JPH06335083A - 車載用音響装置 - Google Patents

車載用音響装置

Info

Publication number
JPH06335083A
JPH06335083A JP12122093A JP12122093A JPH06335083A JP H06335083 A JPH06335083 A JP H06335083A JP 12122093 A JP12122093 A JP 12122093A JP 12122093 A JP12122093 A JP 12122093A JP H06335083 A JPH06335083 A JP H06335083A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
volume
vehicle
window
opening
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12122093A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Yoshida
潤 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP12122093A priority Critical patent/JPH06335083A/ja
Publication of JPH06335083A publication Critical patent/JPH06335083A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車速と窓部の開口率に応じて音量を制御する
ことにより、窓を開けても、車速が変わっても、常に最
適の音量で音楽などが楽しめる。 【構成】 車速センサー13と各窓部の開口率センサー
16との情報で、メインマイコン12が車速と開口率を
演算し、そのデータをもとにDSP14により音量補正
を行う。補正された信号はD/Aコンバータ22により
アナログ化され、アンプ23で増幅されてスピーカー2
4で音を放出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載用音響装置におい
て音量を最適に制御する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の方式の代表例を示すブロ
ック図である。1はCDプレーヤーなどのオーディオソ
ース、2は音量調整等を行なうオーディオ信号処理回
路、3は増幅器、4はスピーカー、5は車速信号検出回
路で車速センサーの信号を受けて、車速に対応した信号
を検出する回路、6は騒音レベル検出器で、車室内に設
置したマイクロホン7の収音信号から騒音レベルを検出
する回路である。8はマイクロコンピュータなどで構成
される制御装置で走行騒音の推定を行い、音量の制御を
行うための制御信号を作成する。
【0003】次に動作について説明する。図6において
CDなどのオーディオソース1が信号処理回路2に入っ
てきているとする。車に付属している車速センサーの信
号は車速信号検出回路5で検出され、制御回路8に送ら
れる。次に車室内に取付けられたマイクロホン7により
収音された騒音のレベルは、騒音レベル検出器6によっ
て検出され、制御回路8に送られる。
【0004】走行騒音を推定するため、マイクロホン7
と、車速度センサーの両方を用いてより実際に即した走
行騒音の推定が行われる。この推定値をもとに信号処理
回路2でオーディオソース信号に対して信号処理を行
い、増幅器3に送られ信号増幅し、スピーカー4で音に
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の騒音推定回路で
は、例えば騒音を補正しようと音量を上げる方向に制御
を行うと、これをマイクロホン7が音楽を騒音とまちが
って認識してしまい、さらに音量を上げる制御を行って
しまう。このように従来方式では、騒音か音楽信号かの
区別がつかないという欠点を有している。
【0006】本発明の主題とする課題は、窓部を開けた
時の風切り音の騒音と、走行騒音に音響信号の再生音楽
がうもれてしまい、聞きずらくなることの改善と、騒音
に対して逐一音量を調整するという煩わしさを改善し得
る車載用音響装置を提供することを目的としている。
【0007】なお、音場を補正するものに実開昭59−
187289号公報「車両用音場コントローラ」があ
る。これは、車両用ステレオ再生のために車室の左右側
に一対のスピーカーと、各スピーカーへの入力信号レベ
ルを調整するために左右両座席に対してそれぞれ予め定
められた音場補正値がセットされている補正増幅回路
と、この補正増幅回路の音場補正値を選択的に切り替え
操作する音場選択スイッチとを設け、運転席及び助手席
側に対して予め定められた最適音場を任意に選択可能に
するものであり、本発明の車速や窓などの開口率に応じ
て音響特性を補正するものと、目的構成が異なる。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車載用音
響装置は、車室内と外部とを仕切る開閉部の開口の度合
いを検出する開口率センサーと、このセンサーの信号に
応じて、音量を制御する音量制御手段を備えたものであ
る。
【0009】また、速度を検出する車速センサーと、車
室内と外部とを仕切る開閉部の開口の度合いを検出する
開口率センサーと、これらのセンサーの信号に応じて、
音量を制御する音量制御手段を備えたものである。
【0010】
【作用】この発明の車載用音響装置は、車室内と外部と
を仕切る開閉部の開口率に応じて、音量を制御する。
【0011】また、車速と、車室内と外部とを仕切る開
閉部の開口率とに応じて、音量を制御する音量制御手段
を備えたものである。
【0012】
【実施例】実施例1.図1はこの発明の実施例のブロッ
ク図である。11は操作パネル部、12はメインマイコ
ン、13は車速センサー、14はディジタル信号処理集
積回路(以下DSPという)、15は演算装置、16は
各窓部の開口率センサー、17はCD部、18はラジオ
部、19はカセット部、20はソースセレクタ、21は
アナログ・ディジタル変換器、22はディジタル・アナ
ログ変換器、23はパワーアンプ部、24はスピーカー
である。
【0013】ここでDSP14はメインマイコン12の
制御命令を受けて、音量の増減を行う。メインマイコン
12は主として次の三つの処理を行う。一つは車速セン
サーから情報を受け、音量調整のデータを作る。二つめ
は各窓部の開口率を受け、音量調整のデータを作る。三
つめはこの二つのデータを基に騒音を推定したデータを
作り、DSP14に送る。
【0014】次に窓の開口率の検出手段について述べ
る。図2において、32はパワーウインドウのモーター
である。37はリミットスイッチ、31は窓ガラスであ
る。乗員によって窓ガラス31を開ける行為をすると、
モーター32に電圧が加わりワイヤー34を引張る。す
ると窓ガラスが下がり、リンク35がレール36の上を
すべる。窓ガラスが一番下まで下がるとレール36の端
につけられたリミットスイッチ37がONになり窓が1
00%開いたことがわかる。このリミットスイッチ37
を設けることによりモーター32とワイヤー34とのス
リップによる開口率の誤差を窓部を全開にするたびに正
すことができる。
【0015】開口率の計算はモーター32が動作しロー
ラー33が回転したときにカウンタ38が開閉の方向と
距離を演算装置15へ送る。演算装置はこうしてすべて
の窓部の開口率を集めて計算しトータルでの開口率を算
出する。また車速データは車のメータなどに使われてい
るパルスを使う。図3に示すように開口率が大きくなる
につれて音量の補正量を変化させているため、この特性
を通すことによって車速と、開口率に応じた補正音量を
得ることができる。
【0016】また再生音量の大きさに応じても、図4に
示すような聴感音量感度特性を用いることによって小さ
い再生音量の時は、低域と高域の上がった特性、大きい
再生音量の時はフラット特性にする。
【0017】これらの補正回路を用いることにより、走
行騒音、窓部を開けた時の風切り音、外来ノイズ等に再
生音が埋もれてしまうことがなく、また違和感も少なく
音楽を楽しむことができる。
【0018】次に、図5のフローチャートで動作を説明
する。車に乗り込んだとき、車速はゼロで窓は全閉であ
る(S1)。運転を開始して、車速が上がる(S2)。
車速が50km/hとすると、この車速に応じた車速パ
ルスがメインマイコン12へ送られる(S3)。窓は閉
で開口率は0%であり(S4)、このデータ0%をメイ
ンマイコン12へ送る(S5)。メインマイコン12は
50km/h,0%のデータ時のデータベースに基づく
Vol増幅量をDSP14へ指示する(S6)。DSP
14はソースセレクターで選ばれたソースに対し、音量
補正をかける(S7)。補正をかけられた信号は、アン
プ23で増幅され、スピーカー24で出力する(S
8)。
【0019】窓を半分開けて、開口率が50%になると
(S9)、演算装置15からメインマイコン12へ50
%のデータを送る(S10)。メインマイコン12は5
0km/h,50%のデータ時のデータベースに基づく
Vol増幅量をDSP14へ指示する(S11)。この
指示に基づきDSP14はソース信号に音量補正をかけ
る(S12)。補正をかけられた信号は、アンプ23で
増幅され、スピーカー24で出力する(S13)。この
ようにして、常に最適の音量で音楽などを楽しむことが
できる。
【0020】実施例2.上記の実施例では、車速と窓部
の開口率との両者の変化に対し、音量を制御するように
したが、最近の車は高速で走ってもあまり騒音レベルが
増加しないものも多くなっている。この場合などは、窓
の開口率のみに応じて音量を制御するするようにしても
よい。
【0021】実施例3.また、実施例1では、窓の開口
率に応じて音量を制御するようにしたが、窓以外のドア
の開閉に応じて音量を制御してもよい。例えば、リゾー
ト地などに車を止めて、サイドのドアを開けて音楽を聞
く場合、また、ワゴン形式の車で後部の荷物の出し入れ
用のドアを開けている場合などにも適用できる。また、
天井のルーフ開口率で同様に音量を制御することも可能
であり、車室内と外部とを仕切る開閉部すべてに対して
適応できる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば車室内
と外部とを仕切る開閉部の開口率に応じて、あるいは、
車速と開口率とに応じて、あらかじめ設定された音量に
制御するようにしたので、車速や開閉部の開閉による走
行騒音、窓部を開けた時の風切り音、外来ノイズ等に再
生音が埋もれてしまうことがなく、また違和感も少なく
音楽を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のブロック図である。
【図2】この発明の窓部開口率検出構成図である。
【図3】音量補正用テーブル・データ図である。
【図4】聴感音量感度特性図である。
【図5】実施例1のフローチャートである。
【図6】従来技術のブロック図である。
【符号の説明】
11 操作パネル部 12 メインマイコン 13 車速センサー 14 ディジタル信号処理集積回路(DSP) 15 演算装置 16 開口率センサー 17 CD部 18 ラジオ部 19 カセット部 20 ソースセレクタ 21 A/D変換器 22 D/A変換器 23 パワーアンプ部 24 スピーカー 31 窓ガラス 32 モーター 33 ローラー 34 ワイヤー 35 リンク 36 レール 37 リミットスイッチ 38 カウンター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内と外部とを仕切る開閉部の開口の
    度合いを検出する開口率センサーと、このセンサーの信
    号に応じて、音量を制御する音量制御手段を備えた車載
    用音響装置。
  2. 【請求項2】 車の速度を検出する車速センサーと、車
    室内と外部とを仕切る開閉部の開口の度合いを検出する
    開口率センサーと、これらのセンサーの信号に応じて、
    音量を制御する音量制御手段を備えた車載用音響装置。
JP12122093A 1993-05-24 1993-05-24 車載用音響装置 Pending JPH06335083A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12122093A JPH06335083A (ja) 1993-05-24 1993-05-24 車載用音響装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12122093A JPH06335083A (ja) 1993-05-24 1993-05-24 車載用音響装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06335083A true JPH06335083A (ja) 1994-12-02

Family

ID=14805869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12122093A Pending JPH06335083A (ja) 1993-05-24 1993-05-24 車載用音響装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06335083A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030018902A (ko) * 2001-08-31 2003-03-06 현대자동차주식회사 차량의 오디오 제어장치
EP1555754A1 (en) * 2004-01-16 2005-07-20 Delphi Technologies, Inc. Audio system parameter setting based upon operator usage patterns
JP2006109479A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Bose Corp 自動車のオーディオシステム
US7813771B2 (en) 2005-01-06 2010-10-12 Qnx Software Systems Co. Vehicle-state based parameter adjustment system
JP2015088767A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 三菱電機株式会社 車載オーディオ装置
WO2017203688A1 (ja) * 2016-05-27 2017-11-30 三菱電機株式会社 車載オーディオ消費電力抑制装置及び車載オーディオ装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030018902A (ko) * 2001-08-31 2003-03-06 현대자동차주식회사 차량의 오디오 제어장치
EP1555754A1 (en) * 2004-01-16 2005-07-20 Delphi Technologies, Inc. Audio system parameter setting based upon operator usage patterns
JP2006109479A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Bose Corp 自動車のオーディオシステム
US7813771B2 (en) 2005-01-06 2010-10-12 Qnx Software Systems Co. Vehicle-state based parameter adjustment system
US8406822B2 (en) 2005-01-06 2013-03-26 Qnx Software Systems Limited Vehicle-state based parameter adjustment system
JP2015088767A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 三菱電機株式会社 車載オーディオ装置
WO2017203688A1 (ja) * 2016-05-27 2017-11-30 三菱電機株式会社 車載オーディオ消費電力抑制装置及び車載オーディオ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109147815B (zh) 用于车辆中的选择性音量调节的系统和方法
JPH06219227A (ja) 車両用警報装置
JPH06335083A (ja) 車載用音響装置
JP2018188092A (ja) 車両用サウンドシステム
JPH0666620B2 (ja) 車両用音響機器の出力補正装置
JPH08213861A (ja) 車載音響再生機器
JPH0787587A (ja) 車載用音響信号処理装置
JPS60123200A (ja) 車両用音響装置
JP3949774B2 (ja) 音量調節システム
JPH0684499U (ja) 車載用オーディオ装置
JP3327451B2 (ja) 自動車用音響機器及びその制御方法
JPS61169374A (ja) 車室内騒音防止装置
JPH10203275A (ja) 車両用障害物警告装置
JPH0733513Y2 (ja) 自動車の音場補正装置
JPS60261297A (ja) 車載用音響装置の自動音量制御装置
JP3505721B2 (ja) 車両用騒音制御装置
JP3260360B2 (ja) 音像定位制御装置
JPH05121983A (ja) 車載音響装置
JP2000092600A (ja) 車載用オーディオ装置
JP2018019515A (ja) インバータ制御装置
JP2002362241A (ja) 車速度により音量調節される車載用音響機器
JP4466330B2 (ja) 車両用オーディオシステム
KR100200280B1 (ko) 자동차의 오디오 시스템
JPH04141000A (ja) 雑音除去機能を有する車載用音響装置
JPH0684500U (ja) カラオケ装置