JP2942034B2 - 音声処理装置 - Google Patents

音声処理装置

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JP2942034B2
JP2942034B2 JP3259141A JP25914191A JP2942034B2 JP 2942034 B2 JP2942034 B2 JP 2942034B2 JP 3259141 A JP3259141 A JP 3259141A JP 25914191 A JP25914191 A JP 25914191A JP 2942034 B2 JP2942034 B2 JP 2942034B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音声を処理する音声処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より音声を処理する装置として、音
声をマイクロフオン等により電気信号に変換する事によ
り音声信号を形成し、形成された音声信号をテープレコ
ーダ等により記録媒体に記録する音声記録装置がある。
【0003】上述の音声記録装置においてはマイクロフ
オンより発生される音声信号を増幅する音声信号増幅回
路の周波数特性はほぼ一定の場合が多く、この場合、該
マイクロフオンに風等が当たると、記録しようとしてい
る音声に風の音が雑音となって混入し、音声信号を劣化
させるため、マイクロフオンにウインドスクリーン等を
装着する事により風の影響を防いでいた。
【0004】また、上述の風の音により発生する雑音は
周波数的に見ると低周波の信号であるため、近年では音
声信号に大して低域周波数成分を除去できる様に、音声
信号増幅回路に周波数特性の切換えスイツチを設け、操
作者は風がある場合に該切換えスイツチを操作し、音声
信号の低域周波数成分を除去する様に該音声信号増幅回
路を働かせる事により、風の影響を防いでいた。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述の従来の装置の場合、ウインドスクリーンにより風の
影響を防ぐ場合には装置が大型化してしまうという問題
がある。
【0006】また、操作者が任意に切換えスイツチを操
作する事によって音声信号の低域周波数成分を除去する
様に音声信号増幅回路を働かせる事により風の影響を防
ぐ場合には、操作者が風の有無を判断して、前記切換え
スイツチを操作するのは非常に困難であり、また、誤操
作する可能性がある。
【0007】すなわち、操作者は風の音の影響がどの程
度あるかを判断するためには、マイクロフオンにて集音
された音声を常にモニターする必要があり、操作者にと
っては使い勝手が悪い。
【0008】また、音声をモニターしないで切換えスイ
ツチを操作した場合に、例えばマイクロフオンに風が当
たっているにもかかわらず、該切換えスイツチを操作せ
ず、音声信号の低域周波数成分を除去しないと、記録し
ようとしている音声のレベルに比べ、風の音のレベルが
大きくなり、該音声信号増幅回路内のAGC(Auto
Gain Controler)の働きにより風の音
によりマイクロフオンにより集音された音声全体のレベ
ルが下がってしまったり、また、マイクロフオンに風が
当たっていないにもかかわらず、該切換えスイツチを操
作し、音声信号の低域周波数成分を除去するままにして
おくと、マイクロフオンにより集音された音声の低域周
波数成分は常に除去されるため、記録しようとしている
音声の音質が損なわれる事になる。
【0009】本発明は上述の問題点を解決し、装置を大
型化せずに簡単な構成にて風等の雑音の影響を受けずに
音声を容易に処理する事ができる音声処理装置を提供す
る事を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の音声処理装置
は、音声を処理する装置であって、所定の周波数帯域を
有する第1の音声信号を入力し、入力された第1の音声
信号の前記所定の周波数帯域中の低周波数帯域を示す信
号を減衰させ、出力する第1低周波数帯域減衰手段と、
前記第1の音声信号と同様の周波数帯域を有する第2の
音声信号を入力し、入力された第2の音声信号の前記所
定の周波数帯域中の低周波数帯域を示す信号を減衰さ
せ、出力する第2低周波数帯域減衰手段と、前記入力さ
れた第1の音声信号の前記所定の周波数帯域中の低周波
数帯域を示す信号のレベルと前記入力された第2の音声
信号の前記所定の周波数帯域中の低周波数帯域を示す信
号のレベルとを比較或は加算した結果と、前記入力され
た第1の音声信号の前記所定の周波数帯域中の前記低周
波数帯域よりも高く高周波帯域よりも低い中周波数帯域
を示す信号のレベルと前記入力された第2の音声信号の
前記所定の周波数帯域中の前記低周波数帯域よりも高く
高周波帯域よりも低い中周波数帯域を示す信号のレベル
とを比較或は加算した結果とを更に比較し、その比較結
果に応じて前記第1及び第2低周波数帯域減衰手段にお
ける減衰特性を夫々同様に制御する制御手段とを有する
ものであり、また、所定の周波数帯域を有する第1の音
声信号を入力し、入力された第1の音声信号の前記所定
の周波数帯域中の低周波数帯域を示す信号を減衰させ、
出力する第1低周波数帯域減衰手段と、前記第1の音声
信号と同様の周波数帯域を有する第2の音声信号を入力
し、入力された第2の音声信号の前記所定の周波数帯域
中の低周波数帯域を示す信号を減衰させ、出力する第2
低周波数帯域減衰手段と、前記入力された第1の音声信
号の前記所定の周波数帯域中の低周波数帯域を示す信号
のレベルと前記第1低周波数帯域減衰手段より出力され
た第1の音声信号の前記所定の周波数帯域中の前記低周
波数帯域よりも高く高周波帯域よりも低い中周波数帯域
を示す信号のレベルとを比較或は加算した結果と、前記
入力された第2の音声信号の前記所定の周波数帯域中の
低周波数帯域を示す信号のレベルと前記第2低周波数帯
域減衰手段より出力された第2の音声信号の前記所定の
周波数帯域中の前記低周波数帯域よりも高く高周波帯域
よりも低い中周波数帯域を示す信号のレベルとを比較或
は加算した結果とを更に比較し、その比較結果に応じ
て、前記第1及び第2低周波数帯域減衰手段における減
衰特性を夫々同様に制御する制御手段とを有するもので
あり、また、所定の周波数帯域を有する第1の音声信号
を入力し、入力された第1の音声信号の前記所定の周波
数帯域中の低周波数帯域を示す信号を減衰させ、出力す
る第1低周波数帯域減衰手段と、前記第1の音声信号と
同様の周波数帯域を有する第2の音声信号を入力し、入
力された第2の音声信号の前記所定の周波数帯域中の低
周波数帯域を示す信号を減衰させ、出力する第2低周波
数帯域減衰手段と、前記第1低周波数帯域減衰手段より
出力された第1の音声信号と前記第2低周波数帯域減衰
手段より出力された第2の音声信号との和信号を形成
し、出力する加算手段と、前記第1低周波数帯域減衰手
段より出力された第1の音声信号と前記第2低周波数帯
域減衰手段より出力された第2の音声信号との差信号を
形成し、出力する減算手段と、前記入力された第1の音
声信号の前記所定の周波数帯域中の低周波数帯域を示す
信号のレベルと前記入力された第2の音声信号の前記所
定の周波数帯域中の低周波数帯域を示す信号のレベルと
を比較或は加算した結果と、前記加算手段より出力され
た和信号の前記所定の周波数帯域中の前記低周波数帯域
よりも高く、高周波帯域よりも低い中周波数帯域を示す
信号のレベルとを更に比較し、その比較結果に応じて、
前記第1及び第2低周波数帯域減衰手段における減衰特
性を夫々同様に制御する制御手段とを有するものであ
り、また、所定の周波数帯域を有する第1の音声信号を
入力し、入力された第1の音声信号の周波数特性を可変
し、出力する第1周波数特性可変手段と、前記第1の音
声信号と同様の周波数帯域を有する第2の音声信号を入
力し、入力された第2の音声信号の周波数特性を可変
し、出力する第2周波数特性可変手段と、前記入力され
た第1の音声信号の前記所定の周波数帯域中の低周波数
帯域を示す信号のレベルと前記入力された第2の音声信
号の前記所定の周波数帯域中の低周波数帯域を示す信号
のレベルとを比較或は加算した結果と、前記入力された
第1の音声信号の前記所定の周波数帯域中の前記低周波
数帯域よりも高く高周波帯域よりも低い中周波数帯域を
示す信号のレベルと前記入力された第2の音声信号の前
記所定の周波数帯域中の前記低周波数帯域よりも高く高
周波帯域よりも低い中周波数帯域を示す信号のレベルと
を比較或は加算した結果とを更に比較し、その比較結果
に応じて前記第1及び第2周波数特性可変手段における
可変特性を夫々同様に制御する制御手段とを有するもの
であり、また、所定の周波数帯域を有する第1の音声信
号を入力し、入力された第1の音声信号の周波数特性を
可変し、出力する第1周波数特性可変手段と、前記第1
の音声信号と同様の周波数帯域を有する第2の音声信号
を入力し、入力された第2の音声信号の周波数特性を可
変し、出力する第2周波数特性可変手段と、前記入力さ
れた第1の音声信号の前記所定の周波数帯域中の低周波
数帯域を示す信号のレベルと前記第1低周波数帯域減衰
手段より出力された第1の音声信号の前記所定の周波数
帯域中の前記低周波数帯域よりも高く高周波帯域よりも
低い中周波数帯域を示す信号のレベルとを比較或は加算
した結果と、前記入力された第2の音声信号の前記所定
の周波数帯域中の低周波数帯域を示す信号のレベルと前
記第2低周波数帯域減衰手段より出力された第2の音声
信号の前記所定の周波数帯域中の前記低周波数帯域より
も高く高周波帯域よりも低い中周波数帯域を示す信号の
レベルとを比較或は加算した結果とを更に比較し、その
比較結果に応じて、前記第1及び第2周波数特性可変手
段における可変特性を夫々同様に制御する制御手段とを
有するものであり、更に、所定の周波数帯域を有する第
1の音声信号を入力し、入力された第1の音声信号の周
波数特性を可変し、出力する第1周波数特性可変手段
と、前記第1の音声信号と同様の周波数帯域を有する第
2の音声信号を入力し、入力された第2の音声信号の周
波数特性を可変し、出力する第2周波数特性可変手段
と、前記第1周波数特性可変手段より出力された第1の
音声信号と前記第2周波数特性可変手段より出力された
第2の音声信号との和信号を形成し、出力する加算手段
と、前記第1周波数特性可変手段より出力された第1の
音声信号と前記第2周波数特性可変手段より出力された
第2の音声信号との差信号を形成し、出力する減算手段
と、前記入力された第1の音声信号の前記所定の周波数
帯域中の低周波数帯域を示す信号のレベルと前記入力さ
れた第2の音声信号の前記所定の周波数帯域中の低周波
数帯域を示す信号のレベルとを比較或は加算した結果
と、前記加算手段より出力された和信号の前記所定の周
波数帯域中の前記低周波数帯域よりも高く、高周波帯域
よりも低い中周波数帯域を示す信号のレベルとを更に比
較し、その比較結果に応じて、前記第1及び第2周波数
特性可変手段における可変特性を夫々同様に制御する制
御手段とを有するものである。
【0011】
【作用】上述の構成によれば、装置を大型化せずに簡単
な構成にて風等の低域周波数帯域を持つ雑音の影響を受
けずに音声を容易に処理する事ができる様になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を本発明の実施例を用いて説明
する。
【0013】図1は本発明の第1の実施例としての音声
記録装置の概略構成を示した図である。
【0014】図1において、1、2は音声を電気信号に
変換するマイクロフオンで1は左側用マイクロフオン、
2は右側用マイクロフオンである。3、4は前記マイク
ロフオン1、2より夫々発生される音声信号の周波数特
性を変化させるための可変フイルタ、28は電圧制御増
幅器5、6、検波回路7、8、時定数回路10、比較回
路11により構成され、前記可変フイルタ、3、4より
出力される音声信号をそのレベルに応じて増幅するAG
C(Auto Gain Control)回路、12
は前記AGC回路28にて増幅された音声信号を磁気テ
ープ等の記録媒体に記録する記録部、13、14は前記
マイクロフオン1、2より発生される音声信号の低域周
波数成分を夫々分離するためのバンドパスフイルタ(B
PF)、17、18は前記BPF13、14により分離
された信号を増幅する増幅器、21、22は前記増幅器
17、18により増幅された音声信号の低域周波数成分
の信号を検波し、低域検波信号を出力する検波回路、1
5、16は前記マイクロフオン1、2より発生される音
声信号の中域周波数成分を夫々分離するためのBPF、
19、20は前記BPF15、16により分離された信
号を増幅する増幅器、23、24は前記増幅器19、2
0により増幅された音声信号の中域周波数成分の信号を
検波し、中域検波信号を出力する検波回路、25は前記
検波回路21より出力される低域検波信号と前記検波回
路22より出力される低域検波信号とのレベルを比較
し、レベルが大きい方の低域検波信号を出力する比較回
路、26は前記検波回路23より出力される中域検波信
号と前記検波回路24より出力される中域検波信号との
レベルを比較し、レベルが大きい方の中域検波信号を出
力する比較回路、27は前記比較回路25より出力され
る低域検波信号と前記比較回路26より出力される中域
検波信号とを比較し、低域検波信号のレベルから中域検
波信号のレベルを減算する事により得られる比較信号を
出力する比較回路、9は前記比較回路27から出力され
る比較信号により制御される前記可変フイルタ3、4に
おける周波数特性の変化が聴感上聞き苦しくならない様
にするため、アタツクリカバリータイムを設定するため
の時定数回路である。
【0015】図1において、マイクロフオン1、2によ
り集音される音声は夫々電気信号(すなわち、音声信
号)に変換され、可変フイルタ2、4、BPF13〜1
6に供給される。
【0016】図2及び図3は前記マイクロフオン1、2
より出力される信号の周波数特性を示した図で、図2、
図3中のAは記録しようとしている音声の周波数特性を
示し、Wは風雑音の周波数特性を示している。
【0017】図2及び図3に示す様に音声の周波数特性
は特殊な場合を除いてほぼ1KHzを中心に分布し、ま
た、風雑音の周波数特性は200Hz以下の低い周波数
帯域に分布している。
【0018】そして、図3に示す様に風雑音のレベルと
音声のレベルとに、あまり違がない場合には、聴感的に
音声に対して風雑音が目立つ事はないが、図2に示す様
に風雑音のレベルに対して音声のレベルが小さい場合に
は、聴感的に音声に対して風雑音が目立つ事になり、更
に通常は磁気テープ等の記録媒体に記録される前に図1
に示す様なAGC回路28により音声信号が所定のレベ
ルを越えない様にレベル制御されるため、風雑音のレベ
ルが大きいと風雑音のレベルが制限されるため、音声の
レベルが相対的に低くなり、聴感的にますます風雑音が
目立ってしまう。
【0019】また、従来のテープレコーダ等の音声増幅
回路は該風雑音の影響を除去するため、100Hz以下
の音声信号を減衰させる事により風雑音の信号成分を減
衰させる場合が多いが、図2あるいは図3に示す様に高
い周波数にも分布しているため、100Hz以下の音声
信号を減衰させても、例えば50〜200Hzの周波数
帯域を持つ風雑音の高域周波数成分が減衰されずに残っ
てしまい、記録しようとしている音声の音質を劣化させ
てしまう。
【0020】そこで、本実施例では、図4のLで示す低
域通過周波数帯域を有する図1のBPF13、14と図
4のMで示す中域通過周波数帯域を有する図1のBPF
15、16により、マイクロフオン1、2より夫々発生
される音声信号より低域周波数帯域の信号と中域周波数
帯域の信号とを抽出し、2つのマイクロフオン1、2よ
り発生される音声信号より抽出された低域周波数帯域の
信号のうち検波レベルが大きい方の低域検波信号と、2
つのマイクロフオン1、2より発生される音声信号より
抽出された中域周波数帯域の信号のうち検波レベルが大
きい方の中域検波信号との差に応じて、前記マイクロフ
オン1、2より発生される音声信号が供給されている可
変フイルタ3、4の信号通過特性を例えば図5に示す様
に低域周波数の減衰量を変化させたり、あるいは図6に
示す様に低域のカツトオフ周波数を変化させたりする事
により、風雑音の影響を除去する様に構成されている。
【0021】以下、上述の処理動作を詳細に説明する。
【0022】図1のマイクロフオン1、2より出力され
る音声信号はBPF13〜16に供給される。
【0023】図1のBPF13、14では前記マイクロ
フオン1、2より供給される音声信号より前記図4中の
Lで示した低域周波数帯域の信号を抽出し、抽出された
信号は次段の増幅器17、18により増幅され、検波回
路21、22に供給される。
【0024】検波回路21、22では前記BPF13、
14により抽出される低域周波数帯域の信号を検波する
事により、該検波回路21、22からは低域検波信号が
出力され、比較回路25に供給される。
【0025】比較回路25は前記検波回路21、22か
ら供給される低域検波信号のレベルを比較し、レベルが
大きい方の低域検波信号を次段の比較回路27に供給す
る。
【0026】また、図1のBPF15、16では前記マ
イクロフオン1、2より供給される音声信号より前記図
4中のMで示した中域周波数帯域の信号を抽出し、抽出
された信号は次段の増幅器19、20により増幅され検
波回路23、24に供給される。
【0027】検波回路23、24では前記BPF15、
16により抽出される中域周波数帯域の信号を検波する
事により、該検波回路23、24からは中域検波信号が
出力され、比較回路26に供給される。
【0028】比較回路26は前記検波回路23、24か
ら供給される中域検波信号のレベルを比較し、レベルが
大きい方の中域検波信号を次段の比較回路27に供給す
る。
【0029】比較回路27では前記比較回路25より出
力される低域検波信号のレベルと、比較回路26より出
力される中域検波信号のレベルとを比較し、そのレベル
差に応じて低域検波信号のレベルの方が中域検波信号の
レベルよりも大きければ大きい程、前記可変フイルタ
3、4における低域周波数帯域のゲインを下げる様な比
較信号を出力し、時定数回路9に供給する。
【0030】時定数回路9では前記比較回路27から出
力される比較信号をコンデンサ等により積分し、積分さ
れた信号のレベルが所定の閾値を越えたら、該積分信号
のレベルに応じて前記可変フイルタ3、4の通過特性を
低域周波数成分を減衰させる方向に連続的に変化させる
と共に、前記コンデンサを放電させ、コンデンサの放電
時にも、前記可変フイルタ3、4の通過特性を低域周波
数成分を減衰させる方向に連続的に変化させる事によ
り、該可変フイルタ3、4による図7に示す様に音声信
号に混入している風雑音信号成分(図中のW′)を減衰
させるための周波数特性の変化が聴感上聞き苦しくなら
ない様にしている。
【0031】そして、前記可変フイルタ3、4において
風雑音信号成分が減衰された音声信号はAGC回路28
において所定のレベルを越えない様にレベル制限された
後、記録部12において磁気テープ等の記録媒体に記録
される。
【0032】ところで、前記AGC回路28は図1に示
す様に電圧制御増幅器5、6、検波回路7、8、比較回
路11、時定数回路10により構成されており、前記可
変フイルタ3、4より供給される音声信号を電圧制御増
幅器5、6により増幅し、記録部12に供給すると共に
該電圧制御増幅器5、6より出力される音声信号は検波
回路7、8に供給されており、該検波回路7、8におい
て検波される事により形成される検波信号は比較回路1
1に供給される。
【0033】比較回路11では検波回路7、8より夫々
供給される検波信号のレベルを比較し、レベルの大きい
方の検波信号を前記電圧制御増幅器5、6の制御信号と
して時定数回路10を介して該電圧制御増幅器5、6に
供給する。
【0034】そして、電圧制御増幅器5、6は供給され
る検波信号のレベルが所定のレベルを越えた場合に、そ
のレベルに応じて入力音声信号に対するゲインを下げる
事により、該電圧制御増幅器5、6からは所定のレベル
を越えない様にレベル制限された音声信号が出力され、
記録部12に供給される事になる。
【0035】尚、前記時定数回路10は前記電圧制御増
幅器5、6において、音声信号のレベルが聴感上聞き苦
しくならない様に制御される様に比較回路11より出力
される検波信号を所定の時定数をもって該電圧制御増幅
器5、6に供給するものである。
【0036】以上の様に本実施例においてはマイクロフ
オンより出力される音声信号の低域周波数成分のレベル
と中域周波数成分のレベルとの差に応じて、該音声信号
中の低域周波数成分を減衰させる可変フイルタの周波数
特性を変化させる様に構成する事により、中域周波数成
分のレベルが大きい場合には低域周波数成分を減衰させ
ずに、中域周波数成分のレベルが小さい場合には低域周
波数成分を減衰させる事ができ、該音声信号中に混入し
ている風雑音信号成分を聴感的に目立たなくする事がで
き、更に図1に示す様に記録媒体に記録する前にAGC
をかけても該風雑音信号成分の影響により、記録しよう
としている音声信号のレベルが減衰するのを防止する事
ができる様になる。
【0037】また、本実施例では、マイクロフオン1、
2より夫々発生される音声信号の低域周波数成分のレベ
ルを制御するための可変フイルタ3、4の低域周波数通
過特性を共に比較回路27より発生される比較信号によ
り制御しているため、ステレオマイクとして用いている
マイクロフオン1、2より発生される音声信号に対し
て、周波数特性のバランスを保つ事ができる様になる。
【0038】また、図8は本発明の第2の実施例として
の音声記録装置の概略構成を示した図で、前記図1に示
した第1の実施例と同様の構成には同じ符番を付し、詳
細な説明は省略する。
【0039】図1に示した実施例においてはマイクロフ
オン1、2より発生され、可変フイルタ3、4に供給さ
れる前の音声信号から低域周波数成分の信号及び中域周
波数成分の信号を抽出する様に構成したが、この様な構
成においては抽出された中域周波数成分の信号を増幅す
る増幅器19、20における増幅率を高くしなければな
らず、これを実現するには多くの部品を必要とするため
コストが増大してしまう。
【0040】そこで、図8に示すように、可変フイルタ
3、4において周波数特性が変化される事のない音声信
号中の中域周波数成分の信号はAGC回路28において
所定のレベルを越えない様に増幅された音声信号からB
PF15、16により抽出される様に構成する事によ
り、該BPF15、16の次段に接続され増幅器1
9′、20′は増幅率を高くする必要がなく、図1に示
した増幅器19、20よりも低い増幅率で済むため、図
1に示した第1の実施例と同様の効果を得る事ができる
と共に部品点数を減少させ、構成を簡略化する事がで
き、コストの削減を図る事ができるものである。
【0041】また、上記図8に示した第2の実施例にお
いてはマイクロフオン1より発生される音声信号とマイ
クロフオン2より発生される音声信号とから中域周波数
成分の信号をBPF15、16により別々に抽出する様
に構成しているが、図9に示す様な本発明の第3の実施
例の様にマイクロフオン1より発生される左側の音声信
号とマイクロフオン2より発生される右側の音声信号と
を、両信号を加算器29により加算する事により形成さ
れる和信号と減算器30により減算する事により形成さ
れる差信号の状態に変換して記録媒体に記録する様に構
成された音声信号記録装置においては前記加算器29よ
り出力される和信号からBPF15により中域周波数成
分の信号を抽出し、増幅器19によって増幅した後、検
波回路23にて検波し、その検波信号を比較回路27に
供給する様に構成する事により、前記図8に示した第2
の実施例と同様の効果を得る事ができると共に図8のB
PF16、増幅器20′、検波回路24、比較回路26
を省略する事ができるため、構成が簡単になりコストの
削減を図る事ができる様になる。
【0042】尚、上述の第1〜第3の実施例においては
いずれもマイクロフオンより出力される音声信号中の低
域周波数成分の信号と中域周波数成分の信号とを抽出
し、両信号の検波レベルの差に応じて、音声信号の低域
周波数特性を変化させる可変フイルタの特性を制御する
様に構成しているが、低域周波数成分の信号と中高域周
波数成分の信号との検波レベルの差、あるいは低域周波
数成分の信号、中域周波数成分の信号、高域周波数成分
の信号の夫々の検波レベルの比較結果に応じて該可変フ
イルタの特性を制御する様に構成しても良い。
【0043】尚、上述の第1〜第3の実施例においては
音声信号を記録部に供給する前にAGC回路にて増幅す
る様に構成しているが、単に増幅器であってもよく、ま
た、比較回路25、26においては供給される検波信号
を比較し、レベルの高い方の検波信号を出力する様にし
ているが、供給される検波信号を加算し、出力する様に
しても良い。
【0044】更に、上述の第1〜第3の実施例において
は、マイクロフオンより発生され、可変フイルタに供給
される前の音声信号から低域周波数成分の信号を抽出す
る様に構成しているが、該可変フイルタを介した音声信
号より低域周波数成分の信号を抽出し、抽出された低域
周波数成分の信号を用いて前記可変フイルタの低域周波
数成分に対するゲインの制御を行なう様にフイードバツ
クループ制御を行なっても良く、同様の効果を得る事が
できる。
【0045】図10は本発明の第4の実施例としての音
声記録装置の概略構成を示した図である。
【0046】図10において、31、32はマイクロフ
オン1、2より夫々発生される音声信号の周波数特性を
変化させるための可変イコライザで、他の構成について
は前記図1に示した第1の実施例の構成と同一であるの
で同一の符番を付し、詳細な説明は省略する。
【0047】本実施例では、図4のLで示す低域通過周
波数帯域を有する図10のBPF13、14と図4のM
で示す中域通過周波数帯域を有する図10のBPF1
5、16により、マイクロフオン1、2より夫々発生さ
れる音声信号より低域周波数帯域の信号と中域周波数帯
域の信号とを抽出し、2つのマイクロフオン1、2より
発生される音声信号より抽出された低域周波数帯域の信
号のうち検波レベルが大きい方の低域検波信号と、2つ
のマイクロフオン1、2より発生される音声信号より抽
出された中域周波数帯域の信号のうち検波レベルが大き
い方の中域検波信号との差に応じて、前記マイクロフオ
ン1、2より発生される音声信号が供給されている可変
イコライザ31、32の周波数特性を例えば図11に示
す様に低域周波数成分のレベルを変化させたり、あるい
は図12に示す様に低域のカツトオフ周波数を変化させ
たりする事により、風雑音の影響を除去する様に構成さ
れている。
【0048】以下、上述の処理動作を詳細に説明する。
【0049】図10のマイクロフオン1、2より出力さ
れる音声信号はBPF13〜16に供給される。
【0050】図10のBPF13、14では前記マイク
ロフオン1、2より供給される音声信号より前記図4中
のLで示した低域周波数帯域の信号を抽出し、抽出され
た信号は次段の増幅器17、18により増幅され、検波
回路21、22に供給される。
【0051】検波回路21、22では前記BPF13、
14により抽出される低域周波数帯域の信号を検波する
事により、該検波回路21、22からは低域検波信号が
出力され、比較回路25に供給される。
【0052】比較回路25は前記検波回路21、22か
ら供給される低域検波信号のレベルを比較し、レベルが
大きい方の低域検波信号を次段の比較回路27に供給す
る。
【0053】また、図10のBPF15、16では前記
マイクロフオン1、2より供給される音声信号より前記
図4中のMで示した中域周波数帯域の信号を抽出し、抽
出された信号は次段の増幅器19、20により増幅され
検波回路23、24に供給される。
【0054】検波回路23、24では前記BPF15、
16により抽出される中域周波数帯域の信号を検波する
事により、該検波回路23、24からは中域検波信号が
出力され、比較回路26に供給される。
【0055】比較回路26は前記検波回路23、24か
ら供給される中域検波信号のレベルを比較し、レベルが
大きい方の中域検波信号を次段の比較回路27に供給す
る。
【0056】比較回路27では前記比較回路25より出
力される低域検波信号のレベルと、比較回路26より出
力される中域検波信号のレベルとを比較し、そのレベル
差に応じて低域検波信号のレベルの方が中域検波信号の
レベルよりも大きければ大きい程、前記可変イコライザ
31、32における周波数特性を低域周波数成分のレベ
ルを減少させる様な比較信号を出力し、時定数回路9に
供給する。
【0057】時定数回路9では前記比較回路27から出
力される比較信号をコンデンサ等により積分し、積分さ
れた信号のレベルが所定の閾値を越えたら、該積分信号
のレベルに応じて前記可変イコライザ31、32の周波
数特性を低域周波数成分のレベルを減少させる方向に連
続的に変化させると共に、前記コンデンサを放電させ、
コンデンサの放電時にも、前記可変イコライザ31、3
2の周波数特性を低域周波数成分のレベルを減少させる
方向に連続的に変化させる事により、該可変イコライザ
31、32による図7に示す様に音声信号に混入してい
る風雑音信号成分(図中のW′)を減衰させるための周
波数特性の変化が聴感上聞き苦しくならない様にしてい
る。
【0058】そして、前記可変イコライザ31、32に
おいて風雑音信号成分が減衰された音声信号はAGC回
路28において所定のレベルを越えない様にレベル制限
された後、記録部12において磁気テープ等の記録媒体
に記録される。
【0059】以上の様に本実施例においてはマイクロフ
オンより出力される音声信号の低域周波数成分のレベル
と中域周波数成分のレベルとの差に応じて、該音声信号
中の低域周波数成分のレベルを減少させる可変イコライ
ザの周波数特性を変化させる様に構成する事により、中
域周波数成分のレベルが大きい場合には低域周波数成分
のレベルを減少させずに、中域周波数成分のレベルが小
さい場合には低域周波数成分のレベルを減少させる事が
でき、該音声信号中に混入している風雑音信号成分を聴
感的に目立たなくする事ができ、更に図10に示す様に
記録媒体に記録する前にAGCをかけても該風雑音信号
成分の影響により、記録しようとしている音声信号のレ
ベルが減衰するのを防止する事ができる様になる。
【0060】また、本実施例では、マイクロフオン1、
2より夫々発生される音声信号の低域周波数成分のレベ
ルを制御するための可変イコライザ31、32の周波数
特性を共に比較回路27より発生される比較信号により
制御しているため、ステレオマイクとして用いているマ
イクロフオン1、2より発生される音声信号に対して、
周波数特性のバランスを保つ事ができる様になる。
【0061】また、図13は本発明の第5の実施例とし
ての音声記録装置の概略構成を示した図で、前記図10
に示した第4の実施例と同様の構成には同じ符番を付
し、詳細な説明は省略する。
【0062】図13に示した実施例においてはマイクロ
フオン1、2より発生され、可変イコライザ31、32
に供給される前の音声信号から低域周波数成分の信号及
び中域周波数成分の信号を抽出する様に構成したが、こ
の様な構成においては抽出された中域周波数成分の信号
を増幅する増幅器19、20における増幅率を高くしな
ければならず、これを実現するには多くの部品を必要と
するためコストが増大してしまう。
【0063】そこで、図13に示すように、可変イコラ
イザ31、32において周波数特性が変化される事のな
い音声信号中の中域周波数成分の信号はAGC回路28
において所定のレベルを越えない様に増幅された音声信
号からBPF15、16により抽出される様に構成する
事により、該BPF15、16の次段に接続され増幅器
19′、20′は増幅率を高くする必要がなく、図10
に示した増幅器19、20よりも低い増幅率で済むた
め、図10に示した第4の実施例と同様の効果を得る事
ができると共に部品点数を減少させ、構成を簡略化する
事ができ、コストの削減を図る事ができるものである。
【0064】また、上記図13に示した第5の実施例に
おいてはマイクロフオン1より発生される音声信号とマ
イクロフオン2より発生される音声信号とから中域周波
数成分の信号をBPF15、16により別々に抽出する
様に構成しているが、図14に示す様な本発明の第6の
実施例の様にマイクロフオン1より発生される左側の音
声信号とマイクロフオン2より発生される右側の音声信
号とを、両信号を加算器29により加算する事により形
成される和信号と減算器30により減算する事により形
成される差信号の状態に変換して記録媒体に記録する様
に構成された音声信号記録装置においては前記加算器2
9より出力される和信号からBPF15により中域周波
数成分の信号を抽出し、増幅器19によって増幅した
後、検波回路23にて検波し、その検波信号を比較回路
27に供給する様に構成する事により、前記図13に示
した第5の実施例と同様の効果を得る事ができると共に
図13のBPF16、増幅器20′、検波回路24、比
較回路26を省略する事ができるため、構成が簡単にな
りコストの削減を図る事ができる様になる。
【0065】尚、上述の第4〜第6の実施例においては
いずれもマイクロフオンより出力される音声信号中の低
域周波数成分の信号と中域周波数成分の信号とを抽出
し、両信号の検波レベルの差に応じて、音声信号の低域
周波数特性を変化させる可変イコライザの周波数特性を
制御する様に構成しているが、低域周波数成分の信号と
中高域周波数成分の信号との検波レベルの差、あるいは
低域周波数成分の信号、中域周波数成分の信号、高域周
波数成分の信号の夫々の検波レベルの比較結果に応じて
該可変イコライザの周波数特性を制御する様に構成して
も良い。
【0066】尚、上述の第4〜第6の実施例においては
音声信号を記録部に供給する前にAGC回路にて増幅す
る様に構成しているが、単に増幅器であってもよく、ま
た、比較回路25、26においては供給される検波信号
を比較し、レベルの高い方の検波信号を出力する様にし
ているが、供給される検波信号を加算し、出力する様に
しても良い。
【0067】更に、上述の第4〜第6の実施例において
は、マイクロフオンより発生され、可変イコライザに供
給される前の音声信号から低域周波数成分の信号を抽出
する様に構成しているが、該可変イコライザを介した音
声信号より低域周波数成分の信号を抽出し、抽出された
低域周波数成分の信号を用いて前記可変イコライザの低
域周波数成分のレベルの制御を行なう様にフイードバツ
クループ制御を行なっても良く、同様の効果を得る事が
できる。
【0068】
【発明の効果】以上、説明してきた様に本発明によれ
ば、装置を大型化せずに簡単な構成にして風等の雑音の
影響を受けずに音声を容易に処理する事ができる音声処
理装置を提供する事ができる様になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としての音声記録装置の
概略構成を示した図である。
【図2】前記図1に示した音声記録装置におけるマイク
ロフオンより出力される信号の周波数特性を示した図で
ある。
【図3】前記図1に示した音声記録装置におけるマイク
ロフオンより出力される信号の周波数特性を示した図で
ある。
【図4】前記図1に示した音声記録装置におけるバンド
パスフイルタの周波数特性を示した図である。
【図5】前記図1に示した音声記録装置における可変フ
イルタの周波数特性を示した図である。
【図6】前記図1に示した音声記録装置における可変フ
イルタの他の周波数特性を示した図である。
【図7】前記図1に示した音声記録装置における可変フ
イルタより出力される信号の周波数特性を示した図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施例としての音声記録装置の
概略構成を示した図である。
【図9】本発明の第3の実施例としての音声記録装置の
概略構成を示した図である。
【図10】本発明の第4の実施例としての音声記録装置
の概略構成を示した図である。
【図11】前記図10に示した音声記録装置における可
変イコライザの周波数特性を示した図である。
【図12】前記図10に示した音声記録装置における可
変イコライザの他の周波数特性を示した図である。
【図13】本発明の第5の実施例としての音声記録装置
の概略構成を示した図である。
【図14】本発明の第6の実施例としての音声記録装置
の概略構成を示した図である。
【符号の説明】
1 マイクロフオン 2 マイクロフオン 3 可変フイルタ 4 可変フイルタ 5 電圧制御増幅器 6 電圧制御増幅器 7 検波回路 8 検波回路 9 時定数回路 10 時定数回路 11 比較回路 12 記録部 13 バンドパスフイルタ 14 バンドパスフイルタ 15 バンドパスフイルタ 16 バンドパスフイルタ 17 増幅器 18 増幅器 19 増幅器 20 増幅器 21 検波回路 22 検波回路 23 検波回路 24 検波回路 25 比較回路 26 比較回路 27 比較回路 28 AGC回路 29 加算器 30 減算器 31 可変イコライザ 32 可変イコライザ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 恭正 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−308499(JP,A) 特開 昭60−24637(JP,A) 特開 昭60−245400(JP,A) 特公 昭51−21789(JP,B2)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声を処理する装置であって、 所定の周波数帯域を有する第1の音声信号を入力し、入
    力された第1の音声信号の前記所定の周波数帯域中の低
    周波数帯域を示す信号を減衰させ、出力する第1低周波
    数帯域減衰手段と、 前記第1の音声信号と同様の周波数帯域を有する第2の
    音声信号を入力し、入力された第2の音声信号の前記所
    定の周波数帯域中の低周波数帯域を示す信号を減衰さ
    せ、出力する第2低周波数帯域減衰手段と、前記入力された第1の音声信号の前記所定の周波数帯域
    中の低周波数帯域を示す信号のレベルと前記入力された
    第2の音声信号の前記所定の周波数帯域中の低周波数帯
    域を示す信号のレベルとを比較或は加算した結果と、前
    記入力された第1の音声信号の前記所定の周波数帯域中
    の前記低周波数帯域よりも高く高周波帯域よりも低い中
    周波数帯域を示す信号のレベルと前記入力された第2の
    音声信号の前記所定の周波数帯域中の前記低周波数帯域
    よりも高く高周波帯域よりも低い中周波数帯域を示す信
    号のレベルとを比較或は加算した結果とを更に比較し、
    その比較結果 に応じて前記第1及び第2低周波数帯域減
    衰手段における減衰特性を夫々同様に制御する制御手段
    とを有する事を特徴とする音声処理装置。
  2. 【請求項2】 音声を処理する装置であって、 所定の周波数帯域を有する第1の音声信号を入力し、入
    力された第1の音声信号の前記所定の周波数帯域中の低
    周波数帯域を示す信号を減衰させ、出力する第1低周波
    数帯域減衰手段と、 前記第1の音声信号と同様の周波数帯域を有する第2の
    音声信号を入力し、入力された第2の音声信号の前記所
    定の周波数帯域中の低周波数帯域を示す信号を減衰さ
    せ、出力する第2低周波数帯域減衰手段と、前記入力された第1の音声信号の前記所定の周波数帯域
    中の低周波数帯域を示す信号のレベルと前記第1低周波
    数帯域減衰手段より出力された第1の音声信号の前記所
    定の周波数帯域中の前記低周波数帯域よりも高く高周波
    帯域よりも低い中周波数帯域を示す信号のレベルとを比
    較或は加算した結果と、前記入力された第2の音声信号
    の前記所定の周波数帯域中の低周波数帯域を示す信号の
    レベルと 前記第2低周波数帯域減衰手段より出力された
    第2の音声信号の前記所定の周波数帯域中の前記低周波
    数帯域よりも高く高周波帯域よりも低い中周波数帯域を
    示す信号のレベルとを比較或は加算した結果とを更に比
    較し、その比較結果 に応じて、前記第1及び第2低周波
    数帯域減衰手段における減衰特性を夫々同様に制御する
    制御手段とを有する事を特徴とする音声処理装置。
  3. 【請求項3】 音声を処理する装置であって、 所定の周波数帯域を有する第1の音声信号を入力し、入
    力された第1の音声信号の前記所定の周波数帯域中の低
    周波数帯域を示す信号を減衰させ、出力する第1低周波
    数帯域減衰手段と、 前記第1の音声信号と同様の周波数帯域を有する第2の
    音声信号を入力し、入力された第2の音声信号の前記所
    定の周波数帯域中の低周波数帯域を示す信号を減衰さ
    せ、出力する第2低周波数帯域減衰手段と、 前記第1低周波数帯域減衰手段より出力された第1の音
    声信号と前記第2低周波数帯域減衰手段より出力された
    第2の音声信号との和信号を形成し、出力する加算手段
    と、 前記第1低周波数帯域減衰手段より出力された第1の音
    声信号と前記第2低周波数帯域減衰手段より出力された
    第2の音声信号との差信号を形成し、出力する減算手段
    と、前記入力された第1の音声信号の前記所定の周波数帯域
    中の低周波数帯域を示す信号のレベルと前記入力された
    第2の音声信号の前記所定の周波数帯域中の低周波数帯
    域を示す信号のレベルとを比較或は加算した結果と、前
    記加算手段より出力された和信号の前記所定の周波数帯
    域中の前記低周波数帯域よりも高く、高周波帯域よりも
    低い中周波数帯域を示す信号のレベルとを更に比較し、
    その比較結果 に応じて、前記第1及び第2低周波数帯域
    減衰手段における減衰特性を夫々同様に制御する制御手
    段とを有する事を特徴とする音声処理装置。
  4. 【請求項4】 音声を処理する装置であって、 所定の周波数帯域を有する第1の音声信号を入力し、入
    力された第1の音声信号の周波数特性を可変し、出力す
    る第1周波数特性可変手段と、 前記第1の音声信号と同様の周波数帯域を有する第2の
    音声信号を入力し、入力された第2の音声信号の周波数
    特性を可変し、出力する第2周波数特性可変手段と、前記入力された第1の音声信号の前記所定の周波数帯域
    中の低周波数帯域を示す信号のレベルと前記入力された
    第2の音声信号の前記所定の周波数帯域中の低周波数帯
    域を示す信号のレベルとを比較或は加算した結果と、前
    記入力された第1の音声信号の前記所定の周波数帯域中
    の前記低周波数帯域よりも高く高周波帯域よりも低い中
    周波数帯域を示す信号のレベルと前記入力された第2の
    音声信号の前記所定の周波数帯域中の前記低周波数帯域
    よりも高く高周波帯域よりも低い中周波数帯域を示す信
    号のレベルとを比較或は加算した結果とを更に比較し、
    その比較結果 に応じて前記第1及び第2周波数特性可変
    手段における可変特性を夫々同様に制御する制御手段と
    を有する事を特徴とする音声処理装置。
  5. 【請求項5】 音声を処理する装置であって、 所定の周波数帯域を有する第1の音声信号を入力し、入
    力された第1の音声信号の周波数特性を可変し、出力す
    る第1周波数特性可変手段と、 前記第1の音声信号と同様の周波数帯域を有する第2の
    音声信号を入力し、入力された第2の音声信号の周波数
    特性を可変し、出力する第2周波数特性可変手段と、前記入力された第1の音声信号の前記所定の周波数帯域
    中の低周波数帯域を示す信号のレベルと前記第1低周波
    数帯域減衰手段より出力された第1の音声信号の前記所
    定の周波数帯域中の前記低周波数帯域よりも高く高周波
    帯域よりも低い中周波数帯域を示す信号のレベルとを比
    較或は加算した結果と、前記入力された第2の音声信号
    の前記所定の周波数帯域中の低周波数帯域を示す信号の
    レベルと前記第2低周波数帯域減衰手段より出力された
    第2の音声信号の前記所定の周波数帯域中の前記低周波
    数帯域よりも高く高周波帯域よりも低い中周波数帯域を
    示す信号のレベルとを比較或は加算した結果とを更に比
    較し、その比較結果 に応じて、前記第1及び第2周波数
    特性可変手段における可変特性を夫々同様に制御する制
    御手段とを有する事を特徴とする音声処理装置。
  6. 【請求項6】 音声を処理する装置であって、 所定の周波数帯域を有する第1の音声信号を入力し、入
    力された第1の音声信号の周波数特性を可変し、出力す
    る第1周波数特性可変手段と、 前記第1の音声信号と同様の周波数帯域を有する第2の
    音声信号を入力し、入力された第2の音声信号の周波数
    特性を可変し、出力する第2周波数特性可変手段と、 前記第1周波数特性可変手段より出力された第1の音声
    信号と前記第2周波数特性可変手段より出力された第2
    の音声信号との和信号を形成し、出力する加算手段と、 前記第1周波数特性可変手段より出力された第1の音声
    信号と前記第2周波数特性可変手段より出力された第2
    の音声信号との差信号を形成し、出力する減算手段と、前記入力された第1の音声信号の前記所定の周波数帯域
    中の低周波数帯域を示す信号のレベルと前記入力された
    第2の音声信号の前記所定の周波数帯域中の低周波数帯
    域を示す信号のレベルとを比較或は加算した結果と、前
    記加算手段より出力された和信号の前記所定の周波数帯
    域中の前記低周波数帯域よりも高く、高周波帯域よりも
    低い中周波数帯域を示す信号のレベルとを更に比較し、
    その比較結果 に応じて、前記第1及び第2周波数特性可
    変手段における可変特性を夫々同様に制御する制御手段
    とを有する事を特徴とする音声処理装置。
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