JP2510899B2 - 薄鋼板の冷間圧延方法 - Google Patents

薄鋼板の冷間圧延方法

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JP2510899B2
JP2510899B2 JP3103567A JP10356791A JP2510899B2 JP 2510899 B2 JP2510899 B2 JP 2510899B2 JP 3103567 A JP3103567 A JP 3103567A JP 10356791 A JP10356791 A JP 10356791A JP 2510899 B2 JP2510899 B2 JP 2510899B2
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康隆 縄田
隆治 川本
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K2103/00Materials to be soldered, welded or cut
    • B23K2103/02Iron or ferrous alloys
    • B23K2103/04Steel or steel alloys

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  • Metal Rolling (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄鋼板の冷間圧延方法に
関するもので、特にタンデム圧延機の最終スタンド以外
の前段スタンドのロール表面にレーザー加工を施し、薄
鋼板にレーザーダル加工した模様を施すことによりロー
ル粗度を維持せしめ耐摩耗性向上を図るものに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、薄鋼板の冷間圧延方法に係わるも
のとして、特開平2−121710号公報で示すよう
に、ワークロールの軸方向に移動可能としたレーザー照
射装置を上下ワークロール各々に配設した事を特徴とす
る圧延機ワークロールの摩耗軽減装置がある。
【0003】
【発明を解決しようとする課題】従来技術の課題として
は、レーザー照射装置にてワークロールを照射するわけ
ではあるが、ワークロールを単に焼き入れするだけで積
極的にワークロール表面にダル加工をするものではな
い。そのためにロール粗度は改善されず耐摩耗性の大幅
な向上は期待することが出来ない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は従来技術の課題
を有利に解決するものであって、 薄鋼板を圧延する
際、タンデム圧延機の最終スタンド以外の前段スタンド
にオフラインにてロール3表面に連続的、かつ均一なレ
ーザーダル加工を施したレーザーダルロールを適用し、
ロール寿命の延長を図る。そのレーザーダル加工した模
様は、外径D:50〜200μ、深さd:5〜20μ程
度の穴をピッチP:1.5D〜2.5Dの間隔で規則的
に配列した事を特徴とする薄鋼板の冷間圧延方法にあ
る。
【0005】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
図1は本発明による実施例を示す図である。冷延鋼板4
は、ワークロール2、及びバックアップロール1から成
るタンデム冷間圧延機により圧延され、テンションリー
ル5によって巻き取られる。そのタンデム圧延機中間ス
タンドのロール表面にレーザーを照射して外径D:50
〜200μ、深さd:5〜20μ程度の穴をピッチP:
1.5D〜2.5Dの間隔で規則的に加工したレーザー
ダルロール3を適用しロール寿命の延長を図る。この
際、ロールのすべり防止には、ストリップとのグリップ
面積をアップさせるため穴外径は大きく、穴ピッチは小
さい方が有利である。また、穴深さについては、圧延中
ロール表面の摩耗が進展して行く場合、穴凹部の残存率
により、粗度を維持するため、深い方が有利である。凸
部高さhは、レーザー照射条件により変化するが、一般
的には0.1〜15μmになる。ただし、この凸部高さ
は、レーザー照射時の熱影響により軟質化しているた
め、圧延の初期段階で摩耗し消失するが、圧延開始直後
においては、凸部によって高粗度となり高圧延荷重と成
るためロール粗度変化をなるべく抑えて安定した圧延を
行なうためには、凸部高さがなるべく小さくなるように
レーザー照射条件を設定することが望ましい。
【0006】図2は本発明による実施例でレーザーダル
ロール3廻りの詳細図である。3台のレーザー発振器6
より発振するレーザー光線は、光学系ミラー7によって
集光し、出射口8よりワークロール3表面に照射され
る。そして、テーブル9がロール長手方向に平行移動
し、連続的、かつ均一な穴模様を有するレーザーダル加
工を行う。図3は本発明によるレーザーダル加工直後で
のロール3表面の断面を示す図(a)、及び、圧延中レ
ーザー加工により出来たロール表面の穴外周突起部10
が除去され、穴凹部11が残存しながら平坦部が摩耗す
る状態を示す図(b)である。図4は本発明による効果
でレーザーによりダル加工を施したロール3を、タンデ
ム式6段冷間圧延機の3号スタンドに適用した場合のロ
ール寿命である。通常研削ロール2は、圧延中ロール表
面の粗度低下によりすべりを生じるが、レーザーダルロ
ール3の場合、穴外周突起部10は、圧延荷重により一
瞬にして摩耗、除去されるが、ダル穴凹部11の残存効
果によってロールとストリップ間の粗度が維持され、ロ
ール寿命の延長に繋がる。
【0007】
【発明の効果】本発明によって、タンデム式冷間圧延機
の最終スタンド以外の前段スタンドにおける圧延中のロ
ール表面の粗度低下によるすべりを防止し、耐摩耗性向
上によるロール寿命の延長を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレーザーダルロールをタンデム式
冷間圧延機の最終スタンド以外の前段スタンドに適用し
た例を示す図、
【図2】本発明によるタンデム式冷間圧延機中間スタン
ドワークロールのレーザーダル加工方法を示す図、
【図3】本発明によるレーザーダルロール表面の圧延中
摩耗状態を示す図
【図4】本発明によるレーザーダルロールの寿命延長効
果を示す図である。
【符号の説明】
1 バックアップロール 2 ワークロール 3 レーザーダルロール 4 ストリップ 5 テンションリール 6 レーザー発振器 7 光学系ミラー 8 出射口 9 移動テーブル 10 ダル突起部 11 ダル穴凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 良一 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株 式会社 君津製鐵所内 (56)参考文献 特開 平4−313406(JP,A) 特開 平2−121710(JP,A) 特開 平1−215404(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄鋼板を圧延する際、オフラインにてレ
    ーザーにより、ロール3表面に連続的、かつ均一なレー
    ザー加工を施したレーザーダルロールをタンデム式冷間
    圧延機の最終スタンド以外の前段スタンドに適用し、そ
    のレーザーダル加工した模様は、外径D:50〜200
    μ、深さd:5〜20μ程度の穴をピッチP:1.5D
    〜2.5Dの間隔で規則的に配列した事を特徴とする薄
    鋼板の冷間圧延方法。
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