JP3227032B2 - 配光可変型車両用灯具のレンズ駆動機構 - Google Patents

配光可変型車両用灯具のレンズ駆動機構

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォグランプ等の車両
用灯具において、二枚のシリンドリカルレンズの相対位
置を調整変位し、照射光束の配光パターンを運転状況に
応じて可変すると共に、該配光パターンの変更に伴って
バルブの照射光色を変えることができるように構成した
配光可変型車両用灯具のレンズ駆動機構に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、図9に示すように、平行光束
を照射する光源用のバルブ50の前方光軸L上に、それ
ぞれシリンドリカルなレンズステップ52,54を形成
した固定レンズ51と可動レンズ53を配置し、両レン
ズ51,53間に可動レンズ53を光軸L方向に変位
(矢印A)して焦点方向の相対距離を変更するステップ
モータ等のアクチュエータ55を構成したヘッドランプ
やフォグランプ等の配光可変型車両用灯具が知られてい
る。
【0003】そして、アクチュエータ55により固定レ
ンズ51に対して可動レンズ53を光軸L方向(矢印
A)に変位して、両レンズ51,53のレンズステップ
52,54の焦点位置の相対関係を変えることにより、
固定レンズ51から前方へ照射する光束を収束又は拡散
するように制御する構造になっている。
【0004】また、リフレクタ56の反射鏡面57の前
方に配置した上記バルブ50には円筒状の有色透明ガラ
スで形成した着色グローブ58を外装し又は離脱させる
ように、該着色グローブ58をリフレクタ56の反射鏡
面57に対して進退可能に支持し、上記可動レンズ53
側のアクチュエータ55とは別に構成したアクチュエー
タ59によって可動レンズ53と同様に光軸L方向(矢
印B)に添って変位させ、バルブ50の照射光束の灯色
を変更するように構成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の配
光可変型車両用灯具は、可動レンズ53と着色グローブ
58を制御駆動するアクチュエータ55,59が別々に
設置構成されているため、可動レンズ53や着色グロー
ブ58の制御駆動系を含めた灯具構成が複雑になるばか
りでなく、部品点数が増加し、また動作時においても可
動レンズ53と着色グローブ58の制御駆動タイミング
がずれたり、故障発生原因が多くなる等の問題を有する
と共に、可動レンズ53と着色グローブ58の駆動機構
が大きくなり、灯具全体が大型化するという問題を併有
していた。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みて創案されたも
のであり、構造が簡単且つ小型であると共に、可動レン
ズと着色グローブを同時に制御駆動することができる配
光可変型車両用灯具のレンズ駆動機構を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る配光可変型車両用灯具のレンズ駆動機
構は、リフレクタの前方に配設した光源用のバルブから
の光を該リフレクタの反射鏡面によって灯具前方へ平行
光束として照射する車両用灯具において、平行光束を照
射する前記バルブの前方光軸上に、それぞれ縦方向に延
びるシリンドリカルなレンズステップを構成した固定レ
ンズと可動レンズを配置し、該可動レンズを光軸方向に
変位して両レンズの各レンズステップの焦点方向の相対
距離を変更して照射光束の配光を変更可能に構成すると
共に、前記バルブに外挿した円筒状の有色透明ガラスで
形成した着色グローブを前記リフレクタの反射鏡面に対
して進退可能に支持し、かつ、前記可動レンズと着色グ
ローブを上記両レンズに形成した各レンズステップのシ
リンダー形成方向に添って延設したリンクアームによっ
て構成した平行リンクによって支承し、該平行リンクを
アクチュエータによって予め設定した位置に変位するこ
とにより上記可動レンズと着色グローブを同方向又は反
対方向へ変位させることができるように構成したことを
要旨とするものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、アクチュエータを制御駆動
して平行リンクを傾け、固定レンズに対して可動レンズ
を所定位置に移動させて前方照射光束を「集光照射
光」,「中拡散照射光」又は「拡散照射光」に切り替え
る。即ち、固定レンズと可動レンズの後方からリフレク
タの反射鏡面を経由したバルブからの平行光束が照射さ
れているため、両レンズに構成したレンズステップの焦
点位置の相対関係により、固定レンズの前方に照射する
光束は、収束又は拡散する。また、上記可動レンズの移
動に伴って変位する着色グローブが反射鏡の前方に設け
たバルブに外装し、又は該バルブの前方に位置し、外装
状態においてバルブから反射鏡面に向かって照射される
光束を、該着色グロープが有する有色の透過光束として
出射し、リフレクタの前方に有色に着色された照射光束
を照射する。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る配光可変型車両用灯具の
レンズ駆動機構を図面に従って説明する。図1乃至図3
はレンズ駆動機構を具備した配光可変型車両用灯具の第
一の実施例を示すものであり、符号1は光軸Lを有する
反射鏡面3を形成したリフレクタ2を後端に固設してな
るランプボディであり、上記リフレクタ2の後部に取り
付けたバルブホルダ4には、光源用のバルブ5が交換可
能に且つ反射鏡面3の焦点Fに略位置するように設けら
れている。
【0010】また、上記ランプボディ1の前側には光軸
Lと直交するように、横方向に多数のシリンドリカルな
レンズステップ7,7…を並列した固定レンズ6を固着
してランプの前面レンズを構成すると共に、該固定レン
ズ6の背面側には、略矩形枠状の可動レンズホルダ8に
取り付けられた可動レンズ9が配置してあり、この可動
レンズ9にも横方向に多数のシリンドリカルなレンズス
テップ10,10…が固定レンズ6のレンズステップ
7,7…と等ピッチで並列した構造になっている。
【0011】本実施例では、固定レンズ6のレンズステ
ップ7はシリンドリカルな平凹レンズ、可動レンズ9の
レンズステップ10はシリンドリカルな平凸レンズによ
って形成してあり、固定レンズ6の凹面に可動レンズ9
の平面が対向するように配置した構造になっているが、
レンズステップ7及び10の形状の組合せは、必ずしも
上記平凹及び平凸の組合せに限らないことは勿論であ
る。
【0012】上記可動レンズ9を取り付けた可動レンズ
ホルダ8は、ランプボディ1の両側に構成した平行リン
ク11を介して、固定レンズ6に対して平行な対向位置
関係を保持したまま光軸L方向へ変位するように担持し
てある。この平行リンク11は、ランプボディ1の左右
両側部上縁にそれぞれ軸ピン12,12を介して回動自
在に軸着して垂下させた一対ずつの等長なリンクアーム
13,13の下端側を可動レンズホルダ8の左右両側の
枠体からそれぞれ枠面と直交するように後方に向かって
突出するように形成したホルダブラケット14,14の
端面に軸ピン15,15を介して回動自在に固着して上
記両リンクアーム13,13が平行になるように支承構
成したものである。本発明において、上記一対のリンク
アーム13,13の内、少なくとも左右何れかにおける
前側のリンクアーム13は、後側のリンクアーム13よ
りも長く、ホルダブラケット14に対する軸支部(軸ピ
ン15による固着部)の下方へ延出する延長部16を形
成し、この延長部16に後述するアクチュエータ17に
接続した連結ロッド18の先端を固着する構造になって
いる。
【0013】符号19は、円筒状の着色透明ガラスから
なる着色グローブであり、可動レンズホルダ8の下端部
から後方へ延出すると共に、その後端から上方へL字状
に曲成してなるグローブホルダ20の上部に固設し、可
動レンズ9と共に光軸Lに添って前後方向へ自在に移動
することができるように支持してある。即ち、上記平行
リンク11は、上記前側のリンクアーム13の下方に形
成した延長部16に連結ロッド18を介して連係したア
クチュエータ17によって揺動駆動されるものであり、
可動レンズホルダ8をグローブホルダ20と共に略光軸
L方向へ前後に変位駆動(矢印C)する。このアクチュ
エータ17は、ランプボディ1の後端に取り付けられ、
その出力軸(図示していない)に上記連結ロッド18の
後端を接続する構造になっている。
【0014】上記のように構成した配光可変型車両用灯
具のレンズ駆動機構は、アクチュエータ17を制御駆動
することによって連結ロッド18を介し、可動レンズ9
を光軸Lと平行に前後方向へ出退変位させ、固定レンズ
6との相対距離を変更してバルブ5の前方照射光束の配
光パターンを、例えば「集光照射光」,「中拡散照射
光」又は「拡散照射光」に切り替えると共に、これと同
時に可動レンズホルダ8の後方に一体的に構成したグロ
ーブホルダ20に支持された着色グローブ19を上記可
動レンズ9と共に光軸Lと平行に前後方向へ変位させて
バルブ5の照射光束を「無着色照射光色」と「着色照射
光色」に切り換える。
【0015】即ち、可動レンズ9と着色グローブ19が
前進した位置(図3(a)参照)では、バルブ5の前方
照射光束が集光されて「集光照射光束」を照射すると共
に、着色グローブ19がリフレクタ2の反射鏡面3の焦
点F位置に支持したバルブ5の前方へ前進するため、該
バルブ5から反射鏡面3に向かって照射される光束が該
着色グローブ19と干渉することがなく、リフレクタ2
の反射鏡面3によって前方へ照射される無着色の照射光
色を得ることができる。
【0016】また、可動レンズ9と着色グローブ19が
後退した位置(図3(b)参照)では、バルブ5の前方
照射光束が拡散され、バルブ5の前方照射光束が「中拡
散照射光束」又は「拡散照射光束」を照射すると共に、
着色グローブ19が反射鏡面3の焦点F位置にあるバル
ブ5に外装するような配置になり、バルブ5から反射鏡
面3に向かって照射される光束が、着色グローブ19に
よって黄色等の透過光束を形成し、リフレクタ2の反射
鏡面3によって前方へ照射される黄色等の照射光色を得
ることができる。
【0017】図4乃至図7は、本発明の第二の実施例を
示すものであり、以下に上記第一の実施例と異なる部分
について説明する。本実施例において、可動レンズ9を
取り付けた可動レンズホルダ8は、ランプボディ1の両
側に構成した平行リンク11を介して、固定レンズ6に
対して平行に変位するように担持してある。この平行リ
ンク11は、左右両側の枠体からそれぞれ枠面と直交す
るように後方に向かってホルダブラケット14,14を
突設し、一対の連動シャフト21,21を上記ランプボ
ディ1の上端に、それぞれ固定レンズ6と平行に且つ回
動自在に軸設すると共に、その左右両側をそれぞれ一対
づつの等長のリンクアーム13,13の上端とそれぞれ
回動しないように固着し、該一対ずつの左右のリンクア
ーム13,13を各中腹部においてホルダブラケット1
4とそれぞれ軸ピン15を介して回動自在に且つ前後の
リンクアーム13,13が平行になるように支承し、一
対ずつ左右のリンクアーム13,13の下端間にグロー
ブリンク22を掛け渡し固定したものである。このグロ
ーブリンク22は、着色グローブ19を支持固定するた
めのものであり、該グローブリンク22の略中央部上
面、即ち光軸Lの下方に支持アーム23を植設し、その
上端に着色グローブ19を支持し、可動レンズ9と共に
揺動変位するように構成してある。尚、一対のリンクア
ーム13,13の一方については、図7に示すように、
軸ピン15より下側部分をリンクアーム13とは別体に
形成した従動型のアームを連結する構造であってもよ
い。
【0018】本実施例においても、上記第一の実施例と
同様に、可動レンズ9と着色グローブ19が前進した位
置では、バルブ5の前方照射光束が集光されて「集光照
射光束」を照射すると共に、着色グローブ19がリフレ
クタ2の反射鏡面3の焦点F位置に支持したバルブ5の
前方へ前進するため、該バルブ5から反射鏡面3に向か
って照射される光束が該着色グローブ19と干渉するこ
とがなく、リフレクタ2の前方へ照射される無着色の照
射光色を得ることができる。また、可動レンズ9と着色
グローブ19が後退した位置では、バルブ5の前方照射
光束が拡散されてバルブ5の前方照射光束の配光パター
ンが「中拡散照射光束」又は「拡散照射光束」に切り替
わると共に、着色グローブ19が反射鏡面3の焦点F位
置にあるバルブ5に外装するような配置になり、該バル
ブ5から反射鏡面3に向かって照射される光束が、着色
グローブ19によって黄色等の透過光束を形成し、リフ
レクタ2の反射鏡面3によって前方へ照射される黄色等
の照射光色を得ることができる。
【0019】尚、本実施例においては、可動レンズ9を
取り付けた可動レンズホルダ8のホルダブラケット14
がリンクアーム13の中腹部に支持され、リンクアーム
13の上端を支点として回動する構造になると共に、着
色グローブ19は該リンクアーム13の下端に構成した
グローブリンク22に支持され、可動レンズ9と同様に
リンクアーム13の上端を支点として同方向へ回動する
構造になるため、可動レンズ9と着色グローブ19のリ
ンクアーム13に対する支持位置を適宜設定することに
より両者を異なる前後移動量によって構成することがで
き、バルブ5の前方照射光束の配光パターンの変更と照
射光束の着色,無着色の切り替えタイミングを適宜設計
することができる。
【0020】図8は、本発明の第三の実施例に係る要部
概略構成を示す斜視図であり、以下に上記第一及び第二
の実施例と異なる部分について説明する。本実施例に係
る平行リンク11は、リフレクタ2の左右両側端面に形
成したリンクブラケット24,24に対して、それぞれ
一対ずつの等長のリンクアーム13,13の各中腹部を
軸ピン25,25を介して回動自在に軸着すると共に、
一対のリンクアーム13,13の上下端部をそれぞれ軸
ピン26,26を介して揺動アーム27,27によって
回動自在に連結し、一対のリンクアーム13,13と上
下の揺動アーム27,27が常時それぞれ平行形状を維
持して前後に揺動変位し得るように構成したものであ
る。可動レンズ9を取り付けた可動レンズホルダ8は、
その枠体の左右後方へ突出させたホルダブラケット1
4,14によって上記リンクアーム13,13の上端側
を連結する揺動アーム27に連結して支持する構造にな
っており、本実施例においては該ホルダブラケット1
4,14の後端側を上方へ曲折し、その曲折端を上記揺
動アーム27の略中央部下端に垂下するように一体的に
固設した構造になっている。また一対のリンクアーム1
3,13の下端間に構成した揺動アーム27は、更に左
右のリンクアーム13,13間、即ち左右の揺動アーム
27,27間を連結する揺動ベース28を具備する構造
になっており、該揺動ベース28の略中央部に植設した
支持アーム29上に着色グローブ19を固定し、該着色
グローブ19が揺動ベース28の前後方向に対する変位
動作に伴って前後に変位し得るように構成してある。即
ち、本実施例に係る平行リンク11は、リフレクタ2に
形成したホルダブラケット14,14に対する軸支部
(軸ピン25,25構成部)を支点としてその上部側と
下部側を作用点とし、該作用点となる上部側と下部側を
相互に光軸L方向に添った反対方向、即ち前後方向へ移
動させるように動作する。
【0021】上記の如く、本実施例においては、可動レ
ンズ9と着色グローブ19は相互に前後逆方向に変位す
るものである。即ち、可動レンズ9が前進してバルブ5
の前方照射光束が集光されて「集光照射光束」を照射す
る位置では、着色グローブ19がバルブ5に外挿する位
置に変位し、該バルブ5からリフレクタ2の反射鏡面3
に向かって照射される光束を、該着色グローブ19によ
って黄色等の透過光色を有する照射光束としてリフレク
タ2の前方へ照射する。また、可動レンズ9が後退した
位置では、バルブ5の前方照射光束が拡散されてバルブ
5の前方照射光束の配光パターンが「中拡散照射光束」
又は「拡散照射光束」に切り替わると共に、着色グロー
ブ19がリフレクタ2の反射鏡面3の焦点F位置に支持
したバルブ5の前方へ前進しているため、該バルブ5か
らリフレクタ2の反射鏡面3に向かって照射される光束
は、着色グローブ19による干渉がなくなりリフレクタ
2の前方へ無着色の照射光束を照射することができる。
【0022】本実施例の構成によれば、平行リンク11
を形成するリンクアーム13,13の上部側と下部側の
形成長さ比率を変えることにより可動レンズ9と着色グ
ローブ19の光軸Lに添った移動量を変え、可動レンズ
9と固定レンズ6の変位相対距離を自由に設計すること
ができるため車両の性能に応じた配光可変型車両用灯具
の提供が可能になる。
【0023】尚、上記各実施例に構成するアクチュエー
タ17は、適宜ロータリーソレノイド、多位置停止型ス
ラストソレノイド又はステップモータ等の種々のアクチ
ュエータを使用することができることはいうまでもな
い。また、固定レンズ6と可動レンズ9に形成するレン
ズステップ7,10は、自由にその種類と向きを設定す
ることもできる。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る配光可変型車両用灯具のレ
ンズ駆動機構によれば、上記の如く、固定レンズに向か
って進退変位する可動レンズと着色グローブを両レンズ
に形成したシリンドリカルなレンズステップのシリンダ
ー方向に延びるリンクアームによって担持した平行リン
クによって支承し、アクチュエータによって予め設定し
た位置に変位する構造にしたことにより、固定レンズに
対する可動レンズの相対位置の変更により照射光束を収
束光又は拡散光に切り替えて配光パターンを変更すると
共に、該照射光束の切り替え変更に対応して照射光色を
着色光又は無着色光に変更することができるばかりでな
く、構成が簡単で且つ堅牢なランプの小型化を達成する
ことができる等の特徴を有するものであり、本発明の実
施により得られる効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配光可変型車両用灯具のレンズ駆
動機構の第一の実施例を示す車両用灯具の正面図であ
る。
【図2】同平断面図である。
【図3】(a)及び(b)は、それぞれ可動レンズと着
色グローブの変位による照射光束及び照射光色の状態を
示す説明図である。
【図4】本発明に係る配光可変型車両用灯具のレンズ駆
動機構の第二の実施例を示す車両用灯具の平断面図であ
る。
【図5】同側断面図である。
【図6】同平行リンクと揺動アームの構成を示す要部正
面図である。
【図7】同平行リンクと揺動アームの構成を示す要部斜
視図である。
【図8】本発明に係る配光可変型車両用灯具のレンズ駆
動機構の第三の実施例を示す車両用灯具の要部斜視図で
ある。
【図9】従来の配光可変型車両用灯具のレンズ駆動機構
を説明する原理図である。
【符号の説明】
1 ランプボディ 2 リフレクタ 3 反射鏡面 5 バルブ 6 固定レンズ 7 レンズステップ 8 可動レンズホルダ 9 可動レンズ 10 レンズステップ 11 平行リンク 12 軸ピン 13 リンクアーム 14 ホルダブラケット 15 軸ピン 16 延長部 17 アクチュエータ 18 連結ロッド 19 着色グローブ 20 グローブホルダ 21 連動シャフト 22 グローブリンク 23 支持アーム 24 リンクブラケット 27 揺動アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F21Y 101:00 (56)参考文献 特開 平4−92301(JP,A) 実開 平1−148603(JP,U) 実開 平3−37704(JP,U) 実開 平2−133805(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/10 F21S 10/02 F21V 9/08 F21V 14/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフレクタの前方に配設したバルブから
    の光を該リフレクタの反射鏡面によって灯具前方へ平行
    光束として照射する車両用灯具において、 平行光束を照射する前記バルブの前方光軸上に、それぞ
    れ縦方向に延びるシリンドリカルなレンズステップを構
    成した固定レンズと可動レンズを配置し、該可動レンズ
    を光軸方向に変位して両レンズに形成した各レンズステ
    ップの焦点方向の相対距離を変更して照射光束の配光を
    変更可能に構成すると共に、 前記バルブに外挿した円筒状の有色透明ガラスで形成し
    た着色グローブを前記リフレクタの反射鏡面に対して進
    退可能に支持し、 かつ、前記可動レンズと着色グローブを前記両レンズに
    形成したシリンドリカルなレンズステップのシリンダー
    形成方向に添って延設したリンクアームによって構成し
    た平行リンクによって支承し、 該平行リンクをアクチュエータによって予め設定した位
    置に変位することによって前記可動レンズと着色グロー
    ブを同方向又は反対方向へ変位させることができるよう
    に構成したことを特徴とする配光可変型車両用灯具のレ
    ンズ駆動機構。
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