JP4407873B2 - エンジン組立パレットのクランプ機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動二輪車等のエンジンの組立に使用されるエンジン組立パレットのクランプ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば自動二輪車等のエンジンの組立に使用されるエンジン組立パレットとして、本出願人は既に特願2000−191435号のような技術を提案している。
この技術では、図7に示すように、複数機種のエンジン組立に適用出来るよう、パレット51の基板52上に、軸53まわりに傾動自在な傾動プレート54を設ける一方、一端側の支持台55に対して上下調整可能で且つピン孔hを備えたピン受け体56を設け、エンジンWの下面を傾動プレート54で支持するとともに、エンジンWのハンガ孔とピン受け体56のピン孔hを位置合わせして、サイドからワーク固定ピンを串刺し状に挿し込むことによりエンジンWをクランプするようにしている。尚、このパレット51では、セットプレート57上の段付ブロック58の取付位置、取付姿勢を変化させることにより、エンジンWの機種等に合わせて傾動プレート54の角度を変化させることが出来るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のような方法では、エンジンWのハンガ孔とピン受け体56のピン孔hの位置合わせが難しく、固定ピンを挿し込む作業に時間がかかるという問題がある。
一方、ワーク固定ピンをねじ込み式にしたものも知られているが、この場合も同様な問題がある。
【0004】
そこで本発明は、エンジンのハンガ孔を利用して組立パレットにクランプするようなクランプ方式において、エンジンのハンガ孔とピン孔の位置合わせに手間がかからないようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、エンジンのハンガ孔を利用してエンジンを組立パレットにクランプするようにしたエンジン組立パレットのクランプ機構において、エンジンのハンガ孔に挿入される固定シャフトと、エンジン組立パレットに設けられ且つエンジンのハンガ孔に挿入される固定シャフトをクランプし得るクランプ治具を設けるようにした。
【0006】
そして、最初にエンジンのハンガ孔に固定シャフトを挿入し、その後、この固定シャフトを組立パレットのクランプ治具にクランプすることによりエンジンをクランプするようにすれば、エンジンのハンガ孔とパレット側のピン孔を位置合わせするような手間を無くすことが出来る。
【0007】
また本発明では、前記クランプ治具として、略U字型溝を有するシャフト受部材と、このシャフト受部材にセットされた固定シャフトが略U字型溝から外れるのを防止するフックユニットを設け、このフックユニットには、付勢部材で付勢される爪部材を設けるとともに、固定シャフトには、軸方向への移動を規制する位置決めフランジを設けるようにした。
【0008】
このように、略U字型溝内に固定シャフトをセットして、フックユニットにより略U字型溝から外れるのを防止するとともに、固定シャフトの位置決めフランジにより軸方向の移動を規制すれば、固定シャフトがしっかり固定されて、クランプ状態が確実となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について添付した図面に基づき説明する。
ここで図1は本クランプ機構の要部を示す説明図、図2は同正面図、図3は同平面図、図4は図2のA−A線断面図、図5はフックユニットの作動機構の一例図、図6はフックユニットの他の構成例図である。
【0010】
本発明に係るエンジン組立パレットのクランプ機構は、例えば自動二輪車等のエンジンを組立パレットにクランプする際、エンジンのハンガ孔を利用して簡単にクランプ出来るようにされ、従来のようなエンジンのハンガ孔とパレット側のピン孔の位置合わせを不要にしている。
【0011】
すなわち、図1乃至図3に示すように、本クランプ機構は、不図示の組立パレット側に取り付けられるクランプ治具2と、このクランプ治具2によってクランプされる固定シャフト3を備えており、この固定シャフト3は、図を省略したエンジンのハンガ孔に挿し込むことが出来るようにされている。
【0012】
そして、最初に固定シャフト3をエンジンのハンガ孔に挿し込み、このエンジンハンガ孔に挿し込んだ固定シャフト3をクランプ治具2でクランプすることにより、エンジンを組立パレットに固定するようにしている。
【0013】
前記クランプ治具2は、組立パレット側に取り付けられる取付板4と、この取付板4の両端部から立上る左右一対のシャフト受部材5を備えており、このシャフト受部材5の上部には、固定シャフト3を支持するための略U字型溝5mが設けられるとともに、各シャフト受部材5には、略U字型溝5m内にセットされた固定シャフト3が外れるのを防止するためのフックユニット6が設けられている。
【0014】
そして、このフックユニットは、図4にも示すように、シャフト受部材5に対して前後方向にスライド自在な挿通バー7と、この挿通バー7の一端側に一体化される大径の押圧板8と、挿通バー7の他端側に取り付けられる爪部材9を備えており、前記シャフト受部材5と押圧板8との間には、付勢部材としての圧縮スプリング10が介装され、押圧板8をシャフト受部材5から離反する方向に付勢している。
【0015】
また、爪部材9は、シャフト受部材5側に引き寄せられた際、略U字型溝5mの上部の一部を覆うことが出来るようにされ、固定シャフト3がU字型溝5m内にセットされた状態では、固定シャフト3が抜け出すことが出来ないようにされている。
そして、例えばエンジン組立ラインの最初のステーションと、最後のステーションには、図5に示すようなエアシリンダ13を設置しており、このエアシリンダ13を伸長作動させることにより、押圧板8を押圧して、図4の鎖線のように、爪部材9をシャフト受部材5から離脱させ、略U字型溝5mの上部を開放出来るようにしている。
【0016】
また、左右のシャフト受部材5の背面側には、背面板11を取付け、また、各シャフト受部材5の外側方には、ラフガイド12(図2、図3)を設けている。
尚、以上のクランプ機構は、例えば図7に示す従来のパレット51のピン受け体56部分に代わって採用される構造であり、その他の部分の構成は従来のパレット51とほぼ同様に構成することが出来る。
【0017】
次に、固定シャフト3には、図1乃至図3に示すように、一方側のシャフト受部材5の幅間隔より若干広めの位置に一対の位置決めフランジ14が設けられている。そして、これらの位置決めフランジ14によって一方側のシャフト受部材5を挟み込むようにセットすることで、固定シャフト3が軸方向に移動するのを防止するようにしている。
【0018】
以上のようなクランプ機構において、エンジンWをパレットにクランプする際は、まず、エンジンWのハンガ孔に固定シャフト3を挿入する。
そして図5に示すようなエアシリンダ13を伸長作動させて押圧板8を押圧することにより、爪部材9の上端部を略U字型溝5mから離脱させ、エンジンWをパレット側の受台20上に載置するとともに、固定シャフト3を略U字型溝5m内に載置する。そして、エアシリンダ13を縮退作動させれば、圧縮スプリング10の作用により、爪部材9がシャフト受部材5に近接し、上端が略U字型溝5mの上部を覆う。
【0019】
このため、固定シャフト3は略U字型溝5m内にクランプされて上方から外れるような事態が防止され、また固定シャフト3の位置決めフランジ14(図1〜図3)によって、固定シャフト3が軸方向に移動するような事態が防止される。すなわち、エンジンWがパレットに確実にクランプされる。
そしてエンジンWをパレットから取外す際は、図5に示すようなエアシリンダ13の伸長作動によって爪部材9を後退させれば、略U字型溝5mの上方が開放され、固定シャフト3を容易に取外すことが出来る。
【0020】
ところで、図6は、フックユニット6の他の構成例図である。
この構成例では、シャフト受部材5の上部側面から張出す支持部材15に対して枢支軸16まわりに揺動自在に枢支される揺動部材17と、この揺動部材17の上端部に固着される爪部材18を備えており、また揺動部材17の下端部とシャフト受部材5との間には、付勢部材としての圧縮スプリング19が介装されている。
【0021】
そして、通常時は、スプリング19の作用により爪部材18が略U字型溝5mの上部を覆うようにし、エアシリンダ13が伸長作動して揺動部材17の下端部を押圧すると、スプリング19が押し縮められて、爪部材18が略U字型溝5mの上面を開放するように揺動するようにしている。
そしてこの場合も、前記例の場合と同様に、通常時はスプリング19の付勢力により、爪部材18を介して略U字型溝5m内の固定シャフト3の抜出しを防止することが出来る。
【0022】
尚、本発明は以上のような実施形態に限定されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載した事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を奏するものは本発明の技術的範囲に属する。
例えばエンジンWは自動二輪車用に限定されるものではない。
【0023】
【発明の効果】
以上のように本発明に係るエンジン組立パレットのクランプ機構は、エンジンのハンガ孔に固定シャフトを挿入し、この固定シャフトをエンジン組立パレットのクランプ治具でクランプするようにしたため、エンジンのハンガ孔とパレット側のピン孔を位置合わせするような手間を無くすことが出来、クランプ作業の簡素化が図られる。
そしてクランプ治具として、略U字型溝を有するシャフト受部材と、固定シャフトが略U字型溝から外れるのを防止するフックユニットを設け、このフックユニットとして、付勢部材で付勢される爪部材を設け、また固定シャフトに位置決めフランジを設ければ、固定シャフトがしっかり固定されて、クランプ状態を確実にすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本クランプ機構の要部を示す説明図
【図2】同正面図
【図3】同平面図
【図4】図2のA−A線断面図
【図5】フックユニットの作動機構の一例図
【図6】フックユニットの他の構成例図
【図7】エンジン組立パレットの従来図
【符号の説明】
2…クランプ治具、3…固定シャフト、5…シャフト受部材、5m…略U字型溝、6…フックユニット、9…爪部材、10…圧縮スプリング、14…位置決めフランジ、W…エンジン。

Claims (2)

  1. エンジンのハンガ孔を利用してエンジンを組立パレットにクランプするようにしたエンジン組立パレットのクランプ機構であって、前記エンジンのハンガ孔に挿入される固定シャフトと、エンジン組立パレットに設けられ且つエンジンのハンガ孔に挿入される固定シャフトをクランプし得るクランプ治具を備えたことを特徴とするエンジン組立パレットのクランプ機構。
  2. 請求項1に記載のエンジン組立パレットのクランプ機構において、前記クランプ治具は、略U字型溝を有するシャフト受部材と、このシャフト受部材にセットされた固定シャフトが略U字型溝から外れるのを防止するフックユニットを備え、このフックユニットは付勢部材で付勢される爪部材を備えるとともに、前記固定シャフトには、軸方向への移動を規制する位置決めフランジが設けられることを特徴とするエンジン組立パレットのクランプ機構。
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