JP4534815B2 - 車両用追加灯具の点灯制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用追加灯具の点灯制御装置に関するものである。
従来より、ハンドル角(ステアリングアングル;操舵角)に応じて、当該車両のヘッドランプの角度を電動モータなどのアクチュエータにより変更することで、このヘッドランプから発せられる前照光(ヘッドライト)の照射方向を変更する技術が知られている(例えば、以下の特許文献1参照)。
さらに、特許文献1には、それぞれ車両に固定された「レインランプ」,「ベンディングランプ」,「コーナリングランプ」といった種々の追加灯具も示されている。
他方、以下の特許文献2には、ロービーム(すれ違いビーム)を照射するランプである「すれ違いビーム配光用灯具部」と、旋回用ビームおよびハイビーム(走行ビーム)を切り替えて照射するランプである「旋回/走行ビーム配光用灯具部」とから構成される「ヘッドランプ装置」が開示されている。
また、この「旋回/走行ビーム配光用灯具部」の光源としては2つのフィラメント(いわゆる、ダブルフィラメント)を有するバルブが適用されており、一方のフィラメントを点灯させることによってハイビームを照射し、他方のフィラメントを点灯させることによって旋回用ビームを照射することができるようになっている旨が開示されている。
特開2001−213227号公報 特開2003−25906号公報
しかしながら、上述の特許文献1の技術によれば、ヘッドランプの角度を変更するための可変機構が必要があるため、部品コストの増大、車重の増大、取り付け作業に要する時間およびコストの増大するといった課題が生じる。
また、特許文献1に開示されているように、種々の追加灯具を車両に固定するようにすると、部品点数の増大による車重の増大、これらの追加灯具の取り付け作業に要する時間およびコストの増大といった事態を避けることができない。
他方、特許文献2の技術は、特許文献1のようにヘッドランプの可変機構を廃することができる点では優れているといえるが、「旋回/走行ビーム配光用灯具部」はあくまでもヘッドランプ装置の一部であって、車両の走行状況に適した光をきめ細やかに照射するということはできない。
このような走行ビームを照射する旋回/走行ビーム配光用灯具部は、旋回ビームと走行ビーム(ハイビーム)との両方を照射できる構成としているが故に、旋回ビームの照射方向の設定に関しては、走行ビームの照射方向の設定よりも優先順位が低くならざるを得えない。つまり、一般的に、走行ビームは車両の走行に必須の光であるとして、予め法規によって厳密に設定されている場合が多く、その照射方向は概ね固定されているのである。したがって、この特許文献2の技術によれば、旋回ビームを車両の走行状況に適した方向や角度に照射するということは事実上できない。
また、ヘッドランプは車両の外観に大きく寄与する部品であるため、その取り付け位置や取り付け角度などはデザイン上の制約も受ける。このため、特許文献2のヘッドランプ装置に組み込まれた旋回/走行ビーム配光用灯具部によって照射される旋回ビームの照射方向の設定自由度は低いという課題もある。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、車両の走行状況に応じて追加灯具から照射される追加光をきめ細やかに制御することができる、車両用追加灯具の点灯制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の車両用追加灯具の点灯制御装置(請求項1)は、車両の前方に前照光を照射する前照灯具と、該車両の右前方および左前方において該前照灯具とは別体に設けられ第1光源と第2光源とをそれぞれ備える右追加灯具および左追加灯具と、該車両の走行状況を判定する走行状況判定手段と、該走行状況判定手段によって判定された該車両の走行状況に応じて該第1光源および該第2光源のうちいずれか一方を点灯させる追加灯具点灯手段とを備え、該右追加灯具の該第1光源によって生じる第1右方追加光の光軸である第1右方光軸が該車両の前後方向中心軸に対して右側に所定角度を成すように設定されるとともに、該左追加灯具の該第1光源によって生じる第1左方追加光の光軸である第1左方光軸が該車両の前後方向中心軸に対して左側に所定角度を成すように設定され、該走行状況判定手段は、該車両の進行方向を判定するとともに、所定の近接配光条件が満たされか否かを判定し、追加灯具点灯手段は、該走行状況判定手段によって該車両の進行方向が右方であることが判定され且つ所定の近接配光条件が満たされたと判定された場合に該右追加灯具の該第1光源を点灯させ、該走行状況判定手段によって該車両の進行方向が左方であることが判定され且つ該近接配光条件が満たされたと判定された場合に該左追加灯具の該第1光源を点灯させ、該右追加灯具の該第2光源によって生じる第2右方追加光の光軸である第2右方光軸が該車両の前後方向中心軸と該第1右方光軸との間に位置するように設定されるとともに、該左追加灯具の該第2光源によって生じる第2左方追加光の光軸である第2左方光軸が該車両の前後方向中心軸と該第1左方光軸との間に位置するように設定され、該走行状況判定手段は、所定の遠方配光条件が満たされか否かを判定し、該追加灯具点灯手段は、該走行状況判定手段によって該車両の進行方向が右方であることが判定され且つ所定の遠方配光条件が満たされたと判定された場合に該右追加灯具の該第2光源を点灯させるとともに、該走行状況判定手段によって該車両の進行方向が左方であることが判定され且つ該遠方配光条件が満たされたと判定された場合に該左追加灯具の該第2光源を点灯させ、該前照光による照射範囲にはくびれ部分が設けられ、該走行状況判定手段によって該車両の進行方向が右方であることが判定され且つ該近接配光条件が満たされたと判定された場合に該第1右方追加光が照射される右方近接範囲は、該前照光による照射範囲の該くびれ部分の近傍まで延び、該走行状況判定手段によって該車両の進行方向が左方であることが判定され且つ該近接配光条件が満たされたと判定された場合に該第1左方追加光が照射される左方近接範囲は、該前照光による照射範囲の該くびれ部分の近傍まで延び、該走行状況判定手段によって該車両の進行方向が右方であることが判定され且つ該遠方配光条件が満たされたと判定された場合に該第2右方追加光が照射される右方遠方範囲は、該右方近接範囲よりも車両前方側まで延び、該走行状況判定手段によって該車両の進行方向が左方であることが判定され且つ該遠方配光条件が満たされたと判定された場合に該第2左方追加光が照射される左方遠方範囲は、該左方近接範囲よりも車両前方側まで延びることを特徴としている。
た、請求項の記載の内容において、追加灯具点灯手段は、該第1光源を消灯するとともに該第2光源を点灯する場合には、該第2光源を点灯した後に該第1光源を消灯することを特徴としている。(請求項
また、請求項に記載の内容において、追加灯具点灯手段は、該第1光源を徐々に消灯させることを特徴としている。(請求項
また、請求項1〜いずれか1項の記載の内容において、追加灯具点灯手段は、該第2光源を消灯するとともに該第1光源を点灯する場合には、該第1光源を点灯した後に該第2光源を消灯することを特徴としている。(請求項
また、請求項に記載の内容において、追加灯具点灯手段は、該第2光源を徐々に消灯させることを特徴としている。(請求項
また、請求項1〜5いずれか1項に記載の内容において、該車両には、該前照灯具の点灯/消灯を切り替える前照灯点灯制御手段と、操舵角を検出する操舵角検出手段とが設けられ、走行状況判定手段は、該前照灯具点灯手段によって該前照灯具が点灯され且つ該操舵角検出手段によって検出された該車両の操舵角が所定操舵角よりも大きい場合に該近接配光条件が満たされたと判定するとともに、該前照灯具点灯手段によって前照灯具が点灯され且つ該操舵角検出手段によって検出された該車両の操舵角が所定操舵角未満である場合に該遠方配光条件が満たされたと判定することを特徴としている。(請求項
また、請求項1〜5記載の内容において、該車両には、該車両の車速を検出する車速検出手段が設けられ、該走行状況判定手段は、該車速検出手段によって検出された車速が所定車速未満である場合に該近接配光条件が満たされたと判定するとともに、該車速検出手段によって検出された車速が所定車速よりも速い場合に該遠方配光条件が満たされたと判定することを特徴としている。(請求項
また、請求項1〜のうちいずれか1項に記載の内容において、該車両には、該車両の進行方向を示す方向指示器と、該方向指示器による指示方向を切り替える方向指示スイッチとが設けられ、該走行状況判定手段は、該方向指示スイッチに基づいて該車両の進行方向を判定することを特徴としている。(請求項
また、請求項1〜記載のうちいずれか1項に記載の内容において、該走行状況判定手段は、該操舵角検出手段によって検出された該車両の操舵角に基づいて該車両の進行方向を判定することを特徴としている。(請求項
また、請求項1〜記載のうちいずれか1項に記載の内容において、該車両には変速機と、該変速機の変速段を切り替える変速レバーとが備えられ、該走行状況判定手段は、該変速レバーが後退位置であることを判定し、追加灯具点灯手段は、該走行状況判定手段によって該変速レバーが後退位置であることが判定されると、該第1光源および該第2光源のいずれの点灯をも禁止することを特徴としている。(請求項10
本発明の車両用追加灯具の点灯制御装置によれば、前照灯具とは別体に設けられた追加灯具に内蔵された第1光源および第2光源を適宜使い分けることで、車両の走行状況に応じて追加灯具から照射される光(追加光)を適切に制御することができる。(請求項1)
また、車両の進行方向が右方であることが判定され且つ所定の近接配光条件が満たされたと判定された場合に、右追加灯具の第1光源を点灯させることで、車両の右側に追加光を照射することができる。また、車両の進行方向が左方であることが判定され且つ近接配光条件が満たされたと判定された場合に、左追加灯具の第1光源を点灯させることで、車両の左側に追加光を照射することができる。これにより、ドライバにとっては、車両の走行状況に応じた視界を確保することができるようになることで安全性が向上し、また、歩行者や他の車両のドライバにとっては、追加光により当該車両の進行方向を適切に知ることができるので、安全性が向上する。(請求項
また、車両の進行方向が右方であることが判定され且つ所定の遠方配光条件が満たされたと判定された場合に、右追加灯具の第2光源を点灯させる。そして、この右追加灯具の第2光源から照射される第2追加光の光軸は、車両の前後方向中心軸と第1追加光との間に位置するように設定されているので、車両の旋回に応じた追加光を照射することができる。また、車両の進行方向が左方であることが判定され且つ所定の遠方配光条件が満たされたと判定された場合に、左追加灯具の第2光源を点灯させる。そして、この左追加灯具の第2光源から照射される第2追加光の光軸は、車両の前後方向中心軸と第1追加光の光軸との間に位置するように設定されているので、車両の旋回に応じた追加光を照射することができる。
これにより、ドライバにとっては、車両の走行状況に応じた視界を確保することができるようになることで安全性が向上し、また、歩行者や他の車両のドライバにとっても、当該車両の進行方向を適切に知ることができるので、やはり安全性が向上する。(請求項
また、第1光源を消灯するとともに第2光源を点灯する場合には、第2光源を点灯した後に第1光源を消灯し、他方、第2光源を消灯するとともに第1光源を点灯する場合には、第1光源を点灯した後に第2光源を消灯するので、追加光が照射されない時間を廃し、安全性の向上に寄与することができる。(請求項および請求項
また、第1光源を消灯するとともに第2光源を点灯する場合には、第1光源を徐々に消灯させ、他方、第2光源を消灯するとともに第1光源を点灯する場合には、第2光源を徐々に消灯させるので、追加光の照射中止によりドライバが感じる違和感を抑制することができる。(請求項および請求項
また、前照灯具の点灯状態と操舵角とに基づいて近接配光条件が満たされた否かを判定するとともに、遠方配光条件が満たされた否かを判定するので、車両の走行状況に応じて、よりきめ細やかに追加光の照射を制御することができる。(請求項
また、前照灯具の点灯状態と操舵角と車速とに基づいて近接配光条件が満たされた否かを判定するとともに、遠方配光条件が満たされた否かを判定するので、車両の走行状況に応じて、よりきめ細やかに追加光の照射を制御することができる。(請求項
また、ドライバの意図が直接入力される方向指示スイッチに基づいて車両の進行方向を判定するので、車両の進行方向を早期に判定することが可能となり、追加光制御の精度を高めることができる。(請求項
また、実際の操舵角に基づいて車両の進行方向を判定するので、確実に車両の進行方向を判定することが可能となり、追加光制御の精度を高めることができる。(請求項
また、変速レバーが後退位置にある場合には第1光源および第2光源の点灯を禁止するので、不要な追加光の照射を避けることができ、これにより、消費電力量を抑制するとともに、第1光源および第2光源の寿命を延ばすこともできる。(請求項10
以下、図面により、本発明の一実施形態に係る車両用追加灯具の点灯制御装置について説明すると、図1はその構成を示す模式的なブロック構成図、図2はその第1光源および第2光源についての構成を示す模式図、図3と図4とは比較的曲率半径の小さいカーブを走行する際に照射される前照光および追加光を示す模式図、図5は交差点を曲がる際に照射される前照光および追加光を示す模式図、図6と図7とは比較的曲率半径の大きいカーブを走行する際に照射される前照光および追加光を示す模式図である。
また、図8はその作用を示すメインフローチャート、図9は第1モードを示すサブルーチンのフローチャート、図10は第2モードを示すサブルーチンのフローチャート、図11は第3モードを示すサブルーチンのフローチャート、図12と図13とは第4モードを示すサブルーチンのフローチャート、図14と図15とは第5モードを示すサブルーチンのフローチャートである。
図1に示すように、車両1には、一対のヘッドランプ(前照灯)2L,2R、一対の追加灯具3L,3R、電子制御ユニット(ECU)4、車速センサ(車速検出手段)11、ハンドル角センサ(操舵角検出手段)12、ターンスイッチ(方向指示スイッチ)13、シフトレバーポジションセンサ(変速レバー位置検出手段)14およびヘッドランプスイッチ(前照灯点灯手段)15が設けられているほか、図示しないエンジンやオートマチックトランスミッション(変速機)が備えられている。
これらのうち、一対のヘッドランプ2L,2Rは、車両1の前方に設けられ、車両前方にヘッドライト(前照光)を照射するものである。また、これらのヘッドランプ2L,2Rのそれぞれには、2つのフィラメントを備えるバルブ(ダブルフィラメントバルブ;図示略)が内蔵されている。これにより、ロービームとハイビームとを1つのバルブから照射できるようになっている。
車速センサ11は、車両1の車速Vsを検出するセンサであって、この車速センサ11によって検出された車速Vsは適時ECU4によって読み込まれるようになっている。
ハンドル角センサ12は、車両1のステアリングホイール(図示略;ハンドル)の角度(操舵角)θHを検出するものであって、このハンドル角センサ12によって検出されたハンドル角θHはECU4によって適時読み込まれるようになっている。
また、ターンスイッチ13は、車両1に設けられた図示しないフラッシャ(方向指示器)によって示される進行方向が右であるのか左であるのかを適宜選択するスイッチであって、ドライバによって操作されるようになっている。つまり、このターンスイッチ13に対してドライバから右方向への方向指示が入力されれば、ターンスイッチ13の右接点(図示略)がオンとなり、車両1の右側に設けられたフラッシャが点滅するようになっている。一方、このターンスイッチ13に対してドライバから左方向への方向指示が入力されれば、ターンスイッチ13の左接点(図示略)がオンとなり、車両1の左側に設けられたフラッシャが点滅するようになっている。
シフトレバーポジションセンサ14は、ドライバによって操作される変速レバー(図示略)が、パーキングP,ニュートラルN,ドライブD,1〜4レンジのいずれの位置にあるかを検出するセンサである。なお、このシフトレバーポジションセンサ14による検出結果は、適時、ECU4に読み込まれるようになっている。
ヘッドランプスイッチ15は、ドライバによって操作されるスイッチであって、ヘッドランプ2L,2Rを点灯したり消灯したりできるようになっている。また、このヘッドランプスイッチ15が点灯している(つまり、オンである)のか、あるいは、消灯している(つまり、オフである)のかについては、ECU4がヘッドランプスイッチ15の状態を監視することで、判定できるようになっている。
そして、一対の追加灯具3L,3Rは、ヘッドランプ2L,2Rとは別体に設けられ、それぞれ、上述の前照光が照射される範囲とは別の所定範囲(後述する)を照射する光である追加光を発することができるようになっている。また、これらの追加灯具3L,3Rには、それぞれ、バルブ5L,5Rが内蔵されており、また、これらのバルブ5L,5Rは、ともにダブルフィラメントバルブであって、第1フィラメント(第1光源)5L1,5R1と、第2フィラメント(第2光源)5L2,5R2とをそれぞれ有している。
ここで、車両1の右側に設けられた右追加灯具3Rについて、図2を用いて説明する。なお、この右追加灯具3Rと、車両の左側に設けられた左追加灯具3Lとの構造は原則的に同様であるので、ここでは、右追加灯具3Rのみを例にとって説明し、左追加灯具3Lの構造についてはその説明を省略する。
この右追加灯具3Rの内部には、主に、バルブ5Rとリフレクタ6Rとが設けられ、また、このバルブ5Rの内部には右第1フィラメント5R1と右第2フィラメント5R2とが設けられている。これらのうち、右第1フィラメント5R1を点灯することによって、右第1追加光がリフレクタ6Rを介してこの追加灯具3Rから「右方近接範囲」に照射されるようになっている。一方、右第2フィラメント5R2を点灯することによって、右第2追加光がリフレクタ6Rを介して「右方遠方範囲」に照射されるようになっている。
ここで、「右方近接範囲」とは、車両1の右側でこの車両1に近接した所定の範囲をいい、図3および図5において符号AR1で示す範囲である。より具体的には、この右方近接範囲AR1は、その中心軸(右第1追加光の光軸)CR1が車両1の前後方向中心軸C0に対して右側に所定角度θ1Rを成して傾いて設定されている。さらに具体的には、その左端部AR1-Lが前照灯による照射範囲AHのくびれ部分X1近傍まで車両1の右側前方から延び且つ車両1の前後方向中心軸C0に対してわずかに右方向に傾いた角度をなすように設定され、また、その前端部AR1-Fが左端部AR1-Lの最前部から右方へ離れるほどに徐々に車両1の後方側へ僅かに傾いて設定されている。
また、右方近接範囲AR1の後端部AR1-Bは車両1の前端から略真横右方に車両1の車幅の2倍程度延びるように設定され、また、その右端部AR1-Rが下端部AR1-Bの右端と前端部AR1-Fの右端とを結ぶように設定されている。
なお、この右方近接範囲AR1は、車両1が右曲がりの道路の左側車線を走行する場合に、対向車線である右側車線の一部を含む範囲として設定されるようになっている。
他方、「右方遠方範囲」とは、車両1の右側で且つ車両1から所定距離だけ離れた所定の範囲であって、図6において符号AR2で示される範囲である。この右方遠方範囲AR2は、車両1の前方に設定される略楕円形状の範囲であって、その中心軸(右第2追加光の光軸)CR2は、車両1の前後方向中心軸C0よりも右側で且つ前後方向中心軸C0と右第1追加光の光軸CR1との間に位置するように設定されている。また、この右方遠方範囲AR2の前端部AR2-Fは、上述の右方近接範囲AR1の前端部AR1-Fよりも車両1の前方側に離れた位置になるように設定されている。
なお、この右方遠方範囲AR2は、車両1が右曲がりの道路の左側車線を走行する場合に、対向車線である右側車線の一部を含む範囲として設定されるようになっている。
なお、左追加灯具3Lの内部構造も、図2に示す右追加灯具3Rの内部構造と同様であって、バルブ5Lは左第1フィラメント5L1と第2フィラメント5L2とを有している。そして、左第1フィラメント5L1を点灯することによって、左第1追加光が左追加灯具3Lから「左方近接範囲」に照射されるようになっており、一方、第2フィラメント5L2を点灯することによって、左第2追加光が左追加灯具3Lから「左方遠方範囲」に照射されるようになっている。
この「左方近接範囲」は、図4において符号AL1で示す範囲であって、図3および図5を用いて説明した右方近接範囲AR1を車両1の前後方向中心軸C0に対して左右対称となるように設定された範囲である。また、この図4において符号CL1で示す一点鎖線は、左方近接範囲AL1の中心軸(左第1追加光の光軸CL1)である。
なお、左方近接範囲AL1に関する説明については、上述の右方近接範囲AR1についての説明を左右逆に読み替えればよいので、ここでは詳しい説明を省略する。
また、上述した、右追加灯具3Rの第1フィラメント(右第1フィラメント)5R1による右方近接範囲AR1に対する右第1追加光の照射、または、左追加灯具3Lの第1フィラメント(左第1フィラメント)5L1による左方近接範囲AL1に対する左第1追加光の照射を以後、「近接配光」という。
また、右第2フィラメント5R2による右方遠方範囲AR2に対する右第2追加光の照射または左第2フィラメント5L2による左方近接範囲AL2に対する左第2追加光の照射を以後、「遠方配光」という。
ECU4は、インターフェース,メモリ,CPUなど(いずれも図示略)を備えた電子制御ユニットであって、一対の追加灯具3L,3Rにそれぞれ接続されるとともに、車両1の車内に設けられたキャンセルボタン(図示略)と接続されている。また、このECU4は、走行状況判定部(走行状況判定手段)7と、追加灯具点灯部(追加灯具点灯手段)8と、キャンセル部(図示略)を内蔵している。なお、これらの走行状況判定部7と、追加灯具点灯部8と、キャンセル部とは、それぞれ、ソフトウェアとして実現されている。
これらのうち、走行状況判定部7は、車速センサ11によって検出された車速Vs、ハンドル角センサ12によって検出されたハンドル角θH、ターンスイッチ13の状態、および、変速レバー位置に基づいて、車両1の状況や車両1の走行状況を判定するものである。
また、この走行状況判定部7は、「近接配光条件」を満たしたか、あるいは、「遠方配光条件」を満たしたかの判定も行なうようになっている。なお、これらの近接配光条件または遠方配光条件が満たされる場合というのは、車速Vsやターンスイッチ13のオン/オフ等の状況に応じて変化するため、説明が複雑になる。このため、これらの近接配光条件および遠方配光条件に関しては、図9〜図11のフローチャートを用いて後に詳述するが、その一例を挙げると、ヘッドランプスイッチ15がオンとなることによってヘッドランプ2L,2Rが点灯され、且つ、車速センサ11によって検出された車速Vsが近接配光パターン制御許可上限車速閾値(所定車速)Voff3未満であり、且つ、ハンドル角センサ12によって検出された右ハンドル角θHRが近接配光パターン制御開始右操舵角閾値(所定操舵角)θHRon1よりも大きい場合に、この走行状況判定部7は「近接配光条件」が満たされたと判定するようになっている。
また、ヘッドランプスイッチ15がオンとなることによってヘッドランプ2L,2Rが点灯され、且つ、車速センサ11によって検出された車速Vsが近接配光パターン制御許可上限車速閾値Voff3よりも速く、且つ、ハンドル角センサ12によって検出された車両1の右ハンドル角θHRが近接配光パターン制御開始右操舵角閾値(所定操舵角)θHRon1未満である場合に、この走行状況判定部7は「遠方配光条件」が満たされたと判定するようになっている。
追加灯具点灯部8は、走行状況判定部7によって判定された車両1の走行状況に応じて一対の追加灯具3L,3Rにそれぞれ内蔵された第1フィラメント5L1,5R1および第2フィラメント5L2,5R2のうちいずれかを点灯あるいは消灯させるものである。なお、追加灯具点灯部8の具体的な制御内容についての説明は、図8〜図15のフローチャートを用いて詳しく後述する。
また、キャンセル部は、キャンセルボタンが乗員によって操作されることによって作動し、走行状況判定部7および追加灯具点灯部8による制御を強制的に禁止するものである。
本発明の一実施形態に係る車両用追加灯具の点灯制御装置は上述のように構成されているので、以下のような作用および効果を奏する。
まず、図8のステップS11においてキャンセルスイッチがオフであるかが判定され、ここで、キャンセルスイッチがオフであれば(ステップS11のYesルート)キャンセル部は作動せず、通常通り、走行状況判定部7および追加灯具点灯部8による自動制御が許可される。
その後、ステップS12において、走行状況判定部7は、ヘッドランプスイッチ15がオンであるかオフであるかを判定する。ここで、走行状況判定部7が、ヘッドランプスイッチ15がオンであることに基づきヘッドランプ2L,2Rが点灯していると判定した場合には(ステップS12のYesルート)、ステップS13において、走行状況判定部7が、シフトレバーポジションセンサ14によって検出された変速レバーが後退の位置(リバースポジション)にあるか否かを判定する。
ここで、変速レバーがリバースポジション以外の位置(例えば、ドライブポジション)にある場合には、ステップS13のYesルートに従ってステップS14に進み、このステップS14において追加灯具3L,3Rがともに消灯されているか否かが走行状況判定部7によって判定される。ここで、追加灯具3L,3Rがともに消灯していると判定された場合には(ステップS14のYesルート)、さらに、ターンスイッチ13がオフであるか否かが走行状況判定部7によって判定される(ステップS15)。
このステップS15においてターンスイッチ13がオフであると判定された場合、即ち、ステップS15のYesルートを辿った場合、ドライバはターンスイッチ13に対して何ら操作をしていないということであり、車両1の右側および左側に設けられた全てのフラッシャが消灯しているという状態である。そして、この場合には、ステップS16に示す第1モードが選択される。なお、この第1モードについては、図9を用いて後述する。
一方、ターンスイッチ13がオンであると判定された場合、即ち、ステップS15でNoルートを辿った場合、ターンスイッチ13に対して、ドライバから右方向あるいは左方向の方向指示が入力され、車両1の右側あるいは左側に設けられたフラッシャが点滅している状態であって、この場合には、ステップS17に示す第2モードが選択される。なお、この第2モードについては、図10を用いて後述する。
また、ステップS14において、追加灯具3L,3Rのうちいずれかが点灯していると判定された場合には(Noルート)、その後、ステップS18において、走行状況判定部7は、第2フィラメント5L2,5R2のうち少なくとも一方が点灯しているかを判定する。つまり、このステップS18においては、遠方配光が行なわれているのか、あるいは、近接配光が行なわれているのかが判定されるようになっている。
そして、このステップS18において、遠方配光が行なわれている、即ち、第2フィラメント5L2,5R2のうち少なくとも一方が点灯していると判定された場合には(Yesルート)、ステップS19において、走行状況判定部7は、ターンスイッチ13がオンであるか否かを判定する。なお、このステップS19においては、ターンスイッチ13の右接点がオンであっても左接点がオンであってもターンスイッチ13がオンであると判定される。
そして、このステップS19の判定において、ターンスイッチ13がオンであると判定された場合には(Yesルート)、ステップS20として示す第3モードが選択される。なお、この第3モードについては、図11を用いて後述する。
他方、このステップS19において、ターンスイッチ13がオフであると判定された場合には(Noルート)、ステップS21として示す第4モードが選択される。なお、この第4モードについては、図12および図13を用いて後述する。
また、ステップS18において、追加灯具3L,3Rの第1フィラメント5L1,5R1のうち少なくとも一方が点灯していると判定される場合、即ち、近接配光が行なわれている場合には(Noルート)、ステップS22として示す第5モードが選択される。なお、この第5モードについては図14および図15を用いて後述する。
また、キャンセルスイッチがオンである場合(ステップS11のNoルート)、ヘッドランプスイッチ15がオフであることによりヘッドランプ2L,2Rが消灯していると判定される場合(ステップS12のNoルート)、および、変速レバーがリバースポジションにある場合(ステップS13のNoルート)には、追加灯具点灯部8が左側の追加灯具5Lおよび右側の追加灯具5Rをともに消灯させる(ステップS23)。
次に第1モードについて説明すると、この第1モードは図9に示すフローチャートに従って実行され、まず、ステップS31において、走行状況判定部7が、車速センサ11から車速Vsを読み込み、この読み込んだ車速Vsが制御開始車速閾値Von1よりも速く且つ制御許可上限車速閾値Voff2未満であるか否かを判定する。なお、本実施形態において、制御開始車速閾値Von1は時速15キロメートル、制御許可上限車速閾値Voff2は時速80キロメートルとして設定されている。
このステップ31において、読み込んだ車速Vsが制御開始車速閾値Von1と制御許可上限車速閾値Voff2との間にあると判定された場合には(Yesルート)、ステップS32において、走行状況判定部7が、ハンドル角センサ12からハンドル角θHを読み込み、このハンドル角θHが右ハンドル角θHRであり且つこの右ハンドル角θHRの絶対値が制御開始右操舵角閾値θHRon0の絶対値よりも大きいか否かを判定する(ステップS32)。なお、この制御開始右操舵角閾値θHRon0は、ハンドル角θHがこの制御開始右操舵角閾値θHRon0よりも中立位置(0度)に近い場合には右追加灯具3Rからの追加光の照射は不要であると想定される角度として設定された閾値であって、本実施形態においては+30度として設定されている。
なお、本実施形態において、ハンドル角θHは、中立位置(0度)を基準として設定されており、時計回り(いわゆる、右回り)方向をプラス、反時計回り(いわゆる、左回り)をマイナスとしている。そして、「右ハンドル角θHR」とは、ハンドル中立位置(0度)から右回りに回転した状態のハンドル角θをいい、より具体的には、ハンドル角θH>0という関係が成立しているハンドル角θHである。他方、「左ハンドルθHL」とは、ハンドル中立位置(0度)から左回りに回転した状態のハンドル角θをいい、より具体的には、ハンドル角θH<0という関係が成立しているハンドル角θHである。
そして、このステップS32において、右ハンドル角θHRの絶対値が制御開始右操舵角閾値θHRon0の絶対値より大きいと判定された場合(Yesルート)、ステップS33において、走行状況判定部7は、右ハンドル角θHRの絶対値が近接配光パターン制御開始右操舵角閾値θHRon1の絶対値よりも大きいか否かを判定する。なお、この近接配光パターン制御開始右操舵角閾値θHRon1は、ハンドル角θがこの近接配光パターン制御開始右操舵角閾値θHRon1よりも中立位置(0度)に近い場合には、右追加灯具3Rの右第1フィラメント5R1からの右第1追加光の照射(近接配光)は不要であると想定される角度として設定された閾値であって、本実施形態においては、+100度として設定されている。
そして、このステップ33において、右ハンドル角の絶対値θHRが制御開始右操舵角閾値θHRon1の絶対値よりも大きいと判定された場合(Yesルート)、ステップS34において、走行状況判定部7は、車速Vsが近接配光パターン制御許可上限車速閾値Voff3未満であるか否かを判定する。なお、近接配光パターン制御許可上限車速閾値Voff3は、車速Vsがこの近接配光パターン制御許可上限車速閾値Voff3よりも速い場合に追加灯具3L,3Rにより追加光が照射されることを防止するために設定された閾値であって、本実施形態においては、時速40キロメートルとして設定されている。
その後、このステップS34において車速Vsが近接配光パターン制御許可上限車速閾値Voff3未満であると判定された場合(Yesルート)、ステップS35において、追加灯具点灯部8は、右追加灯具3Rの右第1フィラメント5R1を点灯させることで、右追加灯具3Rによる近接配光を行なう。
一方、このステップS34において、車速Vsが近接配光パターン制御許可上限車速閾値Voff3以上(Vs≧Voff3)であると判定された場合には(Noルート)、ステップS36において、追加灯具点灯部8は、右追加灯具3Rの右第2フィラメント5R2を点灯させることで、右追加灯具3Rによる遠方配光を実行する。
また、上述のステップS33において、右ハンドル角の絶対値θHRが制御開始右操舵角閾値θHRon1の絶対値以下(θHR≦θHRon1)であると判定された場合(Noルート)、ステップS36において、追加灯具点灯部8は、右追加灯具3Rによる遠方配光を実行する。
他方、上述のステップS32において、右ハンドル角θHRの絶対値が制御開始右操舵角閾値θHRon0の絶対値以下(|θHR|≦|θHRon0|)である、即ち、ハンドルが中立位置にあるか、もしくは、中立位置よりも左周りに回転している場合には(Noルート)、ステップS37へ進む。
その後、ステップS37において、走行状況判定部7が、左ハンドル角θHの絶対値が制御開始左操舵角閾値θHLon0の絶対値よりも大きいか否かを判定する。なお、この制御開始左操舵角閾値θHLon0は、ハンドル角θHがこの制御開始左操舵角閾値θHLon0よりも中立位置(0度)に近い場合には左追加灯具3Lからの追加光の照射は不要であると想定される角度として設定された閾値であって、本実施形態においては−30度として設定されている。
そして、このステップS37において、走行状況判定部7が、左ハンドル角θHLの絶対値が制御開始左操舵角閾値θHLon0の絶対値よりも大きいと判定した場合(Yesルート)、ステップS38において、走行状況判定部7は、この左ハンドル角θHLの絶対値が近接配光パターン制御開始左操舵角閾値θHLon1の絶対値よりも大きいか否かを判定する。なお、この近接配光パターン制御開始左操舵角閾値θHLon1は、ハンドル角θHがこの近接配光パターン制御開始左操舵角閾値θHLon1よりも中立位置(0度)に近い場合、左追加灯具3Lの右第1フィラメント5R1からの左第1追加光の照射(近接配光)は不要であると想定される角度として設定された閾値であって、本実施形態においては、−100度として設定されている。
そして、このステップS38において、左ハンドル角θHLの絶対値が近接配光パターン制御開始左操舵角閾値θHLon1の絶対値よりも大きいと判定された場合(Yesルート)、走行状況判定部7は、車速Vsが近接配光パターン制御許可上限車速閾値Voff3(40km/h)未満であるか否かを判定する。
このステップS39において車速Vsが近接配光パターン制御許可上限車速閾値Voff3未満であると判定された場合には(Yesルート)、ステップS40において、追加灯具点灯部8が左追加灯具3Lの左第1フィラメント5L1を点灯させることにより、左追加灯具3Lによる近接配光を行なう。
一方、このステップS39において、車速Vsが近接配光パターン制御許可上限車速閾値Voff3以上(Vs≧Voff3)であると判定された場合(Noルート)、追加灯具点灯部8は、ステップS41において、左追加灯具3Lの第2フィラメント5L2を点灯させることによって、左追加灯具3Lによる遠方配光を行なう。
他方、上述のステップS37において、左ハンドル角θHLの絶対値が制御開始右操舵角閾値θHRon0の絶対値以下(|θH|≦|θHRon0|)であると判定された場合(Noルート)、および、上述のステップS38において、左ハンドル角θHLの絶対値が近接配光パターン制御開始左操舵角閾値θHLon1の絶対値以下(|θH|≦|θHLon1|)であると判定された場合には(Noルート)、ステップS41において、追加灯具点灯部8が、右追加灯具3Rの右第2フィラメント5R2を点灯させ、右追加灯具3Rによる遠方配光を行なう。
次に、図10に示すフローチャートに従って実行される第2モードについて説明する。
まず、ステップS51において、走行状況判定部7は、車速VsがステップS31において読み込んだ車速Vsが近接配光パターン制御許可上限車速閾値Voff3(40km/h)未満であるか否かを判定する。
このステップS51において車速Vsが近接配光パターン制御許可上限車速閾値Voff3未満であると判定された場合(Yesルート)、走行状況判定部7は、ステップS52において、ターンスイッチ13の左接点または右接点のうち、どちらの接点がオンであるのかを判定する。なお、この第2モードが実行されているということは、図8のステップS15においてターンスイッチ13の左接点または右接点のいずれかがオンであるという判定が成立していることが前提であるので、このステップS52における判定においては、ターンスイッチ13が中立(オフ)であるか否かの判定は不要である。
このステップS52において、ターンスイッチ13の右接点がオンである場合には(Yesルート)、走行状況判定部7は、ステップS53において、右ハンドル角θHRの絶対値が、ターンスイッチ連動制御開始右操舵角閾値θHRonTの絶対値よりも大きいか否かを判定する。なお、ターンスイッチ連動制御開始右操舵角閾値θHRonTは、ハンドル角θHが、このターンスイッチ連動制御開始右操舵角閾値θHRonTよりも中立位置(0度)に近い場合には、右追加灯具3Rの右第1フィラメント5R1からの右第1追加光の照射(近接配光)は不要であると想定される角度として設定された閾値であって、近接配光パターン制御開始右操舵角閾値θHRon1と中立位置との間に設定されている。そして、本実施形態において、このターンスイッチ連動制御開始右操舵角閾値θHRonTは+20度として設定されている。
そして、このステップS53において、右ハンドル角θHRの絶対値がターンスイッチ連動制御開始右操舵角閾値θHRonTの絶対値よりも大きいと判定された場合には(Yesルート)、追加灯具点灯部8は、ステップS54において、右追加灯具3Rの右第1フィラメント5R1を点灯させることで、この右追加灯具3Rによる近接配光を行なう。
このステップS53による制御が実行される場合とは、例えば、車両1が交差点で右折する場合に、右追加灯具3Rから近接配光が行なわれる車両1の右側のフラッシャが点滅しながら、右追加灯具3Rの右第1フィラメント5R1が点灯するような場合(図5参照)が想定されている。
一方、ステップS53において、右ハンドル角θHRの絶対値が、ターンスイッチ連動制御開始右操舵角閾値θHRonTの絶対値以下である(|θH|≦|θHRonT|)と判定された場合には、図9を用いて上述した第1モードが実行される(ステップS55)。
また、上述のステップS52において、ターンスイッチ13の左接点がオンとなっている場合(Noルート)、走行状況判定部7は、左ハンドル角θHLの絶対値が、ターンスイッチ連動制御開始左操舵角閾値θHRonTの絶対値よりも大きいか否かを判定する(ステップS56)。
このステップS56において、ターンスイッチ連動制御開始左操舵角閾値θHLonTの絶対値よりも左ハンドル角θHLの絶対値が大きいと判定された場合(Yesルート)、追加灯具点灯部8は、左追加灯具3Lの左第1フィラメント5L1を点灯させて近接配光を実行する(ステップS57)。なお、ターンスイッチ連動制御開始左操舵角閾値θHRonTは、左ハンドル角θHLが、このターンスイッチ連動制御開始左操舵角閾値θHLonTよりも中立位置(0度)に近い場合には、左追加灯具3Lの右第1フィラメント5R1からの左第1追加光の照射(近接配光)は不要であると想定される角度として設定された閾値であって、近接配光パターン制御開始左操舵角閾値θHLon1と中立位置との間に設定されている。そして、本実施形態において、このターンスイッチ連動制御開始左操舵角閾値θHLonTは−20度として設定されている。
一方、ステップS56において、左ハンドル角θHLの絶対値がターンスイッチ連動制御開始左操舵角閾値θHLonTの絶対値以下である(|θH|≦|θHLonT|)と判定された場合には(Noルート)、図9を用いて上述した第1モードが実行される(ステップS58)。
次に、図11に示すフローチャートに従って実行される第3モードについて説明する。
まず、ステップS61において、走行状況判定部7は、車速センサ11によって検出された車速Vsが近接配光パターン制御許可上限車速閾値Voff3(40km/h)未満であるか否かを判定する。
このステップS61において、車速Vsが近接配光パターン制御許可上限車速閾値Voff3未満であると判定された場合(Yesルート)、ステップS62において、走行状況判定部7は、ターンスイッチ13の右接点あるいは左接点がオンであるのかを判定する。なお、この第3モードが実行されているということは、図8のステップS19においてターンスイッチ13がオンであるという判定が成立していることが前提であるので、このステップS62における判定においては、ターンスイッチ13が中立(オフ)であるか否かの判定は不要である。
このステップS62において、ターンスイッチ13の右接点がオンであると判定された場合にはドライバの意図している進行方向は右方向であると想定され(Yesルート)、その後、ステップS63において、走行状況判定部7は、右ハンドル角θHRの絶対値がターンスイッチ連動制御開始右操舵角閾値θHRonT(+20度)の絶対値よりも大きいか否かを判定する。
そして、このステップS63において、右ハンドル角θHRの絶対値が、ターンスイッチ連動制御開始右操舵角閾値θHRonTの絶対値よりも大きいと判定された場合(Yesルート)、ステップS64において、追加灯具点灯部8は、右追加灯具3Rの右第1フィラメント5R1を点灯させることで、この右追加灯具3Rによる近接配光を実行する。
その後、追加灯具点灯部8は、既に点灯している右追加灯具3Rの右第2フィラメント5R2を徐々に消灯させることで、遠方配光を中止する。なお、このステップS65のように、第1フィラメント5L1,5R1または第2フィラメント5L2,5R2を徐々に消灯させることを、「調光消灯」という。
一方、ステップS63において、右ハンドル角θHRの絶対値が、ターンスイッチ連動制御開始右操舵角閾値θHRonTの絶対値以下(|θH|≦|θHRonT|)であると判定された場合には、図12を用いて後述する第4モードが実行される(ステップS66)。
また、上述のステップS62において、ターンスイッチ13の左接点がオンであると判定された場合(Noルート)、走行状況判定部7は、ステップS67において、左ハンドル角θHLの絶対値がターンスイッチ連動制御開始左操舵角閾値θHLonT(−20度)の絶対値よりも大きいか否かを判定する。
そして、このステップS67において、左ハンドル角θHLの絶対値がターンスイッチ連動制御開始左操舵角閾値θHLonTの絶対値よりも大きいと判定された場合(Yesルート)、ステップS68において、追加灯具点灯部8は、左追加灯具3Lの左第1フィラメント5L1を点灯させることによって、左追加灯具3Lによる近接配光を実行する。
さらに、このとき、追加灯具点灯部8は、既に点灯している左追加灯具3Lの第2フィラメント5L2を徐々に消灯、即ち、調光消灯を行ない、遠方配光を中止する。
一方、ステップS67において、左ハンドル角θHLの絶対値がターンスイッチ連動制御開始左操舵角閾値θHLonTの絶対値以下である(|θH|≦|θHLonT|)と判定された場合には、図12を用いて後述する第4モードが実行される(ステップS70)。
次に、図12に示すフローチャートに従って実行される第4モードについて説明する。なお、この第4モードは、一対の追加灯具3L,3Rの第2フィラメント5L2,5R2が点灯している場合に、これらの第2フィラメント5L2,5R2を消灯する際に用いられる制御であって、遠方配光停止制御という。
まず、ステップS81において、走行状況判定部7は、右ハンドル角θHLの絶対値が制御停止右操舵角閾値θHRoffの絶対値よりも大きいか否かを判定する。なお、本実施形態において、この制御停止右操舵角閾値θHRoffは+15度として設定されている。
なお、この制御停止右操舵角閾値θHRoffは、右ハンドル角θHRが、この制御停止右操舵角閾値θHRoffよりも中立位置(0度)に近い場合には、右追加灯具3Rの右第2フィラメント5R2からの右第2追加光の照射(遠方配光)は不要となったと想定される角度として設定された閾値であって、本実施形態においては、+15度として設定されている。また、この制御停止右操舵角閾値θHRoffの+15度という角度は、曲率半径が所定距離(例えば500メートル)以上である道路における追加灯具3R,3Lの点灯が法規等により禁止されているような場合に、右追加灯具3Rが点灯しないようにすることも考慮されて設定されたものである。
そして、このステップS81の判定において、右ハンドル角θHRの絶対値が制御停止右操舵角閾値θHRoffの絶対値よりも大きいと判定された場合(Yesルート)、走行状況判定部7は、ステップS82において、車速センサ11から読み込んだ車速Vsが制御停止車速閾値Voff1よりも速く且つ制御許可上限車速閾値Voff2(80km/h)よりも遅いか否かを判定する。なお、本実施形態において、制御停止車速閾値Voff1は、時速5キロメートルとして設定されている。
ここで、車速Vsが制御停止車速閾値Voff1(5km/h)よりも速く且つ制御許可上限車速閾値Voff2(80km/h)よりも遅いと判定された場合には(ステップS82のYesルート)、左追加灯具3Lの第2フィラメント5L2または右追加灯具3Rの右第2フィラメント5R2は点灯したままとなる。
他方、上述したステップS81において、右ハンドル角θHRの絶対値が制御停止右操舵角閾値θHRoffの絶対値以下(|θH|≦|θHRoff|)であると判定された場合には(Noルート)、走行状況判定部7は、ステップS83において、右ハンドル角θHRの絶対値が制御停止下限右操舵角閾値θHRoffCの絶対値よりも大きいか否かを判定する。なお、本実施形態において、制御停止下限右操舵角閾値θHRoffCは+10度として設定されている。
ここで、ハンドル角θHが制御停止下限右操舵角閾値θHRoffCよりも大きいと判定された場合には(ステップS83のYesルート)、ステップS84において、追加灯具点灯部8は、既に点灯している右追加灯具3Rの右第2フィラメント5R2を徐々に消灯させる。
また、上述のステップS82において、車速センサ11から読み込んだ車速Vsが制御停止車速閾値Voff1以下(Vs≦Voff1)である場合、または、車速Vsが制御許可上限車速閾値Voff2以上(Vs≧Voff2)である場合にも(Noルート)、追加灯具点灯部8は、ステップS84において、既に点灯している右追加灯具3Rの右第2フィラメント5R2を徐々に消灯させる。
つまり、制御停止車速閾値Voff1は、車両1が、この制御停止車速閾値Voff1(5km/h)を上回る速度で走行していない(例えば、停車中である)場合には、右追加灯具3Rによる遠方配光は不要であるとして設定された閾値であって、制御開始閾値Von1(本実施形態においては15km/h)よりも小さい値となるようになっている。また、制御停止車速閾値Voff1を設定することによって、右追加灯具3Rによる不要な点灯を避けることが可能となる。例えば、ハンドルが右回りに操作されたとしても、車両1が駐車場などに停車している際には右追加灯具3Rを点灯する必要はなく、むしろ、このような場合に右追加灯具3Rを点灯するとドライバに違和感を与え、また、車両1周辺の歩行者および他の車両のドライバなどに対して意味もなく眩しさを覚えさせるおそれがある。
このため、停車中(車速Vsが制御停止車速閾値Voff1以下である場合)には、右追加灯具3Rの点灯を禁止し、ドライバに違和感を覚えさせるような事態を回避しながら、歩行者および他の車両のドライバなどに意味もなく眩しさを覚えさせるような事態を回避することができる。さらに、右追加灯具3Rの不要な点灯を禁止することで、バルブ5Rの寿命を延ばすこともできる。
また、上述のステップS83において、右ハンドル角θHRの絶対値が制御停止下限右操舵角閾値θHRoffCの絶対値以下である(|θH|≦|θHRoffC|)と判定された場合には(ステップS83のNoルート)、図13のステップS85に進む。
そして、ステップS85において、走行状況判定部7は、左ハンドル角θHLの絶対値が制御停止左操舵角閾値θHLoffの絶対値よりも大きいか否かを判定し、ここで、左ハンドル角θHLの絶対値が制御停止左操舵角閾値θHLoff(−15度)の絶対値よりも大きいと判定された場合には(Yesルート)、ステップS86において、走行状況判定部7は、車速Vsが制御停止車速閾値Voff1(5km/h)よりも速く且つ制御許可上限車速閾値Voff2(80km/h)よりも遅いか否かを判定する。
なお、この制御停止左操舵角閾値θHLoffは、左ハンドル角θHLが、この制御停止左操舵角閾値θHLoffよりも中立位置(0度)に近い場合には、左追加灯具3Lの第2フィラメント5Lからの左第2追加光の照射(遠方配光)は不要となったと想定される角度として設定された閾値であって、本実施形態においては、−15度として設定されている。また、この制御停止左操舵角閾値θHLoffの−15度という角度は、曲率半径が所定距離(例えば500メートル)以上である道路において追加灯具の点灯が法規等により禁止されているような場合に、左追加灯具3Lが点灯しないようにすることも考慮されて設定されている。
このステップS86において、車速Vsが制御停止車速閾値Voff1よりも速く且つ制御許可上限車速閾値Voff2よりも遅いと判定された場合には(ステップS86のYesルート)、既に点灯している左追加灯具3Lの第2フィラメント5L2または右追加灯具3Rの右第2フィラメント5R2は点灯したままとなる。
他方、このステップS86において、車速Vsが制御停止車速閾値Voff1以下(Vs≦Voff1)である場合、または、車速Vsが制御許可上限車速閾値Voff2以上(Vs≧Voff2)である場合(Noルート)、ステップS88において、追加灯具点灯部8は、既に点灯している左追加灯具3Lの第2フィラメント5L2を徐々に消灯させる。
また、ステップS85において、走行状況判定部7が、左ハンドル角θHLの絶対値が制御停止左操舵角閾値θHLoffの絶対値以下(|θH|≦|θHLoff|)であると判定した場合(Noルート)、走行状況判定部7は、ステップS87において、ハンドル角θHが制御停止左下限操舵角閾値θHLoffCよりも大きいか否かを判定する。なお、本実施形態において、制御停止下限左操舵角閾値θHLoffCは−10度として設定されている。
このステップS87において、左ハンドル角θHLの絶対値が制御停止下限左操舵角閾値θHLoffCの絶対値よりも大きいと判定された場合には(ステップS87のYesルート)、ステップS88において、追加灯具点灯部8は、既に点灯している左追加灯具3Lの第2フィラメント5L2を徐々に消灯させる。
他方、ステップS87において、左ハンドル角θHの絶対値が制御停止下限左操舵角閾値θHLoffCの絶対値以下(θH≦θHLoffC)であると判定された場合、(例えば、ドライバがハンドルを実質的な中立位置である−10〜+10度の間で保持している場合)には、(Noルート)、追加灯具点灯部8が、右追加灯具3Rの右第2フィラメント5R2および左追加灯具3Lの第2フィラメント5L2をともに素早く消灯する(ステップS89,S90)。なお、このステップS89やステップS90における消灯のように、第1フィラメント5L1,5R1または第2フィラメント5L2,5R2を素早く消灯する制御を強制消灯という。
つまり、右ハンドル角θHRの絶対値が、制御停止右操舵角閾値θHRoffの絶対値以下であり且つ制御停止右操舵角閾値θHRoffの絶対値よりも大きい場合(例えば、ハンドル角θHが時計回りに10〜15度の間にある場合)、右追加灯具3Rによる遠方配光が調光消灯される。換言すれば、ハンドル角θHのみに着目した場合、右追加灯具3Rによる遠方配光が調光消灯される場合とは、以下の式1が成立している場合である。
|θHRoff|≧|θHR|>|θHRoffC|・・・(1)
同様に、左ハンドル角θHLの絶対値が、制御停止左操舵角閾値θHLoffの絶対値以下であり且つ制御停止右操舵角閾値θHLoffの絶対値よりも大きい場合(例えば、ハンドル角θHが反時計回りに10〜15度の間にある場合)、左追加灯具3Lによる遠方配光が調光消灯される。換言すれば、ハンドル角θHのみに着目した場合、左追加灯具3Lによる遠方配光が調光消灯される場合とは、以下の式2が成立している場合である。
|θHLoff|≧|θHL|>|θHLoffC|・・・(2)
次に、図14に示すフローチャートに従って実行される第5モードについて説明する。なお、この第5モードは、既に点灯している一対の追加灯具3L,3Rの第1フィラメント5L1,5R1を消灯する際に用いられる制御であって、近接配光停止制御という。
まず、ステップS101において、走行状況判定部7は、ヘッドランプスイッチ15の状態に基づき、右追加灯具3Rの右第1フィラメント5R1が点灯しているか否か、即ち、右追加灯具3Rが近接配光を行なっているか否かを判定する。
このステップS101における判定において、右追加灯具3Rが近接配光を行なっていると判定された場合には、その後、ステップS102において、走行状況判定部7は、右ハンドル角θHRが制御停止下限右操舵角閾値θHRoffC(+10度)よりも大きいか否かを判定する。
このステップS102の判定において、走行状況判定部7が、ハンドル角θHの絶対値が制御停止下限右操舵角閾値θHRoffCの絶対値よりも大きいと判定した場合(Yesルート)、ステップS103において、走行状況判定部7は、ターンスイッチ13の右接点がオンであるか否かを判定する。
そして、このステップS103の判定において、走行状況判定部7が、ターンスイッチ13の右接点がオンであると判定した場合には(Yesルート)、ステップS104において、走行状況判定部7は、右ハンドル角θHRの絶対値がターン連動制御停止右操舵角閾値θHRoffT(+15度)の絶対値よりも大きいか否かを判定する。
このステップS104の判定において、走行状況判定部7が、ハンドル角θHの絶対値がターン連動制御停止右操舵角閾値θHRoffTよりも大きいと判定した場合(Yesルート)、その後、走行状況判定部7は、ステップS105において、車速Vsが近接配光パターン制御許可上限車速閾値Voff3(40km/h)未満であるか否かを判定する。
このステップS105の判定において、走行状況判定部7が、車速Vsが近接配光パターン制御許可上限車速閾値Voff3未満であると判定した場合には(Yesルート)、特に制御を行なわず、この第5モードによる制御であるサブルーチンを終了する。つまり、この第5モードが実行されるということは、左追加灯具3Lの左第1フィラメント5L1または右追加灯具3Rの右第1フィラメント5R1が点灯している(即ち、近接配光が行なわれている)という条件を満たしていることが前提となる(図8に示すステップS18のNoルート参照)。したがって、ステップS105のYesルートにより制御がなされないということは、既に点灯している左追加灯具3Lの左第1フィラメント5L1または右追加灯具3Rの右第1フィラメント5R1をそのまま点灯し続けるということになる。
他方、上述のステップS104の判定において、走行状況判定部7が、右ハンドル角θHRの絶対値がターン連動制御停止右操舵角閾値θHRoffTの絶対値以下(|θH|≦|θHRoffT|)であると判定した場合においては(Noルート)、その後、ステップS106において、追加灯具点灯部8は、既に点灯している右追加灯具3Rの右第1フィラメント5R1を徐々に消灯する。
また、上述したステップS105の判定において、走行状況判定部7が、車速Vsが近接配光パターン制御許可上限車速閾値Voff3以上(Vs≧Voff3)であると判定した場合にも(Noルート)、ステップS106において、追加灯具点灯部8が、右追加灯具3Rの右第1フィラメント5R1を調光消灯する。
他方、ステップS103の判定において、走行状況判定部7が、ターンスイッチ13の左接点がオンであることを検出した場合(Noルート)、ステップS107において、走行状況判定部7は、右ハンドル角θHRの絶対値が近接配光パターン制御停止右操舵角閾値θHRoff1の絶対値よりも大きいか否かを判定する。なお、本実施形態において、近接配光パターン制御停止右操舵角閾値θHRoff1は、+25度として設定されている。
そして、このステップS107の判定において、走行状況判定部7が、右ハンドル角θHRの絶対値が近接配光パターン制御停止右操舵角閾値θHRoff1の絶対値よりも大きいと判定した場合には(Yesルート)、ステップS108において、走行状況判定部7は、車速センサ11から車速Vsを読み込み、この読み込んだ車速Vsが制御停止車速閾値Voff1(5km/h)よりも速く且つ制御許可上限車速閾値Voff3(40km/h)よりも遅いか否かを判定する。
このステップS108の判定において、車速Vsが制御停止車速閾値Voff1よりも速く且つ制御許可上限車速閾値Voff2よりも遅いと判定された場合(Yesルート)、追加灯具点灯部8は、既に点灯している左追加灯具3Lの第2フィラメント5L2または右追加灯具3Rの右第2フィラメント5R2は、そのまま点灯させ続ける。
他方、上述のステップS107の判定において、走行状況判定部7により、右ハンドル角θHRの絶対値が近接配光パターン制御停止右操舵角閾値θHRoff1の絶対値以下(θH≦θHRoff1)であると判定された場合(Noルート)、および、ステップS108の判定において、走行状況判定部7により、車速Vsが制御停止車速閾値Voff1よりも遅いあるいは制御許可上限車速閾値Voff2よりも速いと判定された場合には(Noルート)、追加灯具点灯部8が、右追加灯具3Rの右第1フィラメント5R1を調光消灯する(ステップS106)。
他方、ステップS101において、走行状況判定部7により、右追加灯具3Rではなく左追加灯具3Lの左第1フィラメント5L1が点灯していると判定された場合(Noルート)、走行状況判定部7は、図15のステップS111において、左ハンドル角θHLの絶対値が制御停止下限操舵角閾値θHLoffC(−10度)の絶対値よりも大きいか否かを判定する。
このステップS111の判定において、走行状況判定部7により、左ハンドル角θHLの絶対値が制御停止下限左操舵角閾値θHLoffCの絶対値よりも大きいと判定された場合、その後、ステップS112において、走行状況判定部7はターンスイッチ13の左接点がオンになっているか否かを判定する。
このステップS112の判定において、走行状況判定部7が、ターンスイッチ13の左接点がオンであると判定した場合には(Yesルート)、ステップS113において、走行状況判定部7は、左ハンドル角θHLの絶対値がターン連動制御停止左操舵角閾値θHLoffT(−15度)の絶対値よりも大きいか否かを判定する。
このステップS113の判定において、走行状況判定部7が、左ハンドル角θHLの絶対値がターン連動制御停止左操舵角閾値θHLoffTの絶対値よりも大きいと判定した場合(Yesルート)、その後、ステップS114において、走行状況判定部7は、車速Vsが近接配光パターン制御許可上限車速閾値Voff3(40km/h)未満であるか否かを判定する。
このステップS114の判定において、走行状況判定部7が、車速Vsが近接配光パターン制御許可上限車速閾値Voff3未満であると判定した場合(Yesルート)、追加灯具点灯部8は、既に点灯している左追加灯具3Lの左第1フィラメント5L1または右追加灯具3Rの右第1フィラメント5R1を、そのまま点灯させる。
他方、上述のステップS113の判定において、走行状況判定部7により、この左ハンドル角θHLの絶対値がターン連動制御停止左操舵角閾値θHLoffTの絶対値以下(|θH|≦|θHLoffT|)であると判定された場合(Noルート)、その後、追加灯具点灯部8は、ステップS117において、既に点灯している左追加灯具3Lの左第1フィラメント5L1を徐々に消灯する。
また、ステップS114の判定において、走行状況判定部7が、車速Vsが近接配光パターン制御許可上限車速閾値Voff3以上(Vs≧Voff3)であると判定した場合にも(Noルート)、ステップS117において、追加灯具点灯部8が、左追加灯具3Lの左第1フィラメント5L1を調光消灯する。
他方、ステップS112の判定において、走行状況判定部7が、ターンスイッチ13の左接点がオンであると判定した場合(Noルート)、ステップS115において、走行状況判定部7は、左ハンドル角θHLの絶対値が近接配光パターン制御停止左操舵角閾値θHLoff1の絶対値よりも大きいか否かを判定する。なお、本実施形態において、近接配光パターン制御停止左操舵角閾値θHLoff1は−25度として設定されている。
そして、このステップS115の判定において、走行状況判定部7により、左ハンドル角θHLの絶対値が近接配光パターン制御停止左操舵角閾値θHLoff1の絶対値よりも大きいと判定された場合(Yesルート)、ステップS116において、走行状況判定部7は、車速センサ11から車速Vsを読み込み、この読み込んだ車速Vsが制御停止車速閾値Voff1(5km/h)よりも速く且つ制御許可上限車速閾値Voff3(40km/h)よりも遅いか否かを判定する。
このステップS116の判定において、車速Vsが制御停止車速閾値Voff1よりも速く且つ制御許可上限車速閾値Voff3よりも遅いと判定された場合(Yesルート)、追加灯具点灯部8は、既に点灯している左追加灯具3Lの第2フィラメント5L2または右追加灯具3Rの右第2フィラメント5R2を、そのまま点灯させ続ける。
他方、上述のステップS115の判定において、走行状況判定部7により、左ハンドル角θHLの絶対値が近接配光パターン制御停止左操舵角閾値θHLoff1の絶対値以下(|θH|≦|θHLoff1|)であると判定された場合(Noルート)、または、ステップS116の判定において、走行状況判定部7により、車速Vsが制御停止車速閾値Voff1よりも遅い、あるいは、制御許可上限車速閾値Voff2よりも速いと判定された場合には(Noルート)、ステップS117において、追加灯具点灯部8が、左追加灯具3Lの左第1フィラメント5L1を調光消灯する。
また、図14のステップS102の判定において、走行状況判定部7により、右ハンドル角θHRの絶対値が制御停止下限右操舵角閾値θHRoffCの絶対値以下(|θH|≦|θHRoffC|)であると判定された場合、追加灯具点灯部8は、図15に示すステップS118,S119において、点灯している追加灯具3L,3Rの第1フィラメント5L1,R1をそれぞれ素早く消灯させる。
また、図15に示すステップS111において、走行状況判定部7により、左ハンドル角θHLの絶対値が制御停止下限操舵角閾値θHLoffCの絶対値以下(|θH|≦|θHLoffC|)であると判定された場合にも、ステップS118,S119において、追加灯具点灯部8により、点灯している追加灯具3L,3Rの第1フィラメント5L1,R1がそれぞれ素早く消灯される。
このように、本実施形態にかかる車両用追加灯具の点灯制御装置によれば、ヘッドランプ2L,2Rとは別体に設けられた追加灯具3L,3Rにそれぞれ内蔵された第1フィラメント5L1,5R1および第2フィラメント5L2,5R2を適宜使い分けることで、車両1の走行状況に応じて追加灯具3L,3Rからそれぞれ発せられる追加光を適切に制御することができる。
また、車両1の進行方向が右方であることが判定され且つ近接配光条件が満たされたと判定された場合に、右追加灯具3Rの右第1フィラメント5R1を点灯させることで、車両1の右側に追加光(右第1追加光)を照射することができる。また、車両1の進行方向が左方であることが判定され且つ近接配光条件が満たされたと判定された場合に、左追加灯具3Lの左第1フィラメント5L1を点灯させることで、車両1の左側に追加光(左第1追加光)を照射することができる。
したがって、ドライバにとっては、車両1の走行状況に応じた視界を確保することができるようになることで安全性が向上し、また、歩行者や他の車両のドライバにとっては、当該車両1の進行方向を追加光により適切に知ることができるので、安全性が向上する。
また、車両1の進行方向が左方であることが判定され且つ遠方配光条件が満たされたと判定された場合に、左追加灯具3Lの第2フィラメント5L2を点灯させる。そして、この第2フィラメント5L2から照射される右第2追加光の光軸CR2は、車両1の前後方向中心軸C0と右第1追加光の光軸CR1との間に位置するように設定されているので、車両1の旋回に応じて右第2追加光を照射することができる。
また、車両1の進行方向が左方であることが判定され且つ所定の遠方配光条件が満たされたと判定された場合に、左追加灯具3Lの第2フィラメント5L2を点灯させる。そして、この第2フィラメント5L2から照射される左第2追加光の光軸CL2は、車両1の前後方向中心軸C0と左第1追加光の光軸CL1との間に位置するように設定されているので、車両1の旋回に応じて左第2追加光を照射することができる。
これにより、ドライバにとっては、車両1の走行状況に応じた視界を確保することができるようになることで安全性が向上し、また、歩行者や他の車両のドライバにとっても、追加光により当該車両1の進行方向を適切に知ることができるので、更なる安全性が向上に寄与することができる。
また、ヘッドランプ2L,2Rの点灯状態とハンドル角θHとに基づいて近接配光条件が満たされた否かを判定するとともに、遠方配光条件が満たされた否かを判定するので、車両1の走行状況に応じて、よりきめ細やかに追加光の照射を制御することができる。
また、前照灯具2L,2Rの点灯状態と操舵角θHと車速Vsとに基づいて近接配光条件が満たされた否かを判定するとともに、遠方配光条件が満たされた否かを判定するので、車両1の走行状況に応じて、よりきめ細やかに追加光の照射を制御することができる。
また、ドライバの意図が直接入力されるターンスイッチ13の状態に基づいて車両1の進行方向を判定するので、車両1の進行方向を早期に判定することが可能となり、追加光制御の精度を高めることができる。
また、実際のハンドル角θHに基づいて車両1の進行方向を判定するので、車両の進行方向の判定精度を向上させることが可能となり、追加光制御の精度を高めることができる。
また、変速レバー(図示略)がリバースポジションにある場合には、第1フィラメント5L1,5R1および第2フィラメント5L2,5R2の点灯を禁止するので、不要な追加光の照射を避けることができる。
つまり、ハンドルが操作されたとしても、変速レバー(図示略)がリバースポジションにある場合には、第1フィラメント5L1,5R1および第2フィラメント5L2,5R2のいずれも点灯する必要はなく、むしろ、このような場合に点灯するとドライバに違和感を与え、また、車両1周辺の歩行者および他の車両のドライバなどに対して意味もなく眩しさを覚えさせるおそれがある。
このような点を考慮し、変速レバー(図示略)がリバースポジションにある場合には、第1フィラメント5L1,5R1および第2フィラメント5L2,5R2のいずれの点灯も禁止することで、ドライバに違和感を覚えさせるような事態を回避しながら、歩行者および他の車両のドライバなどに意味もなく眩しさを覚えさせるような事態を回避することができる。
また、不要な追加光の照射を避けることで、車両1に搭載された電装系による消費電力量を抑制するとともに、第1フィラメント5L1,5L2および第2フィラメント5L2,5R2の寿命を延ばすこともできる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述の実施形態においては、近接配光パターン制御停止右操舵角閾値θHLoff1を−25度として設定するとともに、また、近接配光パターン制御停止左操舵角閾値θHLoff1を−25度として設定する場合について説明したが、このような場合に限定するものではない。例えば、近接配光パターン制御停止右操舵角閾値θHLoff1を+15〜+45度の範囲のうちのいずれかの角度として設定し、また、近接配光パターン制御停止左操舵角閾値θHLoff1を−15〜−45度の範囲のうちのいずれかの角度として設定するようにしてもよい。
また、制御開始車速閾値Von1、制御停止車速閾値Voff1、制御許可上限車速閾値Voff2、近接配光パターン制御許可上限車速閾値Voff3のそれぞれの車速に関する閾値は、上述の実施形態において、Von1=15km/h,Voff1=5km/h、Voff2=80km/h、Voff3=40km/hとして設定した場合について説明したが、以下の式3に示す関係が成立するように設定するのであれば、上述のような値に設定することを限定するものではない。
off1<Von1<Voff3<Voff2 ・・・(3)
また、制御停止下限右操舵角閾値θHRoffC、制御停止右操舵角閾値θHRoff、制御開始右操舵角閾値θHRon0、近接配光パターン制御開始右操舵角閾値θHRon1、近接配光パターン制御停止右操舵角閾値θHRoff1、ターン連動制御停止右操舵角閾値θHRoffT、ターンスイッチ連動制御開始右操舵角閾値θHRonT、それぞれのハンドル角に関する閾値は、上述の実施形態において、θHRoffC=+10度、θHRoff=+15度、θHRon0=+30度、近接配光パターン制御開始右操舵角閾値θHRon1=+100度、θHRoff1=+25度、θHRoffT=+15度、θHRonT=+20度、近接配光パターン制御開始右操舵角閾値θHRon1=+100度として設定した場合について説明したが、以下の式4〜6に示す関係が成立するように設定するのであれば、上述のような値に設定することを限定するものではない。
|θHRoffC|<|θHRoff|<|θHRon0|<|θHRon1| ・・・(4)
|θHRoffC|<|θHRoff1|<|θHRon1| ・・・(5)
|θHRoffC|<|θHRoffT|<|θHRonT|<|θHRon1| ・・・(6)
また、制御停止下限左操舵角閾値θHLoffC、制御停止左操舵角閾値θHLoff、制御開始左操舵角閾値θHLon0、近接配光パターン制御開始左操舵角閾値θHLon1、近接配光パターン制御停止左操舵角閾値θHLoff1、ターン連動制御停止左操舵角閾値θHLoffT、ターンスイッチ連動制御開始左操舵角閾値θHLonT、それぞれのハンドル角に関する閾値は、上述の実施形態において、θHLoffC=−10度、θHLoff=−15度、θHLon0=−30度、近接配光パターン制御開始左操舵角閾値θHLon1=−100度、θHLoff1=−25度、θHLoffT=−15度、θHLonT=−20度、近接配光パターン制御開始左操舵角閾値θHLon1=−100度として設定した場合について説明したが、以下の式7〜9に示す関係が成立するように設定するのであれば、上述のような値に設定することを限定するものではない。
|θHLoffC|<|θHLoff|<|θHLon0|<|θHLon1| ・・・(7)
|θHLoffC|<|θHLoff1|<|θHLon1| ・・・(8)
|θHLoffC|<|θHLoffT|<|θHLonT|<|θHLon1| ・・・(9)
また、図11のステップS64,S65,S68,S69の説明において述べたように、上述の実施形態においては、追加灯具点灯部8が、第1フィラメント5R1,5L1を点灯させ、その後、既に点灯している第2フィラメント5R2,5L2を徐々に消灯させる場合について説明したが、このような場合に限定するものではない。例えば、追加灯具点灯部8が、第2フィラメント5R2,5L2を点灯させ、その後、既に点灯している第1フィラメント5R1,5L1を徐々に消灯させるように構成しても良い。
本発明の一実施形態に係る車両用追加灯具の点灯制御装置の構成を示す模式的なブロック構成図である。 本発明の一実施形態に係る車両用追加灯具の点灯制御装置における第1光源および第2光源についての構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る車両用追加灯具の点灯制御装置によって照射される追加光を示す模式図であって、車両が比較的曲率半径の小さいカーブを走行する場合を示す。 本発明の一実施形態に係る車両用追加灯具の点灯制御装置によって照射される追加光を示す模式図であって、車両が比較的曲率半径の小さいカーブを走行する場合を示す。 本発明の一実施形態に係る車両用追加灯具の点灯制御装置によって照射される追加光を示す模式図であって、車両が交差点を曲がる場合を示す。 本発明の一実施形態に係る車両用追加灯具の点灯制御装置によって照射される追加光を示す模式図であって、車両が比較的曲率半径の大きいカーブを走行する場合を示す。 本発明の一実施形態に係る車両用追加灯具の点灯制御装置によって照射される追加光を示す模式図であって、車両が比較的曲率半径の大きいカーブを走行する場合を示す。 本発明の一実施形態に係る車両用追加灯具の点灯制御装置の作用を示すメインフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る車両用追加灯具の点灯制御装置の作用を示す第1モードのフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る車両用追加灯具の点灯制御装置の作用を示す第2モードのフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る車両用追加灯具の点灯制御装置の作用を示す第3モードのフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る車両用追加灯具の点灯制御装置の作用を示す第4モードのフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る車両用追加灯具の点灯制御装置の作用を示す第4モードのフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る車両用追加灯具の点灯制御装置の作用を示す第5モードのフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る車両用追加灯具の点灯制御装置の作用を示す第5モードのフローチャートである。
符号の説明
1 車両
2L,2R ヘッドランプ(前照灯具)
3L 左追加灯具(追加灯具)
3R 右追加灯具(追加灯具)
5L1 左第1フィラメント(第1光源)
5R1 右第1フィラメント(第1光源)
5L2 左第2フィラメント(第2光源)
5R2 右第2フィラメント(第2光源)
7 走行状況判定部(走行状況判定手段)
8 追加灯具点灯部(追加灯具点灯手段)
11 車速センサ(車速検出手段)
13 ターンスイッチ(方向指示スイッチ)
12 ハンドル角センサ(操舵角検出手段)
14 シフトレバーポジションスイッチ(変速レバー位置検出手段)
15 ヘッドランプスイッチ(前照灯点灯制御手段)
0 車両前後方向中心軸
R1 第1右方光軸
L1 第1左方光軸
R2 第2右方光軸
L2 第2左方光軸

Claims (10)

  1. 車両の前方に前照光を照射する前照灯具と、
    該車両の右前方および左前方において該前照灯具とは別体に設けられ第1光源と第2光源とをそれぞれ備える右追加灯具および左追加灯具と、
    該車両の走行状況を判定する走行状況判定手段と、
    該走行状況判定手段によって判定された該車両の走行状況に応じて該第1光源および該第2光源のうちいずれか一方を点灯させる追加灯具点灯手段とを備え、
    該右追加灯具の該第1光源によって生じる第1右方追加光の光軸である第1右方光軸が該車両の前後方向中心軸に対して右側に所定角度を成すように設定されるとともに、
    該左追加灯具の該第1光源によって生じる第1左方追加光の光軸である第1左方光軸が該車両の前後方向中心軸に対して左側に所定角度を成すように設定され、
    該走行状況判定手段は、該車両の進行方向を判定するとともに、所定の近接配光条件が満たされか否かを判定し、
    追加灯具点灯手段は、
    該走行状況判定手段によって該車両の進行方向が右方であることが判定され且つ所定の近接配光条件が満たされたと判定された場合に該右追加灯具の該第1光源を点灯させ、
    該走行状況判定手段によって該車両の進行方向が左方であることが判定され且つ該近接配光条件が満たされたと判定された場合に該左追加灯具の該第1光源を点灯させ、
    該右追加灯具の該第2光源によって生じる第2右方追加光の光軸である第2右方光軸が該車両の前後方向中心軸と該第1右方光軸との間に位置するように設定されるとともに、
    該左追加灯具の該第2光源によって生じる第2左方追加光の光軸である第2左方光軸が該車両の前後方向中心軸と該第1左方光軸との間に位置するように設定され、
    該走行状況判定手段は、所定の遠方配光条件が満たされか否かを判定し、
    該追加灯具点灯手段は、
    該走行状況判定手段によって該車両の進行方向が右方であることが判定され且つ所定の遠方配光条件が満たされたと判定された場合に該右追加灯具の該第2光源を点灯させるとともに、
    該走行状況判定手段によって該車両の進行方向が左方であることが判定され且つ該遠方配光条件が満たされたと判定された場合に該左追加灯具の該第2光源を点灯させ、
    該前照光による照射範囲にはくびれ部分が設けられ、
    該走行状況判定手段によって該車両の進行方向が右方であることが判定され且つ該近接配光条件が満たされたと判定された場合に該第1右方追加光が照射される右方近接範囲は、該前照光による照射範囲の該くびれ部分の近傍まで延び、
    該走行状況判定手段によって該車両の進行方向が左方であることが判定され且つ該近接配光条件が満たされたと判定された場合に該第1左方追加光が照射される左方近接範囲は、該前照光による照射範囲の該くびれ部分の近傍まで延び、
    該走行状況判定手段によって該車両の進行方向が右方であることが判定され且つ該遠方配光条件が満たされたと判定された場合に該第2右方追加光が照射される右方遠方範囲は、該右方近接範囲よりも車両前方側まで延び、
    該走行状況判定手段によって該車両の進行方向が左方であることが判定され且つ該遠方配光条件が満たされたと判定された場合に該第2左方追加光が照射される左方遠方範囲は、該左方近接範囲よりも車両前方側まで延びる
    ことを特徴とする、車両用追加灯具の点灯制御装置。
  2. 追加灯具点灯手段は、
    該第1光源を消灯するとともに該第2光源を点灯する場合には、該第2光源を点灯した後に該第1光源を消灯する
    ことを特徴とする、請求項に記載の車両用追加灯具の点灯制御装置。
  3. 追加灯具点灯手段は、
    該第1光源を徐々に消灯させる
    ことを特徴とする、請求項に記載の車両用追加灯具の点灯制御装置。
  4. 追加灯具点灯手段は、
    該第2光源を消灯するとともに該第1光源を点灯する場合には、該第1光源を点灯した後に該第2光源を消灯する
    ことを特徴とする、請求項1〜いずれか1項に記載の車両用追加灯具の点灯制御装置。
  5. 追加灯具点灯手段は、
    該第2光源を徐々に消灯させる
    ことを特徴とする、請求項に記載の車両用追加灯具の点灯制御装置。
  6. 該車両には、該前照灯具の点灯/消灯を切り替える前照灯点灯制御手段と、操舵角を検出する操舵角検出手段とが設けられ、
    走行状況判定手段は、
    該前照灯具点灯手段によって該前照灯具が点灯され且つ該操舵角検出手段によって検出された該車両の操舵角が所定操舵角よりも大きい場合に該近接配光条件が満たされたと判定するとともに、
    該前照灯具点灯手段によって前照灯具が点灯され且つ該操舵角検出手段によって検出された該車両の操舵角が所定操舵角未満である場合に該遠方配光条件が満たされたと判定する
    ことを特徴とする、請求項1〜5いずれか1項に記載の車両用追加灯具の点灯制御装置。
  7. 該車両には、該前照灯具の点灯/消灯を切り替える前照灯点灯制御手段と、操舵角を検出する操舵角検出手段と、該車両の車速を検出する車速検出手段が設けられ、
    該走行状況判定手段は、
    該前照灯具点灯手段によって該前照灯具が点灯され且つ該操舵角検出手段によって検出された該車両の操舵角が所定操舵角よりも大きく且つ該車速検出手段によって検出された車速が所定車速未満である場合に該近接配光条件が満たされたと判定するとともに、
    該前照灯具点灯手段によって前照灯具が点灯され且つ該操舵角検出手段によって検出された該車両の操舵角が所定操舵角未満で且つ該車速検出手段によって検出された車速が所定車速よりも速い場合に該遠方配光条件が満たされたと判定する
    ことを特徴とする、請求項1〜5いずれか1項に記載の車両用追加灯具の点灯制御装置。
  8. 該車両には、該車両の進行方向を示す方向指示器と、該方向指示器による指示方向を切り替える方向指示スイッチとが設けられ、
    該走行状況判定手段は、該方向指示スイッチに基づいて該車両の進行方向を判定する
    ことを特徴とする請求項1〜いずれか1項に記載の車両用追加灯具の点灯制御装置。
  9. 該走行状況判定手段は、該操舵角検出手段によって検出された該車両の操舵角に基づいて該車両の進行方向を判定する
    ことを特徴とする、請求項1〜いずれか1項に記載の車両用追加灯具の点灯制御装置。
  10. 該車両には変速機と、該変速機の変速段を切り替える変速レバーと、該変速レバーの位置を検出する変速レバー位置検出手段とが備えられ、
    該走行状況判定手段は、該変速レバー位置検出手段によって検出された該変速レバーの位置が後退位置であるか否かを判定し、
    追加灯具点灯手段は、該走行状況判定手段によって該変速レバーが後退位置であることが判定されると、該第1光源および該第2光源のいずれの点灯をも禁止する
    ことを特徴とする、請求項1〜いずれか1項に記載の車両用追加灯具の点灯制御装置。
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