JP2640552B2 - 音声信号出力装置 - Google Patents

音声信号出力装置

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JP2640552B2
JP2640552B2 JP9702090A JP9702090A JP2640552B2 JP 2640552 B2 JP2640552 B2 JP 2640552B2 JP 9702090 A JP9702090 A JP 9702090A JP 9702090 A JP9702090 A JP 9702090A JP 2640552 B2 JP2640552 B2 JP 2640552B2
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、例えば、テレビジョン受像機やラジオカセ
ットテープレコーダなどの小口径スピーカを備える電子
機器あるいは音響機器における音声信号出力装置に関
し、さらに詳しくは、スピーカの低域周波数再生帯域を
広げるためのMFB(モーショナル フィードバック)を
用いた音声信号出力装置に関する。
<従来の技術> 一般に、小口径スピーカでは、低域周波数の再生が難
しいために、スピーカの動作状態を検出してパワーアン
プに帰還することにより、低域再生周波数帯域を広げる
ためのMFBが用いられる場合がある。
このMFBとして、スピーカユニットに印加された音声
信号の周波数に対するインピーダンス変化を電圧変化と
して検出し、パワーアンプにフィードバックするように
した、例えば、第2図に示されるものがある。
この第2図において、1は音声信号制御回路であり、
この音声信号制御回路1は、音声レベルを制御する音量
制御回路2と、高域のレベルを制御するトレブル制御回
路3と、低域のレベルを制御するバスレベル制御回路4
とを備えており、各制御回路2〜4は、音量レベル制御
信号、トレブルレベル制御信号およびバスレベル制御信
号によってそれぞれ制御される。すなわち、各制御信号
は、直流電圧であり、この直流電圧のレベルに応じて音
声信号を増幅あるいは減衰するようになっている。
5は音声信号出力回路であり、この音声信号出力回路
5は、音声信号制御回路1からの音声信号とフィードバ
ックされた帰還信号としての低域の音声信号とを加算す
る加算回路6と、この加算回路6からの音声信号を増幅
してスピーカ8に出力するパワーアンプ7と、検出用抵
抗9と、この検出用抵抗9で得られた音声信号を増幅す
る増幅回路10と、この増幅回路10の音声信号の内の低域
の音声信号のみを通過させて加算回路6に与えるバンド
パスフィルタ11とを備えている。
一般に、スピーカのインピーダンスは、一定ではな
く、周波数によって異なり、第3図のインピーダンス特
性に示されるように、最低共振周波数f0では、インピー
ダンスが高くなり、この最低共振周波数f0を中心とした
山形となる。したがって、パワーアンプ7か周波数に拘
わらず定電圧振幅駆動を行っていても、上述の検出抵抗
9によって得られる音声信号電圧は、スピーカ8のイン
ピーダンス特性に反比例した電圧特性となる。
この検出抵抗9で得られる音声信号を増幅して最低共
振周波数f0以下の低域成分のみを取り出して加算回路6
で加算するようにしているので、パワーアンプ7の出力
は、低域のみ増幅された周波数特性を有することにな
り、スピーカ8の最低共振周波数f0以下の周波数帯域
は、すなわち、低域の再生周波数帯域を広げることが可
能となる。
<発明が解決しようとする課題> ところが、小口径のスピーカ8では、定格出力が限ら
れているために、パワーアンプ7の電源電圧も制限され
ることになり、音量レベルを上限近くに調製しているよ
うな場合に、MFBによって増幅された低域周波数成分
が、パワーアンプ7の電源電圧による出力ダイナミック
レンジによりクリップされて歪みが発生し易いという難
点がある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであって、
MFBを用いた音声信号出力装置において、低域周波数成
分のクリップ歪みが発生しないようにすることを目的と
する。
<課題を解決するための手段> 本発明では、上述の目的を達成するために、次のよう
に構成している。
すなわち、本発明は、入力される音声信号の低域のレ
ベルをバスレベル制御信号によって制御して出力するバ
スレベル制御回路と、前記バスレベル制御回路からの音
声信号をパワーアンプで増幅してスピーカに出力すると
ともに、前記スピーカから出力される音声信号のうち該
スピーカが有するインピーダンス特性における最低共振
周波数以下の周波数成分である低域の音声信号を増幅し
たうえで帰還信号として前記パワーアンプに帰還するこ
とにより前記スピーカの低域周波数再生帯域を広げるMF
B(モーショナルフィードバック)を用いた音声信号出
力回路と、前記パワーアンプへ帰還される帰還信号のレ
ベルが前記パワーアンプの出力ダイナミックレンジによ
って音声信号の低域周波数成分がクリップされて歪まさ
れるような一定レベル以上のときには、そのクリップ歪
みが生じないように前記バスレベル制御信号のレベルを
制御して前記バスレベル制御回路から出力される音声信
号の低域周波数成分のレベルを低下させる低域周波数成
分制御回路とを具備したことを特徴としている。
<作用> 上記構成によれば、MFBの帰還信号によってバスレベ
ルを制御するようにしているので、パワーアンプの出力
ダイナミックレンジにより低域周波数成分がクリップさ
れて歪みが生じるのを防止することができる。
<実施例> 以下、図面によって本発明の実施例について、詳細に
説明する。
第1図は、本発明の一実施例のブロック図であり、第
2図の従来例に対応する部分には、同一の参照符を付
す。
この音声信号出力装置は、例えば、ラジオカセットテ
ープレコーダに備えられている。
この第1図において、1は音声信号制御回路であり、
この音声信号制御回路1は、音量制御回路2、トレブル
レベル制御回路3およびバスレベル制御回路4を備えて
おり、各回路2〜4は、直流電圧の音量レベル制御信
号、トレブルレベル制御信号およびバスレベル制御信号
によって制御される。
音声信号出力回路5は、音声信号制御回路1からの音
声信号とフィードバックされた低域の音声信号とを加算
する加算回路6と、この加算回路6からの音声信号を増
幅してスピーカ8に出力するパワーアンプ7と、検出用
抵抗9と、この検出用抵抗9で得られた音声信号を増幅
する増幅回路10と、この増幅回路10の音声信号の内の低
域の音声信号のみを通過させて加算回路6に与えるバン
ドパスフィルタ11とを備えている。
以上の構成は、第2図の従来例と同様である。
この実施例では、パワーアンプ7へ帰還される帰還信
号のレベルがこのパワーアンプ7の出力ダイナミックレ
ンジによって音声信号の低域周波数成分がクリップされ
て歪まされるような一定レベル以上のときには、そのク
リップ歪みが生じないようにバスレベル制御信号のレベ
ルを制御して音声信号制御回路1のバスレベル制御回路
4から出力される音声信号の低域周波数成分のレベルを
低下させるために、低域周波数成分制御回路として交流
−直流変換回路12と演算回路13とを具備している。すな
わち、この低域周波数成分制御回路においては、バンド
パスフィルタ11からの帰還信号は、交流−直流変換回路
12によって帰還レベルに応じた直流電圧に変換され、こ
の直流電圧は、演算回路13の反転入力に与えられるよう
になっており、この演算回路13の非反転入力には、上述
のバスレベル制御信号が与えられ、この演算回路13の出
力によってバスレベル制御回路4が制御されて低域周波
数成分が増幅あるいは減衰されるように構成されてい
る。
この演算回路13は、交流−直流変換回路12からの直流
電圧のレベルが、ある一定レベル以上になったとき、バ
スレべル制御信号のレベルに拘わらずバスレべル制御回
路4を制御して低域周波数成分のみのレベルを低下させ
るようになっている。すなわち、パワーアンプ7の出力
ダイナミックレンジによって低域周波数成分がクリップ
されるようなレベルのときには、バスレべル制御回路4
によって低域周波数成分のレべルを低下させてクリップ
歪みが生じないようにしている。また、この演算回路13
は、交流−直流変換回路12からの直流電圧レベルが、前
記ある一定レべル未満であるときには、バスレベル制御
信号に応じた制御信号をバスレベル制御回路4に出力す
るようになっている。
このように演算回路13が動作してバスレベル制御回路
4で低域周波数成分のレべルを低下させているときに
は、結果的に、中高域周波数成分に対する低域周波数成
分の増幅が行われないことになるけれども、演算回路13
が動作しているとき、すなわち、パワーアンプ7の出力
ダイナミックレンジを越えるような低域周波数成分の入
力があるときとは、音量制御回路2の減衰量が少なく、
音量レベルが上限に近いようなときであり、一般的に、
等ラウドネス曲線として知られているように、音量レベ
ルを上げた場合に、低域周波数成分の増幅作用が少なく
なっても聴感上、違和感を感じることはない。
<発明の効果> 以上のように本発明によれば、MFBによって低域周波
数再生帯域を広げることができるとともに、MFBの帰還
信号によってバスレベルを制御するようにしているの
で、パワーアンプの出力ダイナミックレンジにより低域
周波数成分がクリップされて歪みが生じるのを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロック図、第2図は従来
例のブロック図、第3図はスピーカのインピーダンス特
性を示す図である。 1……音声信号制御回路、4……バスレベル制御回路、
5……音声信号出力回路、7……パワーアンプ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−152208(JP,A) 実願 昭56−108162号(実開 昭58− 13722号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) 実願 昭50−22723号(実開 昭51− 103931号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力される音声信号の低域のレベルをバス
    レベル制御信号によって制御して出力するバスレベル制
    御回路と、 前記バスレベル制御回路からの音声信号をパワーアンプ
    で増幅してスピーカに出力するとともに、前記スピーカ
    から出力される音声信号のうち該スピーカが有するイン
    ピーダンス特性における最低共振周波数以下の周波数成
    分である低域の音声信号を増幅したうえで帰還信号とし
    て前記パワーアンプに帰還することにより前記スピーカ
    の低域周波数再生帯域を広げるMFB(モーショナルフィ
    ードバック)を用いた音声信号出力回路と、 前記パワーアンプへ帰還される帰還信号のレベルが前記
    パワーアンプの出力ダイナミックレンジによって音声信
    号の低域周波数成分がクリップされて歪まされるような
    一定レベル以上のときには、そのクリップ歪みが生じな
    いように前記バスレベル制御信号のレベルを制御して前
    記バスレベル制御回路から出力される音声信号の低域周
    波数成分のレべルを低下させる低域周波数成分制御回路
    と、 を具備したことを特徴とする音声信号出力装置。
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JPS5813722U (ja) * 1981-07-20 1983-01-28 三洋電機株式会社 音質補正回路
JPS63152208A (ja) * 1986-12-17 1988-06-24 Sanyo Electric Co Ltd 音質制御回路

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