JP2508221Y2 - 遊星歯車機構を使用した回転駆動装置の改良構造 - Google Patents

遊星歯車機構を使用した回転駆動装置の改良構造

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JP2508221Y2
JP2508221Y2 JP1988013593U JP1359388U JP2508221Y2 JP 2508221 Y2 JP2508221 Y2 JP 2508221Y2 JP 1988013593 U JP1988013593 U JP 1988013593U JP 1359388 U JP1359388 U JP 1359388U JP 2508221 Y2 JP2508221 Y2 JP 2508221Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、チェーンあるいはロープなどを巻取るスプ
ロケットホイールや、回転ドラムなどの回転体を回転駆
動する駆動装置の改良構造に関し、さらに詳しくは遊星
歯車機構を回転体に内蔵し、全体構造をコンパクトにし
た回転駆動装置の改良構造に関する。
(従来技術) 一般的に、チェーンやロープなどは、スプロケットホ
イールや回転ドラムなどの回転体により駆動するように
なっている。
従来の回転体の駆動機構としては、第5図及び第6図
に示す如く、駆動源であるギヤードモータ41などと、回
転体であるスプロケットホイール42などとがそれぞれ独
立して配置され、両者を第5図に示すような軸継手43ま
たは第6図に示すようなチェーン44などの回転伝達機構
により連結し、駆動源の回転を減速して回転体に伝達し
ていた。
また、クローラ車両において、入力軸の回転を遊星歯
車減速機構により減速し、該遊星歯車減速機構の内歯歯
車の減速回転を出力回転として取り出すようにした減速
機構も公知である(実開昭62-112349号公報参照) この公知の装置では、遊星歯車減速機構の内歯歯車を
車両のハブとし、該ハブの回転をスプリケットを介して
取り出すようにしている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記第5図及び第6図で示す従来技術
では、減速機構および回転伝達機構を回転体の外側に別
途取付ける構造としているため、装置全体が大きいスペ
ースを必要とする上、これらの構成が支障と成って回転
体回りのレイアウトを困難としていた。
また、実開昭62-112349号公報に示された従来公知の
技術によると、車台からハブが突出して設置されている
ので、車両の重量やスプロケットによる伝達力が該ハブ
に片持状に作用するものとなっている。
そこで、本考案の目的は、上記欠点を改善し、回転体
に減速機構を内蔵させることにより簡単な構造で回転体
駆動機構の小型化、軽量化を達成すると共に、外部荷重
を回転体だけで受けるようにして減速機構に負担がかか
らないようにすると同時に、該外部荷重を両持状に支持
させるようにした回転駆動装置の改良構造を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 本考案の特徴とする構成は以下のとおりである。
即ち、駆動源からの回転を減速してスプリケットホイ
ール或いは回転ドラムなどの回転体に伝達する遊星歯車
機構を使用した回転駆動装置において、 前記回転体を覆い、外周面の一部が切り欠かれ、基台
に固定された固定ケースと、 該固定ケースの一方側に固定された駆動源と、 前記回転体に内蔵され、入力軸に偏心体を介して装着
された外歯歯車と、該外歯歯車と噛合する入力軸と同芯
の内歯歯車とから成る減速機構と、 前記減速機構を挟んで両側の前記ケースと前記回転体
との間に設けられ、前記回転体を支持する軸受と、 からなる遊星歯車機構を使用した回転駆動装置の改良構
造。
(実施例) 以下に、本考案に係る回転駆動装置1の一実施例を第1
図乃至第4図により説明する。
基台2に、回転体であるスプロケットホイール3を支
持する固定ケース4が、ボルト5により固定されてい
る。この固定ケース4はスプロケットホイールを覆い、
その外周面の一部が切り欠かれており、この切り欠き部
4aからスプロケットホイール3の一部は突出している。
このスプロケットホイール3には、第2図に示すように
エンドレスのチェーン6が巻掛けられ、該チェーン6は
前記切截部4aを貫挿して図示しない被動機に巻掛けられ
ている。前記固定ケース4の一方側には、駆動源である
モータ7が固定されている。また、固定ケース4の他方
側には、ブレーキ8が装着されている。なお、モータ7
とブレーキ8とを逆の配置としてもよい。
前記スプロケットホイール3は、内カバー9と外カバ
ー10及び該内カバー9と外カバー10の外周に装着したス
プロケット11とにより構成されている。このスプロケッ
トホイール3の内カバー9と外カバー10に挟まれて、後
述する減速機構17の内歯歯車26が配置されている。この
内歯歯車26と内カバー9、外カバー10とは押え板12を介
してボルト13により固定され、この押え板12とスプロケ
ット11とはボルト14により固定されている。
内カバー9と外カバー10とはスプロケット11の内周に
接して設けられており、この内カバー9及び外カバー10
と固定ケース4との間には二個の軸受15、16が設けられ
ている。これにより、スプロケットホイール3は、固定
ケース4に回転可能に支持された構造になっている。前
記軸受15、16は、スプロケットホイール3に内蔵された
減速機構17を挟んで両側に位置されている。即ち、軸受
15は内カバー9と固定ケース4との間に設けられ、軸受
16は外カバー10と固定ケース4との間に設けられてい
る。
前記減速機構17は、サイクロ減速機(登録商標)とし
て公知の遊星歯車減速機構である。
第4図を併せて参照して、この遊星歯車減速機構につ
いて説明する。
この遊星歯車減速機構は、モータ7に接続された入力
軸18から入力される回転を減速してスプロケットホイー
ル3に伝達するものである。
即ち、入力軸18に、所定位相差(この例では180°)
をもって偏心体191、192が設けられている。それぞれの
偏心体191、192は、コロ20を介して外歯歯車211、212
接している。
外歯歯車211、212には内ローラ孔22が複数設けられ、
内ピン23及び内ローラ24が嵌入されている。ここで、内
ローラ24は省略可能である。
外歯歯車211、212の外周には、トロコイド歯形や円弧
歯形などの外歯25が設けられている(第4図参照)。こ
の外歯25は、内歯歯車26に設けられた外ピン27からなる
内歯と内接噛合している。
前記内ピン23は、前記固定ケース4に取付枠28を介し
て固着または嵌入されている。
以上のように構成された、遊星歯車減速機構の作用は
次のとおりである。
入力軸18の一回転が偏心体191、192の一回転となる
が、外歯歯車211、212は内ローラ孔22と内ピン23とによ
り自転を拘束させており、入力軸18の回転をうけて外歯
歯車211、212は揺動回転させられる。そのため、外歯歯
車211、212の歯数と外ピン27の本数(歯数)とが差が一
個の場合、入力軸18の一回転により外歯歯車211、212
外歯25と内歯歯車26の内歯である外ピン27とが、内歯歯
車26の一歯分だけ噛合変位する(ずれる)。したがっ
て、入力軸18の一回転は内歯歯車26の1/歯数に減速さ
れ、内歯歯車26の回転として取出される。この内歯歯車
26の回転を直接スプロケットホイール3などの回転体の
回転として取出す。
前記入力軸18は二個の軸受15、16を介して内カバー9
と外カバー10とに支持されている。そして、入力軸18
は、一方では軸継手29を介してモータ7に連結され、他
方ではブレーキ8に連結されている。
このブレーキ8は、本実施例では、第3図に示すよう
に、摩擦板式となっている。即ち、入力軸18の延長端に
外周にスプライン30を有する回転軸31が固定され、スプ
ライン30に摩擦板32が軸方向に移動可能に係合してい
る。ブレーキケーシング33には、前記摩擦板32を挾んで
固定板34と可動板35が設けられている。この可動板35
は、ばね36によって常時摩擦板32を固定板34との間に挾
み付ける(ブレーキする)ように付勢されており、かつ
ソレノイド37を励磁することによってブレーキを解除す
るようになっている。
上述のように構成された本実施例の作用を以下に説明
する。
モータ7の回転は、入力軸18を解して減速機構17に伝
達され、該遊星歯車減速機構により減速された出力回転
は内歯歯車26からスプロケットホイール3に伝達され、
スプロケットホイール3は所定の減速比に減速されて回
転する。スプロケットホイール3の回転を停止させると
きは、ソレノイド37を消磁してばね36により可動板35を
作動させ、摩擦板32を可動板35によって固定板34に圧接
させることにより行わせる。
なお、図示の実施例ではソレノイド37への通電を遮断
する(消磁)ことにより、可動板35がばね36により固定
板34側に移動するようになっているが、その反対にソレ
ノイド37の励磁により可動板35を固定板34側に移動させ
るようにしても良いことは明らかである。
上記実施例において、ブレーキ8に加え、タコメータ
のピックアップや発電機を装着しても良い。
(考案の効果) 上記のように構成され、作用する本考案の効果を挙げ
ると次のとおりである。
一部が切り欠かれた固定ケースによって回転体を覆
い、かつ該回転体を減速機構の両側で軸受を介して固定
ケースに支持させるので、回転体を回転ケースによって
両持状に支持する構造となり、全体として荷重伝達が安
定し、減速機構に無理な力が作用しない。このため、減
速機構自体を強度面から補強する必要がなくなり、全体
構造を小型かつ軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の正面の断面図である。 第2図は、第1図の側面図である。 第3図は、第1図のブレーキ部分の拡大図である。 第4図は、第1図のA−A断面図である。 第5図は、従来公知の回転駆動機構を示す平面図であ
る。 第6図は、別の従来公知の回転駆動機構の平面図であ
る。 (符号の説明) 1:回転駆動装置、18:入力軸191、192:偏心体、20:コロ 211、212:外歯歯車、22:内ローラ孔、23:内ピン、24:
内ローラ 25:外歯、26:内歯歯車、27:外ピン、3:スプロケットホ
イール 4:固定ケース、4a:切り欠き部、6:チェーン、7:モータ 8:ブレーキ、9:内カバー10:外カバー、15:軸受、16:軸
受 17:減速機構、28:取付枠、30:スプライン、31:回転軸、
32:摩擦板 34:固定板、35:可動板、36:ばね、37:ソレノイド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動源からの回転を減速してスプロケット
    ホイール或いは回転ドラムなどの回転体に伝達する遊星
    歯車機構を使用した回転駆動装置において、 前記回転体を覆い、外周面の一部が切り欠かれ、基台に
    固定された固定ケースと、 該固定ケースの一方側に固定された駆動源と、 前記回転体に内蔵され、入力軸に偏心体を介して装着さ
    れた外歯歯車と、該外歯歯車と噛合する入力軸と同芯の
    内歯歯車とから成る減速機構と、 前記減速機構を挟んで両側の前記ケースと前記回転体と
    の間に設けられ、前記回転体を支持する軸受と、 からなることを特徴とする遊星歯車機構を使用した回転
    駆動装置の改良構造。
JP1988013593U 1988-02-05 1988-02-05 遊星歯車機構を使用した回転駆動装置の改良構造 Expired - Lifetime JP2508221Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4795409B2 (ja) * 2008-09-08 2011-10-19 ナブテスコ株式会社 偏心揺動型減速機
JP2018127183A (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 株式会社 神崎高級工機製作所 クローラ駆動装置及びクローラ式走行装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60226381A (ja) * 1984-04-24 1985-11-11 ヤマハ発動機株式会社 チエン駆動式車両の制動デイスク取付構造

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