JPH0787587A - 車載用音響信号処理装置 - Google Patents

車載用音響信号処理装置

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JPH0787587A
JPH0787587A JP5231122A JP23112293A JPH0787587A JP H0787587 A JPH0787587 A JP H0787587A JP 5231122 A JP5231122 A JP 5231122A JP 23112293 A JP23112293 A JP 23112293A JP H0787587 A JPH0787587 A JP H0787587A
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Shigeaki Asano
重昭 浅野
Taizo Nakamura
泰三 中村
Atsushi Ishikawa
淳 石川
Kazuyoshi Fujita
和義 藤田
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Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車速度の増加に応じて音量レベルを補正した
際にも、低音域及び高音域において良好な音質バランス
を確保する。 【構成】 音量調整器3、低域周波数特性調整器4及び
高域周波数特性調整器5と、車速検出手段9からの信号
に応じてレベル調整のための制御信号をそれぞれ音量調
整器3、低域周波数特性調整器4、高域周波数特性調整
器5に与える音響信号制御手段8とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、走行騒音が大きい場
合でも音響装置からの音声が良く聞こえるようにする車
載用音響信号処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の走行騒音が引き起こす音響
出力への聴覚マスキング現象(走行騒音により音声が聞
こえ難くなる現象)を軽減する手段として、様々な方式
が提案されている。以下、その幾つかの例を挙げる。
【0003】第一のものは、走行騒音をマイクで集音
し、騒音レベルに応じて音量制御をする方式である。第
二のものは、車速パルスから車速を計算し、それに応じ
て音量制御をする方式である。第三のものは、振動セン
サを用いてロードノイズ低周波成分を推定し、これに応
じて音量、及び音響信号のダイナミックレンジを制御す
る方式である。第四のものは、エンジン回転数あるいは
車輪回転数に応じて音量制御する方式である。
【0004】これらの方式は聴覚マスキングを引き起こ
す走行騒音を直接(マイク方式)あるいは間接(車速検
出、振動センサ方式)的に計測し、それに応じてスピー
カから出力される再生音の音量レベルを加減しようとす
るものであり、走行騒音の間接検出による方式は、走行
速度対走行騒音レベルあるいは車室内振動レベル対低音
域騒音レベルの間に見られる相関関係を利用している。
【0005】又、よりきめ細かい制御をするために、走
行騒音に対応して全帯域の出力音量レベルを加減するの
みでなく、低域音量増強制御を加えたシステムも提供さ
れており、所定の効果を上げている。
【0006】更に、近年のアウトドア指向を反映してル
ーフ部開閉機構を備えた所謂オープンカーが脚光を浴び
てきているが、これらに装着される音響装置において、
例えばオープン/クローズなどと称する手動切換スイッ
チを付設し、これらを切換えることにより、ルーフ部の
開閉状態に応じて変化する車室内音響特性を補正するよ
うにした製品も提供されてきている。
【0007】図17は従来の車載用音響信号処理装置を
示すブロック図である。図において、1はラジオ、カセ
ットテープ、CD等の再生信号ソース、2は手動操作に
より音響信号の音量レベルを調節する手動音量調節器
(音量ボリューム)、3は電気的信号により音量レベル
を調整する騒音補正用の音量調整器、4は電気的信号に
より音響信号の低音域レベルを調整する低域周波数特性
調整器、6は増幅器、7はスピーカ、8は音量調整器3
及び低域周波数特性調整器4に対してレベル調整のため
の制御信号を与えるマイクロコンピュータ等からなる制
御回路、9は走行車速に対応した信号を出力する車速信
号検出回路、14はルーフ部の開閉状態に応じて切り換
えられる補正制御感度切換スイッチである。
【0008】次に動作について説明する。図17に示さ
れた音響信号処理装置では、再生信号ソース1からの音
響信号は、手動音量調節器2、音量調整器3、低域周波
数特性調整器4、増幅器6を経て、スピーカ7から音声
となって、車室内へ放射される。このとき、制御回路8
は車速信号検出回路9からの信号を受けて、車速に応じ
て音量レベルと低音域レベルの補正量を算出し、各々音
量調整器3と低域周波数特性調整器4に制御信号を与え
て、音量レベル及び低音域レベルを補正する。即ち、車
速度が0から次第に上昇してくると、それに伴い増加す
る走行騒音により、スピーカ7からの音声が聴取し難く
なるが、それを解消するため、音響出力の音量レベルを
高めるように補正し、同時に聴取困難になることの多い
低音域レベルも高めるように補正する。又、この例で
は、特にルーフ部の開閉に伴い変化する車室内音場特性
を補正するため、補正制御感度切換スイッチ14の信号
により、開閉状態に応じた適正な音場補正を施してい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の車載用音響信号
処理装置は以上のように構成されているので、走行騒音
の増加に伴って音響出力が補正された際に、相対的な音
質バランスが崩れ、聴感上の違和感が増すという問題点
があった。即ち、騒音レベルの増加に対して音量レベル
のみを補正するものでは、低域周波数成分を多く含む走
行騒音による聴覚マスキングを十分解消することができ
ず、従って音響出力が補正された際に低音域が欠落した
不自然な音質となるという問題点があった。低音域増強
補正を追加したシステムではこの点は改善されるが、騒
音の増加に伴い聴覚音量レベルを上昇させた際に、図5
に示した有名な「フレッチャー・マンソン聴感感度特
性」から明らかなように、高音域信号が相対的に感知さ
れ易くなり、いわゆる「キンキン音」が聴こえるといっ
た音質バランスの崩れが発生するという問題点があっ
た。
【0010】又、走行雑音と再生音声出力との音量レベ
ルの差が大きい時、即ち聴感上のS/N比が大の時に
は、走行騒音の増加に伴う音響出力の補正が過補正とな
りやすく、そのため却って聴感上の違和感が増すという
問題があった。
【0011】更に、ルーフ部の開閉状態に応じて切換ス
イッチを操作することにより、音場空間の変化を補正す
るものは、ルーフ部開閉による実効的車室音場空間の変
化を補正するだけのものであったから、ルーフ開閉によ
る走行騒音の程度の違いに対応して適切な聴覚マスキン
グ補正を施すまでには至らず、聴覚マスキングを軽減す
る効果を十分期待することができなかった。又、ルーフ
開閉の都度、手操作によりスイッチを切り換えなければ
ならないという操作上の煩わしさも感じるという問題点
もあった。
【0012】請求項1の発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、走行騒音の増加に応じて
音量レベルを補正した際にも、低音域及び高音域におい
て良好な音質バランスを確保することのできる車載用音
響信号処理装置を得ることを目的とする。
【0013】請求項2の発明は、走行騒音の増加に応じ
て音量レベル、低音域レベルを補正した際の、特に高音
域の耳障り感を解消することのできる車載用音響信号処
理装置を得ることを目的とする。
【0014】請求項3の発明は、特に手動設定した音量
に適した音響信号補正を行うことができ、出力歪みや不
要な音の変化を防止することのできる車載用音響信号処
理装置を得ることを目的とする。
【0015】請求項4の発明は、特にルーフ部の開閉状
態に対応した音響信号補正を、手動操作の手間を要さず
に行うことができ、常に良好な聴取状態を保つことので
きる車載用音響信号処理装置を得ることを目的とする。
【0016】請求項5の発明は、請求項3と4の発明の
目的を同時に達成することのできる車載用音響信号処理
装置を得ることを目的とする。
【0017】請求項6の発明は、特に窓部の開閉状態に
対応した音響信号補正を、手動操作の手間を要さずに行
うことができ、常に良好な聴取状態を保つことのできる
車載用音響信号処理装置を得ることを目的とする。
【0018】請求項7の発明は、請求項3と6の発明の
目的を同時に達成することのできる車載用音響信号処理
装置を得ることを目的とする。
【0019】請求項8の発明は、車速度の増加に応じて
音量レベルを補正した際にも、低音域及び高音域におい
て良好な音質バランスを確保することのできる車載用音
響信号処理装置を得ることを目的とする。
【0020】請求項9の発明は、車速度の増加に応じて
音量レベル、低音域レベルを補正した際の、特に高音域
の耳障り感を解消することのできる車載用音響信号処理
装置を得ることを目的とする。
【0021】請求項10の発明は、車速度の増加に応じ
て音響信号を補正する際に、特に手動で設定した音量に
適した補正を行うことができ、出力歪みや不要な音の変
化を防止することのできる車載用音響信号処理装置を得
ることを目的とする。
【0022】請求項11の発明は、車速度の増加に応じ
て音響信号を補正する際に、特にルーフ部の開閉状態に
対応した補正を、手動操作の手間を要さずに行うことが
でき、常に良好な聴取状態を保つことのできる車載用音
響信号処理装置を得ることを目的とする。
【0023】請求項12の発明は、請求項11と12の
発明の目的を同時に達成することのできる車載用音響信
号処理装置を得ることを目的とする。
【0024】請求項13の発明は、車速度の増加に応じ
て音響信号を補正する際に、特に窓部の開閉状態に対応
した補正を、手動操作の手間を要さずに行うことがで
き、常に良好な聴取状態を保つことのできる車載用音響
信号処理装置を得ることを目的とする。
【0025】請求項14の発明は、請求項11と13の
発明の目的を同時に達成することのできる車載用音響信
号処理装置を得ることを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る車
載用音響信号処理装置は、音量調整器、低域周波数特性
調整器、高域周波数特性調整器、騒音レベル信号出力手
段、音響信号処理手段を備え、音響信号制御手段が、騒
音レベル信号出力手段からの信号に応じて、音量調整
器、低域周波数特性調整器、高域周波数特性調整器に対
しそれぞれレベル調整のための制御信号を与えるように
構成したものである。
【0027】請求項2の発明に係る車載用音響信号処理
装置は、特に音響信号制御手段が、騒音レベルの増加に
伴って、音量レベルを増加させ、低音域レベルを増加さ
せ、高音域レベルを低減させる制御信号を出力するよう
に構成したものである。
【0028】請求項3の発明に係る車載用音響信号処理
装置は、請求項1の発明の構成に加え、手動操作により
音響信号の音量レベルを調整する手動音量調節器を設
け、音響信号制御手段が、騒音レベル信号出力手段及び
手動音量調節器からの各信号に応じて、レベル調整のた
めの制御信号を出力するように構成したものである。
【0029】請求項4の発明に係る車載用音響信号処理
装置は、請求項1の発明の構成に加え、車両に設けられ
たルーフ部の開閉状態を検知するルーフロックセンサを
設け、音響信号制御手段が、騒音レベル信号出力手段及
びルーフロックセンサからの各信号に応じてレベル調整
のための制御信号を出力するように構成したものであ
る。
【0030】請求項5の発明に係る車載用音響信号処理
装置は、請求項1の発明の構成に加え、手動音量調節器
とルーフロックセンサとを設け、音響信号制御手段が、
騒音レベル信号出力手段、手動音量調節器、及びルーフ
ロックセンサからの各信号に応じてレベル調整のための
制御信号を出力するように構成したものである。
【0031】請求項6の発明に係る車載用音響信号処理
装置は、請求項1の発明の構成に加え、車両に設けられ
た窓部の開閉状態を検知する窓部開閉センサを設け、音
響信号制御手段が、騒音レベル信号出力手段及び窓部開
閉センサからの各信号に応じてレベル調整のための制御
信号を出力するように構成したものである。
【0032】請求項7の発明に係る車載用音響信号処理
装置は、請求項1の発明の構成に加え、手動音量調節器
と窓部開閉センサとを設け、音響信号制御手段が、騒音
レベル信号出力手段、手動音量調節器、及び窓部開閉セ
ンサからの各信号に応じてレベル調整のための制御信号
を出力するように構成したものである。
【0033】請求項8の発明に係る車載用音響信号処理
装置は、請求項1の発明の騒音レベル信号出力手段とし
て、車両の走行車速を検出する車速検出手段を用いたも
のである。
【0034】請求項9の発明に係る車載用音響信号処理
装置は、請求項2の発明の騒音レベル信号出力手段とし
て、車速検出手段を用いたものである。
【0035】請求項10の発明に係る車載用音響信号処
理装置は、請求項3の発明の騒音レベル信号出力手段と
して、車速検出手段を用いたものである。
【0036】請求項11の発明に係る車載用音響信号処
理装置は、請求項4の発明の騒音レベル信号出力手段と
して、車速検出手段を用いたものである。
【0037】請求項12の発明に係る車載用音響信号処
理装置は、請求項5の発明の騒音レベル信号出力手段と
して、車速検出手段を用いたものである。
【0038】請求項13の発明に係る車載用音響信号処
理装置は、請求項6の発明の騒音レベル信号出力手段と
して、車速検出手段を用いたものである。
【0039】請求項14の発明に係る車載用音響信号処
理装置は、請求項7の発明の騒音レベル信号出力手段と
して、車速検出手段を用いたものである。
【0040】
【作用】請求項1の発明における車載用音響信号処理装
置は、騒音レベルの増加に応じて、音量レベル、低音域
レベル、高音域レベルを調整する。
【0041】請求項2の発明における車載用音響信号処
理装置は、騒音レベルの増加に応じて、音量レベル、低
音域レベルを増加すると共に、この制御動作によって聴
感上バランスの崩れる高音域出力レベルを減少する。
【0042】請求項3の発明における車載用音響信号処
理装置は、手動音量調節器で設定した音量レベルに対応
して音響信号の制御補正量を加減する。
【0043】請求項4の発明における車載用音響信号処
理装置は、ルーフ部の開閉状態による走行騒音の影響の
違いを考慮して、自動的に音響信号の制御補正量を加減
する。
【0044】請求項5の発明における車載用音響信号処
理装置は、手動音量調節器で設定した音量レベルとルー
フ部の開閉状態とに応じて、音響信号の制御補正量を加
減する。
【0045】請求項6の発明における車載用音響信号処
理装置は、窓部の開閉状態による走行騒音の影響の違い
を考慮し、自動的に音響信号の制御補正量を加減する。
【0046】請求項7の発明における車載用音響信号処
理装置は、手動音量調節器で設定した音量レベルと窓部
の開閉状態とに応じて、音響信号の制御補正量を加減す
る。
【0047】請求項8の発明における車載用音響信号処
理装置は、車速度の増加に応じて、音量レベル、低音域
レベル、高音域レベルを調整する。
【0048】請求項9の発明における車載用音響信号処
理装置は、車速度の増加に応じて、音量レベル、低音域
レベルを増加すると共に、この制御動作によって聴感上
バランスの崩れる高音域出力レベルを減少する。
【0049】請求項10の発明における車載用音響信号
処理装置は、車速度の増加に応じて音響信号を補正する
際に、手動音量調節器で設定した音量レベルに対応して
音響信号の制御補正量を加減する。
【0050】請求項11の発明における車載用音響信号
処理装置は、車速度の増加に応じて音響信号を補正する
際に、ルーフ部の開閉状態による走行騒音の影響の違い
を考慮し、自動的に音響信号の制御補正量を加減する。
【0051】請求項12の発明における車載用音響信号
処理装置は、車速度の増加に応じて音響信号を補正する
際に、手動音量調節器で設定した音量レベルとルーフ部
の開閉状態とに応じて、音響信号の制御補正量を加減す
る。
【0052】請求項13の発明における車載用音響信号
処理装置は、車速度の増加に応じて音響信号を補正する
際に、窓部の開閉状態による走行騒音の影響の違いを考
慮し、自動的に音響信号の制御補正量を加減する。
【0053】請求項14の発明における車載用音響信号
処理装置は、車速度の増加に応じて音響信号を補正する
際に、手動音量調節器で設定した音量レベルと窓部の開
閉状態とに応じて、音響信号の制御補正量を加減する。
【0054】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。図1は実施例1による車載用音響信号
処理装置のブロック図である。図において、1はラジ
オ、カセットテープ、CD等の再生信号ソース、2は手
動操作により音響信号の音量レベルを調節する手動音量
調節器(音量ボリューム)、3、4、5はそれぞれ電気
的に制御されることによりそれぞれ音量レベル、低音域
レベル、高音域レベルを調整する音量調整器、低域周波
数特性調整器、高域周波数特性調整器である。又、6は
増幅器、7はスピーカ、8は前記音量調整器3、低域周
波数特性調整器4、高域周波数特性調整器5を制御する
マイクロコンピュータ等からなる制御回路(音響信号制
御手段)、9は車速度に対応した信号を出力する車速信
号検出回路(車速検出手段)である。ここでは、車速度
と走行騒音が相関関係を持つことより、騒音レベルに対
応した信号を発生する騒音レベル信号出力手段として、
車速信号検出回路9が用いられている。
【0055】次に動作について説明する。図1に示され
た車載用信号処理装置では、車速信号検出回路9が、車
両からの車速パルスを取り込み車速度を演算して、制御
回路8へ入力する。制御回路8は、図2の(a)、
(b)、(c)に一例を示すように、予め車速度に対し
て定められた音量レベル、低音域レベルの増強と高音域
レベルの減衰についての所定の制御量を演算し、演算し
た制御量を各々音量調整器3、低域周波数特性調整器
4、高域周波数特性調整器5に与える。
【0056】再生信号ソース1からの音響信号は、手動
の音量調節器2を経て、各制御量が与えられた音量調整
器3、低域周波数特性調整器4、高域周波数特性調整器
5へ順次入力され、所定の信号処理が行われた後、増幅
器6により増幅されて、スピーカ7へと出力され、音声
となって車内空間へ放射される。
【0057】前述したように、車速度と走行騒音は相関
を持つため、音量制御量及び低音制御量については、図
2(a)及び(b)に示すように、車速度が大になるに
従って増加するように定められている。一方、高音制御
量に対しては、図2(c)に示すように、車速度の増加
に伴い高音域が逆に減少するよう制御量が定められてい
る。この理由については後述する。
【0058】以上のような動作を司る制御回路8は、図
3に示す制御フローチャートに従い信号処理を実行す
る。即ち、ステップS1で車速信号を取り込み、ステッ
プS2で車速度を確定し、ステップS3で制御テーブル
を参照し、ステップS4で制御量を確定し、ステップS
5で音量制御量を音量調整器3に出力し、ステップS6
で低音制御量を低域周波数特性調整器4に出力し、ステ
ップS7で高音制御量を高域周波数特性調整器5に出力
する。この際、各制御量は、予め図4に示す制御量テー
ブルとして記憶されており、車速度確定の後、テーブル
から各制御量が読み出され、音量調整器3、低域周波数
特性調整器4、高域周波数特性調整器5に与えられる。
【0059】ここで、前述した車速の増加に対し高音域
を減少させる制御を行う理由について述べる。一般に走
行騒音は低音域から中音域にかけてエネルギーが集中し
ているため、高音域の音響信号に対しては聴覚マスキン
グは起こり難い。よって、この帯域については特にレベ
ル調整する必要はあまりない。ところが、音量レベルの
調整により、全帯域の音量が増大されると、低中音域と
共に高音域についても再生出力レベルが上昇する。そう
すると、音質に関して好ましくない次のような不都合を
生ずる。
【0060】即ち、今、走行騒音が増加し、聴覚マスキ
ングを回避するべく、音量制御量が上昇したものとする
と、この状態は聴感音量が上昇した状態であるので、図
5に示す「フレッチャー・マンソン聴覚感度曲線」か
ら、高音域においては聴感音量の小さい時に比べて聴覚
の感度がより高まった状態にあると言うことができる。
従って、音量調整器3により全帯域のレベルが均一に上
昇しているにも拘らず、聴感上は、高音域のみブースト
されたように感知され、キンキンした耳障りな音質とな
り、不快に感ずる現象が生じる。
【0061】こういった音量レベルと低音域レベルのみ
の制御では防ぎ得ない高音域音質に関わる不都合を防止
するために、高域周波数特性調整器5が設けられてい
る。そして、同調整器5を車速度の上昇に伴い高域レベ
ルが減少するように制御することにより、前述の高音域
ブースト感を打ち消すことができる。なお、前記制御量
テーブルは、実験によって適当と認められた値であり、
条件によっては勿論変更してもよい。
【0062】実施例2.図6は実施例2による車載用音
響信号処理装置のブロック図である。この実施例2で
は、手動音量調節器2の音量設定レベル信号が制御回路
8に入力され、制御回路8がこの手動による音量設定レ
ベルを考慮して、音量調整器3、低域周波数特性調整器
4、高域周波数特性調整器5への制御量を演算するよう
になっている。その他の構成は、実施例1と同一であ
る。
【0063】次に動作について説明する。信号ソース1
からの音響信号は、実施例1と同様の流れでスピーカ7
から車内へ放射される。その際、制御回路8は車速信号
検出回路9からの信号の他に、手動音量調節器2の音量
設定レベル信号を取り込み、手動による音量設定レベル
が大きいほど、車速度に対する音量制御量、低音制御
量、高音制御量を、図7(a)、(b)、(c)に示す
ように抑制する方向に演算して出力する。従って、小音
量再生時には、車速による補正制御量を十分大きくとれ
て、走行騒音によるマスキング現象を有効に防ぐことが
できる。一方、大音量再生時には、過補正による出力歪
みや不要な音量変動を抑えることができ、常に良好な聴
取状態を保つことができる。
【0064】この場合の制御回路8は、図8に示す制御
フローチャートに従い信号処理を実行する。即ち、ステ
ップS1で車速信号を取り込み、ステップS2で車速度
を確定し、ステップS31で手動音量設定レベル信号を
取り込み、ステップS32で後述するように手動音量設
定レベルと車速度に応じて制御量を求める。次いで、ス
テップS4で各制御量を確定し、ステップS5で音量制
御量を音量調整器3に出力し、ステップS6で低音制御
量を低域周波数特性調整器4に出力し、ステップS7で
高音制御量を高域周波数特性調整器5に出力する。
【0065】各制御量を求めるステップS32では、次
のような処理を行う。即ち、まず、ステップS321〜
324で手動音量設定器(音量ボリューム)2の音量設
定レベルがどのレベルかを判断する。ここで手動音量調
節器2の音量設定レベルは、図9(a)に示すようにレ
ベルの大きい順にレベル1、2、3、4、5の5段階に
区分されている。そして、その設定レベル位置は、この
5段階の分解能で制御回路8に取り込まれる。図9
(b)に示す車速に対する制御量テーブルは、実施例1
で示した制御量テーブルと同じものである。
【0066】ステップS321〜324で手動音量設定
レベルを判断したら、そのレベルに応じてステップS3
25〜328に進む。レベル5の場合は、直接ステップ
S334に進む。ステップS325〜328では、現在
の車速度がどの範囲にあるかを判断し、車速度の大きさ
に応じて、ステップS329〜333に進み、条件に合
致した制御量テーブルを参照する。このステップS32
の処理では、音量レベルが大きくなるほど、実際の車速
度よりも遅い車速度での制御量を読み出し、結果的には
各制御量を抑制する方向に補正する。
【0067】実施例3.図10は実施例3による車載用
音響信号処理装置のブロック図である。この実施例3の
装置は、実施例2の装置に、新たにオープンカー等にお
けるルーフ部の開閉状態を検知するルーフロックセンサ
10を設け、このルーフロックセンサ10の信号を制御
回路8に入力したものである。その他の構成は実施例2
と同一である。
【0068】次に動作について説明する。信号ソース1
からの音響信号は、実施例2と同様の流れでスピーカ7
から車内へ放射される。その際、制御回路8は車速信号
検出回路9からの信号の他に、手動音量調節器2の音量
設定レベル信号と、ルーフロックセンサ10の信号を取
り込み、制御量を演算し出力する。車速信号検出回路出
力9、及び手動音量調節器2の設定レベルに対応する制
御アリゴリズムは実施例2と同一であるが、ルーフロッ
クセンサ10からの信号に応答して上記制御量を更に加
減するようにした点が本実施例の特徴である。
【0069】即ち、ルーフロックセンサ10からの信号
が「閉」から「開」に変わると、音量レベル、低音域レ
ベル、高音域レベルの各制御量が、図11(a)、
(b)、(c)に示すように変化する。従って、走行中
ルーフ部が開放されて走行騒音が増加した時には、同じ
車速度で走行していても、ルーフ部が閉じられた通常の
聴取状態に比べ、音量及び低音の増強量、更にこれに伴
い高音域の減衰量が大きくされて、増大した走行騒音に
より更にマスキングされ易くなった音響信号を、聴取可
能となるように十分補正する。
【0070】この場合の制御回路8は、図12に示す制
御フローチャートに従い信号処理を実行する。即ち、ス
テップS1で車速信号を取り込み、ステップS2で車速
度を確定し、ステップS21でルーフロックセンサ10
の信号に応じて、図13(b)に示すルーフ部が「開」
の場合の制御量テーブルか、ルーフ部が「開」の場合の
制御量テーブルかのいずれかを選択する。具体的には、
ステップS211でルーフロックセンサがON(閉)か
否かを判断し、ONならばステップS212に進んで制
御量テーブルAを選択し、OFFならばステップS21
3に進んで制御量テーブルBを選択する。次いで、ステ
ップS31で手動音量設定レベル信号を取り込み、ステ
ップS32で手動音量設定レベルと車速度に応じて、図
13に示す制御量テーブルを参照し、各制御量を求め
る。このステップS32の内容は、実施例2と全く同じ
である。そして、ステップS4で各制御量を確定し、ス
テップS5で音量制御量を音量調整器3に出力し、ステ
ップS6で低音制御量を低域周波数特性調整器4に出力
し、ステップS7で高音制御量を高域周波数特性調整器
5に出力する。
【0071】実施例4.図14は実施例4による車載用
音響信号処理装置のブロック図である。この実施例4で
は、実施例3のルーフロックセンサ10の代わりに窓部
開閉センサ11を用いている。この窓部開閉センサ11
は、図15に示すように各ドア20に窓ガラスの開閉状
態によりON/OFFするリミットスイッチ21を設
け、これらリミットスイッチ21を直列に接続して閉回
路となしたものであり、全部の窓が閉じているときON
状態となり、どれか一つでも開いているとOFF状態と
なるものである。制御動作については、ルーフロックセ
ンサ10を用いた実施例3と全く同様である。
【0072】なお、上記各実施例では、騒音レベル信号
出力手段として車速信号検出回路を用いた場合を示した
が、車室内への騒音レベルに応じた信号を出力するもの
であれば、これ以外のものも採用できる。例えば、直接
集音マイクで採集した音から走行騒音成分を抽出して騒
音レベル信号を出力するようにしたもの、あるいは車輪
回転速度や振動センサ等から間接的に騒音信号を取り出
すようにしたもの等である。
【0073】又、上記実施例1では、騒音レベルの増加
に従い、音量レベルと低音域レベルを増加し、高音域レ
ベルを低減させるように制御しているが、必ずしもこの
ように制御しなくても、低音域から高音域にわたり良好
な音質バランスを保つことも可能である。更に、上記実
施例3、4では、手動音量設定レベルを考慮して、制御
量を演算するようにしているが、必ずしもそうする必要
はない。
【0074】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、騒音レベル信号出力手段からの信号に応じて、音量
調整器、低域周波数特性調整器の他に、高域周波数特性
調整器をも制御するように構成したので、マスキングさ
れる音響信号の各周波数帯域の出力レベルを調整するこ
とができ、聴感上のS/N比を改善して、良好な音質バ
ランスを確保することができるという効果がある。
【0075】請求項2の発明によれば、騒音レベルの増
加に応じて、音量レベル、低音域レベルを増加すると共
に、この制御動作によって聴感上バランスの崩れる高音
域出力レベルを減少するように構成したので、高音域の
ブーストを軽減することができ、低音域及び高音域にお
いて良好な音質バランスを確保することができるという
効果がある。
【0076】請求項3の発明によれば、手動音量調節器
からの信号も考慮して音響信号を補正するように構成し
たので、大音量のときに音量レベルや音質レベルの補正
が過剰になるのを防ぐことができ、出力歪みや不要な音
の変化を防止することができるという効果がある。
【0077】請求項4の発明によれば、ルーフロックセ
ンサからの信号も考慮して音響信号を補正するように構
成したので、ルーフ部の開閉状態に応じて、常に良好な
聴取状態を自動的に保つことができるという効果があ
る。
【0078】請求項5の発明によれば、手動音量調節器
とルーフロックセンサからの信号を考慮して音響信号を
補正するように構成したので、請求項3と4の発明の効
果の両方を同時に奏するという効果がある。
【0079】請求項6の発明によれば、窓部開閉センサ
からの信号も考慮して音響信号を補正するように構成し
たので、窓部の開閉状態に応じて、常に良好な聴取状態
を自動的に保つことができるという効果がある。
【0080】請求項7の発明によれば、手動音量調節器
と窓部開閉センサからの信号を考慮して音響信号を補正
するように構成したので、請求項3と6の発明の効果の
両方を同時に奏するという効果がある。
【0081】請求項8の発明によれば、車速検出手段か
らの信号に応じて、音量調整器、低域周波数特性調整
器、高域周波数特性調整器を制御するように構成したの
で、請求項1の発明と同様の効果を奏すると共に、騒音
レベルの大小を車速度の大小で判断することから、集音
マイクやマイクで採集した音から騒音成分を抽出する回
路等が不要であり、コストが安価に済むという効果があ
る。
【0082】請求項9の発明によれば、車速度の増加に
応じて、音量レベル、低音域レベルを増加すると共に、
この制御動作によって聴感上バランスの崩れる高音域出
力レベルを減少するように構成したので、請求項8の効
果に加え、高音域のブーストを軽減することができ、低
音域及び高音域において良好な音質バランスを確保する
ことができるという効果がある。
【0083】請求項10の発明によれば、車速検出手段
からの信号の他に、手動音量調節器からの信号も考慮し
て音響信号を補正するように構成したので、請求項8の
発明の効果に加え、大音量のときに音量レベルや音質レ
ベルの補正が過剰になるのを防ぐことができ、出力歪み
や不要な音の変化を防止することができるという効果が
ある。
【0084】請求項11の発明によれば、車速検出手段
からの信号の他に、ルーフロックセンサからの信号も考
慮して音響信号を補正するように構成したので、請求項
8の発明の効果に加え、ルーフ部の開閉状態に応じて、
常に良好な聴取状態を自動的に保つことができるという
効果がある。
【0085】請求項12の発明によれば、車速検出手段
からの信号の他に、手動音量調節器とルーフロックセン
サからの信号をも考慮して音響信号を補正するように構
成したので、請求項10と11の発明の効果の両方を同
時に奏するという効果がある。
【0086】請求項13の発明によれば、車速検出手段
からの信号の他に、窓部開閉センサからの信号も考慮し
て音響信号を補正するように構成したので、請求項8の
発明の効果に加え、窓部の開閉状態に応じて、常に良好
な聴取状態を自動的に保つことができるという効果があ
る。
【0087】請求項14の発明によれば、車速検出手段
からの信号の他に、手動音量調節器と窓部開閉センサか
らの信号をも考慮して音響信号を補正するように構成し
たので、請求項10と13の発明の効果の両方を同時に
奏するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による車載用音響信号処理
装置のブロック図である。
【図2】同装置の音量レベル制御、低音域レベル制御、
高音域レベル制御の各制御量を示す線図であり、(a)
は車速度対音量制御量の関係を示す線図、(b)は車速
度対低音制御量の関係を示す線図、(c)は車速度対高
音制御量の関係を示す線図である。
【図3】同装置の制御フローチャートである。
【図4】同装置に用いる制御量テーブルを示す表図であ
る。
【図5】フレッチャー・マンソン聴覚感度曲線を示す線
図である。
【図6】この発明の実施例2による車載用音響信号処理
装置のブロック図である。
【図7】同装置の音量レベル制御、低音域レベル制御、
高音域レベル制御の各制御量を示す線図であり、(a)
は車速度対音量制御量の関係を示す線図、(b)は車速
度対低音制御量の関係を示す線図、(c)は車速度対高
音制御量の関係を示す線図である。
【図8】同装置の制御フローチャートである。
【図9】同装置に用いる(a)手動音量レベル及び
(b)制御量テーブルを示す表図である。
【図10】この発明の実施例3による車載用音響信号処
理装置のブロック図である。
【図11】同装置の音量レベル制御、低音域レベル制
御、高音域レベル制御の各制御量を示す線図であり、
(a)は車速度対音量制御量の関係を示す線図、(b)
は車速度対低音制御量の関係を示す線図、(c)は車速
度対高音制御量の関係を示す線図である。
【図12】同装置の制御フローチャートである。
【図13】同装置に用いる(a)手動音量レベル及び
(b)制御量テーブルを示す表図である。
【図14】この発明の実施例4による車載用音響信号処
理装置のブロック図である。
【図15】同装置における窓部開閉センサを構成するリ
ミットスイッチの取り付け例を示す図である。
【図16】同窓部開閉センサの構成図である。
【図17】従来の車載用音響信号処理装置のブロック図
である。
【符号の説明】
2 手動音量調節器 3 音量調整器 4 低域周波数特性調整器 5 高域周波数特性調整器 8 制御回路(音響信号制御手段) 9 車速信号検出回路(車速検出手段、騒音レベル信号
出力手段) 10 ルーフロックセンサ 11 窓部開閉センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10K 15/00 H04S 7/00 C 8421−5H (72)発明者 石川 淳 三田市三輪二丁目3番33号 三菱電機株式 会社三田製作所内 (72)発明者 藤田 和義 三田市三輪二丁目3番33号 三菱電機株式 会社三田製作所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音響信号の音量レベル、低音域レベル、
    及び高音域レベルをそれぞれ電気信号によって調整可能
    な音量調整器、低域周波数特性調整器、及び高域周波数
    特性調整器と、車室内への走行騒音の大きさに応じた信
    号を出力する騒音レベル信号出力手段と、該騒音レベル
    信号出力手段からの信号に応じてレベル調整のための制
    御信号をそれぞれ前記音量調整器、低域周波数特性調整
    器、高域周波数特性調整器に与える音響信号制御手段と
    を備えた車載用音響信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記音響信号制御手段は、騒音レベルの
    増加に伴い、前記音量レベルを増加させ、前記低音域レ
    ベルを増加させ、前記高音域レベルを低減させる制御信
    号を出力するものである請求項1記載の車載用音響信号
    処理装置。
  3. 【請求項3】 音響信号の音量レベル、低音域レベル、
    及び高音域レベルをそれぞれ電気信号によって調整可能
    な音量調整器、低域周波数特性調整器、及び高域周波数
    特性調整器と、車室内への走行騒音の大きさに応じた信
    号を出力する騒音レベル信号出力手段と、手動操作によ
    り音響信号の音量レベルを調節する手動音量調節器と、
    前記騒音レベル信号出力手段及び前記手動音量調節器か
    らの各信号に応じてレベル調整のための制御信号をそれ
    ぞれ前記音量調整器、低域周波数特性調整器、高域周波
    数特性調整器に与える音響信号制御手段とを備えた車載
    用音響信号処理装置。
  4. 【請求項4】 音響信号の音量レベル、低音域レベル、
    及び高音域レベルをそれぞれ電気信号によって調整可能
    な音量調整器、低域周波数特性調整器、及び高域周波数
    特性調整器と、車室内への走行騒音の大きさに応じた信
    号を出力する騒音レベル信号出力手段と、車両に設けら
    れたルーフ部の開閉状態を検知するルーフロックセンサ
    と、前記騒音レベル信号出力手段及び前記ルーフロック
    センサからの各信号に応じてレベル調整のための制御信
    号をそれぞれ前記音量調整器、低域周波数特性調整器、
    高域周波数特性調整器に与える音響信号制御手段とを備
    えた車載用音響信号処理装置。
  5. 【請求項5】 音響信号の音量レベル、低音域レベル、
    及び高音域レベルをそれぞれ電気信号によって調整可能
    な音量調整器、低域周波数特性調整器、及び高域周波数
    特性調整器と、車室内への走行騒音の大きさに応じた信
    号を出力する騒音レベル信号出力手段と、手動操作によ
    り音響信号の音量レベルを調節する手動音量調節器と、
    車両に設けられたルーフ部の開閉状態を検知するルーフ
    ロックセンサと、前記騒音レベル信号出力手段、前記手
    動音量調節器、及び前記ルーフロックセンサからの各信
    号に応じてレベル調整のための制御信号をそれぞれ前記
    音量調整器、低域周波数特性調整器、高域周波数特性調
    整器に与える音響信号制御手段とを備えた車載用音響信
    号処理装置。
  6. 【請求項6】 音響信号の音量レベル、低音域レベル、
    及び高音域レベルをそれぞれ電気信号によって調整可能
    な音量調整器、低域周波数特性調整器、及び高域周波数
    特性調整器と、車室内への走行騒音の大きさに応じた信
    号を出力する騒音レベル信号出力手段と、車両に設けら
    れた窓部の開閉状態を検知する窓部開閉センサと、前記
    騒音レベル信号出力手段及び前記窓部開閉センサからの
    各信号に応じてレベル調整のための制御信号をそれぞれ
    前記音量調整器、低域周波数特性調整器、高域周波数特
    性調整器に与える音響信号制御手段とを備えた車載用音
    響信号処理装置。
  7. 【請求項7】 音響信号の音量レベル、低音域レベル、
    及び高音域レベルをそれぞれ電気信号によって調整可能
    な音量調整器、低域周波数特性調整器、及び高域周波数
    特性調整器と、車室内への走行騒音の大きさに応じた信
    号を出力する騒音レベル信号出力手段と、手動操作によ
    り音響信号の音量レベルを調節する手動音量調節器と、
    車両に設けられた窓部の開閉状態を検知する窓部開閉セ
    ンサと、前記騒音レベル信号出力手段、前記手動音量調
    節器、及び前記窓部開閉センサからの各信号に応じてレ
    ベル調整のための制御信号をそれぞれ前記音量調整器、
    低域周波数特性調整器、高域周波数特性調整器に与える
    音響信号制御手段とを備えた車載用音響信号処理装置。
  8. 【請求項8】 音響信号の音量レベル、低音域レベル、
    及び高音域レベルをそれぞれ電気信号によって調整可能
    な音量調整器、低域周波数特性調整器、及び高域周波数
    特性調整器と、車両の走行車速を検出する車速検出手段
    と、該車速検出手段からの信号に応じてレベル調整のた
    めの制御信号をそれぞれ前記音量調整器、低域周波数特
    性調整器、高域周波数特性調整器に与える音響信号制御
    手段とを備えた車載用音響信号処理装置。
  9. 【請求項9】 前記音響信号制御手段は、車速の増加に
    伴い、前記音量レベルを増加させ、前記低音域レベルを
    増加させ、前記高音域レベルを低下させる制御信号を出
    力するものである請求項8記載の車載用音響信号処理装
    置。
  10. 【請求項10】 音響信号の音量レベル、低音域レベ
    ル、及び高音域レベルをそれぞれ電気信号によって調整
    可能な音量調整器、低域周波数特性調整器、及び高域周
    波数特性調整器と、車両の走行車速を検出する車速検出
    手段と、手動操作により音響信号の音量レベルを調節す
    る手動音量調節器と、前記車速検出手段及び前記手動音
    量調節器からの各信号に応じてレベル調整のための制御
    信号をそれぞれ前記音量調整器、低域周波数特性調整
    器、高域周波数特性調整器に与える音響信号制御手段と
    を備えた車載用音響信号処理装置。
  11. 【請求項11】 音響信号の音量レベル、低音域レベ
    ル、及び高音域レベルをそれぞれ電気信号によって調整
    可能な音量調整器、低域周波数特性調整器、及び高域周
    波数特性調整器と、車両の走行車速を検出する車速検出
    手段と、車両に設けられたルーフ部の開閉状態を検知す
    るルーフロックセンサと、前記車速検出手段及び前記ル
    ーフロックセンサからの各信号に応じてレベル調整のた
    めの制御信号をそれぞれ前記音量調整器、低域周波数特
    性調整器、高域周波数特性調整器に与える音響信号制御
    手段とを備えた車載用音響信号処理装置。
  12. 【請求項12】 音響信号の音量レベル、低音域レベ
    ル、及び高音域レベルをそれぞれ電気信号によって調整
    可能な音量調整器、低域周波数特性調整器、及び高域周
    波数特性調整器と、車両の走行車速を検出する車速検出
    手段と、手動操作により音響信号の音量レベルを調節す
    る手動音量調節器と、車両に設けられたルーフ部の開閉
    状態を検知するルーフロックセンサと、前記車速検出手
    段、前記手動音量調節器、及び前記ルーフロックセンサ
    からの各信号に応じてレベル調整のための制御信号をそ
    れぞれ前記音量調整器、低域周波数特性調整器、高域周
    波数特性調整器に与える音響信号制御手段とを備えた車
    載用音響信号処理装置。
  13. 【請求項13】 音響信号の音量レベル、低音域レベ
    ル、及び高音域レベルをそれぞれ電気信号によって調整
    可能な音量調整器、低域周波数特性調整器、及び高域周
    波数特性調整器と、車両の走行車速を検出する車速検出
    手段と、車両に設けられた窓部の開閉状態を検知する窓
    部開閉センサと、前記車速検出手段及び前記窓部開閉セ
    ンサからの各信号に応じてレベル調整のための制御信号
    をそれぞれ前記音量調整器、低域周波数特性調整器、高
    域周波数特性調整器に与える音響信号制御手段とを備え
    た車載用音響信号処理装置。
  14. 【請求項14】 音響信号の音量レベル、低音域レベ
    ル、及び高音域レベルをそれぞれ電気信号によって調整
    可能な音量調整器、低域周波数特性調整器、及び高域周
    波数特性調整器と、車両の走行車速を検出する車速検出
    手段と、手動操作により音響信号の音量レベルを調節す
    る手動音量調節器と、車両に設けられた窓部の開閉状態
    を検知する窓部開閉センサと、前記車速検出手段、前記
    手動音量調節器、及び前記窓部開閉センサからの各信号
    に応じてレベル調整のための制御信号をそれぞれ前記音
    量調整器、低域周波数特性調整器、高域周波数特性調整
    器に与える音響信号制御手段とを備えた車載用音響信号
    処理装置。
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