JPH0731948Y2 - ワーク自動供給装置 - Google Patents

ワーク自動供給装置

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JPH0731948Y2
JPH0731948Y2 JP1990048956U JP4895690U JPH0731948Y2 JP H0731948 Y2 JPH0731948 Y2 JP H0731948Y2 JP 1990048956 U JP1990048956 U JP 1990048956U JP 4895690 U JP4895690 U JP 4895690U JP H0731948 Y2 JPH0731948 Y2 JP H0731948Y2
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slide shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば自動旋盤等の工作機械に設置され、工
作機械のチャックへワークを自動的に供給するワーク自
動供給装置の改良に関する。
(従来の技術) 従来、この種ワーク自動供給装置としては、例えば実開
昭63−91301号公報に開示された構造のものが知られて
いる。
即ち、前記ワーク自動供給装置は、固定ベースと、固定
ベースに沿って配設された鉛直姿勢の両ロッド形のシリ
ンダと、固定ベースに上下方向へ摺動自在に配設された
スライドシャフトと、シリンダの上方側ロッドとスライ
ドシャフトの上端部との間に介設され、ロッドとスライ
ドシャフトを同一ストロークだけ同期させて昇降動させ
ると共にスライドシャフトの下限位置にてロッドのみを
更に所定ストロークだけ下降させる連結機構と、固定ベ
ースの下端部に設けられ、スライドシャフトを摺動自在
に保持する保持機構と、スライドシャフトの下端部に設
けられたワーク受取機構と、スライドシャフトの下端部
に設けられ、ワーク受取機構に受け取られたワークを工
作機械のチャックへ押し込む押し込み機構等から構成さ
れている。
而して、ワーク自動供給装置は、ワーク受取機構がワー
クを受け取ると、シリンダのロッド及びスライドシャフ
トが同期して同期して同一ストロークだけ下降し、ワー
クの軸芯と工作機械のチャックの軸芯が合致すると、ス
ライドシャフトが下降を停止すると共にロッドのみが更
に所定ストロークだけ下降して押し込み機構を作動さ
せ、ワーク受取機構に保持されているワークをチャック
へ押し込むように為されている。
又、保持機構によってスライドシャフトのがたつきを防
止するように為されている (考案が解決しようとする課題) 然し乍ら、従来のワーク自動供給装置にあっては、スラ
イドシャフトに平たい角形のものを使用し、これを固定
ベースの平滑な前面で上下方向へ摺動させ、且つスライ
ドシャフトを保持機構によって固定ベース側へ摺動自在
に押圧する構成としている為、スライドシャフトは前後
方向はともかくも、左右方向へはどうしてもがたつく虞
れがあり、この場合にはスライドシャフトが下限位置ま
で下降したときにワークとチャックの軸芯が合致せず、
チャックへのワークの挿着を正確に行えないと云う問題
があった。
又、保持機構を固定ベースの下端部のみに設けているた
め、スライドシャフトのがたつきを完全に防止すること
は困難であった。
特に、スライドシャフトの移動ストロークは、固定ベー
スの長さよりも相当長くなるので、スライドシャフトが
下限位置のときに少しでも左右方向へがたつくとスライ
ドシャフト先端がチャックの軸芯位置から大きくずれる
ことになり、チャックへのワークの正確な挿着がより一
層困難となる。
尚、スライドシャフトの両サイドにも左右方向のがたつ
きを防止する保持機構を設けた場合にはがたつきを防止
できるが、この場合には装置自体が嵩張ると云う別の問
題が発生することになる。
又、角形のスライドシャフトは、平面研磨加工の能率が
悪く、製造原価が高騰すると云う問題もある。
本考案は、上記の問題点を解消する為に創案されたもの
であり、その目的はスライドシャフトの前後左右方向の
がたつきを確実に防止できると共に、スライドシャフト
のコスト低減を図れるワーク自動供給装置を提供するに
ある。
(課題を解決する為の手段) 本考案のワーク自動供給装置は、固定ベース、シリン
ダ、スライドシャフト、連結機構、ワーク受取機構、押
し込み機構及びシャフト押え機構から構成されて居り、
前記スライドシャフトを断面形状円形とすると共に固定
ベースの前面に上下方向へ摺動自在に並列配置し、又、
前記固定ベースの前面に両スライドシャフトと摺接する
断面形状略半円形の摺動溝を形成し、前記シャフト押え
機構は、固定ベースの上下部に夫々配設されて両スライ
ドシャフトと摺接する断面形状略半円形の押圧溝を形成
した上下一対のシャフト押えと、両スライドシャフトが
固定ベースとシャフト押えとの間を摺動できるように両
者を近接する方向へ締め付ける締付けボルトと、各シャ
フト押えを固定ベース側へ押圧して両スライドシャフト
をクランプし得る押圧用シリンダとを備えたものであ
る。
(作用) ワーク自動供給装置は、ワーク受取機構がワークを受け
取ると、シリンダのロッド及びスライドシャフトが同期
して同一ストロークだけ下降し、ワークの軸芯と工作機
械のチャックの軸芯が合致すると、スライドシャフトが
下降を停止すると共にロッドのみが更に所定ストローク
だけ下降して押し込み機構を作動させ、押し込み機構が
ワーク受取機構に保持されているワークをチャック内へ
押し込む。
尚、ワーク自動供給装置は、断面形状が円形のスライド
シャフトを固定ベースに一対並設すると共にこのスライ
ドシャフトを固定ベースに形成した断面形状略半円形の
摺動溝で摺動させ、且つ固定ベースの上下部に、スライ
ドシャフトと摺接する断面形状略半円形の押圧溝を形成
したシャフト押えを有するシャフト押え機構を夫々配設
し、シャフト押えによって両スライドシャフトを固定ベ
ース側へ摺動自在に押圧するようにした為、スライドシ
ャフトはその昇降時に固定ベースの摺動溝とシャフト押
えの押圧溝によって良好に挟持され、前後左右方向へが
たつくことなく昇降する。
その結果、スライドシャフトが下限位置に下降したとき
でも、スライドシャフト下端部がチャックに対してずれ
ることがなく、ワークとチャックの軸芯が正確に合致す
ることになり、チャックへのワークの挿着を極めて正確
に行える。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例に係るワーク自
動供給装置であって、当該装置は、固定ベース1、シリ
ンダ2、スライドシャフト3、連結機構4、ワーク受取
機構5、押し込み機構6及びシャフト押え機構7から構
成されている。
固定ベース1は、工作機械例えば自動旋盤(図示省略)
のチャック8の上方位置に鉛直姿勢で配設されて居り、
上下部の前面には後述するスライドシャフト3の外周面
と摺接する断面形状略半円形の摺動溝9が夫々左右一対
形成されている。この摺動溝9の曲率は、スライドシャ
フト3の外周面曲率と同一に設定されている。
シリンダ2は固定ベース1に鉛直姿勢で取り付けられて
居り、本実施例に於いては、シリンダ2には片ロッド形
シリンダが使用され、ロッド10が下向きの姿勢で固定ベ
ース1に取付台11及び取付金具12を介して取り付けられ
ている。
スライドシャフト3は、固定ベース1の前面に上下方向
へ摺動自在に左右一対並設されて居り、その断面形状が
円形に形成され、固定ベース1の摺動溝9に当合して摺
動溝9内を上下方向へ摺動するように為されている。
又、左右のスライドシリンダ3の上端部同志は連結金具
13によって連結されている。
連結機構4は、シリンダ2のロッド10とスライドシャフ
ト3の下端部との間に介設されて居り、ロッド10及びス
ライドシャフト3を同一ストロークだけ同期させて昇降
させると共に、スライドシャフト3の下限位置にてロッ
ド10のみを更に所定ストロークだけ下降させるものであ
る。
即ち、連結機構4は、連結金具13に上下調節可能に螺挿
され、スライドシャフト3の下降時に固定ベース1の上
端面に当合してスライドシャフト3の下限位置を決める
位置決めボルト14と、スライドシャフト3の下端部にア
ーム受台15を介して取付けられ、縦向きの貫通孔16を形
成したL字型の連結板17と、シリンダ2のロッド10に螺
着されたスプリング受け18と、上部がロッド10に螺着さ
れ、連結板17の貫通孔16に摺動自在に挿通されたスリー
ブ19と、スリーブ19の内周面に螺着され、後述する押し
込み機構6の押し込みアーム体32に連結される連結杆20
と、スリーブ19の下端位置で連結杆20に螺着され、連結
板17の下面に当合し得るナット21と、連結板17とスプリ
ング受け18との間に介装され、連結板17をナット21に当
接した状態に附勢保持する圧縮スプリング22等から構成
されている。
而して、ロッド10が上限位置から下降すると、これに伴
ってスライドシャフト3も同期して下降し、位置決めボ
ルト14が固定ベース1の上端面に当合すると、スライド
シャフト3が下降を停止すると共にロッド10のみが圧縮
スプリング22の圧縮及びスリーブ19の下方向への摺動に
よって所定ストロークだけ下降することになる。
ワーク受取機構5は、ワーク搬送用シュート23から一つ
宛送り出されて来るワーク24を受け取って保持するもの
であり、アーム受台15及び保持台25を介してスライドシ
ャフト3の下端部に取付けられ、ワーク24が載置される
V型の係止溝26を備えた受台27と、保持台25に俯仰自在
に軸支され、受台27上のワーク24を引張スプリング(図
示省略)の附勢力により下降へ押圧して受台27上に保持
するワーク保持アーム28と、固定ベース1に取付けら
れ、スライドシャフト3が上限位置のときにワーク保持
アーム28に当接してこれを回動させ、ワーク搬送用シュ
ート23からワーク24を受け取り可能にする操作杆29と、
保持台25に取付けられたワーク保持アーム28のストッパ
ー30等から構成されている。
押し込み機構6は、受台27上のワーク24をこれと対向位
置のチャック8へ押し込むものであり、スライドシャフ
ト3の下端部に取付けられ、スライドシャフト3の下端
部同志を連結する二股形状のアーム受台15と、アーム受
台15に前後方向へ回動自在に軸支31され、上端部が連結
杆20に連結(図示省略)された押し込みアーム体32と、
押し込みアーム体32の下端部に軸受33を介して回転自在
且つ揺動自在に取付けられ、押し込みアーム体32の回動
時に受台27上のワーク24に当合してこれをチャック8へ
押し込む押し込み体34等から構成されている。
シャフト押え機構7は、固定ベース1の前面側に配設さ
せて居り、前記両スライドシャフト3を固定ベース1側
へ摺動自在に押圧すると共に、両スライドシャフト3を
下限位置でクランプするものである。
即ち、シャフト押え機構7は、固定ベース1の上下部に
夫々配設され、スライドシャフト3の外周面に当合して
摺接する断面形状略半円形の押圧溝36を形成した上下一
対のシャフト押え37と、固定ベース1とシャフト押え37
の間に介設された軟質スペーサ41と、固定ベース1及び
軟質スペーサ41を貫通してシャフト押え37に螺着され、
スライドシャフト3が固定ベース1とシャフト押え37と
の間を軽く摺動できるように両者を近接する方向へ締め
付ける締付けボルト42と、固定ベース1の前面中央位置
に取付台43を介して取付けられた押圧用シリンダ44と、
押圧用シリンダ44のロッド45にピン46により前後方向へ
揺動自在に枢着され、両端にシャフト押え37に当接する
当りローラ47を備えた押えアーム48等から構成されて居
り、締付けボルト42の締付け力を変えることによってシ
ャフト押え37の押圧力を調整できるようになっていると
共に、スライドシャフト3が下限位置に下降したときに
押圧用シリンダ44のロッド45が短縮するように為されて
いる。
而して、前記シャフト押え機構7に於いて、締付けボル
ト42の締付け力を変えてシャフト押え37の押圧力を適宜
の値に調整すると、スライドシャフト3は固定ベース1
の摺動溝9とシャフト押え37の押圧溝36に挟持された状
態で上下方向へ摺動することになり、これによって前後
左右方向のがたつきが防止されることになる。
又、押圧用シリンダ44のロッド45が短縮すると、押えア
ーム48がシャフト押え37を固定ベース1側へ押圧してス
ライドシャフト3をクランプすることになる。
尚、シャフト押え37の押圧力は、固定ベース1からのス
ライドシャフト3の突出量及び移動させるワーク24の重
量等によって適宜に設定される。
次に、前記ワーク自動供給装置の作用について説明す
る。
最初、ロッド10及びスライドシャフト3は、上限位置に
保持されている。このとき、ワーク保持アーム28は、基
端部が操作杆29に当接し、その先端部が上方へ回動され
ている。従って、受台27は、ワーク搬送用シュート23か
らワーク24を受け取り可能となっている。
受台27がワーク搬送用シュート23から一個のワーク24を
受け取ると、ロッド10が下降し、これに伴ってスライド
シャフト3も連結機構4によりロッド10と同期して同一
ストロークだけ下降する。尚、スライドシャフト3の下
降時にはワーク保持アーム28と操作杆29とが離れる為、
受台27上のワーク24はワーク保持アーム28により押圧所
持される。又、スライドシャフト3は、下降時にシャフ
ト押え機構7により前後左右方向のがたつきが防止され
る。
スライドシャフト3が下降してワーク24とチャック8の
軸芯が合致すると、位置決めボルト14が固定ベース1の
上端面に当合し、スライドシャフト3は下降を停止して
下限位置になる。このとき、押圧用シリンダ44が短縮す
る方向へ作動し、押えアーム48がシャフト押え37を固定
ベース1側へ押圧してスライドシャフト3をクランプす
る。その結果、スライドシャフト3が強固に挟持され、
ワーク24とチャック8の軸芯がより確実に合致すること
になる。
スライドシャフト3が下限位置に下降すると、ロッド10
のみが圧縮スプリング22を圧縮しつつ更に所定ストロー
クだけ下降する。
ロッド10のみが所定ストロークだけ下降すると、これに
連結された押し込みアーム体32が第2図の時計方向へ回
動し、押し込み体34が受台27上のワーク24に当接してこ
れをチャック8内に押し込む。
ワーク24をチャック8内に充分に押し込む位置までロッ
ド10が下降すると、スライドシャフト3のクランプ状態
が解除されると共に、ロッド10がリミットスイッチ(図
示省略)等によって下降を停止して上昇し始める。これ
に伴って、押し込みアーム体32が第2図の反時計方向へ
回動すると共に、スライドシャフト3も連結機構4によ
りロッド10と同期して上昇し、最初の位置に復帰する。
第4図乃至第6図はシャフト押え機構7の他の実施例を
示すものである。
即ち、シャフト押え機構7は固定ベース1の上下部に夫
々配設され、スライドシャフト3の外周面に当合して摺
接する断面形状略半円形の押圧溝36を形成した上下一対
のシャフト押え37と、固定ベース1とシャフト押え37の
間に介設された軟質スペーサ41と、各シャフト押え37に
付設され、ロッド45がシャフト押え37を固定ベース1側
へ押圧し得る押圧用シリンダ44と、固定ベース1、軟質
スペーサ41及びシャフト押え37を貫通して押圧用シリン
ダ44に螺着され、スライドシャフト3が固定ベース1と
シャフト押え37との間を軽く摺動できるように両者を近
接する方向へ締め付ける締付けボルト42等から構成され
て居り、締付けボルト42の締付け力を変えることによっ
てシャフト押え37の押圧力を調整できるようになってい
ると共に、スライドシャフト3が下限位置に下降したと
きに押圧用シリンダ44のロッド45が伸長するように為さ
れている。
而して、前記シャフト押え機構7に於いて、締付けボル
ト42の締付け力を変えてシャフト押え37の押圧力を適宜
の値に調整すると、スライドシャフト3は固定ベース1
の摺動溝9とシャフト押え37の押圧溝36に挟持された状
態で上下方向へ摺動することになり、これによって前後
左右方向のがたつきが防止されることになる。
又、押圧用シリンダ44のロッド45が伸長すると、これが
シャフト押え37を固定ベース1側へ押圧すると同時に締
付けボルト42が固定ベース1をシャフト押え37側へ押圧
する格好になって固定ベース1とシャフト押え37がスラ
イドシャフト3をクランプすることになる。
従って、このシャフト押え機構7を用いると、上記第1
実施例のシャフト押え機構7と同様の作用効果を奏する
ことができる。
尚、上記各実施例に於いては、シリンダ2に片ロッド形
のものを使用し、スライドシャフト3の下端部とシリン
ダ2のロッド10との間に連結機構4を介設したが、他の
実施例に於いては、実開昭63−91301号公報のようにシ
リンダ2に両ロッド形のものを使用し、スライドシャフ
ト3の上端部と上方側ロッドとの間に連結機構を介設し
ても良い。
又、連結機構4、ワーク受取機構5及び押し込み機構6
の構成も、上記実施例のものに限定されるものではな
く、例えば実開昭63−91301号公報に開示された構成の
ものであっても良い。
(考案の効果) 上述の通り、本考案のワーク自動供給装置は、断面形状
が円形のスライドシャフトを固定ベース1に左右一対並
設すると共にこのスライドシャフトを固定ベースに形成
した断面形状略半円形の摺動溝内で摺動させ、又、固定
ベースの上下部に、スライドシャフトに当合して摺接す
る断面形状略半円形の押圧溝を形成したシャフト押えを
有するシャフト押え機構を夫々配設し、シャフト押えに
よってスライドシャフトを固定ベース側へ摺動自在に押
圧するようにした為、スライドシャフトは固定ベースの
摺動溝とシャフト押えの押圧溝によって良好且つ確実に
挟持された状態で昇降動し、前後左右方向のがたつきが
確実に防止されることになる。
その結果、スライドシャフトが下限位置に下降したとき
でも、スライドシャフトの下端部がチャックに対してず
れることがなく、ワークの軸芯とチャックの軸芯が正確
に合致することになり、チャックへのワークの挿着を極
めて正確に行える。延いては、ワークの加工精度の向上
を図り得る。
特に、本考案のワーク自動供給装置は、固定ベースの上
下部にシャフト押えを夫々配設し、スライドシャフトの
下限位置のときに該シャフト押えを押圧用シリンダによ
り固定ベース側へ押圧してスライドシャフトをクランプ
できるようにしている為、スライドシャフトのがたつき
をより確実に防止することができると共に、ワークの軸
芯とチャックの軸芯とをより一層正確に合致させること
ができる。
又、スライドシャフトに断面形状が円形のものを使用し
た為、従来の角形のスライドシャフトのように加工能率
の悪い平面研磨加工を必要とすることもなく、スライド
シャフトのコスト低減を図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係るワーク自動供給装置
の一部省略正面図、第2図は同じく一部を破断して示す
省略側面図、第3図は第2図のIII−III線拡大断面図、
第4図はシャフト押え機構の他の実施例を示す正面図、
第5図は同じく側面図、第6図は第5図のVI−VI線拡大
断面図である。 1は固定ベース、2はシリンダ、3はスライドシャフ
ト、4は連結機構、5はワーク受取機構、6は押し込み
機構、7はシャフト押え機構、8はチャック、9は摺動
溝、10はロッド、24はワーク、36は押圧溝、37はシャフ
ト押え。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定ベース(1)と、固定ベース(1)に
    沿って配設された鉛直姿勢のシリンダ(2)と、固定ベ
    ース(1)に上下方向へ摺動自在に配設されたスライド
    シャフト(3)と、シリンダ(2)のロッド(10)とス
    ライドシャフト(3)との間に介設され、両者を同一ス
    トロークだけ同期させて昇降動させると共にスライドシ
    ャフト(3)の下限位置にてロッド(10)のみを更に所
    定ストロークだけ下降させる連結機構(4)と、スライ
    ドシャフト(3)の下端部に設けられたワーク受取機構
    (5)と、スライドシャフト(3)の下端部に設けら
    れ、ワーク受取機構(5)に保持されているワーク(2
    4)をチャック(8)へ押し込む押し込み機構(6)と
    から構成したワーク自動供給装置に於いて、前記スライ
    ドシャフト(3)を断面形状円形とすると共に固定ベー
    ス(1)の前面に上下方向へ摺動自在に並列配置し、
    又、前記固定ベース(1)の前面に両スライドシャフト
    (3)と摺接する断面形状略半円形の摺動溝(9)を形
    成すると共に該固定ベース(1)に前記両スライドシャ
    フト(3)を固定ベース(1)側へ摺動自在に押圧する
    シャフト押え機構(7)を配設し、該シャフト押え機構
    (7)は、固定ベース(1)の上下部に夫々配設されて
    両スライドシャフト(3)と摺接する断面形状略半円形
    の押圧溝(36)を形成した上下一対のシャフト押え(3
    7)と、両スライドシャフト(3)が固定ベース(1)
    とシャフト押え(37)との間を摺動できるように両者を
    近接する方向へ締め付ける締付けボルト(42)と、各シ
    ャフト押え(37)を固定ベース(1)側へ押圧して両ス
    ライドシャフト(3)をクランプし得る押圧用シリンダ
    (45)とを備えていることを特徴とするワーク自動供給
    装置。
JP1990048956U 1990-05-10 1990-05-10 ワーク自動供給装置 Expired - Lifetime JPH0731948Y2 (ja)

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