JPS646186Y2 - - Google Patents

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JPS646186Y2
JPS646186Y2 JP11091084U JP11091084U JPS646186Y2 JP S646186 Y2 JPS646186 Y2 JP S646186Y2 JP 11091084 U JP11091084 U JP 11091084U JP 11091084 U JP11091084 U JP 11091084U JP S646186 Y2 JPS646186 Y2 JP S646186Y2
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JP
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arm
sliding member
workpiece
tip
support bracket
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JP11091084U
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JPS6127632U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は工作物を治具本体等に締付け保持する
工作物クランプ装置に関する。
(従来技術) 従来のこの種の工作物クランプ装置はダイレク
トクランプとリンククランプとにほぼ分類され
る。ダイレクトクランプは第5図に示す如く、シ
リンダ装置2のピストンロツド2aの先端に直接
固定したアーム3により治具本体に載置した工作
物Wを締付け保持するものであり、クランプ力に
比してコンパクトにまとめることができるが、ピ
ストンロツド2aに曲げモーメントが加わり、こ
れが増大するとピストンロツド2aの摺動に支障
が生ずるのでクランプハング量Hを大きくするこ
とができず、大型の工作物をクランプするのは困
難であつた。これに対しリンククランプは、第6
図に示す如く、シリンダ装置2のピストンロツド
2aの先端に枢支したリンク4の一端4aを治具
本体1上に支持し他端4bにより工作物Wを締付
け保持するものであり、ピストンロツド2aには
引張力(又は圧縮力)しか加わらないのでクラン
プハング量Hを大きくすることはできるが、リン
ク4が横方向に突出するのでクランプ力に比して
占有するペースが大となる。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、前記の如く相反する長所、短所を有
する従来の各クランプ装置の長所を集め短所を除
こうとするもので、クランプ力に比してコンパク
トにまとまり、しかもクランプハング量を大とし
て大型の工作物もクランプすることができる工作
物クランプ装置を得ようとするものである。
(問題点を解決するための手段) このために本考案による工作物クランプ装置
は、第1図〜第4図に示す如く、支持ブラケツト
31により支持され駆動装置37により往復摺動
する摺動部材33の先端に、その摺動方向と直交
する枢軸36によりL形アーム35を揺動可能に
枢支し、L形アーム35には摺動部材33に対し
ほぼ直交する第1アーム35aと同摺動部材33
に対しほぼ平行な第2アーム35bを設け、第1
アーム35aの先端には工作物Wを押圧するクラ
ンパ38を設け、第2アームの先端にはローラ3
9を枢支する。そして支持ブラケツト31には摺
動部材33及び枢軸36と平行に当接面31aを
設け、ローラ39を当接面31aに転動可能に当
接したものである。
(作用) 支持ブラケツト31に支持された摺動部材33
は駆動装置37により摺動して、L形アーム35
の第1アーム35aの先端のクランパ38を工作
物Wに当接し、これを押圧して治具本体10上等
に締付け固定する。そしてこの状態では、工作物
Wからクランパ38に向けて作用する反力は、枢
軸36により枢支されたL形アーム35及びその
第2アーム35b先端のローラ39を介して支持
ブラケツト31の当接面31aにより支持され
る。
(考案の効果) 本考案においては、クランパ38に作用する反
力を支持ブラケツト31の当接面31aに伝える
第2アーム35bを摺動部材33と平行に設けた
ので、アームの横方向への突出量は第1アーム3
5aのみですみ、装置全体をコンパクトにまとめ
ることができる。また、クランプハング量Hを増
大するために第1アーム35aを長くしても、こ
れによる曲げモーメントの増加は第2アーム35
bを長くすることにより釣り合せることができる
のでローラ39や摺動部材33等に加わる荷重は
同程度に保たれ、作動に支障を生ずることがな
い。
(実施例) 第1図〜第4図に示す如く、治具本体10の上
側には工作物Wを支持するガイドレール11が、
リフタ装置20を介して上下方向に平行移動可能
に支持されており、治具本体10の一側には工作
物Wの上面を押圧して治具本体10上に締付け固
定するクランプ装置30が設けられている。治具
本体10の上面には工作物Wの位置決めを行なう
2個のロケートピン12が固定され、またクラン
プ装置30のクランパ38の下方には工作物Wの
下面に当接するシートブロック13が固定されて
いる。
ガイドレール11は、第1図、第3図及び第4
図に示す如く、互に平行な1対の部材11bより
なり、各部材11bはその内側に沿つて多数の支
持ローラ11aを軸支し、工作物Wをその下面に
固定したスリツパWbを介して、ガイドレール1
1の長手方向に沿つて移動可能に案内支持する。
リフタ装置20は、第1図〜第3図に示す如
く、左右1対の昇降軸21と、中央のバランス軸
22と此等の軸21,22を下端において一体に
連結するリフタ連結板23と、此等をガイドレー
ル11に接続する各1対のリフタアーム24及び
ブラケツト25と、バランス軸22に巻回したス
プリング26よりなる。各昇降軸21は治具本体
10のガイド孔10aにより上下動可能に案内支
持されて、リフタ装置20及びガイドレール11
を治具本体10に対し上下方向に平行移動可能と
する。ブラケツト25はガイドレール11を昇降
軸21に連結して支持する。バランス軸22の上
部は治具本体10の案内孔10b内に位置し、上
端の大径部22aと治具本体10に固定したスプ
リング受27との間に介在せしめたスプリング2
6によりリフタ装置20及びガイドレール11を
上向に付勢し、その付勢力は工作物Wを支持した
状態において、第4図に示す如く、ガイドレール
11を上方に変位した状態に保つ値とする。
本考案の要部をなすクランプ装置30は、主と
して第1図に示す如く、治具本体10の一側に固
定された支持ブラケツト31と、これに支持され
た摺動部材33と、摺動部材33の先端に枢支さ
れたL形アーム35と、クランプ装置30を作動
させる駆動装置37(第2図参照)よりなる。摺
動部材33は支持ブラケツト31の摺動孔31c
に上下方向に軸動可能に支持された左右1対の進
退軸であり、第2図に示す如く、その下端はクラ
ンプ連結板34に固定されて互に連結されてい
る。シリンダ装置よりなる駆動装置37のピスト
ンロツド37aの先端はクランプ連結板34の中
央に固定されており、駆動装置37が作動すれば
左右の摺動部材33は同時に昇降する。
左右1対のL形アーム35の中央部分には孔3
5cを設け、充分な隙間を設けて摺動部材33の
先端を挿入し、枢軸36によりL形アーム35を
摺動部材33の先端に揺動可能に枢支する。L形
アーム35は摺動部材33に支持された状態にお
いて摺動部材33とほぼ直交する第1アーム35
aと同摺動部材33とほぼ平行な第2アーム35
bを有し、第1アーム35aの先端にはクランパ
38を枢支ピン38aにより支持し、第2アーム
35bの先端にはローラ39を枢支ピン39aに
より軸支する。支持ブラケツト31には、摺動部
材33及び枢軸36と平行でローラ39と転動可
能な当接面31aを有する当接板31bを固定す
る。図示の実施例においては別体のクランパ38
を第1アーム35aに枢支したが、クランパ38
は第1アーム35aと一体に形成してもよい。ま
た当接面31aも支持ブラケツト31と一体に形
成してもよい。なお、第1図に示す如く、L形ア
ーム35には摺動部材33の先端に対向して支持
片41を固定し、調整可能な2個のストツパ42
を設けて、L形アーム35の揺動範囲を調整可能
とする。
第2図及び第3図に示す如く、各枢軸36はL
形部材35の両側面よりやや延長し、延長部分に
はそれぞれローラ40を枢支する。各ローラ40
に対応して各L形部材35の両側には支持ブラケ
ツト31と一体に固定された支持プレート32を
設け、支持プレート32には摺動部材33と平行
な案内面32aを設け、ローラ40が案内面32
aと接して転動するようにする。
本考案の工作物クランプ装置30が作動してい
ない状態では、第4図に示す如く、クランパ38
は工作物Wの上方に離れており、ローラ39,4
0は当接面31a、案内面32aより外れてお
り、ガイドレール11及びリフタ装置20はスプ
リング26により上方に変位している。この状態
において、下面にスリツパWbを固定した工作物
Wはガイドレール11の支持ローラ11aにより
治具本体10上方の所定位置附近まで搬入され、
次いでクランプ装置30の駆動装置37がクラン
プ動作を開始して摺動部材33が下降し始める。
摺動部材33の下降と共にL形アーム35も下降
し、先ずローラ40が案内面32aと係合して転
動を開始し、これと前後してローラ39も当接面
31aと係合可能な位置にくる。しかし、クラン
パ38が工作物Wの上面に当接するまではL形ア
ーム35は自重により、ストツパ42の許す範囲
において、右向に揺動した位置にあるので、ロー
ラ39と当接面31aとの間には多少の隙間が保
たれている。
摺動部材33が更に下降してL形アーム35の
第1アーム35aの先端のクランパ38が工作物
Wの上面に当接すれば、L形アーム35は枢軸3
6を中心として左向に回動してローラ39が当接
面31aに当接し、その後はクランパ38はスプ
リング26の付勢力に抗して、工作物W、ガイド
レール11及びリフタ装置20を下方に移動させ
る。この状態以後においては工作物Wよりクラン
パ38に加わる反力は当接面31a上を転動する
ローラ39により支持される。摺動部材33が更
に下降すればクランパ38に押されて下降する工
作物W下面にロケートピン12が嵌合されて水平
方向の位置決めがなされた後、工作物Wの下面は
治具本体10上に固定されたシートブロツク13
に当接し、工作物Wはクランパ38により治具本
体10上に締付け固定される。ロケートピン39
と当接面31aの間に働く力の反力として、枢軸
36には第1図において左向の力が作用するが、
この力はローラ40を介して支持プレート32の
案内面32aにより支持される。
以上のようにして治具本体10上に位置決め支
持された工作物Wを加工装置(図示せず)により
加工した後、駆動装置37をアンクランプ方向に
作動させれば、摺動部材33は上昇して、第4図
に示すアンクランプ状態に戻る。この状態におい
て加工済の工作物Wを搬入し、上記と同様の手段
により治具本体10上に位置決め固定して加工を
行なう。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示し、第
1図は作動状態における主要部の横断面図、第2
図は第1図を左方より見た正面図、第3図は平面
図、第4図は非作動状態における側面図、第5図
及び第6図は従来の説明図である。 符号の説明、31……支持ブラケツト、31a
……当接面、33……摺動部材、35……L形ア
ーム、35a……第1アーム、35b……第2ア
ーム、36……枢軸、37……駆動装置、38…
…クランパ、39……ローラ、W……工作物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持ブラケツトと、該支持ブラケツトに摺動可
    能に支持された摺動部材と、該摺動部材を往復摺
    動せしめる駆動装置と、前記摺動部材の先端にそ
    の摺動方向と直交する枢軸により揺動可能に枢支
    され該枢軸及び前記摺動部材とほぼ直交する第1
    アームと該摺動部材とほぼ平行な第2アームより
    なるL形アームと、前記第1アームの先端に設け
    られ前記摺動部材の一方向の摺動により工作物に
    当接してこれを押圧するクランパと、前記摺動部
    材及び前記枢軸と平行に前記支持ブラケツトに設
    けられた当接面と、前記第2アームの先端に枢支
    され前記当接面と転動可能に当接するローラより
    なることを特徴とする工作物クランプ装置。
JP11091084U 1984-07-20 1984-07-20 工作物クランプ装置 Granted JPS6127632U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11091084U JPS6127632U (ja) 1984-07-20 1984-07-20 工作物クランプ装置

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JP11091084U JPS6127632U (ja) 1984-07-20 1984-07-20 工作物クランプ装置

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Publication Number Publication Date
JPS6127632U JPS6127632U (ja) 1986-02-19
JPS646186Y2 true JPS646186Y2 (ja) 1989-02-16

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ID=30670027

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JP11091084U Granted JPS6127632U (ja) 1984-07-20 1984-07-20 工作物クランプ装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2829250B2 (ja) * 1993-12-29 1998-11-25 株式会社東芝 電磁調理器用容器およびそれを用いた電磁調理器
JP5987043B2 (ja) * 2014-11-28 2016-09-06 ファナック株式会社 ワークの複数箇所を押圧するワーク固定装置

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JPS6127632U (ja) 1986-02-19

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