JP2003025906A - ヘッドランプ装置 - Google Patents
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- JP2003025906A JP2003025906A JP2001217103A JP2001217103A JP2003025906A JP 2003025906 A JP2003025906 A JP 2003025906A JP 2001217103 A JP2001217103 A JP 2001217103A JP 2001217103 A JP2001217103 A JP 2001217103A JP 2003025906 A JP2003025906 A JP 2003025906A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コスト高および装置の大型化を伴うことな
く、走行ビーム配光、すれ違いビーム配光、および旋回
用配光間で配光可変であること。 【解決手段】 左右の各灯具が、旋回/走行ビーム配光
用灯具部とすれ違いビーム配光用灯具部とを備えてお
り、旋回/走行ビーム配光用灯具部は、リフレクタが、
旋回用リフレクタと走行ビーム用リフレクタとで構成さ
れており、光源が、ダブルフィラメント光源で構成され
ており、旋回用リフレクタが、左右の灯具間で、相互に
逆向きとなるように光軸を左または右方向に傾けて配置
されており、ダブルフィラメント光源、すれ違いビーム
配光用灯具部の点灯制御により、すれ違いビーム配光P
1、走行ビーム配光、旋回用配光T1(T2)とすれ違
いビーム配光P1との併用配光P3との間で切り換え可
能に構成した。
く、走行ビーム配光、すれ違いビーム配光、および旋回
用配光間で配光可変であること。 【解決手段】 左右の各灯具が、旋回/走行ビーム配光
用灯具部とすれ違いビーム配光用灯具部とを備えてお
り、旋回/走行ビーム配光用灯具部は、リフレクタが、
旋回用リフレクタと走行ビーム用リフレクタとで構成さ
れており、光源が、ダブルフィラメント光源で構成され
ており、旋回用リフレクタが、左右の灯具間で、相互に
逆向きとなるように光軸を左または右方向に傾けて配置
されており、ダブルフィラメント光源、すれ違いビーム
配光用灯具部の点灯制御により、すれ違いビーム配光P
1、走行ビーム配光、旋回用配光T1(T2)とすれ違
いビーム配光P1との併用配光P3との間で切り換え可
能に構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行ビーム配光、
すれ違いビーム配光、および旋回用配光を含めて配光可
変な4灯式のヘッドランプ装置に関する。
すれ違いビーム配光、および旋回用配光を含めて配光可
変な4灯式のヘッドランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のヘッドランプ装置は、走行ビーム
配光とすれ違いビーム配光との間で配光可変に構成され
ているもので、旋回(曲路)方向へ照射する配光を必要
とする場合には、旋回用配光が得られる専用の別灯具を
組み付けて対応している。
配光とすれ違いビーム配光との間で配光可変に構成され
ているもので、旋回(曲路)方向へ照射する配光を必要
とする場合には、旋回用配光が得られる専用の別灯具を
組み付けて対応している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来のヘッ
ドランプ装置は、部品点数および組付工数の増加に伴う
コスト高を招くばかりでなく、別灯具を組み付けるスペ
ースが必要で装置の大型化を招く、という課題を有して
いる。
ドランプ装置は、部品点数および組付工数の増加に伴う
コスト高を招くばかりでなく、別灯具を組み付けるスペ
ースが必要で装置の大型化を招く、という課題を有して
いる。
【0004】そこで、本発明は、コスト高および装置の
大型化を伴うことなく、走行ビーム配光、すれ違いビー
ム配光、および旋回用配光間で配光可変なヘッドランプ
装置を提供することを目的とする。
大型化を伴うことなく、走行ビーム配光、すれ違いビー
ム配光、および旋回用配光間で配光可変なヘッドランプ
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ため、請求項1記載の発明は、左右の各灯具が、旋回/
走行ビーム配光用灯具部と、すれ違いビーム配光用灯具
部とを備えて構成されているヘッドランプ装置であっ
て、前記旋回/走行ビーム配光用灯具部は、そのリフレ
クタが、略上側半分の反射面で構成される旋回用リフレ
クタと、略下側半分の反射面で構成される走行ビーム用
リフレクタとを有して構成されており、その光源が、ダ
ブルフィラメント光源で構成されており、かつ前記旋回
用リフレクタが、左右の灯具間で、相互に逆向きとなる
ように光軸を左または右方向に傾けて配置されていると
共に、前記ダブルフィラメント光源の内、シェード側の
光源の光を前記旋回用リフレクタで反射させることによ
って旋回用配光を構成し、かつ他の光源の光を前記旋回
用リフレクタおよび走行ビーム用リフレクタで反射させ
ることによって走行ビーム用配光を構成するように全体
構成されており、前記ダブルフィラメント光源および前
記すれ違いビーム配光用灯具部の点灯制御により、すれ
違いビーム配光、走行ビーム配光、旋回用配光とすれ違
いビーム配光との併用配光との間で切り換え可能に構成
したことを特徴とする。
ため、請求項1記載の発明は、左右の各灯具が、旋回/
走行ビーム配光用灯具部と、すれ違いビーム配光用灯具
部とを備えて構成されているヘッドランプ装置であっ
て、前記旋回/走行ビーム配光用灯具部は、そのリフレ
クタが、略上側半分の反射面で構成される旋回用リフレ
クタと、略下側半分の反射面で構成される走行ビーム用
リフレクタとを有して構成されており、その光源が、ダ
ブルフィラメント光源で構成されており、かつ前記旋回
用リフレクタが、左右の灯具間で、相互に逆向きとなる
ように光軸を左または右方向に傾けて配置されていると
共に、前記ダブルフィラメント光源の内、シェード側の
光源の光を前記旋回用リフレクタで反射させることによ
って旋回用配光を構成し、かつ他の光源の光を前記旋回
用リフレクタおよび走行ビーム用リフレクタで反射させ
ることによって走行ビーム用配光を構成するように全体
構成されており、前記ダブルフィラメント光源および前
記すれ違いビーム配光用灯具部の点灯制御により、すれ
違いビーム配光、走行ビーム配光、旋回用配光とすれ違
いビーム配光との併用配光との間で切り換え可能に構成
したことを特徴とする。
【0006】このため、請求項1記載の発明では、ダブ
ルフィラメント光源およびすれ違いビーム配光用灯具部
の点灯制御により、すれ違いビーム配光、走行ビーム配
光、旋回用配光とすれ違いビーム配光との併用配光との
間で切り換え可能に構成したので、旋回用配光を得るた
めの専用の別灯具は勿論のこと、リフレクタの傾動機構
も不要で、構造の複雑化を伴うことなく、旋回用配光を
得ることができる。
ルフィラメント光源およびすれ違いビーム配光用灯具部
の点灯制御により、すれ違いビーム配光、走行ビーム配
光、旋回用配光とすれ違いビーム配光との併用配光との
間で切り換え可能に構成したので、旋回用配光を得るた
めの専用の別灯具は勿論のこと、リフレクタの傾動機構
も不要で、構造の複雑化を伴うことなく、旋回用配光を
得ることができる。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のヘッドランプ装置であって、前記ダブルフィラメン
ト光源が、前記シェードを光源中心線に対して左右対称
の位置にして配置されていることを特徴とする。
載のヘッドランプ装置であって、前記ダブルフィラメン
ト光源が、前記シェードを光源中心線に対して左右対称
の位置にして配置されていることを特徴とする。
【0008】このため、請求項2記載の発明では、斜め
カットラインを排除して水平カットラインのみで旋回用
配光を構成することができる。
カットラインを排除して水平カットラインのみで旋回用
配光を構成することができる。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載のヘッドランプ装置であって、前記リフレク
タは、前記旋回用リフレクタと前記走行ビーム用リフレ
クタとを一体化して構成されていることを特徴とする。
たは2記載のヘッドランプ装置であって、前記リフレク
タは、前記旋回用リフレクタと前記走行ビーム用リフレ
クタとを一体化して構成されていることを特徴とする。
【0010】このため、請求項3記載の発明では、1個
のリフレクタ内に、旋回用配光を創出する旋回用リフレ
クタを設けたので、何等構造の複雑化を伴うことが無
い。
のリフレクタ内に、旋回用配光を創出する旋回用リフレ
クタを設けたので、何等構造の複雑化を伴うことが無
い。
【0011】また、請求項4記載の発明は、請求項1〜
3のいずれか1項記載のヘッドランプ装置であって、前
記旋回/走行ビーム配光用灯具部は、車体の中央寄りに
配置されており、前記すれ違いビーム配光用灯具部は、
車体の端側寄りに配置されており、右側灯具の前記旋回
用リフレクタは、光軸を右側に傾けて配置されており、
左側灯具の前記旋回用リフレクタは、光軸を左側に傾け
て配置されており、かつ前記ダブルフィラメント光源の
シェード側の光源は、車両の旋回方向に従って右側また
は左側灯具が点灯するように構成されていることを特徴
とする。
3のいずれか1項記載のヘッドランプ装置であって、前
記旋回/走行ビーム配光用灯具部は、車体の中央寄りに
配置されており、前記すれ違いビーム配光用灯具部は、
車体の端側寄りに配置されており、右側灯具の前記旋回
用リフレクタは、光軸を右側に傾けて配置されており、
左側灯具の前記旋回用リフレクタは、光軸を左側に傾け
て配置されており、かつ前記ダブルフィラメント光源の
シェード側の光源は、車両の旋回方向に従って右側また
は左側灯具が点灯するように構成されていることを特徴
とする。
【0012】このため、請求項4記載の発明では、左右
の灯具のすれ違いビーム配光用灯具部が点灯している場
合に、車両が右折する場合には、右側灯具の旋回用リフ
レクタにより、旋回方向を照射する旋回用配光を得るこ
とができ、また車両が左折する場合には、左側灯具の旋
回用リフレクタにより、旋回方向を照射する旋回用配光
を得ることができる。
の灯具のすれ違いビーム配光用灯具部が点灯している場
合に、車両が右折する場合には、右側灯具の旋回用リフ
レクタにより、旋回方向を照射する旋回用配光を得るこ
とができ、また車両が左折する場合には、左側灯具の旋
回用リフレクタにより、旋回方向を照射する旋回用配光
を得ることができる。
【0013】また、請求項5記載の発明は、請求項1〜
4のいずれか1項記載のヘッドランプ装置であって、前
記旋回用配光とすれ違いビーム配光との併用配光は、旋
回方向を照射する前記左右のいずれか一方の灯具の旋回
用配光が、前記すれ違いビーム配光の側方から外方に伸
びるように重なって構成されていることを特徴とする。
4のいずれか1項記載のヘッドランプ装置であって、前
記旋回用配光とすれ違いビーム配光との併用配光は、旋
回方向を照射する前記左右のいずれか一方の灯具の旋回
用配光が、前記すれ違いビーム配光の側方から外方に伸
びるように重なって構成されていることを特徴とする。
【0014】このため、請求項5記載の発明では、すれ
違いビーム配光による前方視認性を何等阻害することな
く、旋回方向の十分な視認性を確保できる。
違いビーム配光による前方視認性を何等阻害することな
く、旋回方向の十分な視認性を確保できる。
【0015】また、請求項6記載の発明は、請求項1〜
5のいずれか1項記載のヘッドランプ装置であって、前
記走行ビーム配光は、前記左右の灯具の旋回用配光が、
走行ビームの基本配光の両側から外方に伸びるように重
なって構成されていることを特徴とする。
5のいずれか1項記載のヘッドランプ装置であって、前
記走行ビーム配光は、前記左右の灯具の旋回用配光が、
走行ビームの基本配光の両側から外方に伸びるように重
なって構成されていることを特徴とする。
【0016】このため、請求項6記載の発明では、走行
ビームの基本配光による前方視認性を何等阻害すること
なく、巾方向に照射範囲を広げることができる。
ビームの基本配光による前方視認性を何等阻害すること
なく、巾方向に照射範囲を広げることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施形態としてのヘッ
ドランプ装置1を構成する右側灯具2Rを示すものであ
るが、概略図でアウタレンズ、光源等は省略してある。
ヘッドランプ装置1は、左右の各灯具が、2個の灯具部
を有して構成される4灯式のもので、図1では右側灯具
2Rのみを示している。すなわち、ヘッドランプ装置1
は、左右の各灯具が、旋回/走行ビーム配光用灯具部3
と、すれ違いビーム配光用灯具部4とを備えて構成され
ている。
ドランプ装置1を構成する右側灯具2Rを示すものであ
るが、概略図でアウタレンズ、光源等は省略してある。
ヘッドランプ装置1は、左右の各灯具が、2個の灯具部
を有して構成される4灯式のもので、図1では右側灯具
2Rのみを示している。すなわち、ヘッドランプ装置1
は、左右の各灯具が、旋回/走行ビーム配光用灯具部3
と、すれ違いビーム配光用灯具部4とを備えて構成され
ている。
【0019】旋回/走行ビーム配光用灯具部3は、その
リフレクタ5が、略上側半分の反射面で構成される旋回
用リフレクタ6(図1上、斜線を付して示している)
と、略下側半分の反射面で構成される走行ビーム用リフ
レクタ7とを有して構成されており、その光源が、図2
(a)に示すように、ダブルフィラメント光源8で構成
されている。ダブルフィラメント光源8は、光軸Aに略
沿って前後方向にずれて設けられる旋回用光源15およ
び走行用光源16を有しており、旋回用光源15が、シ
ェード11を備えて構成されている。ダブルフィラメン
ト光源8としては、例えばH4バルブが好適に実施可能
である。
リフレクタ5が、略上側半分の反射面で構成される旋回
用リフレクタ6(図1上、斜線を付して示している)
と、略下側半分の反射面で構成される走行ビーム用リフ
レクタ7とを有して構成されており、その光源が、図2
(a)に示すように、ダブルフィラメント光源8で構成
されている。ダブルフィラメント光源8は、光軸Aに略
沿って前後方向にずれて設けられる旋回用光源15およ
び走行用光源16を有しており、旋回用光源15が、シ
ェード11を備えて構成されている。ダブルフィラメン
ト光源8としては、例えばH4バルブが好適に実施可能
である。
【0020】すれ違いビーム配光用灯具部4は、そのリ
フレクタ9が、従来と同様のすれ違い用反射面9aを有
して構成されており、その光源が、図3に示すように、
シングルフィラメント光源10で構成されている。な
お、図1中、符号8aはダブルフィラメント光源8のバ
ルブ中心を示し、符号10aはシングルフィラメント光
源10のバルブ中心を示す。
フレクタ9が、従来と同様のすれ違い用反射面9aを有
して構成されており、その光源が、図3に示すように、
シングルフィラメント光源10で構成されている。な
お、図1中、符号8aはダブルフィラメント光源8のバ
ルブ中心を示し、符号10aはシングルフィラメント光
源10のバルブ中心を示す。
【0021】また、旋回/走行ビーム配光用灯具部3
は、旋回用リフレクタ6が、左右の灯具間で、相互に逆
向きとなるように光軸を左または右方向(図1中、Lま
たはR方向)に傾けて配置されていると共に、光源8が
シェード11を光源中心線に対して左右対称の位置にし
て配置されている。
は、旋回用リフレクタ6が、左右の灯具間で、相互に逆
向きとなるように光軸を左または右方向(図1中、Lま
たはR方向)に傾けて配置されていると共に、光源8が
シェード11を光源中心線に対して左右対称の位置にし
て配置されている。
【0022】旋回用リフレクタ6の傾きは、例えば後述
する図4(b)の等照度曲線図表で旋回用配光T1が得
られるようにして設計される。
する図4(b)の等照度曲線図表で旋回用配光T1が得
られるようにして設計される。
【0023】また、光源8は、図2(b)に示すよう
に、垂直基準線aに対して、旋回配光端子12が中央に
位置すると共に、走行ビーム用端子13と共通端子14
が平行になる基準位置から右方向(図2(a)、(b)
に示すb方向)にθ=7°回転させて配置することによ
り、シェード11が略水平に位置して(図2(b)参
照)、左右対称の位置に配置される。これにより、旋回
用光源15の点灯時には、例えば後述する図4(b)の
等照度曲線図表で示すように、斜めカットラインを排除
して水平カットラインのみの旋回用配光T1が得られ、
ひいては眩惑光を排除して旋回方向への集中した照射が
得られる。因みに、従来構造では、光源8は、斜めカッ
トラインを出すためθ1=14°になるまで同方向へ回
転させて配置される。
に、垂直基準線aに対して、旋回配光端子12が中央に
位置すると共に、走行ビーム用端子13と共通端子14
が平行になる基準位置から右方向(図2(a)、(b)
に示すb方向)にθ=7°回転させて配置することによ
り、シェード11が略水平に位置して(図2(b)参
照)、左右対称の位置に配置される。これにより、旋回
用光源15の点灯時には、例えば後述する図4(b)の
等照度曲線図表で示すように、斜めカットラインを排除
して水平カットラインのみの旋回用配光T1が得られ、
ひいては眩惑光を排除して旋回方向への集中した照射が
得られる。因みに、従来構造では、光源8は、斜めカッ
トラインを出すためθ1=14°になるまで同方向へ回
転させて配置される。
【0024】さらに、旋回/走行ビーム配光用灯具部3
は、旋回用光源(シェード側の光源)15の光源の光を
旋回用リフレクタ6で反射させることによって旋回用配
光を構成し、かつ走行用光源(他の光源)16の光を旋
回用リフレクタ6および走行ビーム用リフレクタ7で反
射させることによって走行ビーム用配光を構成するよう
に全体構成されている。
は、旋回用光源(シェード側の光源)15の光源の光を
旋回用リフレクタ6で反射させることによって旋回用配
光を構成し、かつ走行用光源(他の光源)16の光を旋
回用リフレクタ6および走行ビーム用リフレクタ7で反
射させることによって走行ビーム用配光を構成するよう
に全体構成されている。
【0025】そして、ヘッドランプ装置1は、ダブルフ
ィラメント光源8およびすれ違いビーム配光用灯具部4
(詳しくは、シングルフィラメント光源10)の点灯制
御により、すれ違いビーム配光、走行ビーム配光、旋回
用配光とすれ違いビーム配光との併用配光との間で切り
換え可能に構成されている。
ィラメント光源8およびすれ違いビーム配光用灯具部4
(詳しくは、シングルフィラメント光源10)の点灯制
御により、すれ違いビーム配光、走行ビーム配光、旋回
用配光とすれ違いビーム配光との併用配光との間で切り
換え可能に構成されている。
【0026】このように構成されたヘッドランプ装置1
は、旋回用配光を得るための専用の別灯具は勿論のこ
と、リフレクタ5の傾動機構も不要で、構造の複雑化を
伴うことなく、旋回用配光を得ることができる。
は、旋回用配光を得るための専用の別灯具は勿論のこ
と、リフレクタ5の傾動機構も不要で、構造の複雑化を
伴うことなく、旋回用配光を得ることができる。
【0027】本実施形態では、リフレクタ5は、旋回用
リフレクタ6と走行ビーム用リフレクタ7とを一体化し
て構成されている。
リフレクタ6と走行ビーム用リフレクタ7とを一体化し
て構成されている。
【0028】この構成では、1個のリフレクタ5内に、
旋回用配光を創出する旋回用リフレクタ6を設けること
ができるので、何等構造の複雑化を伴うことが無い。
旋回用配光を創出する旋回用リフレクタ6を設けること
ができるので、何等構造の複雑化を伴うことが無い。
【0029】また、本実施形態では、旋回/走行ビーム
配光用灯具部3は、車体の中央寄りに配置されており、
すれ違いビーム配光用灯具部4は、車体の端側寄りに配
置されており、右側灯具の旋回用リフレクタ6は、光軸
を右側(図1のR方向)に傾けて配置されており、左側
灯具の旋回用リフレクタ6は、光軸を左側(図1のL方
向)に傾けて配置されており、かつダブルフィラメント
光源8の旋回用光源(シェード側の光源)15は、車両
の旋回方向に従って右側または左側灯具が点灯するよう
に構成されている。図1は、右側灯具2Rであるが、左
側灯具は、図示しないが、旋回/走行ビーム配光用灯具
部3とすれ違いビーム配光用灯具部4が、右側灯具2R
とは左右逆に配置されて構成されている。
配光用灯具部3は、車体の中央寄りに配置されており、
すれ違いビーム配光用灯具部4は、車体の端側寄りに配
置されており、右側灯具の旋回用リフレクタ6は、光軸
を右側(図1のR方向)に傾けて配置されており、左側
灯具の旋回用リフレクタ6は、光軸を左側(図1のL方
向)に傾けて配置されており、かつダブルフィラメント
光源8の旋回用光源(シェード側の光源)15は、車両
の旋回方向に従って右側または左側灯具が点灯するよう
に構成されている。図1は、右側灯具2Rであるが、左
側灯具は、図示しないが、旋回/走行ビーム配光用灯具
部3とすれ違いビーム配光用灯具部4が、右側灯具2R
とは左右逆に配置されて構成されている。
【0030】この構成によれば、左右の灯具のすれ違い
ビーム配光用灯具部4が点灯している場合に、車両が右
折する場合には、右側灯具2Rの旋回用リフレクタ6に
より、旋回方向を照射する旋回用配光を得ることがで
き、また車両が左折する場合には、左側灯具の旋回用リ
フレクタ6により、旋回方向を照射する旋回用配光を得
ることができる。
ビーム配光用灯具部4が点灯している場合に、車両が右
折する場合には、右側灯具2Rの旋回用リフレクタ6に
より、旋回方向を照射する旋回用配光を得ることがで
き、また車両が左折する場合には、左側灯具の旋回用リ
フレクタ6により、旋回方向を照射する旋回用配光を得
ることができる。
【0031】さらに、本実施形態では、旋回用配光とす
れ違いビーム配光との併用配光は、旋回方向を照射する
左右のいずれか一方の灯具の旋回用配光が、すれ違いビ
ーム配光の側方から外方に伸びるように重なって構成さ
れている。
れ違いビーム配光との併用配光は、旋回方向を照射する
左右のいずれか一方の灯具の旋回用配光が、すれ違いビ
ーム配光の側方から外方に伸びるように重なって構成さ
れている。
【0032】具体的には、図4に示すように、左右の灯
具のすれ違いビーム配光用灯具部4が点灯しており、か
つ右側灯具2Rの旋回/走行ビーム配光用灯具部3の旋
回用光源15(ダブルフィラメント光源8の)が点灯し
ている場合(左側灯具の旋回用光源15は消灯してい
る)は、旋回用配光とすれ違いビーム配光との併用配光
P3は、図4(b)に示すように、旋回方向を照射する
右側灯具2Rの旋回用配光T1が、すれ違いビーム配光
P1の側方から右側外方に伸びるように重なって構成さ
れている。また、左側灯具の旋回用光源15が点灯して
いる場合(右側灯具の旋回用光源15は消灯している)
は、図示しないが、旋回方向を照射する左側灯具の旋回
用配光T2(図5参照)が、すれ違いビーム配光P1の
側方から左側外方に伸びるように重なって構成される。
具のすれ違いビーム配光用灯具部4が点灯しており、か
つ右側灯具2Rの旋回/走行ビーム配光用灯具部3の旋
回用光源15(ダブルフィラメント光源8の)が点灯し
ている場合(左側灯具の旋回用光源15は消灯してい
る)は、旋回用配光とすれ違いビーム配光との併用配光
P3は、図4(b)に示すように、旋回方向を照射する
右側灯具2Rの旋回用配光T1が、すれ違いビーム配光
P1の側方から右側外方に伸びるように重なって構成さ
れている。また、左側灯具の旋回用光源15が点灯して
いる場合(右側灯具の旋回用光源15は消灯している)
は、図示しないが、旋回方向を照射する左側灯具の旋回
用配光T2(図5参照)が、すれ違いビーム配光P1の
側方から左側外方に伸びるように重なって構成される。
【0033】この構成によれば、すれ違いビーム配光P
1による前方視認性を何等阻害することなく、旋回方向
の十分な視認性を確保できる。すなわち、図4(c)に
示すように、右折する車両Cは、すれ違いビーム配光P
1により前方視認を確保できると共に、旋回用配光T1
により右側の曲路D方向の視認をも確保することができ
る。
1による前方視認性を何等阻害することなく、旋回方向
の十分な視認性を確保できる。すなわち、図4(c)に
示すように、右折する車両Cは、すれ違いビーム配光P
1により前方視認を確保できると共に、旋回用配光T1
により右側の曲路D方向の視認をも確保することができ
る。
【0034】またさらに、本実施形態では、走行ビーム
配光は、左右の灯具の旋回用配光が、走行ビームの基本
配光の両側から外方に伸びるように重なって構成されて
いる。
配光は、左右の灯具の旋回用配光が、走行ビームの基本
配光の両側から外方に伸びるように重なって構成されて
いる。
【0035】具体的には、左右の灯具の、すれ違いビー
ム配光用灯具部4が消灯しており、かつ旋回/走行ビー
ム配光用灯具部3のダブルフィラメント光源8の内、走
行用光源16が点灯している場合は、図5(b)に示す
ように、走行ビーム配光P4を得ることができる。この
走行ビーム配光P4は、左側灯具2Lの旋回用配光T2
および右側灯具2Rの旋回用配光T1が、走行ビームの
基本配光P2の両側からそれぞれ左側外方および右側外
方に伸びるように重なって構成されている。
ム配光用灯具部4が消灯しており、かつ旋回/走行ビー
ム配光用灯具部3のダブルフィラメント光源8の内、走
行用光源16が点灯している場合は、図5(b)に示す
ように、走行ビーム配光P4を得ることができる。この
走行ビーム配光P4は、左側灯具2Lの旋回用配光T2
および右側灯具2Rの旋回用配光T1が、走行ビームの
基本配光P2の両側からそれぞれ左側外方および右側外
方に伸びるように重なって構成されている。
【0036】このとき、走行ビームの基本配光P2は、
左右の灯具の走行ビーム用リフレクタ7の反射光の総和
として得ることができるものであり、旋回用配光T1
は、右側灯具2Rの旋回用リフレクタ6の反射光として
得られるものであると共に、旋回用配光T2は、左側灯
具2Lの旋回用リフレクタ6の反射光として得られるも
のである。なお、図5(a)は、左側灯具2Lおよび右
側灯具2Rのそれぞれの走行ビーム配光を示しており、
符号P0は、各灯具2R(2L)における走行ビーム用
リフレクタ7の反射光として得られる走行ビームの基本
配光を示している。
左右の灯具の走行ビーム用リフレクタ7の反射光の総和
として得ることができるものであり、旋回用配光T1
は、右側灯具2Rの旋回用リフレクタ6の反射光として
得られるものであると共に、旋回用配光T2は、左側灯
具2Lの旋回用リフレクタ6の反射光として得られるも
のである。なお、図5(a)は、左側灯具2Lおよび右
側灯具2Rのそれぞれの走行ビーム配光を示しており、
符号P0は、各灯具2R(2L)における走行ビーム用
リフレクタ7の反射光として得られる走行ビームの基本
配光を示している。
【0037】この構成によれば、走行ビーム配光P4
は、走行ビームの基本配光P2による前方視認性を何等
阻害することなく、旋回用配光T1およびT2により巾
方向に照射範囲を広げることができる。この走行ビーム
配光P4は、対向車の居ない夜間走行に好適に実施可能
である。
は、走行ビームの基本配光P2による前方視認性を何等
阻害することなく、旋回用配光T1およびT2により巾
方向に照射範囲を広げることができる。この走行ビーム
配光P4は、対向車の居ない夜間走行に好適に実施可能
である。
【0038】また好ましくは、ダブルフィラメント光源
8およびすれ違いビーム配光用灯具部4の点灯制御は、
ハンドルの操舵角、ウインカランプの点滅、走行スピー
ド、走行環境、地図情報等の少なくとも1個のデータと
連動して行うように構成する。
8およびすれ違いビーム配光用灯具部4の点灯制御は、
ハンドルの操舵角、ウインカランプの点滅、走行スピー
ド、走行環境、地図情報等の少なくとも1個のデータと
連動して行うように構成する。
【0039】例えば、高速走行時には、ハンドルの操舵
角と連動して制御するが、低速走行時には、ウインカラ
ンプの点滅と連動して制御するようにしても良い。ある
いは、夜間走行で、対向車の居ない直進走行であること
を検知した場合には、自動的に走行ビーム配光P4にな
るように制御することもできる。
角と連動して制御するが、低速走行時には、ウインカラ
ンプの点滅と連動して制御するようにしても良い。ある
いは、夜間走行で、対向車の居ない直進走行であること
を検知した場合には、自動的に走行ビーム配光P4にな
るように制御することもできる。
【0040】この構成によれば、旋回用配光が、必要な
ときに必要な方向に的確に得られるようになり、これに
より安全性の向上を図ることができる。
ときに必要な方向に的確に得られるようになり、これに
より安全性の向上を図ることができる。
【0041】また、本発明は、以上述べた実施形態に限
定されるものではなく、次のような変形例をも含むもの
である。
定されるものではなく、次のような変形例をも含むもの
である。
【0042】すなわち、以上述べた実施形態は、V配光
のヘッドランプ装置であるが、ヘッドランプ装置には、
クロス配光のものもあり、この場合は、左右の各灯具
の、すれ違いビーム配光用灯具部と旋回/走行ビーム配
光用灯具部との相対位置、および旋回用リフレクタの光
軸の傾き方向が異なるが、本発明は、この場合も含むも
のである。
のヘッドランプ装置であるが、ヘッドランプ装置には、
クロス配光のものもあり、この場合は、左右の各灯具
の、すれ違いビーム配光用灯具部と旋回/走行ビーム配
光用灯具部との相対位置、および旋回用リフレクタの光
軸の傾き方向が異なるが、本発明は、この場合も含むも
のである。
【0043】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の
発明によれば、ダブルフィラメント光源およびすれ違い
ビーム配光用灯具部の点灯制御により、すれ違いビーム
配光、走行ビーム配光、旋回用配光とすれ違いビーム配
光との併用配光との間で切り換え可能に構成したので、
旋回用配光を得るための専用の別灯具は勿論のこと、リ
フレクタの傾動機構も不要で、構造の複雑化を伴うこと
なく、旋回用配光を得ることができ、これによりコスト
高および装置の大型化を伴うことなく、走行ビーム配
光、すれ違いビーム配光、および旋回用配光を含めて配
光可変なヘッドランプ装置を提供することができる。
発明によれば、ダブルフィラメント光源およびすれ違い
ビーム配光用灯具部の点灯制御により、すれ違いビーム
配光、走行ビーム配光、旋回用配光とすれ違いビーム配
光との併用配光との間で切り換え可能に構成したので、
旋回用配光を得るための専用の別灯具は勿論のこと、リ
フレクタの傾動機構も不要で、構造の複雑化を伴うこと
なく、旋回用配光を得ることができ、これによりコスト
高および装置の大型化を伴うことなく、走行ビーム配
光、すれ違いビーム配光、および旋回用配光を含めて配
光可変なヘッドランプ装置を提供することができる。
【0044】また、請求項2記載の発明によれば、斜め
カットラインを排除して水平カットラインのみの旋回用
配光が得られるので、請求項1記載の発明の効果に加え
て、眩惑光を排除して旋回方向への集中した照射が得ら
れる。
カットラインを排除して水平カットラインのみの旋回用
配光が得られるので、請求項1記載の発明の効果に加え
て、眩惑光を排除して旋回方向への集中した照射が得ら
れる。
【0045】また、請求項3記載の発明によれば、1個
のリフレクタ内に、旋回用配光を創出する旋回用リフレ
クタを設けたので、何等構造の複雑化を伴うことが無
く、これにより請求項1または2記載の発明の効果に加
えて、構造簡単で成形容易なリフレクタを備えたヘッド
ランプ装置を提供することができる。
のリフレクタ内に、旋回用配光を創出する旋回用リフレ
クタを設けたので、何等構造の複雑化を伴うことが無
く、これにより請求項1または2記載の発明の効果に加
えて、構造簡単で成形容易なリフレクタを備えたヘッド
ランプ装置を提供することができる。
【0046】また、請求項4記載の発明によれば、車両
が右折する場合には、右側灯具の旋回用リフレクタによ
り、旋回方向を照射する旋回用配光を得ることができ、
また車両が左折する場合には、左側灯具の旋回用リフレ
クタにより、旋回方向を照射する旋回用配光を得ること
ができるようにしたので、請求項1〜3のいずれか1項
記載の発明の効果に加えて、旋回方向の視認性を的確に
確保することができる。
が右折する場合には、右側灯具の旋回用リフレクタによ
り、旋回方向を照射する旋回用配光を得ることができ、
また車両が左折する場合には、左側灯具の旋回用リフレ
クタにより、旋回方向を照射する旋回用配光を得ること
ができるようにしたので、請求項1〜3のいずれか1項
記載の発明の効果に加えて、旋回方向の視認性を的確に
確保することができる。
【0047】また、請求項5記載の発明によれば、すれ
違いビーム配光による前方視認性を何等阻害することな
く、旋回方向の十分な視認性を確保できるので、請求項
1〜4のいずれか1項記載の発明の効果に加えて、安全
性の向上を図ることができる。
違いビーム配光による前方視認性を何等阻害することな
く、旋回方向の十分な視認性を確保できるので、請求項
1〜4のいずれか1項記載の発明の効果に加えて、安全
性の向上を図ることができる。
【0048】また、請求項6記載の発明によれば、走行
ビーム配光走行ビームの基本配光による前方視認性を何
等阻害することなく、巾方向に照射範囲を広げた走行ビ
ーム配光を得ることができるので、請求項1〜5のいず
れか1項記載の発明の効果に加えて、対向車の居ない夜
間走行に好適な配光を得ることができる。
ビーム配光走行ビームの基本配光による前方視認性を何
等阻害することなく、巾方向に照射範囲を広げた走行ビ
ーム配光を得ることができるので、請求項1〜5のいず
れか1項記載の発明の効果に加えて、対向車の居ない夜
間走行に好適な配光を得ることができる。
【図1】本発明の一実施形態としてのヘッドランプ装置
を構成する右側灯具の概略平面図である。
を構成する右側灯具の概略平面図である。
【図2】(a)は図1のII−II線に沿う断面図であ
り、(b)は(a)のZ矢視図である。
り、(b)は(a)のZ矢視図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】(a)は図1のヘッドランプ装置のすれ違いビ
ーム配光を示す等照度曲線図表であり、(b)は同ヘッ
ドランプ装置の旋回用配光とすれ違いビーム配光との併
用配光を示す等照度曲線図表であり、(c)は模式的に
示す路面上の照射パターン図である。
ーム配光を示す等照度曲線図表であり、(b)は同ヘッ
ドランプ装置の旋回用配光とすれ違いビーム配光との併
用配光を示す等照度曲線図表であり、(c)は模式的に
示す路面上の照射パターン図である。
【図5】図1のヘッドランプ装置の走行ビーム配光を示
す等照度曲線図表であり、(a)は左右の各灯具、それ
ぞれの走行ビーム配光を示しており、(b)は左右の灯
具を総和した走行ビーム配光を示している。
す等照度曲線図表であり、(a)は左右の各灯具、それ
ぞれの走行ビーム配光を示しており、(b)は左右の灯
具を総和した走行ビーム配光を示している。
1 ヘッドランプ装置
2L 左側灯具
2R 右側灯具
3 旋回/走行ビーム配光用灯具部
4 すれ違いビーム配光用灯具部
5 リフレクタ
6 旋回用リフレクタ
7 走行ビーム用リフレクタ
8 ダブルフィラメント光源
11 シェード
15 旋回用光源(シェード側の光源)
16 走行用光源(他の光源)
A 光軸
P1 すれ違いビーム配光
P2 走行ビームの基本配光
P3 旋回用配光とすれ違いビーム配光との併用配光
P4 走行ビーム配光
T1 旋回用配光(右側灯具の)
T2 旋回用配光(左側灯具の)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
// F21W 101:10 F21M 3/22 L
F21Y 101:00
Claims (6)
- 【請求項1】 左右の各灯具が、旋回/走行ビーム配光
用灯具部と、すれ違いビーム配光用灯具部とを備えて構
成されているヘッドランプ装置であって、 前記旋回/走行ビーム配光用灯具部は、そのリフレクタ
が、略上側半分の反射面で構成される旋回用リフレクタ
と、略下側半分の反射面で構成される走行ビーム用リフ
レクタとを有して構成されており、その光源が、ダブル
フィラメント光源で構成されており、かつ前記旋回用リ
フレクタが、左右の灯具間で、相互に逆向きとなるよう
に光軸を左または右方向に傾けて配置されていると共
に、前記ダブルフィラメント光源の内、シェード側の光
源の光を前記旋回用リフレクタで反射させることによっ
て旋回用配光を構成し、かつ他の光源の光を前記旋回用
リフレクタおよび走行ビーム用リフレクタで反射させる
ことによって走行ビーム用配光を構成するように全体構
成されており、前記ダブルフィラメント光源および前記
すれ違いビーム配光用灯具部の点灯制御により、すれ違
いビーム配光、走行ビーム配光、旋回用配光とすれ違い
ビーム配光との併用配光との間で切り換え可能に構成し
たことを特徴とするヘッドランプ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のヘッドランプ装置であっ
て、 前記ダブルフィラメント光源が、前記シェードを光源中
心線に対して左右対称の位置にして配置されていること
を特徴とするヘッドランプ装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のヘッドランプ装
置であって、 前記リフレクタは、前記旋回用リフレクタと前記走行ビ
ーム用リフレクタとを一体化して構成されていることを
特徴とするヘッドランプ装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載のヘッ
ドランプ装置であって、 前記旋回/走行ビーム配光用灯具部は、車体の中央寄り
に配置されており、前記すれ違いビーム配光用灯具部
は、車体の端側寄りに配置されており、右側灯具の前記
旋回用リフレクタは、光軸を右側に傾けて配置されてお
り、左側灯具の前記旋回用リフレクタは、光軸を左側に
傾けて配置されており、かつ前記ダブルフィラメント光
源のシェード側の光源は、車両の旋回方向に従って右側
または左側灯具が点灯するように構成されていることを
特徴とするヘッドランプ装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載のヘッ
ドランプ装置であって、 前記旋回用配光とすれ違いビーム配光との併用配光は、
旋回方向を照射する前記左右のいずれか一方の灯具の旋
回用配光が、前記すれ違いビーム配光の側方から外方に
伸びるように重なって構成されていることを特徴とする
ヘッドランプ装置。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項記載のヘッ
ドランプ装置であって、 前記走行ビーム配光は、前記左右の灯具の旋回用配光
が、走行ビームの基本配光の両側から外方に伸びるよう
に重なって構成されていることを特徴とするヘッドラン
プ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001217103A JP2003025906A (ja) | 2001-07-17 | 2001-07-17 | ヘッドランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001217103A JP2003025906A (ja) | 2001-07-17 | 2001-07-17 | ヘッドランプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003025906A true JP2003025906A (ja) | 2003-01-29 |
Family
ID=19051487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001217103A Pending JP2003025906A (ja) | 2001-07-17 | 2001-07-17 | ヘッドランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003025906A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006256422A (ja) * | 2005-03-16 | 2006-09-28 | Mitsubishi Motors Corp | 車両用追加灯具の点灯制御装置 |
US7144143B2 (en) | 2003-12-01 | 2006-12-05 | Ichikoh Industries, Ltd. | Vehicle headlight |
JP2009540519A (ja) * | 2006-06-14 | 2009-11-19 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 有向光を発生させるマイクロ光学素子を備えた構造化oled |
JP2012142160A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Stanley Electric Co Ltd | 自動二輪車用プロジェクタ型ヘッドランプ |
CN109000200A (zh) * | 2017-06-07 | 2018-12-14 | 株式会社小糸制作所 | 车辆用灯具 |
CN109070958A (zh) * | 2016-03-30 | 2018-12-21 | 本田技研工业株式会社 | 鞍乘型车辆的前照灯装置 |
-
2001
- 2001-07-17 JP JP2001217103A patent/JP2003025906A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7144143B2 (en) | 2003-12-01 | 2006-12-05 | Ichikoh Industries, Ltd. | Vehicle headlight |
JP2006256422A (ja) * | 2005-03-16 | 2006-09-28 | Mitsubishi Motors Corp | 車両用追加灯具の点灯制御装置 |
JP4534815B2 (ja) * | 2005-03-16 | 2010-09-01 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両用追加灯具の点灯制御装置 |
JP2009540519A (ja) * | 2006-06-14 | 2009-11-19 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 有向光を発生させるマイクロ光学素子を備えた構造化oled |
JP2012142160A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Stanley Electric Co Ltd | 自動二輪車用プロジェクタ型ヘッドランプ |
CN109070958A (zh) * | 2016-03-30 | 2018-12-21 | 本田技研工业株式会社 | 鞍乘型车辆的前照灯装置 |
EP3437967A4 (en) * | 2016-03-30 | 2019-11-13 | Honda Motor Co., Ltd. | HEADLIGHT DEVICE FOR A SEAT TYPE VEHICLE |
US10627068B2 (en) | 2016-03-30 | 2020-04-21 | Honda Motor Co., Ltd. | Headlight device for saddled vehicle |
CN109000200A (zh) * | 2017-06-07 | 2018-12-14 | 株式会社小糸制作所 | 车辆用灯具 |
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