JPH0728469B2 - 収音装置 - Google Patents

収音装置

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JPH0728469B2
JPH0728469B2 JP14470287A JP14470287A JPH0728469B2 JP H0728469 B2 JPH0728469 B2 JP H0728469B2 JP 14470287 A JP14470287 A JP 14470287A JP 14470287 A JP14470287 A JP 14470287A JP H0728469 B2 JPH0728469 B2 JP H0728469B2
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JP
Japan
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microphone
output
noise
low
wind
Prior art date
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JP14470287A
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JPS63308499A (ja
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悟 茨木
美治男 松本
勝典 藤村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、風雑音抑圧機能を有する、ビデオカメラ用収
音装置に関するものである。
従来の技術 近年、ビデオカメラの普及が目ざましい。このビデオカ
メラでの録画で問題となるのが、屋外撮影時に風雑音の
ため録音品質が極めて悪化することである。
ビデオカメラでは、近くの被写体からの音声も、遠くの
被写体からの音声も同じレベルで録音するため、録音レ
ベルを一定に制御する自動ゲインコントロール、すなわ
ちAGCを使用している。したがって、屋外撮影時に風が
吹き、高レベルの風雑音が発生すると、風雑音が収音さ
れるだけでなく、自動的に利得が下がってしまい、被写
体からの音声に対する感度が著しく低下してしまう。
そこで従来より、この風雑音の抑圧方法についての研究
開発がなされている。この方法の代表的なものに、音声
信号と風雑音の周波数スペクトルの差を利用した風雑音
抑圧法がある。
第2図は、この従来の技術を使用した収音装置のブロッ
ク図を示すものである。
第2図において、21はマイクロホン、22は無指向性マイ
クロホン21の出力信号の低域周波数帯域成分を除去する
雑音除去フィルタ、23はマイクロホン21の出力と雑音除
去フィルタ22の出力のどちらを外部に出力するかを選択
するスイッチ、24は出力端子である。
以上のように構成された収音装置について、以下その動
作を第3図を使用して説明する。
第3図において、31は音声入力時のマイクロホン21の出
力信号のスペクトル、32は風雑音入力時のマイクロホン
21の出力信号の波形を示す。
この第3図の、スペクトル31とスペクトル32の比較か
ら、風雑音のスペクトルが低域周波数帯域に集中してい
ることがわかる。一方、音声信号を伝送,記録するため
には、300Hz〜3kHzの帯域で十分であることが知られて
いる。
すなわち、音声信号の300Hz以下の低域周波数帯域成分
を除去して録音しても、音質的な悪化が感じられるだけ
で、実用上十分な明瞭度は得られる。
そこで、雑音除去フィルタ22により低域周波数帯域成分
を除去した信号を用意し、スイッチ23により、風の弱い
時には雑音除去フィルタ22で処理しない信号を、風の強
い時には雑音除去フィルタ22で処理した信号を選択して
出力端子24から外部に出力する。
したがって、風の弱い時は音質の良い収音ができ、風が
強い時は音質を少し犠牲にして、明瞭度に優れた収音が
できる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成では、撮影者が風の強
弱を判断し、スイッチ23を操作する必要がある。撮影中
でのスイッチ23の操作は困難であるため、風の強弱にか
かわらず、あらかじめスイッチを設定しておく、すなわ
ち屋内使用では雑音除去フィルタを入れない状態に、屋
外使用では雑音除去フィルタを入れた状態に設定してお
くのが常である。このため、屋外では常に音質の悪い収
音となってしまうという問題点を有していた。またスイ
ッチの切り換えミスも多発するという問題点もあった。
本発明は上記問題点に鑑み、マイクロホンの出力信号か
ら風雑音の有無を判定する機能と、この判定結果により
自動的に雑音除去フィルタを操作する機能を付加し、自
動的に風雑音対策を行う収音装置を提供するものであ
る。
問題点を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明の収音装置は、マイ
クロホンと、マイクロホンの出力の高域周波数帯域成分
を取り出すハイパスフィルタと、マイクロホンの出力の
低域周波数帯域成分を取り出すローパスフィルタと、ハ
イパスフィルタの出力信号の振幅値を求める高域振幅計
算部と、ローパスフィルタの出力信号の振幅値を求める
低域振幅計算部と、高域振幅計算部の出力と低域振幅計
算部の出力とを比較する判定部と、判定部の出力によっ
て周波数特性が制御されるところのマイクロホンと出力
端子の間に挿入された雑音除去フィルタとにより構成さ
れている。
作用 この構成により、マイクロホンが収音した信号が、音声
信号なのか風雑音なのかを判別できるようになり、風雑
音の場合は自動的に雑音除去フィルタを動作させ、明瞭
度の高い収音を行えるようになる。
すなわち、撮影者が特別の操作をしなくとも、風の弱い
時には自動的に優れた音質に、風の強い時には自動的に
音質を犠牲にして風雑音対策を施した明瞭度の高い状態
に設定される。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。
第1図は本発明の一実施例における収音装置のブロック
図を示すものである。
第1図においては、1はマイクロホン、2はマイクロホ
ン1の出力の高域周波数帯域成分を取り出すハイパスフ
ィルタ、3はマイクロホン1の出力の低域周波数帯域成
分を取り出すローパスフィルタ、4はハイパスフィルタ
2の出力信号の振幅値を求める高域振幅計算部、5はロ
ーパスフィルタ3の出力信号の振幅値を求める低域振幅
計算部、6は高域振幅計算部4の出力と低域振幅計算部
5の出力とからマイクロホン1の出力信号が音声信号か
雑音かを判定する判定部、7は判定部6が雑音と判定し
た時に低域周波数帯域の利得を下げるように制御される
ところのマイクロホン1と出力端子8の間に挿入された
雑音除去フィルタ、8は出力端子である。
以上のように構成された収音装置について、以下その動
作について説明する。
従来例の説明時に使用した第3図のマイクロホンの出力
信号は、本実施例におけるマイクロホンの出力信号と同
じものであり、本実施例の説明においても、この第3図
を使用する。第3図の31は音声入力時のマイクロホン1
の出力信号のスペクトル、32は風雑音入力時のマイクロ
ホン1の出力信号の波形と同じものである。
前述したように、この第3図の、スペクトル31とスペク
トル32の比較から、風雑音のスペクトルが低域周波数帯
域に集中していることがわかる。したがって、音声信号
か風雑音かを判別するには、その信号の周波数スペクト
ルを調べればよい。
第1図に示す本実施例では、マイクロホン1の出力を、
ハイパスフィルタ2とローパスフィルタ3とにより、高
域周波数帯域信号と低域周波数帯域信号の2つに分離し
ている。この2つの周波数帯域の信号は、高域振幅計算
部4と低域振幅計算部5とに入力され、それぞれの周波
数帯域の信号の振幅値が求められる。この2つの振幅値
は、判定部6に入力され、ここで比較され、音声信号か
風雑音かの判定を行っている。この判定部6では、低域
周波数帯域信号の振幅値が高域周波数帯域信号の振幅値
に比して異常に高い時に風雑音であると判定する。すな
わち、低域周波数帯域信号の振幅値を高域周波数帯域信
号の振幅値で除した値が、あらかじめ設定した、しきい
値以下の時は音声信号と判定し、しきい値以上の時は、
風雑音と判定している。
次に、この判定信号が雑音除去フィルタ7に送られ、こ
のフィルタのカットオフ周波数をコントロールする。風
の弱い時、すなわち判定部6が風雑音の発生がないと判
定した時にはカットオフ周波数を下げ、最良の音質で収
音し、風の強い時、すなわち判定部6が風雑音が発生し
ている判定した時にはカットオフ周波数を上げ、音質を
少し犠牲にして、明瞭度に優れた収音を行うようコント
ロールしている。
以上のように、本実施例によれば、ハイパスフィルタ2
と、ローパスフィルタ3と、高域振幅計算部4と、低域
振幅計算部5と、判定部6とで、風雑音の自動検出を可
能にしている。この検出部の判定結果により雑音除去フ
ィルタ7を動作させることにより、風が強い時のみ、雑
音除去フィルタ7による風雑音除去機能を働かせること
が可能となる。このため、風が弱い時には雑音除去フィ
ルタ7による風雑音除去機能が働かず、無風時における
音質悪化のない風雑音抑圧装置が実現できる。
発明の効果 本発明の収音装置は、風雑音を検出する機能を有し、こ
の検出結果に応じて雑音抑圧フィルタを制御することに
より、風雑音だけを効果的に除去できる。
しかも、この動作がすべて自動的に行われるため、取扱
いが極めて簡単で、操作ミスの無い、風雑音抑圧効果の
高い収音装置が実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における収音装置のブロック
図、第2図は従来の収音装置のブロック図、第3図はマ
イクロホンの出力信号の周波数スペクトル図である。 1……マイクロホン、2……ハイパスフィルタ、3……
ローパスフィルタ、4……高域振幅計算部、5……低域
振幅計算部、6……判定部、7……雑音除去フィルタ、
8……出力端子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクロホンと、前記マイクロホンの出力
    の高域周波数帯域成分を取り出すハイパスフィルタと、
    前記マイクロホンの出力の低域周波数帯域成分を取り出
    すローパスフィルタと、前記ハイパスフィルタの出力信
    号の振幅値を求める高域振幅計算部と、前記ローパスフ
    ィルタの出力信号の振幅値を求める低域振幅計算部と、
    前記高域振幅計算部の出力と前記低域振幅計算部の出力
    とから前記マイクロホンの出力信号が音声信号か雑音か
    を判定する判定部と、前記マイクロホンと出力端子の間
    に挿入されるとともに、前記判定部が雑音と判定した場
    合に低域周波数帯域の利得を下げるように制御される雑
    音除去フィルタとを具備したことを特徴とする収音装
    置。
JP14470287A 1987-06-10 1987-06-10 収音装置 Expired - Lifetime JPH0728469B2 (ja)

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JPS63308499A JPS63308499A (ja) 1988-12-15
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