JP2531034B2 - 薄板の成形金型 - Google Patents

薄板の成形金型

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JP2531034B2
JP2531034B2 JP3029222A JP2922291A JP2531034B2 JP 2531034 B2 JP2531034 B2 JP 2531034B2 JP 3029222 A JP3029222 A JP 3029222A JP 2922291 A JP2922291 A JP 2922291A JP 2531034 B2 JP2531034 B2 JP 2531034B2
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浩慎 長坂
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄板の成形を簡易な構
造で容易に行いうる薄板の成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両のサイドルーフレールア
ウタ等の部品製造に際しては、製造される製品の形状に
合わせて金型を作製し、この金型を用いたプレス加工等
により薄板を成形加工して、製造していた。
【0003】例えば、プレス加工による成形は、下型に
載置した被加工物へ上型を垂直方向に下降させて衝合し
て成形するが、上型の加工軌跡より下型内に入り込む成
形部を有する成形である負角成形などを行う場合には、
カム機構を有した金型により成形が行われていた。この
ようなカム機構の一例として、特公昭63−41652
号公報掲載の成形方法及び成形型などの発明が知られて
いる。
【0004】この公報に掲載された従来技術は、円筒状
の回転カムであるカム部材を用いたものであり、成形加
工に際して、下型に回転自在に支持された回転カムが上
型の受動カムにより回転されて被加工材を支持するよう
な金型構造、すなわち回転カム構造となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の回転カム構造で
は、図4に示す車両31の図5に拡大して示すような、
被加工面32aが細長く且つ湾曲しているサイドルーフ
レールアウタ32等の部品を加工することは出来なかっ
た。
【0006】すなわち、このような細長い部品を成形加
工するためには、部品に対応して細長い回転カムを作製
しなければならず、結果として金型の加工が困難という
課題が生じていた。また、被加工面が湾曲している場
合、回転カムを用いての成形加工は困難であった。
【0007】この一方、通常のカム構造では、部品の金
型への取付け及び取外しの為、金型を逃がした構造とし
なければならず、部品の保持が不安定となって捩れが完
成品に発生することがあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による薄板の成形
金型は、下型ホルダに直線移動可能に支持されたカム部
材と、上型ホルダに取付けられて該上型ホルダの下降に
伴って該カム部材を押圧して移動させるカムドライバ
と、前記下型ホルダの回動軸まわりに回動可能に支持さ
れ且つ前記カム部材の移動に伴い前記カム部材に押し上
げられて被加工材の支持位置まで回動する回転ガイド
と、前記上型ホルダに取付けられて前記上型ホルダの下
降により被加工材を任意の形状に成形する成形ワーカと
を有することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上型ホルダが下降すると、カムドライバが下型
ホルダに支持されたカム部材と接してカム部材を移動さ
せる。このカム部材の移動に伴って回動軸まわりに回転
ガイドが回動して、被加工材を案内する支持位置まで回
転ガイドが移動する。
【0010】さらに、上型ホルダが下降してくると、成
形ワーカが被加工材を下型ホルダとの間で任意の形状に
成形する。
【0011】
【実施例】本発明の薄板の成形金型に係る一実施例を図
1から図3に示し、これらの図に基づき本実施例を説明
する。
【0012】図1及び図2に示すように、プレス機(図
示せず)に取付けられた下型ホルダ1には、被加工材で
あるサイドルーフレールアウタ32を成形加工する固定
パンチ2が固定されており、左側の凹部2aの形状に合
わせて成形加工が行われるようになっている。固定パン
チ2の左側には、傾斜面を有した第1のカムドライバ3
が下型ホルダ1に植設されている。
【0013】一方、固定パンチ2の右側には、回動軸で
ある角形のシャフト4に嵌合されたアームブロック5が
位置しており、アームブロック5の先端側に回転ガイド
6が固着されている。この回転ガイド6の先端部には、
回転ガイド6がシャフト4を中心として時計回転方向に
若干量回動することにより、サイドルーフレールアウタ
32の右側部分を案内するような形状のガイド部6aが
形成されている。
【0014】また、シャフト4の右側の下型ホルダ1上
には、カム部材8が左右方向に移動可能に支持されてお
り、カム部材8の右上端側には傾斜面8aが形成されて
いる。このカム部材8の下側の下型ホルダ1には、ロッ
ド9に巻着されたコイルスプリング10が取付けられて
おり、ロッド9にゆるく嵌合されると共にカム部材8に
嵌着される押圧片11を介して、コイルスプリング10
がカム部材8を常時右側に押圧するようになっている。
そして、カム部材8の右側の下型ホルダ1上には、カム
部材8の移動を規制するストッパ12が固定されてい
る。
【0015】すなわち、カム部材8は、押圧片11を介
したコイルスプリング10の弾性力により、図1上、右
側に位置したストッパ12に押し付けられるようになっ
ている。
【0016】他方、カム部材8には、カム部材8の移動
可能な方向である左右方向に伸びるプレート13が取付
けられており、カム部材8の移動に伴って左右方向に往
復動し、左側に移動した時に回転ガイド6の先端部下面
側に当って、これを押し上げるようになっている。
【0017】また、同じくプレス機に取付けられた上型
ホルダ21には、カム部材8の傾斜面8aと対応した傾
斜面22aを有する第2のカムドライバ22が取付けら
れて固定されている。そして、第2のカムドライバ22
の左隣りには、固定パンチ2及び回転ガイド6との間で
サイドルーフレールアウタ32を挾んで強固に押圧保持
するパッド23が上型ホルダ21に摺動可能に支持され
ている。このパッド23と上型ホルダ21との間には、
ウレタン材等で形成された弾性部材24が介在されてお
り、この弾性部材24によりサイドルーフレールアウタ
32保持の際の押圧力が発生するようになっている。
【0018】さらに、パッド23の左側には、上型ホル
ダ21に対して左右方向に摺動自在に支持された成形ワ
ーカ25が位置しており、図示しないスプリング等で常
時左側に押圧されるようになっている。この成形ワーカ
25の右面側には、サイドルーフレールアウタ32を成
形するための成形パンチ26が取付けられており、ま
た、カムドライバ3に対応する成形ワーカ25の下面側
には、傾斜面25aが形成されている。従って、上型ホ
ルダ21が下降すると、傾斜面3a,25a同士が接し
てカムドライバ3の傾斜面3aに沿って成形ワーカ25
及び成形パンチ26が移動することとなる。
【0019】一方、図2の要部別断面を拡大して表す図
3に示すように、アームブロック5の右側には、受けプ
レート15が取付けられており、この受けプレート15
を上方に押圧するように、下型ホルダ1内からスプリン
グピン16が突出している。さらに、下型ホルダ1内に
は、スプリングピン16を押し上げるコイルスプリング
17が設置されている。従って、回転ガイド6に外部か
ら力が加わらない場合は、図1に示すような位置に回転
ガイド6が回動されることとなる。
【0020】また、図3に示すように、下型ホルダ1か
ら上方に伸びるピン18と、上型ホルダ21から下方に
伸びるピン28とが、相互に対向するように位置してい
る。このピン18,28の突き合わせにより、サイドル
ーフレールアウタ32の挾着時におけるパッド23の傾
きが防止される。
【0021】次に以上に説明した本実施例によるプレス
加工を上型ホルダの上下動に合わせて、順次説明する。
【0022】まず、固定パンチ2に半製品となっている
被加工物であるサイドルーフレールアウタ32を乗せ
る。この後、プレス機の作動により上型ホルダ21が下
降して、カム部材8の傾斜面8aにドライバ22の傾斜
面22aが接した状態を図1に表す。この状態において
は、カム部材8は、スプリング10により付勢され、図
上、右側に位置している。従って、回転ガイド6の先端
側は、下った状態となっている。
【0023】さらに上型ホルダ21が下降すると、ドラ
イバ22によりカム部材8が左側に移動される。これに
伴ってプレート13が移動されて、回転ガイド6を時計
回転方向に若干量回動し、サイドルーフレールアウタ3
2の右側を案内する支持位置に移動する。従って、固定
パンチ2と回転ガイド6とが共働してサイドルーフレー
ルアウタ32の位置決めが適正に行われることとなる。
そして、この位置でカム部材8の傾斜面8aからカムド
ライバ22が滑り落ちる為、これ以上上型ホルダ21が
下降しても、カム部材8が左側に移動することはない。
【0024】また、図2に示す位置まで上型ホルダ21
が下降することにより、パッド23が固定パンチ2及び
回転ガイド6との間でサイドルーフレールアウタ32を
適正に挾みつけると共に、成形ワーカ25がカムドライ
バ3の傾斜面3aに沿って右下向きに移動して、成形ワ
ーカ25の成形パンチ26と固定パンチ2との間でサイ
ドルーフレールアウタ32の成形加工が行われ、サイド
ルーフレールアウタ32が完成品となる。従って、確実
に保持されている為、サイドルーフレールアウタ32に
捩れが発生することはない。
【0025】次に、以上のように下降した上型ホルダが
上昇し、図1及び図2の動作が逆に行われ、成形金型内
からサイドルーフレールアウタ32が取出される。この
際、回転ガイド6がスプリングピン16により押し下げ
られている為、回転ガイド6にじゃまされず、容易にサ
イドルーフレールアウタ32を取出すことができる。そ
して、次に加工されるサイドルーフレールアウタが固定
パンチ2に位置決めされて、同様に加工が繰返される。
【0026】尚、本実施例において、被加工物をサイド
ルーフレールアウタとしたが、成形加工が困難な、例え
ばフロントピラーアウタ等、他の部材を成形加工するこ
ととしてもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明の薄板の成形金型によれば、ガイ
ド部材により回動される回転ガイドで被加工材を確実に
案内する構造とした結果、被加工材を負角成形すること
が可能となった。
【0028】また、従来技術で説明した回転カム構造を
用いず、簡易な型構造をしている為、細長く湾曲してい
る被加工面の成形においても、被加工物を確実に保持す
ることができ、捩れ等が発生せず高精度な加工が可能と
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る成形金型のカムドライ
バがカム部材に接した状態を表す断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る成形金型の成形ワーカ
が加工を行っている状態を表す断面図である。
【図3】図2の要部別断面の拡大図である。
【図4】車両の斜視図である。
【図5】サイドルーフレールアウタの斜視図である。
【符号の説明】
1 下型ホルダ 2 固定パンチ 3,22 カムドライバ 4 シャフト 6 回転ガイド 8 カム部材 13 プレート 21 上型ホルダ 23 パッド 25 成形ワーカ 26 成形パンチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型ホルダに直線移動可能に支持された
    カム部材と、上型ホルダに取付けられて該上型ホルダの
    下降に伴って該カム部材を押圧して移動させるカムドラ
    イバと、前記下型ホルダの回動軸まわりに回動可能に支
    持され且つ前記カム部材の移動に伴い前記カム部材に押
    し上げられて被加工材の支持位置まで回動する回転ガイ
    ドと、前記上型ホルダに取付けられて前記上型ホルダの
    下降により被加工材を任意の形状に成形する成形ワーカ
    とを有することを特徴とする薄板の成形金型。
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CN102962358A (zh) * 2012-11-22 2013-03-13 奇瑞汽车股份有限公司 一种旋转式子母斜楔模具
JP6517622B2 (ja) * 2015-07-31 2019-05-22 ダイハツ工業株式会社 ルーフサイドレール

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