JP2514691Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

Info

Publication number
JP2514691Y2
JP2514691Y2 JP1991013213U JP1321391U JP2514691Y2 JP 2514691 Y2 JP2514691 Y2 JP 2514691Y2 JP 1991013213 U JP1991013213 U JP 1991013213U JP 1321391 U JP1321391 U JP 1321391U JP 2514691 Y2 JP2514691 Y2 JP 2514691Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
packing
locking member
grease nipple
end side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991013213U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04105290U (ja
Inventor
秀樹 奥村
雅也 衣川
宣行 渡辺
日出男 野崎
健則 平敷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Metals Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd, Osaka Gas Co Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP1991013213U priority Critical patent/JP2514691Y2/ja
Publication of JPH04105290U publication Critical patent/JPH04105290U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2514691Y2 publication Critical patent/JP2514691Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joints With Sleeves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ガス管などを接続す
るための管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス管などを接続するための管継手とし
ては例えば、継手本体の一端に奥に向って縮径するテー
パ面を形成してパッキンを装着し、継手本体と螺合する
袋ナットに継手本体のテーパ面と逆行するテーパ面を形
成して係止部材を装着し、パッキンと係止部材との間に
リテーナを介在させた管継手が知られている(実公昭5
4−2420号)。この管継手によって管を接続するに
は、先ず袋ナットと係止部材とリテーナとをその順に接
続すべき管に挿通し、次いでパッキンを装着した継手本
体に袋ナットを螺入して締付け固定すると、係止部材は
袋ナットのテーパ面によって縮径作用を受けて管を把持
し、パッキンは継手本体のテーパ面によって縮径作用を
受けて管との間をシールするものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の管継手で
は、配管現場において接続すべき管に袋ナットなどを挿
通しなければならす、配管現場での手間を要するという
問題点があった。また継手本体と袋ナットとを螺合させ
なければならず、レンチを回転し難いほどの狭い場所で
は作業性が劣るという問題点があった。したがって本考
案は、管との接続作業が迅速に且つ狭い場所でも行うこ
とができる管継手を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、継手本体の一
端部の外面にグリースニップルを取付け、該グリースニ
ップルと連通する孔を前記一端部の内面に開口し、該開
口部よりも前記一端側の内周面には該一端側に向って縮
径する第1のテーパ面を形成し他端側の内周面には該他
端側に向って縮径する第2のテーパ面を形成し、両側の
肉厚部を中央の薄肉部で連結して断面凹字状に且つ軸線
方向に伸縮自在に形成したリング状のパッキンを前記両
テーパ面の大径部に装着し、拡縮自在に形成して管の外
面を把持する係止部材を前記パッキンの前記一端側に装
着することにより、上記目的を達成したものである。
【0005】その際前記係止部材を、複数の鋼球をリン
グ状のゴムバンドで包持して形成することができ、且つ
鋼球を包持したゴムバンドの前記一端側を収納する溝
を、前記第1のテーパ面に形成することもできる。また
前記パッキンと前記係止部材との間にリテーナを介在さ
せることもできる。
【0006】
【作用】軸線方向に収縮したパッキンと係止部材とを配
管現場において又は予め工場において継手本体内に装着
し、該継手本体の一端側より接続すべき管を挿入し、グ
リースニップルより固化性流体を圧入すると、断面凹字
状に形成したパッキンの該凹部に固化性流体は流入して
パッキンを軸線方向に伸長させ、パッキンの両肉厚部は
両テーパ面によって縮径作用を受け、両肉厚部の外周面
については両テーパ面との間からの固化性流体の漏洩を
確実に防止し、両肉厚部の内周面については管との間を
シールし、同時に軸線方向に伸長したパッキンの一端側
は係止部材を一端側に押圧し、係止部材は第1のテーパ
面によって縮径作用を受けて管を把持する。時間の経過
によって固化性流体が固化したときには、グリースニッ
プルがたとえ緩んだとしても管との接続が緩むことはな
い。その後管に引抜き力が作用すると、係止部材は第1
のテーパ面によって縮径して管の外面に喰込み、管を一
層強く把持して引抜き阻止力を発揮する。
【0007】
【実施例】本考案を図面によって説明する。図1〜4は
管との接続作業を経時的に示した図であり、この管継手
は継手本体10とパッキン20と係止部材30とリテー
ナ40とからなる。継手本体10の図面右側の外面には
グリースニップル11が取付けられており、該グリース
ニップル11と連通する孔12が、継手本体10の内面
に開口している。孔12の開口部位置での継手本体10
の内面は円筒状内周面13に形成されており、該円筒状
内周面13よりも図面右側の内周面は、図面右側に向っ
て円錐状に縮径する第1のテーパ面14に形成されてお
り、円筒状内周面13よりも図面左側の内周面は、図面
左側に向って円錐状に縮径する第2のテーパ面15に形
成されている。本実施例では円筒状内周面13を設けた
が、これを設けなくとも良い。
【0008】継手本体10の円筒状内周面13にはパッ
キン20が装着されており、このパッキン20は全体と
してリング状をなし、半径方向の断面は凹状をなし、す
なわち軸線方向図面右側の厚肉部21と左側の厚肉部2
2と両厚肉部21,22の半径方向内方を連結する薄肉
部23とからなり、この薄肉部23によってパッキン2
0は軸線方向に伸縮することができるように形成されて
いる。また両肉厚部21,22の外径は、パッキン20
を軸線方向に収縮させて継手本体10の円筒状内周面1
3に装着したときに、両厚肉部21,22が継手本体1
0の内周面と密着する大きさに形成されている。
【0009】パッキン20の図面右側すなわち継手本体
の第1のテーパ面14には、係止部材30が装着されて
おり、この係止部材30は、リング状に形成して拡縮自
在なゴムバンド31に、複数の鋼球32を包持せしめて
形成されている。また本実施例ではパッキン20と係止
部材30との間にリテーナ40を介させて、ゴムバンド
31を均等に押圧するようにしているが、このリテーナ
40を削除した構成とすることもできる。
【0010】配管現場での作業の軽減を図るために、こ
れらパッキン20と係止部材30とリテーナ40との継
手本体10内への組付けは、予め工場において行ってお
くのが好ましい。他方図1において管1は、鋼管2の外
面を樹脂被覆層3によって被覆した外面樹脂被覆鋼管を
示し、本考案による管継手はこの外面樹脂被覆鋼管の接
続に最も適する。もっとも接続しようとする管1の種類
によって本考案が制限されるものではない。配管現場で
の作業は図1図示のごとく、組付けられた継手本体10
の図面右側に、接続しようとする管1の端部を対向配置
することより始まる。接続に先だって樹脂被覆層3の端
部を面取り4しておくことが好ましく、またパッキン3
0の内周面には潤滑油を塗布しておくことが好ましい。
【0011】次いで図2図示のごとく管1を継手本体1
0の内部に挿入し、挿入深さすなわち接続位置を定め
る。接続位置を定めた後に、継手本体10のグリースニ
ップル11より固化性流体を圧入する。固化性流体とし
て本実施例ではシリコン系のシーラント50を用いた。
注入されたシリコン系シーラント50は、パッキン20
の両厚肉部21,22と薄肉部23とによって形成され
た凹部に流入して、パッキン20を軸線方向に伸長さ
せ、パッキン20の両肉厚部21,22は両テーパ面1
4,15によって縮径作用を受ける。したがって両肉厚
部21,22の外周面については、両テーパ面14,1
5との間からのシリコン系シーラント50の漏洩は確実
に防止され、両肉厚部21,22の内周面については、
管1の外面との間がシールされる。これと同時にパッキ
ン20の図面右側厚肉部21は、リテーナ40を介して
係止部材30を右側に押圧するから、鋼球32は第1の
テーパ面14によって縮径作用を受けて管1を把持す
る。時間の経過によってシリコン系シーラント50が固
化したときには、グリースニップル11がたとえ緩んだ
としても管1との接続が緩むことはない。
【0012】その後に管1に図面右方向への引抜き力が
作用すると、鋼球32は第1のテーパ面14によって縮
径作用を受けるから、管1外面の樹脂被覆層3に喰込
み、管1を一層強く把持して引抜き阻止力を発揮する。
その際鋼球32を包持したゴムバンド31の図面右側を
収納する溝16を、第1のテーパ面14に形成しておけ
ば、第1のテーパ面14の小径側への鋼球32の移動が
支障なく行われて好ましい。
【0013】なお前記した従来の管継手では袋ナットを
螺入していたが、本実施例では回転する部材は何もな
く、したがってリテーナ40を削除することができると
同時に、係止部材としてより広範な選択の可能性が生
じ、例えば円周の一箇所を切欠き内面に複数の喰込み突
起を設けた係止部材を用いることもできる。
【0014】
【考案の効果】本考案によって、管との接続作業が迅速
に且つ狭い場所でも行うことができる管継手が提供され
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の管接続前を示す上半断面下
半正面図
【図2】該実施例の管挿入時を示す上半断面図
【図3】該実施例の接続完了時を示す上半断面図
【図4】該実施例の管引抜き力作用時を示す上半断面図
【符号の説明】
1…管 2…鋼管 3…樹脂被
覆層 4…面取り 10…継手本体 11…グリ
ースニップル 12…孔 13…円筒状内周面 14,15
…テーパ面 16…溝 20…パッキン 21,22
…厚肉部 23…薄肉部 30…係止部材 31…ゴム
バンド 32…鋼球 40…リテーナ 50…シリ
コン系シーラント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 渡辺 宣行 三重県桑名市大福2番地 日立金属株式 会社 桑名工場内 (72)考案者 野崎 日出男 三重県桑名市大福2番地 日立金属株式 会社 桑名工場内 (72)考案者 平敷 健則 大阪市中央区北浜三丁目5番29号 日立 金属株式会社 関西支店内 (56)参考文献 実開 昭49−55414(JP,U) 実開 昭63−121885(JP,U) 実公 平2−41435(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】継手本体の一端部の外面にグリースニップ
    ルを取付け、該グリースニップルと連通する孔を前記一
    端部の内面に開口し、該開口部よりも前記一端側の内周
    面には該一端側に向って縮径する第1のテーパ面を形成
    し他端側の内周面には該他端側に向って縮径する第2の
    テーパ面を形成し、 両側の肉厚部を中央の薄肉部で連結して断面凹字状に且
    つ軸線方向に伸縮自在に形成したリング状のパッキンを
    前記両テーパ面の大径部に装着し、 拡縮自在に形成して管の外面を把持する係止部材を前記
    パッキンの前記一端側に装着し 前記グリースニップルから前記パッキンの前記凹字状に
    凹んだ部分に固化性流体を圧入することによって、前記
    パッキンの前記両側の厚肉部をそれぞれ前記継手本体の
    前記両テーパ面の小径部に移動させて、前記管の外面と
    の間を密封し、同時に前記係止部材を前記継手本体の前
    記第1のテーパ面の小径部に移動させて、前記管の外面
    を把持することを特徴とする 管継手。
  2. 【請求項2】前記係止部材を、複数の鋼球をリング状の
    ゴムバンドで包持して形成した請求項1記載の管継手。
JP1991013213U 1991-02-15 1991-02-15 管継手 Expired - Lifetime JP2514691Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991013213U JP2514691Y2 (ja) 1991-02-15 1991-02-15 管継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991013213U JP2514691Y2 (ja) 1991-02-15 1991-02-15 管継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04105290U JPH04105290U (ja) 1992-09-10
JP2514691Y2 true JP2514691Y2 (ja) 1996-10-23

Family

ID=31901346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991013213U Expired - Lifetime JP2514691Y2 (ja) 1991-02-15 1991-02-15 管継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2514691Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4955414U (ja) * 1972-08-22 1974-05-16
JPH0353105Y2 (ja) * 1987-02-02 1991-11-19
JPH0241435U (ja) * 1988-09-14 1990-03-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04105290U (ja) 1992-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3195933A (en) Gland type coupling for tubes
JPH0158396B2 (ja)
JPH0830547B2 (ja) 管継手
JP2514691Y2 (ja) 管継手
JPS5934782Y2 (ja) 鋼管と継手の接続機構
JPH0637953B2 (ja) 管 継 手
JP2562784B2 (ja) 流体機器の管継手構造
JPH035751Y2 (ja)
JP3015865U (ja) 管継手のシール構造
JP3044355U (ja) 管継手における抜け止め及び止水構造
JP2507131Y2 (ja) 管継手
JPH023034Y2 (ja)
JP2541059Y2 (ja) 波形管用継手
JP2555718Y2 (ja) 樹脂管接続用弁
JP3015864U (ja) 管継手のシール構造
JPH0238137Y2 (ja)
JPH0534385U (ja) 液体配管用管継手
JPH0453507Y2 (ja)
JPH0110546Y2 (ja)
JP3865328B2 (ja) 管継手
JPH0227278Y2 (ja)
JPS6124781Y2 (ja)
JPH0426776Y2 (ja)
JPH03229090A (ja) 配管継手
JPH0794878B2 (ja) 管継手