JPH0535284A - 騒音低減機能付車載音響装置 - Google Patents

騒音低減機能付車載音響装置

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JPH0535284A
JPH0535284A JP3191804A JP19180491A JPH0535284A JP H0535284 A JPH0535284 A JP H0535284A JP 3191804 A JP3191804 A JP 3191804A JP 19180491 A JP19180491 A JP 19180491A JP H0535284 A JPH0535284 A JP H0535284A
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JP
Japan
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noise
unit
volume
transfer characteristic
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JP3191804A
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English (en)
Inventor
Yoshiteru Shoji
吉輝 庄司
Kazuo Takama
和夫 高馬
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成で安定した騒音低減効果を実現
し、しかも再生音のS/N低下を解決する騒音低減機能
付車載音響装置の提供を目的とする。 【構成】 マイクロホン129で検出する車室内の再生
音および騒音信号から、車室内の再生音と等価な信号を
減算器147によって減算し、ローパスフィルタ144
で車室内騒音の低音域成分を抽出し、車室内騒音の低音
域成分が最小となるように適応フィルタ146の伝達特
性を制御する。また騒音検出部141の出力レベルに応
じて音量可変部104の減衰量を制御する制御部106
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車に搭載される騒音
低減機能付車載音響装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音響制御技術の進展により、車室
内の走行騒音を低減する騒音打ち消し装置が開発されつ
つある。従来の騒音低減機能付車載音響装置としては、
たとえばPCT WO90/09655に示されてい
る。
【0003】以下に、従来の騒音低減機能付車載音響装
置について説明する。図12はこの従来の騒音低減機能
付車載音響装置の構成を示すものである。図12におい
て131は自動車、101はチューナ,カセットプレー
ヤ等の音源機器、103は周波数特性を可変する周波数
特性可変部、104は音量を調整する音量可変部、10
5は所望の周波数特性および音量の値を入力する操作
部、106は操作部105の出力により周波数特性可変
部103および音量可変部104を制御する制御部、1
25は車室内に音響出力を行う右前方スピーカ、同じく
126は右後方のスピーカ、127は左前方スピーカ、
128は左後方スピーカ、121,122,123,1
24はスピーカ125,126,127,128を各々
駆動する電力増幅器、129は車室内音響信号を検出す
るマイクロホン、130はマイクロホン129の信号を
増幅する電圧増幅器、150は電圧増幅器130の出力
をディジタル信号に変換するA/D変換器、141は騒
音を検出する騒音検出部、142は騒音検出部141の
出力をディジタル信号に変換するA/D変換器、143
は騒音信号処理部、146はA/D変換器142の出力
が入力され、A/D変換器150の出力により伝達特性
が制御される適応フィルタ、149は適応フィルタ14
6の出力をアナログ信号に変換するD/A変換器、10
9はD/A変換器149の出力と音量可変部104の右
側出力を加算し、電力増幅器121,122に出力する
加算器、110はD/A変換器149の出力と音量可変
部104の左側出力を加算し、電力増幅器123,12
4に出力する加算器である。
【0004】上記各構成要素の関係と動作について説明
する。まず再生信号の流れについて説明する。音源機器
101で再生された再生信号は周波数特性可変部103
に入力される。聴取者が操作部105に所望の周波数特
性,音量を操作入力すると、制御部106は操作部10
5の情報に基づき、周波数特性可変部103および音量
可変部104に対し、所望の周波数特性および減衰量と
なるよう制御する。音量可変部104の右側出力は加算
器109の一方の入力とされ、電力増幅器121,12
2に伝達され、電力増幅器されて右側のスピーカ12
5,126から音響出力される。また音量可変部104
の左側出力は加算器110の一方の入力とされ、電力増
幅器123,124に伝達され、電力増幅されて左側の
スピーカ127,128から音響出力される。
【0005】次に車室内騒音の低減動作について述べ
る。マイクロホン129は、スピーカ125,126,
127,128から出力された再生音とエンジン等の騒
音源から車室に伝達された騒音が加算された車室内音響
信号を検出する。マイクロホン129の出力は増幅器1
30で電圧増幅され、A/D変換器150でディジタル
信号に変換されて適応フィルタ146に入力される。ま
た騒音検出部141で検出した騒音はA/D変換器14
2でディジタル信号に変換されて適応フィルタ146に
入力される。適応フィルタ146はA/D変換器150
から入力される車室内音響信号の自乗値が最小となるよ
うに、A/D変換器142の出力を処理し、騒音打ち消
し信号を生成する。適応フィルタ146で生成された騒
音打ち消し信号は、D/A変換器149でアナログ信号
に変換され、加算器109,110で音量可変部104
から出力される左右の再生信号と加算される。再生信号
が加算された騒音打ち消し信号は、電力増幅器121,
122,123,124で増幅され、スピーカ125,
126,127,128から車室内に出力され、車室内
騒音を低減する。
【0006】図8は自動車131が停止しているときの
車室内の再生音出力のレベルと騒音のレベルを示す図で
ある。図8では再生音出力は騒音に対し十分なS/Nが
確保されている。図9は自動車131が走行していると
きの車室内の再生音出力のレベルと騒音出力のレベルを
示す図である。図9においてN1は車室内騒音の低減機
能がない場合の騒音のレベルであり、N2は車室内騒音
の低減機能が作動した場合の騒音レベルである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、 (1)適応フィルタの伝達特性を制御するA/D変換器
の出力は、車室内の再生音出力成分と騒音成分が含まれ
た信号である。したがって車室内の再生音出力成分の変
動により、適応フィルタの伝達特性が収束するまでに要
する時間の増加や、収束後の伝達特性の変動が発生し、
騒音低減効果を発揮するまでの時間が長く、また安定し
た騒音低減効果が得られない。また、適応フィルタは、
騒音の全周波数帯域を処理するための高速処理が要求さ
れ、構成が複雑となるという問題点を有している。
【0008】(2)車室内騒音の中高音域成分の波長は
マイクロホンと乗員の聴取位置間の距離に比べて同等以
下に短く、適応フィルタで生成する騒音打ち消し信号に
よる車室内騒音の中高音域成分の打ち消しは、マイクロ
ホンの近傍でしか有効に作用しない。したがって実際の
聴取位置では騒音の中高音域成分の低減効果は小さく、
騒音の中高音域成分により車室内で聴取する再生音のS
/Nが低下するという問題点を有している。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、 (1)短時間で騒音低減効果を発揮し、また安定した騒
音低減効果を得られ、(2)騒音の中高音域成分により
車室内で聴取する再生音のS/N低下を改善できる騒音
低減機能付車載音響装置を簡易な構成で提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の騒音低減機能付車載音響装置は (1)音源機器の再生信号の音量を可変する音量可変部
と、騒音を検出する騒音検出部と、車室内に音響出力を
行う少なくとも1個のスピーカと、車室内音響信号を検
出するマイクロホンと、前記音量可変部の出力に伝達特
性の補正を与える伝達特性補正部と、前記マイクロホン
の出力から前記伝達特性補正部の出力を減算する減算器
と、前記減算器の出力から低音域を抽出するローパスフ
ィルタと、前記ローパスフィルタの出力により伝達特性
が制御される適応フィルタと、前記騒音検出部の出力レ
ベルに応じて前記音量可変部を制御する制御部とを備え
ている。
【0011】(2)音源機器の再生信号の音量を可変す
る音量可変部と、騒音を検出する騒音検出部と、車室内
に音響出力を行う少なくとも1個のスピーカと、車室内
音響信号を検出するマイクロホンと、前記音量可変部の
出力に伝達特性の補正を与える伝達特性補正部と、前記
マイクロホンの出力から前記伝達特性補正部の出力を減
算する減算器と、前記減算器の出力から低音域を抽出す
るローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力に
より伝達特性が制御される適応フィルタと、前記減算器
の出力レベルに応じて前記音量可変部を制御する制御部
とを備えている。
【0012】(3)音源機器の再生信号の周波数特性を
可変する周波数特性可変部と、音量を可変する音量可変
部と、騒音を検出する騒音検出部と、車室内に音響出力
を行う少なくとも1個のスピーカと、車室内音響信号を
検出するマイクロホンと、前記音量可変部の出力に伝達
特性の補正を与える伝達特性補正部と、前記マイクロホ
ンの出力から前記伝達特性補正部の出力を減算する減算
器と、前記減算器の出力から低音域を抽出するローパス
フィルタと、前記ローパスフィルタの出力により伝達特
性が制御される適応フィルタと、前記減算器の出力から
中高音域を抽出するハイパスフィルタと、前記ローパス
フィルタおよび前記ハイパスフィルタの出力レベルに応
じて前記周波数特性可変部および前記音量可変部を制御
する制御部とを備えている。
【0013】(4)音源機器の再生信号の音量を可変す
る音量可変部と、空調モータの回転数を検出する回転数
センサと、車室の前半部に設置され車室内に音響出力を
行う少なくとも1個のスピーカと、車室内音響信号を検
出するマイクロホンと、前記音量可変部の出力に伝達特
性の補正を与える伝達特性補正部と、前記マイクロホン
の出力から前記伝達特性補正部の出力を減算する減算器
と、前記減算器の出力から低音域を抽出するローパスフ
ィルタと、前記ローパスフィルタの出力により伝達特性
が制御される適応フィルタとを備えている。
【0014】(5)音源機器の再生信号の音量を可変す
る音量可変部と、エンジンの回転数を検出する回転数セ
ンサと、前記回転数センサの出力周波数を1/2に分周
する分周器と、車室の前半部に設置され車室内に音響出
力を行う少なくとも1個のスピーカと、車室内音響信号
を検出するマイクロホンと、前記音量可変部の出力に伝
達特性の補正を与える伝達特性補正部と、前記マイクロ
ホンの出力から前記伝達特性補正部の出力を減算する減
算器と、前記減算器の出力から低音域を抽出するローパ
スフィルタと、前記ローパスフィルタの出力により伝達
特性が制御される適応フィルタとを備えている。
【0015】(6)音源機器の再生信号の音量を可変す
る音量可変部と、騒音を検出する騒音検出部と、車室内
に音響出力を行う少なくとも1個のスピーカと、車室内
音響信号を検出するマイクロホンと、前記音量可変部の
出力に伝達特性の補正を与える伝達特性補正部と、前記
マイクロホンの出力から前記伝達特性補正部の出力を減
算する減算器と、前記減算器の出力から低音域を抽出す
るローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力に
より伝達特性が制御される適応フィルタと、前記減算器
の出力から搭乗者の会話を検出する会話検出部と、前記
会話検出部の出力に応じて前記音量可変部を制御する制
御部とを備えている。
【0016】(7)音源機器の再生信号の音量を可変す
る音量可変部と、車室内に音響出力を行う少なくとも1
個のスピーカと、前記スピーカの音響出力を補正する周
波数特性補正部と、車室音響特性を計測するための調整
信号を発生する調整信号発生部と、車室内音響信号を検
出するマイクロホンと、前記マイクロホンが検出した調
整信号を分析する周波数分析部と、騒音を検出する騒音
検出部と、前記音量可変部の出力に伝達特性の補正を与
える伝達特性補正部と、前記マイクロホンの出力から前
記伝達特性補正部の出力を減算する減算器と、前記減算
器の出力から低音域を抽出するローパスフィルタと、前
記ローパスフィルタの出力により伝達特性が制御される
適応フィルタと、前記マイクロホンが検出する調整信号
の周波数特性に応じて前記周波数特性補正部を制御する
制御部とを備えた構成を有している。
【0017】
【作用】本発明は上記した構成により、 (1)マイクロホンで検出した再生音出力と騒音が合成
された車室内音響信号から再生音出力を減算することに
より車室内騒音を抽出し、この騒音の低音域成分が最小
となるよう騒音打ち消し信号を生成する適応フィルタの
伝達特性を制御し、車室内騒音の低音域成分を低減す
る。
【0018】また騒音検出部の出力レベルに応じて音量
可変部の減衰量を制御し、騒音のレベルが大きいとき
は、再生信号の音量を上げ、車室内で聴取する再生音の
S/Nを改善する。
【0019】(2)マイクロホンで検出した再生音出力
と騒音が合成された車室内音響信号から再生音出力を減
算することにより車室内騒音を抽出し、この騒音の低音
域成分が最小となるよう騒音打ち消し信号を生成する適
応フィルタの伝達特性を制御し、車室内騒音の低音域成
分を低減する。
【0020】また前記車室内騒音のレベルに応じて音量
可変部の減衰量を制御し、前記車室内騒音のレベルが大
きいときは、再生信号の音量を上げ、車室内で聴取する
再生音のS/Nを改善する。
【0021】(3)マイクロホンで検出した再生音出力
と騒音が合成された車室内音響信号から再生音出力を減
算することにより車室内騒音を抽出し、この騒音の低音
域成分が最小となるよう騒音打ち消し信号を生成する適
応フィルタの伝達特性を制御し、車室内騒音の低音域成
分を低減する。
【0022】また前記車室内騒音の中高音域のレベルに
応じて音量可変部の減衰量を制御し、前記騒音の中高音
域のレベルが大きいときは、再生信号の音量を上げ、車
室内で聴取する再生音のS/Nを改善する。さらに車室
内騒音の低音域のレベルに応じて周波数特性可変部の周
波数特性を制御し、前記騒音の低音域のレベルが大きい
ときは、再生信号の低音域のレベルを上げ、車室内で聴
取する再生音の低音域のS/Nを改善する。
【0023】(4)騒音源が車室の前半部に存在する空
調吹き出し口の場合において、マイクロホンで検出した
再生音出力と騒音が合成された車室内音響信号から再生
音出力を減算することにより車室内騒音を抽出し、この
騒音の低音域成分が最小となるよう騒音打ち消し信号を
生成する適応フィルタの伝達特性を制御し、車室の前半
部に存在するスピーカから前記騒音打ち消し信号を出力
して車室内騒音の低音域成分を低減する。
【0024】(5)騒音源が車室の前半部に存在するエ
ンジンの場合において、マイクロホンで検出した再生音
出力と騒音が合成された車室内音響信号から再生音出力
を減算することにより車室内騒音の低音域成分を抽出
し、この騒音の低音域成分が最小となるよう騒音打ち消
し信号を生成する適応フィルタの伝達特性を制御し、車
室の前半部に存在するスピーカからエンジン回転数のN
/2倍(N:整数)の周波数成分よりなる前記騒音打ち
消し信号を出力して車室内騒音の低音域成分を低減す
る。
【0025】(6)マイクロホンで検出した再生音出力
と騒音が合成された車室音響信号から再生音出力を減算
することにより車室内騒音を抽出し、この騒音の低音域
成分が最小となるよう騒音打ち消し信号を生成する適応
フィルタの伝達特性を制御し、車室内騒音の低音域成分
を低減する。
【0026】また、会話検出部により前記車室内騒音か
ら搭乗者の会話を検出し、前記会話が存在する場合、再
生信号の音量を低下させることにより、会話の明瞭度を
向上する。
【0027】(7)マイクロホンで検出した再生音出力
と騒音が合成された車室内音響信号から再生音出力を減
算することにより車室内騒音を抽出し、この騒音の低音
域成分が最小となるよう騒音打ち消し信号を生成する適
応フィルタの伝達特性を制御し、車室内騒音の低音域成
分を低減する。
【0028】また、前記マイクロホンで検出した調整信
号を周波数分析することにより、車室内の音響周波数特
性を検出し、前記音響周波数特性が平坦となるよう周波
数特性補正部を制御する。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0030】(実施例1)まず本発明の請求項1におけ
る騒音低減機能付車載音響装置について説明する。
【0031】図1は本発明の請求項1における騒音低減
機能付車載音響装置の構成を示すブロック図である。
【0032】図1において前記従来例における図12と
異なる構成要素について述べる。107は音量可変部1
04の左右の出力を加算する加算器、108は加算器1
07の出力をディジタル信号に変換するA/D変換器、
143は騒音信号処理部、145はA/D変換器108
の出力に伝達特性の補正を与える伝達特性補正部、14
7はA/D変換器150の出力から伝達特性補正部14
5の出力を減算する減算器、144は減算器147の出
力から低音域を抽出するローパスフィルタ、146はA
/D変換器142の出力が入力され、ローパスフィルタ
144の出力により伝達特性が制御される適応フィルタ
である。またA/D変換器142の出力は制御部106
に入力されている。
【0033】上記した以外の構成要素は前記従来例にお
ける図12の同じ番号を付与した構成要素と同じもので
ある。
【0034】つぎに各構成要素の関係と動作について説
明する。再生信号の流れについては前記従来例で述べた
動作と同じであるため説明を省略し、まず車室内騒音の
低減動作について説明する。
【0035】マイクロホン129は、スピーカ125,
126,127,128から車室に出力された再生音出
力と、エンジン等の騒音源から車室に伝達された騒音が
合成された車室内音響信号を検出する。マイクロホン1
29の出力は増幅器130で電圧増幅され、A/D変換
器150でディジタル信号に変換された後、騒音信号処
理部143内の減算器147の加算側へ入力される。
【0036】一方、音量可変部104から出力される左
右の再生信号は、加算器107で加算され、A/D変換
器108でディジタル信号に変換された後、騒音信号処
理部143内の伝達特性補正部145へ入力される。伝
達特性補正部145は、音量可変部104の出力からマ
イクロホン129に伝達される再生信号の伝達経路の伝
達特性と等価な伝達特性を有している。したがって、伝
達特性補正部145の出力は、マイクロホン129が検
出する車室内の再生音出力と等価である。伝達特性補正
部145の出力は減算器147の減算側に入力される。
【0037】減算器147はA/D変換器150の出力
から伝達特性補正部145の出力を減算する。つまり車
室内騒音と車室の再生音出力が合成された信号から車室
の再生音出力を減算する。したがって減算器147の出
力は車室内の騒音成分だけとなる。ローパスフィルタ1
44は減算器147の出力から低音域を抽出し、適応フ
ィルタ146に出力する。
【0038】騒音検出部141で検出した騒音は、A/
D変換器142でディジタル信号に変換され、適応フィ
ルタ146に入力される。騒音検出部141の実際の構
成としては車室外に設けたマイクロホン、車体に取り付
けた振動センサ等である。適応フィルタ146はローパ
スフィルタ144の出力、すなわち車室内騒音の低音域
成分の自乗値が最小となるように、A/D変換器142
の出力を処理し、騒音打ち消し信号を生成する。適応フ
ィルタ146で生成された騒音打ち消し信号は、D/A
変換器149でアナログ信号に変換され、加算器10
9,110で音量可変部104から出力される左右の再
生信号と加算される。再生信号が加算された騒音打ち消
し信号は、電力増幅器121,122,123,124
で増幅され、スピーカ125,126,127,128
から車室内に出力され、車室内騒音の低音域成分を低減
することができる。
【0039】さらに制御部106は、A/D変換器14
2から出力される騒音のレベルに応じて音量可変部10
4の減衰量を制御し、騒音のレベルが大きくなるに従
い、音量可変部104の減衰量を小さくし、音量可変部
104の出力レベルを増加させる。したがって騒音低減
効果のない騒音の中高音域成分のレベルに対しては、ス
ピーカ125,126,127,128から出力する再
生音出力のレベルを増加させ、車室内で聴取する再生音
のS/Nを改善することができる。
【0040】図10は本実施例における自動車131の
車室内の再生音出力のレベルと騒音のレベルを示す図で
あり、上記した騒音の低減動作により、車室内騒音のレ
ベルをN1からN2に低減することができる。また再生
音出力のレベルをS1からS2へと増加させ、車室内で
聴取する再生音のS/Nを改善することができる。
【0041】以上のように本実施例によれば、車室内音
響信号から再生音出力を減算し、さらに車室内騒音の低
音域だけを抽出するすることにより、適応フィルタの動
作が再生音出力の変動に影響されることなく、前記従来
例に対し短時間で安定した騒音低減効果を得ることがで
きる。また実質的に効果のある車室内騒音の低音域成分
だけを低減する構成とし、適応フィルタは低音域周波数
だけの処理としているため、前記従来例に比べて高速処
理を必要とせず装置の構成を簡易なものとすることがで
きる。さらに騒音のレベルが大きくなるに従い、音量可
変部の出力レベルを増加させることにより、前記従来例
に対し、車室内で聴取する再生音のS/Nを改善するこ
とができる。
【0042】(実施例2)次に本発明の請求項2におけ
る騒音低減機能付車載音響装置について説明する。
【0043】図2は本発明の請求項2における騒音低減
機能付車載音響装置の構成を示すブロック図である。
【0044】図2において前記図1と異なる構成要素に
ついて述べる。図1では音量可変部の減衰量を制御する
制御部106には騒音検出部141がA/D変換器14
2を介して接続されているが、図2では音量可変部の減
衰量を制御する制御部106には騒音信号処理部143
内の減算器147の出力が接続されている。上記した以
外の構成要素は前記図1における同じ番号を付与した構
成要素と同じものである。
【0045】前記構成において再生信号の流れについて
は前記従来例で述べた動作と同じであり、車室内騒音の
低減動作については前記請求項1の実施例で述べた動作
と同じであるので説明を省略する。
【0046】制御部106は、減算器147から出力さ
れる車室内騒音のレベルに応じて音量可変部104の減
衰量を制御し、車室内騒音のレベルが大きくなるに従
い、音量可変部104の減衰量を小さくし、音量可変部
104の出力レベルを増加させる。したがって車室の実
際の残留騒音のレベルに応じて、スピーカ125,12
6,127,128から出力する再生音出力のレベルが
図10に示すS1からS2へと増加し、車室内で聴取す
る再生音のS/Nを改善することができる。
【0047】以上のように本実施例によれば、車室内騒
音の低減効果については請求項1の実施例と同じであ
る。さらに車室内騒音のレベルに応じて音量可変部の減
衰量を制御することにより、車室の残留騒音レベルに応
じて再生信号のレベルを増減し、残留騒音の変化に対し
ても常に再生音のS/Nを改善することができ、請求項
1における実施例に対し、さらに優れたS/N改善効果
を実現することができる。
【0048】(実施例3)次に本発明の請求項3におけ
る騒音低減機能付車載音響装置について説明する。
【0049】図3は本発明の請求項3における騒音低減
機能付車載音響装置の構成を示すブロック図である。
【0050】図3において前記図1と異なる構成要素に
ついて述べる。図1では音量可変部の減衰量を制御する
制御部106には騒音検出部141がA/D変換器14
2を介して接続されているが、図3では音量可変部の減
衰量を制御する制御部106には騒音信号処理部143
内の減算器147の出力から低音域を抽出するローパス
フィルタ144の出力、および減算器147の出力から
中高音域を抽出するハイパスフィルタ301の出力が接
続されている。上記した以外の構成要素は前記図1にお
ける同じ番号を付与した構成要素と同じものである。
【0051】再生信号の流れについては前記従来例で述
べた動作と同じであり、車室内騒音の低減動作について
は前記請求項1の実施例で述べた動作と同じであるので
説明を省略する。
【0052】制御部106は、ハイパスフィルタ301
から出力される車室内騒音の中高音域成分のレベルに応
じて、音量可変部104に減衰量を制御し、車室内騒音
の中高音域成分のレベルが大きくなるに従い、音量可変
部104の減衰量を小さくし再生音出力のレベルを増加
させる。
【0053】また制御部106は、ローパスフィルタ1
44から出力される車室内騒音の低音域成分のレベルに
応じて、周波数特性可変部103の周波数特性を制御
し、車室内騒音の低音域成分のレベルが大きくなるに従
い、周波数特性可変部103の低音域利得を増加させ
る。
【0054】したがって車室内騒音の低音域成分と中高
音域成分のレベルに応じて、スピーカ125,126,
127,128から出力する再生音出力の必要な帯域だ
けを増加し、全体音量を上げすぎることなく車室内で聴
取する再生音のS/Nを改善することができる。
【0055】図11は本実施例における自動車131の
車室の再生音出力のレベルと騒音のレベルを示す図であ
り、騒音打ち消し後の車室内騒音の低音域成分のレベル
が図11のN2である場合には、再生音出力の音量を増
加するとともに低音域のレベルをS2のように増加させ
ることにより、全体音量を上げすぎることなく車室内で
聴取する再生音のS/Nを改善することができる。
【0056】以上のように本実施例によれば、車室内騒
音の低減効果については請求項1の実施例と同じであ
る。さらに、騒音の中高音域成分のレベルに応じて音量
可変部の減衰量を制御し、騒音の低音域成分のレベルに
応じて周波数特性可変部の低音域利得を制御することに
より、全体音量を上げすぎることなく再生信号のS/N
を改善することができ、請求項1における実施例に対
し、さらに優れた効果を実現することができる。
【0057】(実施例4)次に本発明の請求項4におけ
る騒音低減機能付車載音響装置について説明する。
【0058】図4は本発明の請求項4における騒音低減
機能付車載音響装置の構成を示すブロック図である。
【0059】図4において前記図1と異なる構成要素に
ついて述べる。401は車室に送風する空調モータ、4
02,403は車室の前方に配置された空調吹き出し
口、404は空調モータ401の回転数を検出する回転
数センサである。回転数センサ404の出力は適応フィ
ルタ146に入力されている。右後方スピーカ126を
駆動する電力増幅器122には音量可変部104の右側
出力だけが入力されており、左後方スピーカ128を駆
動する電力増幅器124には音量可変部104の左側出
力だけが入力されている。上記した以外の構成要素は前
記図1における同じ番号を付与した構成要素と同じもの
である。
【0060】請求項4における騒音低減機能付車載音響
装置は、騒音源が車室の前方に配置された空調吹き出し
口である場合に、効果的な騒音低減機能を提供すること
を目的としている。
【0061】再生信号の流れについては前記従来例で述
べた動作と同じであるため説明を省略し、車室内騒音の
低減動作について説明する。
【0062】マイクロホン129は、スピーカ125,
126,127,128から車室に出力された再生音出
力と、空調吹き出し口502,503から車室に伝達さ
れた騒音が合成された車室内音響信号を検出する。マイ
クロホン129の出力は増幅器130で電圧増幅され、
A/D変換器150でディジタル信号に変換された後、
騒音信号処理部143内の減算器147の加算側に入力
される。
【0063】一方、減算器147の減算側には、前記請
求項1の実施例と同様の動作により、マイクロホン12
9が検出する車室の再生音出力と等価な信号が伝達特性
補正部145より入力され、減算器147の出力は前記
請求項1の実施例の同様に車室内の騒音成分だけとな
る。ローパスフィルタ144は減算器147の出力から
低音域を抽出し、適応フィルタ146に出力する。また
前記車室内騒音の低音域成分は、空調モータ401の回
転数の整数倍の周波数成分を有している。
【0064】回転数センサ404は空調モータ401の
回転数を検出し、空調モータ401の回転数を周期とす
る矩形波を出力する。回転数センサ404の出力は適応
フィルタ146に入力される。適応フィルタ146は、
ローパスフィルタ144の出力、すなわち車室内騒音の
低音域成分の自乗値が最小となるように、回転数センサ
404の出力を処理し、空調モータ401の回転数の整
数倍の周波数成分を有する騒音打ち消し信号を生成す
る。適応フィルタ146で生成された騒音打ち消し信号
の出力は、D/A変換器149でアナログ信号に変換さ
れ、加算器109,110に入力される。したがって車
室の前方に設置されたスピーカ125,127から出力
される信号は、音量可変部104の出力と適応フィルタ
146により生成された騒音打ち消し信号が加算された
信号となり、騒音源である空調吹き出し口402,40
3に近い位置から騒音打ち消し信号が出力されるため、
騒音の低音域成分を車室内ほぼ一様に低減することがで
きる。
【0065】図9は本実施例における自動車131の車
室内の再生音出力のレベルと騒音のレベルを示す図であ
り、上記した騒音の低減動作により、車室内騒音のレベ
ルをN1からN2に低減することができる。
【0066】以上のように本実施例によれば、騒音源が
車室の前方に配置された空調吹き出し口である場合にお
いて、車室内音響信号から再生音出力を減算し、さらに
車室内騒音の低音域だけを抽出することにより、適応フ
ィルタの動作が再生音出力の変動に影響されることな
く、短時間で安定した騒音低減効果を得ることができ
る。また実質的に効果にある車室内騒音の低音域成分だ
けを低減する構成とし、適応フィルタは低音域周波数だ
けの処理としているため、高速処理を必要とせず装置の
構成を簡易なものとすることができる。さらに騒音打ち
消し信号を騒音源の近傍である車室の前方に設置したス
ピーカ125,127から車室内に出力することにより
騒音の低音域成分を車室内ほぼ一様に低減することがで
きる。
【0067】(実施例5)次に本発明の請求項5におけ
る騒音低減機能付車載音響装置について説明する。
【0068】図5は本発明の請求項5における騒音低減
機能付車載音響装置の構成を示すブロック図である。
【0069】図5において前記図4と異なる構成要素に
ついて述べる。501はエンジン、502はエンジン5
01の回転数を検出する回転数センサ、503は回転数
センサ502の出力周波数を1/2に分周する分周器で
ある。分周器503の出力は適応フィルタ146に入力
されている。上記した以外の構成要素は前記図4におけ
る同じ番号を付与した構成要素と同じものである。
【0070】請求項5における騒音低減機能付車載音響
装置は、騒音源が車の前方に配置されたエンジンの音あ
る場合に、効果的な騒音低減機能を提供することを目的
としている。
【0071】再生信号の流れについては前記従来例で述
べた動作と同じであるため説明を省略し、車室内騒音の
低減動作について説明する。
【0072】マイクロホン129は、スピーカ125,
126,127,128から車室に出力された再生音出
力と、エンジン501から車室に伝達された騒音が合成
された車室内音響信号を検出する。マイクロホン129
の出力は増幅器130で電圧増幅され、A/D変換器1
50でディジタル信号に変換された後、騒音信号処理部
143内の減算器147の加算側に入力される。
【0073】一方、減算器147の減算側には、前記請
求項1の実施例と同様の動作により、マイクロホン12
9が検出する車室の再生音出力と等価な信号が伝達特性
補正部145より入力され、減算器147の出力は前記
請求項1の実施例と同様に車室内の騒音成分だけとな
る。ローパスフィルタ144は減算器147の出力から
低音域を抽出し、適応フィルタ146に出力する。また
前記車室内騒音の低音域成分は、エンジン501の回転
数のN/2倍(N:整数)の周波数成分を有している。
【0074】回転数センサ502はエンジン501の回
転数を検出し、エンジン501の回転数を周期とする矩
形波を検出する。回転数センサ502の出力は分周器5
03に入力され、周波数を1/2に分周されて適応フィ
ルタ146に入力される。適応フィルタ146は、ロー
パスフィルタ144の出力、すなわち車室内騒音の低音
域成分の自乗値が最小となるように、分周器503の出
力を処理し、エンジン501の回転数のN/2の周波数
成分を有する騒音打ち消し信号を生成する。適応フィル
タ146で生成された騒音打ち消し信号は、D/A変換
器149でアナログ信号に変換され、加算器109,1
10に入力される。したがって車室の前方に設置された
スピーカ125,127から出力される信号は、音量可
変部104の出力と適応フィルタ146により生成され
た騒音打ち消し信号が加算された信号となり、騒音源で
あるエンジン501に近い位置から騒音打ち消し信号が
出力されるため、騒音の低音域成分を車室内ほぼ一様に
低減することができる。
【0075】図9は本実施例における自動車131の車
室内の再生音出力のレベルと騒音のレベルを示す図であ
り、上記した騒音の低減動作により、車室内騒音のレベ
ルをN1からN2に低減することができる。
【0076】以上のように本実施例によれば、騒音源が
車の前方に配置されたエンジンの音である場合におい
て、車室内音響信号から再生音出力を減算し、さらに車
室内騒音の低音域だけを抽出することにより、適応フィ
ルタの動作が再生音出力の変動に影響されることなく、
短時間で安定した騒音低減効果を得ることができる。ま
た実質的に効果のある車室内騒音の低音域成分だけを低
減する構成とし、適応フィルタは低音域周波数だけの処
理としているため、高速処理を必要とせず装置の構成を
簡易なものとすることができる。さらに騒音打ち消し信
号をエンジンの回転数のN/2次高調波成分(N:整
数)を含む信号とし、騒音源の近傍である車室の前方に
設置したスピーカ125,127から車室内に出力する
ことにより騒音の低音域成分、特に聴感上不快感を与え
るエンジンのN/2次高調波成分を車室内ほぼ一様に低
減することができる。
【0077】(実施例6)次に本発明の請求項6におけ
る騒音低減機能付車載音響装置について説明する。
【0078】図6は本発明の請求項6おける騒音低減機
能付車載音響装置の構成を示すブロック図である。
【0079】図6において前記図1と異なる構成要素に
ついて述べる。601は減算器147の出力から会話を
検出する会話検出部であり、その出力は制御部106に
入力されている。上記した以外の構成要素は前記図1に
おける同じ番号を付与した構成要素と同じものである。
【0080】再生信号の流れについては前記従来例で述
べた動作と同じであり、車室内騒音の低減動作について
は前記請求項1の実施例で述べた動作と同じであるので
説明を省略する。
【0081】車室内で会話が行われると、車室内音響信
号は音源機器101の再生音出力と、エンジン等の騒音
源から車室に伝達された騒音と、会話の合成された信号
となる。減算器147はこの合成された信号から再生音
出力を減産するので減算器147の出力は騒音と会話の
合成された信号となる。しかし騒音は請求項1の実施例
で述べたとおり低減されるので会話だけで精度よく検出
できることとなる。なお適応フィルタ146には騒音と
会話の合成された信号が入力されるが、会話は連続的な
信号でないので適応フィルタ146の応答性を調整すれ
ば、会話があっても騒音低減効果を損なうことはない。
【0082】会話検出部601は会話を検出すると、制
御部106に会話検出信号を出力する。制御部106は
会話検出信号が入力されると、音量可変部104の減衰
量を大きくし、スピーカ125,126,127,12
8から出力する再生音出力の音量を小さくする。
【0083】したがって車室内で会話が行われると、図
10のS2からS1に示すように再生音出力の音量を低
下させ、会話の明瞭度を向上することができる。
【0084】以上のように本実施例によれば、車室内騒
音の低減効果については請求項1の実施例と同じであ
る。さらに車室内で会話が行われると、音源機器の再生
音と会話を区別することにより精度よく会話を検出する
ことができ、会話を検出すると再生信号の音量を低下し
て、会話の明瞭度を向上させることができる。
【0085】(実施例7)次に本発明の請求項7におけ
る騒音低減機能付車載音響装置について説明する。
【0086】図7は本発明の請求項7おける騒音低減機
能付車載音響装置の構成を示すブロック図である。
【0087】図7において前記図1と異なる構成要素に
ついて述べる。701は音量可変部104の出力に接続
された周波数特性補正部であり、その動作は制御部10
6で制御される。702は車室内音響特性を計測するた
めの調整信号を発生する調整信号発生部であり、その動
作は制御部106で制御され、その出力は周波数特性補
正部701に入力される。703は周波数分析部であり
マイクロホン129が検出した調整信号を周波数分析し
制御部106に出力する。上記した以外の構成要素は前
記図1における同じ番号を付与した構成要素と同じもの
である。
【0088】まず再生信号の流れについて説明する。聴
取者により操作部105に所望の周波数特性,音量が操
作入力されると、制御部106は操作部105の情報に
基づき、周波数特性可変部103および音量可変部10
4に対し、所望の周波数特性および減衰量となるよう制
御を行う。音源機器101で再生された再生信号は周波
数特性可変部103で所望の周波数特性を付与され、音
量可変部104で所望の音量に調整され、周波数特性補
正部701に入力される。さらに制御部106は、増幅
器130の出力により周波数特性補正部701を制御し
ている。周波数特性補正部701に入力された再生信号
は制御部106により設定される周波数特性補正を付与
された後、出力され、前記従来例で説明した動作と同じ
動作により、スピーカ125,126,127,128
から車室に音響出力される。
【0089】次に車室の周波数特性の補正動作について
説明する。操作部105の操作により制御部106は調
整信号発生部702に例えばホワイトノイズのような調
整信号を発生する指示を出す。調整信号は周波数特性補
正部701を経てスピーカ125,126,127,1
28から車室に音響出力される。車室内のマイクロホン
129が検出する調整信号は増幅器130で増幅し、周
波数分析部703で周波数分析し、任意の周波数帯域の
音圧を計測することにより車室内の周波数特性を求め制
御部106に出力する。制御部106は該周波数特性が
平坦となるように周波数特性補正部701を制御する。
このような動作を繰り返すことによって車室の周波数特
性を補正することができる。
【0090】騒音低減動作については前記請求項1で説
明した動作と全く同じ動作により、適応フィルタ146
で生成した騒音打ち消し信号により、車室内騒音の低音
域成分を低減することができる。
【0091】以上のように本実施例によれば、車室内騒
音の低減効果について請求項1の実施例と同じである。
さらに、車室に設けられたマイクロホンを、車室の音響
周波数特性の測定と車室内騒音レベルの検出に共用し、
周波数特性の補正を行う周波数特性補正部を設けること
により、簡易に車室の周波数特性を補正する機能を実現
することができる。
【0092】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
による騒音低減機能付車載音響装置によれば、 (1)音源機器の再生信号の音量を可変する音量可変部
と、騒音を検出する騒音検出部と、車室内に音響出力を
行う少なくとも1個のスピーカと、車室内音響信号を検
出するマイクロホンと、前記音量可変部の出力に伝達特
性の補正を与える伝達特性補正部と、前記マイクロホン
の出力から前記伝達特性補正部の出力を減算する減算器
と、前記減算器の出力から低音域を抽出するローパスフ
ィルタと、前記ローパスフィルタの出力により伝達特性
が制御される適応フィルタとを備えることにより、高速
処理を必要としない簡易な構成で、短時間で効果を発揮
し、かつ動作の安定した騒音低減機能を得ることができ
る。
【0093】さらに前記騒音検出部の出力レベルに応じ
て前記音量可変部の減衰量を制御する制御部を備えるこ
とにより、車室内で聴取する再生音のS/Nを改善する
ことができる。
【0094】(2)音源機器の再生信号の音量を可変す
る音量可変部と、騒音を検出する騒音検出部と、車室内
に音響出力を行う少なくとも1個のスピーカと、車室内
音響信号を検出するマイクロホンと、前記音量可変部の
出力に伝達特性の補正を与える伝達特性補正部と、前記
マイクロホンの出力から前記伝達特性補正部の出力を減
算する減算器と、前記減算器の出力から低音域を抽出す
るローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力に
より伝達特性が制御される適応フィルタとを備えること
により、高速処理を必要としない簡易な構成で、短時間
で効果を発揮し、かつ動作の安定した騒音低減機能を得
ることができる。
【0095】さらに、前記減算器の出力レベルに応じて
前記音量可変部の減衰量を制御する制御部を備えること
により、車室内の実際の残留騒音に応じて聴取する再生
音のS/Nを改善することができる。
【0096】(3)音源機器の再生信号の音量を可変す
る音量可変部と、騒音を検出する騒音検出部と、車室内
に音響出力を行う少なくとも1個のスピーカと、車室内
音響信号を検出するマイクロホンと、前記音量可変部の
出力に伝達特性の補正を与える伝達特性補正部と、前記
マイクロホンの出力から前記伝達特性補正部の出力を減
算する減算器と、前記減算器の出力から低音域を抽出す
るローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力に
より伝達特性が制御される適応フィルタとを備えること
により、高速処理を必要としない簡易な構成で、短時間
で効果を発揮し、かつ動作の安定した騒音低減機能を得
ることができる。
【0097】さらに、音源機器の再生信号の周波数特性
を可変する周波数特性可変部と、前記減算器の出力から
中高音域を抽出するハイパスフィルタと、前記ローパス
フィルタおよび前記ハイパスフィルタの出力レベルに応
じて前記周波数特性可変部および前記音量可変部を制御
する制御部を設けることにより、全体音量を上げすぎる
ことなく再生信号のS/Nを改善することができる。
【0098】(4)音源機器の再生信号の音量を可変す
る音量可変部と、空調モータの回転数を検出する回転数
センサと、車室の前半部に設置され車室内に音響出力を
行う少なくとも1個のスピーカと、車室内音響信号を検
出するマイクロホンと、前記音量可変部の出力に伝達特
性の補正を与える伝達特性補正部と、前記マイクロホン
の出力から前記伝達特性補正部の出力を減算する減算器
と、前記減算器の出力から低音域を抽出するローパスフ
ィルタと、前記ローパスフィルタの出力により伝達特性
が制御される適応フィルタとを備えることにより、高速
処理を必要としない簡易な構成で、短時間で効果を発揮
し、かつ動作の安定した騒音低減機能を得ることがで
き、騒音の低音域成分を車室内ほぼ一様に低減すること
ができる。
【0099】(5)音源機器の再生信号の音量を可変す
る音量可変部と、エンジンの回転数を検出する回転数セ
ンサと、前記回転数センサの出力周波数を1/2に分周
する分周器と、車室の前半部に設置され車室内に音響出
力を行う少なくとも1個のスピーカと、車室内音響信号
を検出するマイクロホンと、前記音量可変部の出力に伝
達特性の補正を与える伝達特性補正部と、前記マイクロ
ホンの出力から前記伝達特性補正部の出力を減算する減
算器と、前記減算器の出力から低音域を抽出するローパ
スフィルタと、前記ローパスフィルタの出力により伝達
特性が制御される適応フィルタとを備えることにより、
高速処理を必要としない簡易な構成で、短時間で効果を
発揮し、かつ動作の安定した騒音低減機能を得ることが
でき、騒音の低音域成分、特に聴感上不快間を与えるエ
ンジンのN/2次高調波成分(N:整数)を車室内ほぼ
一様に低減することができる。
【0100】(6)音源機器の再生信号の音量を可変す
る音量可変部と、騒音を検出する騒音検出部と、車室内
に音響出力を行う少なくとも1個のスピーカと、車室内
音響信号を検出するマイクロホンと、前記音量可変部の
出力に伝達特性の補正を与える伝達特性補正部と、前記
マイクロホンの出力から前記伝達特性補正部の出力を減
算する減算器と、前記減算器の出力から低音域を抽出す
るローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力に
より伝達特性が制御される適応フィルタとを備えること
により、高速処理を必要としない簡易な構成で、短時間
で効果を発揮し、かつ動作の安定した騒音低減機能を得
ることができる。
【0101】さらに、前記減算器の出力から搭乗者の会
話を検出する会話検出部と、前記会話検出部の出力に応
じて前記音量可変部を制御する制御部とを備えてること
により、会話中は再生信号の音量を低下することによ
り、車室内の会話の明瞭度を向上することができる。
【0102】(7)音源機器の再生信号の音量を可変す
る音量可変部と、騒音を検出する騒音検出部と、車室内
に音響出力を行う少なくとも1個のスピーカと、車室内
音響信号を検出するマイクロホンと、前記音量可変部の
出力に伝達特性の補正を与える伝達特性補正部と、前記
マイクロホンの出力から前記伝達特性補正部の出力を減
算する減算器と、前記減算器の出力から低音域を抽出す
るローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力に
より伝達特性が制御される適応フィルタとを備えること
により、高速処理を必要としない簡易な構成で、短時間
で効果を発揮し、かつ動作の安定した騒音低減機能を得
ることができる。
【0103】さらに、車室音響特性を計測するための調
整信号を発生する調整信号発生部と、前記スピーカの音
響出力を補正する周波数特性補正部と、前記マイクロホ
ンが検出した調整信号を分析する周波数分析部と、前記
周波数分析部の出力に応じて前記周波数特性補正部を制
御する制御部とを備えることにより、簡易に車室の周波
数特性を補正する機能を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1における騒音低減機能付車載
音響装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の請求項2における騒音低減機能付車載
音響装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の請求項3における騒音低減機能付車載
音響装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の請求項4における騒音低減機能付車載
音響装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の請求項5における騒音低減機能付車載
音響装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の請求項6における騒音低減機能付車載
音響装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の請求項7における騒音低減機能付車載
音響装置の構成を示すブロック図
【図8】自動車が停止しているときの車室内の再生音出
力と騒音のレベルを示す特性図
【図9】従来例、および請求項4,請求項5の実施例に
おける自動車が走行しているときの車室内の再生音出力
と騒音のレベルを示す特性図
【図10】請求項1,請求項2,請求項6の実施例にお
ける自動車が走行しているときの車室内の再生音出力と
騒音のレベルを示す特性図
【図11】請求項3の実施例における自動車が走行して
いるときの車室内の再生音出力と騒音のレベルを示す特
性図
【図12】従来の騒音低減機能付車載音響装置の構成を
刷めすブロック図
【符号の説明】
103 周波数特性可変部 104 音量可変部 106 制御部 125〜128 スピーカ 129 マイクロホン 141 騒音検出部 144 ローパスフィルタ 145 伝達特性補正部 146 適応フィルタ 147 減算器 301 ハイパスフィルタ 404 回転数センサ 502 回転数センサ 503 分周器 601 会話検出器 701 周波数特性補正部 702 調整信号発生部 703 周波数分析部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音源機器の再生信号の音量を可変する音
    量可変部と、前記音量可変部の減衰量を制御する制御部
    と、騒音を検出する騒音検出部と、車室内に音響出力を
    行う少なくとも1個のスピーカと、車室内音響信号を検
    出するマイクロホンと、前記音量可変部の出力に伝達特
    性の補正を与える伝達特性補正部と、前記マイクロホン
    の出力から前記伝達特性補正部の出力を減算する減算器
    と、前記減算器の出力から低音域を抽出するローパスフ
    ィルタと、前記ローパスフィルタの出力により伝達特性
    が制御される適応フィルタとを備え、前記騒音検出部の
    出力を前記適応フィルタの入力とし、前記適応フィルタ
    の出力を前記音量可変部の出力と加算して前記スピーカ
    から音響出力し、前記制御部は前記騒音検出部の出力レ
    ベルに応じて前記音量可変部を制御するようにした騒音
    低減機能付車載音響装置。
  2. 【請求項2】 音源機器の再生信号の音量を可変する音
    量可変部と、前記音量可変部の減算量を制御する制御部
    と、騒音を検出する騒音検出部と、車室内に音響出力を
    行う少なくとも1個のスピーカと、車室内音響信号を検
    出するマイクロホンと、前記音量可変部の出力に伝達特
    性の補正を与える伝達特性補正部と、前記マイクロホン
    の出力から前記伝達特性補正部の出力を減算する減算器
    と、前記減算器の出力から低音域を抽出するローパスフ
    ィルタと、前記ローパスフィルタの出力により伝達特性
    が制御される適応フィルタとを備え、前記騒音検出部の
    出力を前記適応フィルタの入力とし、前記適応フィルタ
    の出力を前記音量可変部の出力と加算して前記スピーカ
    から音響出力し、前記制御部は前記減算器の出力レベル
    に応じて前記音量可変部を制御するようにした騒音低減
    機能付車載音響装置。
  3. 【請求項3】 音源機器の再生信号の周波数特性を可変
    する周波数特性可変部と、音量を可変する音量可変部
    と、前記周波数特性可変部の周波数特性および前記音量
    可変部の減衰量を制御する制御部と、騒音を検出する騒
    音検出部と、車室内に音響出力を行う少なくとも1個の
    スピーカと、車室内音響信号を検出するマイクロホン
    と、前記音量可変部の出力に伝達特性の補正を与える伝
    達特性補正部と、前記マイクロホンの出力から前記伝達
    特性補正部の出力を減算する減算器と、前記減算器の出
    力から低音域を抽出するローパスフィルタと、前記ロー
    パスフィルタの出力により伝達特性が制御される適応フ
    ィルタと、前記減算器の出力から中高音域を抽出するハ
    イパスフィルタとを備え、前記騒音検出部の出力を前記
    適応フィルタの入力とし、前記適応フィルタの出力を前
    記音量可変部の出力と加算して前記スピーカから音響出
    力し、前記制御部は前記ローパスフィルタおよび前記ハ
    イパスフィルタの出力レベルに応じて前記周波数特性可
    変部および前記音量可変部を制御するようにした騒音低
    減機能付車載音響装置。
  4. 【請求項4】 音源機器の再生信号の音量を可変する音
    量可変部と、空調モータの回転数を検出する回転数セン
    サと、車室の前半部に設置され、車室内に音響出力を行
    う少なくとも1個のスピーカと、車室内音響信号を検出
    するマイクロホンと、前記音量可変部の出力に伝達特性
    の補正を与える伝達特性補正部と、前記マイクロホンの
    出力から前記伝達特性補正部の出力を減算する減算器
    と、前記減算器の出力から低音域を抽出するローパスフ
    ィルタと、前記ローパスフィルタの出力により伝達特性
    が制御される適応フィルタとを備え、前記回転数センサ
    の出力を前記適応フィルタの入力とし、前記適応フィル
    タの出力を前記音量可変部の出力と加算して前記スピー
    カから音響出力するようにした騒音低減機能付車載音響
    装置。
  5. 【請求項5】 音源機器の再生信号の音量を可変する音
    量可変部と、エンジンの回転数を検出する回転数センサ
    と、前記回転数センサの出力周波数を1/2に分周する
    分周器と、車室の前半部に設置され、車室内に音響出力
    を行う少なくとも1個のスピーカと、車室内音響信号を
    検出するマイクロホンと、前記音量可変部の出力に伝達
    特性の補正を与える伝達特性補正部と、前記マイクロホ
    ンの出力から前記伝達特性補正部の出力を減算する減算
    器と、前記減算器の出力から低音域を抽出するローパス
    フィルタと、前記ローパスフィルタの出力により伝達特
    性が制御される適応フィルタとを備え、前記分周器の出
    力を前記適応フィルタの入力とし、前記適応フィルタの
    出力を前記音量可変部の出力と加算して前記スピーカか
    ら音響出力するようにした騒音低減機能付車載音響装
    置。
  6. 【請求項6】 音源機器の再生信号の音量を可変する音
    量可変部と、前記音量可変部の減衰量を制御する制御部
    と、騒音を検出する騒音検出部と、車室内に音響出力を
    行う少なくとも1個のスピーカと、車室内音響信号を検
    出するマイクロホンと、前記音量可変部の出力に伝達特
    性の補正を与える伝達特性補正部と、前記マイクロホン
    の出力から前記伝達特性補正部の出力を減算する減算器
    と、前記減算器の出力から低音域を抽出するローパスフ
    ィルタと、前記ローパスフィルタの出力により伝達特性
    が制御される適応フィルタと、前記減算器の出力から搭
    乗者の会話を検出する会話検出部とを備え、前記騒音検
    出部の出力を前記適応フィルタの入力とし、前記適応フ
    ィルタの出力を前記音量可変部の出力と加算して前記ス
    ピーカから音響出力し、前記制御部は前記会話検出部の
    出力に応じて前記音量可変部を制御するようにした騒音
    低減機能付車載音響装置。
  7. 【請求項7】 音源機器の再生信号の音量を可変する音
    量可変部と、車室内に音響出力を行う少なくとも1個の
    スピーカと、前記スピーカの音響出力を補正する周波数
    特性補正部と、車室内音響信号を計測するための調整信
    号を発生する調整信号発生部と、車室内音響信号を検出
    するマイクロホンと、前記マイクロホンが検出した調整
    信号を分析する周波数分析部と、前記周波数特性補正
    部,前記調整信号発生部,前記周波数分析部の動作を制
    御する制御部と、騒音を検出する騒音検出部と、前記音
    量可変部の出力に伝達特性の補正を与える伝達特性補正
    部と、前記マイクロホンの出力から前記伝達特性補正部
    の出力を減算する減算器と、前記減算器の出力から低音
    域を抽出するローパスフィルタと、前記ローパスフィル
    タの出力により伝達特性が制御される適応フィルタとを
    備え、前記騒音検出部の出力を前記適応フィルタの入力
    とし、前記適応フィルタの出力を前記音量可変部の出力
    と加算して前記スピーカから音響出力し、前記制御部は
    前記マイクロホンが検出する調整信号の周波数特性に応
    じて前記周波数特性補正部を制御するようにした騒音低
    減機能付車載音響装置。
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