JPS60178711A - 車両用音響装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、車室内騒音に影響されることなく常に適切な
音響特性を得ることが可能な車両用音響装置に関する。

従来技術 従来、車室内騒音に応じて再生音響信号が自動制御され
る車両用音響装置としては、オートポリ−ムコントロー
ルシステム（以下Ａ、Ｖ、Ｃ，Ｓ　ト略ｆる）を用いた
ものが実用されている（　Ｎｌ５ＳＡＮサ一ビス周報第
４２８号（ＬＰ−１）第２７０，２７１頁）。

このＡ、Ｖ、Ｃ，Ｓば、車室内の騒音レベルを検出し、
車速の増加に伴う騒音レベルの上昇に応じて、適正音量
を増加させることにより再生音響信号が騒音によって影
響を受けることなく、受聴できるようにするものである
。

しかしながらこのＡ、Ｖ、Ｃ，Ｓを用いた車両用音響装
置にあっては、受聴対象となっている音楽が、小ｆ量（
ピアニシモ）から大音量（フォルテシモ）まで広い晋量
域を有する構成である場合には、小音量時を基準にして
Ｍｉ前記適正音量を設定すると、大音量時に乗員にとっ
て過剰音量となり不快なものとなる。

このため本発明者等は、先に虫室内の掻音レベルに応じ
て、再生音４倍号のダイナミックレンジを制御すること
によって、大音量を一定に保持しつつ、小音量を車室内
畷音に抗して受聴可能なレベルにすることを可能にした
車両用音響装置を提案した（％願昭５９−１２１４号）
ｃ、シかしこの装置では前述の大音量時の問題は解決さ
れるものの、小音量であるチーブヒスノイズ等まで受聴
可能なレベルに上昇されることから、各曲間の無信号時
や小音量時にテープヒス・ノイズ等の雑音が明瞭に再生
され、耳ざわりとなる新たな問題が生ずる。

発明の目的 本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、車
室内の騒音レベルに応じて、大音量ｋ　一定に保持しつ
つ、不音−１’ｆ−車室内騒音に抗して受聴可能なレベ
ルにすると同時に、その際所定の高音域全遮断すること
によって、前記両問題を解決した車両用音響装置を提供
することを目的とするものである。

発明の構成 前記目的を達成するために本発明にあっては、適宜の音
量ソースから出力される音響信号全増幅する増幅器と、
車室内に定置されこの増幅された音響信号を再生する再
生手段と、前記車室内の騒音レベル全検出する検出器と
、該騒音レベルに応じて前記増幅器のゲインをコントロ
ールし、音響信号のダイナミックレンジを可変制御する
ダイナミックレンジコントロール装置と、前記ゲインの
増加に応じて所定の高音域成分を遮断するΔ波器とを備
え、ダイナミックレンジの制御と高音域成分の遮断とに
より前記問題点を解決し得るようにしである。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面に従って説明する
。すなわち第１図に示したように、音響ソースたるカセ
ットデツキ、チューナ／の出力側にはダイナミックレン
ジコントロール装置２が設けられている。該ダイナミッ
クコントロール装置２は、前記カセットデツキ、チュー
ナ／から音響信号が入力されるゲインコントロール３と
ｒｍｓ　（平均化回路）１１及び該ｒｍ８　ｕの出力側
に設けられた制御信号発生回路Ｓとから構成されている
。

該ゲインコントロール３は、′ｉｇ２図に示したような
特性を具備している。すなわち第２図において実測イは
増幅率をコントロールしない場合の特性を、実線口は増
幅率を増加させた場合の特性？示している。そしてこの
ゲインコントロール３は、後述する制Ｔｌ１ｌ１１信号
（＝騒音レベル）に応じ、前記実線イと実線日間におい
て、矢示ハのように増幅率を可変側（財）し得る特性ｆ
ｆ：有する。したがってこのゲインコントロール３全備
えたダイナミックレンジコントロール装置ｈ！：２ｒｉ
、この実線イと実線日間においてダイナミックレンジを
可変制御する機能を具備している。

一方車室ｌ内には、該車室６内の騒音を検知する検知器
たるマイクロホン７が設けられている。

該マイクロホン７の集音された車室内騒音は、騒音！信
号発生部ざで騒音レベルに応じた信号に変操され、前記
制呻、１百号発生回路Ｓに入力されるようになっている
。該制御信号発生回路Ｓは、前記ｒｍｓ＜ｚで平均化さ
れた出力を、この騒音レベルに応じた制＠信号に変換す
る機能を具備し、この制御信号は、ゲインコントロール
３と、該ゲインコントロール３の出力側に設けられたＩ
慮波器たるコントロールローパスフィルタフとに入力さ
れている。該コントロールローパスフィルタ？は、所定
の高音域を遮断する機能を有し、この高音域は前記制御
信号によって可変制御されるようになっている。換言す
るならばこのコントロールローパスフィルタフば、（ゲ
インコントロール３に入力すれる制御信号と同じ信号に
よって制御されることから）ゲインコントロール３の増
幅率が増加する釘、この増加率に応じて所定の高音域を
遮断する機能を具備している。なおここで所定の高音域
とは、少なくともテープヒスノイズ゛′の音域を含む高
音域を意味している。

サラにこのコントロールローパスフィルタフの出力側に
は、プリ・メインアンプ１０が設けられており、該プリ
・メインアンプｉｏで増幅されりｆ４１１信号は、単室
ぶ内に定置されたスピーカ／／、／２に入力されるよう
になっている。

以上の構成に係る本実施例において、まずエンジン停止
中であってマイクロホン７によって車室内騒音が検出さ
れない場合について考擦する。

カセットデツキ、チューナ／から出力された音響信号ハ
、ケインコントロール３．コントロールローパスフィル
タ９を介し、プリΦメインアンプＩＯで増幅され、スピ
ーカｉｉ　、　／Ｊによって再生される。このときマイ
クロホン７からの入力が少ないことから、騒音量信号発
生部ざ、制御信号発生回路Ｓは、作動することなく、前
記各信号が出力されることはない。したがってゲインコ
ントロール３は、第２図に実線イで示した特性にて作動
し、又コントロールローパスフィルタフは制御されるこ
となく全音域″ｆ：濾波させる。その際テープヒスノイ
ズは一般的な車両用音響装置と同様、第２図の棒グラフ
Ａで示したように最高出力音圧レベル４５ｄＢ程朋であ
る。よって乗員は、このテープヒスノイズによって特に
影響を受けることなく、再生音を楽しむことができる。

次にエンジン始動、走行に伴って車室６内の騒音が増加
した場合を考擦する。この車室を内の騒音は、マイクロ
ホン７によって検出され騒音量信号発生部とにて１騒音
レベルに応じた信号に変換され、制御信号発生回路、！
；ＶＣ入力される。該制御信号発生回路Ｓは、前述のよ
うにｒｍｓ≠で平均化された音響信号を、この騒音レベ
ル信号に基づいて制ｍ信号に変換し、ゲインコントロー
ル３とコントロールローパスフィルタ９とに出力する。

該ゲインコントロール３は、この制御信号により、騒音
レベルに応じて第２図に実線イと口開（矢示ハ）におけ
る特性にゲインを制御される。このとき通常音響ソース
に含まれているテープヒスノイズ（例、ｔ　バカセット
テープのヒ、スノイズは一５０ｄＢ程度）。

その他のノイズのレベルは、ゲインコントロール３の増
幅率の上昇に伴って、音響信号と共に増加する。したが
ってこれをそのままプリ拳メインアンプ１０で増幅し再
生すると、テープヒスノイズは第２図の棒グラフにＢで
示したように、最高出力音圧レベル６５ｄＢとなる。よ
って再生音楽の小廿景の部分や曲間の無信号部分でこの
テープヒスノイズが顕著なものとなってしまう。しかし
このときゲインコントロール３によってゲイン紮制御さ
ｈ　タ音４！　Ｆ、＝　号は、コントロールローバスフ
ィルタタに入力される。そして該コントロールローパス
フィルタ９ｒｉ前記制御信号により、車室内騒音レベル
に応じ、換言すればゲインの増加に応じて前記所定の高
音域を遮断するように作動する。したがってプリ・メイ
ンアンプ１０では、車室内騒音に応じて、ダイナミック
レンジが町変制御され、かつ所定の高音域が遮断された
音響信号が増幅されることとなる。よってスピーカ／／
、／Ｊからは、騒音によりかき消されてしまう可能性の
ある小音量の再生音を聴取可能な音圧にて再生され、し
かもテープヒスノイズを抑制することができる。このた
・め乗員はテープヒスノイズによる不快を伴うことなく
、車室内騒音に抗して小音量再生音全受聴することがで
きるのである。

一方大音量再生音に関しては、第２図実線口に示したよ
うに、最大出力音圧レベル（１００ｄＢ　）は変化しな
い。よって、大音量再生音の音量増加による不快が生じ
たり、スピーカ／／　、／２の出力限界を越えて歪んだ
再生音となる現象も防止することができるのである。

第５図は本発明の他の実施例を示すもので、車室内の騒
音レベル全検出する検出器として、騒音予想回路／３全
用いている。該騒音予想回路／３は、車速、エンジン回
転数、送風ファン回転数、窓の開度、ワイパー作動、ト
ンネル内走行等に某づいて、車室内騒音を予想検出する
機能を有している。

そして制御信号発生回路Ｓは、この予想検出値に基づい
て前述の制御信号を出力するようになっている。

かかる実施例にあっては、高価なマイクロホンを要しな
いことから、より低コストにて実施し得るものである。

発明の詳細 な説明したように、本発明は車室内の騒音レベルを検出
し、この騒音レベルに応じて再生音響信号のダイナミッ
クレンジを可変側＠すすると同時に、さらにこのダイナ
ミックレンジの町変制御に応じて、所定の高音成分を遮
断するようにした。

したがって第１に、従来のＡ、Ｖ、Ｃ，Ｓを用いた車両
用音響装置のように大音量時に、過剰背量となることな
く、小音量時の音楽情報を車室内騒音に抗して適正に得
ることができる。又第２にダイナミックレンジの可変制
御に伴って増加するテープヒスノイズ等を含む高音域は
遮断されることがら、小音量再生音の音量増加に伴って
、テープヒスノイズ等が明瞭となることなく、小音量部
分や曲間の無信号部分でテープヒスノイズ等が耳ざわシ
となることを解消することができる。

よって再生対象となる音楽が、不音！（ビアニシモ）か
う大音量（フオルテシモ）まで、広い音量域を有する構
成である場合にも、車室内騒音とテープヒスノイズ等に
影響されることなく、常に適正な音量で音楽を楽しむこ
とを可能にするものである。

加えて前述の他の実施例にあっては、高価なマイクロホ
ンが不要であることから、低コストにて実施し得るもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
ゲインコントロールの入力−出力特性図、第６図は本発
明の他の実施例を示す要部ブロック図である。 ／・・・カセットデツキ、チューナ（音響ソース）、コ
・・・タイナミックレンジコントロール装置、３・・・
ゲインコントロール、ｑ・・・ｒｍｓ、ｓ・・・制御信
号発生回路、６・・・車室、７・・・マイクロホン（騒
音レベル検知器）、ざ・・・騒音信号発生部、デ・・・
コントロールローパスフィルタ（濾波器）、１０・・・
グリ・メインアンズ（増幅器）、／／、／２・・・スピ
ーカ（再成手段）、１３・・・、掻音予想回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）適宜の音響ソースから出力される音響信号を増幅
   する増幅器と、車室内に定置されこの増幅された音Ｉ＃
   信号を再生する再生手段と、前記車室内の騒音レベルを
   検出する検出器と、該騒音レベルに応じて前記増幅器の
   ゲインをコントロールし、音響信号のダイナミックレン
   ジ全可変制御するダイナミックレンジコントロール装置
   と、前記ゲインの増加に応じて所定の高音域成分を遮断
   する濾波器とを備えたことを特徴とする車両用音響装置
   。