JP2510900B2 - 薄鋼板の冷間圧延方法 - Google Patents
薄鋼板の冷間圧延方法Info
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- JP2510900B2 JP2510900B2 JP3103568A JP10356891A JP2510900B2 JP 2510900 B2 JP2510900 B2 JP 2510900B2 JP 3103568 A JP3103568 A JP 3103568A JP 10356891 A JP10356891 A JP 10356891A JP 2510900 B2 JP2510900 B2 JP 2510900B2
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- JP
- Japan
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- laser
- roll
- dull
- steel sheet
- thin steel
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
- B21B27/005—Rolls with a roughened or textured surface; Methods for making same
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B28/00—Maintaining rolls or rolling equipment in effective condition
- B21B28/02—Maintaining rolls in effective condition, e.g. reconditioning
- B21B28/04—Maintaining rolls in effective condition, e.g. reconditioning while in use, e.g. polishing or grinding while the rolls are in their stands
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K2103/00—Materials to be soldered, welded or cut
- B23K2103/02—Iron or ferrous alloys
- B23K2103/04—Steel or steel alloys
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄鋼板の冷間三延方法に
関するもので、特にタンデム圧延機の最終スタンド以外
の前段スタンドのワークロール表面にレーザーを照射
し、薄鋼板にレーザーダル加工した模様を施すことによ
りロール粗度を維持せしめ耐摩耗性向上を図るものに関
するものである。
関するもので、特にタンデム圧延機の最終スタンド以外
の前段スタンドのワークロール表面にレーザーを照射
し、薄鋼板にレーザーダル加工した模様を施すことによ
りロール粗度を維持せしめ耐摩耗性向上を図るものに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、薄鋼板の冷間圧延方法に係わるも
のとして、特開平2−121710号公報で示すよう
に、ワークロールの軸方向に移動可能としたレーザー照
射装置を上下ワークロール各々に配設した事を特徴とす
る圧延機ワークロールの摩耗軽減装置がある。
のとして、特開平2−121710号公報で示すよう
に、ワークロールの軸方向に移動可能としたレーザー照
射装置を上下ワークロール各々に配設した事を特徴とす
る圧延機ワークロールの摩耗軽減装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の課題として
は、レーザー照射装置にてワークロール表面にレーザー
照射するわけであるが、ワークロールを単に焼き入れす
るだけで積極的にワークロール表面にダル加工を行うも
のではない。そのためにロール粗度は改善されず耐摩耗
性の大幅な向上は期待することが出来ない。
は、レーザー照射装置にてワークロール表面にレーザー
照射するわけであるが、ワークロールを単に焼き入れす
るだけで積極的にワークロール表面にダル加工を行うも
のではない。そのためにロール粗度は改善されず耐摩耗
性の大幅な向上は期待することが出来ない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は従来技術の課題
を有利に解決するものであって、 薄鋼板を圧延する
際、タンデム圧延機最終スタンド以外の前段スタンドワ
ークロール表面にレーザー発振器6、レーザー光路伝送
系7を介して出射口8よりレーザー照射を行う。そし
て、出射口8は、圧延中回転するロール対して幅方向に
平行移動し、連続的、かつ均一なレーザーダル加工を施
し、そのレーザーダル加工した模様は、外径D:50〜
200μm、深さd:5〜20μ程度の穴であることを
特徴とする薄鋼板の冷間圧延方法にある。
を有利に解決するものであって、 薄鋼板を圧延する
際、タンデム圧延機最終スタンド以外の前段スタンドワ
ークロール表面にレーザー発振器6、レーザー光路伝送
系7を介して出射口8よりレーザー照射を行う。そし
て、出射口8は、圧延中回転するロール対して幅方向に
平行移動し、連続的、かつ均一なレーザーダル加工を施
し、そのレーザーダル加工した模様は、外径D:50〜
200μm、深さd:5〜20μ程度の穴であることを
特徴とする薄鋼板の冷間圧延方法にある。
【0005】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
図1は本発明による実施例を示す図である。冷延鋼板4
は、ワークロール2、及びバックアップロール1から成
るタンデム冷間圧延機により圧延され、テンションリー
ル5によって巻き取られる。そのタンデム圧延機の最終
スタンド以外の前段スタンドワークロール表面にレーザ
ーを照射して、外径D:50〜200μ、深さd:5〜
20μ程度の穴を加工し、耐摩摩耗性向上によるロール
寿命の延長を図る。この際、ロールのすべり防止には、
ストリップとのグリップ面積をアップさせるため穴外径
は大きく、穴ピッチは小さい方が有利である。また、穴
深さについては、圧延中ロール表面の摩耗が進展して行
く場合、穴凹部の残存率から深い方が有利である。凸部
高さhは、レーザー照射条件により変化するが、一般的
には、0.1〜15μmになる。ただし、この凸部高さ
は、レーザー照射時の熱影響によって軟質化しているた
め圧延の初期段階で摩耗して消失するが、圧延開始直後
においては、凸部により高粗度となり高圧延荷重となる
ため、ロール粗度変化をなるべく抑えて安定した圧延を
行うためには、凸部高さがなるべく小さくなるようにレ
ーザー照射条件を設定することが望ましい。
図1は本発明による実施例を示す図である。冷延鋼板4
は、ワークロール2、及びバックアップロール1から成
るタンデム冷間圧延機により圧延され、テンションリー
ル5によって巻き取られる。そのタンデム圧延機の最終
スタンド以外の前段スタンドワークロール表面にレーザ
ーを照射して、外径D:50〜200μ、深さd:5〜
20μ程度の穴を加工し、耐摩摩耗性向上によるロール
寿命の延長を図る。この際、ロールのすべり防止には、
ストリップとのグリップ面積をアップさせるため穴外径
は大きく、穴ピッチは小さい方が有利である。また、穴
深さについては、圧延中ロール表面の摩耗が進展して行
く場合、穴凹部の残存率から深い方が有利である。凸部
高さhは、レーザー照射条件により変化するが、一般的
には、0.1〜15μmになる。ただし、この凸部高さ
は、レーザー照射時の熱影響によって軟質化しているた
め圧延の初期段階で摩耗して消失するが、圧延開始直後
においては、凸部により高粗度となり高圧延荷重となる
ため、ロール粗度変化をなるべく抑えて安定した圧延を
行うためには、凸部高さがなるべく小さくなるようにレ
ーザー照射条件を設定することが望ましい。
【0006】図2は本発明による実施例でレーザーダル
ロール3廻りの詳細図である。レーザー発振器6より発
振するレーザーは、レーザー光路伝送系7を通して出射
口8よりワークロール3表面に照射される。ここで、レ
ーザー光路伝送系として光ファイバーを使用する。そし
て、圧延中回転するロールに対して幅方向に平行移動
し、連続的、かつ均一なレーザーダル加工を行う。図3
は本発明によるレーザーダル加工直後でのレーザーダル
ロール3を示す図(a)、及び、圧延中レーザー加工に
より出来たロール表面の穴外周突起部9が除去され、穴
凹部10が残存しながら平坦部が摩耗する状態を示す図
(b)である。図4は本発明による効果でレーザーによ
りダル加工を施したロール3を、タンデム式6段冷間圧
延機の3号スタンドに適用した場合のロール寿命であ
る。通常研削ロール2は、 圧延中ロール表面の粗度低
下によりすべりを生じる。レーザーダルロール3の場
合、穴外周突起部9は,圧延荷重により一瞬にして摩
耗、除去されるが、ダル穴凹部10の残存効果によって
ロールとストリップ間のグリップ力が維持され、ロール
寿命の延長に繋がる。
ロール3廻りの詳細図である。レーザー発振器6より発
振するレーザーは、レーザー光路伝送系7を通して出射
口8よりワークロール3表面に照射される。ここで、レ
ーザー光路伝送系として光ファイバーを使用する。そし
て、圧延中回転するロールに対して幅方向に平行移動
し、連続的、かつ均一なレーザーダル加工を行う。図3
は本発明によるレーザーダル加工直後でのレーザーダル
ロール3を示す図(a)、及び、圧延中レーザー加工に
より出来たロール表面の穴外周突起部9が除去され、穴
凹部10が残存しながら平坦部が摩耗する状態を示す図
(b)である。図4は本発明による効果でレーザーによ
りダル加工を施したロール3を、タンデム式6段冷間圧
延機の3号スタンドに適用した場合のロール寿命であ
る。通常研削ロール2は、 圧延中ロール表面の粗度低
下によりすべりを生じる。レーザーダルロール3の場
合、穴外周突起部9は,圧延荷重により一瞬にして摩
耗、除去されるが、ダル穴凹部10の残存効果によって
ロールとストリップ間のグリップ力が維持され、ロール
寿命の延長に繋がる。
【0007】
【発明の効果】本発明によって、タンデム式冷間圧延機
の中間スタンドにおける圧延中のロール表面の粗度低下
によるすべりを防止し、耐摩耗性向上によるロール寿命
延長を図ることができる。
の中間スタンドにおける圧延中のロール表面の粗度低下
によるすべりを防止し、耐摩耗性向上によるロール寿命
延長を図ることができる。
【図1】 本発明によるレーザーダルロールをタンデム
式冷間圧延機の最終スタンド以外の前段スタンドに適用
した例を示す図、
式冷間圧延機の最終スタンド以外の前段スタンドに適用
した例を示す図、
【図2】 本発明によるオンラインでのロールレーザー
ダル加工方法を示す図、
ダル加工方法を示す図、
【図3】 本発明によるレーザーダルワークロール表面
の圧延中摩耗状態を示す図、
の圧延中摩耗状態を示す図、
【図4】 本発明によるレーザーダルワークロールの寿
命延長効果を示す図である。
命延長効果を示す図である。
1 バックアップロール 2 ワークロール 3 レーザーダルロール 4 ストリッップ 5 テンションリール 6 レーザー発振器 7 レーザー光路伝送系 8 出射口 9 ダル突起部 10 ダル穴凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩沢 修一 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株 式会社 君津製鐵所内 (56)参考文献 特開 平4−313405(JP,A) 特開 平2−121710(JP,A) 特開 平1−215404(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 薄鋼板を圧延する際、タンデム圧延機の
最終スタンド以外の前段スタンドワークロール表面にレ
ーザー発振器6より発振するレーザー光を光路伝送系7
を介して、圧延中回転するワークロール3表面めがけて
照射することによりレーザーダル加工を行い、レーザー
出射口8は、ロール幅方向に平行移動し、連続的かつ均
一なレーザーダル加工を施し、そのレーザーダル加工し
た模様は、外径D:50〜200μ、深さd:5〜20
μ程度の穴であることを特徴とする薄鋼板の冷間圧延方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3103568A JP2510900B2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | 薄鋼板の冷間圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3103568A JP2510900B2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | 薄鋼板の冷間圧延方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04313406A JPH04313406A (ja) | 1992-11-05 |
JP2510900B2 true JP2510900B2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=14357409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3103568A Expired - Lifetime JP2510900B2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | 薄鋼板の冷間圧延方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2510900B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE1001336A7 (fr) * | 1988-01-08 | 1989-10-03 | Centre Rech Metallurgique | Procede de marquage de la surface d'un cylindre de laminoir. |
JPH02121710A (ja) * | 1988-11-01 | 1990-05-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 圧延機ワークロールの摩耗軽減方法および摩耗軽減装置 |
-
1991
- 1991-04-10 JP JP3103568A patent/JP2510900B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04313406A (ja) | 1992-11-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960206 |