JP4159666B2 - パンチプレスにおけるダイ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パンチプレスにおけるダイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パンチプレスとして例えばタレットパンチプレスにおいて、ダイを装着しているダイホルダはブロック方式であり、ダイ金型本体の高さ寸法によりパスライン上に突出する量が決定する。一般的には成形ダイの場合は、パスライン上に1〜6mmまでの寸法となる。また、通常の打抜き金型の場合でもパスラインと同一高さである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来のタレットパンチプレスにおけるダイホルダに装着されたダイでは、成形金型を使用して加工を行なう場合、ワークがパスラインより高く設定されるため品質の安定性にかける。また、成形金型に隣接する打抜き金型では加工は実質上ワークの腰折れ等の問題から不可能となる。
【0004】
更に、下向き成形が存在する場合にはパスラインを含めパスライン以上に金型等の干渉物があった場合、成形の破損等の問題から自由にワークを搬送できない等の制約が多く発生する。
【0005】
この発明の目的は、成形加工を含んだワークの搬送の容易化と製品の品質向上を図ると共に、プログラム、オペレーションの容易化を図ったパンチプレスにおけるダイホルダを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1によるこの発明のパンチプレスにおけるダイ装置は、パンチプレスにおける金型支持部材の上面にダイを備えたダイホルダを設け、このダイホルダに前記ダイを上下動可能に装着し常時ダイを下方向へ付勢する付勢手段を設け、前記ダイの下面に形成した摺接面に摺動可能に接合するカム板の一端を前記ダイホルダに設けた回動支点軸に枢支し、カム板の他端側下面にテーパー面を形成し、このテーパー面に接離自在な押圧装置を設けてなることを特徴とするものである。
【0007】
したがって、ダイホルダに備えたダイを常時下方向へ付勢する付勢手段を設け、ダイの下面に形成した摺接面に接合するカム板を押圧装置により揺動自在とした。このため、押圧装置のストロークによりダイの上下移動量が任意に設定可能で、構造が簡単でコストも安く、製品の品質向上と下向き成形後のワークの搬送方法に制限がないためプログラムとオペレーションの容易化が図られる。
【0008】
また、請求項2によるこの発明のパンチプレスにおけるダイ装置は、請求項1のパンチプレスにおけるダイ装置において、前記摺接面は、球面で形成されていることを特徴とするものである。
【0009】
したがって、摺接面を球面で形成したので、円滑に接合が可能となりダイの上下動がスムーズに行なわれる。
【0010】
更に、請求項3によるこの発明のパンチプレスにおけるダイ装置は、請求項1又は2のパンチプレスにおけるダイ装置において、前記押圧装置は、流体圧シリンダに設けたピストンロッドの先端に回転可能なカムフォロアを設けて構成したことを特徴とするものである。
【0011】
したがって、押圧装置を流体圧シリンダに設けたピストンロッドの先端に回転可能なカムフォロアを設けて構成したので、簡単な構成でコストも安く、確実な作動が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
まず、理解を容易とするためパンチプレスの全体的構成について概略的に説明する。なお、パンチプレスとしてタレットパンチプレスを対象として説明するが、この機種に限定するものではない。
【0014】
図3を参照するに、タレットパンチプレス1は門型形状のフレーム3を備えており、このフレーム3は下部ベース5と、この下部ベース5に立設されたサイドフレーム7と、サイドフレーム7の上部に設けられた上部フレーム9とで構成されている。
【0015】
前記ベース3には回転自在な金型支持部材として下部タレット11が支承されていると共に、下部タレット11の円周上には適宜な間隔でダイホルダ(図示省略)が設けられ、このダイホルダにダイDが装着されている。また、前記上部フレーム9には前記下部タレット11に対応して回転自在な上部タレット13が支承されていると共に、前記ダイDの対応した位置の上部タレット13には複数のパンチPが装着されている。
【0016】
前記下部、上部タレット11,13の図3において右側部分に装着されたダイD,パンチPの位置が加工位置となっており、この加工位置にあるパンチPの上方における上部フレーム9にはストライカ15が上下動自在に設けられている。このストライカ15は上部フレーム9内に設けられた油圧シリンダ17にラム19を介して連結されている。
【0017】
前記下部ベース5上の図3において右端には、Y軸方向(図3において左右方向)へ移動自在なキャレッジベース21が設けられており、このキャレッジベース21にはX軸方向(図3において図面に対して直交する方向)へ移動自在なキャレッジ23が設けられている。このキャレッジ23にはX軸方向へ適宜な間隔でワークWをクランプする複数のワーククランプ25が設けられている。
【0018】
上記構成により、キャレッジベース21をY軸方向へ、キャレッジ23をX軸方向へ移動せしめることにより、キャレッジ23に設けられたワーククランプ25にクランプされたワークWがX軸、Y軸方向へ移動されて、ワークWの所望位置が加工位置に位置決めされることになる。
【0019】
この加工位置にワークWの所望位置が位置決めされた状態において、上,下部タレット13,11を回動せしめて所望のパンチP,ダイDを加工位置に割出し位置決めする。次いで、油圧シリンダ17を作動せしめてラム19を介してストライカ15を上下動せしめることにより、パンチPとダイDとの協働により、ワークWの所望位置に通常の打抜き加工が行なわれることになる。
【0020】
次に、この発明の主要部であるダイ装置について詳細に説明する。
【0021】
図1および図2を参照するに、金型支持部材である前記下部タレット11にダイホルダ27が設けられ、このダイホルダ27にダイDが装着されている。
【0022】
すなわち、ダイホルダ27に形成した段付孔29内にダイDは上下方向へ移動可能に装着され、前記段付孔29の段部29Aに前記ダイDに設けたフランジ部31が挿入され、前記ダイホルダ27の上面にはスプリング押え板33が設けてあり、このスプリング押え板33と前記フランジ部31との間に付勢手段としての一例のコイルスプリング35が装着されている。なお、前記コイルスプリング35以外に、その他皿バネ、板バネ、弾性を備えた樹脂材等でも可能である。
【0023】
上記構成により、ダイホルダ27に装着されたダイDは、常時コイルスプリング35の弾撥力により下方向へ付勢され、ダイDの上面はダイホルダ27の上面と同一かそれより没した位置に位置決めされているものである。
【0024】
前記ダイDの下面は摺接面として例えば球面37が形成されている。そして、この球面37に摺動可能に摺接する若干大径の凹面39を備えたカム板41が設けられ、カム板41の一端は前記ダイホルダ27に設けた回動支点軸43に枢支され、カム板41の他端下面にはテーパー面45が形成されている。なお、前記球面37は円筒状の円弧面でも可能である。
【0025】
前記下部ベース5(図示省略)上にブラケット47が設けられ、このブラケット47に押圧装置49が設けられている。より詳細には、押圧装置49は流体圧シリンダ51に設けたピストンロッド53の先端に回転自在にカムフォロア55が設けられて構成され、このカムフォロア55は前記ダイホルダ27に水平方向へ延伸した案内溝57に沿って転動するものである。
【0026】
上記構成により、流体圧シリンダ51を作動しピストンロッド53を突出せしめると、カムフォロア55は案内溝57に沿って前進すると共に、カム板41に形成したテーパー面45を押し上げながら前進する。前記カム板41は図1の図中に2点鎖線で示されたごとく回動支点軸43を中心として上方向へ回動すると共に、凹面39に摺接した球面37によりダイDはコイルスプリング35の弾撥力に抗して上方向へ押し上げられ、所望の高さHに保持されるものである。なお、流体圧シリンダ51を作動しピストンロッド53を縮少せしめると、カム板41は旧位置に復帰すると共にダイDも下降し、ダイDの上面はダイホルダ27の上面あるいは上面より没した位置に復帰する。
【0027】
上述したごとく、通常の状態では流体圧シリンダ51に設けたカムフォロア55はカム板41のテーパー面45とは接触しない位置に待避しており、且つ、ダイDはダイホルダ27に装着されたコイルスプリング35により下方向に押し付けられ、ダイDの上面はダイホルダ27の上面と同一面に位置している。
【0028】
このため、成形金型のみならず、通常の打抜き金型においても、パスライン以下に設定でき、ワークの搬送方法に制限がなく、また、製品品質も向上する。そのため、プログラムの容易化とオペレーションの容易化を図ることができる。更に、簡単な構造で、シリンダのストロークによりダイDのストロークが任意に設定可能であり、個々のダイホルダ27に設定可能であるため、タレット配置に汎用性がある。
【0029】
なお、この発明は前述した発明の実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その他の態様で実施し得るものである。
【0030】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態の説明より理解されるように、請求項1によるこの発明によれば、ダイホルダに備えたダイを常時下方向へ付勢する付勢手段を設け、ダイの下面に形成した摺接面に摺動可能に接合するカム板を押圧装置により揺動自在とした。このため、押圧装置のストロークによりダイの上下移動量が任意に設定可能で、構造が簡単でコストも安く、製品の品質向上と下向き成形後のワークの搬送方法に制限がないためプログラムとオペレーションの容易化を図ることができる。
【0031】
また、請求項2によるこの発明によれば、摺動面を球面で形成したので、円滑に接合が可能となりダイの上下動をスムーズに行なうことができる。
【0032】
更に、請求項3によるこの発明によれば、押圧装置を流体圧シリンダに設けたピストンロッドの先端に回転可能なカムフォロアを設けて構成したので、簡単な構成でコストも安く、確実な作動を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、ダイを備えたダイ装置の断面説明図である。
【図2】図1における平面説明図である。
【図3】この発明を実施する一実施形態のタレットパンチプレスの概略正面図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス
11 下部タレット(金型支持部材)
27 ダイホルダ
35 コイルスプリング(付勢手段)
37 球面(摺接面)
41 カム板
43 回動支点軸
45 テーパー面
49 押圧装置
51 流体圧シリンダ
53 ピストンロッド
55 カムフォロア
D ダイ

Claims (3)

  1. パンチプレスにおける金型支持部材の上面にダイを備えたダイホルダを設け、このダイホルダに前記ダイを上下動可能に装着し常時ダイを下方向へ付勢する付勢手段を設け、前記ダイの下面に形成した摺接面に摺動可能に接合するカム板の一端を前記ダイホルダに設けた回動支点軸に枢支し、カム板の他端側下面にテーパー面を形成し、このテーパー面に接離自在な押圧装置を設けてなることを特徴とするパンチプレスにおけるダイ装置。
  2. 前記摺接面は、球面で形成されていることを特徴とする請求項1記載のパンチプレスにおけるダイ装置。
  3. 前記押圧装置は、流体圧シリンダに設けたピストンロッドの先端に回転可能なカムフォロアを設けて構成したことを特徴とする請求項1又は2記載のパンチプレスにおけるダイ装置。
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