JP2512679Y2 - ドアヒンジ位置決め装置 - Google Patents

ドアヒンジ位置決め装置

Info

Publication number
JP2512679Y2
JP2512679Y2 JP10575290U JP10575290U JP2512679Y2 JP 2512679 Y2 JP2512679 Y2 JP 2512679Y2 JP 10575290 U JP10575290 U JP 10575290U JP 10575290 U JP10575290 U JP 10575290U JP 2512679 Y2 JP2512679 Y2 JP 2512679Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door hinge
door
positioning
clamper
positioning device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10575290U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0463330U (ja
Inventor
美芳 香川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP10575290U priority Critical patent/JP2512679Y2/ja
Publication of JPH0463330U publication Critical patent/JPH0463330U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2512679Y2 publication Critical patent/JP2512679Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば車両用ドアにドアヒンジを取り付け
るような際に、ドアヒンジの姿勢を正規に正して位置決
めするようにした装置に関する。
(従来の技術) 従来、車両用のドアパネルにドアヒンジを自動取り付
けするような際、ドアパネルの取り付け部にドアヒンジ
を位置決めし、その状態でナットランナ等により取付ボ
ルトを締め付けるような装置が知られている。
そしてこのような位置決め装置の1例として、例えば
第4図に示すような装置が知られている。すなわち、ベ
ース台51上に固設された基台本体52には、複数の位置決
めピン53が設けられるとともに、この本体52の中間部に
枢着されるクランパ54が、クランプシリンダユニット55
によって揺動自在とされている。そしてこの基台本体52
に対して所定の間隔をおいてドアパネルDが位置決め固
定され、次いでドアヒンジWを位置決めしてナットラン
ナにより取り付ける。つまりドアヒンジWは、ドアパネ
ルD側に締め付けられる取付部W1と、この取付部W1に枢
着される揺動部W2を備えており、この揺動部W2に設けら
れたボディ側取付用の締付孔が前記位置決めピン53に嵌
め込まれて支持され、次いでクランパ54の押え爪54aに
よって拘持される。そしてクランプした状態で取付部W1
のボルトVが締め付けられる。
(考案が解決しようとする課題) しかし上述のような位置決め装置の場合、装置本体に
対してドアパネルDは、常に設計通りの所定の位置関係
に位置決めされるため、ドアヒンジWの形状誤差、ドア
パネルDの位置決め誤差等によって、例えば間隔が狭く
なってドアヒンジWを差し込むことが出来なくなった
り、又は逆に広くなってヒンジWの取付部W1とドアパネ
ルD取付面との間に大きな隙間が生じたりする等の各種
の不具合が生じていた。このため前者のように隙間が狭
くなりすぎたような場合は、無理に押し込む必要があ
り、又後者のように隙間が広く開きすぎたような場合
は、ナットランナで締め付けた後、改めて締め残し部分
を締め直す必要が生ずることとなり、二重手間となるば
かりでなく取付け精度も低下するという問題があった。
(課題を解決するための手段) かかる課題を解決するため、本考案はベース台上で摺
動可能な本体を設け、この本体にドアヒンジ支持用のピ
ン体を設けた。そしてこの本体には、ドアヒンジ拘持用
の押え爪を有するクランパを取付けて揺動可能に構成す
るとともに、このクランパに係合してドアヒンジ端面を
押圧する姿勢矯正機構を設けた。そして前記本体の摺動
方向をドアヒンジの取付け方向に一致させて、ピン体と
クランパによって保持するドアヒンジをドアパネルに対
して離接自在とした。
(作用) ドアヒンジをピン体に係合させる際、ドアパネル間と
の間隔を僅かに広めにしておいてドアヒンジを投入する
ようにすれば、差込不能となることがない。一方、僅か
な間隔のためドアヒンジの取付部が傾くこととなるが、
この傾きは姿勢矯正機構によって防止する。つまりクラ
ンパによるクランプ時に、押当部材を押し当てて正規の
姿勢を保つ。一方、ドアヒンジとドアパネル間に生じた
隙間は、ナットランナによる締付けの際、本体がドアパ
ネル側に摺動することによって密着しあうこととなり、
締め残しが発生しない。
(実施例) 本考案のドアヒンジ位置決め装置の実施例について添
付した図面に基づき説明する。
第1図は本考案の位置決め装置の側面図、第2図は同
正面図、第3図は同平面図である。
位置決め装置1は、ベース台2上のレール3に摺動自
在となって設けられた基台本体4を備えている。そして
この本体4は、レール3に係合するレールガイドブロッ
ク5と、このレールガイドブロック5に取り付けられた
支承台6と、この支承台6上に高さ調節用の調節部材7
を介してボルト8止めされた位置決め部材9と、この位
置決め部材9の上面に設けられたピン体としての位置決
めピン10を一体的に備えており、前記位置決め部材9
は、支承台6に対して高さ方向のみならず左右方向(第
2図左右方向)にも僅かに位置調整可能となって止め付
けられている。つまり第2図の調整部材40の枚数を調整
してネジ41止めされる。そして前記位置決めピン10は、
従来例の欄で説明したように、ドアヒンジWの揺動部W2
のボディ側取付用の締付孔(実施例では2カ所)の位置
に対応しており、この位置決めピン10にドアヒンジの締
付孔を嵌め込んで、ドアヒンジWの仮位置決めを行う。
尚、位置決めピン10の間には、マグネット11を埋め込ん
でいる。
位置決め部材9の一端側には、クランパとしてのクラ
ンプアーム12が枢着され、枢支軸13まわりに揺動自在と
されている。そしてこのクランプアーム12の下端側は、
第2図に示すように二股状となって、以下に述べるクラ
ンプシリンダユニット14のシリンダロッド15を挟み込
み、又、該シリンダロッド15から横に張り出すピン16を
遊嵌せしめて係合する長孔17を設けている。
クランプシリンダユニット14は、支承台6に取付ベー
ス19を介して固着され、シリンダロッド15を本体4の摺
動方向に沿って延出させるとともに、シリンダロッド15
の延出端部に上述のクランプアーム12が係合する。この
ためクランプシリンダユニット14の作動によって、クラ
ンプアーム12は枢支軸13まわりに揺動し、クランプアー
ム12上端側の押え爪12aでドアヒンジWを押えつけクラ
ンプする。
位置決め部材9の高さ方向中間部には、姿勢矯正機構
20が設けられている。この姿勢矯正機構20は、位置決め
部材9のガイド孔に嵌着されたブッシュ22と、このブッ
シュ22に対して摺動自在に挿通された押当部材23を備
え、この押当部材23の前方側にはスプリング24が設けら
れて押当部材23を前方に向けて付勢するとともに、後端
側には軸方向に直交してピン25が取り付けられ、このピ
ン25の両端の張出部が、クランプアーム12の大径孔26内
に遊合している。すなわち、この押当部材23の後端側
は、第2図に示すように円形状の両側面が偏平状に削り
切られて、クランプアーム12の長孔28内に差し込まれ、
又、この差し込まれた箇所に前述のピン25が設けられて
いる。そしてこのピン25は、例えば押当部材23の軸の直
径方向の穿設孔にピン25を挿入し、このピン25を第2図
に示す押当部材23後端面からのネジ29で締め付けて止め
付ける。そしてこのピン25は、既述のように該ピン25径
より径の大きいクランプアーム12の大径孔26内に遊合さ
せることにより、アンクランプ時は第1図の鎖線に示す
ようにスプリング24力で大径孔26の前面側に当接した状
態となり、クランプ時は、押当部材23が前進を規制され
た時点から大径孔26内を遊動し始めることとなる。
次に本体4の摺動機構の細部について説明する。
ベース台2のレール3の前後には一対の受け部材31,3
2を設けている。そしてこの受け部材31,32の位置に対応
して、本体4側の支承台6にはそれぞれ当接部材33とガ
イド部材34を張り出して設け、一方側の当接部材33は、
受け部材31の規制部材35に当接可能とし、他方のガイド
部材34の周囲には、受け部材32と支承台6とを反撥させ
る方向に付勢するバネ36を設けている。このため、この
バネ36力によって、通常当接部材33と規制部材35は当接
した状態にある。
以上のような構成によるドアヒンジ位置決め装置に対
して、ドアパネルDは所定の位置に位置決めされるが、
この位置は次のように設定されている。つまり第1図に
示すようにドアヒンジWの揺動部W2の締付孔を位置決め
ピン10に嵌め込んだ後、クランプアーム12の押え爪12a
で上から押えつけてクランプする。この際、押当部材23
も前進してドアヒンジの取付部W1端面を押圧し、取付部
W1の倒れを防止するが、拘持されたドアヒンジWとパネ
ルDの間には隙間tが得られるようにしている。すなわ
ち、ドアパネルDの位置決め位置を、予め隙間tが得ら
れるよう設定しておくことにより、多少のドアヒンジW
の形状誤差、或いはドアパネルDの位置決め誤差が生じ
ても、この隙間tで誤差を吸収し、ドアヒンジWの投入
不能といった事態を避けることが出来る。そしてこの隙
間によって生じる取付部W1の倒れは、上述のように姿勢
矯正機構20の押当部材23によって防止する。
次に、このように位置決め保持したドアヒンジWに対
し、ナットランナ38によってボルトVの締め付けを行う
が、締めつけてゆくに従って本体4はバネ36を押し締め
ながらレール3上を摺動し、隙間tが密着する。つまり
締め残しが生じない。
一方、この本体4には、第1図鎖線に示すようなシリ
ンダユニット39を連結して、ナットランナ38による締付
けの前に本体4を摺動させて隙間tをなくし、ドアヒン
ジWとドアパネルDを密着させた状態から締付けを開始
するようにしても良い。
(考案の効果) 以上のように本考案のドアヒンジ位置決め装置は、ド
アパネルやドアヒンジの精度に拘わりなくドアヒンジを
位置決めすることが可能となり、しかも、締め残しを生
じたりするような不具合を防止することができる。更に
姿勢矯正機構によってドアヒンジの姿勢を正規に保った
状態で締め付けるため、ドアパネルやドアヒンジに無理
な力が作用せず、精度のよい取り付けが出来るという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のドアヒンジ位置決め装置の側面図、第
2図は同正面図、第3図は同平面図、第4図は従来例を
示す。 尚同図中、1は位置決め装置、2,51はベース台、4,52は
基台本体、10,53は位置決めピン、12,54はクランパとし
てのクランプアーム、12aは押え爪、20は姿勢矯正機
構、23は押当部材、38はナットランナ、Dはドアパネ
ル、Wはドアヒンジを示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアパネルに取り付けるドアヒンジを位置
    決め保持するためのドアヒンジ位置決め装置において、
    この装置は、ベース台上で摺動可能となり且つドアヒン
    ジ支持用のピン体を有する本体と、この本体に揺動可能
    に取り付けられ且つドアヒンジ拘持用の押え爪を有する
    クランパと、このクランパに係合し且つドアヒンジ端面
    押圧用の押当部材を有する姿勢矯正機構を備え、前記本
    体の摺動方向をドアヒンジの取り付け方向に一致させ
    て、前記ピン体とクランパによって保持するドアヒンジ
    をドアパネルに対して離接自在としたことを特徴とする
    ドアヒンジ位置決め装置。
JP10575290U 1990-10-08 1990-10-08 ドアヒンジ位置決め装置 Expired - Fee Related JP2512679Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10575290U JP2512679Y2 (ja) 1990-10-08 1990-10-08 ドアヒンジ位置決め装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10575290U JP2512679Y2 (ja) 1990-10-08 1990-10-08 ドアヒンジ位置決め装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0463330U JPH0463330U (ja) 1992-05-29
JP2512679Y2 true JP2512679Y2 (ja) 1996-10-02

Family

ID=31851565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10575290U Expired - Fee Related JP2512679Y2 (ja) 1990-10-08 1990-10-08 ドアヒンジ位置決め装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2512679Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106869444A (zh) * 2017-02-16 2017-06-20 马玉荣 一种饰面板装夹支撑装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6910254B2 (en) * 2000-08-30 2005-06-28 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Method of installing door of car and door hinge assembly jig
JP4519358B2 (ja) * 2001-04-26 2010-08-04 富士重工業株式会社 部品取付け装置及び部品取付け方法
CN108818361B (zh) * 2018-09-04 2023-07-25 上汽通用五菱汽车股份有限公司 一种钢铰链定位装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106869444A (zh) * 2017-02-16 2017-06-20 马玉荣 一种饰面板装夹支撑装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0463330U (ja) 1992-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05139348A (ja) 自動車のトランクリツド組付装置
JP2512679Y2 (ja) ドアヒンジ位置決め装置
JPH07195375A (ja) クランプ金具の支点構造
JP3969934B2 (ja) エンジン組立用パレット
JP2002274454A (ja) 車両用シートのクランプ装置
JP3432686B2 (ja) パイプ材の切断加工装置
JPS6317596Y2 (ja)
JP2000141148A (ja) シリンダヘッドの加工方法及び装置
JPH0426186Y2 (ja)
JPH078117Y2 (ja) クランプ装置
JPH0686818U (ja) プレスブレーキにおけるワーク位置決め装置
JPH0434982Y2 (ja)
JP4407873B2 (ja) エンジン組立パレットのクランプ機構
JPH07110621B2 (ja) 自動車用フロントフェンダの取付装置
JPH0243632Y2 (ja)
JPH0731948Y2 (ja) ワーク自動供給装置
JPH0123614Y2 (ja)
CN216633168U (zh) 一种汽车仪表盘焊接用工装设备
JPH0448905Y2 (ja)
CN213616210U (zh) 汽车前门板多工位检测夹具
JPH0750164Y2 (ja) 木材加工機のクランプ装置
JPH0611728Y2 (ja) ワーククランプ装置
JP2554011B2 (ja) クランプ装置
JPH0715832Y2 (ja) ドア取付けおよび取外し工程におけるドア保持装置
JPH0611934U (ja) ワーククランプ装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees