JPH07106536B2 - Nc工作機械の原点位置補正装置 - Google Patents
Nc工作機械の原点位置補正装置Info
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- JPH07106536B2 JPH07106536B2 JP60184639A JP18463985A JPH07106536B2 JP H07106536 B2 JPH07106536 B2 JP H07106536B2 JP 60184639 A JP60184639 A JP 60184639A JP 18463985 A JP18463985 A JP 18463985A JP H07106536 B2 JPH07106536 B2 JP H07106536B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、NC工作機械で加工中刃物台等が衝突し、機
械原点の位置ずれがあった際、その原点の位置ずれを自
動的に補正するようにしたNC工作機械の原点位置補正装
置に関する。
械原点の位置ずれがあった際、その原点の位置ずれを自
動的に補正するようにしたNC工作機械の原点位置補正装
置に関する。
NC工作機械における刃物台等のような移動台のX軸方向
およびZ軸方向の駆動制御は通常ボールねじを介して駆
動モータであるサーボモータによって行われている。そ
して、移動台の位置検出はサーボモータに取付けられた
パルスエンコーダ等の位置検出器で行われていることが
多い。このようなサーボモータによる移動台の送り駆動
制御が行われるNC工作機械には機械固有の原点として設
定される機械原点位置があり、この機械原点位置からの
座標値に基づいて各移動台が相対移動して位置決め制御
が行われ、ワークの加工が行われる。
およびZ軸方向の駆動制御は通常ボールねじを介して駆
動モータであるサーボモータによって行われている。そ
して、移動台の位置検出はサーボモータに取付けられた
パルスエンコーダ等の位置検出器で行われていることが
多い。このようなサーボモータによる移動台の送り駆動
制御が行われるNC工作機械には機械固有の原点として設
定される機械原点位置があり、この機械原点位置からの
座標値に基づいて各移動台が相対移動して位置決め制御
が行われ、ワークの加工が行われる。
従って、主軸側の基準位置、例えば主軸軸線、又はチャ
ック爪端面等から機械原点までの距離、即ち、機械原点
設定データは予め正確に設定されている。原点復帰指令
により刃物台等の移動台が原点方向に移動し、この移動
台に取付けられた減速用ドックが固定部の所定の位置に
取付けられているミリットスイッチに接触して減速し、
減速用ドッグがリミットスイッチより外れた最初のサー
ボモータの一回転信号であるサーボモータのグリッド点
位置を検知してから所定量移動して停止する。このグリ
ッド点位置より所定量が補正値としてNC工作機械のパラ
メータメモリに記憶されている。原点復帰動作時にはこ
の補正量が加味されて原点位置を求めている。
ック爪端面等から機械原点までの距離、即ち、機械原点
設定データは予め正確に設定されている。原点復帰指令
により刃物台等の移動台が原点方向に移動し、この移動
台に取付けられた減速用ドックが固定部の所定の位置に
取付けられているミリットスイッチに接触して減速し、
減速用ドッグがリミットスイッチより外れた最初のサー
ボモータの一回転信号であるサーボモータのグリッド点
位置を検知してから所定量移動して停止する。このグリ
ッド点位置より所定量が補正値としてNC工作機械のパラ
メータメモリに記憶されている。原点復帰動作時にはこ
の補正量が加味されて原点位置を求めている。
また、一般的に前述した移動台を駆動せしめるボールね
じとサーボモータとの間にトルクリミッタ等の安全装置
が介在して衝突事故などにおける機械各部の破損防止を
行っている。
じとサーボモータとの間にトルクリミッタ等の安全装置
が介在して衝突事故などにおける機械各部の破損防止を
行っている。
しかし、衝突、過負荷によるトルクリミッタが作動した
際あるいは原点位置の再調整時にはサーボモータにおけ
る座標位置と移動台の移動位置との関係がずれて主軸側
基準位置と機械原点との間に基準寸法である機械原点設
定データと主軸側基準位置と機械原点までの実際の移動
距離がくるって調整する必要が度々あった。この調整は
作業者の作業に微妙、煩雑かつ熟練を要し、さらに調整
に相当な時間がかかるという問題があった。
際あるいは原点位置の再調整時にはサーボモータにおけ
る座標位置と移動台の移動位置との関係がずれて主軸側
基準位置と機械原点との間に基準寸法である機械原点設
定データと主軸側基準位置と機械原点までの実際の移動
距離がくるって調整する必要が度々あった。この調整は
作業者の作業に微妙、煩雑かつ熟練を要し、さらに調整
に相当な時間がかかるという問題があった。
本発明の目的は上記事情に鑑み問題点を解決するために
提案されたものであって、原点位置調整の際、作業者の
機械原点位置の調整作業を必要とせずに作業の作業軽
減、作業能率を図るよう自動的に原点位置の補正を可能
にしたNC工作機械の原点位置補正装置を提供することに
ある。
提案されたものであって、原点位置調整の際、作業者の
機械原点位置の調整作業を必要とせずに作業の作業軽
減、作業能率を図るよう自動的に原点位置の補正を可能
にしたNC工作機械の原点位置補正装置を提供することに
ある。
本発明は上記目的を達成するために、NC工作機械におい
て固定部に対して移動台を位置決め制御するための機械
原点位置を補正するための原点位置補正装置であって、
主軸側基準位置と前記機械原点位置との間の基準寸法で
ある機械原点設定データ,原点位置の補正量の補正可能
な限界を示す限界値および原点復帰指令信号などを入力
する入力手段と、前記固定部または前記移動台に設けら
れ、前記移動台を駆動するとともに前記移動台の移動位
置を示すため回転角に対応して計数されるパルス信号
と、一回転に一度の所定の回転位置を示すための一回転
信号とを送出する駆動モータと、前記固定部と前記移動
台との間に設けられ、前記入力手段によって前記移動台
に原点復帰動作をさせた際、所定位置に達したとき前記
移動台の移動速度を減速速度に変更させるための信号を
送出する減速位置検出手段と、前記減速速度で移動して
いる過程で、減速信号が出力されなくなった直後の前記
駆動モータの一回転信号の出力位置であるグリッド点位
置と、予め前記入力手段によって設定される機械原点設
定データを記憶している機械原点設定データメモリと、
前記グリッド点位置から前記機械原点位置までの前記移
動台の移動量である補正量を記憶するパラメータメモリ
と、前記駆動モータで前記移動台を移動させたとき前記
パルス信号を計数する機械座標値レジスタと、前記移動
台を前記主軸側基準位置を基点として原点復帰動作をさ
せたときの前記機械座標値レジスタで計数された距離デ
ータと、前記機械原点設定データメモリに記憶されてい
る機械原点設定データとの差を求める第1の演算手段
と、この第1の演算手段で求めた差と予め前記入力手段
によって設定された所定の限界値とを比較し、限界値を
超えた場合には前記減速位置検出手段の位置を変更させ
る信号を送出する比較手段と、この比較手段で変更させ
る信号が送出されなかっとき、前記パラメータメモリに
書き込む新しい補正量を求めるため、前記パラメータメ
モリから読み出された補正量と前記第1の演算手段で求
めた差とを演算する第2の演算手段とを備え、前記機械
原点位置を補正するとき前記移動台を前記主軸側基準位
置を基点として前記原点復帰の指令を出し、前記機械原
点位置まで原点復帰動作をさせることのみで、自動的に
前記機械原点位置を前記機械原点設定データメモリに記
憶されている機械原点設定データ位置に補正できるよう
にした。
て固定部に対して移動台を位置決め制御するための機械
原点位置を補正するための原点位置補正装置であって、
主軸側基準位置と前記機械原点位置との間の基準寸法で
ある機械原点設定データ,原点位置の補正量の補正可能
な限界を示す限界値および原点復帰指令信号などを入力
する入力手段と、前記固定部または前記移動台に設けら
れ、前記移動台を駆動するとともに前記移動台の移動位
置を示すため回転角に対応して計数されるパルス信号
と、一回転に一度の所定の回転位置を示すための一回転
信号とを送出する駆動モータと、前記固定部と前記移動
台との間に設けられ、前記入力手段によって前記移動台
に原点復帰動作をさせた際、所定位置に達したとき前記
移動台の移動速度を減速速度に変更させるための信号を
送出する減速位置検出手段と、前記減速速度で移動して
いる過程で、減速信号が出力されなくなった直後の前記
駆動モータの一回転信号の出力位置であるグリッド点位
置と、予め前記入力手段によって設定される機械原点設
定データを記憶している機械原点設定データメモリと、
前記グリッド点位置から前記機械原点位置までの前記移
動台の移動量である補正量を記憶するパラメータメモリ
と、前記駆動モータで前記移動台を移動させたとき前記
パルス信号を計数する機械座標値レジスタと、前記移動
台を前記主軸側基準位置を基点として原点復帰動作をさ
せたときの前記機械座標値レジスタで計数された距離デ
ータと、前記機械原点設定データメモリに記憶されてい
る機械原点設定データとの差を求める第1の演算手段
と、この第1の演算手段で求めた差と予め前記入力手段
によって設定された所定の限界値とを比較し、限界値を
超えた場合には前記減速位置検出手段の位置を変更させ
る信号を送出する比較手段と、この比較手段で変更させ
る信号が送出されなかっとき、前記パラメータメモリに
書き込む新しい補正量を求めるため、前記パラメータメ
モリから読み出された補正量と前記第1の演算手段で求
めた差とを演算する第2の演算手段とを備え、前記機械
原点位置を補正するとき前記移動台を前記主軸側基準位
置を基点として前記原点復帰の指令を出し、前記機械原
点位置まで原点復帰動作をさせることのみで、自動的に
前記機械原点位置を前記機械原点設定データメモリに記
憶されている機械原点設定データ位置に補正できるよう
にした。
上記の構成により、本発明の原点位置補正装置を採用す
ることにより機械が衝突等を起した場合直ちに修復した
後、手軸側基準位置を基点として原点復帰動作を行うこ
とにより、機械原点位置補正を自動的に行えるようにし
たのである。従って、作業者による補正作業が簡単にな
ると共に作業の軽減および作業能率の向上が図れる。
ることにより機械が衝突等を起した場合直ちに修復した
後、手軸側基準位置を基点として原点復帰動作を行うこ
とにより、機械原点位置補正を自動的に行えるようにし
たのである。従って、作業者による補正作業が簡単にな
ると共に作業の軽減および作業能率の向上が図れる。
以下、この本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明
する。
する。
第2図(イ)は衝突等で機械原点の位置が当初の機械原
点位置からX軸方向にずれた状態における主軸側と刃物
台側の関係を示す平面モデル図および第2図(ロ)は第
2図(イ)と同様に衝突等で機械原点の位置が当初の機
械原点位置からZ軸方向にずれた状態における主軸側と
刃物台側の関係を示す平面モデル図である。
点位置からX軸方向にずれた状態における主軸側と刃物
台側の関係を示す平面モデル図および第2図(ロ)は第
2図(イ)と同様に衝突等で機械原点の位置が当初の機
械原点位置からZ軸方向にずれた状態における主軸側と
刃物台側の関係を示す平面モデル図である。
(1)本発明の基本原理について説明する。
第2図(イ)および第2図(ロ)において、主軸台Hに
主軸Sが回転自在に軸承され、この主軸Sの先端部にチ
ャックCが取付けられている。チャックCに取り付けら
れた爪DによるワークWを把持する。チャックCに対向
する側に機械原点Mを有している。また、前記チャッ
クCに対向する側に移動台である刃物台Trが設けられ、
X軸とZ軸の2方向に移動し得るようになっている。
主軸Sが回転自在に軸承され、この主軸Sの先端部にチ
ャックCが取付けられている。チャックCに取り付けら
れた爪DによるワークWを把持する。チャックCに対向
する側に機械原点Mを有している。また、前記チャッ
クCに対向する側に移動台である刃物台Trが設けられ、
X軸とZ軸の2方向に移動し得るようになっている。
この刃物台Trの前面にはタレットTh割出し可能に取付け
られている。該タレットThには工具あるいは計測用の基
準ブロックT′が装着されるようになっている。
られている。該タレットThには工具あるいは計測用の基
準ブロックT′が装着されるようになっている。
第2図(イ)において、主軸側基準位置である主軸軸線
XAと機械原点Mとの間の距離の基準寸法、すなわち機
械原点設定データのXMを予め設定し、NC装置の機械原
点設定メモリに記憶させておく。
XAと機械原点Mとの間の距離の基準寸法、すなわち機
械原点設定データのXMを予め設定し、NC装置の機械原
点設定メモリに記憶させておく。
ワークの加工中に機械の衝突あるいは過負荷もしくは原
点位置の再調整時にサーボモータ4cのグリッド点位置の
出力位置が当初の設定位置よりくるって機械原点がM
からM′へずれ、主軸側基準位置と機械原点までの距
離がXMからXM′になったとすると、ΔXM=XM−X
M′で算出される補正量ΔXMだけ自動的に補正処理を施
す。而していちいち作業者による原点位置の再調整をせ
ずに自動的に補正がなされるようにしたものである。
点位置の再調整時にサーボモータ4cのグリッド点位置の
出力位置が当初の設定位置よりくるって機械原点がM
からM′へずれ、主軸側基準位置と機械原点までの距
離がXMからXM′になったとすると、ΔXM=XM−X
M′で算出される補正量ΔXMだけ自動的に補正処理を施
す。而していちいち作業者による原点位置の再調整をせ
ずに自動的に補正がなされるようにしたものである。
この主軸側基準位置と機械原点までの距離XM′を求め
る際の調整の仕方は第2図(ハ)に示すように、爪Dに
インジケータKの支持部材K1を把持せしめる。刃物台Tr
のタレットThに挿着する工具の基準ブロックT′の挿着
孔L内にインジケータKの計測子K2を前記挿着孔L内面
に沿って回転させ、主軸軸線XAと挿着孔Lの工具軸線
とが一致するように刃物台Trの位置を移動させる。そし
て両方の軸線を一致せしめた後、機械座標値レジスタを
0リセットする。その後、原点復帰指令をかけて主軸側
基準位置と機械原点までの実際の移動距離を確認する。
この距離がNC装置に記憶されている機械原点設定データ
と比べてずれていた場合調整が行われる。
る際の調整の仕方は第2図(ハ)に示すように、爪Dに
インジケータKの支持部材K1を把持せしめる。刃物台Tr
のタレットThに挿着する工具の基準ブロックT′の挿着
孔L内にインジケータKの計測子K2を前記挿着孔L内面
に沿って回転させ、主軸軸線XAと挿着孔Lの工具軸線
とが一致するように刃物台Trの位置を移動させる。そし
て両方の軸線を一致せしめた後、機械座標値レジスタを
0リセットする。その後、原点復帰指令をかけて主軸側
基準位置と機械原点までの実際の移動距離を確認する。
この距離がNC装置に記憶されている機械原点設定データ
と比べてずれていた場合調整が行われる。
一方Z軸方向の原点復帰の場合は、第2図(ロ)におい
てチャックCの爪Dの端面DAと機械原点Mとの間の距
離の基準寸法すなわち機械原点設定データZMを予め設
定し、NC装置に記憶させておく。
てチャックCの爪Dの端面DAと機械原点Mとの間の距
離の基準寸法すなわち機械原点設定データZMを予め設
定し、NC装置に記憶させておく。
今機械の衝突あるいは過負荷もしくは原点位置の再調整
時にサーボモータ4cのグリッド点位置の出力位置が当初
の設定位置よりくるって、機械原点がMからM′へず
れ、主軸側基準位置と機械原点までの距離がZMからZ
M′になったとすると、ΔZM=ZM−ZM′で算出される
補正量ΔZMだけ自動的に補正処理を施す。而していち
いち作業者による再調整をせずに自動的に補正がなされ
るようにしたものである。
時にサーボモータ4cのグリッド点位置の出力位置が当初
の設定位置よりくるって、機械原点がMからM′へず
れ、主軸側基準位置と機械原点までの距離がZMからZ
M′になったとすると、ΔZM=ZM−ZM′で算出される
補正量ΔZMだけ自動的に補正処理を施す。而していち
いち作業者による再調整をせずに自動的に補正がなされ
るようにしたものである。
なお、この主軸側基準位置と機械原点までの距離ZM′
を求める際の調整の仕方は第2図(ロ)で刃物台Trのタ
レットThに装着された基準ブロックT′をチャックCの
爪端面DAに当てた後、機械座標値レジスタを0リセッ
トする。その後、原点復帰指令をかけて主軸側基準位置
と機械原点までの実際の移動距離を確認する。この距離
がNC装置に記憶されている機械原点設定データと比べて
ずれていた場合調整が行われる。
を求める際の調整の仕方は第2図(ロ)で刃物台Trのタ
レットThに装着された基準ブロックT′をチャックCの
爪端面DAに当てた後、機械座標値レジスタを0リセッ
トする。その後、原点復帰指令をかけて主軸側基準位置
と機械原点までの実際の移動距離を確認する。この距離
がNC装置に記憶されている機械原点設定データと比べて
ずれていた場合調整が行われる。
(2)本発明の具体的な構成について説明する。
第1図は本発明の原点位置補正装置を実施した一例を示
す制御ブロック図である。
す制御ブロック図である。
第1図において、CPU1には機械原点設定データXM、ZM
等を入力したり、そのデータを表示したりする。画面付
キーボード2が入力装置2aを介して接続される。また、
刃物台TrのタレットThには、例えば、工具Tが8本装着
され、タレット面NoデータとしてTo1,To2,……To8で割
出し制御される。
等を入力したり、そのデータを表示したりする。画面付
キーボード2が入力装置2aを介して接続される。また、
刃物台TrのタレットThには、例えば、工具Tが8本装着
され、タレット面NoデータとしてTo1,To2,……To8で割
出し制御される。
タレットThを支持する刃物台Trには減速用ドッグDoが取
付けられる。原点復帰指令が入力された場合、サドル
(図示せず)に取付けられたリミットスイッチLSを踏み
インターフェイス3を介してリミットスイッチよりの信
号が入力され、サーボモータ4cを減速させて、原点位置
まで移動する。刃物台Trは補間器および位置制御回路4
a,アンプ4bを介してX,Z軸のサーボモータ(以下モータ
と記載)4cによりX,Z軸方向に移動される。このモータ4
cからはアンプ4b,補間器位置制御回路4aに速度および位
置の情報がフィードバックされる。
付けられる。原点復帰指令が入力された場合、サドル
(図示せず)に取付けられたリミットスイッチLSを踏み
インターフェイス3を介してリミットスイッチよりの信
号が入力され、サーボモータ4cを減速させて、原点位置
まで移動する。刃物台Trは補間器および位置制御回路4
a,アンプ4bを介してX,Z軸のサーボモータ(以下モータ
と記載)4cによりX,Z軸方向に移動される。このモータ4
cからはアンプ4b,補間器位置制御回路4aに速度および位
置の情報がフィードバックされる。
操作盤5は原点復帰用の操作盤であって原点復帰用操作
押しボタンを押すことによってインターフェイス5aを介
して手動の原点復帰指令が出される。
押しボタンを押すことによってインターフェイス5aを介
して手動の原点復帰指令が出される。
今グリッド点位置より所定の補正量であるパラメータ設
定値#X,#Zが画面付キーボード2から予め設定される
と入出力装置2aを介してパラメータ設定値メモリ7に記
憶される。また、機械原点設定データメモリ8に記憶さ
れる。更に、減速用ドッグDoによるリミットスイッチLS
の検知信号に対して前記グリッド点の位置が衝突によっ
て大幅にずれることもあるので、パラメータ限界値を予
め設定し、そのパラメータ限界値#XMAX,#ZMAXが予
めパラメータ限界値メモリ9に記憶される。
定値#X,#Zが画面付キーボード2から予め設定される
と入出力装置2aを介してパラメータ設定値メモリ7に記
憶される。また、機械原点設定データメモリ8に記憶さ
れる。更に、減速用ドッグDoによるリミットスイッチLS
の検知信号に対して前記グリッド点の位置が衝突によっ
て大幅にずれることもあるので、パラメータ限界値を予
め設定し、そのパラメータ限界値#XMAX,#ZMAXが予
めパラメータ限界値メモリ9に記憶される。
例えば、機械が衝突し修復した後、主軸側基準位置、す
なわち主軸軸線XAまたはチャック爪D端面位置に刃物
台Trを移動させ、機械座標値レジスタ10を0リセットす
る。そして操作盤5の原点復帰用押しボタンを押すこと
によりインターフェイス5aを介して原点復帰信号が発せ
られると原点方向に移動し、原点復帰動作を行う。この
動作完了時点、X軸,Z軸のモータ4cの移動量が機械座標
値レジスタ10でカウントされる。原点復帰信号によりア
ンド・ゲート11を開かせ、カウントした移動量XM′,Z
M′を第1の演算手段である演算回路12に取り込ませ
る。この演算回路12は機械原点設定データメモリ8より
機械原点設定データXM,ZMが取り込まられているから前
記機械座標値レジスタ10でカンウトした移動量ZM′,Z
M′が取り込まれることによってΔXM=XM−XM′,Δ
ZM=ZM−ZM′の演算処理が行われて補正量が求めら
れる。演算回路12で演算処理されたΔXM、ΔZMの信号
が比較器13およびアンド・ゲート14に取り込まれる。こ
の比較器13には既にパラメータ限界値メモリ9によりパ
ラメータ限界値#XMAX,#ZMAXが取り込まれているか
ら補正量ΔXM、ΔZMが取り込まれることによってΔXM
<#XMAX,ΔZM<#ZMAXの条件を満足していれば、
アンド・ゲート14を通過して補正量ΔXM、ΔZMを出力
し演算回路15に取り込まれる。この演算回路15にはすで
にパラメータメモリ7からパラメータ設定値#X,#Zが
取り込まれているから、補正量ΔXM,ΔZMが取り込ま
れることによって、#X+ΔXM,#Z+ZMの演算処理
がなされる。演算処理された#X+ΔXM,#Z+ΔZM
がそれぞれ#X,#Zに設定し直されてパラメータメモリ
7に取り込まれて書き換えられて更新される。比較器13
でΔXM<#XMAX,ΔZM<#ZMAX,の条件が満足して
いない場合、すなわち機械原点の位置が大幅にずれて限
界値より超えた場合はノット回路16に取り込まれて減速
用ドッグDoの位置を調整指示するためのドック調整信号
が出力される。
なわち主軸軸線XAまたはチャック爪D端面位置に刃物
台Trを移動させ、機械座標値レジスタ10を0リセットす
る。そして操作盤5の原点復帰用押しボタンを押すこと
によりインターフェイス5aを介して原点復帰信号が発せ
られると原点方向に移動し、原点復帰動作を行う。この
動作完了時点、X軸,Z軸のモータ4cの移動量が機械座標
値レジスタ10でカウントされる。原点復帰信号によりア
ンド・ゲート11を開かせ、カウントした移動量XM′,Z
M′を第1の演算手段である演算回路12に取り込ませ
る。この演算回路12は機械原点設定データメモリ8より
機械原点設定データXM,ZMが取り込まられているから前
記機械座標値レジスタ10でカンウトした移動量ZM′,Z
M′が取り込まれることによってΔXM=XM−XM′,Δ
ZM=ZM−ZM′の演算処理が行われて補正量が求めら
れる。演算回路12で演算処理されたΔXM、ΔZMの信号
が比較器13およびアンド・ゲート14に取り込まれる。こ
の比較器13には既にパラメータ限界値メモリ9によりパ
ラメータ限界値#XMAX,#ZMAXが取り込まれているか
ら補正量ΔXM、ΔZMが取り込まれることによってΔXM
<#XMAX,ΔZM<#ZMAXの条件を満足していれば、
アンド・ゲート14を通過して補正量ΔXM、ΔZMを出力
し演算回路15に取り込まれる。この演算回路15にはすで
にパラメータメモリ7からパラメータ設定値#X,#Zが
取り込まれているから、補正量ΔXM,ΔZMが取り込ま
れることによって、#X+ΔXM,#Z+ZMの演算処理
がなされる。演算処理された#X+ΔXM,#Z+ΔZM
がそれぞれ#X,#Zに設定し直されてパラメータメモリ
7に取り込まれて書き換えられて更新される。比較器13
でΔXM<#XMAX,ΔZM<#ZMAX,の条件が満足して
いない場合、すなわち機械原点の位置が大幅にずれて限
界値より超えた場合はノット回路16に取り込まれて減速
用ドッグDoの位置を調整指示するためのドック調整信号
が出力される。
なお、機械に原点復帰をさせる動作は原点復帰動作プロ
グラムメモリ6内の動作プログラムで行われる。
グラムメモリ6内の動作プログラムで行われる。
(3)本発明の動作を説明する。
まず、予めパラメータ設定値#X,#Zをパラメータメモ
リ7に、機械原点設定データXM,ZMを機械原点設定デー
タメモリ8に、およびパラメータ限界値#XMAX,#ZM
AXをパラメータ限界値メモリ9にそれぞれ画面付キーボ
ード2から入出力装置2aを介して入力する。
リ7に、機械原点設定データXM,ZMを機械原点設定デー
タメモリ8に、およびパラメータ限界値#XMAX,#ZM
AXをパラメータ限界値メモリ9にそれぞれ画面付キーボ
ード2から入出力装置2aを介して入力する。
今機械に衝突等が生じたとき、直ちに修復して主軸側基
準位置、例えば、主軸軸線XAまたはチャック爪端面DA
位置に刃物第Trを移動させ、機械座標値レジスタ10を0
にリセットする。そして操作盤5の原点復帰用押しボタ
ンを押すと、モータ4cが機械原点へ戻るように作動す
る。原点復帰信号が立つと、機械座標値レジスト10ウン
トした移動量であるXM′,ZM′が取り込まれ、演算回路
12でΔXM、ΔZMの演算処理が行われる。更に、比較器
13で前記と同様にΔXM<#XMAX,ΔZM<#ZMAXの比
較がなされる。比較器13で上記不等式を満足すれば演算
回路15で#X+ΔXM,#Z+ΔZMがそれぞれ#X,#Z
に設定し直されてパラメータメモリ7の補正量が書き換
えられる。
準位置、例えば、主軸軸線XAまたはチャック爪端面DA
位置に刃物第Trを移動させ、機械座標値レジスタ10を0
にリセットする。そして操作盤5の原点復帰用押しボタ
ンを押すと、モータ4cが機械原点へ戻るように作動す
る。原点復帰信号が立つと、機械座標値レジスト10ウン
トした移動量であるXM′,ZM′が取り込まれ、演算回路
12でΔXM、ΔZMの演算処理が行われる。更に、比較器
13で前記と同様にΔXM<#XMAX,ΔZM<#ZMAXの比
較がなされる。比較器13で上記不等式を満足すれば演算
回路15で#X+ΔXM,#Z+ΔZMがそれぞれ#X,#Z
に設定し直されてパラメータメモリ7の補正量が書き換
えられる。
比較器13で不等式が満足しなければノット回路16を介し
てドック調整信号が出力されて減速用ドックDoの位置調
整が作業者により行われる。
てドック調整信号が出力されて減速用ドックDoの位置調
整が作業者により行われる。
本発明の原点位置補正装置を採用することによって、従
来作業者が行なっていた原点位置の補正作業を基本的に
必要としなくなるので、作業者による作業の軽減、作業
能率の向上が図られる。更に、作業者による補正作業が
簡単になり熟練を必要としないので誰でも作業の対応が
できる。本発明は自動的に原点位置補正が行われるので
機械稼働率の向上が図れる効果を奏する。
来作業者が行なっていた原点位置の補正作業を基本的に
必要としなくなるので、作業者による作業の軽減、作業
能率の向上が図られる。更に、作業者による補正作業が
簡単になり熟練を必要としないので誰でも作業の対応が
できる。本発明は自動的に原点位置補正が行われるので
機械稼働率の向上が図れる効果を奏する。
第1図は本発明の構成を説明する制御ブロック図であ
る。第2図(イ)は衝突等で機械原点の位置がX軸方向
にずれた状態における主軸側とX軸側の関係を示す平面
モデル図および第2図(ロ)は衝突等で機械原点の位置
がZ軸方向にずれた状態における主軸側とZ軸側の関係
を示す平面モデル図である。第2図(ハ)は機械原点の
設定あるいは修復後の調整を行う説明用モデル図であ
る。 1……CPU、2……画面付キーボード 4c……サーボモータ、5……操作盤 7……パラメータメモリ 8……機械原点設定データメモリ 9……パラメータ限界値メモリ 10……機械座標値レジスタ 12,15……演算回路、13……比較器 H……主軸台、Th……タレット S……主軸、M……機械原点 C……チャック、XA……主軸軸線 D……爪、DA……爪端面 Tr……刃物台
る。第2図(イ)は衝突等で機械原点の位置がX軸方向
にずれた状態における主軸側とX軸側の関係を示す平面
モデル図および第2図(ロ)は衝突等で機械原点の位置
がZ軸方向にずれた状態における主軸側とZ軸側の関係
を示す平面モデル図である。第2図(ハ)は機械原点の
設定あるいは修復後の調整を行う説明用モデル図であ
る。 1……CPU、2……画面付キーボード 4c……サーボモータ、5……操作盤 7……パラメータメモリ 8……機械原点設定データメモリ 9……パラメータ限界値メモリ 10……機械座標値レジスタ 12,15……演算回路、13……比較器 H……主軸台、Th……タレット S……主軸、M……機械原点 C……チャック、XA……主軸軸線 D……爪、DA……爪端面 Tr……刃物台
Claims (1)
- 【請求項1】NC工作機械において固定部に対して移動台
を位置決め制御するための機械原点位置を補正するため
の原点位置補正装置であって、 主軸側基準位置と前記機械原点位置との間の基準寸法で
ある機械原点設定データ、原点位置の補正量の補正可能
な限界を示す限界値および原点復帰指令信号などを入力
する入力手段と、 前記固定部または前記移動台に設けられ、前記移動台を
駆動するとともに前記移動台の移動位置を示すため回転
角に対応して計数されるパルス信号と、一回転に一度の
所定の回転位置を示すための一回転信号とを送出する駆
動モータと、 前記固定部と前記移動台との間に設けられ、前記入力手
段によって前記移動台に原点復帰動作をさせた際、所定
位置に達したとき前記移動台の移動速度を減速速度に変
更させるための信号を送出する減速位置検出手段と、 前記減速速度で移動している過程で、減速信号が出力さ
れなくなった直後の前記駆動モータの一回転信号の出力
位置であるグリッド点位置と、 予め前記入力手段によって設定される機械原点設定デー
タを記憶している機械原点設定データメモリと、 前記グリッド点位置から前記機械原点位置までの前記移
動台の移動量である補正量を記憶するパラメータメモリ
と、 前記駆動モータで前記移動台を移動させたとき前記パル
ス信号を計数する機械座標値レジスタと、 前記移動台を前記主軸側基準位置を基点として原点復帰
動作をさせたときの前記機械座標値レジスタで計数され
た距離データと、前記機械原点設定データメモリに記憶
されている機械原点設定データとの差を求める第1の演
算手段と、 この第1の演算手段で求めた差と予め前記入力手段によ
って設定された所定の限界値とを比較し、限界値を超え
た場合には前記減速位置検出手段の位置を変更させる信
号を送出する比較手段と、 この比較手段で変更させる信号が送出されなかったと
き、前記パラメータメモリに書き込む新しい補正量を求
めるため、前記パラメータメモリから読み出された補正
量と前記第1の演算手段で求めた差とを演算する第2の
演算手段とを備え、 前記機械原点位置を補正するとき前記移動台を前記主軸
側基準位置を基点として前記原点復帰の指令を出し、前
記機械原点位置まで原点復帰動作をさせることのみで、
自動的に前記機械原点位置を前記機械原点設定データメ
モリに記憶させている機械原点設定データ位置に補正で
きることを特徴とするNC工作機械の原点位置補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60184639A JPH07106536B2 (ja) | 1985-08-21 | 1985-08-21 | Nc工作機械の原点位置補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60184639A JPH07106536B2 (ja) | 1985-08-21 | 1985-08-21 | Nc工作機械の原点位置補正装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6268252A JPS6268252A (ja) | 1987-03-28 |
JPH07106536B2 true JPH07106536B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=16156749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60184639A Expired - Lifetime JPH07106536B2 (ja) | 1985-08-21 | 1985-08-21 | Nc工作機械の原点位置補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07106536B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2515988Y2 (ja) * | 1991-02-07 | 1996-11-06 | ティーオーエー株式会社 | 雑音制御型放送装置 |
JP5846400B2 (ja) * | 2012-06-14 | 2016-01-20 | 村田機械株式会社 | 工作機械とその熱変形の補正方法 |
CN109079550B (zh) * | 2018-10-18 | 2021-05-25 | 上海天海电子有限公司 | 一种设定夹具快速设定零位的方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5542407B2 (ja) * | 1972-07-25 | 1980-10-30 |
-
1985
- 1985-08-21 JP JP60184639A patent/JPH07106536B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6268252A (ja) | 1987-03-28 |
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