JP3296886B2 - 連続式冷間圧延設備 - Google Patents

連続式冷間圧延設備

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JP3296886B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷延鋼帯の圧延機の
出側に設置するブライドルロール装置を備える連続式冷
間圧延設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷間圧延機の出側では、鋼帯に高い張力
をかけることで形状や圧延性を安定化するために、巻取
りリール以外にブライドルロールを設置する先行技術が
ある。すなわち圧延機本体の出側の巻取りリールの間に
ブライドルロールを設置している。また、最近では圧延
機の通板、尻抜き作業を行わずにすむように圧延機入側
に溶接機を設けたり、酸洗ライン等と接続して連続的に
圧延する技術が発達してきた。この場合、圧延機出側に
走間シャーとカローゼルリールを設けて連続的に鋼帯を
切断・巻取りを行っている。
【0003】このブライドルロールは、高い張力を得る
ために、および寿命を長くするために、通常、ショア硬
度Hs80以上の硬度を有し、ダルショット加工を行
い、さらにCrメッキを行うもの、もしくは、セラミッ
ク・サーメット等の溶射加工を行い、かつ、ダルショッ
ト加工を行っているものが多い。
【0004】前記の連続圧延機で、この出側ブライドル
ロール装置を使用している場合、走間シャーで鋼帯を切
断する際、次に示すような問題が発生する。走間シャー
で鋼帯を切断すると、巻取りリールとブライドルロール
の間の張力が無くなり、後続の鋼帯が待機リールに巻付
くまで、この状態が続く。この状態では、後続の鋼帯の
先端部が待機リールまで通板し難いので、ブライドルロ
ールと走間シャーの間にあるピンチロールを圧下して、
張力を保持するのが通例である。しかしながら、ピンチ
ロールは通常運転中は解放しているので、その張力は、
設計上の制約から、巻取りリールで作用する張力に比べ
て大幅に低い。このため、走間切断した瞬間にブライド
ルロールの下流側(すなわち巻取りリール側)の張力が
急変するのは避けられない。この張力の急変によってブ
ライドルロールと鋼帯の摩擦力が低下してスリップを起
こし、鋼帯に疵を発生させ、製品の品質に重大な影響を
及ぼす場合がある。
【0005】先行技術としては、特開平4−15891
3に、セラミックおよびサーメット溶射後のダルロール
に限定して、複数個のブライドルロール粗さの傾斜配
置、ならびに大きい方の粗さのロールに対するバフ研磨
の実施が提案されている。しかしながら、走間切断時の
スリップ疵は全く想定されておらず、粗さの値の具体的
数値を示していない。さらに傾斜配置された粗さの小さ
い方のロールに対する粗さ凸部に対する処置も示されて
いない。基本的にCrメッキや、表面加工を処理してい
ない材料に対しては、適用を考慮しておらず、走間切断
を途中で受けることに対する配慮も全くなされていな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記課題を解
決するためになされたものであり、走間切断を行ったと
き、ブライドルロールと鋼帯がスリップしても疵が発生
しないとともに、ブライドルロールの寿命が短くなるこ
とを防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、冷延鋼帯7を
溶接する溶接機1と、この鋼帯7を圧延するミル本体2
と、4本の各ブライドルロール3a〜3d毎に、各モー
タで個別的に鋼帯7に張力を作用させるブライドルロー
ル装置3と、ピンチロール4と、鋼帯7を切断する走間
シャー5と、鋼帯7を巻取る巻取りリール6a,6bを
有するカローゼルリール6とが、この順序で配置され、
ピンチロール4は、冷間圧延運転中は開放し、走間シャ
ー5による鋼帯7の切断後、後続の鋼帯7を、カローゼ
ルリール6の待機リールまで通板させて張力を保持し、
ブライドルロール装置3は、鋼帯7に、巻取りリール6
a,6bで巻付けている張力よりも高い張力を、ミル本
体2の出側で付与し、ブライドルロール3a〜3dのロ
ール表面の中心平均粗さ(Ra)を2.5μm以上にな
るようにダルショット加工を施し、研磨加工によってダ
ル目の極端に大きな凸部を除去して、最大粗さ(Rma
x)を27μm以下になるようにし、ブライドルロール
3a〜3dを個別的に駆動する各モータの負荷電流が一
定となるように負帰還制御を行うことを特徴とする連続
式冷間圧延設備である。また本発明は、冷延鋼帯7を溶
接する溶接機1と、この鋼帯7を圧延するミル本体2
と、4本の各ブライドルロール3a〜3d毎に、各モー
タで個別的に鋼帯7に張力を作用させるブライドルロー
ル装置3と、ピンチロール4と、鋼帯7を切断する走間
シャー5と、鋼帯7を巻取る巻取りリール6a,6bを
有するカローゼルリール6とが、この順序で配置され、
ピンチロール4は、冷間圧延運転中は開放し、走間シャ
ー5による鋼帯7の切断後、後続の鋼帯7を、カローゼ
ルリール6の待機リールまで通板させて張力を保持し、
ブライドルロール装置3は、鋼帯7に、巻取りリール6
a,6bで巻付けている張力よりも高い張力を、ミル本
体2の出側で付与し、ブライドルロール3a〜3dのロ
ール表面の中心平均粗さ(Ra)を2.5μm以上にな
るようにダルショット加工を施し、研磨加工によってダ
ル目の極端に大きな凸部を除去して、最大粗さ(Rma
x)を27μm以下になるようにし、ブライドルロール
3a〜3dを個別的に駆動する各モータを、ミル本体2
の張力7の出側張力が予め定める一定値になるように負
帰還制御を行うことを特徴とする連続式冷間圧延設備で
ある。また本発明は、ブライドルロール3a〜3dは、
母材S50cにショア硬度Hs80以上に焼入れ加工さ
れ、前記ロール表面は、30〜50μm程度のCrメッ
キ層から成ることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明に従えば、中心平均粗さRaを2.5μ
m以上とし、また最大粗さRmaxを27μm以下にな
るようにすることによって、ブライドルロールの表面と
冷延鋼帯の圧延機の出側の鋼帯とのスリップを防ぐこと
ができる。またロール表面にCrメッキを施し、あるい
はまたセラミックもしくはサーメットの溶射を施すよう
にしてもよい。
【0009】前述のように、ブライドルロールと鋼帯と
がスリップを生じて、この疵が発生したときに、ブライ
ドルロールの表面状態を種々調査した結果、ブライドル
ロールのダル粗さ(Rmax)と密接に関係し、ダル加
工時の粗さ凸部の高い所が走間切断のときの張力急変時
に鋼帯とスリップすることによって疵を付けてすること
が判明した。
【0010】ブライドルロールの使用期間が長くなり、
ロールの粗さが減少してくると、通常にリールで鋼帯を
巻取っているときに、鋼帯とブライドルロールが常時ス
リップし、所要のミル本体出側の張力が保てなくなる問
題が発生した。このときも、ロールの表面状態を種々調
査すると、ブライドルロールの中心平均粗さ(Ra)が
低下していることが判明した。
【0011】
【実施例】図1に示す冷間圧延設備において、溶接機1
からミル本体2を出た冷延鋼帯7は、ブライドルロール
装置3を介してカローゼルリール6に連続的に巻取られ
ている。巻取りリール6aで巻付けている張力よりも高
い張力を、ミル本体2の出側で付与するので、ブライド
ルロール装置3では、各ブライドルロール3a〜3d毎
に各モータで張力を作用している。このとき、ブライド
ルロール3a〜3dが、ミル本体2で所要の張力をかけ
るためには、ロール3a〜3dと鋼帯7間に摩擦力が必
要であり、あまりブライドルロール3a〜3d表面が平
滑であると、ブライドルロール周速と鋼帯の速度が一致
できず、スリップしてしまい、所要のミル本体2の出側
張力が得られなくなる。
【0012】この限界を説明するのが、図2の横軸目盛
に相当するブライドルロール3a〜3dの表面の中心粗
さ〔μRa〕である。この値が、2.5μRa以下にな
ると、前記通常運転中に、ブライドルロール3a〜3d
の周速と、鋼帯7の速度が一致せず所要のミル本体2の
出側張力が得られなくなる。そこでこの値を2.5μR
a以上にすると、このスリップ現象は消失し、正常な運
転が可能となる。
【0013】一方、図1の巻取りリール6で所要の直径
まで巻取った後、走間シャー5で鋼帯を切断した瞬間を
考えると、ピンチロール4である程度、張力を確保して
いるものの、切断した瞬間、ブライドルロール3の出側
張力が急に低下する。ピンチロール4は、前述のように
通常の冷間圧延運転中は開放し、走間シャー5による鋼
帯の切断後、後続の鋼帯7を、カローゼルリール6の待
機リールまで通板させて張力を保持する働きをする。切
断した瞬間における鋼帯7の出側張力が急に低下したと
き、通常、ブライドルロール3a〜3dを個別的に駆動
する各モータの負荷電流が一定となるように負帰還制御
を行う電流一定制御や、ミル本体2の出側張力に対する
フィールバック制御、すなわち鋼帯7の張力が予め定め
る一定値になるようにする負帰還制御を行っているブラ
イドルロール3a〜3dの周速度が、急変することは、
特別の制御上の工夫を施させない限り避けられない。こ
のブライドルロール3a〜3dの周速度と鋼帯7の速度
のアンマッチが発生したとき、ブライドルロール3のダ
ル目の極端な凸部が鋼帯に疵を付けてしまうことがあ
る。
【0014】この限界を説明するのが、図2の縦軸目盛
に相当するブライドルロール3a〜3dの表面の最大粗
さ〔μRmax〕である。この値が、27μRmax以
上になると、前記の走間切断時に鋼帯上のスリップ疵が
発生した。そこでこの値が27μRmax以下になるよ
うに、研磨加工によってダル目の極端に大きな凸部を除
去したところ、走間切断時のスリップ疵は、品質上問題
とならない程度に消失した。
【0015】以上のことから、図2の斜線部が最適なブ
ライドルロール表面粗さの領域であることが判った。図
2の丸印は、スリップやスリップ疵の発生しなかった好
適なロールの実績粗さプロット、図2の×印は、スリッ
プやスリップ疵の発生した実績粗さを示している。
【0016】図3は、Crメッキを施したブライドルロ
ールの表面被覆状況を示す。このブライドルロールは、
ブライドルロール本体構造物8の表面に母材9を形成
し、その表面にCrメッキ層を形成する。このようなC
rメッキ層10を施した場合でも前述の図2は全く同様
に適用では、ダル目の極端な凸部、たとえば一部分11
をCrメッキの仕上研磨に使用する研削砥石で研磨加工
を施し、図2の最適領域に適合すればよい。
【0017】図4はセラミックまたはサーメット等の溶
射したブライドルロールを示す。ブライドルロール本体
構造物8の表面の母材9には、セラミック溶射層または
サーメット溶射層などの溶射層12が形成される。この
実施例においてもまたCrメッキロールと全く同様に、
たとえば一部分11を図2の最適領域に適合させればよ
い。図3および図4に示される各ブライドルロールは、
図1におけるブライドルロール3a〜3dとして用いる
ことができる。
【0018】本件発明者の実験結果を説明する。ミル本
体3の入側に溶接機1、出側にブライドルロール3続い
て巻取りリール6を配した連続式冷間圧延機において、
ブライドルロール3は、800mmφを4本セットで使
用している。ロール表面は、S50Cの母材9に焼入れ
でHs80以上に加工、母材の状態でダルショット加工
を施し、さらにCrメッキ層10を30〜50μm程度
施した。
【0019】この状態でロールの粗さを測定し、中心線
平均粗さRaは、2.5μm以上、最大粗さRmaxは
27μm以下になるように研磨加工を施した。この場
合、Crメッキ層10は硬質であるため、最大粗さRm
axは、5μm程度低下することができるが、中心線平
均粗さRaはほとんど変化させ得ない。したがって、ダ
ルショット加工時に、最大粗さの上限27μmプラス5
μm以内つまり32μm以内程度に仕上げて、中心線平
均粗さは、その条件内で最大になるように加工しておい
た。
【0020】その結果、巻付けリール6に巻取り中のブ
ライドルロール3a〜3dのスリップや、走間切断時の
スリップ疵が発生せず、寿命の長いブライドルロールを
得ることができた。この実験において、ブライドルロー
ル3a〜3dを駆動する各モータの負荷電流は、いずれ
も等しく設定した。走間シャー5で切断を行うときの鋼
帯7の走行速度は、150m/分であり、その張力は、
4kg/cm2 程度であり、定常の圧延中においては走
行速度1000m/分以上であって、その張力は、10
kg/cm2 程度である。
【0021】なお、上記の物理現象に関しては、Crメ
ッキと同様のセラミックまたはサーメットの硬質の溶射
層12を付与したブライドルロールについても同様であ
った。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、巻取りリ
ール6巻取り中のブライドルロールと鋼帯間のスリップ
による張力低下や、走間切断時にスリップ疵の発生がな
くなる。また寿命の長いブライドルロールを供すること
ができる。ブライドルロールによる鋼帯の品質欠陥防止
は、鋼帯の歩留り向上に寄与し、ブライドルロールの交
換にかかる費用、ブライドルロール加工費用を削減する
ことができる。溶接機1とミル本体2とブライドルロー
ル装置3とピンチロール4と走間シャー5とカローゼル
リール6とがこの順序で配置され、ブライドルロール装
置3では、4本の各ブライドルロール3a〜3d毎に個
別的なモータで、鋼帯7に、巻取りリール6a,6bで
巻付けている張力よりも高い張力を、ミル本体2の出側
で付与し、前述の各モータの負荷電流が一定となるよう
に負帰還制御を行い、またはミル本体2の出側張力が予
め定める一定値になるように負帰還制御を行い、カロー
ゼルリール6の巻取りリール6a,6bを交換する際、
走間シャー5で鋼帯7を切断すると、ブライドルロール
3a〜3dの出側張力が急に低下し、したがって前述の
各負帰還制御を行っているブライドルロール3a〜3d
の周速度が急変することが避けられず、このような問題
点を解決するために本発明では、ブライドルロール3a
〜3dのロール表面の中心平均粗さ(Ra)を2.5μ
m以上になるようにダルショット加工を施し、研磨加工
によってダル目の極端に大きな凸部を除去して、最大粗
さ(Rmax)を27μm以下になるようにし、これに
よって走間切断時のスリップ疵を消失させることが初め
て可能になる。さらに本発明によれば、ブライドルロー
ル3a〜3dのロール表面は、母材S50cの焼入れ加
工によってショア硬度Hs80以上とした上に、クロム
メッキ層が30〜50μm程度施されて構成され、これ
によって走間切断時のスリップ疵を確実に消失すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明のブライドルロール表面の最適粗さの領
域を示す図である。
【図3】本発明の一実施例のブライドルロールの断面を
示し、ブライドルロール本体構造物8の表面に、Crメ
ッキ層10を形成した構成を示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施例のブライドルロールの断面
を示し、ブライドルロール本体構造物8の表面に、セラ
ミック溶射層またはサーメット溶射層などの溶射層12
を施した構成を示す断面図ある。
【符号の説明】
1 溶接機 2 ミル本体 3 ブライドルロール装置 3a〜3d ブライドルロール 4 ピンチロール 5 走間シャー 6 巻取りリール 7 鋼帯 8 ブライドルロール本体構造物 9 母材表面 10 Crメッキ層 11 極端なダル目凸部 12 セラミックまたはサーメット等の溶射層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 39/08 B21B 27/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷延鋼帯7を溶接する溶接機1と、 この鋼帯7を圧延するミル本体2と、 4本の各ブライドルロール3a〜3d毎に、各モータで
    個別的に鋼帯7に張力を作用させるブライドルロール装
    置3と、 ピンチロール4と、 鋼帯7を切断する走間シャー5と、 鋼帯7を巻取る巻取りリール6a,6bを有するカロー
    ゼルリール6とが、この順序で配置され、 ピンチロール4は、冷間圧延運転中は開放し、走間シャ
    ー5による鋼帯7の切断後、後続の鋼帯7を、カローゼ
    ルリール6の待機リールまで通板させて張力を保持し、 ブライドルロール装置3は、 鋼帯7に、巻取りリール6a,6bで巻付けている張力
    よりも高い張力を、ミル本体2の出側で付与し、 ブライドルロール3a〜3dのロール表面の中心平均粗
    さ(Ra)を2.5μm以上になるようにダルショット
    加工を施し、研磨加工によってダル目の極端に大きな凸
    部を除去して、最大粗さ(Rmax)を27μm以下に
    なるようにし、 ブライドルロール3a〜3dを個別的に駆動する各モー
    タの負荷電流が一定となるように負帰還制御を行うこと
    を特徴とする連続式冷間圧延設備。
  2. 【請求項2】 冷延鋼帯7を溶接する溶接機1と、 この鋼帯7を圧延するミル本体2と、 4本の各ブライドルロール3a〜3d毎に、各モータで
    個別的に鋼帯7に張力を作用させるブライドルロール装
    置3と、 ピンチロール4と、 鋼帯7を切断する走間シャー5と、 鋼帯7を巻取る巻取りリール6a,6bを有するカロー
    ゼルリール6とが、この順序で配置され、 ピンチロール4は、冷間圧延運転中は開放し、走間シャ
    ー5による鋼帯7の切断後、後続の鋼帯7を、カローゼ
    ルリール6の待機リールまで通板させて張力を保持し、 ブライドルロール装置3は、 鋼帯7に、巻取りリール6a,6bで巻付けている張力
    よりも高い張力を、ミル本体2の出側で付与し、 ブライドルロール3a〜3dのロール表面の中心平均粗
    さ(Ra)を2.5μm以上になるようにダルショット
    加工を施し、研磨加工によってダル目の極端に大きな凸
    部を除去して、最大粗さ(Rmax)を27μm以下に
    なるようにし、 ブライドルロール3a〜3dを個別的に駆動する各モー
    タを、ミル本体2の張力7の出側張力が予め定める一定
    値になるように負帰還制御を行うことを特徴とする連続
    式冷間圧延設備。
  3. 【請求項3】 ブライドルロール3a〜3dは、母材S
    50cにショア硬度Hs80以上に焼入れ加工され、前
    記ロール表面は、30〜50μm程度のCrメッキ層か
    ら成ることを特徴とする請求項1または2記載の連続式
    冷間圧延設備。
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