JP2510361Y2 - 開閉蓋付時計ケ―スの構造 - Google Patents

開閉蓋付時計ケ―スの構造

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JP2510361Y2
JP2510361Y2 JP1990028414U JP2841490U JP2510361Y2 JP 2510361 Y2 JP2510361 Y2 JP 2510361Y2 JP 1990028414 U JP1990028414 U JP 1990028414U JP 2841490 U JP2841490 U JP 2841490U JP 2510361 Y2 JP2510361 Y2 JP 2510361Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、レジスターリング及び開閉蓋付時計ケース
の構造の関するものである。
〔従来の技術〕
本考案に関する従来技術としては、実開昭60−53082
号公報が挙げられる。
この従来構造は、第7図に示すように、レジスターリ
ング3が装着された胴1に、時計上面を保護するため
の、開閉自在に取り付けられた開閉蓋4とから成る。該
開閉蓋4は、胴1にちょうつがい構造で開閉自在に連結
されている。また、開閉蓋4は、クリックバネ5と一体
の係止バネ5bとの係合により、胴1に対して開くことを
規制されている。また、外部からの操作によって係止バ
ネ5bとの係合が外れて、開閉蓋4は、胴1に対して開く
ようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記の従来の技術においては、クリッ
クバネ5と一体の係止バネ5bによって、開閉蓋4の開閉
の規制と解除ができるのみであり、開閉蓋4を開閉する
時に節度感が無く、かつ節度調整ができなかった。
また、レジスターリング3を回転させると、クリック
バネ5がレジスターリング3と共に回転してしまい、胴
1に対するレジスターリング3の位置決めができなかっ
た。さらに、レジスターリング3を回転させると、クリ
ックバネ5が上下にガタついて、レジスターリング3を
常に安定したトルクで回転させることができなかった。
本考案の目的は、上記の問題点を解決し、レジスター
リングの回転に支障なく、開閉蓋の節度調節機能を有し
た、レジスターリングを備える開閉蓋付時計ケースの構
造を提供するところにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案の構成は、以下の通
りである。
すなわち、胴の上方でかつ時刻表示部の周囲を回転自
在なレジスターリングを有し、かつ前記胴に開閉自在に
取り付けられる開閉蓋を有する時計ケースにおいて、 前記胴の外側に形成された一対のちょうつがい部と、 該ちょうつがい部の間に軸支される連結部を有する前記
開閉蓋と、 前記連結部に形成された節度調節部と、 前記胴と前記レジスターリングとの間に配設され、クリ
ック部及び突出部を有するクリックバネとより成り、 前記クリックバネのクリック部を前記レジスターリング
に当接させて前記レジスターリングの位置決めを行うと
共に、 前記クリックバネの突出部を前記ちょうつがい部の間に
位置させ、 前記突出部を前記節度調節部に圧接させて前記開閉蓋の
開閉時の節度調節を行い、 かつ前記突出部と前記ちょうつがい部の相対する内側面
とで前記クリックバネの回転止めを行っていることを特
徴とする。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を、図面に基づいて詳述する。
第1図は、開閉蓋を閉じていて、蓋開閉バネ部が開閉
蓋が開くことを規制している状態を示す時計ケースの要
部断面図、第2図は、連結部の側面図、第3図は、クリ
ックバネの平面図、第4図は、クリックバネの蓋開閉バ
ネ部の要部斜視図、第5図は、連結部の要部平面図、第
6図は、実施例2に係わる、開閉蓋を閉じていて、蓋開
閉バネ部が開閉蓋が開くことを規制している状態を示す
時計ケースの要部断面図である。
実施例1 時計ケースの胴6の上方の外周に、レジスターリング
8が、回転自在に喰付係合されている。レジスターリン
グ8は、胴6の内側に位置する、図示しない時刻表示部
の周囲を自在に回転する。胴6とレジスターリング8と
の間、詳しくはレジスターリング8の下方に位置して、
胴6の外壁13と内壁14の隙間に、クリックバネ10が配設
される。
クリックバネ10は、図3に示すようにリング状で、4
個のクリック部10aを有する。また、クリックバネ10
は、図3と図4に示されるように、その外周の一部が外
方に突出され、突出部である略矩形の蓋開閉バネ部10b
が形成される。すなわち、クリックバネ10には、クリッ
ク部10aと蓋開閉バネ部10bとが一体に形成されている。
胴6の外側には、一対のちょうつがい部11が形成され
る。ちょうつがい部11の間に、開閉蓋9の一端に形成さ
れた連結部である蓋ちょうつがい部12が軸支され、よっ
て、胴6の外側に開閉蓋9が開閉自在に取り付けられ
る。連結部である蓋ちょうつがい部12は、図1と図2に
示すように、断面略円形の円筒形状である。蓋ちょうつ
がい部12の外面である円筒面が、節度調節部12aとなっ
ている。
このとき、図1に示されるように、クリックバネ10の
クリック部10aが、上方に突き出て、レジスターリング
8の下面に当接し、よって、レジスターリング8の位置
決めを行っている。
一方、クリックバネ10の突出部である蓋開閉バネ部10
bは、胴6の一対のちょうつがい部11の間で、かつ開閉
蓋9の連結部である蓋ちょうつがい部12の下方に位置す
るように配設される。蓋開閉バネ部10bは、蓋ちょうつ
がい部12の節度調節部12aによって下方に撓まされる。
よって、蓋開閉バネ部10bは、節度調節部12aを押し上げ
るように、節度調節部12aに弾性をもって圧接してい
る。これにより、蓋ちょうつがい部12には、蓋開閉バネ
部10bの弾発力が常に加わり、よって開閉蓋9の開閉操
作に適度な節度が付与される。これが、節度調節機能で
ある。本実施例1では、節度調節部12aを円筒面とした
ので、開閉蓋9には常に一定の節度が付与される。した
がって、開閉蓋9が開いた位置、閉じた位置、あるいは
開閉途中のどの位置にあろうとも、開閉蓋9をその位置
に停止させて固定することができる。
また、蓋開閉バネ部10bが、常に節度調節部12aに圧接
しているので、クリックバネ10が上下にガタつくことが
なく、よって、レジスターリング8を常に安定したトル
クで回転させることもできる。
また、クリックバネ10の突出部である蓋開閉バネ部10
bは、図2と図5に示されるように、胴6の一対のちょ
うつがい部11の間に位置しているため、クリックバネ10
が回転すると、突出部である蓋開閉バネ部10bが、ちょ
うつがい部11の相対する内側面に当接するので、クリッ
クバネ10はどちらの方向にも回転しない。よって、レジ
スターリング8を回転させて、クリックバネ10にそれを
回転させる外力が加わろうとも、クリックバネ10がレジ
スターリング8と共に回転してしまうことがない。この
ように、クリックバネ10の蓋開閉バネ部10bによって、
新たな他の部材を付加することなく、胴6に対するクリ
ックバネ10の回転止めを行うことができ、よって、胴6
に対してレジスターリング8を、常に安定して位置決め
させることができる。
以上のように、本考案におけるクリックバネ10の突出
部である蓋開閉バネ部10bは、2つの役割を成す。すな
わち、蓋開閉バネ部10bは、クリックバネ10の上下のガ
タつきを抑制すると同時に、クリックバネ10の胴6に対
する回転止めを兼ねるものであり、レジスターリング8
に安定したトルクによる回転性と、胴6に対する安定し
た位置決めを付与しているのである。
さて、ここまでの説明で明らかなように、本考案にお
いては、クリックバネ10によって、レジスターリング8
の回転機能と、開閉蓋9の節度調節機能が両立される。
しかも、蓋ちょうつがい部12とちょうつがい部11の加工
精度や寸法精度が通常より悪いものでも、開閉時のガタ
が生じないという効果も奏するものである。
実施例2 実施例2は、実施例1において円筒面とした節度調節
部12aを、異なる形状に変えたものである。第6図に示
すように、開閉蓋29の蓋ちょうつがい部22は、略多角柱
の形状であり、蓋ちょうつがい部22の外面である節度調
節部22aには、3つの連続する斜面が形成される。他
は、実施例1と同じである。レジスターリング28の下方
に位置して、レジスターリング28と胴26との間にクリッ
クバネ20が配される。
実施例1と同様に、クリックバネ20の蓋開閉バネ部20
bが節度調節部22aに圧接し、よって節度調節部22aは蓋
開閉バネ部20bより弾発力を受ける。この弾発力は、第
6図に示すように、節度調節部22aの斜面と蓋開閉バネ
部20bとが接面した時は弱まるが、節度調節部22aに形成
された斜面と斜面とをつなぐコーナー部と蓋開閉バネ部
20bとが圧接した時は大きくなる。よって、開閉蓋29を
開閉すると、段階式に節度感が生じる。また、節度調節
部22aの斜面と蓋開閉バネ部20bとが接面した位置におい
て、開閉蓋29を停止させて、その位置に停めることがで
きる。
実施例2においては、節度調節部22aに3つの連続す
る斜面を形成したが、斜面は、複数であればいくつでも
良く、同様の効果を奏する。
また、他にも節度調節部の形状を種々に変化させるこ
とにより、この機能性を保ちながら、様々な節度感を付
与することができる。
〔考案の効果〕
以上の説明で明らかなように、本考案によれば、クリ
ックバネのクリック部をレジスターリングに当接させ
て、レジスターリングの位置決めを行うことができると
同時に、クリックバネの突出部を胴のちょうつがい部の
間に位置させ、かつ開閉蓋の連結部に形成された節度調
節部に突出部を圧接させたので、レジスターリングの回
転に支障なく、かつ何ら他の部材を付加するこなく、開
閉蓋の開閉時の節度調節を自在に行うことができる。よ
って、開閉蓋の開閉操作に自由自在に節度を付与して抑
制でき、開閉蓋の安定感が向上する。
また、クリックバネの突出部を開閉蓋の連結部に形成
された節度調節部に圧接させたことにより、クリックバ
ネが上下にガタつくことがなく、よって、レジスターリ
ングを常に安定したトルクで回転させることができる。
さらにまた、クリックバネの突出部を胴のちょうつが
い部の間に位置させたので、レジスターリングを回転さ
せても、突出部とちょうつがい部の相対する内側面とが
当接して、クリックバネがレジスターリングと共に回転
してしまうことがない。すなわち、胴に対するクリック
バネの回転止めを行うことができ、レジスターリング
を、常に安定して位置決めさせることができる。
以上の如く、他の部材を付加することなく、クリック
バネのみによって、レジスターリングの安定した位置決
め、開閉蓋の開閉時の自在な節度調節ができ、さらには
レジスターリングの安定した回転性をも実現することが
できる。
また、開閉蓋の節度調節部の形状を変化させることに
より、開閉蓋の開閉時の節度感を様々に変化させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は、本考案の実施例1に係わり、第1
図は、開閉蓋を閉じていて、蓋開閉バネ部が開閉蓋が開
くことを規制している状態を示す時計ケースの要部断面
図、第2図は、連結部の側面図、第3図は、クリックバ
ネの平面図、第4図は、クリックバネの蓋開閉バネ部の
要部斜視図、第5図は、連結部の要部平面図、第6図
は、実施例2に係わる、開閉蓋を閉じていて、蓋開閉バ
ネ部が開閉蓋が開くことを規制している状態を示す時計
ケースの要部断面図、第7図は、従来例を示す時計ケー
スの要部断面図である。 6、26……胴 8、28……レジスターリング 9、29……開閉蓋 10、20……クリックバネ 10a……クリック部 10b、20b……蓋開閉バネ部 11……ちょうつがい部 12、22……蓋ちょうつがい部 12a、22a……節度調節部 13……外壁 14……内壁。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴の上方でかつ時刻表示部の周囲を回転自
    在なレジスターリングを有し、かつ前記胴に開閉自在に
    取り付けられる開閉蓋を有する時計ケースにおいて、 前記胴の外側に形成された一対のちょうつがい部と、 該ちょうつがい部の間に軸支される連結部を有する前記
    開閉蓋と、 前記連結部に形成された節度調節部と、 前記胴と前記レジスターリングとの間に配設され、クリ
    ック部及び突出部を有するクリックバネとより成り、 前記クリックバネのクリック部を前記レジスターリング
    に当接させて前記レジスターリングの位置決めを行うと
    共に、 前記クリックバネの突出部を前記ちょうつがい部の間に
    位置させ、 前記突出部を前記節度調節部に圧接させて前記開閉蓋の
    開閉時の節度調節を行い、 かつ前記突出部と前記ちょうつがい部の相対する内側面
    とで前記クリックバネの回転止めを行っていることを特
    徴とする開閉蓋付時計ケースの構造。
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JPS60102691U (ja) * 1983-12-19 1985-07-12 シチズン時計株式会社 時計ケ−スの蓋構造
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