JP2000057824A - 車輌用前照灯 - Google Patents

車輌用前照灯

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JP2000057824A
JP2000057824A JP10220084A JP22008498A JP2000057824A JP 2000057824 A JP2000057824 A JP 2000057824A JP 10220084 A JP10220084 A JP 10220084A JP 22008498 A JP22008498 A JP 22008498A JP 2000057824 A JP2000057824 A JP 2000057824A
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reflector
tilting member
intermediate tilting
lamp body
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Masao Matsubara
雅夫 松原
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エイミング機構及びレベリング機構の配置位
置の制約を低下させる。 【解決手段】 ランプボデイ2に中間傾動部材12が傾
動可能に支持されると共に該中間傾動部材にリフレクタ
5が傾動可能に支持され、中間傾動部材はランプボデイ
に3つの支持点Ea、Eb、Ecにおいて支持され、該
3つの支持点のうちの1点が傾動支点として形成される
と共に他の2点が支持点のランプボデイに対する位置を
変化させるエイミング調整部材を介して支持され、リフ
レクタは中間傾動部材に3つの支持点La、Lb、Lc
において支持され、該3つの支持点のうちの2点が傾動
支点として形成されると共に他の1点が支持点の中間傾
動部材に対する位置を自動操作又は遠隔操作によって変
化させるレベリングアクチュエータ18を介して支持さ
れるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車輌用前照灯に関す
る。詳しくは、エイミング機構及びレベリング機構を独
立して設け、これらの配置位置の制約を低下させる技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】車輌用前照灯には、車輌の完成時や車検
時に車体に対する光軸の延びる方向を調整するエイミン
グ調整を行うためのエイミング機構の他、車輌に積まれ
る車載物の重量及びその積載された位置によって変化さ
れる光軸の延びる方向を調整するレベリング調整を行う
ためのレベリング機構を有しているものがある。
【0003】このような車輌用前照灯の従来のものの一
例を図6及び図7に示す。
【0004】車輌用前照灯aは前方に開口した容器状を
為すランプボデイbと該ランプボデイbの開口を覆うレ
ンズcとによって画成された灯具空間d内にリフレクタ
eに取り付けられた光源バルブfが配置されて成る。
【0005】ランプボデイbの後部には挿通孔gが形成
されている。
【0006】リフレクタeの後部には電球取付孔hが形
成され、該電球取付孔hに光源バルブfが取り付けられ
ている。光源バルブfは口金部iを有し、該口金部iは
フランジ部jと該フランジ部jの前側に位置する被取付
部kとフランジ部jの後側に位置するカバー取付部lと
を有している。そして、光源バルブfは被取付部kが電
球取付孔hに取り付けられている。
【0007】ゴムカバーmは略円環状を為し、その内周
縁nが光源バルブfのカバー取付部lに取り付けられ、
また、外周縁oがランプボデイbの挿通孔gの開口縁に
取り付けられている。このようにゴムカバーmの内周縁
nがカバー取付部lに取り付けられると共に外周縁oが
挿通孔gの開口縁に取り付けられることにより挿通孔g
が覆われ、挿通孔gからの灯具空間d内への水や塵埃の
侵入の防止が図られている。
【0008】リフレクタeの背面にはその上端部に左右
に離間して2つの支持部p、p(図6に1つのもののみ
示す。)が突設され、該支持部p、pには前後方向に延
びる螺孔q、qが形成されている。また、リフレクタe
の下端部には左側の支持部pの下方に玉軸受部rが突設
されている。
【0009】エイミングスクリューs、sは被操作部で
ある頭部t、tと螺軸部u、uとが一体に形成されて成
り、螺軸部u、uがランプボデイbの背面側から挿通さ
れた状態でそれぞれリフレクタeに形成された支持部
p、pの螺孔q、qに螺合されている。
【0010】レベリングアクチュエータvはその本体部
wから連結軸xが前方へ向かって突出されており、該連
結軸xの先端には球状部yが一体に形成されている。そ
して、レベリングアクチュエータvは連結軸xが自動操
作又は遠隔操作により前後方向に移動されるようになっ
ている。
【0011】レベリングアクチュエータvは本体部wが
ランプボデイbの下端部に外側から取り付けられた状態
で、球状部yがリフレクタeに形成された玉軸受部rに
連結されている。従って、図6に示すように、レベリン
グアクチュエータvの一部がランプボデイbから後方へ
突出されている。
【0012】上記のようにリフレクタeはランプボデイ
bに対して、エイミングスクリューs、s及びレベリン
グアクチュエータvを介して3つの支持点A、B、Cで
支持される(図7参照)。
【0013】しかして、エイミング調整はエイミングス
クリューs、sの頭部t、tを回転操作することによっ
て為される。
【0014】例えば、右側のエイミングスクリューsの
頭部tを回転させると、その回転の方向に応じてその螺
軸部uがリフレクタeの螺孔qに捩じ込まれ又は捩じ戻
され、該支持点Aにおけるリフレクタeとランプボデイ
bとの間の間隔が変化し、これによってリフレクタeは
残りの2つの支持点B、Cを結ぶ線を傾動軸として傾動
される。
【0015】また、レベリング調整はレベリングアクチ
ュエータvの連結軸xを前後方向へ移動させることによ
って為される。
【0016】連結軸xを前後方向へ移動させると、該支
持点Cにおけるリフレクタeとランプボデイbとの間の
間隔が変化し、これによってリフレクタeは残りの2つ
の支持点A、Bを結ぶ線を傾動軸として傾動される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車輌は限ら
れた空間内に各種の機器及び機構が配置されることか
ら、車輌用前照灯も限られた配置空間に配置する必要が
ある。
【0018】ところが、上記した従来の車輌用前照灯a
にあっては、レベリング調整に際しランプボデイbに対
してリフレクタeを傾動させるためにレベリングアクチ
ュエータvをランプボデイbに取り付けており、レベリ
ングアクチュエータvの一部がランプボデイbから後方
へ突出してしまう。従って、レベリングアクチュエータ
vが突出された分、他の機器や機構と干渉し易いため車
種によってはレベリングアクチュエータvが取り付けら
れた車輌用前照灯aを配置するための十分な配置空間を
確保することができず、この場合にはレベリングアクチ
ュエータvの車輌用前照灯aに対する取付位置を別の位
置に変更しなければならず、各車種毎にレベリングアク
チュエータvの取付位置を考慮しなければならないとい
った問題がある。
【0019】また、レベリングアクチュエータvの車輌
用前照灯aに対する取付位置を変更した場合には、その
変更に応じて他の支持点A、Bの位置を変更せざるを得
ず、各支持点の車輌用前照灯aに対する形成位置が制約
されてしまうという問題もある。
【0020】そこで、本発明車輌用前照灯は、上記した
問題点を克服し、エイミング機構及びレベリング機構の
配置位置の制約を低下させることを課題とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明車輌用前照灯は、
上記した課題を解決するために、ランプボデイに中間傾
動部材が傾動可能に支持されると共に該中間傾動部材に
リフレクタが傾動可能に支持され、中間傾動部材はラン
プボデイに3つの支持点において支持され、該3つの支
持点のうちの1点が傾動支点として形成されると共に他
の2点が支持点のランプボデイに対する位置を変化させ
るエイミング調整部材を介して支持され、リフレクタは
中間傾動部材に3つの支持点において支持され、該3つ
の支持点のうちの2点が傾動支点として形成されると共
に他の1点が支持点の中間傾動部材に対する位置を自動
操作又は遠隔操作によって変化させるレベリングアクチ
ュエータを介して支持されるようにしたものである。
【0022】従って、本発明車輌用前照灯にあっては、
エミング調整機構とレベリング調整機構とが独立して設
けられ、レベリングアクチュエータをランプボデイの内
部に配置することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明車輌用前照灯の実
施の形態について添付図面を参照して説明する。
【0024】車輌用前照灯1は前方に開口した容器状を
為すランプボデイ2と該ランプボデイ2の開口を覆うレ
ンズ3とによって画成された灯具空間4内にリフレクタ
5に取り付けられた光源バルブ6が配置されて成る(図
1参照)。
【0025】ランプボデイ2は後面部7と該後面部7の
周縁から前方へ突出された筒状部8とが一体に形成され
て成り、後面部7には灯具空間4内に配置される光源バ
ルブ6の交換用の孔7aが形成されている。そして、後
面部7の上端部の左側及び後面部7の下端寄りの位置の
右側には、それぞれ挿通孔7b、7b(図1に一つのも
ののみ示す。)が形成されている。また、後面部7の内
面には、左側の挿通孔7bの略真下の位置で、かつ、右
側の挿通孔7bと略同じ高さ位置に球状の支持凹部7c
が形成されている。さらに、ランプボデイ2の筒状部8
の前端には前方に開口した凹溝8aが形成されている。
【0026】レンズ3は略前方を向く前面部3aと該前
面部3aの周縁から後方に突出された側面部3bとが一
体に形成されて成る。そして、レンズ3は側面部3bの
後端部がランプボデイ2の凹溝8内に挿入された状態で
該凹溝8内に嵌入された図示しないガスケットを介して
ランプボデイ2に取り付けられている。
【0027】リフレクタ5は中心部が後方へ突出された
凹曲面部9と該凹曲面部9の周縁から前方へ突出された
側面部10とから成る。リフレクタ5の凹曲面部9の背
面にはそれぞれ後方に開口した3つの球状の凹部5a、
5a、5b(球状凹部5aについては図1に一つのもの
のみ示す。)が形成され、球状凹部5a、5aは凹曲面
部9の上端寄りの位置に左右に離間して位置され、ま
た、球状凹部5bは凹曲面部9の下端寄りで左側の球状
凹部5aの略真下に位置されている。そして、リフレク
タ5の凹曲面部9には電球取付孔11が形成されてい
る。
【0028】光源バルブ6は放電灯バルブであり、口金
部6aを有し、該口金部6aの一部がリフレクタ5の電
球取付孔11に着脱自在に取り付けられている。
【0029】中間傾動部材12は横長の矩形の板状を為
し、灯具空間4内においてリフレクタ5の凹曲面部9の
直ぐ後側でランプボデイ2の後面部7の前側に配置され
る。そして、中間傾動部材12にはその略中央部に矩形
の挿通孔13が形成されている。
【0030】中間傾動部材12にはその左端寄りの部分
で上端寄りの位置に上下に離間して螺孔12a、12b
が形成され、左端寄りの部分で下端寄りの位置には螺孔
12bの略真下にアクチュエータ取付孔14が形成され
ている。また、中間傾動部材12にはその右端寄りの部
分で螺孔12bの右方に螺孔12cが形成され、該螺孔
12cの真下で下端寄りの位置には螺孔12dが形成さ
れている。さらに、中間傾動部材12にはアクチュエー
タ取付孔14の直ぐ上側に後方へ向けて支柱15が突設
されている。
【0031】支柱15は中間傾動部材12のアクチュエ
ータ取付孔14の直ぐ上側から後方へ向けて突設され、
中間傾動部材12から突出された軸部15aと該軸部1
5aの先端に形成された球状部15bとが一体に形成さ
れて成る。
【0032】ピボット部材16、16は軸部16a、1
6aと該軸部16a、16aの一端に形成された球状部
16b、16bとが一体に形成されて成り、軸部16
a、16aのうち他端側の部分が螺軸部16c、16c
として形成されている。
【0033】エイミングスクリュー17、17は被操作
部である頭部17a、17aと螺軸部17b、17bと
が一体に形成されて成る。
【0034】レベリングアクチュエータ18はその本体
部18aから連結軸18bが前方へ向けて突出されてお
り、該連結軸18bの先端には球状部18cが一体に形
成されている。そして、レベリングアクチュエータ18
は連結軸18bが自動操作又は遠隔操作により前後方向
に移動されるようになっている。
【0035】リフレクタ5は支持点La、Lb、Lcの
3点において中間傾動部材12にレベリング調整機構を
介して支持される(図1乃至図3参照)。レベリング調
整機構は、車載物によって変化される光軸の延びる方向
を調整するための機構であり、上記ピボット部材16、
16、レベリングアクチュエータ18及びリフレクタ5
に形成された球状凹部5a、5a、5bにより構成され
る。
【0036】即ち、ピボット部材16、16の螺軸部1
6c、16cがそれぞれ中間傾動部材12の螺孔12
b、12cに螺合されると共に球状部16b、16bが
それぞれリフレクタ5に形成された球状凹部5a、5a
に嵌合されることにより、リフレクタ5が支持点La及
び支持点Lbの2点において中間傾動部材12にピボッ
ト部材16、16を介して支持される。そして、レベリ
ングアクチュエータ18の本体部が中間傾動部材12の
アクチュエータ取付孔14に取り付けられると共に球状
部18cがリフレクタ5に形成された球状凹部5bに嵌
合されることにより、リフレクタ5が支持点Lcにおい
てレベリングアクチュエータ18を介して中間傾動部材
12に支持される。
【0037】尚、リフレクタ5が上記のようにして中間
傾動部材12に支持された状態において、リフレクタ5
の後端部が中間傾動部材12の挿通孔13を挿通され、
光源バルブ6の口金部6aの後半部が挿通孔13から後
方へ突出される。
【0038】また、中間傾動部材12は支持点Ea、E
b、Ecの3点においてランプボデイ2にエイミング調
整機構を介して支持される(図1乃至図3参照)。エイ
ミング調整機構は、車輌の完成時や車検時に光軸の延び
る方向を調整するための機構であり、上記エイミングス
クリュー17、17、支柱15、中間傾動部材12に形
成された螺孔12a、12d及びランプボデイ2に形成
された支持凹部7cにより構成される。
【0039】即ち、エイミングスクリュー17、17の
螺軸部17b、17bがそれぞれランプボデイ2の挿通
孔7b、7bを後側から挿通された状態で中間傾動部材
12の螺孔12a、12dに螺合されることにより、中
間傾動部材12が支持点Ea及び支持点Ebの2点にお
いてエイミングスクリュー17、17を介してランプボ
デイ12に支持される。尚、エイミングスクリュー1
7、17が挿通孔7b、7bに挿通された状態において
は、エイミングスクリュー17、17はランプボデイ2
に回転可能、かつ、軸方向に移動不能に支持されるよう
になっている。そして、中間傾動部材12から突設され
た支柱15の球状部15bがランプボデイ2に形成され
た支持凹部7cに嵌合されることにより、中間傾動部材
12が支持点Ecにおいて支柱15を介してランプボデ
イ2に支持される。
【0040】上記のようにしてリフレクタ5が支持点L
a、Lb、Lcの3点において中間傾動部材12にレベ
リング調整機構を介して支持されると共に中間傾動部材
12が支持点Ea、Eb、Ecの3点においてランプボ
デイ2にエイミング調整機構を介して支持される。そし
て、ランプボデイ2の孔7aがカバー体19によって閉
塞される。
【0041】カバー体19は軸方向に短い円柱状の嵌合
部19aと該嵌合部19aから外方に張り出したフラン
ジ部19bとが一体に形成され、嵌合部19aが孔7a
に嵌合されることによりランプボデイ2に取り付けられ
る。このとき、フランジ部19bと孔7aの開口縁との
間にリング状のシール部材20が介在されることによ
り、灯具空間4内への外部からの水や塵埃等の侵入の防
止が図られる。
【0042】しかして、車輌用前照灯1においては、エ
イミング調整及びレベリング調整が以下のように行われ
る。
【0043】エイミング調整はエイミングスクリュー1
7、17の頭部17a、17aを回転操作することによ
って為される。
【0044】例えば、左側のエイミングスクリュー17
の頭部17aを回転させると、その回転の方向に応じて
その螺軸部17bが中間傾動部材12の螺孔12aに捩
じ込まれ又は捩じ戻され、該支持点Eaにおける中間傾
動部材12とランプボデイ2との間の間隔が変化し、こ
れによって中間傾動部材12が残りの2つの支持点E
b、Ecを結ぶ線を傾動軸として上下方向に傾動され
る。従って、中間傾動部材12に支持されたリフレクタ
5も中間傾動部材12の傾動に伴って傾動され、これに
より上下方向におけるエイミング調整が為される。
【0045】また、右側のエイミングスクリュー17の
頭部17aを回転させると、その回転の方向に応じてそ
の螺軸部17bが中間傾動部材12の螺孔12dに捩じ
込まれ又は捩じ戻され、該支持点Ebにおける中間傾動
部材12とランプボデイ2との間の間隔が変化し、これ
によって中間傾動部材12が残りの2つの支持点Ea、
Ecを結ぶ線を傾動軸として左右方向に傾動される。従
って、中間傾動部材12に支持されたリフレクタ5も中
間傾動部材12の傾動に伴って傾動され、これにより左
右方向におけるエイミング調整が為される。
【0046】レベリング調整はレベリングアクチュエー
タ18の連結軸18bを前後方向へ移動させることによ
って為される。
【0047】連結軸18bを前後方向へ移動させると、
該支持点Lcにおけるリフレクタ5と中間傾動部材12
との間の間隔が変化し、これによってリフレクタ5が残
りの2つの支持点La、Lbを結ぶ線を傾動軸として上
下方向に傾動され、レベリング調整が為される。
【0048】以上に記載した通り、車輌用前照灯1にあ
っては、ランプボデイ2に中間傾動部材12がエイミン
グ調整機構を介して傾動可能に支持されると共にリフレ
クタ5がレベリング調整機構を介して中間傾動部材12
に傾動可能に支持されている。
【0049】従って、レベリングアクチュエータ18が
灯具空間4内に配置された中間傾動部材12に取り付け
られるため、ランプボデイ2からレベリングアクチュエ
ータ18が後方へ突出してしまうようなことがなく、レ
ベリングアクチュエータ18の車輌用前照灯1に対する
取付位置が限定されず、各車種毎にレベリングアクチュ
エータ18の取付位置を考慮する必要がなく、各種の車
輌の配置空間に車輌用前照灯1を配置させることができ
る。
【0050】また、レベリングアクチュエータ18の車
輌用前照灯1に対する取付位置を変更する必要がないた
め、エイミング調整機構及びレベリング調整機構の他の
支持点La、Lb、Ea、Eb、Ecの位置を変更する
必要もなく、各支持点の車輌用前照灯1に対する形成位
置が制約されるようなこともない。
【0051】尚、従来の車輌用前照灯aのように、ゴム
カバーmを用い、その内周縁nをリフレクタeに取り付
けられた光源バルブfに取り付けると共に外周縁oをラ
ンプボデイbに取り付けることにより該ランプボデイb
の挿通孔gを閉塞するようにすると、エイミング調整及
びレベリング調整時にリフレクタeがランプボデイbに
対して傾動しようとするときに、ゴムカバーmがリフレ
クタeの傾動に対する抵抗となり、スムーズな傾動が為
されない虞がある。特に、レベリング調整は車輌への車
載物によって光軸の延びる方向が変化する毎に行う必要
があるため、リフレクタのスムーズな傾動が妨げられる
ことは非常に問題となる。
【0052】ところが、上記車輌用前照灯1にあって
は、ランプボデイ2に光源バルブ6を交換するための孔
7aが形成され、該孔7aがカバー体19によって閉塞
されるようにしており、光源バルブ6はリフレクタ5の
電球取付孔11に取り付けられている。従って、従来の
車輌用前照灯aのように、エイミング調整及びレベリン
グ調整を行ったときにリフレクタ5の傾動に対して抵抗
となるものがなく、リフレクタ5のスムーズな傾動を確
保することができる。
【0053】図4は一体に形成された2つのリフレクタ
部を有する車輌用前照灯1Aに中間傾動部材を設けエイ
ミング調整及びレベリング調整を行うようにしたものを
概念的に示す背面図である。
【0054】以下に、図4に示した車輌用前照灯1Aに
ついて説明するが、車輌用前照灯1Aは上記した車輌用
前照灯1と比較してリフレクタ部が2つある点、エイミ
ング調整機構及びレベリング調整機構の各支持点(L
a、Lb、Lc及びEa、Eb、Ec)の形成位置が異
なる点、中間傾動部材が一方のリフレクタ部の後方側に
のみ設けられている点が異なるのみであるため、車輌用
前照灯1Aの説明にあっては、車輌用前照灯1と比較し
て異なる部分についてのみ詳細に説明をし、その他の部
分については上記車輌用前照灯1における同様の部分に
付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
【0055】車輌用前照灯1Aの灯具空間内にはリフレ
クタ体21が配置され、該リフレクタ体21は互いに左
右に離間して位置する第2のリフレクタ部5Bと第1の
リフレクタ部5Aを有している。尚、車輌用前照灯1A
は右側の部分がすれ違いビームとして機能し、左側の部
分が走行ビームとして機能するものである。従って、右
側に位置する第1のリフレクタ部5Aがすれ違いビーム
側のリフレクタであり、左側に位置する第2のリフレク
タ部5Bが走行ビーム側のリフレクタである。
【0056】リフレクタ体21には第1のリフレクタ部
5A、第2のリフレクタ部5Bの間に両者を連結する連
結部21aが形成され、これらの第1のリフレクタ部5
A、第2のリフレクタ部5B及び連結部21aが一体に
形成されてリフレクタ体21が構成されている。また、
第1のリフレクタ部5A、第2のリフレクタ部5Bには
その電球取付孔11A、11Bにそれぞれ図示しない光
源バルブが取り付けられている。
【0057】中間傾動部材12Aは左側の第1のリフレ
クタ部5Bと連結部21aの後方側に配置され、即ち、
右端部を除く部分が第1のリフレクタ部5Bの後方に位
置されると共に右端部が連結部21aの後方に位置され
ている。
【0058】リフレクタ体21は支持点La、Lb、L
cの3点において中間傾動部材12Aにレベリング調整
機構を介して支持され、また、中間傾動部材12Aは支
持点Ea、Eb、Ecの3点においてランプボデイ2に
エイミング調整機構を介して支持されている。
【0059】支持点Laは中間傾動部材12Aの右端部
でその上端部に対応する位置に形成され、支持点Lbは
中間傾動部材12Aの左端部で支持点Laと同じ高さ位
置に形成されている。そして、支持点Lcは中間傾動部
材12Aの右端部でその下端寄りの部分に対応する位置
に形成されている。
【0060】従って、支持点Laはリフレクタ体21の
連結部21aの上端部がピボット体16を介して中間傾
動部材12Aの右端部の上端部に連結されることにより
形成され、また、支持点Lcはリフレクタ体21の連結
部21aの下端部がレベリングアクチュエータ18を介
して中間傾動部材12Aの右端部の下端寄りの部分に連
結されることにより形成される。
【0061】支持点Eaは支持点Laの直ぐ下側に形成
され、支持点Ebは中間傾動部材12Aの左端部でその
下端部に対応する位置に形成されている。そして、支持
点Ecは支持点Lcの直ぐ下側に形成されている。
【0062】しかして、車輌用前照灯1Aの上下方向に
おけるエイミング調整は、支持点Eaにおけるエイミン
グスクリュー17を回転させると該支持点Eaにおける
中間傾動部材12Aとランプボデイ2との間の間隔が変
化され、中間傾動部材12Aが残りの2つの支持点E
b、Ecを結ぶ線を傾動軸として上下方向に傾動され、
このとき中間傾動部材12Aに支持されたリフレクタ体
21が中間傾動部材12Aの傾動に伴って傾動されるこ
とにより為される。
【0063】また、車輌用前照灯1Aの左右方向におけ
るエイミング調整は、支持点Ebにおけるエイミングス
クリュー17を回転させると該支持点Ebにおける中間
傾動部材12Aとランプボデイ2との間の間隔が変化さ
れ、中間傾動部材12Aが残りの2つの支持点Ea、E
cを結ぶ線を傾動軸として左右方向に傾動され、このと
き中間傾動部材12Aに支持されたリフレクタ体21が
中間傾動部材12Aの傾動に伴って傾動されることによ
り為される。
【0064】上記のように、車輌用前照灯1Aにあって
は、リフレクタ体21が中間傾動部材12Aに対して傾
動されるため、第1のリフレクタ部5A、第2のリフレ
クタ部5B側のエイミング調整が同時に行われることに
なる。
【0065】車輌用前照灯1Aのレリング調整はレベリ
ングアクチュエータ18の連結軸18bを前後方向へ移
動させると該支持点Lcにおけるリフレクタ体21と中
間傾動部材12Aとの間の間隔が変化され、リフレクタ
体21が残りの2つの支持点La、Lbを結ぶ線を傾動
軸として上下方向に傾動されることにより為される。
【0066】上記のように、車輌用前照灯1Aにあって
は、リフレクタ体21が中間傾動部材12Aに対して傾
動されるため、第1のリフレクタ部5A、第2のリフレ
クタ部5B側のレベリング調整もエイミング調整と同様
に同時に行われることになる。
【0067】上記のように、車輌用前照灯1Aにあって
は、第1のリフレクタ部5A、第2のリフレクタ部5B
が一体に形成されているので、例えば、すれ違いビーム
と走行ビームのように2つのリフレクタ部を必要とする
車輌用前照灯を形成する場合に、各別にリフレクタ部を
形成する必要がなく、車輌用前照灯の製造コストの低減
を図ることができる。
【0068】図5はそれぞれ別体で形成された2つのリ
フレクタを有する車輌用前照灯1Bに中間傾動部材を設
けエイミング調整及びレベリング調整を行うようにした
ものを概念的に示す背面図である。
【0069】以下に、図5に示した車輌用前照灯1Bに
ついて説明するが、車輌用前照灯1Bは上記した車輌用
前照灯1と比較してリフレクタが2つある点、エイミン
グ調整機構及びレベリング調整機構の各支持点(La、
Lb、Lc及びEa、Eb、Ec)の形成位置が異なる
点、一の中間傾動部材が各リフレクタに対応して設けら
れている点が異なるのみであるため、車輌用前照灯1B
の説明にあっては、車輌用前照灯1と比較して異なる部
分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分について
は上記車輌用前照灯1における同様の部分に付した符号
と同じ符号を付して説明は省略する。
【0070】車輌用前照灯1Bの灯具空間内には、走行
側リフレクタ5D、すれ違い側リフレクタ5Cが左右に
離間して配置されている。尚、車輌用前照灯1Bは右側
のすれ違い側リフレクタ5Cがすれ違いビーム側のもの
であり、左側の走行側リフレクタ5Dが走行ビーム側の
ものである。そして、すれ違い側リフレクタ5C、走行
側リフレクタ5Dの電球取付孔11C、11Dにそれぞ
れ図示しない光源バルブが取り付けられている。また、
すれ違い側リフレクタ5Cの背面の下端部には左方へ突
出されたアクチュエータ連結部5dが形成され、該アク
チュエータ連結部5dに後方に開口された図示しない球
状凹部が形成されている。
【0071】中間傾動部材12Bは左右方向に長く形成
され、左右に離間して矩形の挿通孔13B、13Bが形
成されている。
【0072】車輌用前照灯1Bはすれ違い側リフレクタ
5Cが支持点La、Lb、Lcの3点において中間傾動
部材12Bにレベリング調整機構を介して支持され、ま
た、中間傾動部材12Bが支持点Ea、Eb、Ecの3
点においてランプボデイ2にエイミング調整機構を介し
て支持されている。
【0073】支持点Laは中間傾動部材12Bの左右方
向における中央の稍右側でその上端部に対応する位置に
形成され、支持点Lbは中間傾動部材12Bの右端部で
支持点Laと同じ高さ位置に形成されている。そして、
支持点Lcは中間傾動部材12Bの左右方向における略
中央部でその下端寄りの部分に対応する位置に形成され
ている。
【0074】従って、支持点Lcはすれ違い側リフレク
タ5Cのアクチュエータ連結部5dがレベリングアクチ
ュエータ18を介して中間傾動部材12Bの左右方向に
おける下端寄りの部分に連結されることにより形成され
る。
【0075】支持点Eaは支持点Laの直ぐ左側に形成
され、支持点Ebは中間傾動部材12Bの左端部でその
下端部に対応する位置に形成されている。そして、支持
点Ecは支持点Lcの直ぐ下側でその稍左寄りの位置に
形成されている。
【0076】走行側リフレクタ5Dはその上端部、下端
部及び左端部の3点において取付ネジ22、22、22
により中間傾動部材12Bに固定されている。
【0077】しかして、車輌用前照灯1Bの上下方向に
おけるエイミング調整は、支持点Eaにおけるエイミン
グスクリュー17を回転させると該支持点Eaにおける
中間傾動部材12Bとランプボデイ2との間の間隔が変
化され、中間傾動部材12Bが残りの2つの支持点E
b、Ecを結ぶ線を傾動軸として上下方向に傾動され、
このとき中間傾動部材12Bに固定された走行側リフレ
クタ5Dが中間傾動部材12Bの傾動に伴って傾動され
ることにより為される。
【0078】また、すれ違い側リフレクタ5Cがレベリ
ング機構を介して中間傾動部材12Bに支持されている
ため、中間傾動部材12Bが傾動されるとこの傾動に伴
ってすれ違い側リフレクタ5Cも走行側リフレクタ5D
と共に傾動され、すれ違い側リフレクタ5C側の上下方
向におけるエイミング調整も為される。
【0079】車輌用前照灯1Bの左右方向におけるエイ
ミング調整は、支持点Ebにおけるエイミングスクリュ
ー17を回転させると該支持点Ebにおける中間傾動部
材12Bとランプボデイ2との間の間隔が変化され、中
間傾動部材12Bが残りの2つの支持点Ea、Ecを結
ぶ線を傾動軸として左右方向に傾動され、このとき中間
傾動部材12Bに固定された走行側リフレクタ5Dが中
間傾動部材12Bの傾動に伴って傾動されることにより
為される。
【0080】また、すれ違い側リフレクタ5Cがレベリ
ング機構を介して中間傾動部材12Bに支持されている
ため、中間傾動部材12Bが傾動されるとこの傾動に伴
ってすれ違い側リフレクタ5Cも走行側リフレクタ5D
と共に傾動され、すれ違い側リフレクタ5C側の左右方
向におけるエイミング調整も為される。
【0081】従って、車輌用前照灯1Bにあっては、す
れ違い側リフレクタ5C、走行側リフレクタ5D側のの
エイミング調整が同時に行われることになる。
【0082】車輌用前照灯1Bのレリング調整はレベリ
ングアクチュエータ18の連結軸18bを前後方向へ移
動させると該支持点Lcにおけるすれ違い側リフレクタ
5Cと中間傾動部材12Bとの間の間隔が変化され、す
れ違い側リフレクタ5Cが残りの2つの支持点La、L
bを結ぶ線を傾動軸として上下方向に傾動されることに
より為される。尚、走行側リフレクタ5Dは中間傾動部
材12Bに固定されており、該中間傾動部材12Bは傾
動されないため、走行側リフレクタ5Dは傾動されな
い。
【0083】従って、車輌用前照灯1Bにあっては、す
れ違い側リフレクタ5C側のレベリング調整を行うこと
ができるが、走行側リフレクタ5D側のレベリング調整
を行うことはできない。
【0084】このように車輌用前照灯1Bにおいては、
すれ違い側リフレクタ5C側のレベリング調整のみを行
うようにしているが、すれ違い側リフレクタ5Cはすれ
違いビーム側のものであり、車輌に積まれる車載物の重
量によって光軸の延びる方向が変化されたときにはグレ
アを発生しないようにするためにレベリング調整を行う
必要があるが、走行側リフレクタ5Dは走行ビーム側の
ものであり、もともとすれ違いビームよりも上方側を照
射するため、レベリングの必要性は小さく走行ビームの
レベリングを行うことができなくても特に支障はない。
【0085】上記のように、車輌用前照灯1Bにあって
は、走行側リフレクタ5Dが中間傾動部材12Bに固定
されているため、走行側リフレクタ5D側のレベリング
調整は行われず中間傾動部材12Bに対して走行側リフ
レクタ5Dが傾動することはないため、走行側リフレク
タ5Dに関しては、従来の車輌用前照灯aのようにレベ
リング調整時におけるゴムカバーmによるリフレクタの
傾動に対する抵抗を考慮する必要がない。
【0086】従って、車輌用前照灯1Bにあっては、走
行側リフレクタ5Dに関しては、ランプボデイ2の孔7
aを閉塞するカバー体19に変えて従来の車輌用前照灯
aにおいて示したようなゴムカバーm、即ち、その外周
縁がランプボデイ2の孔7aの開口縁に取り付けられる
と共に内周縁が走行側リフレクタ5Dの電球取付孔11
Dに取り付けられた光源バルブ6の口金部6aに取り付
けられるようなものを用いてもよい。
【0087】このように車輌用前照灯1Bにあっては、
カバー体19に代えてゴムカバーを用いることもできる
ため、設計の自由度が向上すると共に従来の車輌用前照
灯aにおいて使用されている部品、即ち、ゴムカバーの
使い回しが可能である。
【0088】尚、上記した車輌用前照灯1Bにあって
は、走行側リフレクタ5Dを取付ネジ22、22、22
を用いて中間傾動部材12Bに固定するようにしている
が、走行側リフレクタ5Dと中間傾動部材12Bとを一
体に形成するようにしてもよい。
【0089】走行側リフレクタ5Dと中間傾動部材12
Bとを一体に形成することにより、部品点数の削減が図
られ、車輌用前照灯1Bの製造コストの低減に寄与す
る。
【0090】尚、上記した実施の形態において示した各
部の形状及び構造は、何れも本発明の実施に際して行う
具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによ
って本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあ
ってはならないものである。
【0091】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明車輌用前照灯は、開口を有する容器状に形成
されたランプボデイと、該ランプボデイの開口を覆うレ
ンズと、ランプボデイとレンズとにより画成された灯具
空間内に配置されると共に光源バルブとして放電灯バル
ブが取り付けられ該光源バルブの光を反射するリフレク
タとを備え、車体に対してリフレクタの傾斜角度を変更
して照射軸の延びる方向を調整するエイミング調整機構
及びレベリング調整機構を有する車輌用前照灯であっ
て、ランプボデイに中間傾動部材が傾動可能に支持され
ると共に該中間傾動部材にリフレクタが傾動可能に支持
され、中間傾動部材はランプボデイに3つの支持点にお
いて支持され、該3つの支持点のうちの1点が傾動支点
として形成されると共に他の2点が支持点のランプボデ
イに対する位置を変化させるエイミング調整部材を介し
て支持され、リフレクタは中間傾動部材に3つの支持点
において支持され、該3つの支持点のうちの2点が傾動
支点として形成されると共に他の1点が支持点の中間傾
動部材に対する位置を自動操作又は遠隔操作によって変
化させるレベリングアクチュエータを介して支持された
ことを特徴とする。
【0092】従って、レベリングアクチュエータが灯具
空間内に配置された中間傾動部材に取り付けられるた
め、ランプボデイからレベリングアクチュエータが後方
へ突出してしまうようなことがなく、レベリングアクチ
ュエータの車輌用前照灯に対する取付位置が限定されず
各車種毎にレベリングアクチュエータの取付位置を考慮
する必要がなく、各種の車輌の配置空間に車輌用前照灯
を配置させることができる。
【0093】また、レベリングアクチュエータの車輌用
前照灯に対する取付位置を変更する必要がないため、エ
イミング調整機構及びレベリング調整機構の他の支持点
の位置を変更する必要もなく、各支持点の車輌用前照灯
に対する形成位置が制約されるようなこともない。
【0094】請求項2に記載した発明は、リフレクタが
それぞれ光源バルブが取り付けられた第1のリフレクタ
部と第2のリフレクタ部とが互いに離間した状態で一体
に形成されて成るリフレクタ体として形成されたことを
特徴とする。
【0095】従って、例えば、走行ビームとすれ違いビ
ームのように2つのリフレクタ部を必要とする車輌用前
照灯を形成する場合に、各別にリフレクタ部を形成する
必要がなく、車輌用前照灯の製造コストの低減を図るこ
とができる。
【0096】請求項3に記載した発明は、リフレクタが
それぞれ光源バルブが取り付けられたすれ違いビーム用
のすれ違い側リフレクタと走行ビーム用の走行側リフレ
クタとから成り、すれ違い側リフレクタと走行側リフレ
クタとは互いに離間した状態で別体で形成され、中間傾
動部材はすれ違い側リフレクタと走行側リフレクタとが
離間する方向に延びるように形成され、すれ違い側リフ
レクタのみが中間傾動部材に3つの支持点において支持
され、走行側リフレクタが中間傾動部材に固定されたこ
とを特徴とする。
【0097】従って、走行側リフレクタ側に関しては、
レベリング調整が為されないので、従来の車輌用前照灯
のようにレベリング調整時におけるゴムカバーによるリ
フレクタの傾動に対する抵抗を考慮する必要がなく、ラ
ンプボデイの後方側の開口を閉塞するために、該開口の
開口縁に取り付けられると共に電球取付孔に取り付けら
れた光源バルブの一部に取り付けられるようなゴムカバ
ーを用いることができ、車輌用前照灯の設計の自由度が
向上すると共に部品、即ち、ゴムカバーの使い回しが可
能である。
【0098】請求項4に記載した発明にあっては、走行
側リフレクタと中間傾動部材とを一体に形成したので、
部品点数の削減が図られ、車輌用前照灯の製造コストの
削減に寄与する。
【0099】請求項5に記載した発明にあっては、ラン
プボデイに光源バルブを交換するための開口を形成し、
該開口を閉塞するためのカバー体を設けたので、従来の
車輌用前照灯のように、エイミング調整及びレベリング
調整を行ったときにリフレクタの傾動に対して抵抗とな
るものがなく、リフレクタのスムーズな傾動を確保する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2及び図3と共に本発明車輌用前照灯の実施
の形態を示すものであり、本図は概略縦断面図である。
【図2】エイミング機構及びレベリング機構の配置位置
を概念的に示す背面図である。
【図3】中間傾動部材に対するエイミング機構及びレベ
リング機構の各部材の配置位置を示す拡大斜視図であ
る。
【図4】一体に形成された2つのリフレクタ部を有する
車輌用前照灯に中間傾動部材を設けエイミング調整及び
レベリング調整を行うようにしたものを概念的に示す背
面図である。
【図5】別体で形成された2つのリフレクタを有する車
輌用前照灯に中間傾動部材を設けエイミング調整及びレ
ベリング調整を行うようにしたものを概念的に示す背面
図である。
【図6】図7と共に従来の車輌用前照灯を示すものであ
り、本図は概略従断面図である。
【図7】エイミング機構及びレベリング機構の配置位置
を概念的に示す背面図である。
【符号の説明】
1…車輌用前照灯、2…ランプボデイ、3…レンズ、4
…灯具空間、5…リフレクタ、6…光源バルブ、7a…
孔(開口)、12…中間傾動部材、17…エイミングス
クリュー(エイミング調整部材)、18…レベリングア
クチュエータ、19…カバー体、1A…車輌用前照灯、
21…リフレクタ体、5A…第1のリフレクタ部、5B
…第2のリフレクタ部、12A…中間傾動部材、1B…
車輌用前照灯、5C…すれ違い側リフレクタ、5D…走
行側リフレクタ、12B…中間傾動部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を有する容器状に形成されたランプ
    ボデイと、該ランプボデイの開口を覆うレンズと、ラン
    プボデイとレンズとにより画成された灯具空間内に配置
    されると共に光源バルブとして放電灯バルブが取り付け
    られ該光源バルブの光を反射するリフレクタとを備え、
    車体に対してリフレクタの傾斜角度を変更して照射軸の
    延びる方向を調整するエイミング調整機構及びレベリン
    グ調整機構を有する車輌用前照灯であって、 ランプボデイに中間傾動部材が傾動可能に支持されると
    共に該中間傾動部材にリフレクタが傾動可能に支持さ
    れ、 中間傾動部材はランプボデイに3つの支持点において支
    持され、該3つの支持点のうちの1点が傾動支点として
    形成されると共に他の2点が支持点のランプボデイに対
    する位置を変化させるエイミング調整部材を介して支持
    され、 リフレクタは中間傾動部材に3つの支持点において支持
    され、該3つの支持点のうちの2点が傾動支点として形
    成されると共に他の1点が支持点の中間傾動部材に対す
    る位置を自動操作又は遠隔操作によって変化させるレベ
    リングアクチュエータを介して支持されたことを特徴と
    する車輌用前照灯。
  2. 【請求項2】 リフレクタがそれぞれ光源バルブが取り
    付けられた第1のリフレクタ部と第2のリフレクタ部と
    が互いに離間した状態で一体に形成されて成るリフレク
    タ体として形成されたことを特徴とする請求項1に記載
    の車輌用前照灯。
  3. 【請求項3】 リフレクタがそれぞれ光源バルブが取り
    付けられたすれ違いビーム用のすれ違い側リフレクタと
    走行ビーム用の走行側リフレクタとから成り、 すれ違い側リフレクタと走行側リフレクタとは互いに離
    間した状態で別体で形成され、 中間傾動部材はすれ違い側リフレクタと走行側リフレク
    タとが離間する方向に延びるように形成され、 すれ違い側リフレクタのみが中間傾動部材に3つの支持
    点において支持され、 走行側リフレクタが中間傾動部材に固定されたことを特
    徴とする請求項1に記載の車輌用前照灯。
  4. 【請求項4】 走行側リフレクタと中間傾動部材とを一
    体に形成したことを特徴とする請求項3に記載の車輌用
    前照灯。
  5. 【請求項5】 ランプボデイに光源バルブを交換するた
    めの開口が形成され、 該開口を閉塞するためのカバー体が設けられたことを特
    徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に
    記載の車輌用前照灯。
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