JP2510716Y2 - プロジェクタ型車両用前照灯 - Google Patents

プロジェクタ型車両用前照灯

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JP2510716Y2
JP2510716Y2 JP1990044582U JP4458290U JP2510716Y2 JP 2510716 Y2 JP2510716 Y2 JP 2510716Y2 JP 1990044582 U JP1990044582 U JP 1990044582U JP 4458290 U JP4458290 U JP 4458290U JP 2510716 Y2 JP2510716 Y2 JP 2510716Y2
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晴雄 奥田
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、出射光の色を変えることができるプロジェ
クタ型車両用前照灯に係り、特に外観上の美感を損うよ
うなことがない可変色形のプロジェクタ型車両用前照灯
に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の車両用前照灯としては、補助タイプの
車両用前照灯ではあるが、例えば実公昭64−346号公報
に記載のものがある。
この車両用前照灯は、スポットランプとしての灯具本
体の上部左右両側にフォグランプ用レンズカバーの両端
を回動可能に取り付けたものである。前記フォグランプ
用レンズカバーを上方に回動させて開状態にすると、灯
具本体の前面レンズから集束光が前方に投射される。ま
た、前記フォグランプ用レンズカバーを前方に回動させ
て閉状態にすると、灯具本体の前面レンズを経てフォグ
ランプ用レンズカバーから分散光が前方に投射される。
ここで、上述の車両用前照灯において、灯具本体の前
面レンズとフォグランプ用レンズとの色を変えた場合、
例えば前面レンズを無色の光透過性にし、一方フォグラ
ンプ用レンズを有色(黄色等)の光透過性とした場合。
前記フォグランプ用レンズカバーを前方に回動させて閉
状態にすると、灯具本体の前面レンズを経てフォグラン
プ用レンズカバーから有色光、例えば黄色光が前方に投
射され、また前記フォグランプ用レンズカバーを上方に
回動させて開状態にすると、灯具本体の前面レンズから
白色光が前方に投射され、この結果出射光の色を変える
ことができることとなる。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上述のようにして出射光の色を変えること
ができるようになした車両用前照灯は、灯具本体の上部
左右両側にフォグランプ用レンズカバーの両端を回動可
能に取り付けたものであるから、フォグランプ用レンズ
カバーが常時露出しており、特に白色光の出射時におい
ては、フォグランプ用レンズカバーが開状態にあって灯
具本体の上部に位置するため、外観上の美感に問題があ
る。
なお、この可変色形の車両用前照灯の考案をプロジェ
クタ型車両用前照灯に適用したとしても上述の外観上の
美感の問題は解決されない。
そこで、外観上の美感を損うことのない可変色形のプ
ロジェクタ型車両用前照灯が先に出願された。このプロ
ジェクタ型車両用前照灯としては、例えば実願昭63−94
17号(実開平1−113904号)のマイクロフィルムに記載
のものがある。このプロジェクタ型車両用前照灯は、凸
レンズ(5)と反射鏡(1)との間に、閉状態で着色光
を凸レンズ(5)から前方に投射し、かつ開状態で白色
光を凸レンズ(5)から前方に投射するフィルタ(21)
を、開閉可能に配設したものである。
本考案の目的は、上述の可変色形のプロジェクタ型車
両用前照灯の改良に係り、駆動装置のモータの出力軸に
固定されたウォームの変形を防ぐことができ、また着色
透孔体の開閉とスイッチ装置のコンタクトの作動とを正
確に連動させることができるプロジェクタ型車両用前照
灯を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の目的を達成するために、着色透孔体
に第1ホイールが固定されており、スイッチ装置のコン
タクトが第2ホイールに固定されており、この第1ホイ
ールと第2ホイールとがモータの出力軸に固定されたウ
ォームの両側に直接噛み合っていることを特徴とする。
[作用] 本考案は、ウォームの両側に第1ホイールと第2ホイ
ールとがそれぞれ噛み合っているので、ウォームの片側
にホイールが噛み合っているものと比較して、回転力伝
達時の横荷重によってウオームが変形するのを防ぐこと
ができる。また、ウォームに第1ホイールと第2ホイー
ルとがそれぞれ直接に噛み合っているので、バックラッ
シが少なく、その分第1ホイールによる着色透孔体の開
閉と第2ホイールによるコンタクトの作動とを正確に連
動させることができる。
[実施例] 以下、本考案に係るプロジェクタ型車両用前照灯の一
実施例を添付図面を参照して説明する。
図において、1は前面側(内面側)に回転楕円面の反
射面10を有する反射鏡で、この反射鏡1の光軸Z−Zが
通る後部に取付孔11を設ける。
2はバルブホルダで、このバルブホルダ2は一端を閉
塞しかつ他端を開口したほぼ中空状の円筒形をなす。そ
の閉塞端に透孔20を設け、かつその閉塞端の透孔20の縁
に小突起21を設ける。一方開口端の縁に鍔部22を設け
る。このバルブホルダ2の鍔部22を前期反射鏡1の取付
孔11にスクリュウ23により固定する。
3は取付スプリングで、この取付スプリング3の一端
部を前記バルブホルダ2に回動可能に取付ける。
4は光源としてのバルブで、このバルブ4はフィラメ
ント(図示せず)を封入したガラス管球40と、そのガラ
ス管球40の後部に設けた口金部41と、その口金部41より
後方に突設した端子42と、その口金41の中間部に設けた
鍔部43とからなる。このバルブ4のガラス管球40を前記
バルブホルダ2の透孔20から反射鏡1の反射面10側に光
軸Z−Z方向に沿って挿入し、そのバルブ4の鍔部43を
前記バルブホルダ2の透孔20の縁の小突起21に当接さ
せ、取付スプリング3の中間部を前記バルブ4の鍔部43
の後方から押圧させながら、その取付スプリング3の他
端をバルブホルダ2に係止させることにより、バルブ4
のフィラメントが反射鏡1の焦点Fの付近に位置するよ
うに、バルブ4が反射鏡1に着脱可能に取付けられる。
5は前記反射鏡1で反射された反射光を前方に投射す
る凸レンズで、この凸レンズ5は前記反射鏡1の前方に
配設されており、すなわちリテーナ50およびフレーム51
を介して前記反射鏡1に、反射鏡1と光軸Z−Zを共有
し得るように支承されている。
52は前記フレーム51に取付けたシエードで、このシエ
ード52は前記反射鏡1の前方でかつ前記光源バルブから
出射した光が前記反射鏡1で反射されて焦点を結ぶ位置
の近傍に配設されており、かつカットラインを有する。
上述の反射鏡1、バルブホルダ2、取付スプリング
3、バルブ4、凸レンズ5、シエード52などで構成され
たプロジェクタユニットを、ハウジング(図示せず)お
よび素通し又は必要に応じてレンズ素子が設けられてい
る前面カバー(図示せず)内に収納する。
6は着色透光体で、この着色透光体6は第6図乃至第
8図に示すように、リム60と、ステー61と、着色透光板
62とからなる。
前記リム60は薄鋼板を断面コの字形の折曲げ、かつ正
面ほぼU字形に折曲げてなる。このリム60の左右両端の
中央片を上方に平板状に若干延設して加締部63(第7図
および第8図の一点鎖線にて示す。)を形成する。
前記ステー61は薄鋼板を平面L字形に折曲げ、さらに
平面くの字形に折曲げてなる。このステー61の一端にバ
ーリング加工により角穴を有する角筒形状の軸受部64を
設ける。このステー61の他端を前記リム60の左右両端の
中央片の外側にスポット溶接または溶接によりそれぞれ
固定する。
前記着色透光板62は、例えば黄色のガラス板からな
る。この着色透光板62を前記リム60の断面コの字形の中
に差込み、そのリム60の加締部63を第7図の矢印に示す
ように着色透光板62の上辺の左右に加締付けて、着色透
光板62をリム60に固定する。このようにして、着色透光
体6が構成される。
7は前記着色透光体6を前記反射鏡1とシエード52と
の間でかつ前記プロジェクタユニットのフレーム51に開
閉可能に取り付ける取付装置でる。この取付装置7は、
前記プロジェクタユニットのフレーム51の左右両側にス
クリュウ70でそれぞれ固定した左右取付板71および72
と、その左右取付板71および72にそれぞれ加締付けて固
定した閉状態規制用の上ストッパ73および開状態規制用
の下ストッパ74と、前記左右取付板71および72にそれぞ
れ加締付けて固定したブッシュ75と、前記右取付板71の
ブッシュ75中に回転可能に挿通したノブ76とからなる。
前記着色透光体6の左右の軸受部64を、前記取付装置
7のノブ76の先端角柱形状の角軸部77と、後述の第1ホ
イール84の角軸部88とに、それぞれ外嵌し、かつワッシ
ャ78およびスクリュウ79により固定する。この結果、前
記着色透光体6は、前記反射鏡1とシエード52との間に
おいて、上下ストッパ73と74との間を開閉可能に取り付
けられる。
8は前記着色透光体6を開閉駆動する駆動装置であ
る。この駆動装置8は、前記左取付板72にフック80およ
びスクリュウ81により取り付けたモータ82と、そのモー
タ82の出力軸に固定したウオーム83と、前記左取付板72
のブッシュ75中に回転自在に取り付け、かつ前記ウオー
ム83の一側に噛み合わせた駆動用の第1ホイール84とか
らなる。前記ウオーム83の端面にドライバーなどの工具
が係合する係合溝85を設け、モータ82が故障した時など
において、ドライバーを用いて手動で前記着色透光体6
を開閉できるように構成する。前記第1ホイール84は、
ホイール部86と、円柱状の円軸部87と、角柱状の角軸部
88とから一体に構成されている。この円軸部87を前記左
取付板72のブッシュ75中に回転自在に取り付け、かつ前
記角軸部88に前記着色透光体6の軸受部64を上述のよう
にして固定する。
9は前記駆動装置8を介して前記着色透光体6を開閉
操作するスイッチ装置である。このスイッチ装置9は、
前記左取付板72にスクリュウなどで固定したパターン用
プリントサーキット90と、前記左取付板72に回転可能に
取り付けた軸91と、その軸91の角軸部にEリング92によ
り固定した位置決め用の第2ホイール93およびコンタク
ト94と、運転席に設けた連動式の手動スイッチ95とから
なる。
前記パターン用プリントサーキット90は、リング状の
ものを3分割して第1部分901と、第2部分902と、第3
部分903とからなる。前記コンタクト94は、前記パター
ン用プリントサーキット90の第1部分901と、第2部分9
02と、第3部分903とにそれぞれ接離可能に対向させて
なる第1接点941と、第2接点942と、第3接点943とを
有する。このパターン用プリントサーキット90の第1部
分901,第2部分902,第3部分903と、コンタクト94の第
1接点941,第2接点942,第3接点943とは、下記の相対
位置関係にある。
すなわち、着色透光体6が第1図および第3図の一点
鎖線に示すように下ストッパ74に当接した開状態にある
ときは、第4図に示すように、第1接点941が第1部分9
01に接触しており、第2接点942が第2部分902より離れ
ており、第3接点943が第3部分903に接触している。ま
た、着色透光体6が第1図および第3図の実線に示すよ
うに上ストッパ73に当接した閉状態にあるときは、第5
図に示すように、第1接点941が第1部分901に接触して
おり、第2接点942が第2部分902に接触しており、第3
接点943が第3部分903より離れている。
前記スイッチ装置9のパターン用プリントサーキット
90および手動スイッチ95と、前記モータ82と、バツテリ
ー(直流12V)96と、2個のダイオード97および98と
を、第4図に示すように、配線する。すなわち、バツテ
リー96のプラス極に2個のダイオード97および98のアノ
ードをそれぞれ並列に接続し、その2個のダイオード97
および98のカソードにパターン用プリントサーキット90
の第2部分902および第3部分903をそれぞれ接続する。
パターン用プリントサーキット90の第1部分901に一方
の手動スイッチ95−1のc1接点を接続する。この一方の
手動スイッチ95−1のa1接点と他方の手動スイッチ95−
2のb2接点とを、また一方の手動スイッチ95−1のb1接
点と他方の手動スイッチ95−2のa2接点とを、それぞれ
接続する。前記一方の手動スイッチ95−1のa1接点およ
び前記他方の手動スイッチ95−2のa2接点にモータ82を
接続する。前記他方の手動スイッチ95−2のc接点に前
記バッテリー96のマイナス極を接続する。
この実施例における本考案のプロジェクタ型車両用前
照灯は、以上の如き構成からなり、以下その操作作動に
ついて説明する。
まず、着色透光体6が第1図および第3図の一点鎖線
に示すように下ストッパ74に当接した開状態にあるとき
は、着色透光体6がシエード52の背面に隠れているの
で、この状態でバルブ4を点灯すると、バルブ4から出
射した光が反射鏡1で反射され、その反射光がシエード
52の近傍で焦点を結び、さらにその反射光が白色光とし
て凸レンズ5を経て前方に投射される。
上述の状態、すなわちスイッチ装置9の電気回路が第
4図に示すような状態において、手動スイッチ95を実線
の状態から破線の状態に切換える。すると、バッテリー
96からの電流が、ダイオード98→第3部分903→第3接
点943→コンタクト94→第1接点941→第1部分901→一
方の手動スイッチ95−1のc1接点→a1接点→モータ82→
他方の手動スイッチ95−2のa2接点→c2接点→バッテリ
ー96と実線矢印のように流れる。
この結果、モータ82が回転し、その回転力がウオーム
83および第1ホイール84を介して着色透光体6に伝達
し、その着色透光体6が上ストッパ73に当るまで上方に
回動して一点鎖線に示す開状態から実線に示す閉状態に
切換わる。一方、前記モータ82の回転力がウオーム83お
よび第2ホイール93を介してコンタクト94に伝達し、そ
のコンタクト94が時計方向に回転し、前記着色透光体6
が上ストッパ73に当接したところで、前記コンタクト94
は第4図に示す状態から第5図に示す状態に切換わり、
第3接点943が第3部分903から離れて上述の電流の流れ
が遮断され、モータ82の回転が停止する。
上述の操作により着色透光体6が第1図および第3図
の実線に示すように上ストッパ73に当接した閉状態にあ
るときは、着色透光体6がシエード52の上より突出して
いるので、この状態でバルブ4を点灯すると、バルブ4
から出射した光が反射鏡1で反射され、その反射光が着
色透光体6の黄色ガラス板62を透過して黄色い着色光と
なり、その黄色い着色反射光がシエード52の近傍で焦点
を結び、さらに凸レンズ5を経て前方に投射される。
次に、上述の状態、すなわちスイッチ装置9の電気回
路が第5図に示すような状態において、手動スイッチ95
を破線の状態から実線の状態に切換える。すると、バッ
テリー96からの電流が、ダイオード97→第2部分902→
第2接点942→コンタクト94→第1接点941→第1部分90
1→一方の手動スイッチ95−1のc1接点→b1接点→モー
タ82→他方の手動スイッチ95−2のb2接点→c2接点→バ
ッテリー96と破線矢印のように流れる。
この結果、モータ82が逆回転し、その回転力がウオー
ム83および第1ホイール84を介して着色透光体6に伝達
し、その着色透光体6が下ストッパ74に当るまで下方に
回動して実線に示す閉状態から一点鎖線に示す開状態に
切換わる。一方、前記モータ82の回転力がウオーム83お
よび第2ホイール93を介してコンタクト94に伝達し、そ
のコンタクト94が反時計方向に回転し、前記着色透光体
6が下ストッパ74に当接したところで、前記コンタクト
94は第5図に示す状態から第4図に示す状態に切換わ
り、第2接点942が第2部分902から離れて上述の電流の
流れが遮断され、モータ82の回転が停止する。この操作
により着色透光体6が第1図および第3図の1点鎖線に
示すように下ストッパ74に当接した開状態となる。
このように、この実施例における本考案のプロジェク
タ型車両用前照灯は、着色透光体6を開くと、白色光が
出射され、また着色透光体6を閉じると、黄色い有色光
が出射され、その結果出射光の色を変えることができ
る。しかも、上述の着色透光体6は、灯具本体のハウジ
ングおよび前面カバー内のシエード52と反射鏡1との間
に開閉可能に配設されているので、着色透光体6が灯具
本体外に露出して外観上の美感を損うようなことはな
い。
しかも、この実施例における本考案のプロジェクタ型
車両用前照灯は、ウォーム83の両側に第1ホイール84と
第2ホイール93とがそれぞれ噛み合っているので、ウォ
ームの片側にホイールが噛み合っているものと比較し
て、回転力伝達時の横荷重によってウオーム83が変形す
るのを防ぐことができる。また、ウォーム83に第1ホイ
ール84と第2ホイール93とがそれぞれ直接に噛み合って
いるので、バックラッシが少なく、その分第1ホイール
84による着色透孔体6の開閉と第2ホイール93によるコ
ンタクト94の作動とを正確に連動させることができる。
なお、上述のスイッチ装置9としては例えば実公昭64−
346号公報に記載のものを使用しても良い。
特に、この実施例においては、下記の実施例の独特の
効果を達成することができる。
着色透光体6をシエード52と反射鏡1との間に開閉可
能に配設したものであるから、着色透光体6が開状態に
あるときには、その着色透光体6がシエード52の背面側
に収納されて隠れるので、バルブ4消灯時に着色透光体
6を開状態にすれば、灯具の前方から見たときに着色透
光体6が見えず灯具本体の前面カバーが黄色に見えるよ
うなことがない。
また、駆動装置8のウオーム83の端面に係合溝85を設
けたものであるから、モータ82などが故障しても、ドラ
イバーなどの工具を前記係合溝85に係合させてウオーム
83を回転させることにより、着色透光体6を手動で開閉
させて投射光の色を変えることができる。
さらに、駆動用の第1ホイール84が噛み合う駆動装置
8のウオーム83にスイッチ装置9の位置決め用の第2ホ
イール93を噛み合わせたものであるから、1本のウオー
ム83で駆動用とスイッチの位置決め用とに兼用でき、そ
の分部品点数を軽減することができる。
さらにまた、着色透光体6はリム60に黄色ガラス板62
を差込みと加締とにより固定したものであるから、その
固定作業が簡単である。しかも、着色透光体6のステー
61に、バーリング加工により角穴を有する角筒形状の軸
受部64を設けたので、第1ホイール84からの回転力が着
色透光体6に確固に伝達され、かつその第1ホイール84
およびノブ76の角軸部88および77を傷めない。
なお、本考案のプロジェクタ型車両用前照灯は、上述
の実施例にのみ限定されるものではない。
[考案の効果] 以上から明らかなように、本考案のプロジェクタ型車
両用前照灯は、凸レンズと反射鏡との間に、閉状態で着
色光を前記凸レンズから前方に投射し、かつ開状態で白
色光を前記凸レンズから前方に投射する着色透光体を、
開閉可能に配設したものであるから、着色透光体を閉じ
ると、白色光が出射され、また着色透光体を開くと、有
色光が出射され、その結果出射光の色を変えることがで
きる。しかも、上述の着色透光体は凸レンズと反射鏡と
の間に、すなわち灯具本体内に開閉可能に配設されてい
るので、着色透光体が灯具本体外に露出して外観上の美
感を損うようなことはない。
しかも、本考案のプロジェクタ型車両用前照灯は、ウ
ォームの両側に第1ホイールと第2ホイールとがそれぞ
れ噛み合っているので、ウォームの片側にホイールが噛
み合っているものと比較して、回転力伝達時の横荷重に
よってウオームが変形するのを防ぐことができる。ま
た、ウォームに第1ホイールと第2ホイールとがそれぞ
れ直接に噛み合っているので、バックラッシが少なく、
その分第1ホイールによる着色透孔体の開閉と第2ホイ
ールによるコンタクトの作動とを正確に連動させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案に係るプロジェクタ型車両用前照灯の
一実施例を示し、第1図は要部の側面図、第2図は第1
図におけるII−II線断面図(なお図面状ハッチングを省
略する。)、第3図は着色透光体の作動状態を示した説
明図、第4図は着色透光体が開状態時におけるスイッチ
機構などの電気回路図、第5図は着色透光体が閉状態時
におけるスイッチ機構などの電気回路図、第6図は着色
透光体の平面図、第7図は着色透光体の正面図、第8図
は第7図におけるVIII−VIII線断面図である。 1……反射鏡、2……バルブホルダ、3……取付スプリ
ング、4……バルブ、5……凸レンズ、52……シエー
ド、6……着色透光体、7……取付装置、8……駆動装
置、9……スイッチ装置。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】反射鏡と、その反射鏡の焦点近傍に配設し
    た光源バルブと、前記反射鏡および光源バルブの前方で
    かつ前記光源バルブから出射した光が前記反射鏡で反射
    されて焦点を結ぶ位置の近傍に配設したカットラインを
    有するシエードと、前記シエードの前方に配設し前記反
    射光を前方に投射する凸レンズと、前記凸レンズと前記
    反射鏡との間に開閉可能に配設し閉状態で着色光を前記
    凸レンズから前方に投射しかつ開状態で白色光を前記凸
    レンズから前方に投射する着色透光体と、前記着色透孔
    体を開閉駆動する駆動装置と、前記駆動装置を介して前
    記着色透孔体を開閉操作するスイッチ装置と、を備えて
    なるプロジェクタ型車両用前照灯において、 前記駆動装置は、モータと、このモータの出力軸に固定
    されたウォームと、前記着色透孔体に固定された第1ホ
    イールとからなり、 前記スイッチ装置は、コンタクトが固定された第2ホイ
    ールを備え、 前記第1ホイールと前記第2ホイールとは前記ウォーム
    の両側に直接噛み合っていることを特徴とするプロジェ
    クタ型車両用前照灯。
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JPH046084Y2 (ja) * 1987-03-31 1992-02-20
JPH0411284Y2 (ja) * 1988-01-27 1992-03-19
JPH0414801Y2 (ja) * 1988-01-27 1992-04-03

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