 JP2515988 Y2 JP 2515988Y2 JP 1991011706 U JP1991011706 U JP 1991011706U JP 1170691 U JP1170691 U JP 1170691U JP 2515988 Y2 JP2515988 Y2 JP 2515988Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、列車等の鉄道車両内に
放送する装置に関し、特に雑音が存在する場合でも明瞭
に乗客に放送が聞き取れるようにするためのものであ
る。
放送する装置に関し、特に雑音が存在する場合でも明瞭
に乗客に放送が聞き取れるようにするためのものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような車両のような雑音の
多い場所でも明瞭に乗客が放送を聞き取れるようにする
装置としては、例えば図6に示すようなものがある。こ
の装置では、車両の放送室1に、マイクロホン2からの
音声信号を増幅する電子制御型電力増幅器3を設け、こ
の増幅器3の出力を車両の客室4に設けた拡声用スピー
カ5に供給する。客室4には雑音検出用のマイクロホン
6も設けられ、このマイクロホン6の出力は、放送室1
に設けた利得決定手段7に供給され、この決定手段7が
マイクロホン6の出力が大きいときには増幅器3の利得
を大きくし、小さいときには増幅器3の利得を小さくす
る。
多い場所でも明瞭に乗客が放送を聞き取れるようにする
装置としては、例えば図6に示すようなものがある。こ
の装置では、車両の放送室1に、マイクロホン2からの
音声信号を増幅する電子制御型電力増幅器3を設け、こ
の増幅器3の出力を車両の客室4に設けた拡声用スピー
カ5に供給する。客室4には雑音検出用のマイクロホン
6も設けられ、このマイクロホン6の出力は、放送室1
に設けた利得決定手段7に供給され、この決定手段7が
マイクロホン6の出力が大きいときには増幅器3の利得
を大きくし、小さいときには増幅器3の利得を小さくす
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記の装置で
は、雑音検出用のマイクロホン6を客室に設けた上に、
その出力を放送室1まで伝送するための伝送線が必要
で、構成が複雑になるという問題点があった。さらに、
このような構成では、放送中にスピーカ5からの音声を
雑音検出用マイクロホン6が拾って、その結果、電力増
幅器3の利得が大きくなるのを防止するために、放送を
開始する直前に電力増幅器3の利得を固定する回路を、
利得決定手段7に設けなければならず、回路構成が複雑
になるという問題点もあった。
は、雑音検出用のマイクロホン6を客室に設けた上に、
その出力を放送室1まで伝送するための伝送線が必要
で、構成が複雑になるという問題点があった。さらに、
このような構成では、放送中にスピーカ5からの音声を
雑音検出用マイクロホン6が拾って、その結果、電力増
幅器3の利得が大きくなるのを防止するために、放送を
開始する直前に電力増幅器3の利得を固定する回路を、
利得決定手段7に設けなければならず、回路構成が複雑
になるという問題点もあった。
【0004】本考案は、雑音検出用のマイクロホンを用
いず、かつ回路構成が簡単な雑音制御型放送装置を提供
することを目的とする。
いず、かつ回路構成が簡単な雑音制御型放送装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、鉄道車両内に設置されたスピーカと、
上記車両に設けられ上記スピーカに音声信号を供給する
利得可変手段と、上記車両の積載重量を検知する積載重
量検知手段と、この積載重量検知手段により検知された
積載重量に応じて値が変化する乗車状態信号が入力され
この乗車状態信号の値に応じて上記利得可変手段の利得
を多段階にまたは連続的に変化させる制御手段とを具備
するものである。また、上記制御手段が、上記車両の走
行速度に応じて値が変化する走行信号を入力して、この
走行信号の値に応じて上記利得可変手段の利得を変化さ
せることもできる。
めに、本考案は、鉄道車両内に設置されたスピーカと、
上記車両に設けられ上記スピーカに音声信号を供給する
利得可変手段と、上記車両の積載重量を検知する積載重
量検知手段と、この積載重量検知手段により検知された
積載重量に応じて値が変化する乗車状態信号が入力され
この乗車状態信号の値に応じて上記利得可変手段の利得
を多段階にまたは連続的に変化させる制御手段とを具備
するものである。また、上記制御手段が、上記車両の走
行速度に応じて値が変化する走行信号を入力して、この
走行信号の値に応じて上記利得可変手段の利得を変化さ
せることもできる。
【0006】
【作用】列車の車両内の雑音は、車両への乗客の乗車状
態に応じて変化する。即ち、乗客が多いほど雑音は増加
し、乗客が少ないと雑音も減少する。従って、本考案で
は、制御手段に乗車状態信号を入力し、そのときの乗車
状態に応じた利得に、自動的に利得可変手段の利得を調
整し、明瞭に乗客に放送が聞き取れるようにする。ま
た、車両の走行速度に応じて騒音も変化するので、これ
に応じて利得可変手段の利得も調整する。このように構
成している雑音検出用のマイクロホンを使用 する必要は
なく、また回路構成を簡略化できる。
態に応じて変化する。即ち、乗客が多いほど雑音は増加
し、乗客が少ないと雑音も減少する。従って、本考案で
は、制御手段に乗車状態信号を入力し、そのときの乗車
状態に応じた利得に、自動的に利得可変手段の利得を調
整し、明瞭に乗客に放送が聞き取れるようにする。ま
た、車両の走行速度に応じて騒音も変化するので、これ
に応じて利得可変手段の利得も調整する。このように構
成している雑音検出用のマイクロホンを使用 する必要は
なく、また回路構成を簡略化できる。
【0007】
【実施例】本考案の基礎となる雑音制御型放送装置を図
1乃至図3に示す。この雑音制御型放送装置は、例えば
列車や電車の鉄道車両に設けられており、その車両の放
送室10には、音声信号発生器12、例えばマイクロホ
ンまたはテープデッキが設けられている。この音声信号
発生器12の出力信号は、可変利得手段14に供給され
る。この可変利得手段14は、前段に電圧制御増幅器1
6を有し、終段に電力増幅器18を有するものである。
この可変利得手段14の出力は、車両の客室20に設け
られたスピーカ22に供給される。
1乃至図3に示す。この雑音制御型放送装置は、例えば
列車や電車の鉄道車両に設けられており、その車両の放
送室10には、音声信号発生器12、例えばマイクロホ
ンまたはテープデッキが設けられている。この音声信号
発生器12の出力信号は、可変利得手段14に供給され
る。この可変利得手段14は、前段に電圧制御増幅器1
6を有し、終段に電力増幅器18を有するものである。
この可変利得手段14の出力は、車両の客室20に設け
られたスピーカ22に供給される。
【0008】この車両には、走行信号発生器24が設け
られている。この走行信号発生器24は、例えば車両が
止まっているか、または例えば5Km/h未満の速度で
走行しているとき、走行信号S0を発生し、5Km/h
以上の速度で車両が走行しているとき、走行信号S1を
発生するものである(図2参照)。この走行信号は、車
両走行の安全のため、例えば車両が5Km/h以上の速
度で走行しているときには、車両のドアが開かないよう
にするために、本来は使用されるものである。この走行
信号発生器24からの走行信号は、放送室10に設けた
変換器26に供給される。
られている。この走行信号発生器24は、例えば車両が
止まっているか、または例えば5Km/h未満の速度で
走行しているとき、走行信号S0を発生し、5Km/h
以上の速度で車両が走行しているとき、走行信号S1を
発生するものである(図2参照)。この走行信号は、車
両走行の安全のため、例えば車両が5Km/h以上の速
度で走行しているときには、車両のドアが開かないよう
にするために、本来は使用されるものである。この走行
信号発生器24からの走行信号は、放送室10に設けた
変換器26に供給される。
【0009】変換器26は、電圧制御増幅器16の利得
を制御する制御信号を、走行信号の値に応じて発生する
もので、例えば図3に示すように走行信号の値が、S0
とS1との間に設定したしきい値SA未満のときには、
制御信号10を発生し、しきい値SA以上のときには、
制御信号11を発生するものである。そして、電圧制御
増幅器16は、制御信号10の供給を受けたときに、利
得がG0となり、制御信号11を受けたときには、利得
がG0よりも大きいG1となるものである。従って、車
両の走行速度が5Km/h未満のときには、電圧制御増
幅器16の利得はG0であり、車両の走行速度が5Km
/h以上であると、電圧制御増幅器16の利得はG1と
なる。即ち、車両の走行速度が速くなると、利得が大き
くなるように2段階に電圧制御増幅器16の利得が制御
されている。一般に、車両の走行速度が速くなればなる
ほど、車両内での雑音(騒音)が大きくなる傾向があ
る。従って、車両の走行速度が速くなると、電圧可変増
幅器16の利得を大きくすることによって、雑音検出用
マイクロホンを使用しなくても、雑音が大きくなった車
両内の乗客が、放送を明瞭に聞き取ることができる。
を制御する制御信号を、走行信号の値に応じて発生する
もので、例えば図3に示すように走行信号の値が、S0
とS1との間に設定したしきい値SA未満のときには、
制御信号10を発生し、しきい値SA以上のときには、
制御信号11を発生するものである。そして、電圧制御
増幅器16は、制御信号10の供給を受けたときに、利
得がG0となり、制御信号11を受けたときには、利得
がG0よりも大きいG1となるものである。従って、車
両の走行速度が5Km/h未満のときには、電圧制御増
幅器16の利得はG0であり、車両の走行速度が5Km
/h以上であると、電圧制御増幅器16の利得はG1と
なる。即ち、車両の走行速度が速くなると、利得が大き
くなるように2段階に電圧制御増幅器16の利得が制御
されている。一般に、車両の走行速度が速くなればなる
ほど、車両内での雑音(騒音)が大きくなる傾向があ
る。従って、車両の走行速度が速くなると、電圧可変増
幅器16の利得を大きくすることによって、雑音検出用
マイクロホンを使用しなくても、雑音が大きくなった車
両内の乗客が、放送を明瞭に聞き取ることができる。
【0010】上記の雑音制御型放送装置では、走行信号
発生器24には、車両が止まっているか、または例えば
5Km/h未満の速度で走行しているとき、走行信号S
0を発生し、5Km/h以上の速度で車両が走行してい
るとき、走行信号S1を発生するものを示したが、この
しきい値となる速度は任意に変更することができる。ま
た、走行信号発生器24は、速度に応じて2種類の走行
信号S0、S1を発生するものを示したが、速度に応じ
て接点を閉じたり、開いたりするように構成してもよ
い。また、走行信号発生器24は、2種類の信号を発生
したが、もっと多種類の信号を発生するように構成して
もよい。その場合、電圧制御増幅器16の利得は多段階
に変更することができる。また、走行信号発生器24と
して、走行信号を速度に応じて段階的に発生するものを
示したが、速度変化に応じて連続的に値が変化する走行
信号を発生するように構成することもできる。この場
合、電圧制御増幅器16の利得は無段階に制御すること
ができる。
発生器24には、車両が止まっているか、または例えば
5Km/h未満の速度で走行しているとき、走行信号S
0を発生し、5Km/h以上の速度で車両が走行してい
るとき、走行信号S1を発生するものを示したが、この
しきい値となる速度は任意に変更することができる。ま
た、走行信号発生器24は、速度に応じて2種類の走行
信号S0、S1を発生するものを示したが、速度に応じ
て接点を閉じたり、開いたりするように構成してもよ
い。また、走行信号発生器24は、2種類の信号を発生
したが、もっと多種類の信号を発生するように構成して
もよい。その場合、電圧制御増幅器16の利得は多段階
に変更することができる。また、走行信号発生器24と
して、走行信号を速度に応じて段階的に発生するものを
示したが、速度変化に応じて連続的に値が変化する走行
信号を発生するように構成することもできる。この場
合、電圧制御増幅器16の利得は無段階に制御すること
ができる。
【0011】図4及び図5に本考案による雑音制御型放
送装置の実施例を示す。この実施例が、図1の雑音制御
型放送装置と相違するのは、可変利得手段14aに、電
圧制御増幅器28が追加され、その利得が車両への乗客
の乗車状態、例えば乗車率に応じて変更される点であ
る。図1の雑音制御型放送装置の構成要素に対応する構
成要素には同一符号を付して、その説明を省略する。
送装置の実施例を示す。この実施例が、図1の雑音制御
型放送装置と相違するのは、可変利得手段14aに、電
圧制御増幅器28が追加され、その利得が車両への乗客
の乗車状態、例えば乗車率に応じて変更される点であ
る。図1の雑音制御型放送装置の構成要素に対応する構
成要素には同一符号を付して、その説明を省略する。
【0012】車両の乗車率を表す乗車率信号は、積載重
量検知手段、例えば乗車率信号発生器30が発生する。
これは、乗客の乗車率、即ち車両に乗った乗客等の重量
に応じて車両の台車のダンパーが縮む程度が変化するこ
とを利用して発生させるもので、車両の積載重量オーバ
ーのときに警告装置を作動させるのに本来は、使用する
ものである。そして、この乗車率信号発生器30は、例
えば乗車率が30%未満のとき乗車率信号t0を発生
し、乗車率が30%以上100%未満のとき乗車率信号
t1を発生し、乗車率が100%以上のとき、乗車率信
号t2を発生するものである。
量検知手段、例えば乗車率信号発生器30が発生する。
これは、乗客の乗車率、即ち車両に乗った乗客等の重量
に応じて車両の台車のダンパーが縮む程度が変化するこ
とを利用して発生させるもので、車両の積載重量オーバ
ーのときに警告装置を作動させるのに本来は、使用する
ものである。そして、この乗車率信号発生器30は、例
えば乗車率が30%未満のとき乗車率信号t0を発生
し、乗車率が30%以上100%未満のとき乗車率信号
t1を発生し、乗車率が100%以上のとき、乗車率信
号t2を発生するものである。
【0013】この乗車率信号は、変換器32に供給さ
れ、変換器32は電圧制御増幅器28の利得を制御する
制御信号を乗車率信号に基づいて発生する。変換器32
は、図5に示すように、乗車率信号t0とt1との間に
設定したしきい値tA未満の値を乗車率信号が取ると
き、制御信号k0を発生し、乗車率信号t1とt2との
間に設定したしきい値tB未満であって、しきい値tA
以上の値を乗車率信号が取るとき、制御信号k1を発生
し、しきい値tB以上の値を乗車率信号が取るとき、制
御信号k2を発生する。
れ、変換器32は電圧制御増幅器28の利得を制御する
制御信号を乗車率信号に基づいて発生する。変換器32
は、図5に示すように、乗車率信号t0とt1との間に
設定したしきい値tA未満の値を乗車率信号が取ると
き、制御信号k0を発生し、乗車率信号t1とt2との
間に設定したしきい値tB未満であって、しきい値tA
以上の値を乗車率信号が取るとき、制御信号k1を発生
し、しきい値tB以上の値を乗車率信号が取るとき、制
御信号k2を発生する。
【0014】電圧制御増幅器28は、制御信号k0を受
けたとき、利得をG2とし、制御信号k1を受けたと
き、利得をG2よりも大きいG3とし、制御信号k2を
受けたとき、利得をG3よりも大きいG4とする。従っ
て、乗車率が大きいほど、電圧制御増幅器28の利得は
自動的に大きくなる。一般に、乗車率が大きくなればな
るほど、車両内の雑音(騒音)は大きくなる。従って、
雑音が多くなればなるほど、電圧制御増幅器28の利得
が大きくなり、車両内の乗客は雑音が大きくても放送を
明瞭に聞き取れる。しかも、この実施例では、図1の雑
音制御型放送装置と同様に、車両の速度が速くなればな
るほど、電圧制御増幅器16の利得も大きくなっている
ので、車両速度の増加による雑音の増加にも対応するこ
とができる。
けたとき、利得をG2とし、制御信号k1を受けたと
き、利得をG2よりも大きいG3とし、制御信号k2を
受けたとき、利得をG3よりも大きいG4とする。従っ
て、乗車率が大きいほど、電圧制御増幅器28の利得は
自動的に大きくなる。一般に、乗車率が大きくなればな
るほど、車両内の雑音(騒音)は大きくなる。従って、
雑音が多くなればなるほど、電圧制御増幅器28の利得
が大きくなり、車両内の乗客は雑音が大きくても放送を
明瞭に聞き取れる。しかも、この実施例では、図1の雑
音制御型放送装置と同様に、車両の速度が速くなればな
るほど、電圧制御増幅器16の利得も大きくなっている
ので、車両速度の増加による雑音の増加にも対応するこ
とができる。
【0015】この実施例では、乗車率信号発生器30に
は、乗車率が30%未満のとき乗車率信号t0を発生
し、乗車率が30%以上100%未満のとき乗車率信号
t1を発生し、乗車率が100%以上のとき、乗車率信
号t2を発生するものを示したが、これらしきい値とな
る乗車率は任意に変更することができる。乗車率信号発
生器30は、3種類の信号を発生したが、もっと多種類
の信号を発生するように構成してもよい。その場合、電
圧制御増幅器28の利得は多段階に変更することができ
る。また、乗車率信号発生器30として、乗車率信号を
乗車率に応じて段階的に発生するものを示したが、乗車
率変化に応じて連続的に値が変化する乗車率信号を発生
するように構成することもできる。この場合、電圧制御
増幅器28の利得は無段階に制御することができる。乗
車状態の検出に乗車率信号を用いたが、車両に計重機を
設け、その計重機の出力に基づいて乗車状態を検出し、
これによって電圧制御増幅器28の利得を制御してもよ
い。また、上記の両実施例では、可変利得手段14、1
4aとして、電圧制御増幅器16、28を備えるものを
示したが、これに代えて可変減衰器を使用することもで
きる。
は、乗車率が30%未満のとき乗車率信号t0を発生
し、乗車率が30%以上100%未満のとき乗車率信号
t1を発生し、乗車率が100%以上のとき、乗車率信
号t2を発生するものを示したが、これらしきい値とな
る乗車率は任意に変更することができる。乗車率信号発
生器30は、3種類の信号を発生したが、もっと多種類
の信号を発生するように構成してもよい。その場合、電
圧制御増幅器28の利得は多段階に変更することができ
る。また、乗車率信号発生器30として、乗車率信号を
乗車率に応じて段階的に発生するものを示したが、乗車
率変化に応じて連続的に値が変化する乗車率信号を発生
するように構成することもできる。この場合、電圧制御
増幅器28の利得は無段階に制御することができる。乗
車状態の検出に乗車率信号を用いたが、車両に計重機を
設け、その計重機の出力に基づいて乗車状態を検出し、
これによって電圧制御増幅器28の利得を制御してもよ
い。また、上記の両実施例では、可変利得手段14、1
4aとして、電圧制御増幅器16、28を備えるものを
示したが、これに代えて可変減衰器を使用することもで
きる。
【0016】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、制御手
段に乗車状態に応じて値が変化する乗車状態信号を入力
し、この乗車状態信号に応じて自動的に可変利得手段の
利得を多段階または連続的に変化させている。従って、
かなり大型であって、複数台の連結が行われることがあ
り、しかも、乗車状態の変化が頻繁に起こり、乗車状態
の変化に応じての利得調整を運転手が手動で行うことが
容易でない鉄道車両に対して、自動的にきめこまかく利
得の調整を乗車状態に応じて行うことができ、明瞭に乗
客に放送が聞き取れる。
段に乗車状態に応じて値が変化する乗車状態信号を入力
し、この乗車状態信号に応じて自動的に可変利得手段の
利得を多段階または連続的に変化させている。従って、
かなり大型であって、複数台の連結が行われることがあ
り、しかも、乗車状態の変化が頻繁に起こり、乗車状態
の変化に応じての利得調整を運転手が手動で行うことが
容易でない鉄道車両に対して、自動的にきめこまかく利
得の調整を乗車状態に応じて行うことができ、明瞭に乗
客に放送が聞き取れる。
【図1】本考案による雑音制御型放送装置の基礎となる
装置のブロック図である。
装置のブロック図である。
【図2】図1の装置に使用する走行信号発生器の入出力
関係を示す図である。
関係を示す図である。
【図3】図1の装置に使用する変換器の入出力関係を示
す図である。
す図である。
【図4】本考案による雑音制御型放送装置の1実施例の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図5】同実施例で使用する変換器の入出力関係を示す
図である。
図である。
【図6】従来の雑音制御型放送装置のブロック図であ
る。
る。
14、14a 可変利得手段 22 スピーカ 26、32 変換器(制御手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 鉄道車両内に設置されたスピーカと、上
記車両に設けられ上記スピーカに音声信号を供給する利
得可変手段と、上記車両の積載重量を検知する積載重量
検知手段と、この積載重量検知手段により検知された積
載重量に応じて値が変化する乗車状態信号が入力されこ
の乗車状態信号の値に応じて上記利得可変手段の利得を
多段階にまたは連続的に変化させる制御手段とを具備す
る雑音制御型放送装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の雑音制御型放送装置にお
いて、上記制御手段が、上記車両の走行速度に応じて値
が変化する走行信号を入力して、この走行信号の値に応
じて上記利得可変手段の利得を変化させることを特徴と
する雑音制御型放送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991011706U JP2515988Y2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 雑音制御型放送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991011706U JP2515988Y2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 雑音制御型放送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04103011U JPH04103011U (ja) | 1992-09-04 |
JP2515988Y2 true JP2515988Y2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=31745330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991011706U Expired - Fee Related JP2515988Y2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 雑音制御型放送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2515988Y2 (ja) |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5849183B2 (ja) * | 1977-06-23 | 1983-11-02 | 大建工業株式会社 | 強化化粧板の製造方法 |
JPS55141842A (en) * | 1979-04-23 | 1980-11-06 | Hakko Kogyo Kk | Announcement unit for cabin |
DE3238557A1 (de) * | 1982-10-18 | 1984-04-19 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Halbleiterbauelement mit kunststoffkapsel |
JPS617118U (ja) * | 1984-06-19 | 1986-01-17 | アルパイン株式会社 | 車載用音響機器の音量調整装置 |
JPH07106536B2 (ja) * | 1985-08-21 | 1995-11-15 | 日立精機株式会社 | Nc工作機械の原点位置補正装置 |
JPS6413810U (ja) * | 1987-05-06 | 1989-01-24 | ||
JPH02258444A (ja) * | 1989-03-31 | 1990-10-19 | Suzuki Motor Co Ltd | 車載用オーディオシステム |
JPH0666620A (ja) * | 1992-08-20 | 1994-03-11 | Omron Corp | 超音波レベル計 |
-
1991
- 1991-02-07 JP JP1991011706U patent/JP2515988Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04103011U (ja) | 1992-09-04 |
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