JP2508238Y2 - 冷房機における吸引式ドレン強制排出装置 - Google Patents

冷房機における吸引式ドレン強制排出装置

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JP2508238Y2
JP2508238Y2 JP1991100048U JP10004891U JP2508238Y2 JP 2508238 Y2 JP2508238 Y2 JP 2508238Y2 JP 1991100048 U JP1991100048 U JP 1991100048U JP 10004891 U JP10004891 U JP 10004891U JP 2508238 Y2 JP2508238 Y2 JP 2508238Y2
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suction
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和太郎 大薮
徳男 太田
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Sanki Engineering Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建築物に設置する吸引
式ドレン強制排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、建築物の各階等に設置され
た冷房機によって生じたドレンの排出方式としては、通
常重力を利用する順勾配方式が採用されている関係上、
ドレン排出用枝管が長ければ長い程、各階の構造床と天
井、または床と構造床との間隔を大きくすることなどが
必要となり、建設費が著しく増大するという避けること
のできない難点なり欠点があった。
【0003】そこで、この順勾配方式による難点なり欠
点なりを避ける一つの手段として、建築物の各階等に設
置した冷房機の下方に、図4に示したように、ドレン受
け皿30を配置し、このドレン受け皿30に溜まったド
レンを、ドレン受け皿30の底板に連設したトラップ3
1にストレーナ35を経て流入させ、これによりトラッ
プ31内のフロート32を浮上させて排出口33を開
き、常に真空ポンプ等の吸引機に接続されているドレン
排出用枝管34にて排出し、トラップ31内にドレンが
なくなるとフロート32が沈み、排出口33を閉じるよ
うにした吸引式ドレン強制排出方式ともいうべき吸引式
ドレン強制排出装置(実公昭45−4628号参照)を
開発した。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記の吸引式ドレン強
制排出装置によるときは、前記順勾配方式による難点な
り欠点なりは避け得たるも、トラップ31がドレン受け
皿30の底板に連設されているので、ドレンに混入した
砂等の塵埃がストレーナ35の目詰まりを生じさせるた
め、長時間の使用が不可能となるなどの不都合があっ
た。
【0005】本考案は、かかる不都合に鑑み、ストレー
ナに塵埃等による目詰まりなどを生じさせることなく、
長時間にわたる継続使用可能な吸引式ドレン強制排出装
置の提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案の吸引式ドレン強制排出装置は、建築物の
各階等に設置された冷房機の下方に配置したドレン受け
皿内のドレン排出用のドレン排出用枝管を吸引機に連設
せられたドレン排出用幹管に接続せしめてなる吸引式ド
レン強制排出装置において、前記ドレン排出用幹管に接
続せしめられたドレン排出用枝管の先端部は、中間部に
ストレーナが取付けられていて、前記ドレン受け皿上に
載置可能な如く倒漏斗状のドレン吸込み口となし、また
該ドレン吸込み口の上方の管部内に開閉弁部が装着せら
れた弁は、前記ドレン受け皿内のドレンによって浮上せ
しめられるフロートにて閉成せられるスイッチにより所
要時間作動せしめられる電磁弁または伝動弁となしたと
ころに特徴を有するものである。
【0007】
【作用】ドレン受け皿内に溜まったドレンによって、フ
ロートが所定の高さに浮上せしめられると、このフロー
トによって閉成せられるスイッチにて所要時間作動せし
められる電磁弁または伝動弁が作動し、ドレン排出用枝
管の先端部の倒漏斗状のドレン吸込み口の上方の管内に
装着せられている開閉弁部を開の状態となし、この状態
をしばらく維持することとなる。
【0008】すると、ドレン受け皿内に溜まっているド
レンは、ドレン受け皿上に載置可能な如く倒漏斗状に形
成されたドレン排出用枝管の吸込み口より吸上げられ、
ドレン受け皿の底板より上方に取付けられていて、塵埃
を滞積させることのないストレーナで塵埃が取除かれ、
ドレン排出用枝管を経て吸引機に連設せられたドレン排
出用幹管へと吸引されることとなる。
【0009】そして、所要時間後に電磁弁または伝動弁
は作動を停止し、開閉弁部は閉の状態に戻り、ドレン排
出用枝管を閉鎖することとなる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面によって詳細に
説明することとする。
【0011】図において、1,…は高層の建築物Xの各
階n,…に設置した冷房機を示し、この各冷房機1,…
からは、それぞれドレン排出用枝管2,…が引出され、
該ドレン排出用枝管2,…は一つのドレン排出用幹管3
に接続され、該幹管3は密閉されたドレン収集タンク4
に直結し、該ドレン収集タンク4の上端から引出された
排気管5は排気管7を備えた真空ポンプ6に導かれてい
る一方、ドレン収集タンク4の下端からはドレン廃棄管
8が引出されている。
【0012】ところで、上記真空ポンプ6は、予め定め
られたドレン収集タンク4内の上限と下限の圧力を検出
する圧力検知センサー(図示省略)によって作動せしめ
られ、ドレン収集タンク4内は常時所定の圧力となされ
ており、またドレン廃棄管8には、ドレン収集タンク4
内に収集せられたドレンの上限と下限の水位を検出する
水位センサー(図示省略)によって作動せしめられるド
レン廃棄ポンプまたは弁9が介装せしめられている。
【0013】また、上記各冷房機1としては、図2に示
したように、ケース10内に送風機11と冷水管12を
配し、送風機11からの空気を冷風となしてケース10
の開口部13から室内に送るようにしたものが一般的に
使用され、その冷水管12の外面に付着した凝縮水は、
該冷水管12の下方に配置したそれぞれのドレン受け皿
14に集められるようになっている。
【0014】そして、各ドレン受け皿14上には、図3
に示したように、本考案によって構成せられたドレン排
出用枝管2の先端部が倒立状にそれぞれ載置されてい
る。
【0015】それぞれのドレン排出用枝管2の先端部
は、倒漏斗状をなし、その下縁にはドレン吸込み用切込
み21,…が施され、内部中間部には、この内部中間部
に設けられた環状のストレーナ係止具装着用凹部22に
装着したストレーナ係止具23にてストレーナ24が定
置せしめられたドレン吸込み口20となし、このドレン
吸込み口20の上方の管内に開閉弁部(図示省略)が装
着せられた弁25は、前記ドレン受け皿14内のドレン
によって浮上せしめられるフロート26にて閉成せられ
るヒステリシス特性等を備えたスイッチ27により所要
時間作動せしめられる電磁弁または伝動弁となしてあ
る。なお、図中の28はスイッチ27を保持し、かつフ
ロート26の上下動用ガイドを兼ねた固定位置調整可能
な支持体である。
【0016】本考案になる冷房機における吸引式ドレン
強制排出装置は、上述の如く構成されているので、真空
ポンプ6を作動状態におき、個々の冷房機1を作動せし
めれば、その下方にそれぞれ配置されたドレン受け皿1
4内には、それぞれドレンが溜まることとなる。
【0017】そして、それぞれのドレン受け皿14内に
溜まったドレンは、それぞれフロート26を浮上せし
め、各別にスイッチ27を閉成せしめることとなる。閉
成せしめられたそれぞれのスイッチ27は、このスイッ
チ27が設けられた弁25を作動させ、ドレン排出用枝
管2の先端部の管内に装着せられた開閉弁部を所要時間
開の状態となすをもって、ドレンは倒漏斗状のドレン吸
込み口20から強制的にドレン排出用枝管2内へと、ス
トレーナ24で砂等の塵埃が取除かれながら吸上げら
れ、ドレン排出用幹管3で集められてドレン収集タンク
4内に収集され、このタンク4内に収集されたドレンは
ドレン廃棄管8で廃棄されることとなる一方、この吸引
によりドレン受け皿14内に溜まったドレンの水位が下
り、所要時間経過後には、開閉弁部は閉状態となる。
【0018】上記の動作は、各冷房機1毎に繰り返し行
われるが、ドレンはストレーナ24の下から吸い上げら
れるので、この種在来のものと異なり、ストレーナ24
に砂等の塵埃が付着することなく、ドレン中へと戻すこ
ととなるをもって連続した長期運転が可能となった。
【0019】
【考案の効果】以上の記載から明らかなように、本考案
によれば、冷房機で生成せしめられたドレンに砂等の塵
埃が多少混入したとしても、これがこれを濾過するスト
レーナに滞積したり、滞積して目詰まりを生じたりする
ことが皆無となりたるをもって、長時間にわたっての継
続使用可能な吸引式ドレン強制排出装置の提供が可能と
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案になる冷房機における吸引式ドレン強制
排出装置の一実施例が設置された建築物説明用の一部概
略図である。
【図2】本考案になる冷房機における吸引式ドレン強制
排出装置のドレン排出管の一実施例が配装された冷房機
の一例を示した概略図である。
【図3】本考案になる冷房機における吸引式ドレン強制
排出装置の一実施例の要部説明用概略図である。
【図4】従来の冷房機における吸引式ドレン強制排出装
置の一例説明用の概略図である。
【符号の説明】
X 建築物 n 各階 1 冷房機 2 ドレン排出用枝管 3 ドレン排出用幹管 4 ドレン収集タンク 5,7 排気管 6 真空ポンプ 8 ドレン廃棄管 9 ドレン廃棄ポンプ 10 ケース 11 送風機 12 冷水管 13 開口部 14 ドレン受け皿 20 ドレン吸込み口 21 ドレン吸込み用切込み 22 ストレーナ係止具装着用凹部 23 ストレーナ係止具 24 ストレーナ 25 弁 26 フロート 27 スイッチ 28 支持体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物の各階等に設置された冷房機の下方
    に配置したドレン受け皿内のドレン排出用のドレン排出
    用枝管を吸引機に連設せられたドレン排出用幹管に接続
    せしめてなる吸引式ドレン強制排出装置において、前記
    ドレン排出用幹管に接続せしめられたドレン排出用枝管
    の先端部は、中間部にストレーナが取付けられていて、
    前記ドレン受け皿上に載置可能な如く倒漏斗状のドレン
    吸込み口となし、また該ドレン吸込み口の上方の管部内
    に開閉弁部が装着せられた弁は、前記ドレン受け皿内の
    ドレンによって浮上せしめられるフロートにて閉成せら
    れるスイッチにより所要時間作動せしめられる電磁弁ま
    たは伝動弁となしたことを特徴とする吸引式ドレン強制
    排出装置。
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