JP2002133913A - 車輌用前照灯 - Google Patents
車輌用前照灯Info
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60Q—ARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
- B60Q1/00—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
- B60Q1/02—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
- B60Q1/04—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights
- B60Q1/06—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights adjustable, e.g. remotely-controlled from inside vehicle
- B60Q1/068—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights adjustable, e.g. remotely-controlled from inside vehicle by mechanical means
- B60Q1/072—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights adjustable, e.g. remotely-controlled from inside vehicle by mechanical means comprising a flexible element, e.g. chain
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21S—NON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
- F21S41/00—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
- F21S41/60—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution
- F21S41/67—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution by acting on reflectors
- F21S41/675—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution by acting on reflectors by moving reflectors
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60Q—ARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
- B60Q2200/00—Special features or arrangements of vehicle headlamps
- B60Q2200/30—Special arrangements for adjusting headlamps, e.g. means for transmitting the movements for adjusting the lamps
- B60Q2200/36—Conjoint adjustments, i.e. a mechanical link allows conjoint adjustment of several units
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
- Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ２つのリフレクタのエイミング調整を容易に
すると共に連動させるエイミングスクリューの位置関係
に影響されないようにすることを課題とする。 【解決手段】 前面が開口したランプボディ２と該ラン
プボディの前面開口を覆うレンズ３とによって画成され
た灯室４内に第１及び第２のリフレクタ５、６を有し、
これらリフレクタをランプボディに対して傾動可能に支
持するエイミング機構のエイミングスクリュー１６の回
転によって上記各リフレクタを傾動させるようにされ、
上記第１のリフレクタを傾動させる第１のエイミングス
クリューと第２のリフレクタを傾動させる第２のエイミ
ングスクリューとの間の回転を連動させるベルト機構２
０を設けた車輌用前照灯１。
すると共に連動させるエイミングスクリューの位置関係
に影響されないようにすることを課題とする。 【解決手段】 前面が開口したランプボディ２と該ラン
プボディの前面開口を覆うレンズ３とによって画成され
た灯室４内に第１及び第２のリフレクタ５、６を有し、
これらリフレクタをランプボディに対して傾動可能に支
持するエイミング機構のエイミングスクリュー１６の回
転によって上記各リフレクタを傾動させるようにされ、
上記第１のリフレクタを傾動させる第１のエイミングス
クリューと第２のリフレクタを傾動させる第２のエイミ
ングスクリューとの間の回転を連動させるベルト機構２
０を設けた車輌用前照灯１。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な車輌用前照灯
に関する。詳しくは、第１及び第２のリフレクタを有
し、これらリフレクタをランプボディに対して傾動可能
に支持するエイミング機構のエイミングスクリューの回
転によって上記各リフレクタを傾動させるようにされた
車輌用前照灯において、上記２つのリフレクタのエイミ
ング調整を容易にする技術に関する。
に関する。詳しくは、第１及び第２のリフレクタを有
し、これらリフレクタをランプボディに対して傾動可能
に支持するエイミング機構のエイミングスクリューの回
転によって上記各リフレクタを傾動させるようにされた
車輌用前照灯において、上記２つのリフレクタのエイミ
ング調整を容易にする技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】車輌用前照灯には、前面に開口した凹部
を有するランプボディと該ランプボディの前面開口を覆
うレンズとによって画成された一つの灯具空間内に２つ
のリフレクタを各別に傾動可能に配置したものがある。
例えば、自動車の前部の左右にそれぞれメインビーム用
リフレクタとサブビーム用リフレクタとを配置するよう
にした、いわゆる４灯式前照灯システムに使用する前照
灯がある。
を有するランプボディと該ランプボディの前面開口を覆
うレンズとによって画成された一つの灯具空間内に２つ
のリフレクタを各別に傾動可能に配置したものがある。
例えば、自動車の前部の左右にそれぞれメインビーム用
リフレクタとサブビーム用リフレクタとを配置するよう
にした、いわゆる４灯式前照灯システムに使用する前照
灯がある。
【０００３】上記した前照灯において、２つのリフレク
タはそれぞれエイミング機構を介してランプボディに傾
動可能に支持される。そして、かかるエイミング機構は
一般に、１個の回動支点部と２個の間隔調整部とから構
成され、上記間隔調整部はランプボディに回転可能に支
持されたエイミングスクリューと該エイミングスクリュ
ーが螺合されるナット体とから成り、ナット体がリフレ
クタに取り付けられている。そして、エイミングスクリ
ューを回転操作するとその回転の方向に応じて該エイミ
ングスクリューの螺軸部がナット体に捻じ込まれ又は捻
じ戻されるので、ランプボディのエイミングスクリュー
が支持されている箇所とリフレクタのナット体が取着さ
れている箇所との間の間隔が調整されるようになってい
る。従って、一の間隔調整部におけるエイミングスクリ
ューを回転操作することによって、リフレクタは回動支
点部と他の間隔調整部との間を結ぶ線を傾動軸として傾
動されることになる。
タはそれぞれエイミング機構を介してランプボディに傾
動可能に支持される。そして、かかるエイミング機構は
一般に、１個の回動支点部と２個の間隔調整部とから構
成され、上記間隔調整部はランプボディに回転可能に支
持されたエイミングスクリューと該エイミングスクリュ
ーが螺合されるナット体とから成り、ナット体がリフレ
クタに取り付けられている。そして、エイミングスクリ
ューを回転操作するとその回転の方向に応じて該エイミ
ングスクリューの螺軸部がナット体に捻じ込まれ又は捻
じ戻されるので、ランプボディのエイミングスクリュー
が支持されている箇所とリフレクタのナット体が取着さ
れている箇所との間の間隔が調整されるようになってい
る。従って、一の間隔調整部におけるエイミングスクリ
ューを回転操作することによって、リフレクタは回動支
点部と他の間隔調整部との間を結ぶ線を傾動軸として傾
動されることになる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うに、リフレクタをエイミング機構によって回動可能に
してあるのは、それぞれのリフレクタによるビームの照
射軸を調整することが出来るようにするためである。自
動車の前照灯における各ビームはその照射軸が正しく調
整されていないと、走路前方の必要な箇所を照射するこ
とが出来なかったり、あるいは、対向車の運転者や歩行
者に対する幻惑光を発生したりする、という不都合を生
じる。
うに、リフレクタをエイミング機構によって回動可能に
してあるのは、それぞれのリフレクタによるビームの照
射軸を調整することが出来るようにするためである。自
動車の前照灯における各ビームはその照射軸が正しく調
整されていないと、走路前方の必要な箇所を照射するこ
とが出来なかったり、あるいは、対向車の運転者や歩行
者に対する幻惑光を発生したりする、という不都合を生
じる。
【０００５】そこで、自動車用前照灯においては、工場
からの出荷時に各ビームの照射軸が正しくなるような調
整、すなわち、エイミング調整が必要であり、また、使
用後も適時にエイミング調整をすることが必要である。
からの出荷時に各ビームの照射軸が正しくなるような調
整、すなわち、エイミング調整が必要であり、また、使
用後も適時にエイミング調整をすることが必要である。
【０００６】そこで、かかるエイミング調整を行う場
合、２個のリフレクタのエイミング調整を各別に行うこ
とは面倒な作業である。すなわち、メインビームとサブ
ビームとはこれら２つのビームの照射軸が正しく組み合
わされて最良の走行用ビームを照射することができるも
のであり、２個のリフレクタを各別に傾動させながらそ
の照射軸を整合させることはかなり面倒で困難な作業で
ある。
合、２個のリフレクタのエイミング調整を各別に行うこ
とは面倒な作業である。すなわち、メインビームとサブ
ビームとはこれら２つのビームの照射軸が正しく組み合
わされて最良の走行用ビームを照射することができるも
のであり、２個のリフレクタを各別に傾動させながらそ
の照射軸を整合させることはかなり面倒で困難な作業で
ある。
【０００７】また、工場からの出荷時には２個のリフレ
クタの照射軸が正しく調整されていても、一般ユーザー
においては、正しい調整を行うことが困難である。
クタの照射軸が正しく調整されていても、一般ユーザー
においては、正しい調整を行うことが困難である。
【０００８】そこで、２つのエイミング機構に属する２
つのエイミングスクリューを同時に回転させて、２つの
リフレクタの傾動を同時に行う試みが為されており、か
かる試みにおいては、２つのエイミングスクリューの間
を複数のギアを介して連係させ、一方のエイミングスク
リューを回転操作すると、複数のギアを介して他方のエ
イミングスクリューも回転するようにしたものがある。
つのエイミングスクリューを同時に回転させて、２つの
リフレクタの傾動を同時に行う試みが為されており、か
かる試みにおいては、２つのエイミングスクリューの間
を複数のギアを介して連係させ、一方のエイミングスク
リューを回転操作すると、複数のギアを介して他方のエ
イミングスクリューも回転するようにしたものがある。
【０００９】このように、２つのエイミングスクリュー
の回転を連動させることによって、２つのリフレクタの
照射軸の整合性をとることが容易になるが、連動させた
いエイミングスクリューの位置関係によっては、ギア列
の配置が困難になるという問題がある。
の回転を連動させることによって、２つのリフレクタの
照射軸の整合性をとることが容易になるが、連動させた
いエイミングスクリューの位置関係によっては、ギア列
の配置が困難になるという問題がある。
【００１０】また、ギア列によって２つのエイミングス
クリューを連動させることは、部品点数が増加し、構造
も複雑になってしまうという問題がある。
クリューを連動させることは、部品点数が増加し、構造
も複雑になってしまうという問題がある。
【００１１】そこで、本発明は、２つのリフレクタのエ
イミング調整を容易にすると共に連動させるエイミング
スクリューの位置関係に影響されないようにすることを
課題とする。
イミング調整を容易にすると共に連動させるエイミング
スクリューの位置関係に影響されないようにすることを
課題とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明車輌用前照灯は、
上記した課題を解決するために、第１のリフレクタを傾
動させる第１のエイミングスクリューと第２のリフレク
タを傾動させる第２のエイミングスクリューとの間の回
転を連動させるベルト機構を設けたものである。
上記した課題を解決するために、第１のリフレクタを傾
動させる第１のエイミングスクリューと第２のリフレク
タを傾動させる第２のエイミングスクリューとの間の回
転を連動させるベルト機構を設けたものである。
【００１３】従って、本発明車輌用前照灯にあっては、
一のエイミングスクリューを回転操作するだけでもう一
方のエイミングスクリューをも回転させることが出来る
ため、エイミング調整を容易に行うことが出来ると共
に、予め整合性がとれている２つのリフレクタの照射軸
の該整合性を崩さずにエイミング調整を行うことが出来
る。
一のエイミングスクリューを回転操作するだけでもう一
方のエイミングスクリューをも回転させることが出来る
ため、エイミング調整を容易に行うことが出来ると共
に、予め整合性がとれている２つのリフレクタの照射軸
の該整合性を崩さずにエイミング調整を行うことが出来
る。
【００１４】また、ベルト機構を介して間接的に回転さ
れるエイミングスクリューは外部からの直接操作が困難
な位置にあっても構わず、設計の自由度が向上する。
れるエイミングスクリューは外部からの直接操作が困難
な位置にあっても構わず、設計の自由度が向上する。
【００１５】さらに、２つのエイミングスクリュー間の
連動手段はベルト機構であるので、２つのエイミングス
クリューの位置関係の如何に拘わらず回転を連動させる
ことが出来る。
連動手段はベルト機構であるので、２つのエイミングス
クリューの位置関係の如何に拘わらず回転を連動させる
ことが出来る。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下に、本発明車輌用前照灯の実
施の形態を添付図面を参照して説明する。なお、図示し
た実施の形態は本発明を自動車用の前照灯に適用したも
のである。
施の形態を添付図面を参照して説明する。なお、図示し
た実施の形態は本発明を自動車用の前照灯に適用したも
のである。
【００１７】自動車用前照灯１はいわゆる４灯式前照灯
システムにおいて使用されるものであり、メインビーム
とサブビームとを各別に照射し得るようになっている。
システムにおいて使用されるものであり、メインビーム
とサブビームとを各別に照射し得るようになっている。
【００１８】ランプボディ２は前面が開口した凹部を有
しており、該ランプボディ２にその前面開口を覆うよう
にレンズ３が取着されて、ランプボディ２とレンズ３と
によって画成された灯具空間４が形成される（図３、図
４参照）。
しており、該ランプボディ２にその前面開口を覆うよう
にレンズ３が取着されて、ランプボディ２とレンズ３と
によって画成された灯具空間４が形成される（図３、図
４参照）。
【００１９】上記灯具空間４内には第１及び第２のリフ
レクタ５、６がランプボディ２に対して傾動可能に配設
されている。上記第１及び第２のリフレクタ５、６はそ
れぞれ光源バルブ７、８を支持しており、第１のリフレ
クタ５と光源バルブ７とによってメインビームが照射さ
れ、また、第２のリフレクタ６と光源バルブ８とによっ
てサブビームが照射されるようになっている。そして、
メインビームとサブビームとが同時に照射されることに
よって郊外での走向時や高速走行時等に照射される走向
用ビームの配光が形成され、サブビームの照射によって
市街地での走行時や対向車とのすれ違い時等に照射され
るすれ違いビームの配光が形成される（図１、図３、図
４参照）。
レクタ５、６がランプボディ２に対して傾動可能に配設
されている。上記第１及び第２のリフレクタ５、６はそ
れぞれ光源バルブ７、８を支持しており、第１のリフレ
クタ５と光源バルブ７とによってメインビームが照射さ
れ、また、第２のリフレクタ６と光源バルブ８とによっ
てサブビームが照射されるようになっている。そして、
メインビームとサブビームとが同時に照射されることに
よって郊外での走向時や高速走行時等に照射される走向
用ビームの配光が形成され、サブビームの照射によって
市街地での走行時や対向車とのすれ違い時等に照射され
るすれ違いビームの配光が形成される（図１、図３、図
４参照）。
【００２０】上記した２つのリフレクタ５、６はそれぞ
れエイミング機構を介してランプボディ２に支持されて
いる。各エイミング機構は１つの回動支点部と２つの間
隔調整部とによって構成される。すなわち、第１のリフ
レクタ５は１つの回動支点部９と２つの間隔調整部１０
Ｖ、１０Ｈとから成るエイミング機構によってランプボ
ディ２に傾動可能に支持され、第２のリフレクタ６は１
つの回動支点部１１と２つの間隔調整部１２Ｖ、１２Ｈ
とによってランプボディ２に傾動可能に支持される（図
１参照）。
れエイミング機構を介してランプボディ２に支持されて
いる。各エイミング機構は１つの回動支点部と２つの間
隔調整部とによって構成される。すなわち、第１のリフ
レクタ５は１つの回動支点部９と２つの間隔調整部１０
Ｖ、１０Ｈとから成るエイミング機構によってランプボ
ディ２に傾動可能に支持され、第２のリフレクタ６は１
つの回動支点部１１と２つの間隔調整部１２Ｖ、１２Ｈ
とによってランプボディ２に傾動可能に支持される（図
１参照）。
【００２１】そして、上記回動支点部９及び１１は、そ
れぞれ、ランプボディ２に固定された支点軸１３とリフ
レクタ５、６に支持された球受体１４とから成る。支点
軸１３は金属で形成され、全体として軸状を為し後端部
が螺軸部１３ａとされ、前端に球体１３ｂを有し、螺軸
部１３ａがランプボディ２の背面壁２ａに螺着されてい
る。球受体１４は合成樹脂で形成され、後面に開口した
球状凹部１４ａを有し、リフレクタ５、６の後面に突設
された支持片１５に支持されている。そして、支点軸１
３の球体１３ｂが球受体１４の球状凹部１４ａ内に回動
可能に嵌合される。従って、リフレクタ５又は６は支点
軸１３の球体１３ｂと球受体１４の球状凹部１４ａとの
嵌合部を回動支点として回動し得るようにランプボディ
２に連結される（図４参照）。
れぞれ、ランプボディ２に固定された支点軸１３とリフ
レクタ５、６に支持された球受体１４とから成る。支点
軸１３は金属で形成され、全体として軸状を為し後端部
が螺軸部１３ａとされ、前端に球体１３ｂを有し、螺軸
部１３ａがランプボディ２の背面壁２ａに螺着されてい
る。球受体１４は合成樹脂で形成され、後面に開口した
球状凹部１４ａを有し、リフレクタ５、６の後面に突設
された支持片１５に支持されている。そして、支点軸１
３の球体１３ｂが球受体１４の球状凹部１４ａ内に回動
可能に嵌合される。従って、リフレクタ５又は６は支点
軸１３の球体１３ｂと球受体１４の球状凹部１４ａとの
嵌合部を回動支点として回動し得るようにランプボディ
２に連結される（図４参照）。
【００２２】上記各間隔調整部１０、１２は、それぞ
れ、ランプボディ２に回転自在に支持されたエイミング
スクリュー１６とリフレクタ５、６に支持されたナット
体１７とから成る。エイミングスクリュー１６は金属で
形成され、ほぼ前半部が螺軸部１６ａとされ、中間の部
分がランプボディ２の背面壁２ａに回転自在に支持され
ている。なお、間隔調整部１０Ｖにおけるエイミングス
クリュー１６を第１のエイミングスクリューとし、間隔
調整部１２Ｖにおけるエイミングスクリュー１６を第２
のエイミングスクリューとする。そして、エイミングス
クリュー１６のランプボディ２の背面壁２ａから後方へ
突出した部分には、第２のリフレクタ６の上下用間隔調
整部１２Ｖのもの、すなわち、第２のエイミングスクリ
ュー１６を除き、クラウンギア１８が固定されている。
また、第１及び第２のリフレクタ５、６の上下用間隔調
整部１０Ｖ、１２Ｖにおけるエイミングスクリュー１
６、１６の後端部１６ｂ、１６ｂは非円形の断面を有す
る。
れ、ランプボディ２に回転自在に支持されたエイミング
スクリュー１６とリフレクタ５、６に支持されたナット
体１７とから成る。エイミングスクリュー１６は金属で
形成され、ほぼ前半部が螺軸部１６ａとされ、中間の部
分がランプボディ２の背面壁２ａに回転自在に支持され
ている。なお、間隔調整部１０Ｖにおけるエイミングス
クリュー１６を第１のエイミングスクリューとし、間隔
調整部１２Ｖにおけるエイミングスクリュー１６を第２
のエイミングスクリューとする。そして、エイミングス
クリュー１６のランプボディ２の背面壁２ａから後方へ
突出した部分には、第２のリフレクタ６の上下用間隔調
整部１２Ｖのもの、すなわち、第２のエイミングスクリ
ュー１６を除き、クラウンギア１８が固定されている。
また、第１及び第２のリフレクタ５、６の上下用間隔調
整部１０Ｖ、１２Ｖにおけるエイミングスクリュー１
６、１６の後端部１６ｂ、１６ｂは非円形の断面を有す
る。
【００２３】ナット体１７は合成樹脂で形成され、軸方
向に貫通した下孔１７ａが形成されており、リフレクタ
５、６の後面に突設された支持片１９に若干回動可能な
状態で支持されている。
向に貫通した下孔１７ａが形成されており、リフレクタ
５、６の後面に突設された支持片１９に若干回動可能な
状態で支持されている。
【００２４】そして、エイミングスクリュー１６の螺軸
部１６ａがナット体１７の下孔１７ａに螺合され、これ
によって、リフレクタ５、６とランプボディ２の背面壁
２ａとの間の間隔を調整可能な状態で、リフレクタ５、
６がランプボディ２に支持される。すなわち、間隔調整
部１０、１２において、エイミングスクリュー１６を回
転操作すると、その回転の方向に応じてエイミングスク
リュー１６の螺軸部１６ａがナット体１７に捻じ込まれ
又は捻じ戻されるので、エイミングスクリュー１６のラ
ンプボディ２に支持されている部分とナット体との間の
間隔が変化される。従って、間隔調整部１０Ｖ、１２Ｖ
のエイミングスクリュー１６、１６を回転操作すると、
リフレクタ５、６は回動支点部９、１１と間隔調整部１
０Ｈ、１２Ｈとを結ぶ線を回動軸として回動され、ま
た、間隔調整部１０Ｈ、１２Ｈのエイミングスクリュー
１６、１６を回転操作すると、リフレクタ５、６は回動
支点部９、１１と間隔調整部１０Ｖ、１２Ｖとを結ぶ線
を回動軸として回動される。すなわち、リフレクタ５、
６は、間隔調整部１０Ｖ、１２Ｖのエイミングスクリュ
ー１６、１６を回転操作することによって上下方向に傾
動され、また、間隔調整部１０Ｈ、１２Ｈのエイミング
スクリュー１６、１６を回転操作することによって左右
方向に傾動される。
部１６ａがナット体１７の下孔１７ａに螺合され、これ
によって、リフレクタ５、６とランプボディ２の背面壁
２ａとの間の間隔を調整可能な状態で、リフレクタ５、
６がランプボディ２に支持される。すなわち、間隔調整
部１０、１２において、エイミングスクリュー１６を回
転操作すると、その回転の方向に応じてエイミングスク
リュー１６の螺軸部１６ａがナット体１７に捻じ込まれ
又は捻じ戻されるので、エイミングスクリュー１６のラ
ンプボディ２に支持されている部分とナット体との間の
間隔が変化される。従って、間隔調整部１０Ｖ、１２Ｖ
のエイミングスクリュー１６、１６を回転操作すると、
リフレクタ５、６は回動支点部９、１１と間隔調整部１
０Ｈ、１２Ｈとを結ぶ線を回動軸として回動され、ま
た、間隔調整部１０Ｈ、１２Ｈのエイミングスクリュー
１６、１６を回転操作すると、リフレクタ５、６は回動
支点部９、１１と間隔調整部１０Ｖ、１２Ｖとを結ぶ線
を回動軸として回動される。すなわち、リフレクタ５、
６は、間隔調整部１０Ｖ、１２Ｖのエイミングスクリュ
ー１６、１６を回転操作することによって上下方向に傾
動され、また、間隔調整部１０Ｈ、１２Ｈのエイミング
スクリュー１６、１６を回転操作することによって左右
方向に傾動される。
【００２５】リフレクタ５、６を上下方向で傾動させる
ための第１及び第２のエイミングスクリュー、すなわ
ち、間隔調整部１０Ｖ、１２Ｖのエイミングスクリュー
１６、１６はベルト機構２０によって連携される。な
お、間隔調整部１０Ｖと１２Ｖとは間隔調整部１０Ｖ、
１０Ｈ、１２Ｖ、１２Ｈのうちでその間隔が２つのリフ
レクタ５、６の並び方向において最短となる位置に配設
されているものである。
ための第１及び第２のエイミングスクリュー、すなわ
ち、間隔調整部１０Ｖ、１２Ｖのエイミングスクリュー
１６、１６はベルト機構２０によって連携される。な
お、間隔調整部１０Ｖと１２Ｖとは間隔調整部１０Ｖ、
１０Ｈ、１２Ｖ、１２Ｈのうちでその間隔が２つのリフ
レクタ５、６の並び方向において最短となる位置に配設
されているものである。
【００２６】ベルト機構２０は、第１及び第２のエイミ
ングスクリュー１６、１６に固定されたカウンタープー
リ２１、２１とこれらカウンタープーリ２１、２１間に
架け渡された無端状のカウンターベルト２２とから成
る。
ングスクリュー１６、１６に固定されたカウンタープー
リ２１、２１とこれらカウンタープーリ２１、２１間に
架け渡された無端状のカウンターベルト２２とから成
る。
【００２７】上記カウンタープーリ２１の軸芯部には非
円形の連結孔２１ａが形成されており、該連結孔２１ａ
にエイミングスクリュー１６の非円形を為す後端部１６
ｂが嵌合固定されている。カウンタープーリ２１の周面
には軸方向に延びる歯２１ｂ、２１ｂ、・・・が形成さ
れており、また、軸方向における両端面の周縁からはフ
ランジ２１ｃ、２１ｃが突設されている。
円形の連結孔２１ａが形成されており、該連結孔２１ａ
にエイミングスクリュー１６の非円形を為す後端部１６
ｂが嵌合固定されている。カウンタープーリ２１の周面
には軸方向に延びる歯２１ｂ、２１ｂ、・・・が形成さ
れており、また、軸方向における両端面の周縁からはフ
ランジ２１ｃ、２１ｃが突設されている。
【００２８】カウンターベルト２２の内周面には幅方向
に延びる歯２２ａ、２２ａ、・・・が形成されている。
そして、カウンターベルト２２は２つのカウンターター
プーリ２１、２１の外周面間に架け渡され、その歯２２
ａ、２２ａ、・・・がカウンタープーリ２１、２１の歯
２１ｂ、２１ｂ、・・・と噛合される。また、カウンタ
ーベルト２２のカウンタープーリ２１、２１に架け回さ
れた部分の両側にはフランジ２１ｃ、２１ｃ、・・・が
位置し、これによって、カウンターベルト２２がカウン
タープーリ２１、２１から外れてしまうのが防止され
る。
に延びる歯２２ａ、２２ａ、・・・が形成されている。
そして、カウンターベルト２２は２つのカウンターター
プーリ２１、２１の外周面間に架け渡され、その歯２２
ａ、２２ａ、・・・がカウンタープーリ２１、２１の歯
２１ｂ、２１ｂ、・・・と噛合される。また、カウンタ
ーベルト２２のカウンタープーリ２１、２１に架け回さ
れた部分の両側にはフランジ２１ｃ、２１ｃ、・・・が
位置し、これによって、カウンターベルト２２がカウン
タープーリ２１、２１から外れてしまうのが防止され
る。
【００２９】上記ランプボディ２の背面のうち上記クラ
ウンギア１８、１８、１８、すなわち、３箇所の間隔調
整部１０Ｖ、１０Ｈ及び１２Ｈのエイミングスクリュー
を囲む位置に囲繞壁２３、２３、２３が形成され、該囲
繞壁２３、２３、２３は上端に開口２３ａ、２３ａ、２
３ａが形成されると共に、該開口２３ａ、２３ａ、２３
ａの両側から上方へ延びる導入壁２３ｂ、２３ｂ、・・
・が形成されている。
ウンギア１８、１８、１８、すなわち、３箇所の間隔調
整部１０Ｖ、１０Ｈ及び１２Ｈのエイミングスクリュー
を囲む位置に囲繞壁２３、２３、２３が形成され、該囲
繞壁２３、２３、２３は上端に開口２３ａ、２３ａ、２
３ａが形成されると共に、該開口２３ａ、２３ａ、２３
ａの両側から上方へ延びる導入壁２３ｂ、２３ｂ、・・
・が形成されている。
【００３０】上記自動車用前照灯１において、リフレク
タ５、６のエイミング調整は以下のようにして為され
る。
タ５、６のエイミング調整は以下のようにして為され
る。
【００３１】リフレクタ５又は６を左右方向に傾動させ
る場合には、間隔調整部１０Ｈ又は１２Ｈにおけるエイ
ミングスクリュー１６又は１６を回転操作する。すなわ
ち、例えば、プラスドライバーの先端を囲繞壁２３又は
２３の導入部２３ｂ、２３ｂ間又は２３ｂ、２３ｂ間か
らランプボディ２の後面とクラウンギア１８又は１８と
の間に挿入してクラウンギア１８又は１８と噛合させ
る。その状態でプラスドライバーを回転させると、その
先端によってクラウンギア１８又は１８が送られるの
で、エイミングスクリュー１６又は１６が回転され、こ
れによって、間隔調整部１０Ｈ又は１２Ｈにおけるリフ
レクタ５又は６とランプボディ２の背面壁２ａとの間の
間隔が変化されるので、リフレクタ５又は６は回動支点
部９と間隔調整部１０Ｖとの間又は回動支点部１１と間
隔調整部１２Ｖとの間を結ぶ線を回動軸として傾動さ
れ、従って、メインビーム又はサブビームの照射軸が左
右方向で各別に調整される。
る場合には、間隔調整部１０Ｈ又は１２Ｈにおけるエイ
ミングスクリュー１６又は１６を回転操作する。すなわ
ち、例えば、プラスドライバーの先端を囲繞壁２３又は
２３の導入部２３ｂ、２３ｂ間又は２３ｂ、２３ｂ間か
らランプボディ２の後面とクラウンギア１８又は１８と
の間に挿入してクラウンギア１８又は１８と噛合させ
る。その状態でプラスドライバーを回転させると、その
先端によってクラウンギア１８又は１８が送られるの
で、エイミングスクリュー１６又は１６が回転され、こ
れによって、間隔調整部１０Ｈ又は１２Ｈにおけるリフ
レクタ５又は６とランプボディ２の背面壁２ａとの間の
間隔が変化されるので、リフレクタ５又は６は回動支点
部９と間隔調整部１０Ｖとの間又は回動支点部１１と間
隔調整部１２Ｖとの間を結ぶ線を回動軸として傾動さ
れ、従って、メインビーム又はサブビームの照射軸が左
右方向で各別に調整される。
【００３２】リフレクタ５、６を上下方向で傾動させる
場合には、間隔調整部１０Ｖにおける第１のエイミング
スクリュー１６を回転操作する。すなわち、例えば、プ
ラスドライバーの先端を囲繞壁２３の導入部２３ｂ、２
３ｂ間からランプボディ２の後面とクラウンギア１８と
の間に挿入してクラウンギア１８と噛合させる。その状
態でプラスドライバーを回転させると、その先端によっ
てクラウンギア１８が送られるので、第１のエイミング
スクリュー１６が回転される。間隔調整部１０Ｖにおけ
るエイミングスクリュー１６が回転すると、ベルト機構
２０を介して間隔調整部１２Ｖのエイミングスクリュー
１６も同期回転されるので、間隔調整部１０Ｖ、１２Ｖ
におけるリフレクタ５、６とランプボディ２の背面壁２
ａとの間の間隔が変化されるので、リフレクタ５、６は
回動支点部９と間隔調整部１０Ｈとの間又は回動支点部
１１と間隔調整部１２Ｈとの間を結ぶ線を回動軸として
傾動され、従って、メインビーム及びサブビームの照射
軸が上下方向で同時に調整される。
場合には、間隔調整部１０Ｖにおける第１のエイミング
スクリュー１６を回転操作する。すなわち、例えば、プ
ラスドライバーの先端を囲繞壁２３の導入部２３ｂ、２
３ｂ間からランプボディ２の後面とクラウンギア１８と
の間に挿入してクラウンギア１８と噛合させる。その状
態でプラスドライバーを回転させると、その先端によっ
てクラウンギア１８が送られるので、第１のエイミング
スクリュー１６が回転される。間隔調整部１０Ｖにおけ
るエイミングスクリュー１６が回転すると、ベルト機構
２０を介して間隔調整部１２Ｖのエイミングスクリュー
１６も同期回転されるので、間隔調整部１０Ｖ、１２Ｖ
におけるリフレクタ５、６とランプボディ２の背面壁２
ａとの間の間隔が変化されるので、リフレクタ５、６は
回動支点部９と間隔調整部１０Ｈとの間又は回動支点部
１１と間隔調整部１２Ｈとの間を結ぶ線を回動軸として
傾動され、従って、メインビーム及びサブビームの照射
軸が上下方向で同時に調整される。
【００３３】以上に記載したように、上記自動車用前照
灯１にあっては、間隔調整部１０Ｖにおけるエイミング
スクリュー１６を回転操作すれば、間隔調整部１２Ｖに
おけるエイミングスクリュー１６もベルト機構２０を介
して同時に回転されるので、２つのリフレクタ５、６の
傾動操作を同時に行うことが出来てエイミング調整の操
作が簡単になる。
灯１にあっては、間隔調整部１０Ｖにおけるエイミング
スクリュー１６を回転操作すれば、間隔調整部１２Ｖに
おけるエイミングスクリュー１６もベルト機構２０を介
して同時に回転されるので、２つのリフレクタ５、６の
傾動操作を同時に行うことが出来てエイミング調整の操
作が簡単になる。
【００３４】また、ベルト機構を介して間接的に回転さ
れるエイミングスクリュー、すなわち、上記実施の形態
では第２のエイミングスクリュー１６は外部からの直接
操作が困難な位置にあっても構わず、設計の自由度が向
上する。
れるエイミングスクリュー、すなわち、上記実施の形態
では第２のエイミングスクリュー１６は外部からの直接
操作が困難な位置にあっても構わず、設計の自由度が向
上する。
【００３５】さらに、２つのエイミングスクリュー間の
連動手段はベルト機構であるので、２つのエイミングス
クリューの位置関係の如何に拘わらず回転を連動させる
ことが出来る。
連動手段はベルト機構であるので、２つのエイミングス
クリューの位置関係の如何に拘わらず回転を連動させる
ことが出来る。
【００３６】また、一般ユーザーがメインビームとサブ
ビームのエイミング調整を個別に行って走行ビームの配
光を正しく調整すること、特に、上下方向における調整
は困難であるが、上記自動車用前照灯１にあっては、メ
インビームを照射する第１のリフレクタ５とサブビーム
を照射する第２のリフレクタ６とを同期して傾動させる
ことが出来るので、出荷時に、メインビームの照射角度
とサブビームの照射角度とが正しく調整されていれば、
その後のエイミング調整によって、メインビームとサブ
ビームとの関係が狂ってしまうことはない。なお、ベル
ト機構によって連係されるエイミングスクリューはビー
ムの上下方向の調整を行うもの同士ではなく、左右方向
の調整を行うもの同士であっても、リフレクタの同じ方
向への傾動操作を同時に行ってエイミング調整の操作が
簡単になるという効果は奏することが出来る。
ビームのエイミング調整を個別に行って走行ビームの配
光を正しく調整すること、特に、上下方向における調整
は困難であるが、上記自動車用前照灯１にあっては、メ
インビームを照射する第１のリフレクタ５とサブビーム
を照射する第２のリフレクタ６とを同期して傾動させる
ことが出来るので、出荷時に、メインビームの照射角度
とサブビームの照射角度とが正しく調整されていれば、
その後のエイミング調整によって、メインビームとサブ
ビームとの関係が狂ってしまうことはない。なお、ベル
ト機構によって連係されるエイミングスクリューはビー
ムの上下方向の調整を行うもの同士ではなく、左右方向
の調整を行うもの同士であっても、リフレクタの同じ方
向への傾動操作を同時に行ってエイミング調整の操作が
簡単になるという効果は奏することが出来る。
【００３７】上記自動車用前照灯１にあっては、互いに
連動される２つのエイミングスクリュー１６、１６の一
方１６は、外部から直接回転操作することが出来るよう
になっており、ギア機構を介して回転操作する場合に比
較して部品点数を減少させることが出来、構造を簡単に
して故障の原因を減少させると共に、安価に製造するこ
とが出来る。
連動される２つのエイミングスクリュー１６、１６の一
方１６は、外部から直接回転操作することが出来るよう
になっており、ギア機構を介して回転操作する場合に比
較して部品点数を減少させることが出来、構造を簡単に
して故障の原因を減少させると共に、安価に製造するこ
とが出来る。
【００３８】また、外部から直接操作される第１のエイ
ミングスクリュー１６はランプボディ２の後面から突出
された部分に固定されたクラウンギアより後方において
ベルト機構が連結されているので、第１のリフレクタ５
と第２のリフレクタ６の角度、すなわち、メインビーム
とサブビームの照射角をそれぞれ調整して、これら２つ
のビームによって正しい走行ビームを照射し得るように
調整した後に、２つのエイミングスクリュー１６、１６
に固定されたカウンタープーリ２１、２１間にカウンタ
ーベルト２２を架け渡す作業が簡単になる。
ミングスクリュー１６はランプボディ２の後面から突出
された部分に固定されたクラウンギアより後方において
ベルト機構が連結されているので、第１のリフレクタ５
と第２のリフレクタ６の角度、すなわち、メインビーム
とサブビームの照射角をそれぞれ調整して、これら２つ
のビームによって正しい走行ビームを照射し得るように
調整した後に、２つのエイミングスクリュー１６、１６
に固定されたカウンタープーリ２１、２１間にカウンタ
ーベルト２２を架け渡す作業が簡単になる。
【００３９】さらに、ベルト機構２０によって連係され
る２つのエイミングスクリュー１６、１６は上記エイミ
ング機構が有するエイミングスクリューのうち第１及び
第２のリフレクタ５、６の並び方向における両者の間隔
が最短となるもの同士であるので、ベルト機構２０を小
型に構成することが出来る。
る２つのエイミングスクリュー１６、１６は上記エイミ
ング機構が有するエイミングスクリューのうち第１及び
第２のリフレクタ５、６の並び方向における両者の間隔
が最短となるもの同士であるので、ベルト機構２０を小
型に構成することが出来る。
【００４０】なお、上記した実施の形態において示した
各部の形状乃至構造は、何れも本発明を実施するに際し
て行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これ
らによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるこ
とがあってはならないものである。
各部の形状乃至構造は、何れも本発明を実施するに際し
て行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これ
らによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるこ
とがあってはならないものである。
【００４１】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明車輌用前照灯は、前面が開口したランプボデ
ィと該ランプボディの前面開口を覆うレンズとによって
画成された灯室内に第１及び第２のリフレクタを有し、
これらリフレクタをランプボディに対して傾動可能に支
持するエイミング機構のエイミングスクリューの回転に
よって上記各リフレクタを傾動させるようにされた車輌
用前照灯において、上記第１のリフレクタを傾動させる
第１のエイミングスクリューと第２のリフレクタを傾動
させる第２のエイミングスクリューとの間の回転を連動
させるベルト機構を設けたことを特徴とする。
に、本発明車輌用前照灯は、前面が開口したランプボデ
ィと該ランプボディの前面開口を覆うレンズとによって
画成された灯室内に第１及び第２のリフレクタを有し、
これらリフレクタをランプボディに対して傾動可能に支
持するエイミング機構のエイミングスクリューの回転に
よって上記各リフレクタを傾動させるようにされた車輌
用前照灯において、上記第１のリフレクタを傾動させる
第１のエイミングスクリューと第２のリフレクタを傾動
させる第２のエイミングスクリューとの間の回転を連動
させるベルト機構を設けたことを特徴とする。
【００４２】従って、本発明車輌用前照灯にあっては、
一のエイミングスクリューを回転操作するだけでもう一
方のエイミングスクリューをも回転させることが出来る
ため、エイミング調整を容易に行うことが出来ると共
に、予め整合性がとれている２つのリフレクタの照射軸
の該整合性を崩さずにエイミング調整を行うことが出来
る。
一のエイミングスクリューを回転操作するだけでもう一
方のエイミングスクリューをも回転させることが出来る
ため、エイミング調整を容易に行うことが出来ると共
に、予め整合性がとれている２つのリフレクタの照射軸
の該整合性を崩さずにエイミング調整を行うことが出来
る。
【００４３】また、ベルト機構を介して間接的に回転さ
れるエイミングスクリューは外部からの直接操作が困難
な位置にあっても構わず、設計の自由度が向上する。
れるエイミングスクリューは外部からの直接操作が困難
な位置にあっても構わず、設計の自由度が向上する。
【００４４】さらに、２つのエイミングスクリュー間の
連動手段はベルト機構であるので、２つのエイミングス
クリューの位置関係の如何に拘わらず回転を連動させる
ことが出来る。
連動手段はベルト機構であるので、２つのエイミングス
クリューの位置関係の如何に拘わらず回転を連動させる
ことが出来る。
【００４５】請求項２に記載した発明にあっては、上記
第１及び第２のリフレクタは、それぞれメインビーム用
のリフレクタ及びサブビーム用のリフレクタであり、上
記第１及び第２のエイミングスクリューは上記リフレク
タを上下方向で傾動させるものであるので、第１及び第
２のリフレクタを上下方向で傾動させても、メインビー
ムとサブビームとの相対関係が崩れてしまうことがな
い。
第１及び第２のリフレクタは、それぞれメインビーム用
のリフレクタ及びサブビーム用のリフレクタであり、上
記第１及び第２のエイミングスクリューは上記リフレク
タを上下方向で傾動させるものであるので、第１及び第
２のリフレクタを上下方向で傾動させても、メインビー
ムとサブビームとの相対関係が崩れてしまうことがな
い。
【００４６】請求項３に記載した発明にあっては、上記
第１及び第２のエイミングスクリューは上記エイミング
機構が有するエイミングスクリューのうち第１及び第２
のリフレクタの並び方向における両者の間隔が最短とな
るものであるので、ベルト機構を小型に構成することが
出来る。
第１及び第２のエイミングスクリューは上記エイミング
機構が有するエイミングスクリューのうち第１及び第２
のリフレクタの並び方向における両者の間隔が最短とな
るものであるので、ベルト機構を小型に構成することが
出来る。
【００４７】請求項４に記載した発明にあっては、上記
第１及び第２のエイミングスクリューの一方は外部から
直接回転させることができるように構成されたので、ギ
ア機構を介して回転操作する場合に比較して部品点数を
減少させることが出来る。
第１及び第２のエイミングスクリューの一方は外部から
直接回転させることができるように構成されたので、ギ
ア機構を介して回転操作する場合に比較して部品点数を
減少させることが出来る。
【００４８】請求項５に記載した発明にあっては、上記
２つのエイミングスクリューはランプボディの背面壁に
貫通保持されていると共にそれぞれ後端部においてベル
ト機構と連結されており、一のエイミングスクリューは
ランプボディの外においてベルト機構と連結された部分
の前方に外部からの回転操作用の歯車を設けられたの
で、第１のリフレクタと第２のリフレクタの角度をそれ
ぞれ調整して、これら２つのリフレクタによって照射さ
れるビームによって正しい配光が得られるように調整し
た後に、２つのエイミングスクリュー間をベルト機構で
連結することが出来、２つのエイミングスクリューをベ
ルト機構で連係させる作業が容易になる。
２つのエイミングスクリューはランプボディの背面壁に
貫通保持されていると共にそれぞれ後端部においてベル
ト機構と連結されており、一のエイミングスクリューは
ランプボディの外においてベルト機構と連結された部分
の前方に外部からの回転操作用の歯車を設けられたの
で、第１のリフレクタと第２のリフレクタの角度をそれ
ぞれ調整して、これら２つのリフレクタによって照射さ
れるビームによって正しい配光が得られるように調整し
た後に、２つのエイミングスクリュー間をベルト機構で
連結することが出来、２つのエイミングスクリューをベ
ルト機構で連係させる作業が容易になる。
【図１】図２乃至図５と共に本発明を自動車用前照灯に
適用した実施の形態を示すものであり、本図は正面図で
ある。
適用した実施の形態を示すものであり、本図は正面図で
ある。
【図２】背面図である。
【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿う断面図である。
【図４】図１のＩＶ−ＩＶ線に沿う断面図である。
【図５】要部の分解斜視図である。
１…自動車用前照灯（車輌用前照灯）、２…ランプボデ
ィ、２ａ…背面壁、３…レンズ、４…灯具空間（灯
室）、５…第１のリフレクタ、６…第２のリフレクタ、
１６…エイミングスクリュー、１８…クラウンギア（歯
車）、２０…ベルト機構
ィ、２ａ…背面壁、３…レンズ、４…灯具空間（灯
室）、５…第１のリフレクタ、６…第２のリフレクタ、
１６…エイミングスクリュー、１８…クラウンギア（歯
車）、２０…ベルト機構
Claims (5)
- 【請求項１】 前面が開口したランプボディと該ランプ
ボディの前面開口を覆うレンズとによって画成された灯
室内に第１及び第２のリフレクタを有し、これらリフレ
クタをランプボディに対して傾動可能に支持するエイミ
ング機構のエイミングスクリューの回転によって上記各
リフレクタを傾動させるようにされた車輌用前照灯にお
いて、 上記第１のリフレクタを傾動させる第１のエイミングス
クリューと第２のリフレクタを傾動させる第２のエイミ
ングスクリューとの間の回転を連動させるベルト機構を
設けたことを特徴とする車輌用前照灯。 - 【請求項２】 上記第１及び第２のリフレクタは、それ
ぞれメインビーム用のリフレクタ及びサブビーム用のリ
フレクタであり、 上記第１及び第２のエイミングスクリューは上記リフレ
クタを上下方向で傾動させるものであることを特徴とす
る請求項１に記載の車輌用前照灯。 - 【請求項３】 上記第１及び第２のエイミングスクリュ
ーは上記エイミング機構が有するエイミングスクリュー
のうち第１及び第２のリフレクタの並び方向における両
者の間隔が最短となるものであることを特徴とする請求
項１又は請求項２に記載の車輌用前照灯。 - 【請求項４】 上記第１及び第２のエイミングスクリュ
ーの一方は外部から直接回転させることができるように
構成されたことを特徴とする請求項１、請求項２又は請
求項３に記載の車輌用前照灯。 - 【請求項５】 上記２つのエイミングスクリューはラン
プボディの背面壁に貫通保持されていると共にそれぞれ
後端部においてベルト機構と連結されており、 一のエイミングスクリューはランプボディの外において
ベルト機構と連結された部分の前方に外部からの回転操
作用の歯車を設けられたことを特徴とする請求項４に記
載の車輌用前照灯。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000323989A JP2002133913A (ja) | 2000-10-24 | 2000-10-24 | 車輌用前照灯 |
| US09/983,403 US6540386B2 (en) | 2000-10-24 | 2001-10-24 | Lamp having reflectors independently adjustable in the horizontal direction and concurrently adjustable in the vertical direction |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000323989A JP2002133913A (ja) | 2000-10-24 | 2000-10-24 | 車輌用前照灯 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002133913A true JP2002133913A (ja) | 2002-05-10 |
Family
ID=18801587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000323989A Pending JP2002133913A (ja) | 2000-10-24 | 2000-10-24 | 車輌用前照灯 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6540386B2 (ja) |
| JP (1) | JP2002133913A (ja) |
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| KR101274447B1 (ko) | 2007-07-10 | 2013-06-18 | 기아자동차주식회사 | 차량용 헤드 램프의 에이밍 장치 |
| JP7471377B2 (ja) | 2021-12-03 | 2024-04-19 | ツェットカーヴェー グループ ゲーエムベーハー | 自動車用の照射装置のライトモジュールを同時に調節するための調節装置 |
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| JP5596412B2 (ja) * | 2010-05-21 | 2014-09-24 | スタンレー電気株式会社 | 車両用前照灯 |
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| CN109562720B (zh) | 2016-08-12 | 2022-11-11 | 株式会社小糸制作所 | 照明系统以及传感器系统 |
| US10883690B2 (en) * | 2017-03-08 | 2021-01-05 | Koito Manufacturing Co., Ltd. | Vehicle lamp |
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| JPS6418739A (en) * | 1987-07-13 | 1989-01-23 | Koito Mfg Co Ltd | Headlamp mounting device |
| US4916586A (en) * | 1988-08-29 | 1990-04-10 | General Motors Corporation | Mounting bracket for headlamp assembly |
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| JP2000057824A (ja) | 1998-08-04 | 2000-02-25 | Koito Mfg Co Ltd | 車輌用前照灯 |
-
2000
- 2000-10-24 JP JP2000323989A patent/JP2002133913A/ja active Pending
-
2001
- 2001-10-24 US US09/983,403 patent/US6540386B2/en not_active Expired - Fee Related
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