JP2579262Y2 - 車両用前照灯 - Google Patents

車両用前照灯

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JP2579262Y2
JP2579262Y2 JP1993014604U JP1460493U JP2579262Y2 JP 2579262 Y2 JP2579262 Y2 JP 2579262Y2 JP 1993014604 U JP1993014604 U JP 1993014604U JP 1460493 U JP1460493 U JP 1460493U JP 2579262 Y2 JP2579262 Y2 JP 2579262Y2
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JP
Japan
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optical axis
lens
lamp
variable
filter
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JP1993014604U
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JPH0668209U (ja
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洋彦 大塩
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、道路状況に合わせて前
照灯の配光パターンと照射光色をともに変化させること
ができる車両用前照灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車等車両用の灯具として
は、一般色(無色)の前照灯や、道路状況に応じて使用
する有色(一般には黄色)のフォグランプが使用されて
おり、また前照灯においては、照射光束の配光パターン
を運転状況に合わせて切り換えることができる、所謂配
光可変型の灯具が使用されている。そして、道路状況や
運転状況に応じて照射光色と配光パターンをそれぞれ変
えて走行の安全性を図るため、一般に自動車等の車両に
は配光パターン可変型の前照灯とフォグランプを並設す
る構造になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の灯具構
造にあっては、一個の灯具で配光パターンと照射光色を
共に変化させるようにしたものがないため、常時二個の
灯具を並設しけなければならず、設置スペースが大きく
なるばかりでなく、自動車等車両の車体前面側のデザイ
ンが規制されるという問題を有していた。
【0004】本考案は、上記問題に鑑みて創案されたも
のであり、配光パターンと照射光色を変更する両機能を
備えた灯具を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案に係る車両用前照灯は、リフレクタの前方光
軸上に点灯用のバルブを配置し、更にその前方光軸上に
前面レンズを配置した灯具において、上記前面レンズと
バルブ間に、光軸方向変位可能に枢設した移動レンズを
配置し、レンズ変位駆動手段によって進退制御駆動変位
する配光可変機構部と、上記移動レンズとバルブ間に、
光軸を横断する方向に出退自在に枢設したフィルターを
配置し、フィルター変位駆動手段によって光軸位置に出
退制御駆動変位する照射光色可変機構部とから構成し、
照射光色と配光パターンの両機能を可変構造にしたこと
を要旨とするものである。
【0006】
【作用】上記車両用前照灯は、照射光色可変機構部のフ
ィルターを黄色に設定することによって、霧等が発生し
て乱反射等によって前方視界が妨げられるときに、従来
のフォグランプと同様に使用することができる。即ち、
フィルター変位駆動手段を作動してフィルターを光軸位
置に移動することにより、バルブからの直接光束とリフ
レクタによる反射光束を黄色の透過光束に着色し、フォ
グランプとして有用な黄色着色光にするものである。
【0007】また上記車両用前照灯は、フィルターの使
用時又は非使用時に関係なく、配光可変機構部の移動レ
ンズをレンズ変位駆動手段によって光軸方向に変位駆動
して前面レンズに対する相対位置を変えることができる
ため、前方照射光束を平行光束または拡散光束に変更し
て運転状況に合わせて選択することができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案に係る車両用前照灯の一実施例
を図面に従って説明する。図1は、構成を示す分解斜視
図、図2及び図3は要部の作動を示す説明図であり、車
両用灯具は、リフレクタ1の前方光軸L上に点灯用のバ
ルブ2と前面レンズ3を配置した灯具において、上記前
面レンズ3とバルブ2間に移動レンズ4を配置した配光
可変機構部5、及び移動レンズ4とバルブ2間に、フィ
ルター6を配置した照射光色可変機構部7を構成したも
のである。
【0009】灯具ケース8の後端に固設した上記リフレ
クタ1は、光軸Lを構成する放物反射鏡面1aを有し、
その後端に固設したバルブソケット9を介して、略第一
焦点に位置するように上記バルブ2を取り付ける。そし
て、灯具ケース8の開口面を横方向に等ピッチで多数の
シリンドリカルなレンズステップ3a,3a…を並列し
た前面レンズ3によって覆い、灯室10を構成する。
【0010】11は、上記リフレクタ1の後端に固着突
設したブラケットであり、リフレクタ1の上端間に軸設
し、両側に突設したリンクピボット軸12とブラケット
11の上端間に軸設し、両側に突設したリンクピボット
軸13には、同長の前リンク14と後リンク15の上端
がそれぞれ軸着してあり、両下端を連結杆16の前後端
とそれぞれピン軸17,18を介して回動自在(矢印
A)に連結した平行リンク19を構成してある。上記移
動レンズ4は、該連結杆16の前端に一体に構成したレ
ンズ枠16aに支承されており、前記前面レンズ3と同
ピッチ,同方向のシリンドリカルなレンズステップ4
a,4a…を構成すると共に、光軸L上をリフレクタ1
の第二焦点位置を中心とするストロークをもって揺動自
在に平行変位(矢印B)するように枢設したものであ
る。
【0011】上記ブラケット11には回転角制御モータ
20が固設してあり、該回転角制御モータ20の出力軸
に軸着したクランク21と上記平行リンク19の連結杆
16間を変位杆22によって連結し、回転角制御モータ
20の回転位置により、平行リンク19を介して移動レ
ンズ4の光軸上位置を変更する配光可変機構部5を構成
してある。
【0012】24a,24bは、前記ブラケット11の
後端部上面に突設した一対のピン軸25a,25bに、
上端部の軸受孔26をそれぞれ外挿し、回動自在に軸設
したフィルターフレームであり、それぞれ側枠部から前
方に四半円弧状に延びる黄色のフィルター板6を突設
し、該両フィルター板6を前記リフレクタ1に穿設した
スリット孔1b,1bからバルブ2の前方光軸L方向に
円弧状軌跡を描いて進入又は後退する構構造になってい
る。
【0013】上記フィルターフレーム24a,24bの
軸受孔26,26位置には、それぞれ平ギヤ28,28
が固着してあり、互いに噛合して逆向きに回動連結する
と共に、一方のフィルターフレーム24aに穿設した長
孔29をブラケット11に固設したロータリーソレノイ
ド30の出力軸に固着したクランク軸31に外挿し、該
クランク軸31端をオーバーセンタースプリング32に
よって弾性付勢し、前又は後位置(矢印C)に安定保持
するようにした照射光色可変機構部7を構成する。
【0014】そして、上記車両用前照灯は図2に示すよ
うに、照射光色可変機構部7のロータリーソレノイド3
0を前側又は後側回転位置に回動変位(矢印D)するこ
とによって、クランク軸31と長孔29を係合したフィ
ルターフレーム24a,24bが角度変位(矢印E)
し、円弧状のフィルター板6,6がバルブ2の前方位置
に進出又は後退する。このことにより、バルブ2からの
直接光束とリフレクタ1による反射光束を黄色の透過光
束に着色し、フォグランプとして有用な黄色着色光にす
るものである。
【0015】また図3に示すように、回転角制御モータ
20を駆動して回動位置を変更すると、クランク21の
位置が変わる(矢印F)ため、変位杆22を介して(矢
印G)平行リンク19に支承された移動レンズ4が前面
レンズ3に対して光軸L方向に変位する。その結果、前
面レンズ3の各レンズステップ3a,3aの焦点位置と
移動レンズ4の各レンズステップ4a,4aの位置が変
わり、透過光束の収束又は拡散が生じる。この光束の収
束・拡散は、フィルター板6,6の使用時又は非使用時
に関係なく行われ、運転状況及び道路状況に合わせて選
択することができる。
【0016】尚、上記実施例においては、配光可変機構
部5のレンズ変位駆動手段を回転角制御モータ20、照
射光色可変機構部7のフィルター変位駆動手段をロータ
リーソレノイド30によって構成した構造について説明
したが、該部駆動機構はスラストソレノイド等の他の装
置に置き換えて設計することができることはいうまでも
ない。
【0017】
【考案の効果】本考案に係る車両用前照灯は、上記の如
く一個の灯具に運転状況によって照射光束を収束又は拡
散するための配光可変機能を有する配光可変機構部と、
道路状況によって照射光色を変更する照射光色変更機能
を有する照射光色可変機構部を構成したことにより、灯
具の外形を殆ど変えることなく二つの機能をもたせるこ
とができる特徴を有するものであり、従来二灯を必要と
していた車両前側の灯具配置を有効に設定することがで
きる等、本考案の実施により得られる効果は極めて大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車両用灯具の一実施例を示す灯具
ケースを除去した分解斜視図である。
【図2】同照射光色可変機構部の作動を示す要部平面図
である。
【図3】同配光可変機構部の作動を示す要部側面図であ
る。
【符号の説明】
1 リフレクタ 2 バルブ 3 前面レンズ 4 移動レンズ 5 配光可変機構部 6 フィルター板 7 照射光色可変機構部 8 灯具ケース 10 灯室 11 ブラケット 19 平行リンク 20 回転角制御モータ 24a,24b フィルターフレーム 28 平ギヤ 30 ロータリーソレノイド 32 オーバーセンタースプリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフレクタの前方光軸上に点灯用のバル
    ブを配置し、更にその前方光軸上に前面レンズを配置し
    た灯具において、 前記前面レンズとバルブ間に、光軸方向変位可能に枢設
    した移動レンズを配置し、レンズ変位駆動手段によって
    進退制御駆動変位する配光可変機構部と、 前記移動レンズとバルブ間に、光軸を横断する方向に出
    退自在に枢設したフィルターを配置し、フィルター変位
    駆動手段によって光軸位置に出退制御駆動変位する照射
    光色可変機構部とから構成してなり、 照射光色と配光パターンの可変構造にしたことを特徴と
    する車両用灯具。
JP1993014604U 1993-03-05 1993-03-05 車両用前照灯 Expired - Lifetime JP2579262Y2 (ja)

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JPH0668209U JPH0668209U (ja) 1994-09-22
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