JP4019190B2 - 被加工物保持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被加工物(ワーク)を工作機械等で加工する際、被加工物を挟持するのに使用する被加工物保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、被加工物を工作機械等で加工する場合、テーブル面上に被加工物保持装置(以下、「バイス」ともいう)を固定して、その被加工物保持装置で被加工物を挟んで保持している。そして、この被加工物保持装置の口金は、互いに平行な平坦面として形成されている。そのため、被加工物は、口金に挟持される部分として、2つの平行な平坦部を有している必要があり、そのような平坦部が挟持される部分に無い場合には、平坦部ができるように別途形状を整える必要がある。
【0003】
例えば、プレス成形した自動車の車体の形状精度を検査する場合、車体の外形形状に合わせた輪郭を持つ治具を車体に当てて、検査を行う。この治具は、鋼板等からなる大きな素材からカッタ切断や溶断などにより小さな素材にした後、この素材をバイスに挟持して、輪郭を精密加工することで製作される。
ところが、カッタ切断や溶断などで切り出した素材の切断面は平坦ではなく、凹凸があったり、他方の端面に対し平行でなかったりする。そのため、切り出した素材を一般的なバイスで挟持すると、切断面においては口金と素材とが一点だけで当接し、素材は確実に固定されず、不安定になる。したがって、従来は素材を堅固に挟持するため、予め平坦面を形成するような前加工が絶対的に必要であった。
【0004】
このような前加工を省くための関連する発明として、挟持部分に多数のバイス爪を用いて治具などを使用せずに挟持できるようにした被加工物保持装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の被加工物保持装置は、バイス爪を収納可能な金属製中空箱に挟持部を形成し、その箱内に、多数のバイス爪と、そのバイス爪の背後下方に配置されて挟持部表面を揃えるカム軸と、その多数のバイス爪の後端を押圧する多数のベアリングボールとを収容して構成したものである。この発明は、異形な被加工物をそのまま挟持することを目的としたものであるが、前記した平坦面形成の工程を省略するためにも利用することができる。
【0005】
【特許文献1】
実願平5−63894号(実開平7−27757号)の明細書および図面(第3頁、図1−2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記特許文献1に記載の被加工物保持装置は、異形な被加工物の形状に倣って多数のバイス爪を当接させて揃えるための手段(カム軸)と、多数のバイス爪を当接させた後端の空間を充填するための手段(多数のベアリングボール)とを備える構成であるため、構造が複雑であり、挟持する前にこれらの手段を別途操作しなければならず、しかも高い押圧力に耐える構造ではないため、機械加工に耐える堅固な被加工物の挟持を必要とする被加工物保持装置としては充分とはいえない。
【0007】
そこで、本発明の課題は、被加工物に予め平坦面を形成したり、被加工物に対する挟持操作とは別の操作をしたりすることなく、簡単な装置で確実に被加工物を挟持できる被加工物保持装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決した本発明のうちの請求項1に記載の発明は、被加工物挟持用の2つの挟持部を備えた被加工物保持装置において、前記2つの挟持部のうちの少なくとも一方を、固定ブロックと、この固定ブロックに対し少なくとも1軸周りに向きを変えることができる可動ブロックとからなる組合せブロックとして構成され、前記固定ブロックと可動ブロックの互いの対向面を球面とすると共に、弾性部材を介した接続構造により互に接続される両ブロックの前記対向面間に、前記可動ブロックをボール頭部の押圧力により弾性的に離間させて、隙間を形成するボールプランジャを前記固定ブロック側に配設し、前記組合せブロックの被加工物に対する挟持面に、一対の支持突部を配設し、前記支持突部を、前記挟持面に上下方向に横断して長手方向に複数設けたピン溝穴に側部が表面に突出するように挿入した円柱状のピンにより形成した。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、被加工物挟持用の2つの挟持部を備えた被加工物保持装置において、前記2つの挟持部のうちの少なくとも一方に、固定ブロックと、この固定ブロックに対し少なくとも1軸周りに向きを変えることができる可動ブロックとからなる組合せブロックを装着して構成され、前記固定ブロックと可動ブロックの互いの対向面を球面とすると共に、弾性部材を介した接続構造により互に接続される両ブロックの前記対向面間に、前記可動ブロックをボール頭部の押圧力により弾性的に離間させて、隙間を形成するボールプランジャを前記固定ブロック側に配設し、前記組合せブロックの被加工物に対する挟持面に、一対の支持突部を配設し、前記支持突部を、前記挟持面に上下方向に横断して長手方向に複数設けたピン溝穴に側部が表面に突出するように挿入した円柱状のピンにより形成した。
【0010】
請求項1または請求項2に記載の発明によれば、被加工物保持装置の2つの挟持部の少なくとも一方を、固定ブロックと、この固定ブロックに対し少なくとも1軸周りに向きを変えることができる可動ブロックからなる組合せブロックを装着して構成され、前記固定ブロックと可動ブロックの互いの対向面を球面とすると共に、弾性部材を介した接続構造により互に接続される両ブロックの前記対向面間に、前記可動ブロックをボール頭部の押圧力により弾性的に離間させて、隙間を形成するボールプランジャを前記固定ブロック側に配設し、前記組合せブロックの被加工物に対する挟持面に、一対の支持突部を配設し、前記支持突部を、前記挟持面に上下方向に横断して長手方向に複数設けたピン溝穴に側部が表面に突出するように挿入した円柱状のピンにより形成したので、不規則な形状を有する(異形な)被加工物の端面に対して押圧力を付与する際、可動ブロックが被加工物の端面形状に従って自動的にその向きを変えつつ被加工物を挟持する。そのため、被加工物に予め平坦面を形成する前加工を施さなくても、簡単確実で堅固な挟持を達成することができる。
また、前記ボールプランジャは、固定ブロックから可動ブロックを弾性的に離間させる隙間を形成するので、可動ブロックの動きを滑らかにして固定ブロックに対する変位をし易くすることができる。
なお、可動ブロックと固定ブロックとは、直接連結している必要はなく、可動ブロックが固定ブロックに対し自在に向きを変えられるように、これらがスプリングなどの弾性部材を介して連結されていてもよい。
また、組合せブロックの被加工物に対する挟持面に、一対の支持突部を円柱状のピンにより形成し、この支持突部により不規則な形状を有する被加工物の端面を少なくとも2点で支持することができるようにしたので、被加工物を安定して挟持することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係る第1の実施形態および第2の実施形態の被加工物保持装置の詳細について説明する。参照する図面において、図1は、第1の実施形態の被加工物保持装置の全体概略図である。図2は、第1の実施形態の挟持部の部分平面図であり、図3は、図2に示す挟持部の側面図である。また、図4は、第1の実施形態の挟持部を構成する組合せブロックの分解斜視図であり、図5は、図2の組合せブロックの組合せ状態を示すV−V線断面図である。また、図6は、第1の実施形態の挟持部を構成する組合せブロックの動作説明図である。図7は、第2の実施形態の組合せブロックの分解斜視図である。図8は、第2の実施形態の組合せブロックを説明する平面図であり、図9は、第2の実施形態の組合せブロックの動作説明図である。図10は、3軸周りに向きを変えられる組合せブロックの変更例の一部断面斜視図である。図11は、2軸周りに向きを変えられる組合せブロックの変更例の斜視図である。図12は、1軸周りに向きを変えられる組合せブロックの変更例の斜視図である。
【0016】
(第1の実施形態)
図1に示すように、本発明の第1の実施形態における被加工物保持装置(バイス)1は、被加工物(ワーク)を挟持するための固定部2と、可動部3とを備えている。固定部2は、被加工物保持装置1のベース4の一端に立設されており、ベース4の他端には、ねじ装着部6が立設されている。ベース4の上面には、2本の平行なガイドレール5が設けられており、可動部3がこのガイドレール5の上で前後方向(図1における右側を前、左側を後とする)にスライド可能に載置されている。押しねじ7は、ねじ装着部6に形成された貫通したねじ穴(図示せず)に螺合しており、ハンドル8の操作により回転が可能である。また、押しねじ7は、可動部3と連結しているので、ハンドル8の操作で、可動部3は、押しねじ7とともに前後方向に移動する。このような構成により、固定部2と可動部3の間に被加工物を配置して、可動部3を固定部2へ向けて前進させることにより被加工物を挟持し、あるいは可動部3を後退させて被加工物を取り外すことができる。
【0017】
図2および図3に示すように、固定部2の被加工物Wを挟持する部分には、口金9が固着されており、一方の可動部3には、一組の組合せブロックAが装着されている。被加工物Wは、治具Gの上に載置され、固定部2の口金9と可動部3の組合せブロックAとの間で挟持される。組合せブロックAは、可動部3に固定されるホルダブロック10(固定ブロック)と、このホルダブロック10に対し自在に向きを変えることができるプッシャブロック11(可動ブロック)とからなっている。ホルダブロック10は、後記する取付ボルト19により可動部3に固定される(図4参照)。プッシャブロック11は、ホルダブロック10に後記するカップリングボルト12とスプリング13とにより弾性的に接続されて支持されている(図5参照)。ホルダブロック10とプッシャブロック11との互いの対向面は、略同一半径を有する形状の凹球面と凸球面とで形成されている。すなわち、ホルダブロック10は、凹球面10b(図4参照)を有し、凹球面10bに対向するプッシャブロック11の面は、凹球面10bと同じ曲率半径の凸球面11bを有している。ホルダブロック10とプッシャブロック11の結合状態の詳細は後記するが、凸球面11bが、凹球面10bに沿って移動することで、プッシャブロック11は、3軸周りに自在に(ユニバーサルに)向きを変えることができる。
【0018】
なお、図1〜図3では、組合せブロックAは、可動部3の口金の換わりに装着される態様で説明されているが、本発明はこれに限定されることなく、可動部3自体あるいは固定部2自体をこの組合せブロックAにしてもよい。また、一組の組合せブロックAは、3軸周りに自在に向きを変えることができるように構成されているが、2軸周り、1軸周りに向きを変えることができるように構成してもよい。
【0019】
次に、図4を参照して、第1の実施形態の組合せブロックについて詳しく説明する。組合せブロックAを組み合わせた状態における外観は、上面、底面、表面(前側の面)、及び背面(後側の面)がそれぞれ平坦で幅方向に長い矩形体を呈している。この組合せブロックAの一方のホルダブロック10には、被加工物保持装置1の可動部3(図1参照)に固定される平坦な背面10aと、その反対側で相手方プッシャブロック11を変位可能に抱持する凹球面10bが形成されている。他方のプッシャブロック11には、被加工物Wを挟持する側に形成された平坦なクランプフェイス(挟持面)11aと、相手方ホルダブロック10の凹球面10bに抱持される背面側の凸球面11bとが形成されている。
【0020】
ホルダブロック10の凹球面10bの両側には、貫通した取付ボルト穴10dが、凹球面10bに垂直に形成されている。ホルダブロック10は、取付ボルト19を取付ボルト穴10dに貫通させ、可動部3へねじ込むことにより可動部3に堅く固定される。なお、この取付ボルト穴10dは、図示しない座面を有し、この座面は、取付ボルト19の頭部が凹球面10bから突出しない深さに形成されている。
【0021】
凹球面10bの両端には、凹球面10bに対して垂直に座穴10cが形成されている。この座穴10cは、プッシャブロック11を接続するカップリングボルト12を挿通するために形成されるものである。なお、座穴10cは、背面10aに向けて、直径が一段大きくなって大径部10fを形成している(図5参照)。座穴10cと大径部10fの段部10gには、スプリング13の大径側が係止される。スプリング13の小径側からは、カップリングボルト12が挿通され、カップリングボルト12がスプリング13を押しつぶしながらプッシャブロック11へねじ込まれることで、ホルダブロック10とプッシャブロック11とが接続される。座穴10cは、カップリングボルト12の直径に比較して、かなり大きく形成されており、ホルダブロック10とプッシャブロック11の相対変位を容易にしている。
また、凹球面10bのそれぞれの端部には、前記取付ボルト穴10dと前記座穴10cとの間に、上下に1個ずつのボールプランジャ用ねじ穴10eが、左右2箇所、合計4箇所設けられている。
【0022】
ボールプランジャ17は、一端からボール頭部を露出させた状態でスプリングにより該ボール後部を弾発付勢して収容したものである(図5参照)。このボールプランジャ17は、凹球面10bの表面からそのボールの頭部が若干露出するようにボールプランジャ用ねじ穴10e内にねじ込まれ、このボールプランジャ17の後端にスクリュウプラグ18を締め付けることにより、ホルダブロック10内で位置決め固定されている。本実施形態では、このボールプランジャ17はホルダブロック10の凹球面10bに4箇所設けられているが、本発明はこれに限定されることなく、少なくとも3箇所以上に設けるものであればよい。
【0023】
プッシャブロック11は、その前側の面にクランプフェイス11aが平坦面として形成されている。このクランプフェイス11aは、被加工物Wを被加工物保持装置1の固定部2に押し付けて締め付けることにより挟持する挟持面として構成されるものである。このクランプフェイス11aは、滑らかな平滑面でなく、ローレット掛けを施した粗面で形成するとよい。このクランプフェイス11aには、ホルダブロック10を可動部3へ取り付けて固定するために、取付ボルト19をクランプフェイス11a側から挿通する控え穴11cが形成されている。なお、ホルダブロック10の固定に使用する取付ボルト19は、本実施形態では2本使用しているが、本発明はこれに限定されることなく、3本以上を使用するものであってもよい。
【0024】
(ブロックの組み合わせ状態)
図4に示すように、ホルダブロック10とプッシャブロック11とを組み合わせた状態の組合せブロックAは、プッシャブロック11が前記カップリングボルト12によりホルダブロック10の凹球面に10bに抱持された状態で接続されている。この接続状態において、カップリングボルト12は、円錐形状のスプリング13を介してホルダブロック10とプッシャブロック11とを接続する構造に形成されている。この接続構造において、プッシャブロック11は、前記円錐形状のスプリング13の拡開力によりホルダブロック10側へ弾性的に引き寄せるようにして接続されている。また、この状態において、ホルダブロック10とプッシャブロック11との間には、約2mm程度の若干の隙間が一定に形成される。この隙間は、前記ボールプランジャ17のボール頭部(図5参照)の押圧力により、プッシャブロック11を前記スプリング13の引き寄せ方向とは反対方向に弾性的に離間させることにより形成される。ボールプランジャ17は、ホルダブロック10からプッシャブロック11を弾性的に離間させる機能のほかに、プッシャブロック11の動きを滑らかにしてホルダブロック10に対する変位をし易くする機能をも有している。
【0025】
(組合せブロックの取り付けについて)
次に、組合せブロックAを被加工物保持装置1へ取り付ける取付方法と、組合せブロックAの機能について説明する。なお、組合せブロックAの取り付けは、図1に示すように、可動部3に組合せブロックAを組み合わせた状態のままで行う。図4に示すように、プッシャブロック11の挟持面であるクランプフェイス11aに設けた控え穴11cから取付ボルト19を挿入して、ホルダブロック10の取付ボルト穴10dを介して、ホルダブロック10を可動部3にねじ止めして固定する。組合せブロックAを可動部3に固定した状態において、ホルダブロック10とプッシャブロック11との間は、前記したようにボールプランジャ17により約2mmの隙間を開けた状態で保持されている(図5参照)。
【0026】
(被加工物の挟持操作と作用)
次に、可動部3に組合せブロックAを取り付けた被加工物保持装置1の操作の仕方について説明する。被加工物Wを被加工物保持装置1に挟みつけて工作機械のテーブル上にセットする場合は、まず、図1に示すように、被加工物保持装置1のハンドル8を回して挟持する部分の口を所要の間隔に空けた状態に保持する。次に、口金9とプッシャブロック11との間のガイドレール5上に治具Gを敷いて、その上に素材から所要サイズにカッタ切断や溶断などにより切り取った被加工物Wを載置する(図2および図3参照)。
【0027】
被加工物保持装置1の口金9とプッシャブロック11との間で被加工物Wを治具G上に載置した後、次に、ハンドル8を回して被加工物保持装置1の可動部3を前進させ、可動部3に取り付けたプッシャブロック11を介して被加工物Wを固定部2の口金9に向けて移動させる。その際、被加工物Wは、プッシャブロック11のクランプフェイス11aと接触した状態で被加工物保持装置1の2本のガイドレール5上を滑りながら移動させられていき、固定部2の口金9に当接するとその移動が止まる。この被加工物Wの移動開始から停止となる状態までの間は、プッシャブロック11とホルダブロック10との隙間もボールプランジャ17の弾発力により約2mmの間隔を維持したままの状態を継続している(図5参照)。
【0028】
固定部2の口金9との当接により被加工物Wの移動が止まった後、なおもハンドル8の回転操作により可動部3の押圧を続けると、被加工物Wは、その幅広の箇所が最初にプッシャブロック11と固定部2の口金9との間に挟まれることになる。この幅広の部分と接触する箇所においてプッシャブロック11は、被加工物Wから反力を受ける。その際、それより幅の狭い部分と接触する箇所のプッシャブロック11は、反力を受けないフリーな状態にある。そのため、反力を受けていないプッシャブロック11のフリーな部分は、前記ボールプランジャ17による間隔を維持しつつ、可動部3の押圧によりホルダブロック10の凹球面10bに沿って、被加工物Wから反力を受けている箇所を支点にして移動することになる。プッシャブロック11のクランプフェイス11aの被加工物Wに対する押圧力が平衡すると、プッシャブロック11の移動が止まる。このようにプッシャブロック11は、ホルダブロック10に対して自在に向きを変えることができるものである。この自在変位が終わる時点から、実際的な被加工物Wの挟持が徐々に開始され、可動部3のさらなる前進による押圧で、プッシャブロック11とホルダブロック10間がボールプランジャ17の弾発力に抗して間隔が狭められ、ついには両ブロックが一体化する。そして被加工物Wの締め付け固定が終わる。このように、組合せブロックAにより、被加工物保持装置1で不整形な被加工物Wの堅固な締め付け固定が達成できるものである(図6参照)。
【0029】
(組合せブロックの可動範囲)
なお、本実施形態では、組合せブロックAのプッシャブロック11がホルダブロック10に対して自在に向きを変える可動範囲は、凸球面の球心に対する角度で概ね3度以内に設定されている。
【0030】
(第2の実施形態)
次に、図7〜図9を参照して、本発明の第2の実施形態に係る組合せブロックBについて説明する。第2の実施形態の組合せブロックBと、第1の実施形態における組合せブロックAとの相違点は、被加工物を挟持するクランプフェイスに、ピンなどによる支持突部を更に設けるようにした構造で相違しているが、その他の構造は第1の実施形態と同じである。したがって、第2の実施形態の説明では、第1の実施形態と同じ構造部分については詳述しない。
【0031】
(挟持面の支持突部)
図7は、第2の実施形態の組合せブロックBの分解斜視図である。プッシャブロック11のクランプフェイス11a(挟持面)には、上下方向にピン溝穴11dが設けられている。図7に示すように、このピン溝穴11dは、円柱体のピン14を挿入するための溝穴として、クランプフェイス11aの上下方向に横断して形成されている。クランプフェイス11aの表面に開口する溝口幅は、溝内部に挿入されるピン14の外径幅よりも狭いサイズに形成されている。このピン溝穴11dの数は、本実施形態では7条で設けられているが、これに限定されることなく、被加工物のサイズや加工条件などにより適宜の条数を設ければよい。また、ピン溝穴11dは、上下方向でなくても、水平方向に形成してもよい。このピン溝穴11dの深さは、挿入されるピン14の半径よりも大きく形成されており、前記したように溝口幅もピン14の外径よりも狭い幅に形成されているので、表面側からピン14が抜け落ちないようになっている。
【0032】
ピン溝穴11dにピン14を挿入すると、円柱体のピン14の側部がクランプフェイス11aの溝口から表面へ突出する。この突出した部分が特許請求の範囲の支持突部に相当する。被加工物Wを充分に保持するため、図7に示すように、クランプフェイス11aのピン溝穴11dには、少なくとも2本のピン14が挿入されるようになっている。クランプフェイス11aの表面からピン14の側部が突出する支持突部の高さは、被加工物Wを素材から切り出すときのラフカット面の凹部よりも大きい高さとなるように予め設定される。
【0033】
ストッパプレート15は、プッシャブロック11の底面にボルト16,16により取り付けられている。このストッパプレート15は、前記ピン14が挿入されるピン溝穴11dの下部を閉塞し、これによりピン14が抜け落ちないようにしている。
【0034】
ピン溝穴11dに対するピン14の装着は、プッシャブロック11の上方から挿入する。ピン14の取り外しは、装着したピン14を下端部から軽く叩き出すことにより、簡単に取り外すことができる。
【0035】
ピン14の装着箇所は、被加工物Wのサイズにより適宜選定されるが、例えば図8に示すように、組合せブロックBの中心に対して対称的な2箇所のピン溝穴11dに装着するとよい。
なお、ピン14の装着箇所は、2箇所に限定するものではない。また、図示しないが、支持突部は、ピン14により形成する支持突部に換えて、クランプフェイス11aの表面に隆起状突部を形成して構成するものでもよい。その際、隆起状突部は、望ましくは3箇所以上がよい。
【0036】
(第2の実施形態の組合せブロックの操作と機能)
次に、第2の実施形態の組合せブロックを用いて被加工物Wを挟持する仕方について説明する。可動部3に組合せブロックBを取付ボルト19により取り付ける仕方は、第1の実施形態と同様である。次に、図1に示すように、組合せブロックBを取り付けた被加工物挟持装置1のハンドル8を回して挟持口を所要の間隔に空けた状態に保持する。次いで、図2および図3に示すように、口金9とプッシャブロック11との間のガイドレール5上に治具Gを敷き、その上に素材から所要サイズにカッタ切断や溶断などによりラフカットして切り取った被加工物Wを載置する。フライス盤などで表面加工する場合は、被加工物保持装置1の上面よりも所要の加工量が確保できる高さの治具Gを選択して被加工物Wを載置する。
【0037】
被加工物Wを治具G上に載置した後、ハンドル8を回して被加工物保持装置1の可動部3を前進させ、可動部3に取り付けたプッシャブロック11を被加工物Wの不整形な端面に軽く当接するまで、固定部2の口金9に向けて移動させる。クランプフェイス11aに装着したピン14の支持突部が被加工物Wに当接する段階までは、図5に示す第1の実施形態と同様に、プッシャブロック11とホルダブロック10との隙間もボールプランジャ17の弾発力により約2mmの間隔を維持したままで離間状態を継続している。
【0038】
クランプフェイス11aのピン溝穴11dに装着したピン14,14のうちの1部が支持突部として被加工物Wの突出した端面に当接した後、なおも緩やかにハンドル8を回して可動部3を前進させる。すると、その被加工物Wに当接したピン14の当接点を支点にしてクランプフェイス11aがホルダブロック10の凹球面10bに沿って、相対的にまだ当接していないピン14側へ移動を開始し始める。このとき、プッシャブロック11とホルダブロック10との間の隙間はボールプランジャ17の弾発力により一定に維持されているので、図9に示すように、プッシャブロック11は滑らかにホルダブロック10の凹球面10b内を移動する。そして、当接していないピン14の支持突部が被加工物Wの端面に当接して、両方のピン14,14の押圧力が平衡するまで自在に向きを変える滑らかな移動を続ける。
【0039】
かくして、両方のピン14,14が共に被加工物Wの端面に当接するとプッシャブロック11は移動を止める。このとき、両端面間の平行度などが不整形な端面形状を有する被加工物Wに対して、両ピン14,14の支持突部を介して可動部3からの押圧力が均等に負荷されることになる。この時点から、実際的な被加工物Wの挟持が徐々に開始されることになり、この後、さらにハンドル8を回して可動部3を前進させると、プッシャブロック11とホルダブロック10間の隙間は、ボールプランジャ17の弾発力よりも大きなプッシャブロック11の押圧力により徐々に間隔が狭められて、ついにはプッシャブロック11とホルダブロック10とは隙間なく一体化されて(図6参照)、両ピン14,14を介して被加工物Wに対して均等な挟持力を負荷することができるようになる。
【0040】
これにより、ラフカットにより不整形な端面形状を有する被加工物Wであっても両ピン14,14の支持突部を介してハンドル8(図1参照)からの押圧力を被加工物Wへ確実に負荷することができるので、被加工物Wに対する堅固な拘束力が得られる。
【0041】
円柱体からなるピン14による支持突部は線状であり接触部が少なく、不整形な被加工物Wの端面形状になじみ易いので、均等な押圧力を負荷しやすい利点がある。なお、図示しないが、ピン14により形成する支持突部に換えて、クランプフェイス11aの表面にボールを溶接し、または隆起状突部を形成してもよい。この場合は、支持突部は点状となるので、より一層不整形な被加工物Wの端面形状に対する挟持性がよくなるから、堅固な挟持力を負荷することができる。
【0042】
また、第1および第2の実施形態においては、被加工物Wを挟持する挟持部として、固定部2と可動部3とを備えた被加工物保持装置1について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば前記固定部を移動可能な可動部に構成を変更して、被加工物を2つの可動部により両方から締め付けるようにした挟持部を備える被加工物保持装置としてもよい。
【0043】
以上に説明したように、第1および第2の実施形態における組合せブロックA,Bは、プッシャブロック11自体がホルダブロック10との間で自動的に移動して自在に向きを変えるようにした構造について説明した。本発明の組合せブロックの自在に向きを変える構造は、前記した球面構造の形態に限定されるものではなく、本明細書に開示し、示唆する範囲内において、他の形態を採用することができるものである。また、本発明の組合せブロックは、3軸周りに自在変位が可能な組合せブロックに限定されない。1軸周り以上に自在に向きを変えることが可能な組合せブロックを採用してもよい。
【0044】
他の形態の変更例としては、例えば、次のような例が考えられる。
(1) 3軸周りに自在に向きを変えることが可能な組合せブロックとしては、第1および第2の実施形態における凹球面10bと凸球面11bによる接合構造に換えて、図10に示すように、ボールジョイントPによる結合構造とする。
この構成によれば、被加工物に対する挟持面をボールジョイントPにより3軸周りに自在に変位することを可能とする被加工物保持装置が得られる。
【0045】
(2) 2軸周りに自在に向きを変えることが可能な組合せブロックとしては、2つ以上のブロック、例えば3つのブロックから構成されるものでもよい。3つのブロックから組み合わされる場合は、図11に示すように、一端を平坦面とし、他端を円筒凹面として、この円筒凹面を水平方向とこれと直角な方向とに各々形成した2つのブロック(10,11)の間に第3の中間ブロックMを介在させる。中間ブロックMは、一端側に水平方向の円筒凸面を、これと直角な方向の円筒凸面を他端側に形成したものである。そして、前記2つのブロック(10,11)のそれぞれの円筒凹面に対応するように中間ブロックMを第3のブロックとして配置する。
この構成によれば、3つのブロックの各接合面の形状を円筒形状とすることにより、接合面の成形加工が球面形状よりも容易である。
【0046】
(3) 1軸周りに自在に向きを変えることが可能な組合せブロックとしては、被加工物挟持用の固定部と可動部とを備えた被加工物保持装置において、一組の組合せブロック間の対向面を円筒面とする(図示は省略)。
【0047】
この構成によれば、自在に向きを変えることを可能とする一組の組合せブロック間の互いの対向面を円筒面とするので、被加工物を挟持する際、その端面形状に従って水平方向または垂直方向に一組の組合せブロックの対向面が自動的に1軸周りに自在に向きを変えつつ被加工物を挟持することになるから、直方体でない矩形状の不整形な被加工物の挟持に対して特別な挟持操作を施さなくても、簡単確実で堅固な挟持を達成することができる。
【0048】
(4) 他の1軸周りの組合せブロックとしては、前記固定ブロック10と可動ブロック11との両者の対向面にそれぞれ1枚または2枚以上のフランジFa,Fbを形成し、そのフランジ同士を,ボルトやピン等の締結具Bで接続した構造が考えられる(図12参照)。
この構成によれば、1軸周りに自在に向きを変えることを可能とする簡単な構造の組合せブロックを有する被加工物保持装置が得られる。
なお、以上の各変形例の対向面には、図示を省略したが、無負荷状態においては対向面同士の間隔が一定に維持されるようにスプリングおよびボールプランジャが装着されている。
【0049】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、被加工物保持装置全体を交換しなくても、既存の被加工物保持装置を使用し、一方の挟持部を本発明に係る組合せブロックに取り換えるだけで簡単確実に堅固な挟持を達成する自在変位可能な挟持部を得ることができる。また、被加工物保持装置本来の挟持力を維持し、振動による精度不良や工具の破損、被加工物の脱落などの不具合を防止することができる。
そして、互いの対向面を球面とした一組の組合せブロックとしたので、被加工物を挟持する際、その端面形状に従って組合せブロックの対向面が3軸周りに自在に向きを変えつつ被加工物を挟持することになるから、被加工物に対して特別な挟持操作や前加工を施さなくても、簡単確実で堅固な挟持を達成することができる。また、ボールプランジャは、固定ブロックから可動ブロックを弾性的に離間させる隙間を形成するので、可動ブロックの動きを滑らかにして固定ブロックに対する変位をし易くすることができる。
さらに、一対の円柱状のピンによる支持突部を設けて被加工物を挟持することで、被加工物の端面の面粗さを吸収し、端面不整形の影響を最小限に抑え、挟持操作が容易になる。さらにまた、挟持面における線圧力を挟持部へ伝達する際に、力を分散させて、摩擦係数を増大することで、旧来型の被加工物保持装置と同等の拘束力が得られる。
請求項3の発明によれば、
【0050】
請求項2の発明によれば、被加工物保持装置を新規に製作することなく、既存の被加工物保持装置の一方の口金と交換して本発明に係る組合せブロックを装着することができ、取付ボルトで取り付け、取り外しも簡単容易に行うことができる。また、種々のサイズの組合せブロックに交換して装着することも可能であり、汎用性が高いという利点を有する。
そして、互いの対向面を球面とした一組の組合せブロックとしたので、被加工物を挟持する際、その端面形状に従って組合せブロックの対向面が3軸周りに自在に向きを変えつつ被加工物を挟持することになるから、被加工物に対して特別な挟持操作や前加工を施さなくても、簡単確実で堅固な挟持を達成することができる。また、ボールプランジャは、固定ブロックから可動ブロックを弾性的に離間させる隙間を形成するので、可動ブロックの動きを滑らかにして固定ブロックに対する変位をし易くすることができる。
さらに、一対の円柱状のピンによる支持突部を設けて被加工物を挟持することで、被加工物の端面の面粗さを吸収し、端面不整形の影響を最小限に抑え、挟持操作が容易になる。さらにまた、挟持面における線圧力を挟持部へ伝達する際に、力を分散させて、摩擦係数を増大することで、旧来型の被加工物保持装置と同等の拘束力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の被加工物保持装置を示す全体概略図である。
【図2】第1の実施形態の挟持部の部分平面図である。
【図3】図2に示す挟持部の側面図である。
【図4】第1の実施形態の挟持部分を構成する組合せブロックの分解斜視図である。
【図5】図2の組合せブロックの組合せ状態を示すV−V線断面図である。
【図6】第1の実施形態の挟持部分を構成する組合せブロックの動作説明図である。
【図7】第2の実施形態の組合せブロックの分解斜視図である。
【図8】第2の実施形態の組合せブロックを説明する平面図である。
【図9】第2の実施形態の組合せブロックの動作説明図である。
【図10】3軸周りに向きを変えられる組合せブロックの変更例の一部断面斜視図である。
【図11】2軸周りに向きを変えられる組合せブロックの変更例の斜視図である。
【図12】1軸周りに向きを変えられる組合せブロックの変更例の斜視図である。
【符号の説明】
1 被加工物保持装置
2 固定部
3 可動部
7 押しねじ
8 ハンドル
9 口金(固定部側)
10 ホルダブロック(固定ブロック)
10b 凹球面
11 プッシャブロック(可動ブロック)
11a クランプフェイス(挟持面)
11b 凸球面
14 ピン(支持突部)
A,B 組合せブロック
G 治具
W 被加工物(ワーク)

Claims (2)

  1. 被加工物挟持用の2つの挟持部を備えた被加工物保持装置において、
    前記2つの挟持部のうちの少なくとも一方は、固定ブロックと、この固定ブロックに対し少なくとも1軸周りに向きを変えることができる可動ブロックとからなる組合せブロックとして構成され、
    前記固定ブロックと可動ブロックの互いの対向面を球面とすると共に、弾性部材を介した接続構造により互に接続される両ブロックの前記対向面間に、前記可動ブロックをボール頭部の押圧力により弾性的に離間させて、隙間を形成するボールプランジャを前記固定ブロック側に配設し、
    前記組合せブロックの被加工物に対する挟持面に、一対の支持突部を配設し、
    前記支持突部は、前記挟持面に上下方向に横断して長手方向に複数設けたピン溝穴に側部が表面に突出するように挿入した円柱状のピンにより形成した
    ことを特徴とする被加工物保持装置。
  2. 被加工物挟持用の2つの挟持部を備えた被加工物保持装置において、
    前記2つの挟持部のうちの少なくとも一方に、固定ブロックと、この固定ブロックに対し少なくとも1軸周りに向きを変えることができる可動ブロックとからなる組合せブロックが装着され、
    前記固定ブロックと可動ブロックの互いの対向面を球面とすると共に、弾性部材を介した接続構造により互に接続される両ブロックの前記対向面間に、前記可動ブロックをボール頭部の押圧力により弾性的に離間させて、隙間を形成するボールプランジャを前記固定ブロック側に配設し、
    前記組合せブロックの被加工物に対する挟持面に、一対の支持突部を配設し、
    前記支持突部は、前記挟持面に上下方向に横断して長手方向に複数設けたピン溝穴に側部が表面に突出するように挿入した円柱状のピンにより形成した
    ことを特徴とする被加工物保持装置。
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