JP2000127054A - バイス - Google Patents

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JP2000127054A
JP2000127054A JP10305500A JP30550098A JP2000127054A JP 2000127054 A JP2000127054 A JP 2000127054A JP 10305500 A JP10305500 A JP 10305500A JP 30550098 A JP30550098 A JP 30550098A JP 2000127054 A JP2000127054 A JP 2000127054A
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pressing
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vise
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JP10305500A
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Inventor
Yukiyasu Nagase
幸泰 長瀬
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Nagase Integrex Co Ltd
Original Assignee
Nagase Integrex Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークの材質や硬度に応じてクランプ力を適
正に保持することができるバイスを提供する。 【解決手段】 バイス本体11の端部に固定された支持
部材12のネジ孔12aに対し操作部材16の雄ネジ部
16aを螺合する。この操作部材16の挿入孔16bに
可動クランプ部材17に一体形成した支持軸18を挿入
する。前記可動クランプ部材17に形成した収容孔17
dに押圧ピン21を前後方向の往復動可能に収容し、コ
イルバネ23により押圧ピン21を突出方向に付勢す
る。操作部材16を回動操作すると、可動クランプ部材
17及び押圧ピン21が前進し押圧ピン21のクランプ
面21cがワークWの表面に当接した後、可動クランプ
部材17がさらに前進し、コイルバネ23により押圧ピ
ン21を押圧し、適正押圧力でワークWをクランプす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば工作機械
のテーブルや測定装置の作業台等に設置されて、加工や
測定しようとするワークをクランプするためのバイスに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のバイスは、ワーク支持面を有する
バイス本体に一体形成された固定クランプ部材と、前記
ワーク支持面に案内されつつ前記固定クランプ部材に向
かって前後動する可動クランプ部材との間にワークを所
定の圧力でクランプし、この状態でワークの加工を行う
ようになっていた。さらに詳述すると、バイス本体に設
けた支持部材のネジ孔には雄ネジ部を有する操作部材が
螺合され、該操作部材の先端部には前記可動クランプ部
材がバイス本体のワーク支持面に案内されて前後方向の
往復動のみ可能に取り付けられ、操作部材の螺合量を調
整することにより、ワークのクランプ圧力を調整するよ
うになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
バイスは、固定クランプ部材と可動クランプ部材との間
にワークを挟着した状態において、ワークの硬さに応じ
て適当な押圧力でワークを挟着把持することができない
という問題があった。即ち、操作部材の螺合量の調整の
みにより押圧力を調整することは難しく、硬度の低い比
較的柔軟なワークを把持する際には、ワークの表面が可
動クランプ部材の押圧力によって変形されることもあ
り、製品としての価値が低下するという問題があった。
【0004】この発明の目的は、上記従来の技術に存す
る問題点を解消して、ワークの硬度や材質に応じて、ク
ランプ圧力を適正圧力に調整することができるバイスを
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、ワークの支持面を有
するバイス本体に設けられ、ワークをクランプするため
の第1及び第2のクランプ部材と、前記両クランプ部材
の少なくとも一方を前進させてワークをクランプするよ
うにしたバイスにおいて、前記第1及び第2のクランプ
部材の少なくとも一方に対し、前後方向の往復動可能に
押圧体を支持し、前記押圧体とクランプ部材との間に該
押圧体をクランプ方向へ付勢し得る付勢手段を設けてい
る。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて、前記押圧体はクランプ部材のクランプ面に凹設し
た収容孔に対し所定のストロークで前後方向の往復動可
能に収容され、押圧体の内端面と収容孔の内頂面との間
には付勢手段としてのバネが介在されている。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2において、前記クランプ部材には前記押圧体を所定位
置にロックするロック機構が設けられている。請求項4
に記載の発明では、請求項3において、前記ロック機構
はクランプ部材に形成したネジ孔に螺合され、かつ前記
押圧体の外周面を押圧して該押圧体を収容孔の内周面に
締め付け固定するロック用のボルトである。
【0008】請求項5に記載の発明では、請求項1〜4
のいずれかにおいて、前記押圧体の先端面にはワークの
表面を押圧する際、該表面に倣って姿勢を変更し得る倣
い押圧部材が設けられている。
【0009】請求項6に記載の発明では、請求項5にお
いて倣い押圧部材は押圧体の前端面に設けた半球状の収
容凹所内に回動可能に取り付けられた切り欠き球体であ
って、その偏平な切欠面をワークのクランプ面としてい
る。
【0010】請求項7に記載の発明では、請求項1〜4
のいずれかにおいて、第1のクランプ部材はバイス本体
の上部に設けられた固定クランプ部材であり、バイス本
体に設けた支持部材には、第2のクランプ部材としての
可動クランプ機構が装着され、該可動クランプ機構は、
前記支持部材のネジ孔に対し前後方向の位置調整可能に
螺合された雄ネジ部を有する操作部材と、該操作部材の
前端部に連結され、かつバイス本体のワーク支持面に摺
接して回動を阻止された状態で前記操作部材により前後
進される可動クランプ部材とにより構成され、該可動ク
ランプ部材には前記押圧体と付勢手段が設けられてい
る。
【0011】請求項8に記載の発明は、請求項7におい
て、前記操作部材及び可動クランプ部材が複数箇所に設
けられている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した第一
の実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。
【0013】図1、2に示すようにワークWの支持面1
1aを有するバイス本体11は、例えばステンレススチ
ールなどの金属材料により横長四角柱状に形成され、該
本体の一端部には固定クランプ部材11bが一体に形成
されている。前記バイス本体11の他端部には縦長四角
柱状の支持部材12が締付ボルト13により固定されて
いる。支持部材12はバイス本体11に対し、位置決め
ピン14により締付ボルト13を中心として回動しない
ように所定位置に位置決め固定される。
【0014】前記支持部材12には前記固定クランプ部
材11bの基準クランプ面11cと対応してネジ孔12
aが形成されている。前記支持部材12とバイス本体1
1のワーク支持面11aには前記固定クランプ部材11
bの基準クランプ面11cと共働してワークWをクラン
プするための可動クランプ機構15が装着されている。
【0015】この可動クランプ機構15について説明す
ると、前記支持部材12に形成したネジ孔12aには外
周に雄ネジ部16aを形成した筒状の操作部材16が螺
合されている。前記操作部材16の中心部には挿入孔1
6bが前後方向に貫通して形成されている。この挿入孔
16bには四角ブロック状に形成された可動クランプ部
材17の背面17aに一体形成した支持軸18が挿入さ
れている。この支持軸18の後端部にはネジ孔18aが
形成され、該ネジ孔18aに螺合されるビス20によ
り、座金19が操作部材16の後端部に形成した段差部
16cに当接され、支持軸18が前方へ抜けないように
している。
【0016】又、前記可動クランプ部材17の背面17
aは、操作部材16の前端面16dに当接されている。
前記可動クランプ部材17の下端摺接面17bは前記バ
イス本体11のワーク支持面11aに摺接されている。
操作部材16が回動操作されると、可動クランプ部材1
7が前記下端摺接面17bがワーク支持面11aに案内
されて回動を阻止された状態で前進されるようになって
いる。
【0017】前記可動クランプ部材17には、前記固定
クランプ面11cと対向して可動クランプ面17cが形
成されている。その可動クランプ面17cのほぼ中央部
から後方に向けて所定深さの収容孔17dが形成されて
いる。この収容孔17dには押圧体としての押圧ピン2
1が前後方向の往復摺動可能に収容され、前記収容孔1
7dの前端寄りに設けたネジ孔17eに螺合した位置規
制ナット22によって、押圧ピン21の外周に設けた段
差部21aが位置規制され、前方への突出量を規制する
ようにしている。前記押圧ピン21の内端面21bと前
記収容孔17dの内頂面17fとの間には付勢手段とし
てのコイルバネ23が介在され、押圧ピン21を常には
クランプ面17cから突出するように付勢している。前
記押圧ピン21の先端面はクランプ面21cとなってい
て、このクランプ面21cによりワークWの表面がクラ
ンプされる。
【0018】前記可動クランプ部材17の上面17gに
は、前記収容孔17dに開口するネジ孔17hが上下方
向に形成され、該ネジ孔17hにはロック機構を構成す
るロックボルト24が螺合されている。そして、このロ
ックボルト24の先端面を前記押圧ピン21の外周面に
押圧することにより、押圧ピン21を可動クランプ部材
17の所定位置に締め付け固定することができるように
している。
【0019】次に、前記のように構成したバイスの作用
について説明する。図1に示すように前記操作部材16
を回動操作することにより、固定クランプ部材11bの
基準クランプ面11cと、前記押圧ピン21の先端クラ
ンプ面21cとの間隔がクランプしようとするワークW
の厚さに合わせて所定の間隔に保持されている。この状
態において、クランプ面11c,21cの間にワークW
を介在させ、操作部材16を一方向(時計回り方向)に
回動操作する。この回動操作により、操作部材16はネ
ジ孔12aに沿って前方に螺動される。この時、可動ク
ランプ部材17の下端摺接面17bはワーク支持面11
aに摺接されているので、該可動クランプ部材17は回
転することなく操作部材16とともにワークWをクラン
プする方向に直線移動される。なお、操作部材16の挿
入孔16bの内周面は支持軸18の外周面上で回転方向
に摺動する。
【0020】前記押圧ピン21の先端クランプ面21c
がワークWの表面に押圧されると、押圧ピン21の前進
が停止される。この状態で、なお操作部材16を同方向
に回動操作すると、操作部材16、可動クランプ部材1
7及び支持軸18が前方へ移動され、このため押圧ピン
21はバネ23によりワークWを押圧する方向に弾性的
に押圧される。そして、この押圧力がワークの材質や硬
度に応じて適正押圧力になった状態において、図3に示
すようにロックボルト24を螺入方向に回動して該ボル
ト24の先端面を押圧ピン21の外周面に押圧する。す
ると、押圧ピン21がワークWを適正押圧力でクランプ
した状態で可動クランプ部材17に対し押圧ピン21が
締め付け固定される。このため、ワークWの材質や硬度
等の条件に合わせてワークWを適正押圧力で把持した状
態を保持することができる。
【0021】このようにワークWを把持したバイスは工
作機械のテーブルに図示しない取付機構により取り付け
られ、ワークWは例えばフライス盤やドリル等の工具に
より加工される。なお、前記取付機構としては、バイス
本体11の下面に形成したネジ孔に例えば加工テーブル
から上方に伸びるボルトを螺合する機構やクランプ金具
等がある。
【0022】次に、前記のように構成したバイスの作用
効果を構成とともに列記する。 (1)可動クランプ部材17に対し収容孔17dを形成
して、押圧ピン21を収容し、押圧ピン21の先端のク
ランプ面21cによりワークWをバネ23を圧縮しつつ
押圧するようにした。このため、ワークWの材質や硬度
に応じて操作部材16の螺入量を適正に調節することに
より、ワークWを痛めずに適正押圧力によりクランプす
ることができる。 (2)可動クランプ部材17の上部にロックボルト24
を螺入し、該ボルト24の先端部により押圧ピン21を
所定位置にロックするようにした。このため、ワークW
の適正押圧状態をワークの加工中に安定して保持するこ
とができる。 (3)可動クランプ部材17の収容孔17dに対し所定
値以上の外力が押圧ピン21に作用すると、該押圧ピン
21の先端クランプ面21cが可動クランプ部材17の
クランプ面17cよりも没入するので、硬度の高いワー
クWをクランプするときには両クランプ面21c,17
cにより強固にクランプすることができる。
【0023】次に、この発明を具体化した第2実施形態
を図4に基づいて説明する。この第2実施形態において
は押圧ピン21の先端クランプ面21cに対し、ほぼ半
球状の収容凹所21eを形成し、該凹所21eに対し半
球状よりも若干大きい倣い押圧部材としての切り欠き球
体31を任意の方向への回動可能に係合し、押圧ピン2
1の先端クランプ面21cに対し、球体31の脱落を防
止する板32を当接し、ボルト33により締付固定して
いる。
【0024】この第2実施形態においては、倣い球体3
1の平面31aがワークWのクランプ面となっている。
このため、ワークWをクランプした状態でワークの表面
の形状に倣うようにして球体31のクランプ面31aが
姿勢を変更するので、ワークWを局部的に押圧すること
なく適正にクランプすることができる。
【0025】次に、この発明を具体化した第3実施形態
を図5及び図6に基づいて説明する。この実施形態で
は、バイス本体11及び支持部材12をワークWのクラ
ンプ方向と直交する方向に長く形成するとともに、支持
部材12に対し複数本(この実施形態では4本)の前記
操作部材16〜16を螺合している。
【0026】前記バイス本体11と支持部材12にはワ
ークWの側方への移動を規制する左右一対の規制板48
がボルト49により取り付けられている。この規制板4
8はワークWの大きさや形状により選択的に使用され
る。
【0027】この実施形態では、例えば図6に示すよう
にワークWの表面が段差状になっている場合にワークW
を複数の押圧ピン21〜21により適正に押圧クランプ
することができる。
【0028】次に、図7に基づいてこの発明の第4実施
形態を説明する。この第4実施形態では、可動クランプ
部材17の下端摺接面17bに複数の案内突条17iを
互いに平行に形成し、この案内突条17iをバイス本体
11の支持面11aに形成した複数の平行な案内溝11
dに係合している。又、可動クランプ部材17を案内溝
11dに沿って前後進させる移動機構を、バイス本体1
1の下部に形成した凹部11e内において連結ピン41
aにより傾動可能に連結したボルト41と、該ボルト4
1に螺合したナット42と、該ナット42を回動するこ
とにより、可動クランプ部材17に対するボルト41の
傾動を許容する半球状のシュー43とにより構成されて
いる。
【0029】上記の実施形態では、ナット42を回動す
ると、可動クランプ部材17が前方に移動され、押圧ピ
ン21のクランプ面21cと固定クランプ部材11bの
クランプ面11cとの間でワークがクランプされる。
【0030】なお、前記実施形態はさらに次のように変
更して具体化することもできる。 ・図8に示す別例は、押圧ピン21の外周面に対し可動
クランプ部材17のクランプ面17cと対応する基準線
から前方に向けて押圧ピン21の没入深さを知るための
目盛50が形成されている。この目盛50の没入深さを
知ることによりワークWの押圧力がどの程度であるかを
知ることができ、ワークをより適正圧力で容易にクラン
プすることができる。
【0031】・図9に示す別例は、ワークの位置規制板
48の取り付け構造を変更したものである。この別例で
は、規制板48を使用位置と、退避位置との間で切り換
え可能にしている。
【0032】・図1〜3に示す実施形態において、バイ
ス本体11の固定クランプ部材11bの一側面と、支持
部材12の一側面に対しワークWをクランプした状態で
側方への移動を規制する位置規制板48を設けてもよ
い。
【0033】・前記コイルバネに代えて、皿バネ、板バ
ネあるいはゴム弾性体等よりなる付勢手段を用いてもよ
い。又、図示しないが、液圧シリンダ、気体圧シリンダ
等の付勢手段を用いてもよい。
【0034】・前記実施形態では、押圧ピン21を可動
クランプ部材17側に設けたが、これを固定クランプ部
材11b側に設けてもよい。 ・前記実施形態では、固定クランプ部材11bと可動ク
ランプ部材17を有するバイスに適用したが、両クラン
プ部材を可動にしたタイプのバイスに適用してもよい。
【0035】・前記実施形態では、ロック機構をボルト
24により構成したが、これに代えてカム機構により押
圧ピン21の外周面を押圧するようにしてもよい。 ・前記実施形態では、一つの可動クランプ部材17に一
つの押圧ピン21とバネ23を装着したが、これを複数
箇所に設けてもよい。
【0036】・前記実施形態では、バイス本体11と支
持部材12を別体に構成したが、これを一体に形成する
こともできる。 ・前記実施形態のロックボルト24を省略してもよい。
【0037】・ワークの品質等を測定する際のワークの
クランプ用のバイスとして用いることもできる。この場
合には、ワークWの表面の形状に倣ってワークをより適
正にクランプすることができる。
【0038】次に、図10及び図11に基づいて、この
発明のバイスの構成と近似した構成について説明する。
図10及び図11においては可動クランプ部材17〜1
7に設けた押圧ピン21〜21を全て省略した構成であ
って、その他の構成は前述した第3実施形態の構成と同
様である。この構成において可動クランプ部材17を二
個、三個あるいは五個以上の任意の個数に設定してもよ
い。
【0039】この近似構成においては、ワークWの被ク
ランプ面の形状が変化している場合に、複数の可動クラ
ンプ部材17〜17によりワークを全体として適正圧力
でクランプすることができる。
【0040】前記実施形態から把握できる請求項以外の
技術思想を以下に述べる。 (技術思想1)請求項1〜3のいずれかにおいて、押圧
体は一つのクランプ部材に複数箇所に設けられているバ
イス。
【0041】(技術思想2)請求項1〜3のいずれかに
おいて、押圧体を有するクランブ部材は複数箇所に設け
られているバイス。 (技術思想3)請求項1〜3のいずれかにおいて、押圧
体はクランプ部材のクランプ面からの没入量を判別する
目盛を備えているバイス。
【0042】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明
によれば、ワークの硬度や材質に応じて、クランプ圧力
を適正圧力に調整することができる。
【0043】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の効果に加えて、押圧体及び付勢手段の組み付け
構造を簡素化し、製造を容易に行うことができる。請求
項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記
載の効果に加えて、押圧体によるワークのクランプ状態
をワークの加工中に安定して保持することができる。
【0044】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の効果に加えて、ロック機構の構造を簡素化して
製造を容易に行うことができる。請求項5に記載の発明
によれば、請求項1〜4のいずれかに記載の効果に加え
て、ワークの表面に倣って倣い押圧部材が姿勢を変更す
るので、ワークを局部的に押圧して損傷するのを防止す
ることができる。
【0045】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
に記載の効果に加えて、倣い押圧体の構造を簡素化して
製造を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化した第1実施形態のバイス
を示す中央部縦断面図。
【図2】 バイスの分解斜視図。
【図3】 ワークをクランプしたバイスの中央部縦断面
図。
【図4】 この発明の第2実施形態のバイスを示す要部
断面図。
【図5】 第3実施形態のバイスを示す組付状態の斜視
図。
【図6】 第3実施形態のバイスの使用状態を示す平面
図。
【図7】 この発明の第4実施形態を示す中央部縦断面
図。
【図8】 この発明の別の実施形態を示す要部断面図。
【図9】 この発明の別の実施形態を示す斜視図。
【図10】 この発明と近似したバイスを示す斜視図。
【図11】 この発明と近似したバイスを示す平面図。
【符号の説明】
11…バイス本体、11a…ワーク支持面、11b…固
定クランプ部材、11c…固定クランプ面、12…支持
部材、12a…ネジ孔、15…可動クランプ機構、16
…操作部材、16a…雄ネジ部、16b…挿入孔、16
c…段差部、16d…前端面、17…可動クランプ部
材、17a…背面、17b…下端摺接面、17c…クラ
ンプ面、17d…収容孔、17e…ネジ孔、17f…内
頂面、17g…ネジ孔、18…支持軸、19…座金、2
0…ビス、21…押圧体としての押圧ピン、21a…段
差部、21b…内端面、21c…クランプ面、22…付
勢手段としてのコイルバネ、24…ロック機構を構成す
るロックボルト。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの支持面を有するバイス本体に設
    けられ、ワークをクランプするための第1及び第2のク
    ランプ部材と、前記両クランプ部材の少なくとも一方を
    前進させてワークをクランプするようにしたバイスにお
    いて、 前記第1及び第2のクランプ部材の少なくとも一方に対
    し、前後方向の往復動可能に押圧体を支持し、前記押圧
    体とクランプ部材との間に該押圧体をクランプ方向へ付
    勢し得る付勢手段を設けたことを特徴とするバイス。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記押圧体はクラン
    プ部材のクランプ面に凹設した収容孔に対し所定のスト
    ロークで前後方向の往復動可能に収容され、押圧体の内
    端面と収容孔の内頂面との間には付勢手段としてのバネ
    が介在されているバイス。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記クランプ
    部材には前記押圧体を所定位置にロックするロック機構
    が設けられているバイス。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記ロック機構はク
    ランプ部材に形成したネジ孔に螺合され、かつ前記押圧
    体の外周面を押圧して該押圧体を収容孔の内周面に締め
    付け固定するロック用のボルトであるバイス。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、前記
    押圧体の先端面にはワークの表面を押圧する際、該表面
    に倣って姿勢を変更し得る倣い押圧部材が設けられてい
    るバイス。
  6. 【請求項6】 請求項5において倣い押圧部材は押圧体
    の前端面に設けた半球状の収容凹所内に回動可能に取り
    付けられた切り欠き球体であって、その偏平な切欠面を
    ワークのクランプ面としたバイス。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4のいずれかにおいて、第1
    のクランプ部材はバイス本体の上部に設けられた固定ク
    ランプ部材であり、バイス本体に設けた支持部材には、
    第2のクランプ部材としての可動クランプ機構が装着さ
    れ、該可動クランプ機構は、前記支持部材のネジ孔に対
    し前後方向の位置調整可能に螺合された雄ネジ部を有す
    る操作部材と、該操作部材の前端部に連結され、かつバ
    イス本体のワーク支持面に摺接して回動を阻止された状
    態で前記操作部材により前後進される可動クランプ部材
    とにより構成され、該可動クランプ部材には前記押圧体
    と付勢手段が設けられているバイス。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記操作部材及び可
    動クランプ部材は複数箇所に設けられているバイス。
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JP2008302486A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 固定冶具
JP2011104710A (ja) * 2009-11-17 2011-06-02 Ryoei Engineering Kk 汎用バイスユニット
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